湯本温泉と常磐炭鉱
「湯本温泉と常磐炭鉱」、
先ず、 いわき市のいわき湯本の「湯本」は文字通り古い温泉の街であるが、そして、克ってはあの「常磐炭鉱」で賑わった炭鉱の街で、日本のエネルギー産業の柱であった「黒いダイヤ」と云われた「石炭」の街であった。
明治時代初頭から、福島・茨城両県の海岸に面する丘陵地帯にかけて大規模な炭鉱開発が行われた。これは、首都圏に最も近い炭鉱として注目されたためでもある。
我が故郷「いわき湯本」は本格的な温泉場として全国的にも著名になっている。
そして昔は常磐炭鉱で栄えた街でもあった。
小生はこの街で幼少より20代前半まで、こちらで営々としていたのだが。
ただ、生まれは満州国・奉天市(今の中国東北部・瀋陽)であり、終戦後、引揚げてきて父の故郷である「いわき湯本」へ住み着いたのであった。
いわき湯本の地方は東北地方でも降雪が少なく、比較的温暖な地域で、古くから温泉を抱える保養地として発展した。
又、炭鉱の町として一時期黄金時代を築いたが、1970年代に完全閉山している。 その跡地には1966年に常磐ハワイアンセンター(現スパリゾートハワイアンズ)などが建設され、「常磐のハワイ」として人気を誇っているのは周知である。
その過去のものとなった懐古・常磐炭鉱と湯本温泉についてチョッと詳しくのべてみよう。