コウヤマキ
以前、お婆ちゃん(義母)が、この木じゃまだから切っとくれって言ってたけど、意外と好きな木だったから知らんぷりしてた。
最近になってこれが『コウヤマキ』だと知って、ほんと切らないで良かったな。
さて、コウヤマキとはどんな木かというと・・・結構すごいんですわ!
まず、ご霊木であるということ。
神社などに多く植えられているようです。
お盆などに先祖の霊に備える地域もあるそうです。
木は水にも強く朽ちにくいので、古代から木棺や水桶や橋杭などにも使われていたんですって。
コウヤマキの香りは森林浴をした時と同じ効果があると言われているし、コウヤマキから採取したエキスはオーラルケアにもなるそうです。
こうなったらもうエキスを抽出するしかありませんね!
そこで、久しぶりの登場です!
ハーブ蒸留器!
コウヤマキの葉っぱを蒸留してみました。
本当は枝をチップにして蒸留した方がより高い香りが期待できたのでしょうけど、コウヤマキは松の種類なので、蒸留器に松ヤニがこびりついてしまうのではと思って葉っぱでやってみました。
なので香りは薄い感じがするけど、うっすら精油も取れて(取れたうちには入らないけど)まあまあかな。
何となく家の中が森林の香りになったかな。
フローラルウォーターの上に油がうっすら浮いてるの見えますか?
本当の精油ってこんなもんです。
巷で1000円2000円くらいで売っている精油って一体何なんでしょう?
って思います。
残った葉っぱと枝は、とりあえず干します。
殺菌作用もあるというから、タンスに入れて防虫剤がわりにもなるかもしれない。
ちなみに、刺激が強いのでお肌には使わない方が良いそうです。
なので石けんには使えないですね。
玄関を開けるとドン!と目の前に見えるコウヤマキ。霊木であって、風水的にも縁起が良くて、古代から大事にされてきた樹木。
これからも大切に守っていきますね。
手作り糞パック
今年も5月10日から養蚕が始まって3週間が経ち、お蚕さんも4回脱皮を繰り返し、いよいよ終盤の5令まで成長しました。
あと4〜5日もすれば繭をつくり始めます。
さてお蚕さんといえば繭。
繭から絹糸、そして着物へというのが一般的に知られている流れかと思いますが、実は暮らし全般に渡ってもっともっとさまざまな可能性を秘めているのです。
その中でも特にお蚕さんの糞は、衣食住全般に渡る優れものだと思います。
お蚕さんの糞のことを『蚕沙(さんしゃ)』と言います。
蚕沙はお茶にしても美味しくいただけるし、消臭にも利用できるし、漢方薬にもなるし、さらには抗酸化作用やデトックス効果があって、アトピー、ニキビ、皮膚湿疹などの改善に良いという優れもの。
てことは、美容にも!
そこで閃きました!
蚕沙を使ったパック。
糞パック!!
この頃の糞がちょうど良い感じがします。
この子たちの糞の粉末と、せっかくだからケイ素が豊富な麦飯石の粉末をさらにセリシン水(繭を茹でた汁)で溶いてパックにします。
これでもか!といった中身ですよね。
パックをしている姿は恥ずかしいので載せませんが、パックを洗い流した後の肌触りといったらそれはもう1
ツルツル、すべすべ、スルスル〜な感じ♪
これは絶対いい!!
最近よく聞くタラソパックにも匹敵するのではないかと思います。
おっかあが使っている基礎化粧は、
繭の入った石けん、繭から抽出したセリシン水の化粧水、桑の葉から抽出した桑の葉オイル、そしてこれに今回の糞パックが仲間入りしたわけです。
どうしましょ、どんどんキレイになってしまう〜(笑)
スギナ
久しぶりのブログはお猫様のことではなく手作りの話。
春ですね♪
とは言っても、立夏も過ぎたのでもう春ではないですけど。
しかし、春といえば色々な薬草が芽吹きます。
その中でスギナに注目してみました。
このようにスギナはどこでも目にすることができるし、繁殖力が凄過ぎて農家さん泣かせでもあるようですが、そんなスギナはミネラルの宝庫!
ケイ素、ナトリウム、カリウム、カルシウム、ビタミン類、アミノ酸〜〜など豊富で、それらはほうれん草の何十倍、何百倍と言われています。
お茶として取れば、むくみ、結石、リウマチ、更年期障害、痛風などなど
化粧品として使えば、ニキビ、アトピー、保湿、白髪の予防、爪を強くするなどなど
なんだかすんごいハーブなんです!
そこで、栃木で採取してきたスギナを自宅に持ち帰り、色々と作ってみました。
スギナを煮出したエキスをシャンプーに混ぜて使うと、髪にコシが出るんですって!
今晩使ってみます♪
干したスギナをカットしてフライパンで空炒りしました。
お味は・・・まあまあかな。
炒ってあるのでそこそこ美味しく飲めると思います。
デトックス、身体の中の浄化など、なんだかすごくいいですね!
胆石が消えた!という人もいるようですよ。
このエキスで石けん作りもします。
この時期はスギナの他に、ヨモギやドクダミもありますから、この春の三大野草を配合した石けん作りは毎年楽しみなんです。
さて、お次はドクダミ採取です。
花が咲く頃採取して干します。
もうそろそろです。
これまた楽しみです。
のりです!よろしくお願いします!
最近ブログの投稿が、年に2回くらいになってます^^;
InstagramやFacebookがあるからどうしてもそうなってしまいますよね。
でも、今回は特別なことがあったのでブログにします。
さて、去年旅立ってしまったゆのの話もまだ終わっていませんが、その前に黒猫ちゃんを保護してしまいました!
『のり』っていいます。
養蚕をやっている栃木の庭先で、夏頃からウロウロし始めた黒猫。
背中に痛々しい傷があってなかなか治らず心配していました。
10月くらいから急に懐いて、スリスリが止まらない(≧∀≦)
しかも、もしかしたらお腹に赤ちゃんが??
(たぶん妊娠してないと思うけど)
って感じの体型をしていて、でももう今は11月。寒暖差が激しいこの時期にこの怪我と出産だなんて‥
そして家の横には危ない道路が。
保護するしかない!
と決めました。
しかし、こんな広くて清々しい場所から横浜の家に連れて行くなんて、この子にとってどっちが幸せなんだろう?
迷いに迷った結果、やっぱりこの子の体のことを考えて保護に至りました。
その前に
ちょっと話があるんだけど、ってお茶に誘って、
私たちと家族になりませんか?
って話を聞いてもらいました。
なんかしっかり聞いてくれていたみたいで、栃木から横浜までの3時間の車中でも大人しくて、家に着いてもまるで何事もなかったかのようにすんなり馴染んでくれました。
爪も簡単に切らしてくれて、お風呂にもそれほど暴れずにお湯に浸かってくれて、聞き分けが良すぎる!
しかし、先住猫のまゆが猫見知り激しすぎて。仲良くなるまでは時間がかかりそうです。
ゆのとまゆがこんなふうにしてたように
まゆとのりも仲良く寄り添う日が早くきますように。
名前の『のり』の由来ですが
栃木の家に前からいる子が『りま』我が家の先住猫が『まゆ』去年お星様になった子が『ゆの』そして『のり』
さあどうでしょう!
わかりましたか?
全部繋げると
りままゆゆののり
りまゆのりまゆのり〜〜
これです。
今日お風呂に入れたし、のりとまゆご対面させてみようかな。
精油作り
やったー!
精油が抽出できた!\(^o^)/
水蒸気蒸留法です。
この水蒸気蒸留装置は娘にメルカリで買ってもらいました♪
今回初めて使いましたが、全部ガラスなので落とさないようにぶつけないようにハラハラしながらの取り扱い^^;
でもなかなかの優れもの!
そして精油はヒバの木屑から抽出しました。
ヒバは栃木の庭のヒバを一本伐採した時のものを使いました。
ヒバの木は防虫だったりお風呂に入れれば檜風呂みたいになったり使えるので嬉しいです^ ^
こんなふうに右側の不思議なガラスの中にヒバ精油とヒバウォーターが溜まっていきます。
そして1時間後こんな感じで抽出できました。
浮いている精油を小さなスポイトでとると
これ!
3mlの遮光瓶にたったのこれだけ!
でも紛れもなく純粋なヒバの油です。
素晴らしい〜*・゜゚・*:.。..。.:*・
ヒバウォーターはスプレーボトルに入れてトイレの消臭剤に使うことにします。
精油は石けん作りに使おうかな。
しかし、精油というのはほんの少し抽出するのに、たくさんの材料と時間と手間がかかります。
そう考えると巷で売っている精油は安すぎますね。
ホンモノ中のホンモノは、あのお値段では無理だよなぁって作ってみて思いました。
今後はハーブを育てていろんな精油を抽出してみよう!