　というのも、私は今年初めてこのイベントに参加しようと思った際に、ざっくりした流れや混雑状況を知りたくて過去のメッセージ企画のレポを探してみたのですが、あまりその時のことを残している方がいなかったので、来年以降初めてイベントに参加する方の参考になればいいな、と思ったからです。（結果、かなり特殊な初日となりましたが…）

企画の発表～事前準備

　2019年のメッセージ企画が発表されたのは2月5日です。ヤクルトのキャンプ期間中の恒例行事となっているようで、

2019年　開催発表：2/5　開催期間：2/9（土）～
2018年　開催発表：2/7　開催期間：2/9（金）～
2017年　開催発表：2/7　開催期間：2/10（金）～
2016年　開催発表：2/3　開催期間：2/6（土）～
2015年　開催発表：2/2　開催期間：2/7（土）～

比較してみると「だいたいこの時期にやってるんだな」ということが分かります。この法則でいくと2020年も行われるとしたら2月7日(金)か8日(土)からの開催かもしれないですね。

内容は5000円の買い物をするごとに1枚メッセージカードをもらえ、そのカードに選手/コーチ/監督/マスコットへメッセージを記入し、提出することで後日メッセージを書いた相手のサインと生写真が返ってくるという内容です。2019年は全体のメッセージカードの準備数は1500枚。5000×1500＝7500000！ヤクルトファンのお財布から合計750万円が動くスケールの大きな企画ですね。メッセージの受付枚数は選手別に限りがあるとの注意書きがあり、2015年・2016年の企画予告の記事には「各選手・監督・コーチ先着50名」とありましたが、当日確認した受付用紙の内容によると2019年のメッセージ企画は選手によって上限枚数が異なる形式をとっていたようです*1。しかし、選手に直筆のサインを書いてもらえる企画なので今年も最大50枚くらいだったのかもしれないです。人気選手に確実にメッセージを送りたい場合はとにかく朝早くから並んでいち早く受付を済ませることが第一ですね。

つば九郎店の営業は10時30分からなので、私は確実に目当ての選手にメッセージを書くため開店前から並ぶという手段に出ることを決めました。

メッセージを書く前の準備として、選手にどのようなメッセージを書くか事前に内容を考えることはもちろん、ホームページでは例としてつば九郎へのメッセージカードが載っていたのですが、それが黒色のペンのみで書かれていたのが気になり、少しでもメッセージカードが華やかになるようにカラーペンとシールを用意していきました。

当日の様子

　私がつば九郎店に到着し、開店を待つ列に並び始めたのは朝8時頃です。朝8時の地点でも最低50人は並んでいたと思います(正確に数えた訳ではない)。前日から「明日は東京でも雪が積もるぞ」というニュースが世間を騒がせていたのでそこまで人はいないのではないかとも思っていましたが、しっかりと防寒対策をしたヤクルトファンがすでに大勢いました。ショップのスタッフさんたちは「開店時間を早められるように頑張っている」ということを話していて、もう一つ大切なこととして「メッセージを一度の受付で同一の選手に複数枚書くことはできない」という注意をしていました。同じ選手に複数枚メッセージを書きたい場合はもう一度列に並び直す必要があるということですね。この際「代理で」という言葉が店舗側から出ていたので、代理として企画に参加する人がいるだろうということは球団側も分かっているようです。

列に並んでからはひたすらradikoで時間をやり過ごしていましたが、どんどんとつば九郎店の開店を待つ人の列は増えていきました。9時半頃から雪が降り始め、指先や足先が痛くなってきた頃、通常より30分早い朝10時につば九郎店の営業が開始されました。

入口にスタッフさんが一名立ち、少しずつ買い物する人を入れ替える形式（いわゆる入場規制）を取っていたので比較的ゆったりとした店内で買い物をすることができました。むしろシーズン中の方が入場規制がされていない分店内が混雑していた気がします。

5000円買うごとにメッセージカードが1枚なので、買い物をするとファンクラブのポイントが結構貯まります。しかし、新年度の会員カードは届いていない場合がほとんどだと思われます。スマートフォンでSwallows CREWのサイトにアクセスしてQR会員証の画面を前もって用意しておくとスムーズです。スマートフォンの画面が暗いと上手く読み取ってもらえないことがあるので、QR会員証を提示するときは画面を明るくしておくと良いと思います。

最初からホームページで目当てのグッズを決めていたので（手がかじかんで小銭を出すのに手こずった以外）買い物はスムーズに進みましたが、メッセージカードの受付は別の場所だったので、お店を出てからレシートを片手にメッセージカード受付の列へと移動。メッセージカードの配布が終了した選手がいるかは、つば九郎店の店頭やカードの受付コーナーに対象選手の一覧表が貼りつけてあるのでそこで確認することができます。

つば九郎店のデッキ部分にテントが張ってあり、そこで受付がされていのですが、その待機列がまた長い！一難去ってまた一難。雪がまだ降り続く中列の最後尾に並びます。最後尾を案内するスタッフさんに会計レシートを提示すると、スタッフさんが金額を確認し1枚だったら①、2枚だったら②…と受け取れるメッセージカードの枚数に応じて赤ペンで数字を書いてくれます。スタジアム通り店のレシートでも受付は可能ですが、レシートの合算は不可能なので注意が必要です。私はスタジアム通り店にはいきませんでしたが、つば九郎店が入場規制をしていると聞いてスタジアム通り店で買い物をしたという人がいたり、つば九郎店に無かったものがスタジアム通り店で売っていたという報告があったようです。上手く活用したいですね。

そこからまた30分ほど待ち、メッセージカードの受付が完了しました。目当ての選手へのカードは確保できましたが、私が受付した時点で山田哲人選手宛てのカードは終了しており、坂口智隆選手宛てのカードも残り10枚ほどというアナウンスがされていました。大体残りが10枚になったところで「○○選手、残り10枚（5枚・2枚・終了）で～す！」とスタッフさんの案内が入ります。当然ですがアナウンスの度に待機列は若干ザワつきます。

メッセージカードの受付は、カード1枚につき記入する受付用紙（受付番号が書かれています）が1枚渡され、点線でお客様控えと店舗側控えに分かれています。

こちらでは店舗側控えになる部分を渡されたボールペンで記入します。雪が降って寒すぎるので上手く文字が書けなかった。

希望する選手の名前・背番号
自分の名前
連絡先

事前の説明から考えると、誰かの代理でカードを記入する行為自体は禁止されていないようですが、誰かの代理で書く場合はこの名前と連絡先の記入内容が変わってくるかもしれないです。

記入した紙をスタッフさんに渡すと、スタッフさんがお客様控えの部分を記入したり、受付番号と対象の選手を確認してメッセージカードを用意してくれます。

メッセージカードの裏側にも受付番号が書かれていて、控えの受付番号と対象選手が一緒になるようにメッセージカードの左側（選手からのサインが書かれる箇所）に小さく「#△△ ○○選手」という風に背番号と選手の名前が書かれたシールを貼ってくれます。このシールの残り枚数で各選手の上限をチェックしているようですね。

最後に店舗控えの部分をスタッフさんが切り離し、レシートとお客様控え（私はカードを2枚書いたので2枚分）をホッチキスで留めて渡してくれました。

受付は以上です。隣にメッセージを記入するスペースがあり、テントの下にテーブルと提出ボックス・カラーペンが用意してあるのですが、椅子は無くかがんでメッセージを書かなければいけないのと、とにかく寒いので自分はペンを自分で持っていたこともあり、近くの喫茶店でメッセージを書きました。スペースのはのりも用意されているので、事前に紙に書いてきたメッセージを貼りつけて投函することも可能でした。字を間違えてしまったり、インクが擦れてしまうのが心配な人はこの方法でも良いかもしれないですね。*2

一度持ち帰ってメッセージを書くことは禁止されていませんが、提出の期日（2019年の場合は11日）があるので注意が必要ですね。メッセージカードはメッセージ記入コーナーにある提出ボックス（背番号ごとに分けられています）に投函します。

これで企画への参加は終了ですが、一番大切なのはこのメッセージは期限内に自分で受け取りに行かなければならないということです。ちょうど私がメッセージを書き終え投函しようとした際に「配送はしてもらえないのか」と問い合わせしている人がいましたが、そのようなサービスはありません。

2019年6月末までに店舗へとお越しください。

上記期間以降への受け渡しに関しましては責任を負いかねます。

応援メッセージカードの受け渡しは、つば九郎店のみ（定休日を除く）で行っております。

受け渡し開始日は、3月中旬（16日頃）を予定しております。

受付用紙にもこのような注意書きがされています。3月16日から6月末というと、ちょうど神宮でのオープン戦～シーズン開幕～ゴールデンウイーク～交流戦～シーズン再開…といった感じでしょうか。神宮での試合がない日でもつば九郎店の営業時間内であれば受け取れるようなので受け取りを楽しみにしたいですね。

企画の感想・まとめ

　とにかく寒かった！！！！寒かったけれど寒い中企画のために並ぶスワローズファンは最高ですね。

私の受付番号は200番の少し手前でした。悪天候で8時くらいから並んで200番・山田選手宛てのカードは終了と考えると、山田選手にメッセージを書きたい場合は何時から並べばいいのでしょうかね…。

しかし、開店前や開店直後こそ入店列・カード受付列ともに混雑していましたが、午後になるとお店は自由入店、カード受付も待ち時間はゼロになっていました。カード自体も数日間は残っていたので、目当ての選手によってはゆっくりと向かっても大丈夫かもしれません。

また、この企画が発表される前日に中日ドラゴンズが転売目的でサインを貰うことと、サインの転売についての警告文を発表しました。この企画はいわば「スワローズグッズを買って選手にメッセージを贈ってサインを貰おう！」という内容なので球団はグッズの売り上げが増え、ファンは選手の直筆サインが貰えるという双方に利益があるとも思える企画ですが、もしこの企画のサインが転売されたりしたら企画の存続が見直されてしまうかもしれません*3。この企画は来年以降も続いてほしいなぁ、といちファン的には思っています。

このブログはメッセージ企画に参加しようと決めたときから書こうと思っていて、実際に参加した翌日くらいから書き始めていたのですが、気が付いたらイベントから1カ月経ち、来週からカードの受け取りが始まるという時期になってしまいました。遅筆にも程がある。私は神宮でのオープン戦を観戦する予定があるので、その時にカードを受け取ろうと思います。

*1:受付用紙の注意事項に各選手先着順で、選手によって上限枚数が異なるとの記述あり

*2:公式サイトで企画が発表された時にカードの大きさは載っていました

*3:名前と連絡先の記入や、参加に最低5000円かかるので転売屋が目をつけることは無いと思いますが