迷路
正確には迷路を
描くのにハマった
初めは自由で
可愛らしい迷路
大人ではとても
このような発想は難しい
これはいいぞ!と褒めれば
次々に新作を描きあげます。
まるで絵本の挿絵のような
綺麗な線
まとまった構図は
とても小学一年生の
作品とは思えない
クラゲ1つ1つが
なんと可愛らしい事
やっぱりお前は天才か!
褒めるもんだから
どんどん作品は増えていく
そうこうしている間に
いつの間にか男の子らしい
鋭い線を描くように
どうやら
その時の流行があるらしい
それにしても
どうしてこうも的確で
大胆な構図で描けるのか
素晴らしい才能だ
色まで入れてきた
天才はやる事が違う
どんどんカッコ良くなる
的確にカッコイイ
そのアイデアは
どこから生まれたのか?
思い付きか?
もうデザイン優先
しかし彼は
私なら理解するだろう事を
見抜いている
でもこれは迷路なのか?
迷いようが無いよ
この迷路
そして迷路道も
最終形に
迷路とは より細かく
難解になるものなのだ
これは わたしが
中一の頃
スケッチブックに
数日掛けて描き上げ
先生に驚かれた
レベルに達していた
その頃 学校での面談で先生から「お家で何かありましたか?」と訊かれた
テストが白紙で提出されたかと思ったら 良く見ると米粒ほどの小さな字で回答が書かれていたとの事だった