山芋
こんにちは!
先日、お客様から山芋を頂戴しました!
味が濃く、とても深い味でおいしかったです。ありがとうございました!
今日はそんな山芋についてお話ししたいと思います。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、実は山芋は“山薬”と言いう名前で生薬としても使用されます。
~山芋の薬膳的効能~
・五味;甘
・五性;平
・帰経;脾、肺、腎
・期待できる働き;消化を助けて胃腸を元気にしてくれる。胃粘膜保護効果。身体の根本の栄養を付けることが出来る。肺に潤いをつけて痰が絡む咳を止める。
・召し上がることをお勧めしたい方:元気が出ない方。胃腸の調子が良くない方。ウイルスや細菌が関与しない慢性的な下痢。ウイルスや細菌が関与しない痰が出にくい慢性的に咳が出る方。
山芋はすりおろしたり、輪切りなどにして焼いたり、千切りにしてサラダにしたり色々な味で楽しめる野菜ですよね。私は今回はシンプルに輪切りにしてやまいものステーキにしていただきました。あまりきれいに写真が撮れなかったのが残念ですが。。
本当にありがとうございました、ごちそうさまでした!
↑山芋の断面図!
↑山芋のステーキ
寒さがつらい今の時期の養生
今の時期は二十四節気の小寒から大寒の間であり、寒さがどんどん増してくる季節ですね。
先日は東京でも雪が降り、しかもすこし積もってびっくりしましたね。。
さて、この寒さがつらい季節、どういった養生が必要かというお話を今日はしていきたいと思います。
寒さは人の身体を温める根本の力を弱てしまうと言われています。起こりやすい症状としては、膝や腰の痛み、夜間頻尿、寒さに弱くなるなど。身体を温める食材を用いることをお勧めします。例えば、羊肉、牛肉、鶏肉など。それに白菜、人参、青菜、ナスなどの緑黄色野菜を一緒にとるとよいです。寒さが特に気になる方は、生姜、長ネギ、シナモンなども併せてつかってください。
逆に脂っこいもの、辛すぎるものはお勧めしません。このような食材は身体の中で不必要な熱を生じて、口内炎、ニキビなどのできもの、便秘などを起こしてしまう可能性があります。
注意点ですが、もちろん、おすすめ食材も食べれば食べるだけ良いと言いうわけではありません。1週間に1,2回で十分と言われています。
また、生活習慣に関してですが、寒さは下から入ってくると言われています。足先、お腹まわりは特に注意してください。腹巻などもおすすめです。また、日本ではあまりなさる方は少ないかもしれませんが、足浴はとてもおすすめです。40℃前後のお湯に足首くらいまでつかり、15~30分程度を目安に使ってください。足浴の際も水分補給を忘れずに。温かい白湯がおすすめです。ただ汗のかきすぎに注意し、汗はきちんとふき取ってくださいね。湯船につかるのとは別に足浴も行っていただくと、身体全体的に温めることが出来ます。少し入浴剤を入れると香もしてとても安らぐことが出来ると思います。
以上、です!寒さに負けないようにしたいですね!
年越しそば
年末みなさまどのようにお過ごしでしょうか?お部屋のお掃除や年内にしておきたいことなど何かと忙しない時期ですよね。
そんな中、年越し蕎麦の準備または召し上がられた方々も多くいらっしゃると思いましたので、今日はそんなお蕎麦についてのお話です。
〜蕎麦の薬膳的効能〜
五味;甘
五性;涼
帰経;脾、胃、大腸
期待できる働き;余分に上がってしまった気を下ろす、お腹に溜まったガスを取り除く、清熱解毒、胃腸の動きを整え食欲不振の回復など。
~蕎麦の栄養素~(可食部100g中)
カロリー138kcal タンパク質4.8g カリウム34mg リン80㎎ 食塩相当0g
その他に、ポリフェノールの一種であるルチン(抗酸化作用、毛細血管強化などの効果)、ビタミンB1、B2(疲労回復、肌粘膜の正常化)など。
性質として少し体を冷やしてしまうため、冷えが気になる方は、ネギを合わせて召し上がったり(ネギは温める効果があると言われています)、または蕎麦湯を最後に飲むなどして気を付けてみてください。
それではみなさま良いお年を‼︎
来年も漢方薬局 丘をどうぞよろしくお願いいたします。
冬至
今日は冬至ですね。かぼちゃを食べて、柚子湯に入り無病息災を願うのが日本の風習ですよね。かぼちゃは煮物やスープ、デザートなど色々なレシピに応用できる優れものですよね!
さて、ところ変われば風習も変わりますが、二十四節気の発祥の地である中国では水餃子または中国の南の方の方々はお団子のスープを食べたりする習慣があるそうです。冬至はとても重要視されている節気のひとつです。
これから1月下旬の大寒に向かってどんどん寒さが増していきます。寒さに負けずに頑張りましょう!
~かぼちゃの薬膳的性質~
五味;甘
五性;温
帰経;脾、胃
期待できる働き;補気、解毒
~かぼちゃの栄養素~(可食部100g中)
カロリー78kcal タンパク質1.9g カリウム450mg リン43㎎ 食塩相当0g
その他に、抗酸化作用を持つβ-カロテン、整腸作用のある食物繊維も豊富に含まれています。
冬の養生 ~Part2~
今回はおすすめレシピについてお伝えします!!
主菜とスープです!
①『豚肉の中華風炒め』 二人分
材料:豚肉150g、山芋1本~半分、セロリ1本、黒きくらげ3~5枚程度、カシューナッツお好みで、鶏がらスープの素と昆布だしの素それぞれ小さじ1杯、醤油 少々、ごま油適量
1、豚肉をごま油で炒める。
2、山芋を短冊切り、セロリは薄切り、カシューナッツは1/4程度の大きさに切っておく。
3、お肉に火が通ったら一度取り出す。同じフライパンで2できった具材に軽く火を通す。
4、3に豚肉を戻し、鶏がらと昆布だしと醤油を加え炒めたら出来上がり!
➁『トマトと具沢山豆乳スープ』二人分
材料;トマト3個、玉ねぎ1個、大根1/3個、舞茸1/2パック、おろし生姜大さじ1杯、豆乳200㏄、水100cc、鶏がらスープの素小さじ1杯、白だし大さじ1杯、オリーブオイル適量
1、トマトは角切り、玉ねぎは薄切り、大根は細切り、舞茸はほぐしておく。
2、1の具材をオリーブオイルで炒める。
3、具材に火が通ったら、豆乳と鶏ガラとおろし生姜と白だしを入れて煮立ったら出来上がり!
だんだんと寒さが厳しくなってきていますね。。
みなさん風邪などひかれないようお気を付けください♪
冬の養生 ~Part1~
どんどん冬へ近づいていますね。
今の季節は冷たい風を受けての風邪、また消化不良などによる胃腸系の症状が出やすい時期です。
そのため身体への刺激や負担を軽減させるために辛い物は避けた方が良いです。
また、熱すぎるものも避けた方が良いです。熱いものを食べ過ぎると身体に不要な熱が生じ、口が乾いたり、口内炎などを引き起こしやすくなります。
また、冬は中医学において、“腎“を養うべき季節と考えます。”腎”は生命の源であり、つまり身体全体の栄養源であります。自然界でも冬は冬眠したり、栄養素をため込む季節なので、人が“腎”を補う必要があるという事への理解もしやすくなると思います。もし“腎”が弱ると、風邪をひきやすくなったり、足腰が冷えて痛みが出たり、夜間頻尿、めまいや耳鳴りなどの症状が出やすくなると言われています。
では、どのような食材がおすすめかと言うと、、
・腎を補う食材→黒米、黒ゴマ、山芋。また、落花生、カシューナッツ、クルミもおすすめです。ただ、ナッツ系はカロリーも高いので食べ過ぎには注意が必要です。
・寒くて血液循環も落ちるので血液の流れを良くするための食材→黒きくらげ、セロリ、生姜、玉ねぎ、トマト
そして、、
身体を動かすことも忘れずに!
免疫力アップにもつながります!!
次回はおすすめレシピご紹介いたします!
旬なものに一手間加えてさらに健康維持を! Vol.2 さつまいも編
気温の差が激しくなってきて、空気も一気に秋らしくなってきましたね。。
日照時間も少しずつ減ってきて気持ちが落ちやすいですが、、でも秋は食欲の秋!!
たくさんの旬な野菜や果物がありますが今日は「さつまいも」についてです!
【1】さつまいもの解説
・おすすめしたい方:疲れやすい方、便秘気味の方
・食べ過ぎ注意な方:お腹が張りやすい方、ガスがたまりやすい方、カリウム制限をされている方(芋類は茹でこぼしをしてもカリウムが減りにくいです)
〜薬膳の観点〜
五味:甘
五性:平
帰経:脾、腎
効能:胃腸の働きを整え、消化吸収の力を引き上げて元気をつける。お通じを整える
〜栄養素の観点(可食部100g中)〜 引用:日本食品標準成分表2020年版(八訂)
カロリー126kcal、タンパク質1.2g、カリウム480mg、リン47mg、食塩相当微量
その他、不溶性食物繊維(お腹の調子を整える)、ビタミンC(さつまいもに含まれるビタミンCは熱をかけても壊れにくいです。ビタミンCはお肌の炎症やシミ、シワにも効果的)
【2】おすすめレシピ
〜さつまいもの蒸しパン〜 2人分
材料:さつまいも 中くらいサイズの半分〜1個、ホットケーキミックス100g、豆乳or牛乳80ml、卵 1個、オリゴ糖 大さじ3杯(甘さ控えめが好きな方は大さじ2杯)
作り方:①さつまいもを小さく切って、レンジ600W 1分チンして柔らかくしておく
②さつまいも以外の材料全てを耐熱タッパーに入れて混ぜる。粉っぽさがなくなったらさつまいもを入れる(お好みでスプーンの背でさつまいもを少し潰すとほっくり感がまします!)
③600W 3分半程度レンジにかける(様子を見て必要でしたら再度少しずつレンジにかけてください)
以上、出来上がり!!
さつまいもは他にも、お味噌汁にいれてもおいしいですよね!!皆さんのおすすめレシピなどありましたらぜひ教えてください!!