「エンドレス 繰り返される悪夢」感想
交通事故が発生した一日を何度も繰り返しながら、真実に迫るタイムループ・ミステリー。
ファンタジア国際映画祭というよく知らない映画祭で賞を受賞した作品で、2017年の韓国映画。
【良かったところ】
・テンポが良くて最後までドキドキしながら観れる。
・登場人物があまり多くなくて話がわかりやすい。
・ハッピーエンド。
【ダメなところ】
・流血シーンがリアルすぎる。
【感想】
「女教師」に引き続いての韓国映画。で、やっぱり面白かったです。
とにかくストーリーがわかりやすいのが良いですね。
タイムループ系のストーリーは話がごちゃごちゃしがちですが、この映画はすんなり理解できました。
そして、ラストにうるっとくる展開で、「映画って本来こういうものだよねえ」としみじみ感じた作品でした。
ちなみに、タイムループを扱った小説として恒川光太郎の「秋の牢獄」も好きです。
あ、思い出しましたが、以前ＷＯＷＯＷでみた「タイム･ループ」という映画は救いようのないほど酷い内容でした（笑）
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「禁断のエチュード マルグリットとジュリアン」感想
兄と妹の禁断の恋を描いた悲劇のドラマ。
2015年カンヌ国際映画祭パルム・ドール（最高賞）ノミネート作品。2015年のフランス映画。
【良かったところ】
・絵画的な美しい映像。
・役者の安定した演技力。
・お金がかかっていそうなセットや衣装。
【ダメなところ】
・兄と妹が互いに惹かれ合う理由ががはっきりしない。
・救いがなさ過ぎる展開。
・ １６、７世紀頃を舞台としていると思われるのに、なぜか唐突に登場するヘリコプター。
・マネキンチャレンジみたいな変な演出。
【感想】
普通に面白かったのですが、特に感動する場面はなかったです。
私としては、兄と妹が恋愛感情を抱くようになった経緯をもうちょっと丁寧に描いてほしかったです。
お互いにスキスキ言っているだけでは感情移入できません。
悲劇的な展開が続くだけに、最後はハッピーエンドを期待しましたが・・・。
悲劇的なドラマが好きな人にはお勧めですが、この作品は、ハードな近親相姦ものなので、苦手な人は注意が必要です。
「愛の断片」感想
苦悩する作曲家と性に奔放な女性の不倫関係を描いたエロティックドラマ。
プエルトリコ・コロンビア合作。２０１６年の映画。
【良かったところ】
・主演女優のナイスバディ。
【ダメなところ】
・主役の女性が不倫に走る理由がよくわからない。
・恋愛ドラマなのにストーリー性がない。
・登場人物のキャリアや家族関係など、物語のバックグラウンドとなる重要な情報が圧倒的に不足している。
【感想】
単純にストーリーがよくわからなかったです。
不倫ドラマとしては全体的に淡白で深みがなく、しつこいくらいに織り込まれるセックスシーンが安物のポルノ映画を見せられているようで不快でした。
主役の女性が不倫相手の男性に対して自分の男性遍歴を語るところが面白い（？）のかも知れませんが、私には理解できませんでした。
一言でいうと、「中年男女の揉め事とセックスを無理やり見せつけられている」、そんな印象の映画でした。
「女教師 〜シークレット・レッスン〜」感想
一人の男子生徒をめぐる二人の女教師の愛憎劇。
【良かったところ】
・嫌な性格の人間の描き方が秀逸。
・倍返しの「カタルシス」が味わえるので、ストレス解消になる。
・役者の演技がしっかりしていて安心感がある。
・主演女優の美人さ加減が絶妙。
【ダメなところ】
・恋敵役の女教師のキャラクターがいまひとつはっきりせずモヤモヤする。
【感想】
普段、韓国の映画はあまり観ませんが、この映画は面白かったです。
予想を裏切る展開が何度も用意されていて、視聴者を最後まで飽きさせません。
ドロドロの恋愛ドラマですが、過剰な演出や感情表現はなく、すんなり物語の世界に入り込めました。
映画にしても小説にしても、とにかくストーリーがわかりやすいことが第一だと再認識した映画でした。
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