芸術センスのある子供たち
お久しぶりです♪
元作業療法士の私が、カナダ・バンクーバーへワーキングホリデーに旅立って半年が過ぎました。
という事は、医療から離れて、作業療法から離れて
子供達から離れて半年になりますね|д゚)
単純に自分がリハを出来ない、子供達に会えないというので
さみしい思いはしているのですが、、、
仕事が変わると、住む土地が変わると、国や人が変わると、
ほんと~に、色んな考えがあって、自分の考えの幅が広がっていっているような
貴重な体験をしています(#^^#)
カナダでは、秋も深まってきて、スーパームーンが見える今日この頃
(バンクーバーはほとんど雨で月見えません。)
ふと、思い出したことがあって、記事を書こうと思いました♪
突然ですが、子供達ってユーモアがありますよね!?
いつも子供達の発言には驚かされ、笑わされていました。
まさに芸術!!
「何でこんなこと考えるかな~!」って感心してしまいます♪
実は、発達障害の子供達も例外ではありません。
彼らは確かに、コミュニケーションが苦手です。言葉が出ない子だっています。
ものすごく好きな物に執着するし、その理由は教えてもらえませんし、
『何考えてるかわかんない・・・』
と、思われがちです。
言葉も発さないし
『何も考えてないんじゃ無いの?何も思わないんじゃ無いの?』
と、思ってしまうかもしれません。。。。
しかし、違うのです。
確実に彼らは彼らなりに感じているのです!!
ただ、外界(自分以外の他の人)に表現する手段が獲得しにくいだけなんです。
手段だって、個人差はありますが
獲得できないんじゃ無くて、しにくいんです。
みんなと同じように自然とできるようになる事が少ないんです。
だから、1対1で向き合って、丁寧に教えてあげる事が重要なんです!
そして、重要な事は、それは誰でも出来るってことです♪
絵を教えるのに画家じゃなくて良いんです。
おままごとを教えるのに俳優じゃなくて良いんです。
歌を教えるのに歌手じゃなくて良いんです。
やり方さえつかめれば、作業療法士じゃなくって良いんです!
お父さん、お母さん、お兄ちゃん、お姉ちゃん、
幼稚園や学校の先生だってできるんです。
(どうやってやれば良いかわからない時は、お近くの作業療法士を頼りましょう)
私も子供達に良く絵を教えていました~~~
どんな感じの絵だと思いますか??
こんな感じです。(すみません。これはインターネットから引っ張ってきた物ですが。)
本当に単純に4本足の動物や人間の書き方を
丸を書くところから順番に同じように真似させます(模倣)
私の教えていた男の子は、最初はクレヨンも握れなかったのに
徐々に真似できるようになって、1人で描けるようになって、
最終的には、お絵かきは彼の1番得意分野になりました!!
そして今では大好きなベイマックスを描くまでになっています♪
そして、ここでポイントなのが、
描いた絵に意味づけてあげること
難しい言い方ですが、わかりやすく言うと
絵に名前をつけてあげるんです!!
その子のレベルに合わせてね(^_-)-☆
最初はただ、「うさぎ」「アイス」「おとうさん」とか。
お話が上手になってきたら(言葉とかコミュニケーションとかも関係あります)
「走っているぼく」「草を食べている牛」「チョコレートソフトクリーム」とか。
こうする事で、描いた物、絵が表現する手段だって気づくんです。
これだって立派なコミュニケーションですよ!!
だって、外国で文字が書けなかったら絵描いて伝えようとするでしょ。
それとおんなじなんです。
そして、出来上がった絵を見て満足感(#^^#)
お家の人、先生にほめてもらって、肯定感(#^^#)
そんな物も増えていくんです♪
ここで、違う芸術のお話を。
ある男の子は、一人遊びが大好きでリハビリ初期には、
私の事が全く眼中にありませんでした。
名前呼んでも振り向かないし、もちろん話しかけてくることも無い。
でも、文字は読めて本が大好きでいつも読んでる。
そんな男の子と試みたのは、おままごと!!
最初っから上手くいくはずはありません。
私が持っている物をとりあげて一人遊び。
しかし、根気よく繰り返しました。
ここで、私のやっていたおままごとって言うのは、
この野菜たちの名前を呼んで包丁で半分に切って皿に入れる。のみ。
まず、私がやって見せて、その子に渡す。
順番は守らせる。
そして、だんだん、グレードアップしてキッチンセットや冷蔵庫の玩具を使うようになりました。
もちろん、それに合わせてやり取りも複雑になります。
「フライパン取って。」
「きゅうりを切って。」
「何作る?カレーにする?」
その子はもともと言葉も知っていたので、どんどんお話が上手になりました。
ある日、お母さまからのお言葉で
「物ぼけをするようになりました。そして、見せてくるんです。」と。
大爆笑しましたが、大ガッツポーズです。
その子は、長い紐か何かを持ち歩いて「犬の散歩してるの~」と言ったそうです。
その他にも、物を何か違う物に例えて笑いを誘っているそうです。(笑うのは大人だけ)
何て芸術センスのある子なんでしょ~!!
物を例えたり、ごっこ遊びをするってとっても深い意味があるんですよ!!
(また今度お話しますね。)
その子は、物を例えることで、しかも題名をつけることで
上手に考えていることも表せるようになり、コミュニケーションの手段を獲得しましたね。
ある女の子も、ようやく名前とか簡単な質問に答えられるようになってきた時期に
道端の水たまりを見て、落ち葉を拾ってきて、
「うさぎ」と言ったそうです。
その子には、うさぎに見えたんだね!
何その感性!素敵ですね~♪
子供達には無限の可能性がありますね~~~
秋の夜長に子供達の眠っている芸術センスを引き出してみませんか?\(^o^)/
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バンクーバーでカナダと日本の医療の違いについて考える
皆さん!!お久しぶりです~(;O;)
(生きてます。私。ひとりで感動しています。)
バンクーバー、カナダに来てから早いもので3か月経ちました。
全くこのブログ更新してなかったけど、毎日たくさんの方が訪問して下さっていて
嬉しい限り、そしてたくさんの方々が悩まれているんだな*1
と、実感しています。
この3か月間、今までとは全く違う環境で医療とはかけ離れた環境で生活しておりました。
最初は違和感というか、なんというか、「こんな事してて良いんだろうか?」と自責の念に駆られる事多々ありました。
ほんと~に私は病院で働いている時は発達障害と向き合ってたんだなぁと思いました(#^^#)
実際、少し医療と離れてみて良かったと思います。少し違った観点から違う方面から考える事が出来ていると思います。
私の事はさておき、カナダ、バンクーバーに来てみて思った事を書いてみようと思います。
カナダは大きい国なので都市ごとに色んなカラーがあります。東側はフランス語圏もあるそうな。
特にバンクーバーは多国籍(^^♪「カナダ人て何人?」みたいな状況。
道を歩けば英語も聞こえるけど、フランス、スペイン、中国、フィリピン、もちろん日本語も聞こえてきます。
ほ~んとうに『みんな違ってみんな良い』が実践されてる都市。
小学校でもクラスに同じ人種が3~4人いるかどうからしい。もちろん、人種が違うってだけでいじめられない。
もう、みんな慣れてるんです。みんな違うってことが。
私は最初戸惑いましたね。バス乗ってても、「あの人は何処出身だろ~?住んでるのかな~?男の人?女の人?」なんて感じで良い意味で興味津々でしたよ。
でもね、住み続けると慣れるんですよね。そして、そんな事はたいした事じゃない。
まぁ出身国の話は聞きたかったりするんだけど、しいていえば
ここで何をしているのかが重要。
どこの国から来たとか、どこの大学出たとか、家族関係とかね、歳とか関係無いんです。
ここで、今何を考えて何をしているのか、今に焦点を当ててみんな話しているように思います。
そして、みんな自分の意見を持っています。それを主張出来ます。子供でもね。
子供でも疑問に思った事は質問しているし、面白い考えを持った人には「どうしてなの?」「どういうことなの?」と質問し合ったりします。
ちょっと変わった意見を持っていたって、尊重されます。
反対意見を言う人も、もちろんいますが、誰一人、人の意見を変えようとはしません。
自分のしたい事がはっきり言える。全ての意見が受け入れられる雰囲気のここでは
私にしても生きやすいです。
もちろん相手を尊重する事は忘れずに、でも日本程、上下関係ありませんし
周りの目を気にしなくて良い気がします。(本当に私生きやすい。)
そんな基盤のあるカナダ、バンクーバー。
医療費はタダです。(もちろん市民のみ。)歯医者は別。
税金払って国が病院に納めるっていうシステムです。
「すごい!いいなぁ!」と思いますけど、両面あるみたいで。
バンクーバーはまず、ファミリードクターにかかるんだけど、(日本でいう近所のクリニック)
ここで大きい病院にかかるかどうか決まるみたい。
バンクーバー在住の日本人に聞いたけど、「どれくらい痛いか主長しないと簡単に済まされることがあるらしい!」
病院でまでもアピール力がいるとは。確かに無料だからたくさんの人が行きますし、並ぶし待ちますね。
無料も一概に良いとは言えませんね。
そして、バンクーバーで目をひくのが、路上で生活しているホームレス達。
そして、私として驚きなのが、そのホームレスの中に明らかに障害を持った方たちがいること。車椅子の人も含めて、多分発達障害、知的障害、精神障害者の方たち。
何らかの障害を持った方たちが、国から何のフォローも受けられずに、ホームレス生活を強いられている。
日本では考えられない事じゃありませんか??
そして、語学学校の先生から聞いたのですが、バンクーバーには、かつて精神障害者の方たち用の病院があった。けれど、財政難で閉めざるを負えなくなった。
行き場を失った方たちはホームレスになるしかなかった。病院や政府は薬の代わりにマリファナを提供しているとかどうとか、、、わかりませんが。(カナダではマリファナは合法です。)
障害を持った方たちが必死の思いで助けを求めているのに、それを補える制度や施設がカナダ、バンクーバーには無いんでしょうね。
この事は私にとっては衝撃でした。あんなに違うってことを否定しない国なのに、、、
それに比べて、日本はもちろん、こちらからアクションを起こせば、少しくらいは対応してもらえますよね。十分では無いと思いますが。
障害があったって、学校に通えるし、就職するための訓練所だってある、もちろん働く事も出来るし、生涯住む事の出来る施設もある。
もちろん、日本にだって全員をカバー出来ているとは思いませんが、カバーしようという姿勢は見える!私にはそう感じます。
もし、道端で危険行動に及んでいる人がいると、(私には当事者がヘルプを出しているんだと思います)病院に入院して治療を受ける事が出来る。
日本って良い国だな!(^^)!って思います。
でも、カナダのバンクーバーの人達はよりフレンドリー♪
バスで困っている人がいたら、みんな当たり前のように全力で助けます。
障害がある無しに関わらず。
日本みたいに「手助けいるかな~?自分で出来るのかな~?」
とか考慮する間も無く、助けます。
ベビーカー、車椅子、お年寄り、子供がバスに乗ってきたら、絶対席を譲りますし
まだ座って無いのにバスが発車したら、結構大人数でバスの運転手に「待って!」と声をかけたりします。
向こうにしてみても、助けられて当然という態度も感じますが、ちゃんと「サンキュー」ってみんな言ってます。
そして1日に1回は障害を持った方が街を歩いていたり、1人でバスに乗っている姿を見ます。
ただ、ここからは私の憶測ですが、
発達障害や知的障害、リハビリなどの認知は日本に比べて低い気がします。
日本では、その人が障害を持っているかどうかって重要ですよね??
もし、障害があったら、みんなで許しましょう。助けましょう。っていう精神。
でも、ここでは障害があるかどうかは問題じゃない。例え障害があっても、変な事をしている人は『クレイジーな人、変な人』で済まされてしまう。
厳しいといったら厳しい世界。
でも、多少みんなと違っていても個性で許される街。高機能自閉症の子には、絶対住みやすいと思う。
これから、リハビリについてもリサーチしていきますね(*^^)v
質問、ご感想、意見は引き続き募集しています~♪
1人で悩まずにみんなで考えましょう(#^^#)
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避難している発達障害の子供たちに必要なこと
14日から続いている九州を襲う地震。
私自身も九州にいて、地震を体感しました。
何も被害はありませんでしたが、
本当にこの先どうなってしまうのか不安で
怖かったです。
幸いなことに引っ越す予定があったので
今は九州から出ていますが
九州、熊本にもたくさん友達がいます。
心配な想い、何も助けることが出来ず九州を離れてしまった
罪悪感、無気力を感じています。
そして、今私が出来ることは、ブログを書く事だと思い立ちました。
今、10万人の方が600以上の避難所で暮らされています。
その中で発達障害のお子さん達はどれくらい、いるでしょうか??(>_<)
いつもと違う状況、環境が苦手な子供たち、、、
東日本大震災の時、発達障害のお子さんやお母さんが避難生活を苦に亡くなられている話を聞きました。
何か少しでも工夫が出来れば、生活が楽になればと思い、記載してみます\( •̀ω•́ )/
1番良いのは、現地の避難所に行き、その子供に合わせて工夫してあげることだと思います!
これを見て、保護者の方や作業療法士の方が行動してくださったら嬉しいです(ㅅ´ ˘ `)
みんなで頑張りましょうね!!
まず、発達障害のお子さん達に多く見られる感覚不適合さに対してです。
感覚不適合さとは、ある感覚がすごく敏感であったり、感じにくかったりするために様々な問題が起きている事です。
◎聴覚
発達障害のお子さんに多く見られます。
大きな音が苦手な子、特定の音が苦手な子、いつもと違う音が聴こえてくる。
・イヤーマフを使う。ヘッドホンをする。耳栓やイヤホンが有効なことも。
・好きな音を聞く。イヤホンで音楽を聴く。鈴の音が好きな子もいる。好きな音が聴けると安心する場合がある。
◎視覚
体育館や屋外など広い空間で色んな刺激が入ってきます。情報が多いと混乱してしまう場合があります。
・段ボールや布で仕切りを作って、その子だけの空間を作ってあげる。寝転んだ時に天井が高いことも不安になるかもしれません。
・家や学校の壁や壁にかかっている物など、親しみのある物を近くに置く。
・多すぎる光を遮断するためにサングラスをする。
◎触覚
避難先の毛布や枕が肌に合わない場合があります。
・毛布と肌の間に好きな感覚の服などを敷く。
◎嗅覚
親御さん達が気づきにくい問題です。特定の匂いが苦手なお子さんも、色んな匂いが混ざるのが苦手なお子さん、給食など多量な匂いが苦手なお子さんもいます。
・マスクをする、鼻栓をして匂いを遮断する。
・炊き出しなどの側から離れた所に避難する。
・家の匂いが落ち着きます。家から持ってきた服などを周りに置くことも有効かもしれません。
◎見通しをつける
何より予測していなかったことが起こる避難生活。
安心して過ごすために工夫が必要です。
・揺れたら、どうしたら良いか明確に教えておく。布団をかぶる、机の下に隠れる、など。
・カレンダーや時計など、すぐに日にちや時間を確認出来るようにしておく。
・見慣れない箱に入ってる避難食は食べづらいです。大人が食べている姿を見ると食べられたり、いつも使っている食器やお弁当箱に入れ替えてあげると安心出来ることがあります。
まだまだたくさんの問題が起こってくるかと思います(>_<)
私が気付いていない支援方法もあるかと思います。
質問などがありましたら、ぜひコメントください!
良い工夫がありましたら、教えてください!
一刻も早く避難生活が終わりますように。
元の生活に戻れますように。
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お知らせ
皆さん、お久しぶりです!
作業療法士のあひるです(^_-)-☆
長い間更新していなくてすみません。
時間的にも精神的にも余裕が無くて、、、
実はこの度、2016年3月を持ちまして、病院の作業療法士を退職致しました。
それで、次なるステージの準備に追われていました。
わたくし、4月末から1年間カナダへワーキングホリデーしに行きます!!
ワーキングホリデーとは、働きながら(アルバイト)1年間滞在出来るビザの事です。
語学学校へも3か月間通います。
カナダへ行く最大の目的は、カナダでのリハビリを見てくる事です。
残念ながら日本の作業療法士の資格はカナダでは使えないので、作業療法士としては働けないのですが、、、
カナダはボランティアが充実していて、ボランティアを斡旋してくれる団体があるくらいです!!
そこで、運よくリハビリテーション病院もあり、作業療法も見れそうです(*^^)v
もちろん、子供のリハビリも見てくるつもりです!!
海外では発達障害の子に対してどのようなフォローがされているのか?
医療は?教育は?国の事業は?民間は?
知りたい事だらけです!!(#^^#)
まずは、これだけの事をやり取りできる英語力をつけます\(^o^)/
なので、しばらくは現場での作業療法を離れ、勉強、経験、自己研鑽に勤める予定です!(^^)!
でも、日本には必ず帰って来て、日本の作業療法界に戻ってくるので!
まだまだ色々と未定ですが、、、
でもですね、毎日このブログのアクセス数をチェックしているのですが
書いていなくても多くの方が見て下さっています。
書きたい事もまだまだあります。
という事で、カナダでも続行して更新させて頂きます(*^▽^*)
これからも宜しくお願いいたします!!
ぜひ、聞きたい内容などありましたらコメント下さいね☆
周りの困っている親子さんがいましたらブログを紹介して下さいね☆
始めにお話したように、私の意見が全てでは無いですが、困っている方の何か一筋の光となれればと思います。
カナダでの病院事情もアップ出来たら面白いかと思います!!
無事にカナダでの生活が始まりますように・・・(^_-)-☆
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運動を獲得していくまで~縄跳び編~
こんにちは\(^ω^)/今日も運動について語りましょうか!!
なぜかというと、今年度初スノボに行ったからです。
そう、わたくし、スノボど下手です。
バランスとか悪いほうじゃ無いと思ってたんですが、スピードが怖いんです。
だから身体が怖がり過ぎてバランスとる前に転んでしまいます。
そして、反省。
日頃子供たちが運動しながら「怖い((((;゜Д゜)))」って言ってるのに
「大丈夫。大丈夫。」(*^^*)←安全は保障してる。
と勧めてました(*^^*ゞ怖いと無理だよね(笑)
私のスノボはみんなに置いてかれて、1人猛特訓の時間となりました!!\( •̀ω•́ )/
さて、発達障害の子ども達も運動が苦手な事が多いと以前記事に書きましたね。
こちら↓
その苦手な運動をどうやって、教えていくのか、私のスノボを例に進めていきましょう。
まず、運動を教える時にも段階づけが必要ですよね(*^^)v
そうです。スモールステップが大事です。
そして細かく動作分析が必要です。
難しい言葉ですが、作業療法士の方は覚えましょう。
そして、お父さんお母さんはこの考え方をモノにしましょう('ω')ノ
では、早速いきますよ!!↓↓
私のスノボでの最終ゴールは、ターンをしながら行きたい方向へ左右、真っ直ぐに滑れるようになる。
そして、短期ゴールは、ターンが出来ること。
そのターンですが、分析してみると、ターンした後に後ろ向きに滑らなくてはなりません。
なので、まずは、山に向かい後ろ向きに左右に滑る練習。(スモールステップ1)
そして、そこから前向きに戻る所をひたすら練習。(スモールステップ2)
やっと、前向きからターンして前向きにまた戻る、という技が数回出来ました(*^^)v
スノボをした事ある人ならわかって頂けたかと思いますが、やはり!
子供に置き換えて説明いたしましょう!!
課題は縄跳びです(*'▽')←大好きな分野で毎日教えている(笑)
縄跳びを動作分析すると、
①跳ぶところ
②縄を回すところ
③跳ぶ事と縄を回す事を同時にする事
これは、①→②→③の順番に出来るかどうか、何処まで出来るか見ていきます。
それぞれのcheckポイントを挙げておきます。
①跳ぶ所で言うと、真っ直ぐ上に跳べているかどうか、着地音は大きくないか、跳んでいる時の姿勢はどうか、
何回連続して姿勢を崩さずに跳ぶ事が出来るか。
②縄を回す所は、肩・肘・手首の何処を中心の軸として縄を回しているか、回す向きは合っているか、速さは適切か、左右差はあるか。
③跳ぶ動作と縄を回す動作を同時にする所。こここそが協調運動!!
発達障害の子供達が苦手とする所です。
①、②にも問題がある事が多いんですが、①、②は出来るのに③は出来ない事はあります。
縄を回しだすと跳び方が違ってきていないか、縄を回す速さと跳ぶタイミングが合っているか、姿勢が崩れやすいか、または過度に固定していないか。
③が出来ない子供達には、まずは道具を使わないリズム運動を取り入れたりします。
・手を大きく振りながらスキップをする。
・手を大きく振りながら後ろ向きスキップをする。
・高這いで速く走る。
・跳びながら手を叩いたり上肢の運動をする。
・走って来て高い所へ跳び、上肢を高く挙げる。
これらの運動に共通するところは、下肢の運動をしながら上肢を動かす。
子供達の体育も、縄跳び、持久走の季節ですね('ω')ノ
休日に縄跳びを一緒に動作分析して特訓してみるのはどうでしょう??
ご意見・ご感想も聞かせてくださいねっ!!
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お手伝いは最高のコミュニケーション
皆さん、年末年始はいかがお過ごしでしょうか。
クリスマスに年末、お正月、冬休みに子供達の心は浮足立って荒れていませんか??
特別な行事や雰囲気が苦手な子供達は少し調子が悪いかもしれませんね。
私も先々週は3回くらい子供に噛みつかれました(^▽^;)
さて、今日は冬休みで家にいる時間がぐっと長くなった子供達と
コミュニケーションをとる最善の方法をお教えしましょう♪
それはお手伝いです!!( `ー´)ノ
そんなたいした事じゃなくて良いんです。
そこに置いてあるものを取ってもらうだけでお手伝い、コミュニケーションになるんです!!
じゃあコミュニケーションのメカニズムをご紹介しましょう。
母 「〇〇ちゃん、こっち来て。」
子 母に気づく。母から何か言われる事を期待して母に近づく。
母 「この新聞をお父さんに渡してきて。」
子 誰に何を渡すのか理解する。「はーい。」
子 新聞を探す。父を探す。父に「はい、どうぞ。」
父 「ありがとう。」
たった一つの簡単なお手伝いの中には、たくさんの工程が含まれており、
・他者興味
・指示理解力(認知)
・注意機能
・遂行機能
などの機能が必要です。なので、上のお手伝いが上手くいかない時はこの機能のどれかが上手くいかないのです。
例えば、母の言っている事にそもそも興味を示さないと
指示を聞く→行動には向かわないでしょう。
そういう時は新聞を手渡しして、すぐ近くにいる父に渡してもらう。
など、ハードルを下げるのです。
新聞の意味がわからなければ、指さし、手渡しで物を教えてあげる。
その子その子にあった理解度に合わせてあげるのです。
さてさて、お手伝いをした後に重要な事は何でしょう(#^^#)
それはもちろん、ほめてあげることです!!
どんな些細な事でも良いです。
ほめてあげる事は自信につながるのです!!
自信がつくとどうなるのかと言うと
次、もう一回しようと思うのです!!
ほめる事によって良い行動が強化されるんです。
子供達も「あぁこれで良いんだ。この行動であってるんだ。」
と思えるんです。なので、いたずらばかりして誤学習してしまう子供達には有効です。
少し試してみてくださいね\(^o^)/
そして、上手くいった、上手くいかないなどのコメントお待ちしています!!
皆さま、良いお年を!!\(^o^)/
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うんちがトイレで出来るまで
こんにちは(^o^)/
今日も暮らしのあれこれ、日常生活動作(ADL:Activity of Daily Living)について書いていきます!!
食事・更衣に並んで必要なこと、
そう排泄です!
しかも、どう介入したら良いのかわかりにくい、うんち(排便)についてです( `ー´)ノ
発達障害のお子さんが便器でうんちが出来ない事、結構多いです。
そして、大きくなってからもオムツでしてしまう事を良く相談されます。
では、どうして便器で、トイレでうんちが出来ないか考えてみましょう(^^)/
・うんちをトイレでする事を知らない、理解出来ない。
・便器に1人でよじ登る事が出来ない。
・便器に落ちそうで怖い。ずっと座っていられない。
・便器に座ると踏ん張れない。お腹に力が入らない。
・うんちが便器内に落ちる音が怖い。
・うんちを拭くのが嫌だ。
・うんちの拭き方を知らない。拭こうと思うがキレイに出来ない。
などなど、まだまだ考えられますね(#^^#)
子供がどの理由で出来ないかは、しっかり評価しなくてはなりません!!
そして、自然と便器で出来るようになりにくいのが発達障害の子供達。
ここで、わかりにくい身体機能面から便器で出来ない理由を解説していきます(*'▽')
圧倒的に便器に座り続ける事が出来ない、踏ん張れない子供達が多いんです!!
一般のお子さんでもそうですよね。小さい頃は便器に座ると足が浮きます。
さらに便器の形って便器の中に向かってなだらかな斜めになっているんです。(今すぐ便器で確認してみて~)
まるで穴の中にお尻から落ちちゃいそうになりますよね。
それを落ちないように手で支えたりお腹に力を入れて姿勢を保つんです。
その姿勢を保ちにくいのが低緊張で不器用な協調運動の苦手な子供達です。
姿勢を保ちにくい中でどうやってお腹に力を入れて、(腹圧をかけるとも言ったりします。)排泄出来るでしょうか?
まだ、小さいお子さんにはおまるをおススメします。
しっかり踏ん張ってうんちする習慣がつきます。
おまるで出来るようになった子には、良く小さいお子さんも使っている踏み台をおススメします。
これは、大人の便秘の方にも良いみたい!
ポイントは、足の裏がしっかり踏み台についていること。
座っていても落ちそうに感じず、足の裏にしっかり体重をかけて踏ん張れること。
何回か偶然でも、便器でうんちが出来ると、どのように身体を使って良いかわかります。
手で身体を支えやすくするために手すりを持つのも良いアイデアですね(^_-)-☆
もし、トイレが上手くいかないな~と感じている方がいらっしゃったら試してみて下さいね。
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