少し遅めのDeNAドラフト感想記
今回はドラフトについて書きたいと思います。
方針としては、まずはDeNAの補強ポイントを確認して、実際その補強ポイントを埋めることができたのかということを見ていきたいと思います。
1.横浜DeNAベイスターズの補強ポイント
まずは補強ポイントについて、まずは現状確認から行いたいと思います。
現状について一軍と二軍とで異なっていると思っていて、それぞれ見ていきたいと思いますが、
まずは一軍から。
上の表は、ポジション別の攻撃力を示したもの(ドラフト直前の数値)ですが、捕手と遊撃手で大きなマイナスが出ており、捕手と遊撃手はウィークポイントと言えるでしょう。
また投手面では、後半戦、三嶋・山崎両投手の乱調が相次ぎ、中継ぎ陣不安定だった一方、
先発は今永、大貫、ロメロ、京山を柱にかなり安定してきていたと思います。
よって投手面では、中継ぎ・抑えがウィークポイントと言えるでしょう。
以上から、一軍のウィークポイントは、
①捕手
②遊撃手
③中継ぎ・抑え
となります。
これに二軍の状況を組み合わせると、どのような選手をドラフトで指名することが必要だったのか見えてくると思います。
二軍の状況はおおむねこのようだったと思います。
先発→飽和気味、1軍昇格の順番待ち状態
中継ぎ→手薄、降格したばかりの選手をすぐ昇格させざるを得ない状況
捕手→飽和気味、嶺井・高城・益子・東妻の4選手常時いる状態・・・
内野手→適正(?)、森・知野を一軍に輩出、倉本・田中俊太も控える
外野手→手薄、一時は捕手を外野に回すことも・・・
このように考えると、二軍の要請としては中継ぎと外野手ということになると思います。
また二軍を見てみると、捕手や遊撃手に関しては、現在育成待ちな感もあり、ドラフトで即戦力補強の必要あるの?という状況かもしれません。
これを加味すると、
①捕手→育成待ち(そもそも捕手はドラフトの即戦力としてなりづらい)
②遊撃手→育成待ち
③中継ぎ→補強必須
となり、そこにファーム外野手補強が加わり、
今年のドラフトでは、即戦力の中継ぎ・抑えとファーム育成用の外野手の補強がマストだったと言えると思います。
2.実際にドラフトを見てみましょう
実際にドラフトを見てみましょう。
1位 小園健太・投手(市立和歌山高)
2位 徳山壮真・投手(早稲田大)
4位 三浦銀二・投手(法政大)
5位 深沢鳳介・投手(専大松戸高)
6位 梶原昂希・外野手(神奈川大)
育成 1位 村川凪・外野手(徳島インディゴソックス)
2位 東出直也・捕手(小松大谷高)
3位 大橋武尊・外野手(茨城アストロプラネッツ)
補強ポイントの観点から見ると、注目すべきは赤字で示した5選手だと思います。
3.即戦力の先発を2選手獲得?
DeNAは、2位徳山、4位三浦と即戦力投手を指名します。
両選手とも大学では先発ということで、
ドラフト翌日には徳山7回無失点、三浦9回無失点の投げ合いを見せるなど先発としてのポテンシャルの高さを伺わせます。
また徳山選手に関しては、
あの元プロ野球選手も絶賛しているので、良いのかなと・・・
しかし、DeNAの補強ポイントは中継ぎ。
そことどう折り合いをつけていくのか、個人的には徳山・三浦両投手を1年目から中継ぎとして起用する線があるのかなと思っています。
今年の広島の栗林、森浦、大道のように、即戦力の中継ぎとして活躍することができれば、これほど心強いことはないと思います。
DeNAでは、伊勢が大学時代先発でしたし、可能性としてはなくはないと思います。
あとは既存の先発から誰か中継ぎに回すという選択肢もありますが、どのようにチーム編成をしていくのか見物です。
3.ファーム育成用の外野手をしっかり獲得
またDeNAは、6位梶原、育成1位村川、育成3位大橋と外野手を獲得します。
梶原選手はパワー系、村川・大橋両選手は俊足系のいずれも将来楽しみな選手だと思います。
DeNAは、しっかりと外野手を補強しました。
4.おわりに
このように、DeNAはドラフトのマストであった中継ぎ・抑えと外野手の補強を完遂しました。
その上で、超高校級の小園選手の獲得や3位で内野手の粟飯原選手の獲得など、しっかりと将来に向けての投資も行っています。
素晴らしいドラフトだったと思います。
来年以降に期待が持てるでしょう。
以上です。
投球数から見るベイスターズ 90~120試合 分析編(スマホ非推奨)
前回のつづきで、
91試合~120試合の投球数を分析していきたいと思います。
1.先発・中継ぎともに投球数が減少傾向
91~120試合の間では、61~90試合に比べて先発・中継ぎともに投球数が減少しました。
この投稿より、
31~60試合 | 61~90試合 | 差 | |
先発 | 2457 | 2733 | +276 |
中継ぎ | 2181 | 1717 | -464 |
31~60試合から61~90試合になるにあたって、先発の投球数が増え、中継ぎの投球数が減ったことを示しましたが、
61~90試合 | 91~120試合 | 差 | |
先発 | 2733 | 2717 | -16 |
中継ぎ | 1717 | 1605 | -112 |
61~90試合から91~120試合になるにあたっては、61~90試合の傾向はそのままに、先発・中継ぎともに投球数が減少しました。
これは、選手の頑張りも原因の一つだと思いますが、三浦監督の投手起用が上手くなってきているとも言えると思います。
来シーズンに向けて弾みになるでしょう。
2.2020年との比較・先発編
現在、2021年の120試合までの数字を集計しましたが、
2020年シーズンが120試合までだったことを考えると、ここまでの数字だけで2020年の数字と単純に比較ができる状況といえると思います。
そこで、2021年の120試合経過時点の数字を2020年の数字と比較していきたいと思います。
まずは先発の比較から。
2020 | 1~30試合 | 31~60試合 | 61~90試合 | 91~120試合 | 合計 |
大貫 | 288 | 390 | 435 | 559 | 1672 |
井納 | 287 | 442 | 330 | 443 | 1502 |
濱口 | 551 | 448 | 349 | 85 | 1433 |
平良 | 519 | 401 | 0 | 433 | 1353 |
上茶谷 | 91 | 230 | 489 | 152 | 962 |
今永 | 500 | 400 | 0 | 0 | 900 |
2021 | 1~30試合 | 31~60試合 | 61~90試合 | 91~120試合 | 合計 |
濱口 | 605 | 532 | 397 | 145 | 1679 |
大貫 | 483 | 297 | 404 | 456 | 1640 |
今永 | 0 | 292 | 607 | 536 | 1435 |
坂本 | 186 | 172 | 513 | 301 | 1172 |
京山 | 311 | 73 | 84 | 555 | 1023 |
ロメロ | 0 | 321 | 75 | 478 | 874 |
上の表が2020年、下の表が2021年のもので、それぞれ投球数が多かった6選手を挙げました。
見てみると、選手の名前が違うだけでそれほど大きな変化はなかったのかなと思います。
ただ、30試合のうち500球以上投げた例が、2020年では4例だったのに対して、2021年では6例に増えていて、
先発に投球数を投げさせる傾向が今年の方が強いのかなと思いました。
3.2020年との比較・中継ぎ編
次は中継ぎの比較です。
2020 | 1~30試合 | 31~60試合 | 61~90試合 | 91~120試合 | 合計 |
パットン | 253 | 172 | 243 | 301 | 969 |
エスコバー | 220 | 239 | 247 | 153 | 859 |
国吉 | 234 | 218 | 215 | 103 | 770 |
平田 | 106 | 201 | 184 | 266 | 757 |
石田 | 124 | 222 | 197 | 173 | 716 |
山﨑 | 186 | 255 | 225 | 39 | 705 |
三嶋 | 216 | 150 | 150 | 184 | 700 |
伊勢 | 88 | 41 | 186 | 300 | 615 |
武藤 | 59 | 153 | 185 | 207 | 604 |
砂田 | 0 | 0 | 13 | 266 | 279 |
三上 | 0 | 55 | 93 | 66 | 214 |
2021 | 1~30試合 | 31~60試合 | 61~90試合 | 91~120試合 | 合計 |
山﨑 | 214 | 221 | 200 | 220 | 855 |
三嶋 | 144 | 220 | 197 | 201 | 762 |
エスコバー | 77 | 237 | 254 | 176 | 744 |
平田 | 173 | 247 | 122 | 104 | 646 |
石田 | 271 | 272 | 78 | 0 | 621 |
砂田 | 158 | 179 | 149 | 119 | 605 |
櫻井 | 150 | 0 | 203 | 240 | 593 |
シャッケルフォード | 26 | 83 | 211 | 223 | 543 |
国吉 | 154 | 334 | 42 | 0 | 530 |
三上 | 140 | 225 | 135 | 0 | 500 |
伊勢 | 169 | 78 | 59 | 150 | 456 |
上の表が2020年、下の表が2021年のもので、それぞれ投球数が多かった11選手を挙げました。
2021年シーズン、中継ぎで投球数が多かったのは、山崎康晃の855球で、去年のエスコバー並みに酷使された計算になります。
来年、山崎康晃がベイスターズにいるのかまだはっきりしていませんが、残留したとしても、今年の起用が来年に影響する可能性は大きいのかなと思います。
また、120試合経過時点で700球以上投げた中継ぎが、2020年では7選手もいたのに対して、2021年では3選手に減少していて、
中継ぎの酷使は全体的には去年との比較で抑えられていたのかなと思いました。
4.2020年との比較・総合編
最後に全体的な数値の比較をしていきたいと思います。
1~30試合 | 31~60試合 | 61~90試合 | 91~120試合 | 合計 | |
先発(2020) | 2759 | 2668 | 2528 | 2473 | 10428 |
先発(2021) | 2697 | 2457 | 2733 | 2717 | 10604 |
中継ぎ(2020) | 1553 | 1792 | 1978 | 2236 | 7559 |
中継ぎ(2021) | 1902 | 2181 | 1717 | 1605 | 7405 |
上の表は、先発投球数と中継ぎ投球数を2020年と2021年に分けて表したものです。
これをグラフにすると、
上のグラフを見ると、2020年シーズンは、シーズンが進むにつれて先発投球数が減少し、中継ぎ投球数が増加する一方だったのに対して、
2021年シーズンは、31~60試合を境に、先発投球数は増加し、中継ぎ投球数は減少していきました。
これは、ラミレスと三浦番長の采配の違いと捉えるか、
または2021年シーズンがシーズン終盤になるにつれて先発が揃ってくるという、ベイスターズとしては珍しい現象が起きたからこそ現れたことなのか。
いずれにせよ、2020年とは違った数字が表れた2021年でした。
今回は以上です。
次回はドラフトに関して書きたいと思います!
投球数から見るベイスターズ 91~120試合 データ保存用(スマホ非推奨)
久しぶりの投稿になりました。
いつの間にかシーズン終了間近になり、1年は早いなと思わせるところだと思います。
今回は、投球数をテーマにベイスターズを見るシリーズの91~120試合版をやりたいと思います。
期間は、8月20日~9月25日の試合で、本当であれば先月には投稿したかったのですが、申し訳ない限りということで…
そして今回はデータ保存用として、分析を行う投稿は次回以降に回したいと思います!
・先発
1先発 | 2先発 | 3先発 | 4先発 | 5先発 | 6先発 | 合計 | 平均 | |
京山 | 83 | 92 | 92 | 79 | 120 | 89 | 555 | 93 |
今永 | 112 | 92 | 102 | 112 | 118 | 536 | 107 | |
ロメロ | 96 | 86 | 89 | 100 | 107 | 478 | 96 | |
大貫 | 96 | 80 | 98 | 79 | 103 | 456 | 91 | |
坂本 | 71 | 97 | 90 | 43 | 301 | 75 | ||
宮國 | 76 | 86 | 162 | 81 | ||||
濱口 | 84 | 61 | 145 | 73 | ||||
石田 | 84 | 84 | 84 |
・中継ぎ
1登板 | 2登板 | 3登板 | 4登板 | 5登板 | 6登板 | 7登板 | 8登板 | 9登板 | 10登板 | 11登板 | 12登板 | 13登板 | 合計 | |
櫻井 | 23 | 33 | 23 | 10 | 42 | 12 | 12 | 31 | 38 | 16 | 240 | |||
シャ | 10 | 13 | 29 | 26 | 20 | 31 | 20 | 14 | 31 | 29 | 223 | |||
山﨑 | 8 | 11 | 28 | 23 | 12 | 11 | 15 | 20 | 22 | 16 | 13 | 18 | 23 | 220 |
三嶋 | 13 | 12 | 22 | 19 | 13 | 11 | 29 | 12 | 25 | 13 | 20 | 12 | 201 | |
エス | 14 | 14 | 10 | 5 | 10 | 24 | 11 | 19 | 7 | 22 | 15 | 7 | 18 | 176 |
伊勢 | 12 | 12 | 17 | 21 | 13 | 14 | 5 | 21 | 6 | 7 | 22 | 150 | ||
砂田 | 12 | 4 | 12 | 22 | 26 | 5 | 15 | 2 | 17 | 4 | 119 | |||
平田 | 17 | 3 | 23 | 25 | 36 | 104 | ||||||||
田中 | 11 | 17 | 17 | 45 | ||||||||||
風張 | 16 | 23 | 39 | |||||||||||
ピー | 25 | 10 | 35 | |||||||||||
池谷 | 28 | 28 | ||||||||||||
進藤 | 5 | 20 | 25 |
以上です。
(注)シャ→シャッケルフォード
田中→田中健
ピー→ピープルズ
高城の代わりがなぜ戸柱なのか
高城選手が二軍に降格し、戸柱選手が昇格するらしいという知らせがありました。
高城選手は4月に1軍昇格以降、ほぼ試合出場なくベンチにいた状況で、それでもチームが回っていた状況だったと思います。
最近でもスタメンは伊藤光か山本、途中出場も両者のうちスタメンで出てなかった方が出るという状況で、そもそも第三捕手が必要だったの?というような状況でした。
そんな中での高城選手の二軍降格。
これはしょうがない面があるのかなと思います。
ベンチにずっといては試合勘も薄れてくるでしょうし、高城選手にとっても再調整ということは必要だったと思います。
しかし問題は昇格相手にあります。
昇格した選手は戸柱選手で、キャッチャーの昇格。
第三捕手がいらない状況でのキャッチャーの昇格には違和感を覚えるところもあると思います。
普通であれば、キャッチャーを2人にして、投手を補充したり、他の野手を補充しても良いと思うのですが、そこでキャッチャーが昇格してきました。
ここには謎があると思います。
このようなことが起こった背景としては、
1. 伊藤光の不調
2. 山本をメイン捕手にはできない
3. 高城は”スタメン”で使えるような状況ではない
ということがあると思っています。
伊藤光選手は後半戦から調子が良くなく、打撃ではほぼ投手のような打席内容、守備でも二塁送球がひ弱になっていて、本調子とは程遠い状況です。
山本選手は今年から一軍で本格的に出てきた選手で、守備は一級品な選手だと思います。
しかし打撃はあまり良くなく、またリードも今は評価されていますがメインで使うにはまだ怖い面もあって、研究されればすぐに攻略されてしまうのではと思っています。
これらメイン捕手2人が危うい状況になってきていて、
特に伊藤光選手の体調が良くないことは大きく、山本選手を伊藤光選手が支えきれるか否か、これまでの伊藤光選手と山本選手の二人三脚が崩れかけている、そんな状況だと思います。
メイン捕手2人以外に”スタメン”で使えるキャッチャーが必要な状況になりつつあると思います。
メイン捕手2人が危うければ第三捕手の出番!
となるのですがその第三捕手の高城選手は実践から遠ざかりすぎて"スタメン"で使える状況ではない。
そこで行われたのが高城選手の降格と、戸柱選手の昇格だと思います。
実際、メイン捕手2人が万全であれば高城選手の降格の意味も、戸柱選手の昇格の意味も薄かったのかなと思います。
しかし、メイン捕手2人が危ういという状況と、実践を積み万全の戸柱選手の昇格、これは意味がある現象だと思います。
戸柱選手はスタメンで使われるために1軍に昇格してきたのだと思います。
伊藤光選手の体調がいきなり万全になったり、山本選手が急に覚醒するなどのことが起きない限り、戸柱選手のスタメンマスクは十中八九あると思います。
戸柱選手のリードは伊藤光選手や山本選手のリードとはタイプが違うので、こういう状況にならなくても普通に併用しても面白いかなと思いますし、
これからどうなるのか見物だと思います。
国吉移籍後のベイスターズの投手起用
今回は、前回に予告した通り、国吉選手がトレードで移籍した後、ベイスターズの投手起用がどう変化したのかを主題にしたいと思います。
まずは、国吉選手移籍前の投手起用についてなのですが、ベイスターズでは第二先発が大きなウエイトを占めていました。
1~30試合 | 31~60試合 | 合計 | |
石田 | 271 | 272 | 543 |
国吉 | 154 | 334 | 488 |
山﨑 | 214 | 221 | 435 |
平田 | 173 | 247 | 420 |
三上 | 140 | 225 | 365 |
三嶋 | 144 | 220 | 364 |
砂田 | 158 | 179 | 337 |
エスコバー | 77 | 237 | 314 |
上の表は、60試合経過時点の中継ぎの投球数をまとめたものですが、
勝ちパターンの三嶋、山崎、砂田、エスコバーの投球数は少なく、
先発が早い回に降りた時にロングリリーフとして登板していた石田、国吉の投球数が多くなっていることが分かります。
シーズン序盤は先発陣の調子が良くなく、チームの中でも第二先発が重要な役割になっていたと思います。
そんな状況の中で起こったのが、国吉選手のトレードです。
チームで重要だった第二先発の選手を放出したことは、采配にも少なからず影響するだろうと考えられましたし、
そのトレードの影響は大きなものだったと言えると思います。
また石田選手も登録抹消、そして先発調整しており、シーズン序盤の第二先発が大きなウエイトを占めていた状況が変わりつつあることは何となく感じられます。
そこでその変化がどのようなものだったのかを見ていきたいと思います。
31~60試合 | 61~90試合 | 差 | |
先発 | 2457 | 2733 | +276 |
中継ぎ | 2181 | 1717 | -464 |
上の表は、先発と中継ぎ全体の投球数を31~60試合と61~90試合に分けて集計したものですが、
国吉選手移籍前の31~60試合に比べて、国吉選手移籍後の61~90試合の方が、先発の投球数が大きく増加し、中継ぎの投球数が大きく減少していることが分かります。
つまり、第二先発だった国吉選手が抜けた穴は先発投手の頑張りによって埋められていたのです。
この先発陣が多くの投球数を投げる流れは、三浦監督の野球にも合っていて、ようやく三浦監督らしいチームに近づくことができているのかなと感じました。
段々とベイスターズが三浦監督らしいチームになってきていて、シーズン序盤の暗いチームの雰囲気も一変した感じで、
今年は難しくとも来年は上位に食い込めるようなチームになってきていると思います。
できれば今年もこれから上位のチームに勝ちまくって、上位のチームへの最後の嫌がらせとして、優勝争いを引っ掻き回すチームになったら面白いなと思っています。
これからに期待したいと思います!
投球数から見るベイスターズ 61~90試合【データ保存用】(スマホ非推奨)
みなさんこんにちは。
今回は、投球数について見ていきたいと思います。
横浜ベイスターズの先発、中継ぎの投球数をそれぞれ集計し、まとめたいと思います。
集計した期間は、61~90試合にあたる6月8日~8月19日です。
今回は、データ保存用として、分析は次回以降の投稿に委ねたいと思います。
また、当ブログでは過去に1~30試合や31~60試合の投球数をまとめたことがあるので、その投稿も参考までに掲載したいと思います。
それではご覧ください。
・先発(61~90試合)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 合計 | 平均 | |
今永 | 108 | 99 | 99 | 82 | 107 | 112 | 607 | 101.2 |
坂本 | 77 | 97 | 69 | 81 | 96 | 93 | 513 | 85.5 |
大貫 | 92 | 100 | 97 | 115 | 404 | 101 | ||
濱口 | 138 | 66 | 73 | 120 | 397 | 99.3 | ||
阪口 | 80 | 85 | 72 | 237 | 79 | |||
中川 | 93 | 71 | 164 | 82 | ||||
上茶谷 | 102 | 102 | 102 | |||||
有吉 | 96 | 96 | 96 | |||||
京山 | 84 | 84 | 84 | |||||
ロメロ | 75 | 75 | 75 | |||||
ピープルズ | 54 | 54 | 54 |
・中継ぎ(61~90試合)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 合計 | |
エス | 26 | 9 | 16 | 14 | 9 | 15 | 19 | 8 | 14 | 15 | 12 | 5 | 18 | 10 | 16 | 1 | 26 | 21 | 254 |
シャ | 21 | 26 | 21 | 18 | 12 | 17 | 17 | 19 | 25 | 17 | 16 | 2 | 211 | ||||||
櫻井 | 12 | 34 | 12 | 38 | 22 | 26 | 24 | 11 | 24 | 203 | |||||||||
山﨑 | 15 | 13 | 11 | 13 | 17 | 9 | 20 | 23 | 14 | 35 | 19 | 11 | 200 | ||||||
三嶋 | 9 | 14 | 24 | 13 | 8 | 10 | 15 | 16 | 19 | 12 | 24 | 12 | 21 | 197 | |||||
砂田 | 28 | 20 | 30 | 18 | 10 | 5 | 6 | 6 | 3 | 1 | 5 | 9 | 3 | 5 | 149 | ||||
三上 | 6 | 10 | 14 | 15 | 11 | 9 | 23 | 7 | 10 | 11 | 19 | 135 | |||||||
平田 | 47 | 27 | 25 | 21 | 2 | 122 | |||||||||||||
石田 | 18 | 9 | 13 | 23 | 15 | 78 | |||||||||||||
京山 | 67 | 67 | |||||||||||||||||
伊勢 | 13 | 13 | 18 | 2 | 13 | 59 | |||||||||||||
国吉 | 42 | 42 |
シャ→シャッケルフォード
また、1~30試合や31~60試合の投球数も含めた表も載せたいと思います。
・先発
1~30試合 | 31~60試合 | 61~90試合 | 合計 | |
濱口 | 605 | 532 | 397 | 1534 |
大貫 | 483 | 297 | 404 | 1184 |
今永 | 0 | 292 | 607 | 899 |
坂本 | 186 | 172 | 513 | 871 |
阪口 | 381 | 50 | 237 | 668 |
ピープルズ | 0 | 491 | 54 | 545 |
京山 | 311 | 73 | 84 | 468 |
ロメロ | 0 | 321 | 75 | 396 |
中川 | 0 | 229 | 164 | 393 |
上茶谷 | 288 | 0 | 102 | 390 |
入江 | 304 | 0 | 0 | 304 |
平良 | 139 | 0 | 0 | 139 |
有吉 | 0 | 0 | 96 | 96 |
・中継ぎ
1~30試合 | 31~60試合 | 61~90試合 | 合計 | |
山﨑 | 214 | 221 | 200 | 635 |
石田 | 271 | 272 | 78 | 621 |
エスコバー | 77 | 237 | 254 | 568 |
三嶋 | 144 | 220 | 197 | 561 |
平田 | 173 | 247 | 122 | 542 |
国吉 | 154 | 334 | 42 | 530 |
三上 | 140 | 225 | 135 | 500 |
砂田 | 158 | 179 | 149 | 486 |
櫻井 | 150 | 0 | 203 | 353 |
シャッケルフォード | 26 | 83 | 211 | 320 |
伊勢 | 169 | 78 | 59 | 306 |
中川 | 28 | 85 | 0 | 113 |
風張 | 86 | 0 | 0 | 86 |
池谷 | 72 | 0 | 0 | 72 |
京山 | 0 | 0 | 67 | 67 |
笠井 | 40 | 0 | 0 | 40 |
いかがだったでしょうか。
今回は数字を見て楽しんでいただけたらなと思います。
過去の投稿で、先日ロッテに移籍した国吉選手が投手起用の中心的存在だったということを書いたのですが、
次回の投稿では、その国吉選手が移籍した後、ベイスターズの投手起用がどのように変化したのかということを分析していきたいと思います。
その変化は三浦監督らしさが出ていて面白いと思いました。
では次回をお楽しみに。
不思議な有吉優樹の投球
今日の試合では、有吉選手が移籍後初先発しました。
結果は、
6.2回96球8被安打3奪三振0四球2失点
でした。
8被安打ということで、打ち込まれましたが、その割には投球数を抑えることができ、さらに失点も2点に抑えることができていたことが印象的でした。
打たれて取るというようなピッチングで、積極的に打者が打っていく中でいつの間にかアウトが取れていて、その結果投球数を抑えることができていたと思います。
投球数を抑えることができた理由には、低い奪三振率と低い四球率があると思います。
空振りを奪うための球がないことで、三振を奪えない代わりに四球リスクが下がっていると思います。
この低い奪三振率と低い四球率は、ベイスターズの投手陣の一つの流れなのかなと思っていて、
過去の投稿の通り、中継ぎ投手限定ですが、今年から低い奪三振率と低い四球率の傾向が見られていました。
先発投手では、有吉選手が初めての低い奪三振率と低い四球率の特徴が出た選手だと思います。
三浦監督の先発には長い回を投げて欲しいという理想を体現したような選手なので、これから先発するところをよく見ることになるのかなと思います。
打たれているのに気づいたら少ない失点に抑えていて、長いイニングを投げている、そんな不思議な投球をする有吉選手。
ベイスターズの先発の中では特殊な選手なので、面白いと思います。
これからも頑張って欲しいと思います。