佐藤勝利(元SexyZone、現timelesz)のガッツが友達に居る。
舞台のチケットを狂い枚数取ったので観に来て欲しいという狂い誘いを受けた。
場所は渋谷のパルコ劇場だ。
観劇オタク活動の一環として、めりぴょんも同じ日のチケットを取っているらしい。
筆者
声優の相羽あいなちゃんと元うたのおねえさんが好き
佐藤勝利のガッツ
元身体表現のおねえさんTO
本現場山下達郎
元横浜流星TO
というわけで今回は以上のインターネット3人で観劇だ。
会場内のバーカウンターでコラボドリンクを販売している。
PARCO劇場では今月のオリジナルドリンクを販売しております!
— PARCO劇場 (@parcotheater) 2024年2月11日
休憩中は大変混み合いますので、開演前のお時間にもぜひご利用ください。
混雑緩和のため現金でのお支払いを推奨しています。
終演後の営業はございませんのでご注意ください!#PARCO劇場 #モンスターコールズ pic.twitter.com/HjjLq8TFO2
エ”!?スミレのリキュール、アムール!?!?!?(筆者はプリキュアの「キュアアムール」が大好き)
これアムールって読まないよ
でもゥチは、アムールと撮るけどね
私プリキュア、キュアアムールだけ知ってるんだよね
うん私のせいだよね?この子全く主人公じゃないよ
え!?そうなの!?
コラボドリンクと記念写真を撮ってインスタ映えに勤しもうかな。
メンツやばすぎだろ。
インスタのアルゴリズムがビビって通信障害起こすかも。
入場
この日は平日だったが、会場に職場から駆けつけで来ました!という雰囲気の人も綺麗な格好をしていてすごかった。
つーか、会場いい匂いすぎ!!!!
女の子しかいない現場ってこんなにいい匂いなんだ。
バンドリの現場とか、くさい突風が吹いてくることあるよ?
しょおりちゃんてさ、もしかしてメンバーカラー赤?
そうだよ
終わった
この月はスタァライト*1の運動会で相羽さんが赤組だった関係で、今めちゃくちゃ佐藤勝利大好きクラブだと思われている可能性がある。
モンスターコールズは佐藤勝利演じるコナーの家から見えるイチイの木がキーとなるお話で、舞台上にはたくさんのロープが垂れ下がっている。
このロープがイチイの木になったり、ブランコになったり様々な形に変化して小道具になってくれる。
佐藤勝利さん当時27歳は、中学生の役をやるらしい。
へ?
確かに友人は「しょおりちゃん、子ども!!」と常日頃から主張しているが、今回の舞台はジャニオタ以外の客層がたくさん観にくる大衆向けの舞台だ。流石に厳しくないか?
まあもうすぐ幕が上がるし、全編見れば馴染んでくるということかな。
うん、これは完全に中学生だね。
原作はイギリスの児童文学で映画化もされているが、私は今回の舞台で初めて触れた。
コナーは悪夢にうなされつつもちゃんと起きて、朝の身支度を1人で行っていた。
一通り支度が終わるとママの「起きられなくてごめんね」という声が聞こえる。
これ、ママ、病気だなー
コナーは「1人でできるしこれが良いんだ、ママはゆっくり休んでて」と言い残し学校に行くが、学校でゴリいじめられてる。
唯一味方をしてくれる幼馴染の女の子がいるが、その子とも仲違いしている。
家に帰ると母の新しい治療のため祖母が面倒を見に来ているが、祖母ともめちゃくちゃ反りが合わない。
祖母が来なくても1人でやれることを示したくて朝の身支度を1人でやっていたんだと思う。
ちなみに父はアメリカに新しい家族がいるので出て行っている。
この時点ではコナーは年齢のわりにしっかりしているのにだいぶ不遇だという印象を受けた。
その日の12時7分にイチイの木を名乗るモンスターがコナーの前に現れ、「これから3つの物語を聞かせるから、全て聞き終わった後にお前が4つ目の物語を話せ。真実の話でないとダメだ」というようなことを言われる。
早速1つ目の理不尽な物語を聞かされ、めちゃくちゃ反発するコナー。モンスターは3つ物語を話し終えるために、今後もコナーの前に現れるという。
モンスターへの態度やおばあちゃんの言い分、学校での振る舞いを見ていると、コナーに疑問が湧いてくる。
おばあちゃんは潔癖症だし神経質でうるさいとコナーは言うが、コナーは手際よく身支度をしていると見せかけて、部屋を何周もうろうろ歩いているし、靴下が見つからないなど散らかっている描写もある。
ママは闘病中で、おそらく寿命が見えているからコナーにすごく優しい印象だ。
おばあちゃんは普通なんじゃないか?
学校の作文の授業では元気だった頃のママとの思い出に耽って授業を止めている。その割に幼馴染が気を使って「コナーのママは病気なんだから」といじめっ子たちを制したことに怒って仲違いして孤立している。
いじめは現時点ではだいぶ過激だが、コナーが人を怒らせるし気難しすぎる態度をとっていないか?
これ、信頼できない語り手?
幼少期にひぐらしを見ているので、信頼できない語り手センサーが備わっている。
さすがに全部が嘘というわけではないが、モンスターコールズはコナーの視点で物語が進むので、13歳のコナーだけを信じてはダメだと思い見方をあらためた。
その後ママの病状はさらに悪化。入院のためにコナーはおばあちゃんの家で暮らすことになり、コナーにとっては地獄だ。
出て行ったパパまで一旦帰って来てママの見舞いに来たので、「しばらく残って僕と暮らしてくれ」と懇願するもアメリカの家族がいるからと断られる。
コナーは、ママが死ぬと思わないようにしている。
ママとパパも、コナーにはママは死ぬんだと言わない方針だ。
おばあちゃんただ1人がコナーに現実を伝えようとして、ママは必死に止める。
コナーも「よくなるから治療をするんだ、そうじゃないと誰もやらないよ」と主張するが、自分に言い聞かせているようだった。
おばあちゃんは現実を見ようとしないコナーたちをよく思っていないことが仲の悪さの原因だろうと感じた。
一幕は、おばあちゃんの家で暮らすにあたって物を散らかさないことと、おばあちゃんのお母さんの肩身である時計に絶対に触れないという約束があるにもかかわらず、12時7分にモンスターが現れて発狂し、椅子とか投げまくって時計も壊れて部屋もめちゃくちゃになったところで終わる。
ず、ずーーーーーん
かなりずーーーんだけど、人と話したくなる作品だ、
私たちは早速休憩時間に3人で集まり、意見述べ述べガールズとなった。
これ絶対ハッピーエンドにはならないよね
う、うん・・・・
今不幸段階10だけど、どこまで小さくできるかって感じか
かなり翻訳舞台です!!って喋り方してるよね
思った!吹き替え映画見てるみたい!
これはこれで、結構良い
作品にあってるよね ファンタジー要素があるし
コナーさ、特性持ってない?
それ私も思ったんだよね!?行動に既視感がある
信頼できない語り手かと思った
コナーの言い分と周りの言い分に差があるよね?
ただママの病気でショックを受けて人が変わったんじゃなくて、もともとの特性も合わさってると思う
おばあちゃんだって形見ぶっ壊されたらたまったもんじゃないし、いつかやると思ったから止めてたわけでしょ?中学生で?
モンスターコールズ真剣部である。休憩瞬で溶けた。
二幕は形見ぶっ壊し事件のあとおばあちゃんに怒られないコナー。パパやママも変わらず優しく接してくる。パパは「罰を与えて何になる」と言う。
コナーはこの辺りから対等に接してもらっていないことが不安になり試し行為的に大人に悪い態度をとったりいじめっ子に反抗したりする。
母の病状はどんどん悪くなりどんどん「詰み」になっていく。
この舞台、ほとんどの小道具がロープによって表現されるので、おばあちゃんの運転で病院に行くシーンで首吊りロープの形のロープをハンドルに見立てて運転しているとき「このロープでおばあちゃんも死ぬんじゃないか?」とめちゃくちゃヒヤヒヤした(死ななかった)
コナーは最初からママは死んでしまうと言うことを心のどこかでわかっていたと思う。同時に元気になってほしい、なるはずと信じてもいた。
病状がかなり最終段階になったとき、ママにも冷たい態度をとってしまっていた。
ある日ママがコナーを部屋に呼び、イチイの木の点滴をする治療に変えることを打ち明けた。
私は祖父が癌だったので、終末医療に入ったのだろうと思った。
しかしコナーのママは、「イチイの木で治るなんて庭のイチイの木は運命だったんだ」とコナーに言う。
そしてシーンがママとイチイの木だけの世界に移り、イチイの木とダンスを踊る。
多分麻薬系の強い痛み止めを入れられて朦朧としていることの比喩表現だと思った。
コナーはおばあちゃんやパパとぶつかった時、「イチイの木の治療でママは治るんだ」と強く主張していたが、自分に言い聞かせていたんだと思う。
コナーの心に大きな動きがあった日、また12時7分にモンスターは現れる。
3つ目の物語が終わったら、次はコナーが4つ目の物語を話す版だ。
コナーは真実を話さなければいけないが、コナーがまだ真実に気づいていないとモンスターが否定する。
コナーの精神は蝕まれ、日中もモンスターが自分に語りかけてくるようになっていく。
クラスのいじめも最終段階に入り、主犯が「お前の望みがわかった」と言ってコナーを無視する。
形見ぶち壊しから自分が悪事を働いても厳しく叱られることはなく、透明な扱いを受けていることに不安を感じていたコナーの不満は爆発し、モンスターに語りかけられるがまま「俺を見ろ」と叫び学校で大暴れ、主犯格に鼻の骨を骨折させる大怪我を負わせた。
モンスターはコナーにしか見えない。ファンタジーが現実に侵食してきてしまったら、「病気の人」になってしまう。
この間にもママの病状は悪化していく。おばあちゃんがもう限界かもしれないと最期の面会にコナーを迎えにくるが、コナーは自分の家のイチイの木がどうしてもみたいと懇願。タイムリミットを決めて許可をもらう。
4つ目の物語をモンスターに話すが、結末を迎えられない。コナーの物語は崖から落ちそうなお母さんの手を離すこと(死を受け入れること)で完結する。
モンスターはコナーに「手を離せ」と強く訴える。
コナーはママにずっと隣で生きていてほしいから手を離したくないという気持ちと、ママの手を離して楽になってほしい、自分も楽になりたいという気持ちの2つがあることを悪いことだと思っていた。
この矛盾がコナーの精神を蝕んでいたが、モンスターはそれは悪いことではなく、人間誰しも持っている感情なのだと説いてコナーはママの手を離す。
おばあちゃんがイチイの木の側で寝ているコナーを見つけ急いで病院へ向かう。
12時7分、ママは亡くなってしまう。
物語の大枠だけさらったが、作中でおばあちゃんが「私たちは気が合わないかもしれないがこれからうまくやっていかなきゃいけない」と諭したり、コナーにとって厳しく不都合な現実の中にハートフルさがあり、暗いお話だがコナーが思っているほどこの先の生活は最悪な物ではないのではないかと思える描写もあった。
わ、わかる
人間は矛盾した感情を持っているものだし、今苦しんでいる大好きなママを見て楽にさせてあげたい、自分も楽になりたいって思うことって全然悪くないよね。
私も祖父の終末医療で自宅看護にさせてもらったが、最期の最期に在宅医療の先生がうちに着くまで、病院からうちまでのGoogleマップを出して表示された分数祖父が苦しんでいるところを見たくなくてもう終わって欲しいって思った。
パパとママはコナーの精神年齢や性格を加味して死への向き合いを先延ばしにしたけど、おばあちゃんの早く受け入れさせるべきという見立ても全然間違ってなくて、どっちもコナーが大好きなんだと思う。
治療を信じることが未来を信じることという考え方も癌治療には本当に大切だと思う。ただコナーが無理かもと気づいた瞬間から、気づいていないふりが始まっていて1人で葛藤することになったので、おばあちゃんって思っているよりコナーの理解者だと思う。
観劇後
かなり禅の思想に近かった
禅
人間相反する二つの思想を持っていることは普通のことだよねって作品だった
真剣に禅について話しているが、めりぴょんのこの日のバッグは
ミッフィーの剥製である。
確かに私もオタクたのしい!って感情と今すぐ4にたいって感情が同居している
普通に持ってる感情だと思うんだけど、めちゃくちゃポジティブな人ってあんまりこの思想ピンと来ないらしい
うち今帰っても禅なんだよね。アルティメット認知症のばあば居る*2
友達癌で亡くなってるから泣いちゃった
私の祖父も癌で亡くなってるから、近い気持ちを思い出して泣いちゃった
もう死んじゃうってわかってる時、優しくできなくなることあるんだよ〜
佐藤勝利って小手先の胸キュン映画に出まくって、「○○、サイコ〜!」って言ってれば無限にキッズが湧いてくるのにそれをしないでこう言う舞台に出てくれるって良いね
これは通っちゃうよね
私横浜流星で何回「サイコ〜!」やったか分かんないよ
佐藤勝利のお芝居超良かった〜
佐藤勝利自身もお父様を亡くされているとのことで、自分の話だと思ったという。
1回みただけでめっちゃ辛い気持ち思い出したのにこれを何十公演もやるなんて相当精神的にもきつい日があったと思う。
SexyZoneたいへんなことになってるけど、やりたい仕事をこれまで通り続けられると良いよね。
パルコ劇場をでて外階段から降り、マリオを撮り
めりぴょんが
ごめん、ちょっとオタクキモすぎSHOP行って来て良い?
と言って刀剣乱舞の店に消えて行った。
怒られなさい(怒られています)
おわり!