コンペ - メモ

・課 題 『雨やどりの空間』
 
 不意に降りはじめた雨に追われて軒先を借り雨やどりをする。そして雨足を眺めながらぼんやりと空白の時間を過ごす。こうした光景は現在ではあまり見られなくなった。
 昨今では、突然の雨に合うと、コンビニなどでビニール傘を手に入れたりして、せわしなく目的地に向かうことになる。しかし、そんなとき、何か魅力のある、雨やどりの空間が身近かに用意されていたらどうだろうか。
 今回は、いささか懐かしい響きをもつ「雨やどり」という行為を、単なる雨やどりの装置またはスペースということだけではなく、イメージを膨らませて考えてもらいたい。
 また、雨が降っていない時でも、その環境の中で無用の用とでもいえる役割を果たしているような空間が望ましい。
 それは、街のなかの小さなパブリックスペースの役割を果たすものになるかもしれない。
 また、別の表現をするなら、それは、雨やどりしている時間をデザインすることになるのかもしれない。
 もっとも、雨はいつも優しいものとは限らない。時に、災害をもたらすこともある。そんな時の被災地でのシェルターや仮設住宅のような役割を担うことも、広い意味で雨やどりの空間になることがあるだろう。
 

なお今回の課題は、1976年度の第3回日新工業建築設計競技と同一のテーマである。


・審査員
北川原温 三栖邦博 光井純
吉松秀樹 西沢立衛 相臺公豊

・賞 金
◎1等  1点  150万円(税込)
◎2等 1点 70万円(税込)
◎3等 2点 各30万円(税込)
◎佳作 7点 各10万円(税込)
(総額 350万円)

・発 表
 審査の結果は入賞者に通知すると共に、月刊「新建築」2006年1月号に発表いたします。
登録方法 インターネット(下記)よりご登録ください。

官製ハガキにて登録の場合は下記提出先まで、FAXにて登録の場合は
03-3818-6742まで、「日新工業建築設計競技係」と明記し、住所、氏名(ふりがな)、年齢、電話番号、勤務先あるいは学校名(学年)、所在 地、電話番号、e-mailアドレスを書き添えてお申し込みください。

ご登録いただいた方には登録票をお送りいたします。
インターネットでの登録はこちらより
http://:title=http://www.kenchiku.co.jp/nisshin/nisshin_toroku.html

・応募期間 2005年4月1日(金)〜9月15日(木)

・提出締切 2005年 10月3日(月)
(持参の場合は正午まで、郵送の場合は当日消印有効)

・提出図面

配置図・平面図・立面図・断面図 (各図面の縮尺は自由)、透視図・模型写真など、その他設計意図を表現する図面(説明はできるだけ図面のみですること)。

・用 紙

中判ケント紙あるいはそれに類する厚紙(594mm×841mm)1枚におさめること。表現方法は、青焼き、鉛筆、インキング、着色、写真貼付、プリントアウトなどいずれも自由。ただしパネル化は不可。

質 疑 課題に対する質疑応答はいたしません。
規定外の問題は応募者が自由に決定すること。

・提出方法

応募作品裏面に必要事項を記入した登録票を貼付のうえ、下記へ持参または郵送してください。

・その他 ・応募作品は未発表作品に限ります。
・本設計競技の応募作品の著作権は応募者に帰属しますが、入賞作品の発表に関する権利は主催者が保有します。
・応募作品は返却しませんので、必要な場合はあらかじめ各自で複製をして下さい。
・同一作品の他設計競技との二重応募はご遠慮下さい。
・応募作品の一部あるいは全部が、他者の著作権を侵害するものであってはなりません。また、雑誌や書籍、ホームページなど著作物から複写した画像を使用しないこと。著作権侵害の恐れがある場合は、主催者の判断により入選を取り消すことがあります。
・入賞後に著作権侵害やその他の疑義が発覚した場合は、すべて応募者の責任となります。また、入賞後の応募者による登録内容の変更は受付できません。

・応募に関する費用(送料、税金、保険など)はすべて応募者が負担すること。

主 催 日新工業株式会社 http://:title=http://www.nisshinkogyo.co.jp/
後 援 株式会社新建築社

・作品提出先

株式会社新建築社「日新工業建築設計競技係」(必ず明記のこと)
〒113-8501 東京都文京区湯島2丁目31番2号
TEL:03-3811-7101(代表)

登録お問合せ 日新工業建築設計競技事務局 TEL:03-3818-1961

雨・・・いろいろ・・・

・雨

雨は大昔から、生き物や作物を生かし育ててくれる天の恵みであり、洪水や氾濫をもたらす天災にもなるものです。また、四季の移り変わりを楽しむ日本人にとっては、美しい情景を作り出す風情に満ちたものでもありました。和歌・俳句や浮世絵のなかで描かれたり、「五月雨」「時雨」「村雨」「小糠雨」などと、雨をさまざまな名称で呼び親しむ文化も生まれています。昔の日本人にとって、雨は生きることに密着した重要なものであると同時に、四季の彩りを楽しむためのものだったのです。
 

アジサイ

ガクアジサイ
花びらに見えるのは実は4枚のガクだそうで、飾り花とか装飾花とか、季語では四葩(よひら)という。このガクアジサイの中に集まった両性花がすべて装飾花に変わったものがいわゆるアジサイだそうだ。このガクの色が普通淡い青紫色であることから紫陽花という漢字があてられ、その色が淡紅色に変わっていく様から七変化ともいわれるそうである。
このアジサイシーボルトが妻の”お滝さん”の名前を学名につけたという話を聞くと、この花にいっそう興味がそそられる。逆輸入された西洋アジサイ、ハイドランジャーも”水の器”の意というから、まさに梅雨にふさわしい花だといえる。

水無月

旧六月は現在の7月で、梅雨も終わり、暑さで水も涸れるから、”水が無い月”と解釈するのがほとんどだった。そんな中で、田んぼに水がいっぱいたたえられているので、水月(みなづき)というのがあった。”水な月”の””は無ではなく所有格の””で、”水の月”を意味するそうだ。これなら7月の梅雨にも対応できる。なるほどな意味である。

傾奇

 「かぶき者」または「傾き者傾」、「奇者」とも書く。最後の書き方が最も端的に言葉の内容を示しているように思われる。ほかに「傾く」という動詞や、「傾いた」という形容詞もある。精神的に意気を競い、派手に振舞うことである。時代によって呼称も内容も異なるもののその本質は変わらない。安土桃山時代には<かぶき者>といった。異様、異端な身なり、奔放な行動、ふざけ、たわむれなどの意を含むが、元来は”傾(かぶ)く”こと、つまり傾いているわけで、ひと口に曲がっていると理解していい。





<歌舞伎>
慶長8年(1603)出雲大社の巫女と称する阿国が、京都四条河原で興行した事に始まる。それまで非公認であった女性の歌舞でキリシタン風俗まで取り入れた新奇さのため「かぶき(傾奇)踊り」と呼ばれた。「歌舞伎」の三字は後の当て字。
女優のいない歌舞伎の始祖が何故女性なのか?それは日本の民族から生まれるべくして生まれた、阿国に代表される芸能の「かぶく(傾く)」精神こそが「歌舞伎」という芸能の根底に流れる、生命力の源だったからだ。
戦国時代の長い乱世からやっと開放された江戸初期。「阿国かぶき」は、今この時を精一杯楽しんで生きようとする人々の、フレッシュな新時代の演劇として登場した。
しかし、それに続いた遊女かぶきや若衆かぶきは、要色性のみが前面に押し出されたため、風紀を乱すという理由で、幕府により禁止される。そこで歌舞伎は、「物真似狂言尽くし」を本領とするところで、再出発をはかり、生き残るために、演劇として成熟していく道を選択した。引き幕の発生が多幕物を生み、リアルな演技演出の発達をうながした。劇場の発達も著しく、花道や回り舞台などは独創的な形式として近代の西洋演劇に影響を与えた。
元禄時代に上方で「和事」、江戸「荒事」という基本芸態が確立され、次いで人形浄瑠璃の物語と三味線を基調とする音楽的演出様式を吸収し消化し、複雑な構造を持つ「義太夫狂言」のジャンルを生み、江戸後期には中心は関西から江戸に移り、独自の江戸世話物、そして幕末は白浪物を始めとする生世話物(きぜわもの)を生む。
近代になると、「悪所」として弾圧されてきた歌舞伎は、上流階級の社交の場・大衆教化の具としての機能を、期待されるようになってきた。これまで、圧政により歪められてきた歌舞伎の創造性を健全形に改め、高尚な芸術として生まれ変わらせようという意識が、歌舞伎の近代化を推し進めてきた。「新歌舞伎」は、そうした時代との葛藤で生み出された近代の歌舞伎である。

日本とアメリカの粋な話

舎人公園にあるレーガン

昭和57年に植えられたレーガン桜は、レーガン元大統領が来日した際にナンシー夫人から友好親善のしるしとして贈られたもの。
この桜は今から85年前、日本からワシントンに贈ったポトマック河畔の里帰り桜で、日本とアメリカの桜の縁を象徴する桜として一見の価値がある。

足立区民なら誰でも聞かされたであろうエピソード全国でも里帰りの桜が見られるのは足立区だけなハズ。


舎人公園の歴史…

現在整備が進んでいる舎人公園は足立区内で最大の規模の公園である。最終的な計画では695,000ヘーベイ(東京ドーム54個分に相当)の敷地となる予定。

この公園の端緒となったのは
1932(昭和七年)年に計画された東京市の外周に環状緑地帯を設けようとした計画である。
その後、戦時色が濃厚となり、1940(昭和15)年に東京六大防空緑地の構想となって計画が決定された。
六大緑地… 舎人、水元、篠崎、小金井、神代、砧。
用地は戦時中に買収が進んだが敗戦となり、この頃から食糧増産のために農地となるなど時代の流れで計画は紆余曲折を経た。

お茶を飲むということ

お茶を楽しむという要素
・香り
・味
・雰囲気
・器

考察すべき点は、雰囲気で味わうということ。
景色の良いところでは空気が美味しいのと同じ意味合いを持つ。
つまり、茶葉、建材(木)、風景の中の草花、器(土)。
これら雰囲気としての味とお茶が混ざり合い、一碗のお茶となる。

上記は、茶道の精神は無視した自由な茶。
下記は、「茶事」としての茶。

『南方録』の覚書(千 利休)
家はもらぬほど、食事は飢ぬほどにてたる事也。是仏の教え、茶の湯の本意也。水を運ぴ、薪をとり、湯をわかし、茶をたてて、仏にそなヘ、人にもほどこし、我ものむ。花をたて香をたく。みなみな仏祖の行ひのあとを学ぶ也。

みずから薪水の労をとって湯相をととのえ、心をこめて点てた一碗のお茶。そのお茶をまず最初に仏に供え、その次にはお客さまに差し上げ、最後に自分が戴く。一碗のお茶を点てた自分が最後に戴くという謙虚さ、控えめな姿勢の大切さが諄々説かれている。

どんどんメモってこ^^

 利用者の行動を把握すること。身体の不自由な人が使用する遊歩道は健常者だけを考慮しては機能しないように、全てを知らなければならない。

・車椅子利用者が使う坂道は何度か?
・自動改札の幅はどのくらい必要か?
・階段まで人混みを分け入らないと行けない?
・人が集中する場所はどこ?

法律で決まっているが、それ以上に利用価値の高い設計ができることを目標に。


医療の対象は男性実験が主。
    ↓
女性には必ずしも当てはまらない処方方法が蔓延している。

どこでラインを引くかを見極めるのも新しい都市を作るには必要な見識。



【初心】
「自分という受け手」が「相手(対象)」に対して何を感じたか。また、どうしてそのように感じたか。

人が他人への理解を深める為に妥協すること、そのガイドライン
モノとモノの関係は人と人の関係でもある。
それは空間には不可欠な要素であり、それが人の人生を入れる箱になりうる。