PC audioの日記

PCを使ったaudioのブログです。

第8回 トランスポータPCの組立(OSのダイエット編)

このブログは自分の為の忘備録的な側面が強いので

人に見られているかは、あまり気にしていないのですが

アクセス解析を覗いてみると2~3日に一度くらいは誰かに見られていて

少々驚きました(笑)。

 

では、今回はトランスポータPCにて使用するOSの事になります。

 

以前の記事でも書きましたが使用するOSは「WindowsXPのSP3」。

理由は…

 

Windowsは古い方が本体も小さく動作が軽い。

・nLiteを使う事でコンポーネントを削除出来、更なる軽量化が可能。

・プレイヤソフトのfoobar2000がXP以降しか対応していない。

 

と言った感じですね。

 

出来るだけ小さく軽いOSを使うと言う事であれば

Linaxがベストな選択肢になるのですが

ディストリビューション(派生みたいなモノ)が沢山あり

マザーボード上の全てのデバイスと

外付オーディオUSB機器のドライバの存在を確認するのも面倒です。

 

また、XPは「nLite」と言うツールを使う事で

OS内のコンポーネントを極限まで削除する事が出来

非常にコンパクトなサイズにする事が可能なのも大きい理由となりますね。

 

そして、多機能で非常に扱い易い再生用プレイヤソフトの「foobar2000」が

XP以降でしか動かないのも理由の一つです。

 

さて、本題に入りましょう。

この記事では「nLite」を使って、どこまでXPを軽く出来るのかを記します。

以下の画像を御覧下さい。

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イキナリですが最終的な答えです。

この画像にある、たった5つのコンポーネントだけで

foobar2000で音楽再生可能となります(USBオーディオ機器が必要)。

 

OSのディスク上のサイズはページングファイルを無効にすると

何と500Mバイト以下。

Linaxには敵わないものの、これはカナリ小さく

しかも慣れ親しんだWinndows環境で操作が出来るので

私的には十分許容できる範囲です。

 

正に極限まで削ってあるので

LANもオンボードオーディオも機能しません。

どちらもマザーボードBIOSにてDisable(使用不能)に設定しておいて下さい。

でないとデバイスマネージャ上に「?」マークが出て

XPが認識しようと頑張ってしまいます。

 

また、ネットワークを使ってオーディオ環境を整えたい方は

どうぞ、他を当たって下さい。

それこそ星の数程の情報が有るはずです。

私は「PCオーディオの要はジッタの抑制にある」と言う信念を持っていますので

ネットワークオーディオには、まったく興味がありません。

と言うよりネットワークを通し

ワザワザ不安定要素を増やす事が理解出来ませんね。

 

閑話休題

 

XPもここまで機能を削ぐとバックグラウンド処理が大幅に減り

外付けのDACDDC等のUSBオーディオ機器を通してアンプに出してやるだけで

かなり良い音を鳴らしてくれます。

 

おっと、忘れる所でした。

USBオーディオ機器のドライバをインストールする時にエラーになる事がありますが

これはWindows側のインストーラが古い為なので

そんな時はマイクロソフトのホームページから

Windows インストーラー4.5」をダウンロードしインストールして下さい。

 

ではまた。

第7回 トランスポータPCの組立(ヒートシンク取付編)

私生活で色々あったり面倒臭かったりで怠けていましたが

チョットした問題が起きたので更新です。

 

このブログで組み立てているトランスポータPCのマザーボード(以下MB)は

intelのDN2800MTでCPUはオンボード

ヒートシンクは大型の物が取り付いているのですが

これがソコソコ熱くなるので前々から気になっていました。

何か良い解決案は無いものかとウェブ上を彷徨っていると

「CPUよりもチップセットの方が激しく発熱している上に何も対策されていない」

と言う非常に気になる記事を発見。

すぐに自分のPCケースを開き当該チプセットを人差し指で触ってみました。

↓の写真の赤丸で記したチップです。

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火傷しました(笑)。

触れた直後に熱さに気が付き、急いで近くの金属ラックに触って冷やしたのですが

2日間くらい人差し指の先がヒリヒリ…。

皆さんは、こういった迂闊な事をしない様に注意して下さい。

 

さて、とにかくこのチップが物凄い発熱をしている事は間違いないので

何か対策をしなければ…

と、言う事で秋葉原にて程よいサイズのヒートシンク

それを貼付ける為の熱伝導両面テープを買って参りましたので

取付けてみました。

↓PCの電源を切りチップ上に両面テープを貼り…

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ヒートシンクを載せて、軽く押し付け圧着。

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無事ヒートシンクは取付けられました。

PCの電源を入れ5分程度稼働させた後に

今度は慎重にヒートシンクに触れてみると順調に放熱は行われているようで

熱いですがずっと触ってはいられる程度です。

 

基板設計に携わっている知人に聞いた所によると

触れない程、ましてや軽く火傷する程度なら

大体60~70度くらいはあっただろうとの事。

 

それが触っていられる程度にはなった訳ですから

それなりの効果は出ているのでしょう。

 

何分、このMBは国内ではもう購入できない希少品。

大切に使ってゆきたいものです。

 

第6回 トランスポータPCの組立(ディスプレイドライバ構築編)

前回「妙なツール」を使いデフォルトで強行すれば

少しボケるけど一応フルHDで出力出来るドライバが出来上がる

と、書きましたが流石にいい加減過ぎると思いましたので

今回は画像を用意して解説致しますので前回の無礼は許して下さい。

 

「妙なツール」は「Intel® Embedded Media and Graphics Driver」と言い

以後EMGDと略して進めます。

 

とにかく前回のリンクからダウンロードして解凍しexeを実行しましょう。

すると↓の画面が出るはずです。

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「New Configuration」をクリックすると↓の画面が出ますので設定します。

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「Configuration File Name」は適当に入力すればOKです。

入力したら下の左の「Available Ports」の中の「HDMI-B/DP-P」を選択して

「>」を押し右の「Port Order」にエントリさせます。

これで「Finish」を押せますので押してコンフィグファイルの出来上がりです。

次は「New Package」を押しましょう。

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↓の画面が出るはずです。

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「Package File Name」も適当でOKです、その下の「Configurations」に

先ほど作ったコンフィグファイルが表示されているはずなので

チェックボックスにチェックを入れ

更に右の「Target OS」の「Microsoft WindowsXP」にもチェックを入れます。

これで「Finish」を押せますので押してパッケージファイルの出来上がりです。

次はいよいよドライバーの作成となる「Generate Installation」を押します。

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すると左の一覧の中の「installation」の下にZIPファイルが現れるので

これをドラッグしてEMGDのウィンドウの外へドロップしましょう。

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これでZIPで圧縮されたドライバーファイルの完成です。

解凍すると「EMGD_HEAD_Windows」というフォルダが出来上がり

中には↓のファイルがあります。

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「EMGD_HEAD_Windows」フォルダをトランスポータPCのデスクトップにコピーし

「Utilities」のフォルダに入り「Setup.exe」を実行して下さい。

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私の記述に間違いがなければ

ディスプレイドライバはインストールされ

再起動すると1920x1080のフルHDで少しボケて表示されるはずです。

インストール後は「EMGD_HEAD_Windows」フォルダを削除しても構いませんが

念の為にどこかにバックアップしておきましょう。

では御武運を。

第5回 トランスポータPCの組立(ディスプレイドライバ編)

第4回まででトランスポータPCのパーツの事やOSの事を説明してきましたが

今回はこのPCのMB(マザーボード)である

Intel® Desktop Board DN2800MT

をXPで運用する上での最大の鬼門。

ディスプレイドライバについて説明します。

 

率直に言いますとこのMBにはXP用のディスプレイドライバがありません。

製造元であるインテルのHPに

https://downloadcenter.intel.com/ja/download/21902/-Windows-XP-

↑の様なリンクはありますが

ダウンロードして実行しても「妙なツール」が起動するだけで

ディスプレイドライバはインストールされないのです。

 

ではどうするかと言うと先ほど書きました「妙なツール」を使って

自分でディスプレイドライバを作成するしかありません。

 

無いよりマシとは言え酷い対応な気はします。

 

そして私自身、何とかドライバを作る事が出来て

現在フルHD解像度でディスプレイへの出力に成功してはいますが

表示が少しボケていて、まるでアナログ出力している様な状態です。

きっと作成過程においてパラメータの入力を何か間違えているのでしょう。

 

ですがデバイスマネージャ上に問題は無く

ディスプレイドライバのプロパティでも正常に動作していると表示されますので

不具合は見た目が少しボケているだけと言えます。

 

そして肝心のドライバの作り方ですがこれは

https://downloadmirror.intel.com/21902/eng/EMGD_Configuration_Editor.pdf

に従って(英語ですが…)数値は一切入力せずに全てデフォルト値で強行すれば

私と同じ様な状態のドライバが出来上がるはずです。

 

前述の通りちょっとボケますが

トランスポータPCですから音さえ鳴れば問題ありません。

 

もし、設定すべきパラメータが判る方がいらしゃったら

是非とも教えて下さい(笑)。

残念ながら私のスキルではこの「妙なツール」の設定項目は

まったく理解できませんでした。

第4回 トランスポータPCの組立(OS準備編)

まずはこれをご覧下さい。

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私のトランスポータPCのシステムドライブのプロパティです。

OSによるC:ドライブの使用領域が800MBを切っていますね。

 

前回、パーツをケースに入れずに全て接続し動作確認をした訳ですが

今回はその状態のマシンに入れる為のOSについて説明したいと思います。

 

使うOSは「WindowsXP SP3」。

 

コンピュータに詳しい方なら御存知だとは思いますが

2015年の時点では既にXPはサポートを終了しており

余程重要な不具合でも見つからない限り

マイクロソフトは更新プログラムを提供しない事を宣言しています。

 

「こんな時代遅れで、セキュリティに不安のあるOSを使って大丈夫なのか?」

 

と、思われるかもしれませんが問題ありません。

何故なら、これから組み上げるトランスポータPCは

ネットにもLANにも繋げずスタンドアローンで使用するからです。

 

昨今、ネットワークオーディオで賑わっている様ですが

私は懐疑的に捉えています。

 

経験則と言うには3年と些か短い期間ではありますが

PCオーディオにおいて音質を左右する大きな原因の一つが

「ジッタ」であると確信しているからです。

 

ジッタについて説明を初めてしまうと中々終わりそうにないので

今回は割愛し、いずれ機会を改めて記したいと思います。

 

とにかく各パーツ間のデータ転送は出来る限り

ストレート且つダイレクトであるに越した事はありません。

なのでシステムドライブであるmSATASSDは勿論の事

データドライブであるSSDもMBに直接繋いだ物を使い

ネットもLANも使用しないのです。

ネットに繋げない訳ですからウィルスの侵入確立はかなり低くなり

故にサポートの切れたXPを使用しても問題が無いと言う事になります。

 

また、そのXPですが通常インストールの状態ですと

様々なバックグラウンドプロセスが動いているので

今回組み立てるトランスポータPCとは別のPCを使い

「nLite」と言うツールで、ありとあらゆるコンポーネントを削除し

OSとして動く最低線ギリギリの状態までダイエットします。

削除可能なコンポーネントについては

PC-ZERO nLite -コンポーネント-

を参考にして下さい。

 

*nLiteによるコンポーネントの削除とインストールディスクの作成は

前述のリンク等を参考に個人の責任の元、行いましょう。

 

インストールディスクが出来たら

念の為データドライブであるSSDを外し

USB接続の光ディスクドライブを使って

MB上のmSATA SSDにXPをインストールします。

私は以下の製品を使いました。

USB2.0用ポータブルDVDドライブ コンパクトモデル : DVSM-PC58U2V | BUFFALO バッファロー

 

前述のリンクに従ってダイエットされたXPをインストールした後

システムのプロパティ→詳細設定→パフォーマンス→詳細設定→仮想メモリにて

ページングファイルを「無し」の設定にし再起動すると

冒頭で書いた通りC:ドライブの使用サイズは800MBを切るはずです。

XPは音楽再生だけに特化させれば、ここまで小型化出来ます。 

 

また、OSインストール後にネットで「XP 不要サービス 停止」で検索し

「MSCONFIG」を使って停止出来そうなサービスを片っ端から止めましょう。

とにかくPCにWAVファイルの再生以外は

出来る限り何もさせない事が良い結果を産みます。

以下は私のトランスポータPCのタスクマネージャの状態です。

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私の知識ではここまでしか減らせませんでした。

もし詳しい方で「まだコレを停止出来るよ」と言った事がありましたら

是非とも教えて下さい。

第3回 トランスポータPCの組立(組立編)

前回、紹介したパーツの組立を説明します。

PC組立の基礎みたいな内容になりますが

オーディオ用に特化した部分等もありますので

お暇なら読んでみて下さい。

 

まずMBを適当な非電導体の上に置きましょう。

要するに電気を通さない物の上です。

また、非電導体であっても

絨毯の様な摩擦で静電気が起こりそうな場所は避けて下さい。

 

最初はMBにメモリーをセットします。

MBと言うのはCPUとメモリーだけは差さっていないと動いてくれません。

このMBはCPUがオンボード(基板に直接付いている事)なので

とにかくメモリを取り付けると言う訳です。

盤面に対して平行にメモリモジュールをセットするタイプのソケットには

斜めに差し込んだ時に、あまり抵抗無く入る角度がありますので

それを探りながら深くシッカリと差し込み

その後に上から押さえつけクリップがカチっとハマった事を確認します。

また、このMBはメモリ1枚差しの場合、下側のソケットじゃないと

作動してくれない様です。

 

メモリがセットできたら、このMBに適合する19VのACアダプタを用意して繋げます。

私の場合は過去に購入したノートPCのものが適合したので、それを使いました。

第2回でファンレスATX電源を使っていると書きましたが

このMBは基本ACアダプタ駆動前提なので

少しアクロバティックな接続をしなければなりません。

なので、その部分に関しては機会を改めて解説致しますので

今回は素直にACアダプタを使ってゆく事にしましょう。

 

さて、ACアダプタが繋がったらディスプレイにも繋げて

MB上のフロントパネルヘッダーピン(MBの説明書で調べて下さい)の

POWER SWの2極をドライバの先等でショートさせ電源を入れます。

問題が無ければ何かしらの画面が映し出されるはずです。

何も映らない場合はトラブルが起こっていると言う事になりますが

様々な原因が考えられますので、対処法に関しては割愛します。

 

無事にMBが動いたらACアダプタとディスプレイを外し

念の為に、もう一度POWER SWピンをショートさせMBを完全放電させましょう。

 

次はSYSTEMドライブになるmSATASSDをMBに取り付けます。

mSATAスロット付きのMBには大抵MB側に最初からネジがはまっていますので

そのネジを外しSSDを差し込んだら再び外したネジで固定すればOKです。

 

次はDATAドライブになるSSDSATAケーブルを使ってMBに接続します。

ケーブルはオーディオ用のPCなのでシールドのしっかりした物を使いましょう。

私は以下の物を使いました。

Amazon.co.jp: ミヨシ 6Gbps対応SATA3.0/2.0対応3重シールドSATAケーブル 30cm L型コネクタ イエロ- JST-3L03/YL: パソコン・周辺機器

また、このMBはACアダプタ駆動前提の製品である為

MB上にSATAの電源出力ポートが一つ装備されていますので

そこからMB付属の電源ケーブルを使ってSSDへ給電します。

少し頼りない物でしたがデータケーブルは三重シールドされているので

気にしない事に(笑)。

 

さてさて、これでトランスポートPCを構成するパーツの殆どを

MBにセット出来た事になります。

 

再びACアダプタを差し込み、ディスプレイに繋げて電源をONにしてBIOS画面から

取り付けたメモリ、SYSTEM用のmSATASSD、DATA用のSSDが認識されているか

確認して下さい。

BIOSの立ち上げ方はMBの説明書を読みましょう。

 

では、今回はここまでとします。

MBをケースにセットしないのは何かトラブルが起きた時に

すぐにMB上のジャンパピンの確認や、パーツ交換が容易だからです。

第2回 トランスポータPCの組立(パーツ編)

 

今回は私が実際に組み上げて使用している

トランスポータPCのハード的な解説です。

各パーツを選んだ理由等を記したいと思います。

 

テーマは「とにかく機械的駆動部分を一切入れない」です。

 

筆者のトランスポータPCのパーツ構成

MB(マザーボード) :intel        DN2800MT
MEM(メモリ)      :Transcend    DDR3 1066MH 4Gx1(SO-DIM)
SYSTEMドライブ   :Transcend    TS32GMSA370(mSATA SSD 32GB)
DATAドライブ     :Crucial      M4(SSD 256G)
電源             :SUPER FLOWER SF-500P14FG(500W 80+Platinum)
ケース           :ANTEC        NSK2480

 

・MB(マザーボード)

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インテルの「DN2800MT」です。

本来はディスプレイ一体型のPCや

VESAマウント規格のケースに入れる為のMBの様で

BIOSに詳細なディスプレイ設定項目があります。

さて、このMBを選択した理由ですが

まずCPUがオンボード(最初からMB上に搭載されている)で

AtomのN2800と言うTDP(平たく言えば消費電力)が

たったの6.5wしかないモデルだからです。

なのでこのCPUは物凄く非力で電力も使わないので

冷却用のファンも必要ありません。

ですが音声フォーマットの中で最も単純な構造のWAVファイルの再生でしたら

何の問題もなくこなしてくれます。

またこのMBの規格がmini-itxと言う、かなり小型なサイズであるのも重要です。

回路と言うのは小さくすればするほど効率が上がり省電力になる傾向があります。

高効率、省電力と言う事はノイズも少なくなる訳です。

残念ながらこのMBは現在(2015年)国内では購入できません。

私はアメリカから取り寄せました。

大体10000円~15000円くらいで個人輸入できるでしょう。

 

・メモリ

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トランセンドSO-DIMM 1066MHz DDR3 4Gを1枚です。

前述のMBは32bit専用なのでメモリの最大容量は4Gとなり

それ以上大きくてもアクセスのしようがありませんから無駄になります。

XPで運用するつもりなので十分な容量でしょう。

申し訳ありませんが商品の型番は失念している上に

同じ商品の写真を見つける事も出来なかったので

画像は似た物を貼り付けました。

私の持っている商品には「4G 2Rx8DDR3 1066」と記載されています。

 

・SYSTEMドライブ(Cドライブ)

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トランセンドの「TS32GMSA370」です。

mSATA規格のSSDで容量は32Gバイトになります。

mSATAなのでMB上に直接取り付ける事が出来て非常に高速です。

前述したようにXPで運用するので容量も必要十分になります。

 

 ・DATAドライブ(Dドライブ)

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ルーシャルのSSD「M4シリーズ」で容量256Gバイトのものです。

この中にCDからリッピングしたWAVファイルを収納します。

別にSSDなら、この製品でなくても構いません。

容量も御自分のライブラリの大きさに合わせて下さい。

 

・電源

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スーパーフラワーの「SF-500P14FG」です。

出力は500Wでグレードは80+Platinumとなります。

グレードについては80 PLUS - Wikipediaを参照して下さい。

私がトランスポータPCを組もうと思った時に

ファンレスATX電源の選択肢がこれしかなかったので

必然的にこの製品を購入する事になりました。

2015年の時点ではファンレスATX電源は幾つか 存在する様です。

 

・ケース

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アンテックの「NSK2480」です。

選んだ理由は横置きで幅がオーディオ機器と同じで

容積が十分にありMB、電源、ストレージ(ドライブ)を

距離を離して設置できるのでこの製品にしました。

また、買ってから気がついたのですが

前述の各パーツの設置場所が鉄板で仕切られており

御互いが出すノイズの影響を受けにくい構造になっています。

これは個人的に非常に評価できる点です。

残念ながら2015年の時点では生産が終了しています。

 

さて、今回はパーツの紹介を持って終わりです。

次回は各パーツの組立を解説したいと思います。