かんたんのゆめのBVE関連の更新情報告知や各種Tipsの紹介を書いていきます。
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この内容を書いているときにだいぶ身も蓋もないことに気づいてしまったんですが、「BVE6に対応できて低性能PCを切り捨てる覚悟があるなら、べつに好きなだけメモリを使って作ればよい」んだよな……と。メモリ上限があったBVE5以前の時代ならまだしも、64bitPCの普及も進んでBVE6への移行の選択もできる。そんなわけで対策をしないという選択もありっちゃありかもしれない。
実際シナリオを読んだ時にBVEのメモリ消費が3GBに達していないのであれば、特に対策の必要はないかと思います。(2GBPCに対応したい場合はがんばれ)
とはいえ対策ゼロでひたすらメモリを食いまくっているとやがて自分ですらプレイできないデータになってしまいます。BVE6の限界はPCの限界なわけで、せっかく作ったデータがまともに動かない、それ以前にまともに製作が続けられないデータになってしまってはどうしようもありません。てなわけで、まぁやるかどうかは別にしてせっかく書いたので見るだけ見てってくれ。
「軽量化」というとストラクチャの頂点を減らしたり、テクスチャを縮小したり…と、せっかく作った物のダウングレードをする(質を下げる)作業であるといったイメージがあるかもしれませんが、そうした見た目を一切いじらないでも軽量化できる項目もあります。(とはいえ主原因がストラクチャにある場合も多く効果も大きいのでいじらざるを得ないことも多いですが)まずは見た目に影響がない非破壊の軽量化を紹介します。
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シナリオの軽量化の話はちょっと前にここでも書いたのですが、見返してみるともはや8年前の記事となっており、そんなに経ったんだ…と打ちひしがれています。そんなわけで、最近の関心の高まりもあって、再度令和最新版として取り扱ってみたいと思います。
時は2024年。世の中のゲームはすっかり3Dゲームが標準となってきました。広大な3Dの大地を縦横無尽に駆け巡るオープンワールド的なゲームもご家庭のPCどころかお手持ちのスマホで気軽にできる時代となっております。良い時代ですね。
そんな中、BVEは現在の3Dクオリティに合わせてゴリゴリに作りこむとやたらと重くなっていきます。なんでか? それはBVEの根本的な設計が、2000年頃のBVE1リリース時から変わっていないという事情があります。
BVEでシナリオの重さを語る際、現在はフレームレート(FPS)の数値よりメモリ消費を重視する傾向にあります。実際PCの性能がどんどん進化したため、フレームレートの低下で困るという場面は昔に比べてかなり解消したようには思います。どうしてBVEではメモリ消費の問題が解消されないかというと、読み込めるデータ量に制限があるからです。
一般的にデータというものはHDDから読み込むよりよりメモリから読み込んだ方が圧倒的に早いです。そんなわけでBVEは、シナリオ読み込み時に「すべてのデータを(BVEの)メモリ上に読み込みます」
これはシナリオデータ総量のたかが知れていたBVE1/2時代※1 なら何も問題なかったのですが、時代はBVE5となりフル画面化され、それに合わせてテクスチャが高画質化の傾向に。さらにプラグインの充実などの高機能化が進む中で、シナリオの総データ容量が加速度的に増加していき、やがて「すべてのデータを読み込むとシステムの限界が来てBVEがパンクする」※2※3 状況が出てきました。
BVE5.8(LargeAddressAware/所謂4GBパッチの適用)およびBVE6(64bit化)のリリースでだいぶ余裕は出来たものの、いずれにしてもBVE5.8は3GB程度が読み込み限界ですし、BVE6では理論上は無限になったとはいえ、最終的にPC性能という限界があります。
とりあえずこのあたりは現行のBVEの仕様となっており我々にはどうしようもない部分なので、あまり使用メモリを食いすぎているようであればなんらかの削減、もしくは公開時に注意喚起の必要があります。
※1 そもそもこの時代はPC搭載メモリが64~512MB程度とかの時代で、車両と路線合わせて30MBもあれば超重量級のシナリオでした。
※2 32bitアプリケーションの制限でアプリケーションに2GB(実質1.5GB程度)以上のデータを読み込めない。
※3 公式サイト見直してたらBVE1-4の時点ではAnnounce音声はメモリ上ではなかったような様子
JR日豊本線下り大分地区を更新の上再公開しました。区間は変わらず…ですが、シナリオの種類増加と年代別の情景変化を追加しています。まだまだ暫定版から抜け出せてはいませんが、今後も細々と製作を続けていきますので、長い目で見守っていただければと思います。
前回以上に様々な方のご協力や素材に助けられています。クレジットについてはサイトに用意しておりますのでご参照ください。
▼公開サイト
なお合わせて815/817系もコントローラーの不具合を修正したものを公開しています。
そのほかJR線車両パックなど導入必須な車両データがありますので、サイト内の説明をよく読んだうえで導入をお願いいたします。
楽しんでいただければ幸いです。
(2023/5/28更新)
V2.11:BVEへのシナリオ再読み込み送信に対応しました。
▽ダウンロードはこちらの記事からお願いします
以前製作したBVEテレポートですが、新機能を追加してV2.1として公開しました。今回追加した新機能は「キー入力での移動に対応」です。
特定のキー入力を検知してBVE上の距離を前後できます。BVEをアクティブにする必要が無いため、エディタでの作業中に楽に前後移動が可能です。
BVEテレポートV2.1を公開しました。以前からの機能に追加してキー入力による距離移動をサポートしました。https://t.co/4p1zgWWarH pic.twitter.com/c3zJVuTWlW
— New "T" BVE Account (@BVE69345936) 2023年5月27日
BVE上での前後移動は標準機能でも可能ですが、BVEテレポートとBveSpeedInterface(などのデバイスプラグイン)を組み合わせることで、エディタでの構文編集中にそのままBVEの距離移動が可能となります。 pic.twitter.com/uqeODfAmEj
— New "T" BVE Account (@BVE69345936) 2023年5月27日
機能追加は回転ノブ付きのプログラマブルキーボードを購入してみたことがきっかけですが、普通のキーに割り当てても便利だと思います。ChangeKeyなどのソフトでキー割り当てを変更できるので研究してみてもいいかも。
ちなみにこのキーボード、なぜか割り付けソフトが入ってないので届いたら購入先に連絡して送ってもらう必要がありますが、検索するとソフトが出てくるのでせっかちな方はそちらから拾うとよいと思います。●
コマンドプロンプトやらがわかれば有志制作のch57x-keyboard-toolが大変便利。