Pinterestのアカウントは分けよう
最近Pinterestのアカウントを分けた。
かなり昔に立ち上げてから、ほぼエロ画像収集マシーンと化していた。
日本では目立ったビジネス使用事例は多くないが、Miroなどのオンラインボード活用が当たり前になれば、事例集めやアイデア集めにPinterestが使用されるケースも増えてくるだろう。
そうなった時に、萌え絵や大量の宇垣美里の写真が出てしまっては困る。
公私をあまり分けずに個性を売っていこうなんてことも考えていたが、世の中そんなに甘くない。第一印象は大事だ。
クローズドな環境を作り、そこで自由にやる。そして、そこから皆の前にさらけ出せるものがあれば、また作り直して出せば良い。
ブログも似たようなもので、まずは自由にできる環境が必要だったりする。
Twitterもそうだが、環境を分けることで公の方がすっきりしてより外へ見せやすくなる効果もある。
結果Privateな方のPinterestは、これまで以上に自由にボードを作ってエロいものを集められるようになりました。逆にPublicな方はビジネスアイデアとか自分の趣味的なものから出しても恥ずかしくないもの(軽蔑されないもの)に絞って集めていく感じにしました。
SNSとの付き合い方に戸惑っている方がいれば、試してみてください。
まずクローズドなアカウントを作って、そこでやる。そこから切り出してオープンにすると面白そうなものがあれば、パブリックなアカウントを作って少しずつはじめていく。
隠さなければいけないものが無い人なんて、きっと面白くない人だよ。うん。
では。
「願いごと手帖」で達成感を無駄にせず、自己肯定感を養う
最近また願いごと手帖なるものをつけ始めた。
ももせいづみさんが紹介されている手帖術で、「叶ったら良いな〜」と思っていることを書き出していくというもの。
2015年くらいまで続けていたのだが、知らぬ間に習慣から抜け落ちてしまっていた。それを最近また始めたのだが、これは精神衛生上とても良い習慣であると言える。
自分の願望を可視化できる
まず自分の願望を書き出すことで、それらを客観的に眺めることができる。頭の中でモヤモヤして決められない方向が、淡々と書き出すことで優先度付けされていく。
例えば今期の目標を立てる必要がある場合、吐き出された願望を今期中にできそうなレベルに分解して書き出していけば概ね整理できてくる。
例えばやることがいっぱい過ぎて気持ちが落ち着かない場合、達成した後の姿を想像して書き出せばゴールが可視化される。ゴールが可視化されれば、そのために今やるべきことの優先度付けも感覚的にできるようになってくる。
これはGTDでいうところの「高度」を見極める作業に近しい。
そういった、自分と向き合いビジョンを研ぎ澄ませていく時間として、この習慣は機能する。
成長を実感できる
また、過去書き出した願望(願いごと)をぱらぱら見返しつつ、叶ったものには日付とコメントを入れていく。そうしてみると、過去の自分が切望していた何かは、意外と既に手元にあったりする。そういった繰り返しをしているうちに、自分も結構頑張ってるんだなと思うことができる。
ここで大事なのは書かなければどうなるか?ということだ。書かなくてもその願いは達成されていたかもしれないが、達成したということを確認するステップが抜け落ちてしまう。
願いごと手帖はただ時系列に書いて適当に振り返るというラフな方法で、この確認ステップが発動する機会を与えてくれる。
自己肯定感が上がる
自分のやりたいことを可視化し成長が実感できると、自己肯定感が上がってくる。何でもない世の中だが、自分はそこそこやっている、欲しいものも少しずつだが手に入っているということを脳が覚えていくのだ。
自己肯定感が上がると、悩む時間を減らせる。悩む時間を減らせると、行動に充てられる時間が増える。
結局はやらないと何も生まれないので、「やる」に充てる時間を増やすという意味では、スピリチュアルなものを得るというよりはタスク管理や自己管理の無駄を減らすための精神研磨のようなものだと捉えれば良い。
そして最後に言っておきたいのは、行動が増えると達成できることが増え、達成したことが増えるとそこからまた上位の願いごとが自然と生まれてくるということだ。
願いごと手帖はそんな良い行動循環を作り出せるシンプルかつ楽しい習慣の一つとしておすすめしたい。
YouTubeの高級サブスク「YouTube Premium」を試してみた
3ヶ月無料とあったので、YouTube Premiumの無料試用期間を試している。
結論からいうと、はじめ一ヶ月くらいは感激して使っていたが、その後から全く使わなくなった。今日はその過程を簡単に紹介しようと思う。
YouTube Premiumとは
YouTube PremiumとはYouTubeが提供する有料サービスで、月額1,180円であのうざいYouTubeの広告を無くし、ダウンロードしてのオフライン再生を提供し、更にバックグラウンド再生にも対応するといったサービスだ。
他にもYouTube Originailsでオリジナル番組を視聴したり、Google Play Musicで3,500万曲を超える楽曲が聴けるようになったりもするみたいです。
付帯するサービスを見ると一見すごいように見えますが、概ね下記3点が今回気付いたデメリットというか、必要では無い理由です。
- 他動画サービスの充実による相対的なYouTube Originailsの価値の低さ
- オフライン再生時のがっかり感
- 他音楽サービスにUI面で劣る
順に説明します。
他動画サービスの充実による相対的なYouTube Originalsの価値の低さ
YouTubeにとってYouTube OriginalsはNetflixやHuluなどの他動画サービスへの対抗であったのだろうが、それらのサービスを差し置いてまでYouTube Originalsに傾倒するほど魅力的な動画コンテンツは無かった。
私はPrime VideoとDAZNを主に視聴しているのだが、そもそもこれらの視聴時間でもう手一杯である。ここにテレビ録画も入ってくるから、更に時間が無い。しかも今は金銭的理由から解約しているが、Prime Videoに追加費用を払う形でdアニメも見れるようになったから、
- ドラマやアニメはPrime Videoで見る
- サッカーはDAZNで見る
という構図が既にできていると、もう立ち入る隙が無い。あるとすればPrime Videoに無いドラマや映画コンテンツだが、この点ではおそらくNetflixに軍配が上がるのだろう。単純なコンテンツの魅力として、YouTube Premiumはまだまだの印象を受けた。
オフライン再生時のがっかり感
個人的にはこれが結構大きくて、端的にいうとコメント機能が無い。なんだそれだけかと思われるかもしれないが、コメント機能の無いYouTubeはただのクソ動画の集まりである。
これはYouTube Premiumを使い始めてはじめて分かったことだが、YouTube動画の楽しみ方としてまず概要欄とコメント欄を見てその動画が何たるやを確認する習慣ができてしまっている。そのため、コメント欄が無いとその動画がそもそも見るに値するのか、そうでも無いコンテンツなのかの判別ができないのだ。
判別ができない状態でとりあえずダウンロードすると、見たいか見たくないかも分からないコンテンツが山のように積もっていくことになる。これがPrime Videoのような製作者が作ったコンテンツを集めたプラットフォームであれば良いのだが、いかんせんYouTubeは素人が作った動画が大半を占めるプラットフォームである。そういった場所において、想像していた以上にコメント機能が取捨選択の役割を果たしていたということが今回の試用で分かった。
他音楽サービスにUIで劣る
最後は音楽についてだが、これは結構利用した。ダウンロードしてバックグラウンド再生もできるとなると、YouTubeが丸ごと自分の音楽ライブラリになるような感覚だ。
ただ音楽についてはやはりその専門家がいる訳で、少しSpotifyを触っただけですぐそちらに移行する結果となった。
基本的にはiTunesに音楽を集めて聴いているのだが、ライトに新しい音楽との出会いを求めるといった用途では、Spotifyに圧倒的な価値を感じる。というのも、YouTubeはそもそも動画サイトであり、音楽というコンテンツを管理するような構造化がされていないからではないかと思う。
音楽を構成する要素としては、歌手名や曲名、アルバム名、アルバムの出版年など、我々が昔からiTunesで編集してきたようなデータの持ち方が必要である。対しYouTubeは、動画初のプラットフォームのため、そのような構造を本質的には持っていない。この点が大きく作用し、例えばプレイリストを組んだりお気に入りの楽曲を集めたり、レコメンドから新しいアーティストを発掘したりといった点においては、単純にSpotifyやApple Musicの方が今後の発展性も踏まえて期待できるのではという感じを持った。
YouTube Premiumの未来はどこにあるか
というのが2ヶ月試用した雑感だが、ではYouTube Premiumの未来はどこにあるのか。おそらくそれは戦略の部分にあって、広告削除とオフライン再生とオリジナルコンテンツをまとめて1,180円という今や動画サービス界では高値でパッケージ売りしてしまった点に失敗があると思う。
今後は広告削除のみのプランや、オフライン再生のみのプランなど、ニーズが高い部分に特化したプラン設計をすることで一定の価値を感じられるようになるのだと思う。
ただここが難癖で、YouTubeの収益構造は完全に広告である。となるとシンプルに広告削除で安いプランを出すわけにもいかず、「広告を削除されても元が取れる価格設定」ということでこのようなパッケージ売りとなったのではないかとも思える。
あと方向性としてあるのは、やはりUI改善かな。Apple TVにしてもiPhoneにしてもまだまだ使いづらい点があり美しさに欠ける部分も多数あるため、今後の改善に期待したい。
余談
Spotifyがめちゃくちゃ良いことを今更知ったので、こちらもまたサブスクを試してみようかな。
結局こいつが最強。
2020年1月のツイート振り返り
2020年1月の自身のツイートをただだらだら振り返る記事。
今年も / 1件のコメント https://t.co/Hjatcu16jB “石井ゆかり 公式ブログ - 2020年、年間占いアップしました! - Powered by LINE” (1 user) https://t.co/rhf3O0lkAc
— 西尾ツトム (@nishio_tsutomu) 2019年12月31日
石井ゆかりの星占い。毎年というか毎月振り返りに読んでます。押し付けがましくなく、言葉が美しい。
#エスカレーター乗り方改革 賛成派です。どう考えても止まって乗る方が生産性高いだろと思うんですが、これはどうすれば変えられるかなぁ。
— 西尾ツトム (@nishio_tsutomu) 2020年1月3日
これ流行らないけど、本当こういう小さいことで生産性って上がるのになぁとか。法的にどうこうしないと日本じゃ変わらないだろうね。
いわゆるリア垢を作ってみたけど、そちらに書けるようなことは少ない。クリーンな思考だけじゃないでしょう普通
— 西尾ツトム (@nishio_tsutomu) 2020年1月8日
ガチのリア垢を創ってみたけど、結局こちらのアカウントに戻ることに。ただここで書いてきたことはそれほど無駄にはなっておらず、単純に乱文でも書きまくってればそれなりに書けるようになり、書けることは考えられるということであり、考えられれば人に話せますよみたいな。要はその棲み分けをどうするかって話。
ある程度インプットを絞らないと、アウトプットが滞る説ある
— 西尾ツトム (@nishio_tsutomu) 2020年1月8日
これは忙しすぎてただインプットに追われアウトプットに割いてる時間が少ないなーと感じて。これも単純にアウトプットにかける比重を大きくした方が良い。
池田エライザ カモンナマイハウス https://t.co/vDL0IhVTMd @YouTubeより
— 西尾ツトム (@nishio_tsutomu) 2020年1月16日
最高やで
今日本で最も魅力ある女性。
いわゆるリア垢を作ってみたけど、やっぱりこの西尾ツトムという自分からは少し切り離された人格を通しての方が、客観的に考えられる気がしている
— 西尾ツトム (@nishio_tsutomu) 2020年1月20日
今年はパーソナルブランディングとかそういったことを考えていたんだが、困った
自分を客観視できるというのは裏垢的メリットだね。誰かに見られていると意識して書いていない。
めちゃくちゃ生産的なやり方を追求しすぎて、逆にそのやり方以外で力を発揮できない問題
— 西尾ツトム (@nishio_tsutomu) 2020年1月21日
というのに直面してる
これがどうなんだろうと思ったんだけど、例えばコード書くならGithubは無いと話にならないとか、技術職であればそこそこ普通にある話だよねぇ
一般職ならではというか、生産性を突き詰めてすごい良いチームを構築すると、逆にそこ以外で戦う時に難しさを感じるというジレンマ。もうどちらに振り切るかという感じで、やっぱり全社的に、社会的に働きやすい環境を啓蒙していきたいなぁと。
あ、そうか。リア垢を英語にしてこっちを日本語にすれば良いかも。英語でエロいことまでは呟けない気がするし、英語だとちょっとくらい内容が乏しくても、なんかそれっぽくなるんじゃないか?
— 西尾ツトム (@nishio_tsutomu) 2020年1月21日
言語でぶったぎる案
iPhoneで一定期間に打った文字数をカウントする機能が欲しい。これがアウトプットやコミュニケーションの総量を図る材料になると思うんだ。
— 西尾ツトム (@nishio_tsutomu) 2020年1月23日
ヘルスケアの一機能くらいであったら良いなぁと。書いた文字数が思考を司ると思うんだが。
LINEの友だち非表示化して整理してたら50人くらいになった。程良い。
— 西尾ツトム (@nishio_tsutomu) 2020年1月25日
これはオススメ。LINEの友だちって増える一方で減ることが無い。そういったものはたまに一気に減らすだけで精神衛生レベルがぐんと上がる。
「一緒にいて楽しい人と一緒にいる時間を長くしよう」という超当たり前だけどあまり実現できていないやつをやろう
— 西尾ツトム (@nishio_tsutomu) 2020年1月25日
これはたぶんLINEの友だちを整理していて思ったんだよな。外側に惑わされすぎというか。自分が選択して残した人は一緒にいて楽しい人達なはずなのに、その中に連絡すら全然取れてない人が多数いるのはおかしくね?っていう
仕事の時間にしても怒られなさそうなことはできる限り業務時間に吸収する形でタスク化して回してる。といってもしっかり期日を決めて自分のケツを叩く必要はあるけど。Googleの20%ルール?みたいなのを全社的にやらないとスキルアップなんて達成されないと思うな〜 https://t.co/5o0M9o9EZ5
— 西尾ツトム (@nishio_tsutomu) 2020年1月29日
当たり前のはずなのに、会社での仕事に必要な勉強を家でやらなきゃいけない圧はまだまだある。それを無理やり仕事時間に収めると、全然違うことを考える時間が増えて自分の価値が上がっていく。
「ツールの話をする人」みたいに取られることがあるんですが、 #Asana を広めることは #働き方改革 に直結するのでは?くらいのスケールで考えてます。過去 #Slack がIT業界を圧巻した以上に、Asanaは我々の働き方を抜本的に解決に持っていく優れたツールだと感じています。 https://t.co/aZBPsfG8qz
— 西尾ツトム (@nishio_tsutomu) 2020年1月29日
Asana最高です。夫婦間でのプロジェクト管理なんかにもオススメ
劇場版「SHIROBAKO」本予告【2020年2月29日(土)公開】 https://t.co/KUJNk2TlIh @YouTubeより
— 西尾ツトム (@nishio_tsutomu) 2020年1月29日
絶対見る。
絶対見る。
1月は、
- 本垢と裏垢をどう棲み分ければ綺麗にアウトプットが循環するか
- 生産性を追求してきた結果、生産的でないやり方をするチームで自分が機能しない課題へどう対処するか
辺りが主に考えていたトピック。
思いつきで振り返りしてみたけど悪くないな。あとやっぱりWebはいろいろごちゃ混ぜにした方が単純に楽しいや。
2020年1月に読んだ本
2020年も読んだ本をざっくり紹介していく。
1月に読んだ本は4冊。年末年始に結構な数の本を借りたが、少し気持ちが落ち込んでいたこともあってライトなものが中心である。
元Microsoftの成毛さんが書いたAmazonの解説書。ちなみにロゴはamazonだが、社名やサービス名としてはAmazonが正しいっぽい。
ここ最近のAmazonの成長は顕著だが、そのショッピング以外に焦点が当てられることはまだまだ少ない。その点この本は、AWSはもちろん物流の面でいかにAmazonがやばいかまで含めて網羅的に紹介されている。ちょっと古い情報ではあるが、広く浅くAmazonを知りたい方にはおすすめの本だ。
ちょうどNISAやiDeCoなんかが気になってきたタイミングで、Prime Readingで借りられたので。結論からいうと、時間がかけられない一般的なサラリーマンは投資信託と税控除枠をしっかり使い切って固くいけといった内容だ。
ある程度詳しい人には新しい情報は無いだろうが、全く考えたことの無い人からすると読むだけでやることが決まるのはたいした本だ。Prime会員なら無料で読めるので是非。
Drupal 8 スタートブック―作りながら学ぶWebサイト構築(Think IT Books)
- 作者:ANNAI 株式会社
- 出版社/メーカー: インプレス
- 発売日: 2017/01/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
ANNAIさんが出しているDrupal入門書。他も数冊借りたが、これが最も新しく現実的な参考書である。内容は非常に簡易で、慣れるにはもってこい。実務で活用するには、ここで得た基礎をベースにもう少し自分で触ってみる必要はあるかな。
今後の情報収集におけるソースなども網羅されていて、現時点で最高の参考書であることは間違いない。
梅田望夫さんと茂木さんの対談をまとめた本。対談のベースに『ウェブ進化論』があるため、できればこれを先に読んでおいた方が良かったっぽい。
内容はインターネットの未来を明るいものと捉える2人が考える「インターネットによって何が起きるか」というもの。今起こっているYouTuberやInstagramerの世界をこの時代に予感しているのが凄い。この時代から振り返って考えると、インターネットがいかに凄いもので我々が時代の転換期にいることを思い返させてくれる。
ちなみに2月はこの『ウェブ進化論』を読んでいる。梅田望夫さん、めちゃくちゃ面白いです。
2月は引き続きAmazonというかジェフ・ベゾスや、上述した『ウェブ進化論』、他は発達障害とかSNS系の本を読んでいる感じ。1月は少しスロースタート気味だったが、2月からはつらつら読んでいきたい。