日々草

朝一にホームセンターに行き、買ってきて植えました。いつからだろう、この花が好きになったのは。花の名前のせいか、亡くなった父の影響なのか、子供のころから植物が好き。一番好きなのは紫のリンドウ。紫とあえてつけさせてもらう。もちろん百合ははずせないし、福寿草と都忘れもはずせない。その季節になると、きゅうんとくる花もある。例えば、今の時期ならどこを走っても道端で咲いている、立葵。嫌われても、ばかにされてもただひたむきに空に向かうこの潔い花が(スミマセン、わたしの思い込みで~)この時期のわたしの癒し。運転中に道端で見かけるとつい、『わたしも頑張る』と声をかけてしまう。そして、今日の日々草。これは花が好きというより名前が好き。この花にこの名前をつけたのはなぜだろう。毎年この花にであうたびに今の自分の日々を思う。そして、『いいの、いいの?これでいいの?』と日々の暮らしを思う。そろそろ思うだけじゃダメですね。

名前つながりでもうひとつ。先日、叔父が亡くなりお別れにいきました。その席で20年ぶりに親戚、従兄弟たちに会いました。懐かしいとかそんな感情は持たなかったけど久しぶりにあっても違和感なく『おめーよー、かわんねなー』『おめーは老けたな、いや、年相応か』みたいな言葉をかけあい、でも、最後には『おじちゃんに似てきたな』『おばちゃんそっくりになったな』とおたがいの親をふりかえり、苦笑い。なんか不思議だなと甘酸っぱいきもちになりましたよ。空にいる父はどんな思いでこの光景を見てたかな?久しぶりに弟と再会して酒を飲んでたかな?さて、そこでね、従兄弟の奥さんに挨拶がてらに言われた一言『義父にいつも比べられていたんですよー』え、と思ったけど彼女とわたしは同じ年、同じ名前。シャレみたいだと従兄弟が結婚したときは周りに言われました。叔父さんがわたしと彼女の何を比べたのかわからないし、それを言った彼女の真意もわからない。すぐに離れたので。でもまあ、わたしも同じ名前の人がいることで何かなーと思ったこともあるので、そんなところかな。これというのも珍しい苗字のせいもあるし。マア、名前って不思議なものです。