空いた両手がふさがらない

カフェインで目を醒まし、アルコールで眠る

思いを言葉に。

 イメチェンしたくなり、数年ぶりにパーマをかけた。はじめ慣れなかったが、パーマがかかっていると朝のセットが楽と思う。前髪を伸ばしても垂れてこない。997のヘアバームを買った。オイルより固く他社のバームと比べると柔らかい、香りが華やかでよい(ややきつい気もする)。
 平日の仕事帰りに渋谷のWWWでぷにぷに電機vsCRCK/LCKSのライブを観た。熱心に追いかけているわけではないが、どちらもストリーミングサービスで数年ほど聴いていた。特にCRCK/LCKSのパフォーマンスが良かった。たまにはライブハウスへ遊びに行くのも気分転換になると思った。
 休日に東京都美術館印象派展を観た。ウスター美術館なるアメリカの美術館から運ばれきた作品が多かった。この間などモネ展へ出かけたことを思い出す。有名作品が並ぶというより、印象派がいかに日本やアメリカの絵画へ波及していったか流れがわかる展示であった。
  年始の3連休は同郷の知人らと箱根へ旅行した。激混み具合の箱根神社などを観光した。安い宿で食事や温泉がお世辞にも良いとは言えなかったが、夜中まで慣れない麻雀をして盛り上がった。小田原城を観光した際には成人の日で新成人が多く晴れやかな雰囲気がした。
 Hender schemeでレザーの手提げトートを買った。持ち手が分厚いヌメ革だがボディは黒のシュリンクレザーで可愛げがある。Edificeで黒のラグランスリーブコートを買った。セレオリのアウターはほとんど買わないのだが、カシミアのメルトン生地で軽い着心地とドレープ感が気に入り、この冬にたくさん着た。ネットのセールで見つけたBATONERのシグネチャーニットを買った。ビビッドな青色で売れ残っていたようである。ワードローブから細身のボトムを手放すことにしたため、ワイドシルエットのボトムを集めている。
 予定納税であきらかに多く収めていたとおり、確定申告ではいくらかお金が戻ってきた。今年に入って外勤をはじめた。休日に仕事なんて、と斜に構えていたものだったが、労働・消費のサイクルによる行動活性化を図りたい。
 ここ最近、コンデジ(GR3)をなくしたので写真が撮れない。カラオケ店に忘れたことに気づき、その日のうちに電話して実物を回収してもらい後日に受け取る約束をしたが、受け取りに行くと実物がないという。連絡がなかった点は不満に思った。監視カメラの映像からは従業員による盗難の証拠があるため、弁償を受けることになった。しかしGR3の納品予定が5月までかかるといい、当面は外出の口実にカメラを使うことができない。
 ここ最近、忙しくて読書やブログの習慣が薄れており、いまいち生活を振り返る機会に乏しい。原点回帰し、カフェで精神を統一する時間をもうけたい。思いを言葉に。

 

小田原城

 

脱人格化を使い分ける

 たまたま丸の内に用事があり、丸の内支店のUFJ銀行でピン札を両替した。平日なのにもかかわらず待たされたが、館内の広々とした感じとか椅子の雰囲気が映像作品のロケにでも出てきそうだなと思った。八重洲口付近のたまに寄る純喫茶でシナモントーストを食べた。数年前に買ったUNIQLOカッターシャツしか持っておらず、久しぶりに広げてみたらみすぼらしくみえた。ここ最近、冠婚葬祭がなかったので出す機会もなかった。先日、大学の同級生の結婚式に出かけた。裕福な由緒正しい家柄の同級生だった。山内マリコの小説に出てきそうな、正解の人生を集大成したような間違いのない式だった。料理や引き出物が洗練されていたし、参加者にも品があった。久しぶりに会った同級生と近況を話すことができた。
 パラブーツのシャンボードの丸い靴紐が切れて、応急処置として平紐を通していたが思いのほか似合う。無印良品で廃盤、現品処分で安くなっていたスタンドミラーを買った。最近、いまさらであるが、ゆるいシルエットの良さがわかるようになってきた。なんとなくタイトな服ばかり着ていたが、オーバーサイズだと貧相な体型が隠れていいことに気づく。
 外出中、イヤホンの着脱を繰り返しているといつか紛失しそうになる。マーシャルのワイヤレスヘッドフォンを買った。開放型でノイズキャンセリングはないし、イコライザもないし、機能は必要最低限だが、音は好み。むしろ開放型なので自然な音が聴こえる。側圧が低めなので装着していて疲れない、デザインが良いので外して首にかけていて恥ずかしくない。
 上野の森美術館のモネ展に行った。連作、特に晩年の絵が良かった。国立新美術館イヴ・サンローラン展に行った。流行、オマージュを取り入れながらも思想、スタイルが徹底した一貫したデザインに魂を感じた。
 脱人格化を使い分けることが感情労働を乗り切るコツな気がする。相変わらず報連相が電話やファックスで成立する業界にいる。人の手を止めてまで繋がらない、話した証拠が残らない電話で重要だけど急がない案件を伝達する意味がいまどきあるのだろうか。

 

モネ展

 

屋内ランニングと新しいスーパー

 忙しかったり体調を壊したのもあるが、引っ越して以降、2ヶ月くらい運動をサボっていた。月々8000円程度のジム会費が無駄になっており、退会したほうがいい気がしていた。無酸素運動は疲れるので、まずマシンで屋内ランニングから再開することにした。もともと痩せてるのでダイエット目的ではない。日常が煮詰まらないよう、休息以外にも能動的にストレスケアできればよい。Amazon primePSYCHO-PASS2期を流し見しながら、4.5kmを30分で走っている。好きな映像を見ながら体を動かすといいリフレッシュになる。1セット30分の有酸素運動は分かりやすい習慣である。無酸素運動ほど疲れず、心なしか夜の睡眠が深くなる気がする。週2回程度のペースで走り、余裕が出たら無酸素運動も再開したい。

 普段使う最寄りの駅前のスーパーは品揃えに不満があった。家から歩いて15分くらいになるところに品揃えが断然よいスーパーを見つけた。店内が広くて綺麗であり、生鮮食品が充実しお惣菜も美味しそうなものが多い。最近、深型の新しいフライパンを買った。なるべく自炊を心がけたい。
 休みが来てしまう前に次の休みの計画を立てたい。先日など、やる気を振り絞って茅場町のカフェへ出かけた。

 学校、仕事に行く意味が分からなくなることは多いかと思う。社会というレールから外れないための防御装置なのではなかろうか。レールに敷かれた人生というとマイナスが際立つが、レールに乗っていることは防御的でもある。一度でもレールから外れた人間に想像するよりはるかに社会は冷たい。

 

茅場町のカフェ

 

思い切り体調を壊した

 予約開始日にiPhone15を注文した。9時にApple Storeにアクセスしはじめたが全く繋がらず、30分ほどしてようやく注文にこぎつけた。無印、ブラック、 ストレージ128GBのモデルを購入した。迷ったすえ、純正のクリアケースを一緒に買った。iPhone12 miniから変えたかった理由としては64GBの容量が小さすぎたこと、バッテリー持ちが悪いこと、端子をtype Cで統一したいこと、カメラ性能を良くしたいこと、これ以上miniシリーズが出なそうなこと、背面ガラスを割ってしまっていたことなど。新しいiPhoneはカメラが綺麗になったことに大変満足している。片手で長時間持つにはいささか重すぎる点はiPhone XRを使っていたときと同様に不満である。背面割れしたiPhone 12 miniは相場の半額くらいで売った。

 GR3を修理に出した。センサーに塵が入り込んでおり、絞って撮影すると空を写したときなど特に影が目立つようになっていた。GR3ではまれによくある事象らしい。直営店に持ち込んで工場での修理依頼した。なかなか高額な清掃費用であったのでもう埃は入れたくない。ジャランスリワヤのコインローファーを修理に出した。左足の正面の履き口の皮が裂けてしまっていた。そこが裂けるということはもとの価格と修理費を天秤にかけると寿命のような気がしたが、最近になってオールソールしたばかりだったので修理してもらった。思いのほか目立たない色や形での修理になり、また気にせず履けるようになった。

 アリスとテレスのまぼろし工場を観た。思っていたほど刺さらなかった。岡田麿里の脚本・監督とのことで、『さよ朝』のような感動大作を期待していたからか、感性が死んでいるからなのかもしれない。渋谷でfhanaのワンマンライブを観た。2階席で遠くステージはほとんど見えなかった。yuxuki wagaが脱退してから初めてのライブであった。divine intervention、relief、white lightなど個人的に好きな曲の演奏があったものの、やはりサポート演奏のギターに物足りなさを感じた。バンドのライブというよりむしろ声出しコンサートの様相と化している。興味が薄れたライブとか映画鑑賞中、関係ないことを走馬灯のようにたくさん思い出してしまう。あれを買い忘れてまだ補充してないとか、今度どこどこに行こうかなとかアイデアが湧いてくる。

 いままで使っていたオイルの香りに飽き、Davinesのヘアオイルを買った。重めのテクスチャーで2、3滴ほど髪に揉み込むとまとまりが出る。夕方になっても酸化した匂いがしない。最近、乳液、化粧水で顔の肌ケアするようになった。髭剃りのため毎朝シェーバーを当てるので肌が削れるたび当然、肌は荒れてしまう。圧倒的に肌が綺麗になった気がする。過去、ケアを怠ってきたぶんの肌劣化はもう改善しないのかもしれないが。

 9月に突如として2週間ほど睡眠の質が悪くなり、続いて思い切り体調を壊した。部屋は散らかるし活動する意欲がなく荒んだ生活になった。体重も減った。空元気で修行のように活動しすぎた反動かもしれない。しかし、失った行動力を再活性化するにはまた小さな行動を起こすしかない。久しぶりに無洗米を炊いて冷凍保存したりトーストを焼いたりした。前の住居はワンルームでそういうことをする気力も湧かなかった。今日はららぽーとにも行けて断捨離もできて気分が良かった。

 読書・ジム通い再開・休日の早起きを心がけていきたい。これまで培った価値観に従い、仕事なら労働時間・やりがい・報酬、住居なら立地・家賃・広さ、婚活なら外見・収入・相性と、現状を踏まえて何を優先し何を妥協するかを選ぶ必要がある。

焼肉



夏季休暇

 7日間の休みを取った。去年は仕事に不慣れで取り損ねていた。
 日比谷野外大音楽堂SPECIAL OTHERSのワンマンLiveに行った。実は有名な野音に行くのもはじめてのことであった。夕暮れの気温がちょうど良かった。前半は新譜中心の演奏でchill outした。すっかり暗くなった終盤、定番曲のLaurentechは大合唱状態だった。帰りに日比谷ミッドタウンでうどんを食べた。
 八景島シーパラダイスへ出かけた。横浜駅で乗り換えついでにお気に入りのラーメン屋さんで煮干しラーメンと和え玉を食べた。電車で積んでいた本(「水中の哲学者たち」)を読んだ。モノレールで八景島へ着いた。八景島というテーマパークの中心にシーパラダイスなる水族館施設が据えられている場らしい。大水槽はいつまでも観ていられた。夏休みの子どもが大量にいて人に酔ってしまった。外でソフトクリームを食べようとしたら、外気が暑すぎて手渡されたそばから自壊してしまった。諸行無常である。都内へ戻り、コロナ禍の休業を経て営業再開した行きつけの怪しい酒場に出かけた。オールドのブレンデッド2種などを飲んだ。銘柄はもう覚えていない。
 祐天寺の保護猫カフェに行った。駅からGoogleマップを手に住宅街を15分ほど歩き、なんとかマンションの一室にたどり着いた。店内は白を基調とした清潔な空間であった。昼過ぎでほとんどの猫が昼寝していたかと思えば、起きた猫はあとから入店した軟派そうなカップルに駆け寄ってしまった。意外にもドリンクのアイスラテが浅煎りで美味しかった。夜は目玉焼きを乗せた焼きそばを食べ、IKEAで買ったワイングラスにクラフトビールを注いで飲んだ。
 前職の同僚と羽田空港で待ち合わせ、ANA便で石垣島へ向かった。ジャンボジェット機は席が広く揺れにくく読書が進んだ。お互い宿と飛行機を手配したほか計画を立てておらず、かなり行き当たりばったりの旅程となった。離島行き船舶のターミナルに程近い宿へチェックインした。最終便で竹富島に渡り、西桟橋で夕暮れを眺めた。夜は地元の焼肉屋さんで食事した。2日目、朝になって島内一周のバスツアーを申し込んだ。澄んだ海、青い空、白い砂浜が広がる川平湾で小型船舶に乗り、浅瀬の珊瑚礁や沖でウミガメをみた。沖では転覆しそうなくらい船体が揺れた。ツアーの一環で鄙びた地元食堂のお店で昼ごはんを食べた。ツアーの癒着と侮っていたところ、素朴な味わいに心洗われた。昼過ぎにツアーが解散した。まだ晴れていたので小浜島へ渡った。暑すぎてレンタカーを借りて島内を一周した。だだっ広いビーチの景色を独り占めした。夜はホテル近くの郷土料理系の居酒屋で食事した。3日目、台風が接近して雨模様であった。街中のアーケードを観光中、なんとなく地元の本屋さんに入った。平積みの本のセレクトや手書きのホップなど、都心の本屋に遜色ないくらいセンスが良かった。この時期にエアコンが故障しているというA&Wハンバーガーを食べ、ルートビアを飲んだ。ルートビアイソジンを薄めて砂糖をたくさん混ぜたような味がした。雨が強まり、最後はホテルのラウンジで時間を潰すことにした。バスガイドやホテルフロントなど、観光を生業とする地元の人のプロフェッショナルに基づく温かみを感じた。余談だがホテルに服を忘れていたことに気づき、後日に着払いで送ってもらうことになった。弾丸旅行でも仕事の疲れが癒やされた。旅費に糸目をつけず良い飛行機、良い宿にして良かったと振り返る。2泊3日だと移動時間がもったいないようで、意外と空港で待ちぼうけたり機内でデジタルデトックスする時間が息抜きになった。

 旅の醍醐味は目的地だけでなく道中にあるといえる。

 休暇の最後、知人らと長瀞のオートキャンプ場に泊まった。夜はバーベキューした。材料を買って炭に火を起こして鉄板を片付けるまでの手間や面倒もまた楽しかった。

 今年の夏に思い残すことはない。

 

小浜島のビーチ

 

柔軟な社畜

 引っ越して部屋の片付けを進めた。旧居の退去立会い、運転免許やマイナンバーカードの住所変更、大型配送の受け取りが済んだ。まあまあ綺麗に部屋を使えていたからか、立会いでは規定の清掃代以外は請求しないとのことだった。前の狭い部屋でどうやって生活していたのか思い出せないくらいにいまの部屋は広い。家に帰ると仕事の疲れがしっかり取れている。夜、クラフトビールを1缶飲む晩酌が最近の楽しみとなった。モバイルプロジェクターが欲しい。自炊の頻度をあげていきたい。

 いい意味で仕事が忙しい。忙しく過ごしていると心地よい疲労に追われる。20代前半の暇な時間に悩んだり考えたりしたことを何も考える時間がない。仕事の裁量があるという感覚があり、多少の困難例も解決できるようになる。残業になることはあっても以前ほど大変と思わなくなってきた。
 仕事を選り好みせず、資格マニアにならない。文句も言わず、必要とされる役割に没頭する。質を保ったまま、効率的というより反射的に仕事ができてくると自分が楽になる。能ある鷹は爪を隠すという。いなくなると困ると思われるくらいの働きができていれば、自ずとどこに転職するときでも引くて数多になるのではなかろうか。清濁合わせ飲み、お給料を貰いながら虎視眈々と逆襲の機会を狙う。柔軟な社畜になりたい。

 

ブルーボトル

 

ゴールド免許、テート美術館展、引っ越し

 買い物がてら新宿都庁で運転免許を更新した。手数料の支払いがキャッシュレスであることに感激した。はがきが届かず一度失効した経緯があり、今回でようやくゴールド免許になった。講習時間が短くて助かったし、写真もいい感じに撮ってもらえた。場所柄、日常的に運転する人などほとんどいない集団なのであろう、流れるように更新できた。帰りに都庁の入館証を申し込んで、都庁の食堂でご昼ごはんを食べた。心なしか働く人たちが生き生きしており、ドラマにでも出てくるユートピアのような建物だった。ついでに外国人観光客に囲まれて展望台に登り、新宿を一望しておいた。

 国立新美術館でテート美術館展をみた。「光」をテーマに時代も作風もばらばらで、印象派の絵画から前衛的な現代アートまで並ぶ展示で飽きなかった。ほとんどの作品で撮影が許可されていた。いつか観たことのある、ハマスホイやリヒターの絵も見かけた。リヒターの壁画の前にベンチがあってしばらく腰掛けた。非常に満足した。

 1年半余りで前の部屋から引っ越した。急遽いまの職場に入ることが決まり、時間的余裕がなく仮住まいと思って決めた部屋だった。狭いワンルームでキッチンが機能しないことが嫌で、試してみたい家具の配置ができるスペースもなかった。ワンルームでは本当に気が向いたとき、簡単な料理しか作る気が起きなかった。外食も多かったし、閉塞感から浪費も多かった。安めの家賃ではあったと思うが、トータルだと広い部屋に住むのと変わらない生活費になってしまっていたのではなかろうか。引っ越しの初期費用はたしかに高額ではあるが、いつか終の住処を購入することがあるかもしれない。いろいろな場所のいろいろな部屋を比較対象として経験しておくべきである。6月くらいから内見をはじめた。OHEYAGOという手続きがほとんどオンラインチャットで済む、便利な仲介会社を使った。旧居の解約予告が2ヶ月前の規約で家賃が重なる無駄は生じてしまったが、気に入った物件であったし、かえって時間的余裕のある引っ越しになったという点がよかった。引っ越し業者をぎりぎりまで決めかねたが、過去にも使ったことのあるサカイに頼んだ。閑散期なのもあってか見積もりなし、オンライン申し込みで予約できた。

 新しい部屋は1Kを借りた。体感では3/4倍くらい広く感じる。前の住居の荷物をそのまま運び込んだ。段ボールをすべて開封してもまだ部屋には余裕があった。唯一の難点はクローゼットが小さいことである。家具が少ないので、コンテナを出してみせる収納にした。転居を機にマットレスを新調した。サイズもシングルからセミダブルに変え、コアラマットレスという流行りのメーカーでウレタン素材のマットレスを買った。なるほど、開封するとコアラのマスコット人形が入っていた。そういうプラセボ効果なのかもしれないが、新しいマットレスで寝るようになってから、寝起きの体が信じられないくらい軽くなった。以前は8時間しっかり寝ても、体がばきばきであったり、眠気が強かったりしたものだった。いまは目覚ましが鳴る前に目覚められたり、定時を過ぎても買い物に行く元気があったりする。Aesopのハンドソープを買った。ハンドソープとしては高額なのかもしれない。帰宅して手を洗っていい香りがするとリラックスに関しての費用対効果が高い。

 可塑性のある部屋を目指している。可塑性があるとは、模様替えをしたくなったり引っ越したくなったとき、ひとりで簡単に配置が変えられたり、解体できたりすることを言う。小さい箱をたくさん集めると大きい棚に匹敵する収納になる。引っ越しで忙しくしているとき、誕生日を迎えていた。誕生日は普段通り仕事で、残業になった。今年はケーキを買うこともなく、なんとなくいつも行くbarで生まれ年のラム酒を飲むくらいの平凡な過ごし方だった。

 同時に、可塑性のある人生にしたいと思う。いつでも次の職場や新天地に旅立つ可能性がある。

テート美術館展