東京圓満寺授戒会
11月10日、東京圓満寺において、仁和寺の役員僧侶(私の時には事務局長のお立場の先生)さまによる、お授戒と仁和寺についてのお話、さらに仁和寺第51世門跡 瀬川大秀大僧正猊下によるお加持をしていただきました。
大僧正猊下のお授戒を待つ間、平成31年5月15日より修復落慶法要が予定されている、仁和寺観音堂内の壁画を再現した屏風を観せていただくこともできました。
また、今回のお授戒は、来年の落慶法要の期間中に、観音堂御本尊の千手観音菩薩さまとのご法縁を結ばせていただくためのものでもあります。
仁和寺観音堂特別内拝を予定しているそうです。
今回は第2回目のお授戒で、次は来年の3月9日に開催されるようです。
私が参加させていただいた回には、私たちにお授戒のお知らせを教えてくださったM先生とM先生のお母上さまもいらっしゃいました。
普段、町田での勉強会にいらっしゃっている方が3人同じ回に参加されており、終わったあと、先生とお母さまと私を入れた4人で短い時間でしたが、お茶をしてから帰宅しました。
岩屋寺の千手観音さまとの結縁
2018年11月4日(日)、愛知県知多半島にある岩屋寺で、千手観音さまとの結縁灌頂があり、13時の回に入壇させていただきました。
とても素晴らしい体験でした。千手観音さまとご縁を結んだその瞬間、ずっと千手観音さまの前に立ち尽くしていたい気持ちになりました。
また、灌頂をいただいたときには、胸拡がる思いで、自分がキラキラと輝いているような心持ちになりました。
ご丁寧で心こもった結縁灌頂で、関係者のみなさまには私の想像のつかないご苦労があったのだろうと思います。僧侶でないのに、結縁灌頂という場を設けていただきありがたかったです。
この日は、とても不思議なことがありました。
名古屋からは名鉄電車9時11分発に乗車する予定でいました。この時間では、岩屋寺に10時半に到着で、13時からの灌頂には少し早すぎる気もしていたのですが、岩屋寺の前まで来るバスがこの時間を逃すと、2時間後になってしまい、少々心配だったのです。
ですが、東京からの新幹線の中で見た天気予報では、大降りの時間帯もあると出ていました。また、東京駅でトラブルがあり、予定していた新幹線よりも1本遅いものに乗ってもいました。
傘を買う時間や場所を考えると、名鉄9時11分は厳しい。岩屋寺までのバスではなくなり長距離を歩くことになっても、1時間遅らせることにしたのです。
そうしたら、師のお弟子さんがその時間に乗っていることがわかりました。また、その方は、師匠の計らいで、内海駅まで師匠のお弟子さんが車で迎えに来てもらえる算段になっていたのです。
ずうずうしくも、私もその車に便乗させていただけることになりました。
また、その師匠が雨を心配して灌頂前に、岩屋寺の奥の院へのお参りを勧めてくださっていました。岩屋寺に到着した時にはすでに雨は降っていたのですが、師匠の言う通り、先にお参りしようということになりました。
奥の院は弘法大師さまが修行をされた場との言い伝えがあります。
身代り大師さまにお経をお唱えすることもでき、丁寧なお参りができたのですが、今回の結縁灌頂は時間が押していたこともあり、もし、灌頂後にお参りしようといしていたら、きっと時間的にお参りはできない状況になっていました。
日々、いろいろなことはありますが、良い方に転がることがとても多いと、実感しています。