初期型TIMELESS
昨シーズンのBC STREAMのRX169 は乗らずして定価で売った。
何でも今期モデルで竿みたいな最長の174cmが登場した上、ご丁寧にスタンス幅別に2タイプも出たので何だか面倒に。
安くないボードだし、あんなおっさん向けボードはいいやってなった。
◇
そして今期、わざわざ取り寄せたのは初期型のTimeless。
型落ちの新品で半額くらいだった。
この初期型が一番スティフで戦闘力の高い最速板。
長さはMAXの167cm。
よく残ってくれてました。
Ride Timeless 2017-2019 Snowboard Review
幅が広くて大きい。
位置付けはパウダーボードながら普通にカービングも行けるので、根詰めないで滑るには気楽で良さそう。
今の自分には迷いが無いという意味でしばらく良い相棒になってくれそう。
合わせるのは型落ちの17-18 TT。
他のメーカーも気になったけれど、最近のは良く分からない。
こちらはハニカムストラップとラチェットの小型化でフィット感が上がっている印象。
値段は安くって、一万と5,000くらい。
前のTTはロシニョール板とセットで転売しちゃったけど、ミドルフレックスのオールラウンドで言うとDSがパーク寄りになった一方、TT少し硬くなったのかな?
フリースタイルのDS。フリーライディングのTT。その他のやつは全体としてカービング志向が強まってきているので、併せて進化している様子。
きっと今って大きな転換期なのかもしれない。
◇
もともと硬い板で滑っているので、こいつは楽しみ。
価値観が変わって、生活が変わって、取り巻きが変わって、それでも今年はどこに連れて行ってくれるのかな。
この冬、昨年再オープンした伝説のアライリゾート辺り、行っときますか。
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17-18シーズン(キューピット、白馬、シャルマン、脱臼)
今シーズンは実は初となる白馬など、遠出がメイン。
いつも行けない所に行ったのだけれど、車に乗っている時間の方が長かった。
まだシーズン途中なんだけれど、訳あって時間が余りある週末。
前にもこんなことがあったような...
軌跡を残したいだけなんだけれど、なんか遺言みたい
キューピットバレイ
湯沢からさかえ倶楽部へ
安定の貸切状態。
夜の雪。栄村は豪雪地帯。
「一晩で腰まで行くこともあるので、まだ大丈夫ですよ。」だって
ここからキューピットバレイはさかえ倶楽部の山の反対側約10km先にあるスキー場。
冬季通行止のため、反時計回りに大きく迂回しないといけない。
2時間ほどかかって行ったのだけれど、ヘタな関東の山より面白かった。
降雪60cmの日に当たったからかもしれないけれど、いい思い出になりました。
資本も入っていて良く整備されている中規模のスキー場。
急斜はないけど地形も豊富で、いろんなレベルの人が楽しめる感じ。
自己責任エリアも多くあるけど、死亡事故もあったみたいだから気をつけて。
地元の人が多く賑わってました。
隣接の「ゆきだるま温泉」は何だか火薬の臭いがしたけど、白馬の温泉より良かった。
ほんと、田舎のスタンダードはいつも贅沢。
夜は麓のバンガローの灯りと相まってライトアップがきれい。
また来れたらいいけど、ちょっと遠いかなぁ
帰りは東へ東へ。
十日町まで一時間。
そこから関越湯沢までもう一時間。
ここまでくると人恋しくなってくる。
にしても遠かったぁ
白馬
今年は大寒波。
外気温は麓でマイナス14度。
コルチナ、栂池、八方尾根、47へ立て続けで行ったけれど、八方は別格だった。
今更だけれど、昔から人気の意味が良く分かった。
コルチナはカップルや家族向け。47はパークもあってスノボ向けな山の印象。栂池は斜面が広く、ボード仲間(もういないけど)と行くには目一杯遊べる感じだし、八方はかっ飛ばすには最高 。
THE GOOD RIDEにしてfacking fastとまで言わしめる RIDEのTIMELESS みたいな板で滑降したいけれど、たぶん危ないかな。
志賀高原エリアもそうだけど、スキーヤーが早いところでボードのスピードが合ってくると、お互いライン取りが重なるため結構接触しそうになる。
篭り先の周辺もちょっとしたヨーロッパの山岳リゾートみたいで、外国の懐かしい雰囲気も最高だった。
夜は絶対面白い。
リフトに乗っていると話しかけてくるYOUも多くて、嘘っぽい英語で返しては連絡先を交換したりして遊んでました。
時期的にオージーやニュージーからの人が多いみたいです。
そういえば、47近くでスタックしている車を押してあげている時、外国人のグループが相次いで手伝ってくれた。
嬉しいなこういうの
白馬へ行って、またボードが好きになって帰ってきた日でした。
シャルマン火打
パウダーを追って、シャルマンへ。
ここは関東で滑り込んでいる人にとっては憧れで、どんなものか前から行ってみたかった。
家からは片道4時間半。
いつも一人で中型車なので交通費は凄いことになるけど、遠く感じていた妙高のそのまた奥の山。
ほとんど北陸で富山。
吹雪いて視界不良の日が多いスキー場で、降雪後に快晴になる日はシーズン中数日しかなく、そんなタイミングを見計らって行ってこれた。
きっと来年はそう簡単には行けないだろうから。
想像したようなパウダーでは無かったけれど、どこでも滑ってOKなのはここの醍醐味。日本海に近いうえ、陽が照ってきていたからか雪は重めでも、パウダー慣れした上手い人が多かった。
平日の知らない者同士、ニヤニヤ顔を合わせては「ヤバイっすねぇ!」と言い合えるのはこの日を共有できる喜び。
一週間前の栂池で右肩をやっていたので自重していたのだけど。。
何だか見てて泣けてきた..
ボードは昨シーズン後半から乗り始めたRossignolのクリプト。
でも行き着くところはやっぱり長さだった。
滑り込んでみたところ最後までベストな滑り方が分からなかった。
優れた高速安定性でハードカーブは容易な上、剛性も高くフルコミットできるけれど、何より重い。
163cmは自分にとって長くはないけど、ボードのスタンスが広くとられている分かセットバックが足りない気がしていた。
位置付けはパウダーボードなのだけれど、やっぱりノーズの長い普通のパウダーボードが理に適っていると思った。
板が違っていたら怪我なんかしなかったかなぁ~
もうこの板には信じて乗れない。
脱臼
これもそうだけれど、この板は非圧雪だとノーズが刺さることが多かった。
乗り方次第でも、後傾を過度にしないといけない位、限界点と言うか許容度が一般のボードより低い気がした。だからボードは長さが重要。
旋回力不足で転んだ先にあった木に肩を打ちつけてそのまま滑落。
ぶつかると思ってからの一秒間が本当に長く感じた。
気を付けていたことだけれど、ここは山の殆どが滑走エリアなので何かあってもすぐには発見されないことが多い。
どのくらいの間か悶絶していると、谷の向こう側で女性の方が通りがかり声をかけてくれた。
何とか下ります!
と、今できうる最高の笑顔で返してみたものの「ここに来る人は皆自分で何とかしようとするんですよねぇ」とは、後で来てくれたパトロール隊の方。
バックにあった気休めのロキソニンを2錠飲んで、路に出ようと思ったんだけれど、動けない。
深い雪のためでもなく、まず痛くて立てない。
マジでほんの数十メートル先の路に下りるまで半日かかると思うくらい。
この後ふもとの接骨院まで肩が外れたまま運転するとは夢にも思わなかったけれど、まずここから下りて、応急処置して、病院行って、治療受けて、300キロ以上先の家まで帰るプロセスを考えると、途方もなく気が遠くなっていった。
一人で行くことでのリスクがあるとしたら、つまりこういうこと。
しばらくすると同じ方が上から下りて来てくれた。
友人の方がパトロール隊にいるとの事で、今声をかけてきて頂いたとの事。
まさか救護袋に入る自分が想像できなかったけれど、色んな方々に助けられる今日は確かバレンタインデー。
受付の人からもらったチョコレート以外、この日は何も喉を通らなかった。
ありがとう御座いました
いつかお礼に行けます様に。。
まだ痛い。
したがって、新しい板には結局乗れずに終わりそうな17-18シーズン。
板が届いたその矢先に怪我をしたんだからしょうがない。
RXは墓標のように部屋で立てかけられたまま、新品のブーツもスリッパ代わりに。履いているうちに馴染むかな?なんて
買うんじゃなかった。
まだ3月上旬。
節目の時期に鬱々とした日が続いています。
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パイオニアコース
野沢温泉に連れて行ってもらった帰りに見えた遠目からも目立つ山。
木島平だよって聞いて名前と場所が一致したのはつい最近のこと。
木島平スキー場は穴場というより、玄人好みのスキー場。
万人の中級者向けではなく、ビギナーと上級者向けといったところで珍しい。
周辺のスキー場とは対照的にバスツアー等もなく、地元の人向けのスキー場といった印象。
◇
どうやらヤバいコースが山頂にあるらしいとのことで行ってみたのだけれど、あの抉られたような部分がコースだったとは...
中腹から伸びる山頂リフトは頭がおかしいくらい長くって、都心のビルの遥か上を行く高さまでジリジリと時間をかけて上っていく。
この高さをリフト1本で行くのは、ちょっと尋常じゃない。
下腹部がきゅーんとなりながら、ずっとリフトに抱き付く程。
もうそんじょそこいらのスキー場とはそもそもの規格が違う感じで、最近の安全サイドな発想では生まれない設計に、この村の懐の深さまで感じてしまう。。
この山頂リフトは週末と水曜のみ稼働していて、コースはコンディションが整わないと開かない。
そんな制約すら魅力的になってしまうパイオニアコースは、お隣の竜王木落としbコースの初っ端に似た斜度ながらワイドで滑りやすく感じる反面、麓が眼下に広がるので高所恐怖症と相まってちょっと病的なコース。
実質的に国内最強の急斜面。
よくもまぁ雪崩が発生しないものだと。
それでも、わざわざここまで来させる魅力がある。
一番好きなコースはどこ?と問われると、ここかもしれない。
雪の達人だけが許された非圧雪コース最大斜度45度 パイオニアコース 木島平スキー場
◇
この日は朝まで雪が降り、その上快晴で、ちょっとした『THE DAY』といったところ。
でも最近の大寒波からか、新雪のすぐ下に凸凹の底付き感がありナーバスなコンディション。夜は冷えた風が山肌、つまりこのコースにまともに当たるのでしょうがないらしい。
昨年3月に初めて来た時は季節がらかバーンは荒れまくり、トラバースもままならなかったので今回は満足できたのかなぁ。
山頂リフトを一人で回していると、リフトのおじさんから飴をもらったり、オーベルジュグルービーでもよくしてもらったり、貸切に近い今日はいい日だなぁと (*^^*)
たまには良いでしょぅ?
だってずっと前からプラン練ってて何とか平日に休んで4時間近くかけて頑張って来たんだから。
最近では野沢から流れてきた外国の人も山頂にちらほら来るみたいだけど、あまり知られたくないな。
今後スキー場として情報発信を強めていくと言うことだけれど、近隣のスキー場の真似をすることもなく、独自の路線で特別なスキー場でいて欲しい。
また来ます。
次はきちんとしたパウダーボードで。
男体山
先日の勢いで男体山へ。
関東の人は修学旅行などで日光に行くので、男体山は結構象徴的な山。
冬の空気の綺麗な時はババロアみたいに雪をかぶった男体山が都心からも見える。
いつか登ってみたいと思っていた気がして行ってはみたものの…
酷かった...
素人が二度は行くところではないここは修験道の山。
登っても登っても登っても登っても険しい急登が続く。
前後一週間以上天気が悪く、予報ではこの日の午前だけ晴れ。
閉山は例年10月25日とのこと。
狙ったタイミングは最高な上に電波は届いて、8合目で会社へお休みのご連絡。
親戚がまた死んだ。
奇跡のような雲海も朦朧としててあまり覚えてないけど、
でも凄かった。
登山は嫌いではないけれど、趣味にはならないかなぁ。
バックカントリーも意識して登ったけれど、地下鉄の階段も登れない程になりました。
カービングの板 18 BC STREAM RX + BURTON ION 16-17
ここ2、3年でフリーの滑りがアルペンに近接した気がする。
飛んだり跳ねたり擦ったりしない人は、カービング傾向が強くなってきたかもしれない。
フロントエッジを食わせるため、あのかっこ悪い上体を開いてから滑る人は見なくなったし、バックサイドでは前のめりに上体をかぶせて体を深く沈めて滑る傾向が増えてきた。
次期来るなと思っていたけど、思ったより早かった。
スノボのトレンドの進化はオフシーズンに進む。
四角い形状であるハンマーヘッドのボードが、昨期で一気に増えた。
で、深いバックサイドをいつものかっちかちの某B社の糞ボードでやってみるのだけれど、185cmで8?kg幾許ある人がエッジ120台では難しいようで、必死でいかないと耐えられず流されてしまう。
スノボは背の大きな人には総じて不利。
こういった場合、できるだけ楽な条件からいった方がいい。でも昔のパウダーボードでもない限り本当に身長に見合うボードもそうなく、とにかく長く長いハンマーヘッドの登場を待っていました。
そんな中、きました。
169の144。気持ちあと10cm欲しいけど。
変にテクニカル志向でもないけど、グラトリも滅多にしない(大人になるにしたがってコケると痛くなる)ので、そのあたりで自分が気持ち良く感じる瞬間はどうやら滑りそのものにあるよう。
意地でも後ろは0°のまま、来期からは楽に深いカービングさせてもらいます。
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新古で買ったBURTON 2010 IONがついに危篤状態に。
RXに併せて、2016-17のIONをシーズン落ちでGET。
ホールド感が増していて、オールラウンド感が減った分、カービング色が濃厚になっていました。板を動かすことが多い場合は0.5cmUPでも良いかと想った程だけど、どの位馴染んでいくか。
今期の派生モデルとも迷ったけど、色んな滑りをしたい場合、今後IONは難しくなっていくかもですね。
雪が多そうな今期前半はパウダー狙い。後半はこれらカービングな気分です。
まだ忙しく自重していてスイッチは入らないけど。
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