オババのトラベルジャーナル

社会生活からリタイアした有閑オババの隠居旅。ちょっと素敵なお宿に泊まって、のんびりお城や神社を巡ります。

【鹿児島】夫婦露天風呂の宿 吟松 ③:夕食

吟松の夕食は、本館2階のお食事処で準備されています。

吹き抜けに面した良さげな個室もありましたが、

 

オババたちが案内されたのは、

広い空間を壁で仕切った個室でした。

周囲の視線を気にすることなく食事ができますが、

上部が開いていることもあって、

お隣の賑やかな声がそのまま聞こえていました。

 

テーブルには、着席前から前菜やお造りがセットされています。

担当してくださったのは、地元出身の元気の良いお嬢さんでした。

 

テーブルの真ん中に、温泉湯船があって、

温泉卵が入浴中でした。

 

温泉卵を作るには、1時間ほど前にセットしなくてはならないのだとか・・・と、

翌朝、生卵を温泉卵にしようとして教えてもらいました。

 

前菜

お皿の上の楊枝が刺さっているものは若桃の甘露煮。

小鉢は、梅どうふと黒豚です。

 

お造りは地魚の盛り合わせということで、

鹿児島ならではのキビナゴもありました。

 

目の前で揚げてくれるさつま揚げが、こちらのお宿の名物のようです。

ただ、この手のパフォーマンスは、オババには必要ないかなぁ。。。

 

焚き合わせは黒豚の角煮です。

六白黒豚という鹿児島産純粋黒豚だそうです。

 

そして今気が付きましたが、

メインの鍋料理の写真を撮り忘れています(汗

 

固形燃料を使った1人前の小鍋の寄せ鍋で、

アゴ出汁とカツオ出汁を合わせた「特製トッピー出汁」

・・・とメニューにありますが、ごめんなさい、写真がないと思い出せません。

 

この後、呼び出しボタンを押して、

お食事セットとデザートを持ってきてもらいました。

 

ご飯の上に、カツオの生節やお漬物をのせて、

その上に、目の前の温泉に浸かっている温泉卵をトッピングしていただくのだそう。

 

最後にデザートのほうじ茶プリンをいただいて、

 

ごちそうさまでした。

【鹿児島】夫婦露天風呂の宿 吟松 ②:「デイベッド+露天風呂付洋室」の部屋

今回予約した「デイベッド+露天風呂付洋室」のお部屋は、

本館から少し離れた別館にあります。

 

別館には6室あるようで、

中学生以上の大人2名の限定とのこと。

お宿の名前もですが、あくまでも”夫婦(カップル)”にこだわっているようです。

二人だけでゆっくりしてほしいというのがお宿の想いのようです。

 

HPで紹介されていたのは、縦長のお部屋でしたが、

アサインされたお部屋は、横長のお部屋でした。

 

入ってすぐ、玄関の先に階段があり、

その分、居室空間が外から隔たれて、静かに過ごせます。

 

部屋の扉を開けると、リビングスペース。

 

ソフアの横に、

 

デイベッドが設けられています。

 

机の上には、

いただく機会はありませんでしたが、さつまいもを使ったお菓子のようです。

 

隅にはバーカウンターもあります。

 

こういうものも準備されていて、本当の意味でのバーカウンターです。

 

シェーカーがあるなんて珍しいですよね。

おままごとができそうです。

20代の頃に、某ホテルのカクテル講座に通ったオババですが、今回は使うことなく終わりました。

(10年ほど前に、別の某ホテルのワイン講座に通ってからは、ワイン一辺倒です)

 

リビングスペースの横の突き当たりがバスルームになっています。

6部屋ある同じカテゴリーで、

この部屋だけ横長の作りになっているようです。

 

窓が多くて、オババには嬉しい造りです。

窓の数だけオーシャンビューが得られますからね。

 

突き当たりのちょっと隠れた部分にベッドスペースがあり、

 

ここにクローゼットがあります。

 

大浴場に行く時に使うカゴも入っていました。

 

ベッド側から見たクローゼットやバスルームの位置関係。

 

「夫婦」を謳っているだけあって、

もちろん洗面所はダブルですし、

 

シャワーも仲良く並んでの(?)ダブルです。

アメニティ類は据え付けタイプでしたが、

 

化粧品はたっぷりサイズのギブアウェイが、男女それぞれに準備されていました。

 

そして、

ゆったりとした露天風呂。

 

大人2名限定のお部屋のはずですが、

お風呂で遊べるアヒルちゃんもいます。

 

オババが大好きなオーシャンビュー!!

 

朝方は、雲の合間から

サンライズも眺められました。

大浴場が大好きな相方さんも、

九州NO.1に選出された大浴場があるというのに、

一度も出かけることなく、

朝・夕・晩と、この部屋のお風呂に浸かって満足していたようです。

 

なんと言ってもこの風景です。

お宿選び、お部屋選びは大正解でした。

【鹿児島】錦江湾に面したお宿「夫婦露天風呂の宿 吟松」①

オババが大好きだったテレビ番組「ブラタモリ」の最終回は指宿でしたが、

最終回放映の直前(2〜3日前)に、

たまたま相方さんに誘われて行ったのが、指宿でした。

 

仕事をしていた頃から、相方さんとの旅行は、

(仕事絡みも多かったことから)行き先や日程の主導権は相方さんでしたが、

お宿選びは、ほぼ100%オババの担当でした。

 

今回も、指宿行きは相方さんから誘われたものの、

お宿はオババに選択権がありました。

ただね、指宿はオババの守備範囲外だったのですよね。

これまでに調べたこともありませんでしたし、

当然 "オババノート" にも記載がありません。

 

連日予約サイトをチェックしたり、

他の方の宿泊記を見たりして、迷いに迷った挙句、

「夫婦露天風呂の宿 吟松」というお宿を選びました。

 

お宿のネーミングや、

他の宿泊記に書かれていた内容に、少々ウ〜ン・・・と思うところもありましたが、

オーシャンフロントのお宿というのが、絶対的な決め手になりました。

 

相方さんが興味を持っていた砂むし温泉も、

すぐ隣に、「砂楽」という施設があります。

オババは、以前砂むし温泉で、気分が悪くなったことがありましたのでパス。

相方さんの写真でも撮ってあげようと、一緒に行きましたが、

館内は利用者しか入れてもらえず、入口でバイバイし、

 

一人浜辺をお散歩しました。

 

こちらが今回宿泊した「吟松」です。

左側の高い建物が本館で、

右側の3階建てがオババたちが宿泊した別館です。

 

別館は、3階部分に6室あります。

おそらくHPの「夫婦露天風呂付き客室専用棟」というもので、

こちらは中学生以上の大人2名の限定です。

 

玄関は本館にありますが、

別館から直接海辺に出ることもできます。

 

本館と合わせて全77室とのことですが、

伺ったところによると、現在は全室が稼働しているわけではないようです。

 

本館の玄関です。

 

玄関の右側にフロントがあり、

チェックインをすると、そのままお部屋に案内してくれました。

 

一旦部屋に入った後に、

希望すれば、ロビーでお抹茶がいただけるシステムのようです、

お菓子は、ん?と思いましたが、なぜか秋田のもろこしです。

 

もろこしは、売店でも販売していました。

 

ロビーには、こういう風雅なものもありましたよ。

 

ロビーでは、朝食後も、海を眺めながらコーヒーをいただくことができます。

 

と言っても、ポットに入ったコーヒーを自分で紙コップに注ぐのですが・・・。

でも、美味しいドリップコーヒーでした。

 

こちらのお宿の一番のウリは、大浴場のようです。

「温泉宿総選挙」で、

「インフィニティ風呂部門」と「絶景部門」の2部門で、

九州エリア1位を受賞したそうです。

 

ただし今回は、大浴場大好きな相方さんは、お隣の砂むし温泉に行きましたし、

オババは大浴場苦手で、写真を撮りに本館まで行くのが面倒・・・ということで、

肝心な写真がありません。

ごめんなさい。

続日本100名城「知覧城」と ”薩摩の小京都” 知覧の武家屋敷

知覧城は、平安時代末期に、

この地を統治していた知覧氏によって築城されたと言われています。

 

知覧は、

室町時代足利尊氏の命によって、島津家の分家の佐多氏に与えられ、

一時期、伊集院一族の配下になったこともありますが、

幕末まで、佐多氏が治めました。

 

シラス台地に造られたお城ということで、

その特徴を残す空堀なども遺っているようですが、

山登りの遺構探しが苦手な "エセ" お城ファンですので、

ミュージアム知覧」でのお勉強に留めました(笑

 

現在の知覧城跡の様子です。

 

これは当時の様子です。

 

模型だとよく分かります。

 

一国一城令」の中、薩摩藩は、領地を113の地区に分け、

その中心にそれぞれ、城のような役割を果たす「麓(ふもと)」を置いて、

 

鹿児島城を中心とした薩摩藩独自の外城制度を築きました。

その外城の一つが知覧だったというわけです。

 

知覧城自体は、一国一城令が発令される直前に、火災で廃城となりましたが、

知覧城の北側に「麓」が置かれ、佐多氏が治めました。

 

18代当主佐多久峰が、藩主の参勤交代にお伴した際、

京都の文化を持ち帰ったと言われていて、

現在の武家屋敷群は、”薩摩の小京都” として、

観光客にも人気のスポットになっています。

 

昨年訪れた時の投稿でも書いていますが、

本馬場通りも攻撃を受けにくいように、湾曲して造られていたり、

 

(これは昨年訪問時の写真ですが)

門の先には屏風岩といわれる切石があって防衛の役割を果たしています。

 

左右の石垣が、家の格式によって、玉石だったり切石だったりと異なるところも面白い点。

 

お屋敷の庭園が美しいことでも有名で、

7つの庭園が国の名勝に指定され、一般公開されています。

 

現在も子孫の方がお住まいのお宅が多いそうですが、

一般公開されている7つのお庭のうち、3つが佐多家です。

 

知覧城の山登りはしませんでしたが、スタンプだけ押してきました。

相方さんからは、お城めぐりではなくスタンプ集めだと揶揄されています。

砲弾となった1,036の命を偲ぶ「知覧特攻平和会館」

指宿へは知覧経由で向かい、

知覧特攻平和会館」に立ち寄りました。

今回の旅行で、オババがどうしても行きたかった場所です。

 

太平洋戦争が勃発する直前の1941年12月、

知覧に陸軍の飛行場が完成しました。

 

太平洋戦争に突入すると、

少年飛行兵や学徒出陣した学生、特別幹部候補生などの

戦闘機訓練が行われるようになります。

 

そして沖縄戦が始まった1945年、

知覧から沖縄に向けて特攻出撃が始まりました。

 

沖縄戦で陸軍より出撃した人1,036人のうち、

半数近くの439人が、知覧から飛び立ったそうです。

 

この「知覧特攻平和会館」には、その1,036名の遺影を中心に、

写真や遺書など4,500点が展示されています。

(館内は撮影禁止でしたので、パンフレットの写真です)

 

250kgの爆弾を装着した戦闘機で、

”敵”に体当たりをすることを命じられた隊員たち・・・

甑島沖から引き上げられた零戦・・・これは撮影可でした)

 

17歳から32歳(平均年齢21.6歳)という

人生これからの若者たちでした。

(パンフレットの写真です)

 

若いだけでなく、どれだけ優秀であったか、どれだけ熱い情熱を持っていたかが

一人ひとりの遺書からうかがわれます。

 

いろいろな“想い”で綴られた遺書・・・

綴ることができなかった想いもたくさんあったはずです。

 

検閲が厳しく、多くの遺書がこっそりと、お世話をしていた女学生たちに託されたといいます。

 

人間として生まれてきたのに、砲弾としてしか扱われなかった命。

”お国のために”と失われた個々の命を偲ぶと同時に、

「特攻隊」などというものを生み出した国のリーダーたちに、

改めて恐怖を感じます。

 

そしてそれと同じ構造が、

今現在も存在し、世界各地の人々を戦争に巻き込んでいることにも。

 

太平洋戦争から80年近くが経過して、

日本も再び危険な方向に進んでいるように感じられるのはオババだけではないはずです。

【熊本】ホテル日航熊本 ② :「桃李」の夕食と「アソシェッド」の朝食ビュッフェ

ホテル日航熊本のレストランには、

フレンチの「レ・セレブリテ」

和食の「弁慶」

中華(広東料理)の「桃李」がありますが、

平日は、事前に予約がないと、営業していないこともあります。

 

チェックイン時に和食の予約をお願いしようとしたら、

やはり営業をしていなかったようで(確か前回もでした)、

「桃李」の予約を入れていただきました。

 

今回は、指宿に向かう途中の休憩が目的ですので、

「夕食は商店街のラーメンでも良いよね」なんて話していたのですが、

やはりホテルから出るのが億劫な出不精デシタ。

 

個室としても使われている静かな席に案内してくださいました。

 

グラスワインと一緒に、

オードブルセットをそれぞれにお願いし、

 

あとは軽めのメニューをシェアしました。

海鮮のサラダに、

 

帆立の塩炒め、

 

(取り分け皿の食べかけの写真ですが)

黒酢の酢豚に、

 

(取り掛けのお皿の写真ですが)

炒飯、

 

点心から餃子をお願いして、

 

あとデザートです。

スタッフさんオススメの季節の胡麻団子に、

 

杏仁豆腐をいただきました。

 

「桃李」は、いろいろなホテルに入っていますが、

日本人の口に合う間違いのないお味の中華です。

スタッフさんの対応も丁寧で、美味しくいただきました。

ごちそうさまでした。

 

(以前の投稿でも、こちらで中華をいただいていますので、

興味のある方は、そちらも覗いてくださいね。)

 

朝食付きの宿泊プランで予約をしていて、

翌朝は「アソシェッド」のビュッフェでした。

 

電車通りが眺められる窓側の席で、

 

オムレツを中心に、いろいろ取ってきました。

 

 

《宿泊の感想》

こちらのホテルを利用するのは3〜4回目で、

特に今回は、指宿に向かう途中の休憩ということもあり、

細部を気にすることなく宿泊しましたが、

 

到着した時のフロアスタッフさん、

チェックイン・アウトのフロントスタッフさん、

レストランスタッフさんと、

皆さん、気持ち良い対応でした。

 

お城側のお部屋を予約していましたので、

もちろん、目の前の熊本城の姿も、朝・夕と楽しめました。

 

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

(オババの勝手な星づけ)

 ※あくまでも個人的な満足度です。

施設 ⭐︎⭐︎⭐︎

部屋 ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎

接遇 ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎

食事 桃李 ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎

   朝食 ⭐︎⭐︎⭐︎

TOTAL ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎

 [コンフォートフロア]コーナーツイン(38m2)

  プレミアステイプラン(朝食付)

 (2名で)30,900円ー3,090ポイント=27,810円

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

【熊本】「ホテル日航熊本」① :「コンフォートフロア コーナーツイン」の部屋

福岡から指宿までのシニアの長距離運転を気遣い、

途中休憩を兼ねて、「ホテル日航熊本」に一泊しました。

市街の中心部にある全191室のホテルです。

 

過去に何度か利用したことのあるホテルで、

すでにこちらでも投稿したことがあります。

 

ごく普通のシティホテルではあるのですが、

目の前に熊本城が見えることと、

スタッフさんの気働きが行き届いていることが気に入っています。

 

今回は、休憩が目的の宿泊で、

「コンフォートフロア コーナーツイン」という

38平米のお部屋を予約しました。

 

13階と14階のコンフォートフロアに位置していて、

オババとしては絶対条件の熊本城側のお部屋です。

 

夜は、ライトアップした熊本城の景色を

 

翌朝は朝日を受けた熊本城の姿を楽しみました。

ネッ、素敵でしょ。

 

お部屋はごくシンプルです。

清潔感のある寝心地の良いベッドに、

 

窓辺には脚を上げられるカウチがあって、

 

ネスプレッソもあります。

 

バスルームも清潔感があって、

 

アメニティ類も十分。

 

バスやトイレが独立しているのも嬉しい点です。

 

ここ最近のバカ高いホテルからすると、

お値段もリーズナブル。

 

スタッフさんが、

昔ながらの気働きができる方が多く、

気持ちよく滞在することができました。

 

立地も良く、熊本城は徒歩圏内。

ホテルのすぐ横は上通・下通のアーケードですし、

目の前にはデパートの鶴屋さんがあります。

鶴屋さんの地下には「デメル」が入っていて、

福岡でも買えない生クッキーが売っています・・・オババのポイント高し)

 

こちらのホテルについては、

オババが2年前に宿泊した「エグゼクティブスイート」の記事もありますので、

そちらも併せて見ていただけると幸いです。