毎週絵本

毎週、子ども向けに図書館で絵本を10冊借りることを習慣にしています。季節に合ったおすすめ絵本を紹介していきます。

こんにちは!

今週~来週は、絵本の紹介はちょっとお休みします。
というのは、ちょっと最近自分の仕事に疑問を感じることが多くて、
転職活動をやろうかと思っているからです。

ひとまず、来週締め切りのエントリーシートを書きますので、
そこに集中しますね! 

f:id:onigiricoron:20200615015116p:plain

このブログを読んでくださっている方、いつもありがとうございます!
心の中で応援してくださるとうれしいです。

うみのいろのバケツ

4月からダイエットを始め、2カ月で体重が2Kg減りました!
緩やかですが、まぁいいペースかなと思います。

最初は厳しめの糖質制限をしていたのですが、
それは1カ月ぐらいでやめました(笑)

できるだけ糖質の少ないものを!と思いこんな生活をしていましたが、
 ・主食は豆腐
 ・コンビニではおにぎりよりフランクフルト
 ・おからパウダーを使ってパンやおやつを手作り
 ・麺類を食べたい時は糸こんにゃくを代用
楽しくないし、体にいいとは思えなかった・・・。

今は野菜もお肉もお魚も食べ、油と砂糖を控えるようにしています。
好きなものを「からだにもいいよね~」を思いながら食べられるので
なんだか幸せ・・・。

今週も海の絵本です。
海が近所にあるっていいなぁ。

うみのいろのバケツ

  • 作者(文):立原えりか
  • 作者(絵):永田萌
  • 初版:1983/7/11 (新装版)2013/7/12
  • 対象年齢:不明(独断で4歳~)

あらすじ

おんなのこはバケツを持って海に行きました。
バケツはうみとそっくり同じ色です。

おんなのこは海で泳いだ後、家に帰ろうとすると、
砂浜に置いたバケツの中でかにの親子が眠っていました。
おんなのこはそのままバケツを置いて家に帰りました。

次の日はやどかりたち、その次の日は魚たち。
「みんな私のバケツが好きなのね」
おんなのこはまたバケツを貸してあげることにしました。

翌日、バケツはさかさまになっていて、
「こんどは私にバケツを貸してね」中から小さな声が聞こえました。
中にいるのはなみのむすめで、なみのわかものと結婚するために
ドレスを編んでいるのでした。

おんなのこはそれから毎日バケツの様子を見に来ました。
バケツの隙間から銀の編針が出てきて波の泡でレースを編む様子は
いつまで見ていても飽きません。

夏休みが終わる日、バケツの横にはまっしろなドレスを着た、
きれいなちいさいひとが立っていました。
おんなのこにお礼を言った後、波に運ばれて行きました。

 

おすすめポイント

ロマンチックで不思議なおはなし

この絵本は私が小さい頃に買ってもらったものなのですが、
うーん、一番好きな絵本かもしれません。
不思議なストーリー、ウエディングドレス、波の泡でできたレース、
女の子がちょっと背伸びして憧れるものが詰まっています。

また、永田萌さんのやさしい絵がこの世界観にぴったりで。
昼間の海、夕方の海、雨の日の海、全部色が違うところや、
女の子のかわいい服(ほんとにオシャレ)や、
なみのむすめの美しさに見とれてしまいます。

おばさんになってから読んだのは久々ですが、
やっぱり心を揺さぶられましたよ!

作者について

作者(文)は立原えりかさん、(絵)は永田萌さんです。
今回は永田萌さんにスポットをあててみたいと思います。

永田萌さんはいわさきちひろさんに憧れ、絵の道へ進みます。
最初は出版社で働きますが、その後イラストレーターとして独立。

駆け出しのイラストレーターの頃にやなせたかしさんから
子ども向け雑誌の挿絵の依頼を受けます。
やなせさんの言葉が、永田さんの今後の道を定めたのだそうです。

「子供達の為の絵だからこそ、手を抜かずに描く人でないと
上質な夢と絵は生まれないと信じている。
それには、描く人も上質でないといけない。
だから萠さんに頼もうと思った。」

出典: ちょっとひと息 おたのしみ広場|永田萠 - 妖精村

 

永田さんをもっと詳しく知りたい方は、こちらもどうぞ♪

www.yohseimura.co.jp

うみの100かいだてのいえ

緊急事態宣言がとうとう解除されました!
保育所も通常通り預けられるようになり、仕事の面ではほっとしています。
やっぱり、こどもがいる中でのテレワークはきつかった・・・。

できるだけこどもが起きている時間は相手をしよう!とか考えてしまったので、
朝5時から仕事をして早く終えて、散歩に連れ出したりしていました。
今になると、そんなにがんばらんでも・・・って思うのですが、
コロナが子どももストレスになっちゃいかん!と思い詰めていました。
もっと長引いていたら、私がおかしくなってましたね(笑)

今日は、先週に続いて海がテーマの絵本です。
私は旅行に行きたいんだな~、きっと。

うみの100かいだてのいえ

  • 作者(文・絵):いわいとしお
  • 初版:2014/6
  • 対象年齢:3歳から

あらすじ

「テンちゃん」という人形を抱いて、女の子は船に乗っています。
カモメに餌をあげようとしたら、ジャプーン!!
カモメのはねがぶつかって、テンちゃんはうみに落ちてしまいます。

女の子はテンちゃんにかわいいお洋服やアクセサリーをつけていましたが、
海に落ちたひょうしに全部とれてしまいます。
たどり着いたのは海の中にある100かいだての家。
10階ごとに違う動物が住むこの家をどんどん下に降りて行って、
お洋服やアクセサリーを見つけるテンちゃん。

テンちゃんは、女の子のところに帰ることができるかな??

おすすめポイント

だんだんおしゃれになっていくテンちゃん

 大人気、100かいだてのいえシリーズ3作目です。
今回は「テンちゃん」というお人形が海の中のいえを下に下に降りて行きます。
途中で見つけたお洋服やアクセサリーは、住人がすでに使ってしまっていて、
他のものと交換してもらいます。

交換のアイディアや、それらを身に着けてバージョンアップしていく
テンちゃんの様子、背景の細かい描写がとてもおもしろく、
じーっと長い間眺めていられる絵本です!

作者について

作者はいわいとしおさんです。

もともとは映像作家で、あの「ウゴウゴルーガ」の
CGキャラクターデザインを担当された方です。
ウゴウゴルーガは90年代に放送された子ども向け番組ですが、
いまだに強烈な印象が残っているという方も多いと思います。

ハイテクを駆使して作品を作り出してきたいわいさんが、
絵本の道へ進むきっかけになったのは、1冊の本でした。
いわいさんが手作りのおもちゃでお子さんと遊ぶ様子を書いた本、
いわいさんちへようこそ!が出版社の目に止まり、絵本を作ることになりました。

お子さんが数字の繰り上がりに悩んでいたこと、
絵本の世界でも自分らしい表現をしたい、ということを考えていく中で、
建物をモチーフにした、縦型の絵本のアイディアができたそうです。

いわいさんのブログも拝見しましたが、おうちでの遊びでも
クオリティが高すぎる・・・!
まねしようと思ったけど、できるだろうか・・・。

iwaisanchi.exblog.jp

 

ふねくんのたび

緊急事態宣言が解除されつつありますね。
少し落ち着いてきたようでほっとします。
でも、感染しなくなったわけではないし、ワクチンもまでできていません。
どこまで通常に戻すのかは個人の判断になるのだと思いますが、
どうしたものかなぁ・・・と我が家ではまだルールが決め切れていません。

今週は、ちょっともやもやするこの気持ちを晴らしてくれる絵本を選びました。
すっきりしたブルーがきれいですよね!

ふねくんのたび

  • 作者(文・絵):いしかわこうじ
  • 初版:2008/5
  • 対象年齢:3歳、4歳、5歳

あらすじ

ちいさな町に住むふねくん。
あるひ男の子に、友達に手紙を届けてほしいと頼まれます。

ふねくんは、手紙の届け先である大きな港町に向かって出発します。
青くてひろい海をぐんぐんすすみます。
途中でいるかくんに会ったり、おもしろい形の島を横切ったり、
嵐に遭って転覆しかかったり・・・。

大変な目にもあったけど、マイペースで進むふねくん。
すると、少しずつ他のふねが見えてきました。
とうとう大きな港町に到着し、お友達にお手紙を渡すことができました。

おすすめポイント

青い海と青い空、広々してて気持ちいいな~。

全ページにわたってほぼ海の絵が描かれています。
写実的ではなく、イラストといった感じなのですが、
とってもきれいなんです。
海に奥行きがあって、広々して見えるのも不思議・・・。

ふねくんが大きな港に向かう道中を描いた超シンプルなストーリーも、
海の気持ち良さを引き立てているように感じます。

気持ちよ~く読める絵本ですよ!

作者について

作者はいしかわこうじさんです。

この海は、いしかわさんの好きなフランスやイタリアの港町+
取材した熱海や伊東がモデルになっています。
港に太陽が昇る様子やカモメが飛んだり船が行き来する様子を
じっくり観察して絵に生かされたとのことです。

いしかわさんは、この絵本の色使いにとてもこだわりがあり、
印刷会社の方も発色に苦労されたそうですよ。
この海の雰囲気を出すのは、やっぱり大変なんですね!!

いしかわさんの絵本はこちらでも紹介しています。

 

main.maishuehon.com

main.maishuehon.com

main.maishuehon.com

main.maishuehon.com

 

main.maishuehon.com

もりのとしょかん

休業要請が少し緩和され、私の住む地域でも図書館がようやく開館することになりました。毎週図書館で本を借りることが習慣になっていたので、ほんとうにうれしいです。そんな思いの人はきっと私だけではないでしょう!今日は図書館にちなんだ絵本です。

少しずつ日常に戻っていくのでしょうけど、コロナ前とはちょっと違うものになっているかもしれませんね。マスクをつける、テレワーク推奨、等は習慣として残りそうな気がしています。こうやってどんどん生活は変わって行くのですね。

 

もりのとしょかん

  • 作者(文・絵):ふくざわ ゆみこ
  • 初版:2017/4/20
  • 対象年齢:3歳、4歳、5歳

あらすじ

ふくろうさんは、森の奥の杉の木の家で一人暮らしをしています。
本が大好きなフクロウさんのおうちは、壁一面本でいっぱいです。
普段、ふくろうさんを訪ねる人はだれもいません。

森に迷い込んだきつねの子とうさぎの子に本を読ませてあげたことを
きっかけに、森のみんながフクロウさんの家に通うようになりました。

みんなが自由に家に出入りできるよう、フクロウさんは看板を立てました。
「ほんがすきなかたはだれでもごじゆうに ただしおしずかに」
また、本をうまく探せるように、本の配置図を書いた看板も立てました。

みんな、本を読んだり、ノートを広げたり、お昼寝をしたり、おやつを食べたり。
日が暮れるまで、思い思いに本を楽しみました。

フクロウさんは、大好きな本をみんなも楽しんでくれてとてもうれしく思いました。
みんなが帰った後、フクロウさんの家の入口には「もりのとしょかん」という看板が追加されました。

おすすめポイント

この過ごし方、あこがれる!

本がいっぱいの家、あこがれますね~。
我が家でも、「図書部屋を作って本をいっぱい並べたい!」と
夫婦で話していた時期もありました。
予算の問題で難しそうですけど・・・。

好きな本を読んで、眠くなったら昼寝して、本を片手に勉強して、
横には大好きなコーヒーとおやつ。
なんて贅沢な時間なんだろう・・・。

老後はこうやって過ごしたい!と、幼児向けの絵本を見ながら
思ったのでした(笑)。

作者について

作者はふくざわゆみこさんです。

フクロウさんのおうちは円柱型なのですが、上から下まで、
壁一面ぐるっと本がいっぱいです。
この家の設計自体すごいなと思ったのですが・・・。

舞台が壁一面の本棚なのでものすごくたくさんの本を描きました。

どのページも同じ場所に同じ本が並んでいる筈。

 

出典:ふくざわゆみこのちいさなサイト

ほ、ほんとに同じ場所に並んでる~!!
この細部までのこだわりが、ふくざわさんの絵本の世界観を描いているのですね。

ふくざわさんの絵本はこちらでも紹介しています。

main.maishuehon.com

main.maishuehon.com

main.maishuehon.com

main.maishuehon.com

main.maishuehon.com

main.maishuehon.com

ピヨピヨスーパーマーケット

 最近スーパーに行っても、いろいろなものが売り切れています。
話題になったホットケーキミックス、小麦粉類、
ベーキングパウダーやドライイーストはもちろん、
バターまで売っていませんでした。。。
三ツ矢サイダーも売り切れていたのですが、
これはコロナのせいじゃなくたまたまかな?? 

この絵本みたいに、商品がいっぱいの楽しいスーパーに
行ける日が待ち遠しいです!

 

ピヨピヨスーパーマーケット

  • 作者(文・絵):工藤 ノリコ
  • 初版:2003/12/1
  • 対象年齢:2歳~

あらすじ 

ピヨピヨひよこの5にん兄弟は、お母さんとスーパーマーケットへ。
みんなの頭の中はほしいお菓子でいっぱいです。 

お母さんは特売セールに夢中。
その間にピヨピヨたちはお菓子をかごの中に入れていきます。
ビスケット、チョコレート、あめちゃん、ドーナツ・・・
でも、お母さんに見つかって止められてしまいます。 

つまらないの!
がっかりして家に帰ったピヨピヨたち。
お父さんとお風呂から上がったら・・・なんだかいい匂い。 

今日のごはんはスパゲッティだ!ばんざい!
やっぱりお母さんがだいすき!!  

おすすめポイント

ぎっしり並んだ商品とお客さんが醸し出す、楽しいスーパーの風景

みなさんはスーパーに行くのが好きですか?
私は家事の中で一番好きです。 

おいしそうな食品は眺めているだけで楽しいです。
旬の生鮮食品や催し物のコーナーを見て季節を感じたり、
いつものお値段より安く買えたらなんだか満足感も得られるし。 

この絵本に出てくるスーパーも、そんな感じを味わえます。
商品がぎっしりと棚に並んだ風景は、色鮮やかでとっても楽しそう。
見ているだけでわくわくしてしまいます。 

ピヨピヨたちがスーパーでかくれんぼをはじめてしまったり、
お菓子を買ってと駄々をこねる子がいたり。
くすっと笑ってしまう風景も描かれています。 

こんな日常に、早く戻りたいなぁ!

作者について

作者は、工藤ノリコさんです。
ノラネコぐんだんシリーズで有名ですよね。 

この絵本は、
「お母さんが働いている/いないに関わらず、
親子で必ず行くのはスーパー」
という担当編集さんの提案でできました。 

徹底的にスーパーを視察し、写真もたくさん撮って、
絵本を描き上げたそうです。
スーパーの雰囲気、とっても良く出ていますよね~。 

工藤さんは、インタビューでこう語っています。

 私のつくる絵本はどれもエンターテイメントのためのもので、
特にメッセージや教訓めいたものは込めていません。

お母さんやお父さんと一緒に読んで笑ったり、ドキドキワクワクしたり…絵本はそういう幸せな時間のためにあるんじゃないかと思います。

出典:mi:te スペシャルインタビュー

いつも親子で楽しませてもらっています!
これからも楽しい絵本、お願いします!!

パンダくんのおつかい

 ゴールデンウィークに入りましたが、出かけできなくて寂しいですね。図書館も閉まっているので、いつものように大量に絵本を借りたりもできず。Amazonで絵本を買おうと思ったら軒並み売り切れていたり・・・。 

紀伊国屋オンラインでようやく購入できたこの絵本。ページの中から絵を探すものですが、結構難しいです。連休中、長く遊べるかも!

パンダくんのおつかい

  • 作者(文・絵):いしかわ こうじ
  • 初版:2019/5
  • 対象年齢:2歳 3歳 4歳

 

あらすじ

パンダくんはお母さんに夕食の買い物を頼まれます。フランスパン2本、じゃがいも2個、アスパラガス6本・・・・。お母さんはメモに全部書いてくれました。

ぱん屋さん、お肉やさん、八百屋さん、牛乳屋さんに行き、お買い物のメモの通りに買い物を済ませたパンダくん。軽やかな気持ちで帰り道を歩いていると、石につまずき、その拍子に買い物かごの中身がばらばら!と飛んで行ってしまいました。

「たけやぶの方に、アスパラガスが飛んでいったよ!」鳥さんが教えてくれます。パンダくんは、竹やぶの中で6本のアスパラガスを探します。

次は、「ドーナツがひろばの方に飛んで行ったよ!」きつねさんが教えてくれました。パンダくんは、ひろばで5個のドーナツを探します。

いろいろなところに飛んで行った食材を拾い終わったパンダくん。今日の夜ごはんは何だったかな?

パンダくんと一緒に絵探しを楽しめる絵本です。

 

こちらから、絵本のサンプルを見られます。

www.poplar.co.jp

おすすめポイント

前作より大分難しい・・・

前作の「パンダくんのおにぎり」もけっこう難しいと思ったのですが、今回はもっと難しいです!難しくなった点は以下の2点です。

  1. 探す絵の種類が増えたこと
    前作は全ページを通して、探す絵はおにぎり1種類を探すだけでしたが、今回は複数種類あります。
  2. 探すものの数が増えたこと
    前作は1ページにつきおにぎり1個しか隠れていませんでしたが、今回は複数個探さなくてはいけません。

うちの子は2歳後半ですが、まだほとんど探せていません。敢えて答えは教えず、自分で全部見つけられるのを見守ろうと思います。いつになるのかな~。

 

作者について

作者は、いしかわこうじさんです。

この絵本の中に、ひろばで絵本の読み聞かせをする場面があります。そこで読まれている絵本は、なんと「パンダくんのおにぎり」!よく見ると傍らには「どうぶついろいろかくれんぼ」や「ふねくんのたび」等、いしかわさんの著書が重ねられています。

いしかわこうじさんファンにはたまらない演出ですね!

いしかわさんの絵本はこちらでも紹介しています。

main.maishuehon.com

main.maishuehon.com

main.maishuehon.com

 

main.maishuehon.com

ぎょうれつのできるレストラン

「StayHome」な毎日ですが、みなさんはどう過ごされていますか?

私はこれを機に糖質制限ダイエットを始めました。3食家で食べることになった今は、ダイエットのチャンスかな?と。はじめてから3週間、1.5kgほど減りました。目標はマイナス4kg。がんばろうっと。

今日は、糖質制限中の私には厳しい絵本です。おいも、おいしそう~!!

ぎょうれつのできるレストラン

  • 作者(文・絵):ふくざわ ゆみこ
  • 初版:2016/3/12
  • 対象年齢:3・4歳~

あらすじ

ぐうぐうやまのてっぺんにある木の上に、ふくろうさん一家が経営するレストランがあります。ふくろうの子ども、ポーの夢は、コックさんになること。お父さんお母さんを手伝おうとしますが、「まだ小さいから」と手伝わせてくれません。くやしいポーは内緒でお使いに行こうとしますがうまく飛べず、木の下までおっこちてしまいました。

木の下で出会ったのは、もぐらさん。おいもをたくさん作ったからみんなに食べてもらいたくてレストランを作ったけれど、料理が下手で困っています。ポーはもぐらさんの代わりにおいもを料理します。スイートポテトにおいものグラタン、タルトにカップケーキ。ポーのおいしい料理は、あっというまに動物たちのおなかのなかへ。

その様子を見つけたポーのお父さんとお母さん。ポーの料理を食べて、「とってもおいしいわ!」「ポーもあしたからうちのレストランのコックさんだ」と、ポーを見直します。ポーも喜びますが、まだうまく飛べないポーは、木の上のおうちに帰ることができないことに気が付きます。どうしよう・・・?

おすすめポイント

分けてあげたり、助け合ったりするのが当たり前の世界

ぎょうれつシリーズは、ふくざわゆみこさんのおいしいそうな絵が魅力ですが、絵本のストーリーもとても良いのです。ただただおいしいお店のお話、ではなくて、主人公は迷ったり困ったことに遭遇しますが、主人公の努力とみんなの助けで乗り越えるお話になっています。

今回のお話では、もぐらさんがみんなに食べてもらおうと思っておいもを料理し、料理が得意なポーは、もぐらさんを助けます。最後に木の上の家に帰れず困っているポート、森のみんなが助けました。

ぐうぐうやまの動物たちは、食いしん坊で遠慮なくもぐもぐ食べますが、それはお互いがいつも分けたり助けたりが当たり前になっているから。こういうコミュニティってどうやったらできるのかな?まずは自分からがんばるしかないけれど、分けたり助けたりばっかりだと辛くなりそうです。がんばっていれば、同じ考えの人が集まってくるものなのかな。

作者について

作者はふくざわゆみこさんです。
このブログでは、「ぎょうれつのできるおいしいえほん」シリーズをもう3冊も紹介してしまいました。今回も細かい描き込みを探しましたが、 ぎょうれつのできるパンやさん のふっくらおじさん ぎょうれつのできるケーキやさん のありさんを見つけましたよ!ちょっと難しいので、お子さんといっしょに探してみてください。

ふくざわゆみこさんの絵本は、こちらでも紹介しています。

main.maishuehon.com

main.maishuehon.com

main.maishuehon.com

main.maishuehon.com

main.maishuehon.com

どうぶつくみたてパズル

 とうとう我が子も保育所に通えなくなりました。両親ともに特定の職種の家の子でないと通えないという登園制限が出たのです。

2歳児がいる中でのテレワーク、どうしたものかな・・・。
やってみた感想はまた次週お伝えします!

 

どうぶつくみたてパズル

  • 作者(文・絵):いしかわ こうじ
  • 初版:2016/09
  • 対象年齢:2歳、3歳、4歳、5歳

 

あらすじ

「わんわん!」まずはいぬさん。表紙をめくると、大きな犬さんの絵と、ばらばらになった犬さんのパーツがあります。

「にゃ~」お次はねこさん。真っ黒のページが目をひきます。

「がおーーーん!」お次はライオンさん。かっこいい!

動物の絵と、立体パズルのパーツがセットになってページにおさまっています。動物を立体に組み立てて遊べる楽しい絵本です。

 

紹介文を書いてみましたが、こちらを見ていただいた方が100倍わかりやすい(泣)ので、ぜひどうぞ。

www.kojiishikawa.com

 

おすすめポイント

遊びのパターン多すぎ!!

  1. 絵本のように眺める
  2. パーツを型から外す
  3. パーツを組み立てて動物を作る
  4. 人形ごっこのように、動物で遊ぶ
  5. 動物をばらばらにする
  6. パーツを型にはめる(パズル)

少なくとも、これぐらいは遊びのパターンがあるかと。うちの子は2歳後半ですが、何回か親が一緒にやると、だいたい一人でできるようになりました。

ちょっと変な時もあるけれど。(写真は、何かが違うぞうさん)f:id:onigiricoron:20200420121638j:plain

 

雑誌の付録と違って、組み立てたらまたばらばらにして片づけられるというところがいいですよね。片づけられるので、持ち運びもできますよ。いしかわこうじさんの動物たちはシンプルでおしゃれなので、組み立てたまま飾っていてもかわいいです。プレゼントにもおすすめ!!

 

作者について

作者は、いしかわこうじさんです。

この絵本は、いしかわさんの人気絵本「どうぶついろいろかくれんぼ」の世界が立体になったものです。立体のアイディアは、「 ペーパーわんこ 」といういしかわさんの作品から出てきています。

ご自身の過去の作品を組み合わせて新たなアイディアを生み出すって、素晴らしいですね。もともとのアイディアも優れているから、さらに良いものが生まれるのでしょうね。

 いしかわさんの作品は、こちらでも紹介しています。

main.maishuehon.com

 

main.maishuehon.com

 

main.maishuehon.com

あかちゃんはーい

 緊急事態宣言まで出ましたね!

外はとてもいい天気。気温も暖かくて全く緊急な感じがしないんだけど、ふら~っとおでかけしたりしないよう、気を引き締めたいと思います。

気になったニュースは、在宅勤務と休校の影響で家庭内の暴力が増加する可能性が指摘されているということです。なんでそうなってしまうのか・・・。子どもが犠牲になるニュースは見るのがつらいです。どうすれば子どもの助けになれるのか、ちゃんと勉強しなくては、と思いました。 

 

あかちゃんはーい

  • 作者(文・絵):いしかわ こうじ
  • 初版:2012/02
  • 対象年齢:0歳、1歳、2歳

 

あらすじ

あかちゃんが手をあげて、「はーい!」
次は犬さんも手をあげて、「はーい!」

あかちゃんが手をたたいて、「ぱちぱち」
次はお猿さんも手をたたいて、「ぱちぱち」

あかちゃんと動物がかわいい動作を繰り返します。読んでいるあかちゃんも思わずまねしてしまう、楽しい絵本です。

こちらでサンプルページも見られます。

www.poplar.co.jp

 

おすすめポイント

本当にこどもがマネします。

この絵本のレビューでは、「0歳の子が何回も読んでいるうちにマネするようになりました!」という感じのことが書かれています。まねっこえほんシリーズというだけあって、さすがです。

さて、うちの子はどうなんだろう。もううちの子は2歳(3歳に近いぐらい)なので、「はーい」や「ぱちぱち」「たっち」等、この絵本に書いてあることはできるようになっています。ちょっと簡単すぎるかな?と思って読んでみると・・・。

 

大喜び!!

 

「はーい」「ぱちぱち」も満面の笑みでまねっこし、「たっち」は赤ちゃんと動物の分を律儀にやるもんだから、なんかスクワットみたいになってるし・・・。「ハイハイ」はめんどくさい時はやらなかったりもしましたが。

0歳の子はもちろん、2歳児まで長く楽しめる絵本です。

 

作者について

作者は、いしかわこうじさんです。

いしかわさんはまねっこシリーズを、ご自身の娘さんに読み聞かせをして反応を見ながら作られたそうです。ちゃんと顧客の要望をヒアリングしてから作られたわけですね。子どもが大喜びするわけだ・・・。

いしかわさんの絵本はこちらでも紹介しています。

main.maishuehon.com

 

main.maishuehon.com