小さなライブハウスにしかない魅力があるので守っていきたい
こんにちは、ぱじゃまです。
僕は中学生ぐらいで音楽にハマり、29歳になったいまでもずっと音楽がすきなのですが、いろいろなジャンルを聴いても結局帰ってくるのが日本のバンドです。
そんなバンドの活動を支えているのが言わずもがなライブハウス。
僕自身ライブには何十回何百回と行っているのですが、僕が昔通っていたライブハウスがどんどんとなくなってきています。
小さなライブハウスはバンドマンのスタートライン
僕は高校生の頃ライブハウスに行くようになったのですが、売れているバンドを観に行っていたので小さいところでもキャパ600人ぐらいのライブハウスでした。
大学生になり、もっとマイナーなバンドも聴くようになって初めて行くライブハウスも増えたのですが、キャパ100人ぐらいのとても小さなライブハウスもあることをこのとき知りました。
いままで大きいライブハウスでしかライブを観たことがなかった僕は、この小さなライブハウスの目の前にバンドがいる迫力、演奏後に物販にバンドマンが立ってくれて直接会話してくれる距離の近さなどにどっぷりハマっていきます。
同時期に大学の友人がバンドを始め、こういった小さなライブハウスでもたくさんチケットを売らないとバンドマン側がお金を払ってライブをしないといけないということも知りました。
もちろん大きいライブハウスになればなるほどレンタル料が高くなるので、駆け出しのバンドマンにとっても小さいライブハウスの存在というものはとても重要なのです。
いま売れているバンドもみんな始まりは小さなライブハウスから
小さいライブハウスで見ていたバンドがどんどん人気になり、いまではテレビにでるぐらい有名になったという姿を何組も見てきました。
逆説的に言うといまテレビでよく見かけるようなバンドも小さいライブハウスがなければ見られなかったかもしれないのです。
実際になくなるライブハウスに人気のあるバンドがお世話になったからと、最後にライブしに帰ってくるというパターンも多々あります。
そしていま売れているバンドも始まりは小さなライブハウスだったということはこれから売れるかもしれないバンドがたくさんいるということ。
小さなライブハウスの魅力
人気がでてきたバンドは大きいライブハウスでやっても客が埋まるようになるので必然的に小さいライブハウスでライブをする機会が少なくなります。
そうやって売れていき、チケットも高くなりなかなか観られなくなるバンドの売れる前の姿を間近でチケットも争奪戦にならずに観られるのも一つの魅力。
また、ワンマンではなく同時に5バンドが出演するようなイベントが多いので、初見のバンドがめちゃくちゃかっこいいという新たな出会いがあるのも魅力です。
そしてなによりいちばんの魅力が狭い空間だからこそ音が響くあの感覚や、ぎゅうぎゅうだからこその一体感、そういった小さいライブハウスでしか味わえない雰囲気がなによりの魅力だと思っています。
音楽をやりたいと思える環境であってほしい
そんな小さいライブハウスがどんどんと減っていく背景には様々な理由がありますが、主には
- バンドをやる人が少なくなった
- ライブをみにくるお客さんが少なくなった
- ライブハウスじゃなくても音楽を聴いてもらえるツールがたくさん増えた
こういった要因があると思います。
いまでこそバンドシーンは賑やかですが、堅実に生きていこうと若い人たちが思うようになり、家で音楽を聴く人が増えることで音楽をやる人、ライブハウスに行く人が減れば減るほど音楽シーンが衰退していくのではないかと思うとそれはとても悲しいことです。
これからもいい音楽をずっと聴いていたいと思うので、ライブハウスに足繁く通って少しでも音楽シーンに貢献しようと思うぱじゃまの戯言でした。