知ることができない『パスワード』は異世界への鍵
なんの話なのかわからないけど、わかるひとにはわかる話をしようと試みる。
私も先日知ったのだけれども、この世にはあるジャンルを嗜好する人達だけが共有する『パスワード』というものがあるらしい。
そのパスワードはあくまでもそのジャンルを嗜好する人々だけが知るべきものであり、大衆はもちろん、ちょっと興味がある程度の一見さんなどを弾くためだけに存在している。この先が見たいのであれば、そのパスワードがわかるようになるまでがっつりとROMれと。
間違っても、そのパスワードをネットの知恵袋などで簡単に聞いてはならない。間違いなく総袋叩きにあう。それだけそのジャンルを嗜好する人々にとっては安易に知られてはいけない大切なパスワードなのである。
そのジャンルにハマったものの、半年経った今でもまだそのパスワードにはたどり着いていないという人が実際に存在する。それぐらい狭き門であり、その先は完全に閉ざされたこちら側とは異なる世界なのだ。
普通であれば、それだけクローズドな世界は衰退していくのがこの世の原理である。しかし、その世界は今もなお脈々と受け継がれ、絶えること無く存在し続けている。
私がすごいと思ったのは、このGoogle先生に聞けば大抵のことがすぐに知れるこの超高度情報化社会にもかかわらず、そのパスワードだけは本当に部外者には知るすべがないということだ。私もそのパスワードの存在を知ったとき、6時間かけてネットの中を彷徨った。でも、その答えは見つけることができなかった。
そのパスワードのヒントは一種の謎掛けのようになっており、一見すると誰にでも答えを導き出せそうな気がする。しかし、そのジャンルに造詣がなければ、決して答えを得ることができないような仕掛けになっている。なんなら造詣があったとしても解けない場合もある。
とりとめの無い話で申し訳ないのだが、これ以上は私も詳しく書くことができない。とにかくこれは、深海を泳ぐ大魚のようになにやら黒くて訳のわからないようなモノの一端に、私が触れたという話である。
深海に住まうのは腐っていても鯛なのである。
おそうじをして絵を描いてみたけど、人生は変わらない
なにかを始めてみようと思うが、思うように腰が浮かない。
昨年から始まった新しい仕事にも慣れ、そろそろなにか新しいとこでも始めてみたいと思うのだけれども、自分が何をしたいのかよくわからない。ただ日々が過ぎ去っくてくように感じる。
今日はお仕事が休み。特に家の用事もなかった。なので午前中からリビングと寝室の掃除をする。お休みのときの午前中はお掃除をするのが我が家での定番。
テーブルをどかし、長座布団をはたいて床に散らばったゴミを集める。無印良品で買ったホウキは柄の部分が木でお気に入り。
先だけ付け替えてクイックルワイパーの類にもできる。でも今日はウェットシートがなかったのでホウキで大まかに掃いて、掃除機をかけるだけで終わり。
でも、ちゃんと絨毯を外にだして床全面を掃除できたのは良かった。
ついでなのでリビングの2Pのミニソファの向きを変えてみた。3〜4ヶ月ぐらいのスパンで模様替えをしたくなる。毎回ちょっとのことだけど部屋の様子が変化するのが好き。
いつだったか車でラジオを聞いていたとき、その番組のゲストに花井祐介さんというイラストレーターが出演していた。ほとんど終わりの方だったので話の内容はほとんど聞けなかったがなんとなく気になったので検索してみた。
背中をぐにゃりと曲げ、しかめっ面をしている若者のイラストを見て、理由はないけれどもなんとなく気に入った。と同時に、こんな絵をかけるようになりたいと思った。
決してむずかしいイラストではなく、こう言っては申し訳ないがある程度絵心があれば誰にでもかけそうな絵。でも、みんながこれを描けるわけではない。
こんな絵が描けるようになったら楽しいだろうなと思った。
ラジオを聞いてから1ヶ月ぐらい経ってしまったが、今日、子供のお絵かき帳を借りて試しに模写をしてみた。
模写だけなら意外と描けてしまった。でもやっぱり本物とおんなじようには描けなかった。
今日はちょっとだけ腰が浮いたけど、明日もやるかと問われれば、「どうだろうねぇ」と答えることうけあいだ。