日本史跡研究会 日々の徒然~埋もれた歴史を訪ねて~

日本各地の埋もれた史跡などをご紹介致します。また、日本史跡研究会の活動についてもご紹介しております。

下遠原遺跡(群馬県渋川市)

 

  【 下遠原遺跡 】

 

   所在地: 渋川市北橘町真壁字下遠原246ー1

 

 

 平成3年(1991)、歴史民俗資料館及び農産物直売所建設に伴い、渋川市教育委

員会によって発掘調査が実施された。

 

 その結果、縄文時代前期から中期、弥生時代から古墳時代前期の集落遺構が確認され

ました。

 

 現在、渋川市北橘歴史資料館が建つ地が「下遠原遺跡A・C区」であり、今回紹介す

るのはこの調査区だけの話であるので御了承いただきたく存じますm(__)m

 

 ※ 「渋川市北橘歴史資料館」を紹介した記事はこちら

 

nihonshiseki.hatenablog.com

 

 資料館脇に遺跡案内板が立つほか、同敷地内に縄文時代の竪穴住居が復元されてお

り、住居内には「小室敷石住居跡」が実物大で復元されています。

 

 

 「小室敷石住居跡」に関しても以前ブログに更新していましたね。

 

nihonshiseki.hatenablog.com

 

 

 渋川北橘歴史資料館を見学した際に、遺跡包括地であることを知ったのはかなり前の

話。ブログ未更新だったので、今回紹介してみました(^^♪

 

 なお、発掘調査担当者は【しぶかわ城跡探訪の会】事務局長なのでありましたとさ。

 

 (参考資料)

   現地案内板

意外と遠かった💦神流町💦 ~ちょっこっと踏査~

 

 昨晩は委託会社の新社長就任祝い㊗にお呼ばれ。偉い方々を前に日本酒を呑んだの

で?二日酔い気味(>_<)

 

 そんな中・・・本日も朝からお仕事に従事。早く終わったものの思いがけないトラブ

ルも発生し、その対処に追われることに。

 

 ようやく落ち着いたのは正午前。よせばいいのに、ここからちょっこっと踏査しよう

群馬県神流町まで。

 

 目的は「道の駅 万葉の里」。当然ながら母も同伴。そういえば今日は母の日だったわ

い(+_+)

 

 その道中、「道の駅 上州おにし」に立ち寄って

 

  🔵 譲原石器時代集落跡       藤岡市譲原字屋敷

  🔵 譲原石器時代住居跡

 

    以前も訪れていたが・・・ブログ未更新物件だった(気がする)ので。

 

                              を確認。

 

 ここからの道のりが意外と遠かった💦下久保ダムをぐるっと巡り(ダム貯水率はかな

り低く、この夏の渇水が心配されるほどでした)出発から1時間超で目的地「道の駅 万

葉の里」に到着。

 

 午後1時過ぎということで目ぼしいブツはないけれど、名物の豆腐はしっかり購入。

 

 でっ、帰路には、

 

  🔵 原古墳        藤岡市鬼石

 

    国道462号鬼石橋架け替えに伴い、コンビニ脇に移築された円墳。

    この古墳も以前踏査しているが未更新なので。

 

                               をば。

 

 軽い気持ちで神流町を目指したわけだが・・・県内といえども意外と遠かったわぁ💦

今夜もいろいろやることがあるけれど、少しは早めに身体休めないとなぁと思っていま

す。まだまだ倒れるわけにはいきませんからねぇ💦

日本民藝館 企画展『朝鮮民族美術館設立100年記念 柳宗悦と朝鮮民族美術館』が開催されます!

 

 令和6年(2024)6月15日(土)~8月25日(日)、東京都目黒区駒場にあ

る「日本民藝館」において、企画展『朝鮮民族美術館設立100年記念 柳宗悦と朝鮮民

族美術館』が開催されます。

 

 

 令和6年(2024)は、朝鮮時代の工芸の美をいち早く見出し、ソウル(当時の京

城)に朝鮮民族美術館を柳宗悦が浅川伯教・巧兄弟とともに設立してから100年の節

目を迎える年にあたります。

 

 朝鮮民族美術館は、芸術こそ日本と朝鮮の心を一つにするという信念のもと、評価の

低かった朝鮮工芸を柳宗悦が蒐集し、朝鮮民族による美を示すために設立されました。

 

 今回の企画展では、朝鮮民族美術館旧蔵品に加え、旧柳宗悦コレクションを併せて展

示し、日本・朝鮮両国の心を結びつけた稀有な美術館の意義を改めて問い直すというも

のです。

 

 是非、この機会に「日本民藝館」に足をお運びいただき、貴重な美術工芸品を間近で

鑑賞してみては如何でしょうか。

 

 なお、館内は一部を除き写真撮影は禁止🚫となっております。また展示品はもとより

展示棚に触れませんようお願い致しますm(__)m

奈良学友会関東支部 神奈川ブロック主催「秋葉山古墳群と相模国分寺を巡る」見学会が開催されます!

 

 さて、新年度に入りまして・・・奈良学友会関東支部神奈川ブロック主催の見学会

秋葉山古墳群と相模国分寺を巡る」が、来たる6月2日(日)に開催されるとの情報

が入りましたのでご案内致しますm(__)m

 

 相鉄本線かしわ台駅に午後1時に集合して、海老名市の「秋葉山古墳群」&「相模

国分寺」を踏査するとのこと。

 

 参加費は¥500で、奈良学友会会員とその家族はもちろん、知人・現役生も参加可

能です!!

 

 以下に詳細をば。

 

 

 申込期限は5月15日(水)とのことですので、参加希望の方はメールでお申し込み

いただければと思いますm(__)m

 

 皆様の御参加をブロックリーダーの小原さんとともに、某も心よりお待ちしておりま

するぅm(__)m

そば処 富永(新潟県魚沼市)

 

  【 そば処 富永 】

 

   所在地: 魚沼市小出島595-5

 

 

 JR小出駅にほど近い「そば処 富永」。知る人ぞ知る蕎麦の名店です。

 

 御多分に漏れず💦💦小出駅前もシャッター街になりつつありますが、「そば処 富

永」はお昼時には既に何組も入店待ちするほどの盛況ぶりでした。

 

 名物「へぎ蕎麦」非常に美味しゅうございました。

 

           ( へぎ蕎麦 写真は2~3人前 )

 

 鴨つけ汁は別途注文しましたが、見る見るうちに蕎麦は無くなり💦💦追加注文して

も良い勢いでした。

 

 それだけではありません!! 一品料理も逸品!! 鴨焼き、だし巻き卵など絶品で

ありました(^^♪

 

 魚沼市で素晴らしい名店を発見です。是非、魚沼市を訪れた際はお試し頂ければと思

いますm(__)m

西条・岩船遺跡群(長野県中野市)

 

 【 西条・岩船遺跡群 】

 

           所在地: 中野市岩船、西条

 

 

 大正15年(1926)、小林一美氏がこの附近の畑から出土した埋納銭容器を発見

しています。

 

 この埋納銭容器は珠洲焼の甕で、器高は43㎝、口縁部を欠く状態で出土し、中には

94㎏の埋納銭が収納されていました。

 

 平成元年(1989)、中野市教育委員会による発掘調査が実施された際には、縦3

3㎝、横43㎝、深さ21㎝の木箱の中から34,000枚(52種類)の埋納銭が緡

(100枚毎に紐を通したもの)状態で出土しています。

 

 さらに平成7年(1995)、中野市教育委員会による発掘調査が実施された際に

は、8600枚(57種類)の埋納銭が入った珠洲焼の甕が出土しています。

 

 銭は鋳造された年は記録から判明しており、「西条・岩船遺跡群」出土の埋納銭でも

っとも新しいものは、元王朝で1310年に鋳造された至大通宝。鋳造輸入されて日本

で流通するまでのタイムラグを考慮すれば14世紀前半から半ば(鎌倉末期から南北朝

時代)ころと推察され、全国的に最も埋納銭が盛んに行われた時期と重なっている。

 

 埋納銭はいつでも取り出せるように埋めたもので、戦乱が相次いだ中世においては、

財産を一時的に備蓄したものの、何らかの事情で掘り出されなかったものと考えられま

す。この地は「岩船氏居館跡」ともされていますから、それが関係しているものと思わ

れます。

 

nihonshiseki.hatenablog.com

 

 

 何の遺構も残されていない中世城館跡として訪れるよりも、「西条・岩船遺跡群」と

して訪れるのも良いかと思います。いずれにせよ、案内版(埋納銭及び埋納銭容器とし

て)があるのみですが💦

 

 (参考資料)

   現地案内板

清水川辺神社(新潟県魚沼市)

 

  【 清水川辺神社 】

 

   所在地: 魚沼市小出島659

 

 

 拝殿は木造平屋建て、入母屋造銅板葺、正面千鳥破風付、平入、桁行三間正面一間唐

破風向拝付。

 

 本殿は一間社流造銅板葺。

 

 創建年代は不明であるが、延長5年(927)に編纂された『延喜式神名帳』に記載

されていることから、それ以前に創建されていたことは明らかである。

 

 古くから小出郷総鎮守として、地域の人々の信仰を集め、いつの頃かは不明です

が・・・、信濃國一宮・諏訪大社の御祭神である建御名方命が勧請され、諏訪神社と呼

ばれるようになったという。

 

 明治11年(1878)、現在地に鎮座することとなり、周辺が川に囲まれ水と強く

関わったことから、社号を清水川辺神社と改めている。

 

 

 清水川辺神社境内に史跡「戊辰戦争懐旧碑」があるとのことだったが・・・、境内に

は見当たらず💦💦その後の周辺の踏査で無事発見しました。

 

 せっかくなので、「清水川辺神社」も更新した次第ですが・・・、御朱印もらうこと

を失念(>_<) また改めて訪問したいと思います。

 

 (参考資料)

   現地案内板