神さま仏様がこっそり教えてくれたこと(悟東あすか)
著者の悟東さんは高野山真言宗の尼僧であり、漫画家でもある方です。厳しい修行もした一方、漫画描く普通の生活者でもあります。その著者が神仏の世界と私たちの世界をつないで、いろいろなことを伝えてくれます。
能力を限界まで使い切ると、もう自分の力では何もできません。次の瞬間は息をしているかわからないと思うほどの極限状態に追い詰めれれます。
日々、自分の中にあるのは絶望感だけ。
それでも、次にやるべきことをやらなければならない。
自分が何一つできないことに、私はうちのめされました。
そうするともうご神仏にゆだねるしかありません。
自分は小さな「我」という器ではなく、あらゆるものとつながって存在できているのだと実感できたのでした。
私は僧侶の修行と一般のk田たちの生活はほぼ変わらないのに気づいたのでした。
修行としては社会生活の中で自分を磨くほうがずっと厳しいかもしれません。
まずあなたに知ってもらいたい、大切な神仏の力があるのです。
それは、神仏は、あなたが本当は何をしたいのか、どうやって生きていきたいのかを分からせてくれるということです。「自分自身の人生」を歩めるようにしてくれるということなのです。
自分で自分の人生を歩んでいるつもりでも、実際には、他人や世間のために生きているケースもすくなくありません。
実は、周囲の視線を気にしたり、他人の価値観で人生を選んだり、他人との比較をベースにして生きていることも、以外に多いのです。
神さまや仏さまにおまかせして自分のやるべきことをやっていれば、人間が生きて行く上で心配することは何もないとわかってきたのです。
とはいっても、まだアタフタすることもあれば、「どうすればよいのだろう」と悩むこともあります。それでも「何があっても大丈夫」とう大きな安心感に包まれるようになりました。
一番の変化は、毎日の暮らしの中に小さな喜びを感じられるようになったことです。
たとえ一時的には望まぬ結果となったとしても、最終的には、あなたが最も成長でき、幸せになれる道へと進ませてくれるのです。
周りにおすそわけできるくらいの幸せを集める秘訣は、ます「小さなおかげさま」「小さな幸運」を精一杯喜ぶことです。
普段私たちはどうしても嫌なことや不満に意識が向かってしまいますね。ですから、毎日、
「新しい一日が始まって幸せ!」
と喜び、
「今日もたくさんの幸せに気づきますように」
とお願いしてください。
表面だけを見ると、「嫌だ」「大変だ」と感じる出来事も、実は何かに気づかせてくれるため、自分を導いてくれるために起きているのかも・・・・。
「何が起きているのか教えてください」
と祈ることです。
どんなに嫌な出来事でも、意味なく起きることはありません。私たちに対して何かを教えるために起きています。
「自分なんかにご神仏のメッセージを受け取れるわけがない」「ご神仏と直接つながれるなんて信じられない」と思っているのではないでしょうか。
それでは、せっかくご神仏と交流できる「心」という窓口と感性があるのに、自分でフタをしていることになります。
あなたは、「何気なく見たり聞いたりした」「たまたま知った」と思っているかもしれません。でも、それらは「偶然」目に止まったり、耳に入ってきたりしたわけではないのです。
通りすがりに聞こえる印象的な会話や、ふと目にした言葉などは、まさにご神仏があなたに知ってほしかったものです。
それで、否応なく気づくようにシチュエーションを用意し、日常にあふれているたくさんの情報の中から、わざわざあたたの心にとまるように特別に届けているものなのです。
そのメッセージが、本当にご神仏からのものなのかどうかを知る「決定打」をお教えしましょう。
それは、その情報に従った時、傷ついたり、苦しんだり、悲しんだりする人がいない、ということです。そして、皆がよくなる方向に状況が動くかどうか、ということです。
自宅で休んでいる時などは、かえって、ボーッとしていたほうがいいのです。いつも頭でごちゃごちゃ考え事をしているから、仏さまや神さまがあなたに一生懸命、サインや情報を送っていても、気づかずに流してしまうわけです。
仏さまが好きなのは、正義より「思いやり」です。自分の正しさばかり振りかざすと、人を傷つけてしまうことがあるものです。ご神仏はそこに気づいてほしいと思っています。
「お手上げ状態だ」
「私には、もうこれ以上は無理」
と追い詰められた時、ご神仏の存在を身近に感じやすくなります。
人生の困難に直面した時、人間の価値観は大きく変わります。
あまりにも大きな試練や苦悩があり、逆境の中でつらい日々をおくらなければならなかったとしたら、それはあなたが価値観を変えるチャンスなのです。
「もうお手上げです」という時ほど、ご神仏という存在とつながり、手助けをしてもらう方向へつなげていく契機になるのです。
でも投げやりな気持ちや、自分にも他社にも批判的な気持ちでお参りに行く人をご神仏は嫌います。苦難が訪れた時、グッとこらえて自力でがんばるのも尊いことです。
けれど、つらい時に「私は大丈夫」と無理に突っ走ると、いつか倒れてしまします。「つらいです」「苦しいです」とご神仏に自分を投げ出せば、そこに新たな道が開けていくのです。
ひとりでいる時に、「もう、あの人なんて大嫌い」「あの人さえ変われば」ともんもんとしてしあうことがありませんか?
まだまだ修行が足りない私には、時にはそんなことがあります。あるとき、「また嫌なことを思いだした」とため息をついていると、お不動さまからこんな言葉が来たのです。
「お前はなぜ、また自分をいじめとるんや。わざわざ嫌な人を心に呼んで、自分をいじめなんでもええやろ」
「頭の中からこの人がきえなくてつらいんです。なんとかしてください。お願いします」
と祈れば、必ずご神仏が引き受けてくださいます。
死とは、その人が残した命がけのメッセージです。
何歳であろうと、どんな亡くなり方であろうと、すべての死に意味があります。
ひとりの人がなくなる時、残された者はみな強烈な学びを得ます。故人は死を通して、大切な学びをあなたに伝えているのです。
「今」というこの時を大事にする生き方が、ご神仏と一番つながりやすいのです。
どんな「今」であっても、味わい尽くし、生き尽くす。
実はどんな願いでも人とのかかわりの中で役立てることができるのです。このように、「お金を得て自分がさらに人の役に立つ」という視点をもって祈ることが、ご神仏にお願いする時のポイントです。
ご神仏には「自分の人生を歩めますように」と祈ってください。
病気には2つのとらえ方があります。
ひとつは自分に対する注意喚起として病気になる場合です。
「改めたほうがいいクセがある」
「ふだん、ないがしろにしているものがある」
と教えるために、病気という現象が起きることがあるのです。
もうひとつは人生の柱となる病気。この場合病気がひとつの課題として与えられたと受けとめ、その中でよりよく生きる道を探っていくと、素晴らしい力が発揮されていきます。
仕事とはそのひとの人生を幸福で満たすものであると思っています。本当の幸せとは、人のために何かをしてあげる中で見つけられるもののようです。
人に尽くすことは、自分に尽くすことと同じであり、誰かのために自分にできることをやることが、自分自身の幸せにつながっているのです。
一流の人に学ぶ 自分の磨き方
軽薄な人間は他人をからかい、あざける傾向がある。しかし、自分を少しでも尊敬している人は、他人を見くだすしょうなことはけっしてしない。 ゲーテ
「人間は心の中でたえず思っているものを引き寄せる」引き寄せの法則
一流の人の欠点は、目標を達成するために時おり無謀な行動にでることだ。しかし、そんなとき彼らは、周囲の人の助言に耳を傾けて速やかに軌道修正をする。一流の人は勝算のない危険な賭けをしない。
一流の人にとって、勝利とは昨日の自分を越えることを意味する。彼らは他人より優れていたいという欲求を超越し、自分をもっと磨くことに意識を向ける。
一流の人は「昨日よりも今日、今日よりも明日もっとよくなろう」という哲学で生きている。彼らにとって勝利とは、職業人として、さらに人間として、たえず成長し、進化を遂げていることだ。
どんな事態が発生しようと、自分はそれに対処できると確信すれば、この世で唯一の安定を確保することができる。 ハリー・ブラウン(投資アドバイザー)
情熱にあふれて夢を追い求めている人にとって、障害や逆境はとるに足らない。あきらめることはもはや選択肢にはないから、必ず大きな成功を上げることができる。
一流の人は人々が感情的に決定をくだし、論理的に正当化することを知っている。この考え方の違いが、両者の結果に大きな影響を与える。
一流の人は自分の行動とそれが周囲の人におよぼす影響を研究して感情指数を高める。彼らは心理学や自己啓発、癒やし、マナーといった感情を重視するテーマを追求する。そうすることによって人間関係の技術を磨き、結果として成功と充実感を得る。
成功の秘訣は学校では教わらない。しかし、社会に出て成功するうえで最も重要なのは、知能指数(IQ)でもなければ経営学の学位や技術的なノウハウ、専門知識でもない。人生で成否を分ける最も重要なファクターは感情指数(EQ)である。 ダニエル・ゴールマン(アメリカの心理学者)
人を雇うときは、3つの資質を重視する必要がある。すなわち、高潔さ、知性、活力だ。高潔さに欠ける人を雇うと、他の2つの資質が組織に大損害をもたらす。
私の人生の師であるビル・ゴープは、「ドラッグやアルコールよりもひどい中毒があるとすれば、それは他人に迎合することだ」と講演ではよく語っていた。
一流の人は人間が感情の生き物であることを熟知しているので、相手に重要感を持たせることを心がける。地位や身分に関係なく、どんな人でも自分は重要な存在だと感じたがっていることを知っているからだ。一流の人は相手の存在価値を認めていることを上手に伝えて人々の心をつかむのが得意である。
人と接する時は、相手が論理の生き物ではなく感情の生き物であることを肝に銘じよう。 デール・カーネギー(アメリカの著述家)
一流の人はじっくり聞くことによって、相手がどんなことを考えているかを知ることに全力を傾ける。
おわりに
一流の人は絶えず自分を磨くために時間を投資し、学校を出たあとも永遠に学び続ける。
書店にビジネス書を自己研鑽書がたくさん並んでいるのを見て、「いったい誰がこんな本を読むのか」と疑問に思ったことはないだろうか。その主な読者は一流の人たちだ。
皮肉なことに、ビジネス書と自己研鑽書を読む必要のある人たちは、それらの本に見向きもしない。逆に、もうそれらの本を読む必要のない人たちが、熱心に読みふける。
不断の努力こそが一流の人を支える基盤である。あなたに必要なのは、たえず学習に励む決意をすることだ。
「富める者はますます富み、貧しい者はますます貧しくなる」という古い格言がある。一流の人の研究を始めたころ、私にはその理由が分からなかった。
しかし、今は分かる。本書を読めば、あなたはその理由がわかるはずだ。
スティーブ・シーボルト
心と生き方 稲盛和夫
過去につくった業が消えるときに災難が現れるわけです。現れるということは、つまり「済み」なんです。過去につくった業は、消えるためには表に出なければならない。隠されている間は、業は消えていかないのです。
ジャック・マイヨールが限界まで潜ったときに聞いたという宇宙の音と、ラマ僧がお経を上げるお寺の中で最初にうなる、その音とはまったく同じだと思いました。そのお経の音は、単調な低い音ですね。その波長と宇宙の波長が、同じ波長なのだと気づかされました。
そして、お経の波長があの世と繋がっているのです。だからご先祖様の供養にお経を上げるのです。そしてご先祖様は喜んでおられる。
そういう心配をするものだから、ますます会社がおかしくなってしまうのです、
「それくらいなら、心配するな。もし潰れそうやったらもっと働け」と。だから「悩み、心配というのは、しなさんな」ということです。気がらくになります。これで心が救われるんです。
良いことを思えば良いことが生まれるという因果応報
運命は生まれながら決まっているが、因果応報と相まって結果が決まる。
とても悪い運命であっても良い行いをしたことによって、そんなに悪くはならないことがある。でも良いことをして良い結果になっていないので、分からないことがある。運命と因果応報の足し算が現実に現れるのだ。
私は、善いことに出会おうと、悪いことに出会おうと、どんな運命に出会っても、その運命に出会ったことに感謝する心で対応することが必要だ、と考えているのです。
人生の目的というのは「心を高める」ことにあります。心を高めるというのは、心を純化する、心を浄化するというふうに、私は皆さんに言っています。人間性を高める、人格を高める、全部同じ意味です。それが人生の目的であります。
繰り返しの反省をやっていれば、じつは潜在意識に入っていきます。人間のなかで人格の大きい部分を占めるのは潜在意識です。その潜在意識というものが、繰り返しの反省によって変わっていくのです。
たとえばある勉強をした。また、本を読んで、感銘を受けた。「わぁ、すばらしい」と思った。でもそれによって心のレベルが上がり、暫く持続するかというと全然そうはなりません。その瞬間上がっただけなのです、
繰り返しそれをやって始めて持続できるのです。地球の重力との関係でいうと、一番下が地べたに這いつくばった人間。そこから上がっていって宙にういている状態にならないといけないのです。
宙にういている状態とは、常にエネルギーを発して、地球の重力に打ち勝っている状態です。例えば、プロペラを回しているとか、エンジンの噴射でエネルギーをだしているような状態です。
おなじように一定レベルを維持するためには、常に学んでいる、反省していることが必要なのです。そして、人格、人間性を向上させるという場合には、まっともっと勉強しなければならないのです。
人の喜びが自分の喜びに感じられる。人の悲しみが自分の悲しみに感じられる心境
ものを言い、実行して見せられる人。これが胆識のある人です。
「小善は大悪に似たり」「大善は非情に似たり」
目先の親切や情に流されていると大きな災いになり、目先は非情に見えても長い目ではそれが必要ということ。
「こうだったらいいのになぁ」というような生易しいものじゃないんです。「何が何でもこうでありたい」というもの。「矢が降ろうと何が降ろうと、こうでありたい」という強烈な願望です。
潜在意識に蓄えられている情報は全体の10分の9になります。顕在意識化しているのはわずか10分の1。この10分の9のうち、繰り返し覚えたことと、衝撃的な体験をしたことだけは顕在意識に出てくるのです。
人が決してできるわけがないというような、そういう厳しいものにチャレンジをしていくこと、ここに企業としての重要なポイントがあるのです。
無生物であっても、世の中にデビューしたときはやっぱり子どもみたいに安定しないんです。それが長年使われている間に、安定してきます。
感想
稲盛さんは、人間を磨き続けることが経営の神髄だと言っている。
人生の目的は魂を磨くことである。魂はまた次の人生に引き継がれてゆく、と。
私は、宇宙は愛に向かっており、人生の目的は愛を知ることだと思っている。
愛に向かっていることは上手くいき、愛に背くことはうまくいかない、と。
ただ稲盛さんの言う「人間を磨くのはひたすら働くこと」ということが引っかかる。二宮尊徳や野球の稲尾和久のひたむきな精進を例にしているが、「考える」行為なしに人間は磨かれないと私は思う。スポーツ選手が犯罪や薬物で捕まる話もよくある。私は人間をみがくには、ひたむきな努力以外に考えることが大切であり、心理学や脳科学を勉強することも大切だと思っている。コミュニケーション力も大切である。
大富豪からの手紙
決断した瞬間に、その未来は同時に誕生する
「人生のすべてを一瞬で変えることはできない。だが、進む方向は、一瞬でかえることができる」
いったん決めるとそこにそごいエネルギーが発生するんです。それが、周りを巻き込んでいく。
【直感】
自分にとって何が大事かは、その人の心と体がちゃんと知っている。
理性ではよくわからないときでも、「心と体で得た直感に、人生をゆだねる勇気」を持つこと。
「人生で、いちばんつまらないのはね、何も決めないまま、ただ時間をダラダラと過ごしてしまうこと」
カンと直感
カンは一瞬、心に浮かぶだけで、感情に訴えてくるものがない。
直感は、ずっとそこにある確かな感覚です。何度アクセスしても、答えは同じです。
【行動】
大半の人は、「将来、不都合があるからイヤイヤやる行動」に精一杯で、「楽しいからやるワクワクする行動」をやらない。
行動できない理由は情熱が足りないせいもあるが、ワクワクする目標がないことも大きい。
【お金】
「お金を失うことは些細なことで、勝負を失うことは甚大だ。だが、勇気を失うことは全てを失うことだ」チャーチル
お金には善悪の判断がないから、素直にエネルギーが強いものに引きつけられていく性質がある。すごくいい人にも引きつけられるし、悪いひとにも引きつけられる。
お金は「人生で、いちばんにするもの」ではない。だが、大切にしないと、人生を楽しく生きることはできない。
お金に邪魔されない人生が最低限、大事だと思っている。
誰がに喜ばれることが、こころのいちばんのご馳走だ。
誰かを幸せにするたびににね、「自分の器」が大きくなって、お金から自由になっていくんだ。
キミが「お金から自由になる」ことができたら、今度は、縁のある人を自由にしてあげてほしい。そうすれば、その人は、「お金のためだけに生きる」ということをしなくてすむ。
「自分の才能を見つけて、それを磨き、ドキドキしながらお金を受け取るプロセス」は人生でもっとも楽しいことの一つだと思う。
『自分の器』を超えてお金をてにいれてしまうと、人は不幸になってしまうんだ。
いいお金の使い道というのはね「自分とまわりの人を幸せにできる」という視点で考えて欲しい。
お金持ちになる方法
1 家族のお金を受け継ぐ
2 お金に働いてもらう
3 自分の才能を使って、仕事で稼ぐ
才能をみつけたいなら、「まわりの人からの頼まれごと」を引き受けて、それをしっかりこなすことからスタートするといい。
まったくのゼロから出発して、「自分のキャッシュポイント(才能がお金になる活動)を見つけて、ワクワクしながら行動して、失敗して、成功して、また失敗して、それから、成功をつかむ。
【仕事】
誰かに利益を与えたり、喜ばせたりすることに喜びを感じるのが人間という生き物なんだ。
どんな人にとっても、人生で最高の喜びは、「誰かに何かをしてあげて、感謝されること」であり、それかそが、つまり「仕事の醍醐味」なんだよ。
仕事をしないでたくさんお金を得たとしてもね、本当の意味で、人は幸せを感じることはできない生き物なんだ。
「天職」の探し方の一例はね、たとえば、キミが小さいころから楽しかったこと、努力せずに上手にできることの周辺から探すんだ。
でも、「天職を探し出す道のりこそが人生の道のり」でもあるから、焦らずにじっくり向き合って欲しい。
成功している人はね、みんな仕事が大好きだ。というよりも、「心から仕事が大好きだから、成功した」というのが正しい順番かおしれない。
仕事が大好き名分、いつも楽しく仕事のことを考えているから、その分野において、人が困っている問題を見つけるのが上手で、それを解決する手段を次々に思いつき、すぐに行動に移すことができる。その間、ストレスはほとんどないんだよ、だから、彼らは成功する。
お金を稼ぐ手段
1 労働で稼ぐ
2 ビジネスで稼ぐ
3 資産で稼ぐ
仕事というのはね「経験を蓄積していくこと」が大切だから「積み上がっていく経験」をしていかないかぎり、同じところをおグルグルまわるだけになってしまう。
仕事で成功している人は「視線の高さ」が違うんだ。
それはどこを見て仕事をしているかということなんだ。
地面におちている小銭を探すように仕事をするのか、目の前のやるべき仕事をこなすのか、業界全体のため、世界のために仕事をするのか。どこを見るかで、成功の度合いが、全然、違ってくるんだよ。
仕事は質・量・方向性だ
【失敗】
成功のための唯一の方法は、失敗してもあきらめずに、挑戦し続けることだ。
仕事のよろこびとはね、まわりの人を巻き込みながら、関係者全員を幸せに豊かにすることだよ。
【人間関係】
誰かと心からつながったと感じるときにしか、人は幸せを感じられないようになっているんだよ。
「こちらに五分の理しか無い場合は、どんなに重大なことでも、相手にゆずるべきだ。百パーセントこちらが正しいと思われる場合でも、小さいことなら譲ったほうがいい」
「もしも相手を自分の意見に賛成させたければ、まず諸君が味方だとわからせることだ」
リンカーンは「良い人間関係なしには、何事もうまくいかない」ということを知っていたのだ。
「相手をよろこばせることが、ビジネスでの人間関係のカギだ」
そう、感情が出せないというのは、大きな問題なんだ。人と人をつなげるものが「感情」だからね。一緒に喜び、悲しみ、怒ることで、人間関係というものが深まっていくんだ。
人間の未来 AIの未来
人間の棋士は「じゃあ持久戦で行こう」とか「急戦調で攻めていこう」といった方針、方向性を持って考えていくので、指し手にそれが反映されるんですね。AIは常に一手ずつリセットして考えていくので、どういう流れでその局面にきたのかは、まったく関係ありません。つまり、そこには継続性とか一貫性というものがないわけです。
人間が指す手は
人間の持っている一種の防衛本能とか生存本能が、そういう手を選ぶのを避けてきたからではないかと私は思っています。(羽生)
ソフトの開発者に「ランダムな変数をどんどん入れたら、AIにも創造的な仕事ができるのではないですか」と聞いたところ、ランダムな変数を少し入れたくらいでは、私たちの言う真の想像には全く結びつかないということでした。だから、これからAIの開発が進んでいっても、なかなか人間的な創造をするのは難しいのではないかと言われています。(羽生)
AIはデータに基づいて人々が好むもの、選ぶものを予測するのは得意ですが、とんでもないものを好きになる、意外性を愛する人間の可能性は予測できないはずです。それこそ人間にしかできない創造的行為です。(羽生)
アイディアや発想、ひらめきを得るときには、ものすごく考えて考えてそこから生み出されるものもあれば、あるいはちょっと空白というか、熟考から離れてぼんやりとしているときにパッと思いつくこともありますね。眠っていたものが突然、目覚めるように。それは眠らせていた機能が活性化された瞬間かも
しれません。
ということは、ひらめきを得るためには、インプットばかりではなく、それを整理したり無駄なものをそぎ落としたりする時間が必要なのかなとは思っています。
アイディアはどこから生まれるか
- 天才だから
- 実験をしていて予想していなかったことが怒ったときに、それに食いつく。
- 自分も他人もみんな「これができたら素晴らしい」と考えているんだけれども、「無理だろう」とあきらめて、誰もやっていないことに敢えてチャレンジする (山中)
知識は当然必要なのだけれども、でも時に邪魔をすることもある。知識が多すぎると「これはできるはずがない。絶対に失敗する」と怖くなるんですね。(山中)
頭の中にたくさんの情報を詰め込んでしまうと、先入観や固定観念ができてしまって、これまでにまったくなかったもの、既成概念を破壊するようなことが思い浮かばなくなってしまう。それはよくないな、と思うことが多いですね。(羽生)
だから失敗を経験することなく、教科書に書いてあることをそのまま答えたら目的の大学に入れるという環境で育ってきた子が大半です。そんな子がいきなり研究の世界に入ってきて、「教科書に書いてあること、先生に言うことは信じるな」とか、「実験結果で予想外のことが起こった時こそチャンスだ」と言われても、それは簡単には受け入れられないですよ。(山中)
直線型:一度目標を決めたら最後までやり通す生き方を好む
回旋型:ここかと思えばまたあちらと、自分の興味に応じて、ある意味フレキシブルにクルクル回って移り変わることができる。
(直線型と回旋型が両方日本にもいると良いのですが、)受験をメインとする教育だと、なかなか回旋型は生まれません。(山中)
若いころだと無駄だと切り捨ててきたものが、実は重要なんじゃないかと見直すようになりました。意味がなさそうなことに実は意味があるはずだとか、すぐに結果がでるわけではないけれども、小さな積み重ねを日々行うことで新しいアイディアやひらめきが生まれてくるのではないか。(羽生)
あまり根を詰めて真面目にやりすぎないほうがいいのかな、と。結果を求めるよりもプロセスの中に楽しみを見いだせるかどうか、やっていること自体に充実感を感じるかどうか、そのほうがむしろ大事だと思います。(羽生)
母親の呪縛から解放される方法
臨床心理学博士・心理カウンセラー
すべての人はトラウマを持っているという立場で
母親を10のタイプに分け、それぞれ考え方をプラスに切り替えることで対処しようという考え。
1 コントロールマザーの場合
「今日は何でこんなに遅かったの?」
自動思考→「そんなの買ってでしょ」
スイッチ思考「何でも知っておかないと不安なんだな」
2 被害者メンタリティーマザーの場合
「私のこおとなんてどうでもいいのね。もう死にたいわ」
自動思考→「そんなことないよ、お母さん!死ぬなんてこと言わないで!」
スイッチ思考→「ああ、また私に何かさせたいのね。もうその手には乗ら
ないわよ」
3 完全主義マザーの場合
「もうちょっと頑張ってよ」
自動思考→「もう十分頑張ってるよ。どこまで頑張れば認めてくれるんだ」
スイッチ思考→「そんなに理想ばかり追求して、疲れるだろうな」
4 オールドファッションのマザーの場合
※女は男に従うものだなど、古い考え方のこと
「もっと女の子らしくしなさい!」
自動思考→「うるさいな!」
スイッチ思考→「お母さんは私を守りたいんだ!」
5 劣等感マザーの場合
「あんたは本当に出来の悪い子だね」
自動思考→『私って本当にダメな人間なんだ』
スイッチ思考→「娘の悪口をいわないとやってられないほどつらいのね。
お気の毒」
6 建て前マザーの場合
「そんな成績じゃ、親戚中に笑われるわよ」
自動思考→「いつも周りばかり気にして、何よ」
スイッチ思考→「ああ、お母さんは私を外の冷たい風から守ろうと必死な
んだ」
7 欲求不満マザー
「お父さんと結婚しなきゃよかった。もっと家事をやってくれる人がよか
った」
自動思考→「また、そんなグチ?もう聞きたくないわ」
スイッチ思考→「自分の人生を棒に振ったと思うからつらいのね」
8 未熟マザーの場合
「『デブね』と言ったくらいで、なんでそんなに気のするの?」
自動思考→「なんて冷たくてむごい母!」
すスイッチ思考→「子どもだから子どもの気持ちが分からないんだ。ただ
思ったことを言っているだけ。仕方ないわ」
9 依存マザーの場合
「欲しいものがあるんだけど、お金うぃ貸してもらえないかしら?」
自動思考→「娘にお金を無心するなんて最低」
スイッチ思考→「お金を貸して、買い物依存症を悪化させることはできない。
だから絶対に貸せないわ」
10 虐待マザーの場合
「あんなに頭の悪い子はいないよ!」
自動思考→「私はそんなに頭がわるいのかな。どうしよう」
スイッチ思考→「お母さんは子どもの時にひどくいじめに合ったから、こんなふうにしか言えないんだ。困ったもんだ。」
結局、母の言葉に直接感情的に言葉を返すのではなく、母の抱えているトラウマを考え、そんなふうにしか言えないんだと冷静になり大きなダメージをうけないようにすること。