Starforged Legends
さて、新パックの実装も来週に迫った本日、収録される全カードが公開されましたね。
Shadowverse第6弾 Starforged Legends - 星神の伝説 -|サイコミ
星神の伝説の名の通り、今回は星の名を持つカードが多数収録されていますが、クラスの関係上、星テーマでデッキを構築することができるわけではないというところが少し残念です。
今回のパックは全体的に控えめなパワーを持ったカードが多いですがその中で私が気になったレジェンドを紹介しようと思います。
ロイヤル 静かなる炎将・マーズ
ネクロ トワイライトクイーン
ニュートラル ロキ
の3枚をピックアップしてみました。
まず静かなる炎将・マーズですが、自分が場に存在する限り、後続のロイヤルフォロワーに0/1バフを乗せ、更に「交戦時に1/0バフさせる効果」を持たせるという強力なバフ能力を持った指揮官です。「プレイされた」では無く「場に出た」というテキストのため、オースレスナイトのような複数のロイヤルフォロワーを場に広げるカードと相性がいい点、バフ対象が兵士や指揮官に限定されてないという点も注目ですね。
メイドリーダーや同パック収録の新カード、太陽の槍・ルーでサーチも容易く、また、同じく同パック収録の5コススペル、円卓会議で簡単にアクセスできるのもポイントが高いです。
単純な3 2/3のサイズでテンポを取りつつ、続く4t目以降の展開でも味方フォロワーの体力を上乗せし、ゲームを優位に進められるため、相手としてはなんとしても除去したいフォロワーの1体となることでしょう。
次にトワイライトクイーンですが、ラストワードでプレイヤーに「次に働かせるラストワード能力をもう一度働かせる」という能力を付与する、永続ではないけれどいわゆる紋章のような効果を持っています。
ネクロマンサーには強力なラストワードを持つフォロワーが多く、有効に活かせる場面は多いと思いますが、中でも私は、よろめく不死者、闇の従者、の2枚とのシナジーが強いと考えています。トワイライトクイーンが4コストであるため、あらかじめ場に出しておけて尚且つ処理がしづらい2枚であると同時に、5t目にソウルコンバージョンやデーモンイーターといった強力なドローソースと同時にプレイすることができ、ラストワードを発動させやすいからです。
cvが能登麻美子というところもかなりポイントが高いです。能登かわいいよ能登。
最後にロキですが、このカードもプレイヤーに能力を付与するフォロワーであり、「次に自分が対象を選択しないファンファーレ能力を働かせたとき、もう一度働かせる」という能力を付与します。
強力なファンファーレ能力を持つカードが多いこのゲームで、この効果を有効に使うことはそう難しくないことだと思いますが、ロキ自身が8コストと少し重く、構築が少し難しいカードだと考えています。しかし、本来一度しか働かないファンファーレ能力を2回使えることのメリットは高く、環境や構築、今後の追加カードなどで評価が変動するカードの1枚だと思います。ニュートラルということで、どのクラスでも使えるという点はありがたいですね。
今回のパックは紋章のような効果を持つフォロワーが多く見られ、今まで以上に実装され実際に使ってみるまで評価がしにくいですが、使ってみるまでわからないというのはとても楽しみな要素なため、来週が待ち遠しいです。
それでは。
Wonderland Dreams
来週実装予定のシャドバ新パックですが全カードが公開されましたね。
▼サイコミ「Wonderland Dreams / ワンダーランド・ドリームズ」全カード一覧
https://cycomi.com/title.php?title_id=65
今回のパックはニュートラルに関係したカードが多く収録されていますが、ニュートラルカードとクラス固有カードの配分が難しそうなものが多く、実装されるまでは何とも言えないのが現状です。
しかし各レジェンドはレアリティに恥じないパワーを引っさげてきたため実装が待ちきれないです。
その中でも私がピックアップしたいのは
ウィッチ 呼び覚まされし禁忌
ドラゴン 天窮の竜神
ヴァンパイア 昏き底より出でる者
の3枚です。
まず呼び覚まされし禁忌ですが、恐らくこれにより次元の超越を軸とした超越デッキが強化されるのではないかと予想しています。これは超越が苦手とするフェイス、アグロなどの高速でゲームを決めに来るデッキへの耐性になるのではないかと予想しているからです。
超越は、知恵の光や運命の導きのようなドローソース、虹の輝きやマジックミサイル、魔力の蓄積などのいわゆるキャントリップを序盤に多く使用するため4~5t目以降は常にといっていいほど手札が7~9枚を往復します。そのため3t目に呼び覚まされし禁忌を場に置くだけでアグロ側にはとても強い圧力になります。
例えドローソースやキャントリップを多く引けず、上手く効果を発揮できなかったとしても、先攻5t目、後攻だと4t目には進化権を得て6点ものパワーでライフを削ることが可能になるので相手としてはなんとしても処理したいいやらしい置物になるでしょう。
スペルではないので超越を始めとするスペルブーストカードとの相性が良いわけではない点だけは注意したいです。
次に天窮の竜神です。ラストワードで次の自分のターンに場に出たドラゴンフォロワーのステータスを倍にするという破格な効果を付与します。ダークドラグーン・フォルテやジェネシスドラゴンなどの疾走フォロワーととても相性が良いと感じています。
このカードは従来のデッキに組み込んでも期待に外れないパワーを発揮してくれると思いますが、専用の構築を組んだ方が効果を活かしやすいかもしれません。現在のドラゴンはいわゆるランプ型のものが多く、バハムートやウロボロス、イスラーフィールなどをフィニッシャーとしています。ここに天窮の竜神を入れてみてもただバフをして終わりになってしまい(それでもウロボロスなら16/8の超パワーになりますが)勿体無いことになってしまいます。
プレイではなく場に出たという表記のため、恐らくジルニトラから出たドラゴンやウルズで出したフォロワーにもバフが乗るという点に注目したいですね。
せっかくバフをしても返しのターンで除去されては元も子もないですし、最大限効果を発揮させるために疾走フォロワーを多く採用し、ジェネシスドラゴンの14点パンチや、ダークドラグーン・フォルテの10点パンチにウルズを加え夢の20点パンチを実現させる構築を目指したいところです。
cv広橋涼にも注目しています。
最後に昏き底より出でる者ですが、今回ピックアップした3枚のカードの中でも特に面白そうなカードだと感じています。ベルフェゴールを軸とした復讐デッキや小型フォロワーにインプランサーを添えたアグロデッキという今までのヴァンパイアとは違ったデッキタイプを生み出してくれるカードになるかもしれません。
潜伏フォロワーは性質上、場に残りやすいですが全体除去やランダム除去を弱点としてきました。しかしこのカードは場に出した時点で役割を果たせるようなデザインになっており、今までの潜伏フォロワーとは一線を画しています。
通常のラストワードフォロワーは漆黒の法典やオーディンなどの消滅カードに弱いことが多いですが、潜伏が付いていることにより単体消滅カードはメタとして機能していません。唯一の全体消滅だったライトニングブラストも、エンハンス効果が削除される弱体化を受けたので確実に6点を持っていけるカードになっています。
潜伏状態のまま除去されずにターンが返ってきた場合は、直接攻撃で12点、進化権が残っていれば16点ものライフを持っていく超パワーを持っています。
パワーが6なのでエンハンス効果を使用したバフォメットでサーチして5PPで出したり、同パックに収録されているバンダースナッチのエンハンス効果を使用して場に出すなど、アクセスする手段が豊富なのもポイントが高いです。
今回ピックアップしたカードは私が使ってみたいカードの中でも特に異彩を放っているなと感じたカードたちです。他にも個性的なカードが追加されていて、今からワクワクしているので、29日を楽しみにしたいと思います。それでは。