凡人記

初老が気付き等について垂れ流します

墨界さんのペン(その2)

水性ペン書道・墨界老師のクオリティの高さは安定してる。


硬笔书法,圆珠笔书写效果

 

さて、もう随分前の話だけれど、以前の記事で言及してたペンのレビューを備忘録として残す事に。
AliExpressで注文確定は12月11日。China Postで配達迄3週間って事だけど、年末進行でちょっと早まるだろ!年賀状の宛先・宛名書きには間に合うわい。

と思ってたけど25日を過ぎても到着はせず・・・
既に処理しきれなくなっているというのに、新たなペンを近場で何本か見繕って購入する羽目に。
購入したペンは失敗。結局、僕の贔屓にしてる<uni/style fit>0.5で賀状を書き上げたのだった。

注文したペンが届いたのは、3週間きっかりの12月31日・・・うーむ。
こういう所はしっかり管理されておるのだな、と評価する事にしておこう。

 

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届いたペン

 

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0.5青インクのオマケ付き

 

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試し書きしてみたけれど

 

さて、到着して直ぐに使ってみたのだけれど、葉書の宛名書きにボール径1mmは太過ぎか。
この線の太さだと、大封筒の宛名書きには丁度良いかもしれない。水性ペン書道に使う事が前提だと、最低でも1文字1.5cm角は必要だと思う。
そして何より紙を選ぶペンだ。兎に角、日本の優等生なペンと比べるとインクが半端なく出るので、乾くのに時間が掛かるし、滲むのである。半紙は試していないけれど、僕の使用用途にはちょっと合わなかった。

 

只、誤解無き様このペンについて言及しておくと、このペンの性能は素晴らしいの一言に尽きるのである。以下、良い点について記述。

【インク排出量が感動的に多い】
前述した様に、先ず「擦れ」といった症状とは無縁と思われる程にインクが出る。
説明が難しいのだけれど、僕の知っている日本製のペンでは味わえなかった感覚。
そんな訳で、文字に強弱を付けて書くには相当の修練が必要になるだろう。
ちょっと無愛想な外見だが、ドローイングにも非常に適しているペンだと思う。

【筆圧を掛けずに書ける(描ける)】
紙質に依るけれど、斜めに傾け(角度をつける)ても擦れずにインクが出るペンは、日本製では余りお目に掛かれ無いと思う。
∠30°は流石に厳しいが、∠45°は擦れ無く書けてしまうボール構造には驚きだ。
このペンは、力を入れず紙の上を這わすだけでも線が引けてしまう事も有り、「とめ」「跳ね」「払い」を表現するのは相応に練習が必要なのである。
兎に角インクが出ない!というストレスからは解放される事請け合いナリ。

【インクの色が濃い】
(手持ちのペンと比べ)くっきりとした黒さで、文字が引き締まって見えるのが良い。
レーザープリンタで印字される位の濃さと例えれば分かり易いか。
インクの量が多く、紙へ浸透するインク量のせいだけかもしれないケド。

今回はネットの書道家さんの情報を元に、ボール径1mmの物を選んでしまったのが失敗。
商品としては何の問題も無いので、次は同メーカーの0.5mmの物を試してみる事にしよう。


で、探しに探して、今使ってるのは理想にかなり近い物。

 

 

レビューでもかなり高評価を獲得しているので試した所、今後愛用するペンと相成った。
宛名書きを含め、1cm角程度の文字なら、今後このペン以外の選択肢は無いかも(※上記の太さの違うペンも試してみるけど)
筆圧の掛け具合で太さの強弱がしっかり付けられ、水性ペン書道以外にも最適。

少し気になるのはペン軸が細い所。そこは使う人の好みに調整の必要が有るかも。
後、2019年末のK社絡みのTOB株取引劇の影響か、このメーカーの商品自体が文具店でも置いていない事が多く、ネットで調達しなくちゃいけない。

在庫を切らさない様にしないとな。


1cmより小さい文字は<uni/style fit>の0.5一択かな。

uni製品は書き味が統一されているのが良いのだ。

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書き比べ。Juiceは筆圧を弱くすると擦れてしまう。



AirMoreでファイル転送

移動の際には音声データを聴く事が日常になっている僕にとって、MaciPhoneへのファイル転送も又、日常。
手前味噌ながら物持ちが良い僕は未だにiMac(2007late)をメイン母艦に、音声通話に至ってはiPhone4(2010購入)を利用していたりする。

流石にiPhone4でのブラウズは難有りの為、net全般用にiPhone5sを導入。

けれど困った事に母艦のiTunesは5sに非対応で、MacBookAir(2011)とのAirDropも何か上手く行かない。いちいちケーブル接続してiPhone同期は面倒な事この上ない。
そんな訳で、iPhoneの動画DLアプリで動画保存しつつ運用してたんだけど、使い勝手の良いアプリが見つかったので備忘録として纏めてみる。
VideoCropでの音声保存からスムースに転送作業に移れるので何とも楽ちんナリ。

【アプリケーション名】
AirMore
【良い点】
iPhoneだけにインストールすれば良い ※PC側はブラウザで表示し操作する
・ケーブル接続不要
・バックグラウンド再生が可能
・任意のファイルのみ転送可能
・様々なファイル形式に対応
・無料(登録でのクラウドサービス有り)

【ちょっと不便な点】
・バックグラウンド再生を途中切断すると、最初から再生の必要有り

不便な点も、再生中断時間を覚えていれば良いので別段不満は無い。
特筆すべきは、wi-fiさえ利用出来る環境なら、PC側は相当な旧機種でも利用可能な点。
iPhone4ではアプリは起動不可だったが、iPhoneの相当な旧機種でも利用可能と思われる。
iPhone5s以降は確実に使える筈。


では以下、音声ファイルの転送の例。
※<iMac"17inch(2007late/OS X10.6.8)>+<iPhone5s(iOS12.4.3)>の環境での利用
Mac版だけれどWindows版もほぼ同じ操作と思う。

1.iPhoneにAirMoreをインストール

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iPhoneにAirMoreをインストール

2.表示されたアドレスをPCのブラウザに入力後、iPhone側で<スキャンして接続する>をタップ

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AirMore起動画面

 

3.PCのブラウザ画面に表示されたQRコードiPhoneで読み取る

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PCブラウザ側の表示

4.接続出来ると、PCのブラウザ上では画像の様な表示になる

5.今回は音声ファイルなので「ファイル」をクリック

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iPhoneが接続、認識された表示画面


6.任意のファイルをドラッグ&ドロップ

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赤枠内にファイルをドラッグ&ドロップ


7.データが自動的にiPhoneへ転送される

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自動的にファイル転送される


8.転送完了後、iPhone側ではデータは「その他」に格納されている

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転送完了ファイルはiPhone側では【その他】に格納される



9.ファイルをタップ

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その他→ファイルをタップし、転送されたファイルを確認



10.「Other」をタップ

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Otherに格納されたファイルを確認する


11.ファイルが見つかれば転送は成功

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ファイルが有れば転送は完了している


12.再生中画像

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再生画面。このままバックグラウンド再生も可能。

Office関連書類やPDFも表示可能なので、外出先でクラウドストレージに接続せずとも良いのは通信料が掛からず良い。
今の所、僕には必要無いのでスマホ間の転送等は試して無いけれど、ブラウザ画面上の「?」をクリックすれば利用方法を確認する事が出来るのだろう。

※今回のデータ転送記事でお世話になったYouTubeチャンネル
チャンネル内動画は全て削除されてしまった模様…残念

墨界さんのペン

ここの所、僕は文字を書く事に執心している。

少しの時間であっても、丁寧に文字を書く事に取り憑かれているのだ。

それは、とある衝撃的な動画を観た事が切っ掛けだったのだが。

 

いつもの通りYouTubeのホーム画面を表示させると、如何にも僕の興味をくすぐるサムネイルが目に留まった。

赤文字で文字を書いている、何の変哲も無い動画、の筈だった。

www.youtube.com

 

「いや、ペンでこれはやばいだろ!」と、ちょっと引く位に上手いなってのが初見での感想。

墨界さんの他の動画も漁りまくり、彼女(恐らく)の根本が書道に或るのを知る。

と言うか、人間って極めればここ迄出来るのね。

 

って事で、こうなるとやはり気になるのは動画で使用しているペンだ。

動画でも「どんなペンを使っているの?」といったコメントが散見される。

気になるコメントを翻訳しつつ、Googleを駆使して調べていくと、恐らくボール径1mmの水性ペンだろうという結論に至る。

又、紙の下には軟質マットを敷いて書かなければ「跳ね」「はらい」が、ああ迄表現出来ないらしい。

DAISOにて軟質マット(硬筆用下敷き)を購入し、イオンの文具売場にて試せるペンを片っ端から使ってみる。が、今一つ動画での書き味を再現出来る物は見付からない。

 

帰宅後、昔、収集癖があった頃に買い集めた20種類程のペンで試してみる。

うむ、マットを敷くと格段に書き易くなり、「跳ね」「はらい」「止め」が細いペンでも表現出来る。これには少しばかり驚いた。このマットは手放せなくなりそう。と同時に、書く事に想いが込められる事を確信したり。

 

試した結果、唯一「Pentel K105-M8/Hybrid」という日本の伝統色シリーズが近い書き味。けれど残念な事に、この品番では黒青赤といった一般的な色味は替芯すら用意されていない。

墨界さんは台湾の人の様である。正常に考えると、恐らく使っているのは中国製ではなかろうか。その線で更に調べ上げた結果、幾つかの動画で使っているペンと思しき物を突き止めた。

 

晨光AGP13604

https://item.jd.com/1132953.html

 

もう1つの候補(ボール径7mmだけれど)

https://item.jd.com/23319188574.html

 

多分、これで間違い無いと思うのだけれど、アリババで纏まった数買わなくちゃならない。うーむ、使い切れるかが甚だ疑問。3色アソートパックが有れば即注文するんだけど。どちらにせよ今年中には注文する方向で検討するナリ。

 

自分で何度も何度も文字を書道風に書いてみて解ったのだけれど、墨界さんの書く技術は相当高いレベルに達してる。紙に触れるか触れないかで線の細さを表現したかと思えば、「跳ね」はあくまで力強く。そっと力を抜いて「払い」を終わらせる等々、書道での表現を完璧に水性ペンで表現しているのは驚嘆するばかりだ。つまり、同じペンを用意しても多分同じ様には書けないだろう。

文字のバランスも実に美しく、「書く」よりも「描く」の域に達してる。

僕自身は字で文句を言われた事は一度も無いけれど、もっと高みを目指す様に精進しよう。

 

今回、ペンについてアレコレ調べる中で、評判の良いペンを見付けたので紹介。

クレタケZIG Clean Color series

筆の様に書け(描け)るペン先とドット用のフェルトペン先の物が有る。

呉竹 筆ペン ZIG クリーンカラーリアルブラッシュ80色セット RB-6000AT/80V

呉竹 筆ペン ZIG クリーンカラーリアルブラッシュ80色セット RB-6000AT/80V

 

 ・OHTO(オート)ふでボールカラー/1.5

日本の文房具っぽくない垢抜けた印象。

 

【オート】ふでボール カラー 1.5 7P

【オート】ふでボール カラー 1.5 7P

 

OHTOというメーカーを恥ずかしながら初めて知ったのだけれど、このメーカーの文房具は日本の糞ダサいデザインのペンとは一線を画しており、かっちょ良い。

さて、年賀状に備えて文字の練習でもしようか。

VideoCropはとても便利

僕は動画を観るから聴くへシフトさせている。

朗読や人生相談等を好んでいるという事も有るけれど、技術的な物で無い限り音声だけで十分事足りてる(体感で7割、音声のみで問題無い)。

ラジオを聴く感覚に近いだろうか。

ワイヤレスイヤホンを装着し、画面に向かわない時間を作業や家事に廻せるのは非常に価値的だ。

 

ただ短い動画だと、終了する度に一々Mac前に移動しなきゃいけないのがとっても面倒だった。このVideoCropというアプリ(Win版も有り)を導入する迄は。

恐らく同様な機能を持ったアプリは多く有るのだろうけれど、操作方法が視覚的に分かり易い事と、シンプルな外観に惹かれて愛用している。

このアプリ無しの生活は考えられない程にガシガシ使っているのだ。

 

で、もう明日11/15迄なのだけど、無料DL出来る記事を紹介。

 

【価格comマガジン】「永久ライセンス/2PC」が3,680円のキャンペーンも実施!

【読者限定無料コード配布】動画ソフト「VideoProc」は録画/編集/変換が1本で完結

https://kakakumag.com/pc-smartphone/?id=14369&lid=mag_pc_top_feature_14369

video procが期間限定で無料DL可能

※ライセンスコード登録有効期限は2019年10月9日(水)~2019年11月15日(金)

【公式】VideoProc無料版をダウンロード|VideoProcを無料版ではじめる

 

記事自体は相当前に公開されていたのだけれど、交通事故の後遺症に悩まされてこのタイミングとなってしまった。

とてもお世話になっている事も有り、このアプリが如何に簡単に操作出来るかをレビューしてみようと思う。

※全てMac(OS10.6.8)版の画像だが、Windowsでも変わらないと思う。

 

【DL方法(動画+音声)】

①初期画面

※余り変更は必要無いと思うが、初期設定は画面右下「設定」より行っておく事

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初期画面

 

②DLしたい動画のアドレス登録

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ビデオ追加クリック

③動画アドレス貼付け(動画アドレスをコピーしておく)

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動画のアドレスをコピーし「貼付け&分析」をクリック

YouTube登録のアドレスを設定しておけば、自分のリストを反映出来る

 

④対象の動画ファイルを任意で選択

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任意の動画サイズを選択しDL出来る

フォーマットによりサイズが異なる。好きなフォーマットを選択し完了ボタン押下。

 

⑤対象のファイルが表示される

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四角の部分を押下し、DL開始

 

⑥DL完了

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DL完了するとチェックが入り、保存先が開く



【DL方法(音声のみ)】

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ファイルサイズの比較。音声ファイルはサイズが小さい。

動画が必要無い場合は音声ファイルだけ選んでDL可。1分1MB程度の換算。

音声品質によってはもっと大きさが小さい事もある。

 

【音声データの結合方法】

 

①DL済みの、短い複数の音声データを纏めて1つにする事も出来る

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短い音声ファイルを複数結合し、1つにする事も可能


初期画面に戻り、ビデオから音声ファイルを結合する。

 

②音声データは音楽扱い

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音声データの結合は「+音楽」より行う

③データの保存先を開き、結合したいデータを登録

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結合したいファイルを選択し登録

 

④ファイル読込み後の画面

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ファイル読込み画面で設定確認、ファイル名変更などが行える

ファイルの読込み画面。

各ファイルの並び替え、ファイル名変更、出力(書出し)するファイル形態の選択など可能。

MacならMP4A/AACで問題無し。結合にチェックが入っているか確認後、RUNボタン押下で結合開始。

結合完了すると保存先が開く。ファイル名変更している場合はそのファイル名で、変更していない場合は結合前の先頭のファイル名で確認出来る。

 

以上、僕が使っている方法の紹介。細かい設定については本アプリのページを参照の事。

 

最後に本アプリの残念な点も明記しておく。

本アプリでも動画編集は可能となっているが、動画の編集は非常にやり辛い。

この点はやや残念だが、それを補って余り有る完成度、安定感(未だ本アプリは落ちた事が1度も無い)。

 

保存したファイルはiPhoneに移動し、運動中などに聴ける様にしてる。

PC→iPhone間のファイル移動方法についても、又の機会に記事に纏めるつもり。
 

動画、観るから聴くへ

YouTubeに代表される動画サイトの動画は玉石混淆である。
日常での限られた時間を、無価値のつまらぬ動画で潰されるのは実に馬鹿馬鹿しい事だ。
僕は日々の生活では極力、動画を観る事をしなくなった。
目からの情報を必要としない動画を好む僕には、もう随分前から朗読など聴く情報(言葉)、で想像出来る事が重要になってる。
勿論、自分の製造の仕事に関係してたり、目からの情報が必要な動画を観る場合は例外だけれど。

聴く、という行為は受動的な行為なのだけれど実に頭を使う。
対象者が何故その言葉を選んで発したのか?とか、僕ならもっと違う言い回しをしたのではなかろうか?等々。
又、逆に、そんな単語が有ったんだ!とか、美しい日本語の使い方が有るものなのだな、といった既に初老となってるにも関わらず、学ぶ所も多い。
家事等、生活にまつわるアレやコレをしながらでも、wirelessイヤホンをしながら聴けるしね。
そうした意味では僕の生活の中の<動画を聴く>事はBGMと同じ位の重要な位置付けといった所か。

聴くものは色々。
テレフォン人生相談、日本や世界の名作文学や小説、(僕は全く信じちゃいないが)怪談、ネットラジオの録音等。

テレフォン人生相談、何人も投稿者の方が居られるが、YouTube動画のサムネールにありがちな、文字が画面一杯に貼付けられているのは下品極まりなくっていけない。僕のお薦めは

https://www.youtube.com/channel/UCH4H20rv1QSAYsSKY9kKHjA
サムネールが実に控えめで、いつの放送分か明記されてるのが助かる。
聴きながら、自分ならどの様な回答をするだろうか?と考える訳だけれど、回答者の先生の答えが違ったりするのは(むしろ違う事の方が多いんだけど)嬉しい瞬間だ。
自分に足りてない経験が、間接的だけれど頭の中に情報として流れ込んで来るのは楽しい。

・日本や海外文学の朗読
https://www.youtube.com/channel/UCVz9IA6NTfLyuh4qDKfrW8g
朗読カフェは何人もの朗読者の方が居られるけれど、僕のお薦めは朗読カフェ代表の喜多川拓郎さんの朗読。特に宮沢賢治作品のクオリティーの高さには驚かされる。

江戸川乱歩の作品、怪人20面相以外に馴染みは無かったのだけれど、朗読で聴いてその作家としての才能に舌を巻くばかりだ。「屋根裏の散歩者」「人間椅子」とかちょっとどっきりさせられる。
https://www.youtube.com/user/kabosum
日根敏晶さんは趣味でやっておられる方の様だけれど、声のトーンや発声速度は僕にぴったり。

こうして朗読作品を聴いていると、同じ小説なんかを別な方の朗読で聴く機会にも恵まれるのだけれど、不思議と語り手が替わると作品全体の雰囲気もガラっと変化するのは面白い。
自分の声に自信は無いが、僕も機会があればやってみようかしら?とも思ったり。

宣伝では無いけれど僕は以下のアプリケーションを利用し、音声だけダウンロードしてたりする。
直感的に利用出来て非常に使い勝手が良いナリ。
https://jp.videoproc.com/

僕の主食はキャベツである

僕の主食はキャベツである
副食として麺類や米を摂る事は有るには有るが。

通常主食という場合、日本人なら米と答える方が多いと思うけれど、僕は本来の言葉の意味通り主食=キャベツだと答える様にした(元々、肉類も苦手だし)。

それだけで、主食を摂らないと答えるより気分も楽に、且つストレスもぐっと減る事に気付いたからね。

主食を摂らないと答えると何だか奇異な目で見られるのも、単に価値観の相違だって事。

麺類は調理が簡単な事も有り、キャベツと合わせサラダの様にして食する事も多い。
米はというと、元々太りやすい体質の為、以前試したダイエット法で米飯を抜く事を覚えてからは常に無くても良いかと思ってる。
実際の所米は好きだし、美味過ぎるのもこれ迄止めにくい一因だったんだけど。


で、どれ位米を食べないかっていうと、2kg物を10ヶ月掛かってようやく消費する位。
これが凄い事なのかどうか良く分からんけど、2kgは米13合相当の量らしい。
僕は土鍋で2合ずつ炊き、3回に分けて食するので約20日分位の様で有る。
うむ、我ながらかなり少ない気がしますな。

ではキャベツを主食にしてどうなったかっていうと、劇的に体重は落ちた。
一日一食、且つキャベツが主食じゃ落ちない方が難しい訳で。
けれども不思議と一定以上の体重からは減らない。多分、身体が生存危機を感じ取ってセーブしてるんだろうけど、種の生存願望には驚かされるばかりである。
何故キャベツを主食に選んだのかは良く覚えてないけれど、効能に期待したんだろうと思う。
以下、効能について自分が感じられるものを挙げてみる。

抗酸化作用か風邪等の軽微な症状が無くなった
・目覚めが良くなった(一日三食も起因していると思う)
・お通じに絶大な効果有り(腸内環境の改善)
・咀嚼力の維持が出来ている(千切りの場合)
・献立に悩む事から解放された
・ドレッシングを変える事で毎日でも飽きずに食べられる(これは僕だけカモ)

デメリットは特には無し。キャベツが売切れていると他の物を食べなくちゃいけない位か。

で、キャベツをずっと買っていて気付いた事が有る。
同じ事を感じている人も居たけど、あくまで僕の個人的な感想って事で悪しからず。
それはイオンや地方のスーパーのキャベツより、COOPのキャベツが断然美味いって事。
常温保存でもCOOPのキャベツの方が良い状態が長続きするんだよね。
ん?長く保存出来るって事はそれだけ農薬をたっぷり与えられてるんじゃ無ぇの?

と考えた事も有るのだけれど、そんな事を差し引いてもこの美味しさには変えられないわーって感じ。

けれどこの僕自身のスタイルをお勧めする事は出来ないかな。
家族持ちにとっては難しいし、結構修行チックだからね。

一日一食

一日一食生活を始めて2年程経過した。
このキーワードで検索すると「ダイエット」「健康の為」といった記事が散見されるけれど、
僕は違った観点から食の事を考え、一日一食にアプローチした。

読む価値無しの記事に時間を奪われない為、先ず検索で引っ掛かって来た記事から取上げてみよう。
※但し自分の経験上での話なので参考程度に

・本当に痩せるのか?
→一食しか摂らないのだから基本、痩せるに決まってる。
・健康に良いの?
→実践する人による。概ね快調になるが、罹患中で有れば医師に相談する事。
・いつ食事すれば良いの?
→実践する人のライフスタイルに左右されるので、自分の好きな時に一食摂れば良い。
・どの位続ければ良いの?
→自分の事なので自分で決めれば良い(ちゅうか、人に聞く問題かね?って感じ)。
等々、大体はこんな所か。

 


一日一食や糖質制限は本当に体にいいんですか?一番の健康法は?高須クリニック高須幹弥が動画で解説

 

ここからは僕が一日一食に至った経緯についてを記述する。
興味無い人はそっと去って行って欲しい。
食事の回数といえば、恐らく皆一日三食という概念を刷り込まれている筈。
僕も実家住まいだった19迄は、母が作ってくれる事も有り3食生活だった。
その実、朝食を摂るとどことなく身体は重たい。昼食迄は間(ま)が空いてないし、って事でこの頃から薄々と「朝食は必要無いんじゃ無ぇか?」とは感じてた。

一人暮らしを始めてからは朝食は止メ。朝は珈琲のみで問題無く過ごし、2年前から昼食を他人(所謂、職場の人間)と摂る必要も無くなった為、一日一食に。
※厳密には昼の休憩時40g程のシリアルバーを食していたが
この頃、食生活の変化(時代による食事回数とか)について随分調べたナ。

この考えに至った経緯は、一日三食生活していると胃(内臓)は休む暇が無いんじゃねぇか?って疑問からだった。
消化には大きなエネルギーを必要とするし、消化→排便に掛かる時間も(摂取する物に因るが)24〜48時間必要。これだと3食生活では起床時間中はほぼ消化器官は働き続ける事となる。
10年、20年先の老後(既に初老だけど)の健康を考えた場合、身体の負担は抑える様に今から習慣付けとこう!というのが切っ掛けだった。
※僕の食事の内容は少し特異なので、別な記事で述べたいと思う

で、2年続けてみての感想。

<デメリット>特に無し(他人と昼食を摂らなければいけない場合は摂れば良い。厳密にそこを制限する必要性は感じない。毎日じゃ無い訳だし。)
デメリットでパートナーと一緒の時間が減るって記事を見掛けたが、そりゃアナタの匙加減で解決出来る事なのでは?と感じたが。

<メリット>
・免疫力が付く(僕に限ってだが、切り傷(包丁とかでの)の治りが早くなった感覚)
・短時間でも質の良い睡眠が取れると感じられる
・食事のメニューで悩む事が少なくなる
・味覚が鋭くなる
・↑と同時に、何を食しても(他人からみてド貧相な食事でも)美味に感じられる。
・寝覚めが良くなる
・(あくまで結果=副産物として)食費が抑えられる

といった所か。

 


絶食療法の科学

 

栄養バランスに気をつけていれば、僕には問題無かった。
後は続けられるかどうかって所だろうが、無理せず、続ける自信が無いならやらない方がマシ。
人によってはリバウンドも怖いのだから。
時には人とランチや夕食を共にする機会も有るだろうから、それは我慢せず良質な友好関係を築く方が大事である。
今日出来なかったから、翌日に食事量を調整するなんて馬鹿げた事を考えるのも不要。
より良い人生を選択する権利は各々有るので、どうぞお気楽に。ただ最初は間違い無くしんどい。
まぁ試して出来そうなら習慣化すれば良いんじゃねぇのって所だと思う。