〜番外編〜夫と出会ったときを振り返る
こんばんは、お久しぶりです。
ナナムラです。
超久々すぎて文字の書き方すら忘れてしまっており恐縮です。
婚活師だった私のことは、みなさん覚えているでしょうか。
そうです、わだすが婚活しまくっていた変なおばさんです!!
初っ端から意味不明の叫び声をあげてしまいました。わだす子供の頃志村けんさん大好きだったんですわ…
かなり前ですが、嬉しい出来事がありました。
わだすのブログで恋愛相談してくれた方から、彼氏ができたと報告を受けたのです!!
約2年前に相談をしてくれた「恋愛経験少なめ」のまきさんから、素敵な彼氏ができましたーとご報告メールが届いた!!
— ナナムラナナコ (@nanamurananako) June 21, 2019
嬉しすぎる。https://t.co/p3B0e4m7ig
ひゃー!!嬉しいー!!
みなさんご存知かと思いますが、私はこの「まきさん」のように、ピュアで謙虚な女性が大好きなのです。(知らんがな)
婚活している人のなかには、結婚できない理由を相手のせいにする人が多いなかで(私もだが)、まきさんは自分はどうすれば良いか真剣に考えており、私は勝手に「この人は幸せになるわ〜」と思っていたので喜びもひとしお。
何より私のようなクソ婚活師のアドバイスを聞いて頑張ってくれたのが、嬉しかったです。
幸せになってね
で、まきさんにも「最近更新がなくて寂しいですが、過去のブログ読んでますよ!」と言ってもらい気を良くした私は久々に何か書こうかと。Twitterで、ブログのネタについてアンケートをとりました。
【緊急アンケート】
— ナナムラナナコ (@nanamurananako) March 12, 2019
ナナムラナナコがブログを再開するとして「これなら読んでやっても良いぜ」という内容はどれ?
結果は、結婚後の話が聞きたいという票が多かったんですよね。
ありがたいのですが、夫のおもしろおかしい情報はあまり書けないので(マジでバレるので)、バカネタが披露できず・・残念
そしてそのまま一年以上の時が過ぎ、危うく4体目の柱の男になりかけていた私ですが、ふと気が向いたので筆を取ります。
今回は私が婚活を終了する直前、夫と出会ったときにどれだけ精神崩壊状態だったか、出会ってどうなったかを語りますね(誰得)
婚活を長くしてきたせいで現れた弊害についても触れたいと思います。
今回、自分でも「こんなの誰が読みたいんだ!」と思うつまらなそうなネタ(特に笑いもなし)なので、読みたい奇特な方だけどうぞ〜
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その頃、私は婚活師だった。
合コン、紹介、婚活パーティー、アプリ、街コン、趣味コン、などあらゆる手を使い数年にわたり、おそらく数百人もの男性と出会ってきた。。
〜詳しくはこの過去ブログをどうぞ 〜
ただ、出会いはなかなか実らず、たまに彼氏ができてもすぐに別れ、心を病み・・(本当付き合う度に毎回病んだ。まごうことなきメンヘラナナムラ)
自分が自分の恋愛アドバイザーだったら匙を投げてしまうような、こと恋愛や婚活に関してはダメダメな女だった。
そのうちに月日は流れ、私の婚活はさらに困難なものになっていった。
周りにの男性には既婚者しかいない。
自分は老いてきて体力がなくなり、化粧のノリが悪くなり、何を着ても似合わなくなり、顔の肉がこそげ落ち、増えるは下腹の肉ばかり。。
どんどんマモーと化していく自分。
振り返ってみると、何よりも問題だったのは、婚活やそれなりに長い社会人生活で多くの人間を見すぎて、目が異常に肥えてしまったことだったと思う。
この「目が肥える」というのは非常にやっかいで、とにかく異性に対して感動しにくくなる。
(というよりすべてに対して感動が薄れていく)
ちょっとやそっとのイケメンやお金持ちやエリートに出会っても、少女漫画やレディコミみたいに「びっくり!素敵!目がハート」なんてことにはならない。
超弩級のジェントルメン、マッチョメン、面白いメン、金持ちメン、才能あるメン、その界隈では有名メン(意味わかります?)が現れたって、魔都TOKYOで若い頃遊びまわったりそれなりに仕事をこなしてきた30代OLになると大概会ったことがあるし、出会ってももう驚かない。
さらに婚活の場で少し素敵だな〜と思える人と出会っても「前に会ったあの人」と「この人」を比べてしまったりする。
※もはや「素敵な人」なんてこの年になると大体既婚者なのだが、私たちの脳は既婚者や、はたまた友人なんかも含めて基準を作っていってしまうからタチが悪い。
目が!目がー!!
「XX先輩の方がエリートだしなあ」
「昔付き合ってた人の方がカッコイイなあ」
みたいに、謎の天下一武道会を脳内で繰り広げてしまう。
昔の恋人や手に入らなかった人と比べてどうすんだよ!!という・・
ひどい時には友達の旦那さんと比べたり。。
また、細かいことに気がついてしまう目も養われているので、せっかくいいなと思える男性に出会っても
「この人優しそうに振舞っているけどスーツがヨレヨレだわ…」
「この人カッコイイけど独身てどういうこと?遊んでるのでは」
「この人おしゃれだけど優柔不断?仕事できなそうな気がする」
のように、マイナス面を先回りして想像してしまうのだ。ひどい女ですわ…
世の中に完璧な人(すべてのパラメータにおいて自分の合格点を超える人)なんていないのに、合格ラインを下回る箇所ばかり目につく。
よく言えば冷静、悪く言えば粗探し女。
自分も30になった頃はそういう感じだったような気がする。
別に「若ければ婚活がうまくいく」と言いたいわけではない。しかし、年を重ねることで不利になる点の一番はここではないかと思う。
よく婚活について語るとき
「20代じゃないと選ばれないよ!」
なんていう年齢マウンティングをしだす人たちはいるけど、少なくとも”人気の年齢層から外れる”ということが30代以上の婚活における一番のマイナス要素だとは、私は思わない。
恋愛しにくくなる、相手を良いと思えなくなる、というのは「選ばれなくなる」ことよりももっと重篤だ。
ここで「高望みしすぎ!自分に釣り合った人と付き合いましょう」というアドバイスをする人はたくさんいるが、そういうことではない。
「この人ピンとこないけど、私と釣り合うってこのくらいのヒトかな〜♡」なんて思ってアタックできるくらいなら、世の30代以上の婚活女性は誰も苦しまないんだよ!
で、私はどうしたかというと…
30を過ぎたころ、ふと自分で「目が肥えてしまった」ことを自覚した。
そうすると少しだけだが、客観的になり楽になった。
相手の粗が気になったらすぐに「年取ったんだな、私」と思うことにした。
そう、問題は相手の粗ではなく、粗が見えてしまう自分にあるのだと…
もはや自己啓発の世界である。それでもブクブクと肥えてしまった目は戻らないのだが、、
私の場合、おばさん化が進み自分の振る舞いにどんどん可愛さがなくなっていき(若い頃からだよ!)モテなさが拍車をかけていたので、ご縁がなかったのはそちらが原因か・・
とにかく、年を取り目が肥えたことでのプラス点は「クソ野郎を比較的すぐに見極められる」ということくらいだった。クソ野郎察知能力は大事だが。
そんな腐ったみかん、もとい腐った婚活師であった私が夫と出会って結婚できたのは、謎の超常的チカラが働いたとしか言いようがない。
夫と出会ったころ、私は婚活に疲れ切っていた。
いくら活動してもお互いに「合うな」と思える人は現れないし、誰と出会っても、それまで出会った男性たちとどこか比べてしまう腐った自分がいた。
そもそも自分はもう誰かと付き合えないんじゃないか、と絶望でいっぱいだった。
稀に付き合ってもすぐうまくいかなくて別れるし、もう別れるのが怖くて誰とも付き合えないし、そもそも付き合うまで至らないし、自分はダメなんだと思って一人で泣いたりした(完全に病んでる・・)
よくわからなくなって、好きでもない人と付き合ってみたり、よくわからん男と遊んでみたり、今思えば完全に我を見失っていた暗黒期だった。
頑張って強くなったのに、フリーザに手も足も出なくて恐怖に打ち震えて泣くベジータくらいの絶望があった。
フリーザ編の挫折した「ベジータ」がフィギュア化 恐怖と絶望に涙したシーンを完全再現するため「バイブ機能」を搭載 - ねとらぼ
私は病気だったのだ。
しかし、そんな病気真っ只中。朦朧とする意識の中でマッチングアプリをまさぐり、彼(今の夫)と出会った。
ぶっちゃけその頃はもう疲れ果てていて、彼と会うのも少し億劫になっていた。
彼とはじめて会う日。
老体に鞭うって集合場所へ向かった。
その日、私の病気はスッと消えたのだった。
聖子ちゃんがいつだか言っていた「見た瞬間にビビビッときた」とかではなかったが、数時間一緒に過ごしたとき「こういう人と結婚するのかもしれない」「この人とは何時間いても嫌じゃない」と思った。
楽だったんですわ
不思議なことに、彼はこれまで婚活で出会った人たちの延長線上…同じ土俵にはいなかった。
元彼や誰かと比べられることもなく、天下一武道会には参加せず、明らかに異次元にいた。時空を超えた戦士だった。クロノトリガーだった。←意味不明
夫は特にカッコイイわけではない。
先ほど言った「パラメータ」でいうと、明らかに足りていないところや、私の好みから大きく外れているところもあった。(スマン夫よ!)
それでも、そういう「この人ここは良いんだけどここがマイナスポイントなんだよな・・」みたいな斜に構えた考え方を、なぜか夫と一緒にいるときは一切しなかった。
よく考えると明らかにマイナスポイントと思われるところはあるのだが(それも百年の恋も冷めるみたいな結構ひどい点)、それで相手を評価する気にもならなかった。
原理はいまだにわからない。
とにかく、波長が合う。気が合う。その一点だけだった。
結局のところ本当に気が合う人というのは、「評価し評価される」関係というものを越えてくるのかなと思った。
またお互いに人生経験を積んでから出会ったため、変なことで腹を立てたりしないし、相手に敬意を払えた。
個人的には「結婚向き」「恋愛向き」などと分けるのは好きではないが、客観的に言えば結婚向きな出会い方をしたんだと思う。
そのおかげで結婚生活は至って順調だ。
・・確かに20歳そこらで彼と出会っていても、お互い恋には落ちなかったような気もする。
若い頃の付き合い方はまさに「恋愛」で感情の波が激しく、関係性にも波があって不安定だった。もし万が一そういう人と結婚していたらすごく苦労しただろうしすぐに別れていただろう。
長い人生を一緒に歩む相手探しなのだから、婚活に長い時間(とお金と労力…)をかけてしまったが無駄ではなかったなと思える。
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まあ何が言いたかったんだというノロケとも言える話なのですが、まとめると
・年齢を経ると目が肥えてしまい、婚活で苦労することがあるので注意
・「自分は目が肥えてしまったんだ」という自覚を持つと少し冷静になれる
・数多くの相手と会い続けているうちに、時空を超える戦士が現れることがある
・30代以上のオトナだからこそ本当に合う相手に出会えることもある
また気が向いたら書きますね!
それではまた会う日まで