One day♡

結婚・出産・発病…人生の節目。『一日一日を丁寧に生きる』をテーマに徒然なるままに…

発病ー

昨日から本格的に治療を開始。

 

病名は「関節リウマチ」。

これが直接的な原因で、死に至るわけではないようだけれど、

身体の免疫システムがおかしくなって起こる病気なので、

肺炎などほかの病気になってしまうことがあるらしい。

 

発覚は出産後2ヶ月経った5月末。

出産後、里帰り期間が終わり、自宅へ戻ったあと、毎日ひどくなる関節痛。

手首(腱鞘炎)、ひじ、肩、首、ひざ、足首、足裏…全身の関節に痛みがあった。

が、産前からの運動不足での筋力の低下だと思っていたし、

実際に接骨院でもそういう診断をされていた。

 

生後1ヶ月の息子は、ダッコしていないと泣き止まないし、寝ない状態。

私は朝から晩まで、ずっと一人で慣れない育児をしていた。

旦那さんは仕事で朝から晩まで留守にするので、24時間ほぼ私一人。

世間のママさんも同じような生活だと思うけど、

朝昼晩のご飯もままならず、おふろも入れない、3時間置きの授乳...。

私の場合も、旦那さんがいて子供が寝ている朝5時に

自分のお風呂と洗濯、食事作り、掃除やゴミをまとめたり、

できる限りの家事をこなして、旦那さんを見送り、子供と2人の生活スタート。

昼間は買い物や病院など出かけ、17時くらいからお風呂、

泣き止まない息子の横でサっと夕食を食べ、夜中まで授乳とダッコの繰り返し。

旦那さんは12時過ぎに酔って帰ってきたり…

「なんで私だけ?」「まだ帰ってこないし連絡もないけど大丈夫か?」

など心配もするし精神的にも体力的にもボロボロだったと思う。

泣きじゃくる息子の横で一緒に大泣きしたこともあったなぁ(笑)

 

そんなある朝、全身の倦怠感、全身の痛みで、自分で起きられなかった。

特に腕がしびれて感覚もなく、動かなかった。

「起きられない」と、泣いて旦那さんにお願いして起こしてもらって、

泣いて「救急車よぶ」とお願いして整形外科に連れて行ってもらった。

 

レントゲン・血液検査・問診の結果、

医者から「リウマチの可能性があります」とのこと。

初めて聞いたときに思い浮かんだのは、ジブリの「魔女の宅急便」の冒頭で、

主人公キキのお母さんが作る薬が「リウマチに良く効くわ」と、

おばあちゃんが買い求めているシーン。イメージは高齢の方がなりやすい病気。

旦那さんも私も知識が乏しく、何を質問していいかもわからない状態。

かつ、整形外科の先生も、膠原病である「リウマチ」については、

専門外のようで詳しくはわからなかった。

とにかく『一生付き合っていく病気』ということは教えてもらって、

「二人目も出産できるかわからない、詳しくは専門医に」とのこと。

そういうもんなんですね…。

 

そこからあわてて実家に帰り、膠原病の専門医を探して、

たまたま近くに有名な先生がいらっしゃるということで、

診察をしていただけました。本当にラッキー。

 

自分がまさかリウマチになってしまったことが信じられなかったけど、

先生曰く、「確実にリウマチ。しかも重度。」ということで、

急いで、治療を始めることにしました。

早い方が「寛解(かんかい)」しやすいとのこと。

 

健康だけが取り柄だと思っていたから、信じられなかったけど、

前むきにとらえて、まずは治療に専念。

「完治」することはなく、お薬で抑えて、一生お付き合いしていく病気なので、

長い目で向き合っていこうと思う。

所信表明ー丁寧にー

ブログを始めるにあたり…

体育会系で朝から晩まで毎日練習していた学生時代。

社会人になり、朝から晩まで仕事に没頭していた20代。

そして、30歳で結婚・妊娠し、31歳で出産・発病…。

 

これまで生きてきた時間を振り返ると、

もちろん、たくさんの人と出会い、様々なことを経験し、

苦しいことも、うれしいことも、楽しいことも、悲しいことも。

とてもとても充実していたけれど。

 

大雑把に、ただ世間に身を任せて、自分や家族を大切にすることなく、

ただただ忙しく、振り返ることもなく、必死に、

あっという間に時間が過ぎて、本当に大切なものを沢山見逃してきたような。

大切なものを蔑ろにしてきたような。そんな虚無感に襲われてしまった。

 

特に、「一生治ることのない」病が発覚してからは、

いつ命を落とすかわからない不安や、

いつ元通り自由に動き回れることができるのかという不安。

かわいい我が子を目いっぱいダッコできないつらさ。

今まで「当たり前」だったことが、急にできなくなって、

余計に感じる、『今』とい瞬間の大切さ。

 

31歳、30代に入って、発病して不安で悲しいことも多いけど、

これは神様が『ちゃんと人生を大切に生きるんだよ』と言ってくれていて、

今まで過ごしてきた時間を振り返って、

『本当に大切なものを大切にしなさい』と教えてくれているんだと、

感じて、感謝しています。

 

そんな毎日のなんでもないことや、

小さな喜びに目を向けて、

日々、一分一秒を❝丁寧に❞生きていけたら…

 

いつも支えてくれる大切な人に感謝をして、

今まで見逃してきた大切なものに目を向けて。