ステビア

埋もれていく日常とか

ブロカント/君へ

 

ギリギリまで引っ張って、ようやくはてなダイアリーからブログへ移行した。

この画面を開くのは本当に久しぶり。

 

最初に表示される記事を更新したいという思いはありつつ、あの日の感情に出会うのが苦しくて中々気軽に開くことができなかった。

今でも毎年花の季節に想う。そして今後もきっとずっと。

 

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ブログの書き方をすっかり忘れました。

 

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同じものを見て、聴いて、同じような年月を過ごしたはずなのに何故そんな風に思うのだろう。何故そんな悲しい言葉を放つの?

感じ方は千差万別だとか十人十色だとか。

強い言葉に引っ張られて私の感じたことも私の言葉も死んでいきそうだ。

無性に悲しくて、やりきれない思いになり映画を見た。静謐で悲しく美しい映画だった。床を叩くステッキの音とふいに流れたダンスナンバーに自然と涙が流れて、ようやく自分を取り戻した気がした。

 

 

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君のこと、共犯者だと思っていたのに。

2016.4.6

2016年4月8日。一つの訃報に触れた。
shepherdというバンドのボーカルが亡くなったと。




嘘だと思った。悪い冗談だと思った。エイプリルフールはとっくに終わったのに。信じたくなくて、時間が経っても過去形で語れなくて。twitter上にはご冥福をとか安らかにとかそんな言葉ばかりが並んでるのがやりきれない。皆一瞬で思い出に切り替えてしまうの?
誰か嘘だって言ってよ。

泣いたってどうしようもないのにひたすら泣いて。何度見たって変わらないのにHP上のお知らせを繰り返し見つめた。


ライブには都合がつけば行っていたし、行かない選択をしたライブもあった。それは全く後悔していないけど、shepherdの音楽のこと、もっと言葉にして伝えたかった。中野さんとは同世代なせいか聴いてた音楽が似ていて、それが嬉しくて物販ではやたら他の音楽のことを聞いてしまった。twitterでもライブの感想とかあまり具体的なことは書いてこなかった。
伝えておけば良かった。



shepherdに出会ったのは2011年のROCK IN JAPANのウイングテント。初めて見たけどこちらにも緊張感が伝わってくるステージだったのを覚えてる。でも3曲目に演奏したSea Side Psychedeliaがすごく好みで。帰ってすぐに次のライブを調べた。

次のライブ。あれは確かvijonだった。
新曲だと言って中野さんがironyを歌い出した瞬間、世界は止まった。
あの瞬間に私は中野さんの歌声の虜になった。
タカトさんのギターもとても好きだと思った。少し感傷的なフレーズが中野さんの歌声にとても合っていると思った。

あの時買ったnudeに入っていたprimroseが私の中ではshepherdのイメージそのもので。春霞のような、まだ寒い春の木漏れ日のような。


あの頃shepherdは月1のペースで大阪に来てくれていて、それが何だか縁なのかなぁとも思えて嬉しかったり。
中野さんは最初に覚えてくれて、話しているとたまにとてもいい笑顔をくれて。笑うと少年みたいな顔になる人、相手を良く見てから喋る人なんだなという印象だった。考え方も素敵だなと思っていて、本当ただのファンだったので過剰反応しすぎて最近はうるさがられていたかもとも思う。でも、それももはやわからない。


仲本さんが抜けると決まった時どうしようもないこととはいえ、本当に悲しかった。でもshepherdから離れようとは思わなかった。
どんな音楽に変わっていくのだろうとドキドキしたけど、パズルを聴いてライブを見てああ、素敵な音だって。


それからMirrorが発売されて。聴いた時、曲はものすごく好きだと思ったけれど演奏が少しガチャガチャした印象だなと思った。あれ?shepherdはバランスが良いところも好きだったのになって。でもこれも言わなかった。言えば良かったかな。

そしてタカトさんが抜けると発表された。「まさか」というより「そうなるのか」と感じたのが悲しい。中野さんの歌と同じぐらいタカトさんのギターが好きで、ライブではいつも笑顔をもらってた。抜けちゃったらどうなるんだろうって不安で。。それでも、やっぱり私はshepherdは応援し続けるだろうなって。そう思っていて。


でもタカトさんが抜けた後2回ほど見たライブは楽しめなかった。最初見たときは泣いてしまって、そのまま泣きながら帰った。別に誰が悪いとかライブが良くなかったとかじゃない。あまりに喪失感がすごくて。知らず知らずあのギターの音色を探してしまう自分の気持ちの問題。
もう一度ミナホで見たとき、少しライブに行くのはお休みしようと決めた。動揺して何を演奏したのかもあまり覚えていなかったから。
それはメンバーにも失礼だと思った。ちょっと距離を置いて、冷静になってから新しいshepherdを見ようと。


だから最近は全く見る機会がなかったし、ライブに行ってもないのに話しかけるのもアレかなと思ってtwitterでも反応しなかった。でも新譜は買うつもりでワクワクしていたし、ツアーがあったらこっそりお邪魔しようとか考えていた。


そんな矢先だった。


もうこの言葉たちを伝える術もない。
伝えることができない。
どんなにあなたの歌に支えられたかと伝えたかった。
幸せの蒼い海での歌詞に自分を重ね合わせていた。
言わなかったけれど私も再生回数、ライブで聴いてみたかった。
部屋と二人のツアーの分別の演奏は素晴らしかった。
密かに自分の結婚式でHappy endrollを流したいと思ってた。
また笑顔でshepherdを見れる日を待ってた。
いっぱいいっぱい、伝えておけば良かった。


例え自分がshepherdから離れてしまう未来だったとしても、そんな未来でも欲しかった。


人は楽しかった記憶も悲しかった記憶もどんどん忘れていく。それがとても辛い。もらった言葉も音楽も決して忘れはしないけど、今この時の辛い気持ちはきっと忘れてしまう。こんなブログなんか書いて心の整理をして、私は自分の時間を生きてしまうんだ。


全てが嘘だったらいいのに。

Thailand 1

旅から2カ月経って、今さら感半端ないけども旅日記。
GW期間に、世界一周中な人に会いにタイ・バンコクへ。
タイは2回目だけど前回はパッケージツアーで行ったので自分で歩くのはこれが初めて。わくわく。



【1日目】

今回は会いに行く人に合わせて私もエセ・バックパッカー
飛行機は初LCC、初めてのエアアジアXに搭乗。
真夜中出発で、寝てればバンコクへひとっ跳び!の、ハズが、、
失敗したなーと思ったのはブランケットがないからとにかく寒い。長袖の上着着てても寒い。
今度からLCC搭乗時には絶対ブランケットのオプションは付けようと思ったのでした。


エアアジアXの到着空港はドンムアン空港

早朝到着のため、市内までどうやって移動しようか悩んだ挙句列車移動にすることに。
待ち合わせはバンコクのフアランポーン駅に決定。
ただ、バンコクの国際空港といえばスワンプーナムで、就航して日が浅いせいかまーとにかくドンムアン空港の情報がない!
こちらのサイトをかなり参考にさせて頂いた。
とりあえず女ひとりなので行動開始は空が白み出してからということにして。
1階の到着ロビーには早朝から営業しているカフェが数店舗あったのでそこで朝ごはんを購入。
中々んまんま♪


GWということもあって関空からの日本人客は多かったけど朝ごはん食べてるうちに誰もいなくなってた。
皆タクシー移動かい?リッチねぇ〜

国鉄の駅はすんなりわかったものの、歩道がちょっと暗くて少しビビりながらも駅へ。
ひたすら汽車を待ちます。

切符売り場。バンコク方面のプラットホーム一番奥。
バンコクと言っても通じなかったので、グーグル先生に発音を確認しておいた「フアランポーン」と言ったら通じた。
一番安い料金は5バーツなんだけど、ちょうど急行しかなく10バーツ(だったかな?)ほど。
それでもものすごく安い・・・!

ただし遅延は当たり前、30分以上待った気がする(笑)
乗り込むと周りは現地の方ばっかりだったけど、とてもいい雰囲気。
開けっ放しの窓からの風が気持ちよくてついウトウト。


twitterでmaps.meという地図アプリがオフラインでも位置情報が出るので使えるという情報を見て、
ダウンロードしといたのだけどこれが早速役に立った。
位置情報は大体この辺にいるよーくらいものだけどあと何駅くらいか把握できると安心感が違う・・・!
この後も、道を調べる以外にもタクシー乗ったときちゃんと目的地に向かってるかのチェックしたりとか中々使えるやーつ。
maps.me


その後、バンコクの駅で待ち合わせも無事に成功。
気分的に、本日のミッションは半分以上終わり 笑


お宿はSKハウスマハナコンというところ。
地下鉄の駅が目の前だし、トイレとシャワーも割と離れてるし、毎日掃除してくれるし。
バックパッカー宿に慣れていれば全く問題なしのところだった。
もしまたバンコク安旅するならここリピートだなー★


着いた日が週末だったので、郊外でやってるウィークエンドマーケットへぶらり。

想像してたよりずっと大きな規模で、とにかくなんでもかんでも売ってる!
見てるだけでも楽し〜〜!! >∀<
で、服がまぁかわいい!日本人が好きそうなデザインのもの結構売っててしかも安い。
ものすごい誘惑だった、、貧乏旅なのに着いて初日に散財しかけた、、
カバン買ったけど・・・いやあれはもうボロボロだったので・・・(ブツブツ


その後、マーケットを抜けチャトゥチャック公園を散策。
なんか謎のプレーリードッグがいたよ。

写真撮ったり戯れたらお金取られるかしら、と思ってたけどそんなこともなく。
いっぱいいたけどなんだったんだろう・・・謎だ。
服が微妙に東南アジアぽいのも気になる・・・うーん謎だ。


晩ご飯は駅のフードコートで。
先に何バーツ分かチケットを購入して、その範囲内で自由にご飯選べる制度。
余った分は後で換金してくれる。
バンコクのフードコートはどこも同じやり方みたいだねー。

時間ぎりぎりで最後の客っぽかったせいかおばちゃんがもりもりオカズ盛ってくれた!
・・・のはいいんだけど底に残ってた唐辛子もすごい量盛ってくれて死にかけた(笑)
美味しかったけどなー!



駅の時計とその下に立ってる看板。
看板作るより時計直した方が早くない?笑
このあたりが東南アジアぽさを醸し出してるね!
そのゆるさ、嫌いじゃなーい(‐ω‐)笑

ツィゴイネルワイゼンの旅


古いデジカメにロケ地巡りをした時の写真が残っていたのでアップしてみる。

大好きな映画、「ツィゴイネルワイゼン」のロケ地に行ってみようと思い立ったのはもう数年前。

ライブで東京へ行ったついでに鎌倉へ。

なので回ったのは鎌倉で撮影された場所のみ。

機会があれば静岡の蓬莱橋にも足を延ばしてみたいなー。

実現したらこの記事に追記で入れよう。










極楽寺駅

江ノ電極楽寺駅
青地の義妹、妙子の入院先がある駅として登場。
ポストの位置が当時と同じです。

この駅のすぐ裏手が極楽寺
坂を下って行けば由比ヶ浜






由比ヶ浜

門付けの男たちが決闘するシーンに登場。
行った日の天気が悪く、写真がイマイチ。

由比ヶ浜って聞くと相対性理論のLOVEすっきゅんが出てくるの・・・私だけか。






【ミルクホール】


青地が甘木に人間の骨について聞いたお店。
なんとほぼ当時のまま営業中とのことで、お昼ついでに中にもお邪魔。
すごーい!本当に映画のままで感動・・・!
調べてみたら2010年に改装されているそうだけど、十分面影は残っていたよ。
写真は許可頂いて撮りました。


ご飯はオペラライスという、これまたレトロなものを。
小道を1本入ったところにある、落ち着いたいいお店だった。
映画関係なく、また行ってみたいところ。






【釈迦堂切通

中砂の家に向かう途中、象徴的に何度も登場する切通
これがこの日のメイン!のはずがこちらは一歩間に合わず。
落石の恐れがあるとのことで立ち入り禁止。
近くまで行ったけどこれが精いっぱいだった。
中に入って、雰囲気を思い切り味わいたかった〜。






【妙本寺】

中砂、青地の両夫婦(?)が豆まきをしているお寺。
行ってみると想像より小さなお寺だった。
なんだか随分高いところから豆をまいてるように見えたけど。
映画内で4人が揃うのはこの時だけなんだよね。






鶴岡八幡宮

豊子が青地を彼岸へと誘う場所。
最初の方に花火を見ている人たちとして役者全員の顔見せがあるけど、多分それもこの橋。
この橋、渡れないんだねー。
しかも入口付近の人がごった返してる場所にあるので写真撮るのちょっと恥ずかしかった(笑)






これでお終い。
本当はもう何カ所か・・・浄智寺や鴫立庵、光明寺なんかも行ってみたかったけど遠いので断念。
鎌倉に行ったことがなかったので大仏見に行ったりしたせいもあるけども(笑)
ツィゴイネルワイゼンの世界を垣間見れて満足。
何より鎌倉がとても好きになったプチ旅でした。






【番外編】

大井川鉄道は行ったことには行ったんだけど、終点に車で行ったのでした。
鉄道に乗ってればお稲が中砂を追っかけるトンネルとか見れたのかなぁ。







ツィゴイネルワイゼン [DVD]

ツィゴイネルワイゼン [DVD]


3部作の中で一番。




内田百けん (ちくま日本文学 1)

内田百けん (ちくま日本文学 1)


原作も好き。
ちなみにこれに収録されてる「山高帽」→漫画「眠り姫」→映画「眠り姫」の流れも◎

春を想う、

ショート・タームという映画を見に行った。

新年一発目から今年1番の候補が現れてしまった感じ。

抱えてる傷に自分で向かい合うことはもちろんのこと

寄り添い、共に見つめてくれる人の大切さ。温かさ。

グレイスの問題に的を絞ってるのも良かったな。

パンフレット買ってくれば良かったってちょっと後悔。

パッケージになったらまた見よう。








あたたかい日々が待ち遠しい。
木漏れ日、心地よい風、青空。
冬はやっぱり苦手。


        



音ちょっと大きいな、、
お遊び。

I’ve stopped to crying










(1986, The Sacrifice)



目を開き、耳をそばだて、しかし口をつむぐ。

そんなことができるかな。

けれどそれが私が選んだことです。自分の心がこれ以上傷つかないために。




最近は身の回りで幸せな報告がたくさん。

もうそんな年齢になってしまったのだねー。

中々表面で見えているだけの幸せばかりではないと思うけど、人生における大きな決断をして前に進んでいるというのがすごい。

皆いい顔してるからな〜、素直に応援したいって思える。

はて、じゃあ自分はって

ま 当たり前のごとく考えるけど、なるようにしかならんのかなって。

心というのは深く考えて分かったつもりでいてもすぐに形を変えてしまうものだからね。

分かったつもりで分かってなかったりとか。

今は他の選択肢が自分の中にないから。気長に頑張ろうと思うのだ。




最近気になる音楽、mol-74!

これから見に行きたい映画、100円の恋・滝を見に行く・ショートターム!!

fog


その時の精神状態によって、琴線に触れるものは違うよね。

ぴたっと合ってしまう時が。あるんだよなー。


  



−心はとても正直だ。
 人の心配している場合じゃなかった、大丈夫じゃなかったのは私の方だった。




目の前でうたを聴きながら、ここにいる人たちは何を想っているんだろうとふと考えた。


感情の節目に出会った音楽はとても心に沁みる。