ゼルダの伝説  神秘のブレスレット

プロローグ


―どこかハイラルの辺境。
今や誰も足を踏み入れてない森の奥深く。廃墟となっている教会に、鳴るはずのないオルガンの音が聞こえる。
時に悲しく、時に儚く、そして人々を恐怖に陥れるようなそんな音色が鳴り響いていた。
オルガンの椅子には1人、老爺が座っていた。老爺は楽譜に刻まれた音をそのまま演奏していた。技術は相当であろう。ミスが1つもない。だが、老爺の身体は血だらけで、ボロボロであった。
「・・・・フッ。」
老爺は不敵な笑みを浮かべた。よく見れば老爺の指先には紫色の光に包まれている。魔法のようだ。
曲がラスト1ページになった。ところが老爺は突然、血を吐いた。鮮血に濡られた鍵盤。その返り血が服に楽譜に飛び散った。おかげで曲のタイトルが血で隠れて読めなくなった。それでも老爺は、最後の力を振り絞って演奏を続けた。
指先の光も一極明るくなり、不穏な空気が辺りを漂い始めた。

そして・・・

演奏が終わった。老爺は鍵盤から指を離した。静まりかえった空気の中、ゼエゼエと老爺の荒い息が教会中に響き渡ってる。
「・・・フッ フハッ フハハッハハハハ・・・ハーーーッハハハハハ。」
息を整えながら、老爺は笑った。声を上げて高らかに。老爺はそのまま椅子から立ち上がり、一歩右へ足を踏み入れたときだった。
瞬間。教会の窓ガラスが全て割れ、黒光りをした風がものすごい勢いで、老爺とオルガンを包み込んだ。
すると、オルガンが青く光り始めた。その光を風の渦が吸い取り、風が青黒く光った。そして、今度は老爺の指先から、またあの光が現れ、老爺はそれを風の中に入れた。
しばらくしてから、風は回転を小さくし、仄黒い紫色の光を輝かせながらも、風は自然の中へ戻っていった。
教会はまた静かさを取り戻した。

バタンッ

老爺は何の抵抗もなく倒れた。
床に散り敷かれたガラスの破片で大動脈を切ったせいか、老爺の周りに血の池が溜まった。
その後、老爺の姿が急激に変化し始め、老爺の遺体は干からび、砂となって ―消えた。

まず始めに・・・


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