Linux初心者が録画サーバーを自作した話 #01 「全体構成とハードウェア編」
テレビの録画をしたいなーと思った時に、普通にテレビにHDDつないで録画しても良かったのですが、外出先からスマホで簡単に録画予約をしたり、録画番組を観たりしたかったので、Linux経験なしながら無謀にも録画サーバーを作ってみることにしました。
いろんなサイトを参考にさせてもらいなんとか完成させることができたので、備忘録も兼ねてブログにまとめていきます。
- 録画サーバーとは
- 録画サーバーのハードウェア構成
- 購入したハードウェアパーツ
- サーバー機本体:PRIMERGY TX1310 M1 ¥15,900
- CPU:intel Core i3-4160 ¥4,301
- グリス:Kryonaut 1g ¥700
- SSD:TS120GSSD220S ¥2,808
- SSD変換ケース:ORICO 1125SS ¥899
- メモリ:CT102464BD160B(8GBx1) ¥5,420
- チューナー:PX-W3PE4(地デジ2ch + BS/CS2ch) ¥12,800
- カードリーダー:ノーブランド品 ¥1,598
- 分配器:HORIC(S-4C-FB) ¥851
- 同軸ケーブル:4JW1FFS(B) ¥828
- キーボード:ロジクールK120 ¥1,308
- マウス(有線): ¥300
- LANケーブル:L-LNC1 ¥440
- ディスプレイ:ジャンク品 ¥300
- D-SUBケーブル: ¥445
- DVD-R: 300円
- 合計 ¥48,928
- おわりに
- 参考サイト
録画サーバーとは
コンピューターとTVアンテナをチューナーを介して接続し、コンピューター内のHDDに録画番組を保存することができるサーバーのことです。
普通のTVやレコーダーと同じように、番組表から録画予約を行うことができ、キーワードに当てはまる番組を全て録画する「キーワード録画」も可能です。
録画予約や再生はサーバーと同じネットワーク内のPCやスマホから簡単に行え、VPNに接続したり専用ソフトをを導入することで外出先からでも録画予約や再生を行うことができるようになります。
録画ファイルは.tsという形式で保存され、自分で楽しむ範囲内において複製やmp4への変換も行えます。
また、ローカルネットワーク経由でスマホ、PC上でテレビ番組のリアルタイムストリーミング再生も可能です。(VPN接続すれば外出先からもみることができます。)
録画サーバーのハードウェア構成
簡単なハードウェア構成の例です。
購入したハードウェアパーツ
実際に今回使用したパーツをまとめました。
サーバー機本体:PRIMERGY TX1310 M1 ¥15,900
ヤフオクで中古のものを買いました。サーバー機なので、24時間365日の運用も可能だと思います。ここにいろいろ取り付けたり、いろいろインストールしたりしていきます。
仕様
CPU:Celeron G1820 2.7GHz(2コアCPU搭載) ←i3-4160に交換
メモリ:2GBx2 ←8GBx1に交換
ストレージ:HDD 500GBx2台(SATA3.5インチ/RAID1構成) ←SSD120GB追加
DRIVE:DVD-ROM
CPU:intel Core i3-4160 ¥4,301
ドスパラで中古のものを買いました。サーバー機にもともとついていたCerelonでも良かったのですが、iシリーズのCPUの方がエンコードにかかる時間が短いそうなので一応これにしました。
グリス:Kryonaut 1g ¥700
CPUを冷却するのに必要で、新しいCPUを取り付ける時に塗る必要があります。
【正規品 親和産業】 ドイツ Thermal Grizzly オーバークロック用特別設計高性能熱伝導グリス Kryonaut 1g
- 発売日: 2015/09/02
- メディア: Personal Computers
SSD:TS120GSSD220S ¥2,808
起動用ドライブとして、そんなに高くなかったのでSSDも買いました。
Transcend SSD 120GB 2.5インチ SATA3 6Gb/s 3D TLC NAND採用 3年保証 TS120GSSD220S
- 発売日: 2016/05/26
- メディア: Personal Computers
SSD変換ケース:ORICO 1125SS ¥899
2.5インチのSSDをPCに取り付けることができるように、3.5インチに変換するケースです。
メモリ:CT102464BD160B(8GBx1) ¥5,420
メモリには4種類ほど規格があり、間違った規格のものを買っても取り付けることができません。また同一規格のものでも相性が悪いと反応しないということも有るようです。
こちらのメモリは、私自身動作を確認しているので迷っている方はこちらを購入するといいと思います。
チューナー:PX-W3PE4(地デジ2ch + BS/CS2ch) ¥12,800
サーバー機のマザーボードに組み込む形のチューナーです。 私が購入したものは地デジ2ch、BS/CS2chの計4chを同時に録画することができます。
こちらのチューナー(¥22,690)は、地デジ4ch、BS/CS4chの計8ch同時録画可能です。 少し高めですが、お金に余裕のある人はこちらのチューナーにしておくと録画したい番組がオーバーブッキングした時に後悔せずに済むと思います。
カードリーダー:ノーブランド品 ¥1,598
B-CASカードを読み取るために必要です。これは安かったですが、性能・品質ともに問題ありませんでした。
分配器:HORIC(S-4C-FB) ¥851
ひとつのアンテナ線を地デジ用、BC/CS用に分配するのに使います。
同軸ケーブル:4JW1FFS(B) ¥828
家に余ってるもので構いません。
キーボード:ロジクールK120 ¥1,308
家に余っているもので構いません。
マウス(有線): ¥300
OSをインストールする時に一瞬だけ使います。これも家に余っているもので構いません。
LANケーブル:L-LNC1 ¥440
近所の店で買いました。なんでもいいです。
ディスプレイ:ジャンク品 ¥300
ハードオフで300円だったので買いました。普通に使えました。ディスプレイはコマンドプロンプトのような真っ黒い画面に文字が出てるのを見るだけなのでなんでもいいです。
D-SUBケーブル: ¥445
ディスプレイとサーバー機を繋ぐのに必要です。ケーブルの種類は自分のディスプレイの端子に合わせて変えてください。サーバー機はD-SUB出力です。
DVD-R: 300円
OSインストール用に必要です。USBではうまくいかなかったのでDVD-Rをおすすめします。
合計 ¥48,928
5万円以内に抑えることができました。今回急いで録画サーバーを作りたかったのでサーバー機は少し割高で早く届くところから買いましたが、他にもっと安い販売者は全然いるのでそういうところから買えば合計金額はもっと安く済むと思います。
おわりに
今回は「全体構成とハードウェア」編ということで、録画サーバーの簡単な全体構成と自分が実際に買ったハードウェアパーツの紹介を行いました。
次回からソフトウェア編として、ソフトウェアの紹介や実際の導入方法について買いていこうと思います。では。
参考サイト
基本このサイトを参考にさせていただきました。初心者の自分にも非常にわかりやすかったです。
Simple Life in the digital age – デジタル時代の生活の知恵
Plex Media Serverの導入で参考にさせていただきました。