「命が大切」という珍しい時代
人の命が大切になったのは,つい最近のことだ。人類の歴史のほとんどの時期において,人の命は「余っていた」。ほぼ常に,得られる食料で養える人口を,現実の人間の数が上回っていた。余っていたから,どうせ満足に食えない命なら,神への生贄にするのは本人にとっても名誉なことだった。戦争は,人口を減らすためのとても効果的な方法だった。
現在でも,命が大切でない場所は世界にたくさんある。命が大切なのは先進国だけだ。その程度のものだと思っていると,生きることが楽になる。
The meaning of life
子供の頃は,人は何のために生まれてくるのかということを考えていて,大人になった頃に分かったのだけれど,幸せになるためだと思う。
どうすれば幸せになれるのか,父親になった頃に気付いたのだけれど,誰かを幸せにした時に,人は幸せになれるのだと思う。どれだけ気持ちのいい思いをしても,それは幸福ではない。人は一人では,幸せになれない。
恩返しをしたい
かなり遅くなったけど,今年の抱負を書く。
「ネットに恩返ししたい」
僕は初めてjunetに触れてから,インターネットからいろんなものをもらった。けれど何か返すことができたきただろうか。
自分のことで精一杯で,どうすれば自分なりにできるのかもまだ見えないけど,歩きなれた場所だけでなく,アウェイに乗り込んで,自分をもっと厳しい場所にさらさなければいけない。そう思う。