本と旅と映画

のんびり気ままに…

キッチンレビュー 吉本ばなな著

知人が吉本ばななさんの読書会を開いていたので、私も読んでみようと本を借りてきました。

軽やかでふわっとして優しい文章でした。そして読みやすく女性受けする感じでした。

重くて人間の本質をえぐるような本が好きな私には、新鮮でみずみずしくこんな作家さんもいいなぁと思える本でした。

「キッチン」は祖母を亡くし一人になってしまったみかげが、田辺家にやっかいになり雄一と雄一の母えり子と暫く暮らしていく話しです。

えり子は本当は父親なのだが、女性の姿をして母として雄一を育てています。

三人での生活が癒やされます。

 

少し本より抜粋

嫌なことはくさるほどあり、道は目をそむけたいくらいけわしいと思う日の何と多いことでしょう。愛すら、全てを救ってはくれない。それでも黄昏の西陽に包まれて、この人は細い手で草木に水をやっている。

透明な水の流れに、虹の輪ができそうな輝く甘い光の中で。  以上

 

えり子さんもかっこよく亡くなってしまいます。みかげと雄一の関係の持っていき方もなかなか素敵でした。

死へのこの方の感性好きです。

暗くはなく読後感が爽やかです。

ムーンライトシャドウというお話しも載っています。

こちらは大好きだった人の突然の死と向き合い、別れを意識するまでの苦悩が爽やかに書かれています。

決して重くないといいますか、読んでいて軽やかなんです。

とても読みやすく女性にはおすすめかな。

 

 

鹿児島中央駅〜博多 新幹線自由席往復 20,220→11,800 へ格安チケット 

ご存知でしょうか。

こちらのJR九州株主優待券を購入すると、日帰りだと鹿児島〜博多間が約半額となります。

通常自由席で往復20,220円が10,110円になるのです。

日帰りでない場合は片道10,110円が7,300円となり、往復にすると20,110円が14,600円で5,510円お得となります。

私は中央駅一番街の金券ショップK-NETさんを利用しています。

2800円で一日乗車券が購入できます。他にも安いショップがあるのかもわかりませんが、こちら親切に説明してくださいます。

乗車券を購入したら次は特急券を購入します。

駅の窓口でも購入出来ますが、券売機で特急券のみで購入出来ます。

特急券は片道4500円になります。

日帰りだと一日乗車券を1枚買うだけですが、日帰りでない場合は2枚購入となります。

先日、博多に行った時も利用しました。

片道5,900円だとバスよりちょっと高いけど、時間的には断然早いですよね。

少しでもお得な方法で旅はしたいもんです。

※ご注意

このチケットで改札口を出入りする時は駅員さんに見せてください。

出口で特急券だけを改札機に入れて出ようとしたら、キンコンカンとチャイムが鳴り扉が開きませんでした(笑)

新幹線乗り場には必ず駅員さんが常駐し、この優待券利用している人もいらっしゃいます。

舞台「リア王」観劇 不謹慎だが眠くなった。

リア王」名前は聞いた事はある。

シェークスピアの四大悲劇の一つみたいで内容はよくわからないが、豪華キャストに惹かれて観に行きました。

初めてのシェークスピアです。

大河ドラマに出演している段田安則さんがリア王、そして道長の兄道兼役の玉置玲央さんがエドモンド役。

長女役江口のりこ、次女役田畑智子、三女役上白石萌歌他にも小池徹平高橋克実入野自由、前原滉、平田敦子浅野和之など名前は知らなくても見た事ある俳優さん達ばかりでした。

生で観られるのが嬉しくて双眼鏡持参で行ってきました。

キャナルシティのお席は1階席ではあったが、後ろの方でした。

幕が上がるとコピー機ウォーターサーバー、OHPに何脚かの椅子まるで事務所です。

後ろには白い幕だけあとは何もなくさっぱりとしたシンプルな舞台でした。

出てくる俳優さん達も男性はスーツ、三人の娘達は阿佐ヶ谷姉妹が着てるようなピンクのワンピース姿でした。

途中血が付いたりするのですが、着替える事もなく最後まで血のついたピンクのワンピース姿でした。

現代劇風にアレンジされているとネットで見たのですが、話しに入りこめませんでした。

俳優さん達は皆さんお上手で素晴らしかったのですが、無知な私はよく理解出来ませんでした。

衣装も舞台も音楽も展開があまりなく、退屈でついうとうとしてしまいました。


www.youtube.com

この演出は私には向いていませんでした。

 

元々のリア王は見た事ないのですが、衣装とかセットとか豪華絢爛な方が舞台に入りやすかったと思いました。

初めての舞台はこちら↓のような演出の方が良かったと思う事でした。

豪華な衣装を目にしたり、ダンスや音楽もあり退屈せず見られたのではないでしょうか。

現代劇風とは分かっていましたが、こんなリア王が良かった(^_^;)


www.youtube.com

霧島おすすめの宿 旅行人山荘 一番の露天風呂 癒しの鹿児島旅 

ゴールデンウイーク直前に霧島に一泊旅行してきました。

以前から行きたいと思っていた所です。

お宿は露天風呂がとてもいいと聞いていた「旅行人山荘」

予約したのは3ヶ月前でした。

お宿から何度か確認の電話を頂きました。

その際「露天風呂は貸し切りで赤松の湯をご用意します」との事でした。

4種類ほどの露天風呂があるのですが、そこは私が一番入りたかった露天風呂でした。有難い!

林の中に佇む脱衣所を抜けると、薄水色した露天風呂が現れました。

うわ〜凄い。

新緑の木々の中に赤いツツジそして温泉の水色が綺麗です。

お湯に浸かると湯の花が沢山、硫黄の香りもして湯加減もちょうどいい。

広い林を眺めながら開放感に浸りとても贅沢な気分になりました。

小鳥のさえずりを聞きながら森林浴と温泉と両方楽しめます。

紅葉やイチョウの木もあったので、秋はきっと紅葉がとても綺麗なのでしょう。

聞いていた通りとても素敵な露天風呂でした。

古いホテルですが清掃は行き届いています。高台にあるのでお部屋からの眺めもいいです。桜島錦江湾そして空港も見えます。

 

ホテルの中には至る所に蔵書があり、ゆっくり読書出来るコーナーも設けられています。有名な絵画や短歌なども展示してあります。
落ち着いた静かなホテルなのでゆっくりと過ごす事ができます。

漫画も沢山あったので夫はDr.スランプアラレちゃんを見てましたよ。

本はフロントに届けると部屋に持っていってもOKです。

部屋ではテレビはつけず、本を見てました。

借りた雑誌は旅行人山荘を紹介した本でした。

なんと全国版で表紙を飾り何ページも特集されていました。

なんか嬉しいですよね。ここに泊まれた事が。


寝る前にホテルの大浴場に入り、朝起きたらまた大浴場に入りました。

男湯と女湯が入れ替わっていました。

どちらも露天風呂があり、景色も良く桜島が見えます。

大浴場の写真は撮れませんが、左の写真のような感じです。

夕食は前菜と刺し身の写真だけですが、他にも煮物、お鍋、揚げ物、吸い物、デザートなどありました。

私にはちょうどいい量で薄味で美味しいでした。

朝食はこの他にバイキングもあります。ヨーグルトや珈琲、柚子酢もありました。

 


接客も良く、フロントの方々も親切で感じ良かったです。

料金もリーズナブルです。

ホテルの駐車場から森の散歩道があり花房の滝が見られるようですが、天気が悪かったので行くのを断念しました。

帰りにはお土産にタオルとお茶と温泉卵を頂きました。

サービスが行き届きとてもいいお宿でした。

ryokojin.com

 

 

すみれ荘ファミリア レビュー 凪良ゆう著

すみれ荘の管理人和久井さんと住人4人の物語。

途中で読むの止めようかなと思ったのですが、後半面白くなってきました。

和久井さんは病弱で仕事につくことが難しく、アパートの管理人をしている。

住人のために食事も作っていてお人好しで優しい方。

アパートの住人の中で一番永く住んでいる青子さんは世話好きで優しい方かと思っていたら、とんでもない事を考えていました。

和久井さんの複雑な家庭環境とかも絡めなかなか面白い展開になっていきました。

本より抜粋

みな、それぞれなにかを抱えて生きている。それが透けて見える人もいれば、普段の態度からはけっして見えない人もいる。外見と内面の不一致。

誰しもそんな所はあると思う。100%出し切ってる人はなかなかいないでしょう。

青子さんは外見と内面が完全に不一致でした。

自分の内面を告白していくシーンは読み応えありました。

作家さんは最初から人物像考えて書いているのでしょうが、読ませますね。

後半になるにつけ面白い本でした。

 

丘の上の賢人 レビュー 原田マハ著

立ち寄った書店で目に留まった原田マハさんの旅屋おかえり「丘の上の賢人」

を手に取りめくってみた。

目に飛び込んできた最初の文章

どんなことより旅が好きだ。ひとり旅して、心ゆくまで楽しみたい。

決めたこの本を買おう!

以前読んだ旅屋おかえりがシリーズになった感じでした。

丘えりこさんが顧客から頼まれた旅を引き受け、代理で旅に行くお話しです。

今回は北海道小樽市がメインでした。

小樽の運河やレンガ倉庫、ガラスショップそして美味しいお寿司屋さんなど

10年以上前に行った小樽の風景が思い出され懐かしく読むことが出来ました。

主人公の丘えりさんが明るく温かい人なので心が温まります。

とても良いお話しでした。

 

巻末には原田マハさん自身の事も書かれていて、原田さんも大の旅好きのようです。

自称「フーテンのマハ」

旅の目的は美術館とグルメ。

六花亭のチョコも大好きのようです。

ふきのとうの絵が書かれているホワイトチョコの包み紙のエピソードも可愛い。

旅に行きヒントを得て小説に繋がる事もあるようです。

マハさんの小説は長編の深い話しの小説もありますが、旅屋おかえりシリーズは息抜きに読むとほっこりとしておすすめです。

 

pannsuki.hatenablog.jp

以前の旅屋おかえりは角館、ここは二十歳の時ひとり旅で行った所でした。

そして本を読み泣いたのでした。これも一年以上前になるのか月日が立つのは早いですね。

 

 

 

FP3級 3ヶ月で合格! シニア 60代の挑戦

今年の目標としていたfp3級合格しました。

テキストを読み、動画を見て大事な所をノートに書き写し記憶する。

そして問題を解く解く解くの繰り返し。

6分野と範囲が広く、なかなか覚えられなかったのですが繰り返すうちに記憶出来るようになってきました。

テスト前の模試ではほぼ満点取れるまで仕上げました。

当日は自信を持ってテストに望みましたが....

最初の問題からつまずきました。

えーこんな問題見たことない。◯☓どっちだ?とりあえず常識的に答えた。

よくわからない所が7問ほどあった。問題集はほぼ完璧に覚えたのだが、問題集の中から全て出される訳ではないので仕方ない。

6割以上で合格だから大丈夫だろう。

試験終了のボタンをクリックするとすぐ点数が出てくる。

60問中5問の間違いで55点クリア出来ました。

次は実技試験。

こちらは学科試験より簡単でした。

1問だけ自信がなかった。

結果はやはり20問中1問間違えて95点。こちらもクリア。

どちらも9割は取れました。合格です。やったね!

正式な発表は来月送られてくるようです。

 

試験が始まる前は早く勉強から開放されたいと思っていました。

いざ終わると2級の問題が気になりました。

ここで終わると今まで勉強してきたのが、無駄になるような気がしました。

頑張って覚えたのにきっと忘れてしまうのだろう。

64歳でも頭鍛えたらまだいけるではないか。

普段は物忘れしたり、言葉が出てこなかったりで嘆いていたがやれば出来ると実感した。

身体も頭も鍛えれば老化のスピードは遅くなるのではないでしょうか。

何もせずに嘆いてばかりではいけない。

ということで、来月麻雀講座の申し込みしました(笑)

試験が終わり家族に合格のラインしたらおめでとうメールが届きました。

そして私の誕生日も結婚記念日も忘れている夫がなんとケーキを買ってきてくれました。

桜咲く4月の出来事でした。

 

こちらの本のおかげです。

有り難うございました。

fp2級への挑戦??

 

お付き合い有り難うございました。