ユウスケのエイジング日記

革ジャンやデニムのエイジング記録を中心に好きな服に関して書きます

「コスパ」は悪か?

あるサイトで女性の体験談を見た。


その女性は、クリスマスに男性に食事に誘われた。
まだ付き合っていなく、お互い知るための段階だったようだ。

その最中に男性が、「この店はコスパがいい」と言ったところ、その女性は一気に冷めてしまったらしい。

普段の外食なら「安くて美味い」店でいいかもしれない。
でも異性とお出かけ、しかもクリスマスのような特別な日のお出かけに、そういう言葉を使うのはナンセンスと思われたのだろう。



僕がその女性に質問したところ、「一度冷めてしまったら、もう難しい」と言われた。


女ってのは何て恐ろしいんだ!

ワガママを言って男を試すくせに、男のミスは1つも許せないなんて、ムズゲーすぎるo(T□T)o
(こういうこと言うとフェミニストが怒るかな?)



コスパ」という言葉について考えたい。


よく革ジャンやデニムの魅力を語る時にも、コスパという言葉が使われる。

革ジャンやデニムは使い込むことで味わいが出る。
自分の身体の形に沿ったシワや色落ち、細かい傷など、味わいのある経年変化(エイジング)をするためには長い時間がかかるし、長く使えるからこそ良いブランドの高価な物を買いたい。

と、多くの革ジャンやデニムが好きな人は思っている筈。


コスパ」という言葉の意味を改めて調べた。

「コストパフォーマンス」
・支出した費用によって得られたものとの割合。費用対効果。(goo辞書)
・支払った費用(コスト)と、それにより得られた能力(パフォーマンス)を比較したもので、低い費用で高い効果が得られれば「コスパが高い」と表現される。(コトバンク


確かに、「辞書的な意味」の上ではネガティブな意味はない。
高価な革ジャンやデニムを長く使い余計な買い物はしない、というのは「コスパが高い」と言うのは間違いではなさそう。

でも辞書的な意味では正しくても、実際の会話の中「コスパが高い」と言うと、ニュアンス的に「物の良さ」よりも、「安さ」や「効率の良さ」が強調される気がする。




↑我々が革ジャンを買う動機って何だろう?

確かに、品質が良く長く使えるアイテムを持つことで、余計な買い物はしなくなるから経済的にも良いし、ゴミも少なくなるから環境のことを考えたら絶対に良い筈。


でもそれ以上に「贅沢をしたいから」ではないだろうか?


「贅沢」というと嫌な響きに聞こえるかもしれない。
金銭的な意味もあるけど、気持ち的な意味もあります。


↑好きで憧れているブランドの革ジャンを買って格好良くなりたい、自分を満たしたい、という気持ちがまずある筈。


また高価な革ジャンは10数万、20数万円と大変高価で気軽に買える物ではありません。

買うために長い時間をかけて、ブランドや素材、種類などを勉強してリサーチするところから始まります。
ターゲットが決まったら貯金することになりますが、数ヶ月、物によっては年単位の長期戦になる。(出費を抑えるために我慢することも出てくるだろう)

さらに、それだけ苦労して買っても、実際に着たら合わなかったり、自分の好みや価値観が変わることもある。


これが効率が良いと言えるだろうか?


上で書いたように、「コスパ」というと辞書的な意味よりもニュアンス的に、「安くて良い物」という意味を持ちがちだと思うが、専門ブランドの革ジャンは決して安い物ではない。
高価で時間や手間がかかっても、憧れている物を苦労してでも手に入れたい!という動機の筈。

一番上で書いた女性の体験談を聞いていたからなのもあるが、「コスパ」という言葉は「憧れているブランドの物」や「持つことで誇りになるような物」には、もしかしたら使わない方が良い言葉かもしれないと僕は感じている。
(もちろん線引は人によるが)



今回は「コスパ」という言葉について色々考えてみたが、これは他の様々な言葉にも言えると思う。

辞書的な上では間違いでなかったり悪気がなくても、不適切だったり、場合によっては相手を傷付けてしまうこともある。


こういうセンスは可能な限り、磨いて鍛えたい。

Schott 613US (3ヶ月)

yuusukeaging.hatenablog.com
↑前回

去年の12月に買った、Schott(ショット)の613US(通称ワンスター)を、真冬の3ヶ月着ました。
そのレビューです♪




↑以前持っていたバンソンのDJCBは裏地が薄いサテンで、下にダウンベストを着ることで、真冬も問題なく着れた。
しかし、ダウンがないと厳しかった。


↑613USは裏側がキルティングになっているので、ダウンなしでも外出出来ました◎

今年の冬は比較的暖かかったからなのもあるが、よほど寒い日に数えるくらいダウンを合わせていたくらい。
全く問題なかったです♪

今の時期でこんな感じだから、これからの暖かい時期(Tシャツの上に直接羽織る時期)は着るのが辛くなるかもしれない(⁠-⁠_⁠-⁠;⁠)
(ちょうど今日は、Tシャツの上にルイスレザーズを着て出かけましたが、かなりキツかった)



↑現在(3ヶ月目)の状態です。

会社の行き帰りに頻繁に着ていたが、さすがに3ヶ月じゃあまり変化はない。
軽い小雨の日も着てました。

襟が少し柔らかくなってきたかも。


購入した時の記事でも書いたように、「革ジャンの基準」であるワンスターを経験したことがないがら、データとして所有しているところがあるので、自分の好みや生活スタイルに凄い合っているとは、最初から思ってはいません。

それでも、若干重さと硬さがあるとは言え、街着としては問題なく着れてると思います◎



ただ、1つ問題がありました(⁠+⁠_⁠+⁠)


↑ワイシャツの襟に色移りして黒くなってしまってる(涙)
洗濯しても取れない・・・。

首の部分は脂が多いのか、革ジャンの襟の部分が少しベタついてきてる。
上の方で、襟が柔らかくなってきたと書いたが、電車で寝る時、襟が柔らかくなるように、うつむきになって顎を押し付けたりもしてました。


ベタつきはクリーナーで掃除すればある程度取れるけど、3月上旬に色移りに気付いてからは、通勤には使っていません。

他の人はどうなんだろう??

ライダースあるあるなのか?
僕の着方が良くないのか?(通勤にワンスターを使ってるのが間違ってるのか?)

「お知らせ」 X(旧ツイッター)始めました!

@yusuke_kawajan
↑先日、X(旧ツイッター)のアカウントを作りました☆


過去に別のSNSのアカウントを掲載しましたが、それは様々な人とやりとりしたり、情報収集をするのに適さなかった。


このブログは形としては「ファッション」のブログで、主に革ジャンを中心とした内容のみに限定していて、他の関心事についてはあまり言及はしていない。

でも「ファッションに興味がある人」の前に「人間」としては、様々なことに興味があるし勉強もしたいと思っている。
過去の記事でも、ファッションを題材や手段として、世の中の疑問について考えるための記事も書いてきた。

自分自身のルールやコンセプトとして、このブログではファッションに関わることのみに限定しているが、他の関心事についても発信したり、様々なジャンルの人とも関わりたい。
僕の「人間活動」全般のために、X(旧ツイッター)のアカウントを作りました。


ちゃんとした内容の文章は、今後もこのブログで書くつもりです。
(無理やりファッションにこじつけて記事にしたり、時にはファッションと関係ないことも書くかもしれない)

ブログにする程ではないけど普段思っていることや疑問に感じていること、ブログの告知などを今後つぶやくつもりです。
始めたばかりで慣れていないけど、よろしく!

半田健人さんがルイスレザーズを着てる!

yuusukeaging.hatenablog.com
↑過去の記事で、若い頃にメンズエッグとメンズナックルを読んでいたことについて書いた。

あのような髪型に興味を持ったきっかけは、2003年に放送された仮面ライダーファイズの主役の乾巧の髪型が格好いいと思ったからだ。
(乾巧は冬はセンター分けの長髪で、春から秋は前髪は短めでトップを少し逆立てたウルフカットで、これが好きだった)


↑今年の2月は仮面ライダーファイズの20周年記念作品である、「仮面ライダーファイズ パラダイスリゲインド」が劇場公開された。

半田健人さんは乾巧役として、度々仮面ライダーの映画作品にゲスト出演されていたが、ほとんどがお祭り騒ぎ的な映画だった。
しかし今回は、平成ライダーでも随一のシリアス作品であるファイズの正当続編ということで、リアルタイムで見ていた僕は非常に楽しみにしていた。



内容と同じくらい驚いたのは、劇場挨拶での半田健人さんのファッションだ。
(このブログは仮にもファッションブログなので、そこに着目したい)


↑ルイスレザーズだ!w⁠(⁠°⁠o⁠°⁠)⁠w

サイクロンだ〜(⁠´⁠⊙⁠ω⁠⊙⁠`⁠)⁠!


半田健人さんはインタビューなどで革ジャンをよく着ていたが、ルイスレザーズを着用してる姿を見るのは初めてだった気がする。
また乾巧の劇中衣装は、主に本編で着ていた黒いピーコートや、近年の映画で着ていたミリタリー風のブルゾンが印象的だった。
(ピーコートは乾巧のアイコンと言っても良かった)

なので凄い新鮮だし、憧れていたヒーローと同じブランドの革ジャンを自分が着ているのが凄い嬉しい。

仮面ライダー」と「革ジャン」という、両方の文脈に興味がある人が世の中どれだけいるか知らないけど、僕はつい反応してしまうのです(笑)



↑ルイスレザーズは多くの著名人が愛用している世界的に有名な革ジャンだけど、僕自身がそれらの人達に直接影響を受けた訳じゃないし、特別好きという人はあまりいない。

なので、僕が10代の時に好きだった仮面ライダーファイズの主役を演じていた半田健人さんがルイスレザーズを着ているというのは、「仮面ライダー」と「革ジャン」が好きな僕にとってはちょっとした事件でした(⁠☆⁠▽⁠☆⁠)


今後、ルイスレザーズを知らない人に説明をする時は、
仮面ライダーファイズで主役を演じた半田健人さんが着ていたんだよ!」
「俺が着てるの違うモデルだけど同じブランドだよ!」
と言いたい☆



スイマセン。
それだけの記事です(笑)

ショット 613US (1ヶ月)

yuusukeaging.hatenablog.com
↑去年の年末に、Schott(ショット)の613US、通称「ワンスター」を買いました☆


革ジャンに興味を持ってから6年程になるが、「全ての革ジャンの基準値」と言われるワンスターを、今まで経験していなかった。

革ジャンに興味を持ったからには、一度ワンスターを経験してみたい。と以前から思っていて、自分の中で様々な動機が重なり、このタイミングで買うことになりました。




↑購入当日の状態。


↑1週間目の状態。


購入した際の記事でも書きましたが、この613USは僕自信にドンピシャで合うとは、最初から思っていません。


全ての革ジャンの基準値(平均値)ではあるけど、個人個人の深い部分に響く物となると、各々が理想とする革ジャンは違ってくる筈。

基準値である613USを着て生活することで、様々な願望や不満、欲求が出て来ると思う。
その感情を直視して、自分自身を知ることになるだろうし、それをあぶり出すための装置になるのではないか?と考えたのです。


なので実験の意味合いでも、613USはラフに扱うつもりです。

革ジャンがどこまでタフなのか、限界を知るためにも、頻繁に着るため、会社の行き帰りにメインで使うつもりです。
(雨の日にも着るかは考え中)



で、現在の状態はこちらです。


↑1ヶ月目。

さすがに前回(1週間目)と見た目はあまり変わらない。
でも頻繁に着ているためか、最初はガチガチだった襟が少し柔らかくなってきました。


613USは、裏地がキルティングになっているので、中にダウンベストを着なくても、Yシャツの上に羽織るだけで暖かいので、昼間から夜まで問題なく活動してます◎

ただ、今年の冬は少し暖かいし、2月以降は更に寒くなるだろうから、冬が終わる頃にまたレビューします(^-^)/



ショットのワンスターは「ゴツい」か?

あけましておめでとうございます☆


去年はあまりブログを更新出来なかった。
でも今年は色々書けそう。

yuusukeaging.hatenablog.com
↑去年の年末に、有名なSchott(ショット)の613US、通称「ワンスター」を買いました♪

このワンスターのレビューや経年変化についての記事が、今年のメインになるかもしれない。



実はこのワンスターを買った当日、「間違った買い物だったんじゃないか?」と不安になりました(´д`|||)



僕は服を買う時は事前にリサーチするから、その場の衝動買いは基本はない。

革ジャンのような高価な物ならばなおさらだし、ワンスターを買うためにショットの店舗に何度も足を運んだり、持っている人のレビューにも目を通した。


ルイスレザーズを1着持っていて、サイズは34だ。
なので最初はワンスターも34を試着した。

「アメジャンはゴツい」「アメジャンは細い日本人には合わない」という意見を良く聞くが、実際にワンスターの34を試着してみると、非常にスマートで、着丈が短いためモード感すらあり、ファイナルファンタジー8のスコールを現実的にしたようなコーデが出来そうにも見えた。

「613UST」という着丈が長く肩幅が狭いモデルもあり、「スマートで現代的ならUSTの方が良い」という意見を良く見かけるが、面積が大きくなり、逆に野暮ったくなるのではないか?と個人的に思った。


だが34はビジュアル的に最高だけど、前を閉めることが出来なかった。
いくらビジュアルが良くても、前を閉めるという、服の大事な機能を失うのはマズイと思った。

ここで少し悩みました。
34だったらスマートなUSで間違いないが、36だと少しゴツく見えるし、USTとの違いも良く分からなくなってしまった。
また、バージョン違いのダブルライダース「618」もありさらに悩む。


だが、僕がワンスターを買いたいと思った動機が、「革ジャンの基準値であるワンスターを、まだ経験していないから、一度それを知りたいから」でした。


↑ならば、一番スタンダードな「613US」一択しかないし、服の機能的に前を閉められない34ではなく36が良い。


以上の経緯で決断し、購入しました。




↑家に持って帰ったら、その日の夜にそのまま着てラーメン屋で食事をしました。
ルイスレザーズの馬革に慣れていたから、割と重たく硬く感じたが、バンソン程ではない。

でも不安を感じた。

家に帰ってから、洗面所の鏡で自分を見た。


↑実際の洗面所ではないが、洗面所の鏡だとこのように上半身しか見れない。

それを見て、「もしかして思ってたよりゴツいのではないか?(汗)」と不安になった。
特に斜めから見ると腕が太く見え、上半身がかなりゴツく見えるような気がしてしまった。


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↑僕はかつて、バンソンの革ジャンを持っていたが、あまりに重くて硬くシルエットも野太く見えてしまい、自分の生活スタイルに合わなかったため手放してしまったことがある。

なので、その日の夜布団に入りながら

「前が閉まらなくても、ひとつ小さいサイズにするべきだったか?」
「肩幅の狭い613USTの方が良かったか?」
「ワンスターよりも、もう少し奮発してB-3を買うべきだったか?」
「怖いけど、洗濯して縮むかやってみるか?」
「タグを切ったり腕曲げたら、返品できないっけ?」

と、様々なネガティブな考えが頭に浮かび、ろくに寝れなかった。
ゴツい革ジャンはバンソンで懲りた筈なのに、またやってしまったのか?


僕の経験上、革ジャンを着た時の印象は、斜めから見た時の腕の太さの印象が大きいのではないか?と考えている。

ここで、いくつかの革ジャンを比較したい。


↑ルイスレザーズ(ウエスタンジャケット)
エスタンジャケットはレギュラーフィットのみの展開だが、十分すぎるほどスマートです。


↑バンソン(DJCB)
肩から肘にかけて膨らんでいる。
これだけで、着た時にかなりゴツい印象になる。


↑ショット(613US)
この画像だと肘の部分が大きく突き出ているが、着た時はバンソンと同じように肩から肘が膨らむ印象。
ただ、袖のファスナーを閉めることで、腕先は細くなる。



様々な不安があるが、やはりある程度着なければ分からないと思い、日帰りの旅行にワンスターを着て行く事にした。

その途中で、大きな鏡で全身を見た。


↑あれ?悪くはない?
正面からだと腕の太さは目立たないので、スマートにすら見える。


↑腕の太さが目立つ斜めから。


↑前を開けて正面から。


↑さらに斜めから。


これは「ゴツい」だろうか?


「ゴツい」と「ゴツくない」の境界線があったら、「ゴツい」側に少しはみ出るとも、「ゴツくない」にギリギリ収まるとも言えると感じた。

仮に「ゴツい」にはみ出てても、「ゴツい」に振り切ってるのと「ゴツくない」に近いのでは大分違うと思う。
「逞しく見える」程度で、街着としては使えるスマートさもあると思う。
(デザインがシャープだから、それにも助けられてると思う)

上半身だけでなく全身のバランスで見たら、不自然さはない筈(^^)d



手に入れて10数日くらいだが、上で書いた購入当日の不安はもう無くなりました♪



↑以上のことから、自分の身体が少し逞しく見える程度のシルエットなので、僕みたいな細身の人が街着でも使えると確信しました(^^)v

逞しい人やゴツい人は自分のイメージにそのまま合うし、細身の身体をカバーしたい人も余程ガリガリでなければ似合わないこともないと思います。


硬くて重いが、それも街着で使える範囲内な筈。

むしろ、その「多少の不便さ」が革ジャンの醍醐味でもあるのを、革ジャンが好きな人は分かると思う。
バンソンの革ジャンでは出来なかった、「硬い革ジャンを自分に馴染ませる」という行為が、ショットのワンスターなら出来るかもしれない◎



↑ただ今回のレビューは僕個人の印象であるので、これでもゴツいから「ナシ」と感じる人はアメジャンは合わないと思うので、もう少しお金を貯めてルイスレザーズのようなロンジャンが合うと思います。

もしくは、ワンスターのシルエットは問題ないが牛革が耐えられない人は、他の革のワンスターが良いでしょう。
(僕は未経験だけど)


実際に試着するのが間違いないです◎


人生初のSchott!人生初のダブルライダース !

今年はこのブログの記事を、たった4件しか書けなかった(苦笑)

更新が無くても、毎日100件くらいアクセスはあるから有難いm(__)m


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↑春の記事で、しばらく新しい革ジャンを買うことは無さそうと書いた。

気になる革ジャンは沢山あるが、強い動機が無かった。
今持っている、ルイスレザーズのウエスタンジャケット1着だけを愛していた。


だがその後、自分の中で欲望が大きくなり、買う決断をしました。
今年は私生活で大きい区切りがあったので、自分へのご褒美と、気合いを入れる意味もあった。



新しく買ったのはこちらです☆


↑「Schott 613US」です!

通称「ワンスター」、世界一有名なライダースジャケットですd=(^o^)=b


ダブルライダースは「文化」として興味があったが、「自分が着る物」としては今までは強い動機がなかった。

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↑しかし、今年開催された「レザーズデイ」に行ったり、現物を何度も見ることで、着てみたい欲が大きくなりました。



↑「Schott(ショット)」は、1913年にアメリカで創業したブランドだ。
1928年に世界で初めてフロントジッパーを採用した「Perfecto」シリーズが生まれ、50年代にそのフラグシップモデルとして登場したのが、今回僕が買った「ワンスター」だ。

「デニムといったらLevi'sの501」と言われるように、「ライダースジャケットといったらSchottのワンスター」とも言えるのではないでしょうか◎


今年はショットの創業110周年の年で、革ジャン好きの間で話題になりました( °∇^)]
で、上にも書いたように、僕の生活面でも大きい区切りがある年だった。

「Schott110周年の年」でもあり「僕個人にとっても意味ある年」である今年に買うのも、何かの縁だと思い決断しました。
自分自身へのクリスマスプレゼントです(*^▽^*)




↑問答無用の存在感です♪
ワンスターは50年代に登場してから、時代によってサイズ感は微妙に変わっても、基本的なデザインは変わっていない。

価格は税込143000円。
少し前は、比較的買いやすい値段だったが、どんどん値上がりしてしまい、ルイスレザーズより少し安いくらいになってしまった(ToT)
(早く戦争とか無くなって欲しい・・・)


613USは、元々の613を日本人向けに作った物で、僕が買ったのは36サイズだ。
34も着れたが、前が閉まらなかった。

革ジャンは前を開けて着るのがカッコいいと思うし、その状態なら34の方が良かったが、服の機能として前を閉められないのは困ると思いました。

また、「613UST」という、着丈が長く肩幅の狭いモデルもあるが、面積が大きく感じ、通常のワンスターの方が丈が短くモードっぽいのではないか?と個人的に思った。
(初めてワンスターを買うなら、一番スタンダードな物が良いし、アメジャンらしいアメジャンが良かった)



↑後ろ
贅沢な一枚革。

アクションプリーツがあるので、硬い革でも動きやすい。



↑最初は自立した。

頑丈なカウハイドだが、以前持っていたバンソンほど不自然な重さや硬さはなく、街着でも使うことは出来そう。
それでもルイスレザーズの馬革に慣れると、少しぎこちない。


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↑過去の記事で、天然の革製品は傷が付き物だということを書いた。

でもこのワンスターには、細かいスレがあるけど、えぐれたりめくれたような傷は全くありません(^^)b
これは素晴らしい◎



↑前を開けて着る時、ベルトが少しうっとうしい。

モヒカン小川さんがベルトを切った気持ちが少し分かった気がする。
(実行する予定は今のところないけど)



↑このエポレットに輝く☆マークが、この革ジャンが「ワンスター」と呼ばれる由縁だ。

これも街着として使う分には必要ないデティールかもしれないが、これは絶対に切りたくない(笑)


ルイスレザーズには数字の品番とは別に、「ライトニング」「ドミネーター」といった分かりやすいモデル名があるが、ショットの品番は数字とアルファベットだけだから、知らない人からしたらどれがどれだか分かりずらいが、「ワンスター」だけは別かも◎



↑裏側はキルティング(中綿)になっている。

寒い時期は革ジャンの下はスウェットとダウンを合わせるが、12月ならダウンなしで十分かも。
(風が強いと少し厳しい)


内ポケットはない。



↑肩から肘にかけて、少し太くなっている。

バンソンのDJCBを以前持っていたが、この部分の太さが、全体の印象に影響してると思う。

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↑過去の記事で、同じ角度で腕を比較しているので、良ければこちらも♪



↑フロントのファスナーには「SCHOTT NYC」の刻印。

スライダーは、日本に多く馴染みのある服と違い、右側に付いている。
本格的なアメカジ系のジャケットは、このタイプが多い気がするので慣れたい。



↑腕のファスナーは「SCHOTT」の刻印

下まで閉めると腕先が細くなり、見え方が変わる。
僕は8割くらい閉める方が好み。



以上がデティールの紹介でしたm(__)m

で、1週間着た後の状態が、


↑こちらです♪

いい感じです!
手に入れて直ぐに、日帰りの旅行に行ったり、実家に帰った時にずっと着ていたから、1週間でもしっかりエイジングしてます。
もう自立はしません。

今後もっと着ることで、自分の身体に馴染み、立体的になるだろう。
腕の部分は動かすから変化しやすいが、革が硬いのもあり、身体はまだまだだ。
前を上まで閉めて着ると良いかもしれない。



↑右の袖に傷が出来てた。

上で書いたように、買った時は傷がなかった(筈)。
いつ出来たか今となっては不明だが、この部分は少し柔らかいから短い期間でも傷が出来てしまったのかもしれない。
(これくらいなら、レザーコンシーラーで直るからいいさ)



これで手元にある革ジャンは2着になった。(フェイクレザーのコートを除く)


↑ルイスレザーズとショット

「革ジャン界のツートップ」と言っても良いブランドの革ジャンが、僕の手元で初めて揃う幸せな光景です( ☆∀☆)



「あとがき①」

今回はワンスターを買ったが、実は第一希望は違う革ジャンだった。

一番欲しかったのはB-3だった。

yuusukeaging.hatenablog.com
↑過去の記事で書いたが、今年発売された「バイオハザードRE:4」の主人公であるレオンの革ジャンが、ショットのB-3と設定された。
なので、メチャクチャ気になっていたのです。


革ジャンはこれまで何着か経験あるし、フェイクレザーのB-3も着たことがあるから、サイズ感さえ間違えなければ、いきなりB-3を買うのもアリだったと思う。

「いきなり本革のムートンは怖い」という気持ちが、全く無いと言ったら嘘になる。
でもそれ以上に、「革ジャン文化」に興味を持って約5年程で数着買ってきた中で、「ショットのワンスターをまだ経験していないな」という気持ちが、ずっと片隅にあった。

今まで買ってきた革ジャンが、「セレクトショップの気軽に着れる革ジャン」、「超バイカー向けのクソ重いバンソンの中で、さらにマイナー系のGジャンタイプ」、「ルイスレザーズの中でもマイナー系のGジャンタイプ」と、片寄った物ばかりだったので、「革ジャンの基準値」であるワンスターを、このタイミングでワンクッション挟む意味で経験しておきたいと思ったのです。


「あとがき②」

いきなりこんな事を言うのもアレですが、この613USは、自分自身の好みにドンピシャだとは最初から思ってはいません。


どういう事かと言うと、「Schottのワンスターは全ての革ジャンの基準になる」と言われている。
それはサイズ感だけでなく、革質や着心地などもだと僕は思う。

革ジャンの基準ということは、良くも悪くも多くの人の「平均値」であり、個人個人が自分にとって理想の革ジャンとなると異なってくると思う。


これを着ていくことで、自分の中に欲が出てくる筈だと思う。

「もっとこんなサイズ感やシルエットがいい」
「もっとこんな革質がいい」
「もっとこんな経年変化するものがいい」
「もっとこんなデザインがいい」

と、自分の欲望や嗜好の方向性を炙り出して明確にし、自分自身を知るための「装置」になるのではないか?と考えています。

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↑このブログの初期の方で、それに関連した記事を書いています。


なので、この613USは実験的に使う意味でも、ルイスレザーズよりもラフに扱う予定です。
今後どうなるか??

同じワンスターでも、他のモデルが良いと思うか?
ダブルライダースやショットそのものが合わないと思うか?
今はドンピシャじゃないと思っても、この革ジャンにハマるか?

今後もレビューしていきます◎


よいお年を(^-^)/


yuusukeaging.hatenablog.com
↑次の記事。

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↑次の記録。