元大学職員のスピーチ

元大学職員。PR会社に転職しました。//大学職員の仕事、大学職員論、大学教育に関する話題はこちらに書きます。//noteでは、広報PR、働き方などを発信中。https://note.com/mariehoshino

今後の発信は、noteに移行します

タイトルの通り、今後の発信はnoteに統一します。

 

IPアドレスのこととかあったけど、個人的にデザインとか機能とかが好きなので、2つ運用していたはてなブログのコンテンツを全てnoteに移行する予定です。

 

もしよろしければ、ぜひnoteをご覧ください。

note.com/ichika674128

よろしくお願いいたします。

大学業界の嫌いなところ

すごく久しぶりの更新です。

元大学職員で、元PR会社に勤め、7月から新しい職場で働き始めた私ですが、ふと思いついたので「元大学職員から見た大学業界の嫌いなところ」という炎上しそうなテーマで書きたいと思います。

 

大学職員サイコー!みたいなブログしか見ないけど、合わない人には合わない業界です(まあそれはどの仕事も一緒か)。特に無駄が嫌いとか、面倒なことが嫌いな合理的な人には合わないんじゃないかな、と思います。

これから書くことは、一つの大学にしか勤めていない一個人の感想なので、全ての大学に当てはまるわけじゃないです。その点をご了承いただけますと幸いです。

 

大学業界の嫌いなところ 

①「イノベーション、教育業界の変革が必要」と言い続けて早何十年なところ

大学にもイノベーションが必要、変革が必要と言い続けて時間が経っている印象があります。良くも悪くも、大学は急激な変化ができないように法律やらなんやらで整えられています。行政も大学業界も、教育にイノベーションをと言いながら、あまり変われていない現状があります。大学職員として変えたくても、組織が大きすぎたり、しがらみがありすぎたり、法律が邪魔すぎたりして、変えられないことが結構あったりします。

 

②地味にストレスを抱えている若手が多いところ

ある一定の世代の大学職員は、今のような高倍率をくぐり抜けてきたわけではありません。だから、社会人としてどうなの?という人もわりと存在していたりします。

もちろん、高い志を持っていて、勉強を続けていて、知識がたくさんあって、とても尊敬できる方も一部いらっしゃいます。ただ、ガッチリ年功序列の組織なので、上記のような社会人としてなっていない上司の元で働くことになると、例えばひたすらファイリングで22時まで残業になるといったような意味を見出しづらい仕事をやらされたりするなど、仕事が非常にしづらく、ストレスを抱えることになります。

また、教員や学生とのコミュニケーションの中でストレスを抱えることもあったり、なかなか進捗しない仕事や、無駄の多い承認フローやコミュニケーションにストレスを抱えることもあります。私が勤めていた当時(約2年前)、勉強会などで知り合った方や友人の若手大学職員などでストレスを抱えている方が3人に1人はいたと思います。

 

③ゼネラリスト育成なキャリア形成であるところ

これも良し悪しではあるのですが、ここまで2〜3年でそれまでの経験と無関係な部署に異動させる組織もなかなか珍しいと思います。この仕事楽しい、この仕事向いてるかもと思っても、それを深掘りできるようなキャリアは築きづらい業界です。

 

④紙文化、ハンコ文化

最近ペーパーレスを推進している大学も増えてきていますが、前職では紙の会議資料をスキャンして、PDF化してペーパーレスと言っているようなデジタル迷子も結構いました。ペーパーレスとは…と思うこともしばしば。

あと、ハンコ文化は根強いです。電子決済を導入したいと考えている職員の方もかなりいらっしゃるとは思いますが、実現できている大学は少ないと思います。

 

⑤大学職員のあるべき姿について、ずっと議論していて堂々巡りなところ

「大学めっちゃいい!!転職方法はこちら!!」みたいなブログやTwitter、サイトが何ヶ月かに一度湧きます。それに対して、実態はこうでああで、こういうサイトに書いてあることは間違いだ!!みたいな議論が何ヶ月かに一度、定期的に起こります。

いろいろな方のお話を伺っていると、「大学職員のあるべき論」ってもう何年も前から繰り返されている話だそうで。議論が先に進まなくて、同じところを堂々巡りしているのが、時間もったいないなあと思ったりします。

 

⑥勉強会に参加して満足しちゃう人が比較的多いところ

こういう人が結構多いです。大学側も、勉強会にどれだけ参加したかというところだけ評価して、じゃあそこで身につけたことをどうアウトプットしたかということは見ない傾向にあると思います。

あと、勉強会に行くと「勉強会マスターおじさん」とか「勉強会に出たり、勉強会で顔がきくことがステータスおじさん」「勉強会で登壇することがステータスおじさん」がいて、新人に大きい顔をしてくることがあります。そういう人がいるから若手が勉強会に定着しないんだっていうことに、早く気づいて欲しいです。

 

⑦大学で学んだことを軽視しすぎ

これは世の中に対しての問題提起ですが、いまだに大学で学ぶことを軽視している社会を牛耳っているおじさんたちに、今の大学生は程度の差はあれど、本当によく勉強していると何とか理解させたいです。おじさんたちが大学生だった頃とは時代が違います。

大学で学んだことなんて役に立たないといっているそこのあなた。それはあなたが大学での経験を活用できていないだけだと思います。そりゃ文学の知識とかは直接役立たないかもしれないけれど、研究するためのリサーチ能力とか統計の見方とか、文献の読み方といったようなリテラシーは、私自身、現職で非常に役立っていると感じています。

 

色々書きましたが、このコロナが一つの転機になって、世の中が少しでも良い方向に変わるといい、かつて勤めていた大学業界もより良い方向に変わっていくといいのになと思います。

2020年の目標【修正版】

ここ数年、毎年その年の目標を立てて、年末に振り返るという習慣を続けている。

目標を立てなくても生きていけるけど、この人生には限りがあると切に思うから、毎日を悔いなく生ききりたい。だから、目標を立てるようにしている。

 

今年も目標を立て、1月にブログにもしたけど、色々あって転職活動中のため、目標を修正することにした。

 

【プライベート編】

①家事をなるべく効率的に、時短でやる

②娘と沢山遊ぶ、抱っこする

③ブログを整理する

④本を年間48冊読む

⑤間食を1日1回に抑える

⑥胃と大腸の健診受ける

モーニング娘。ファンクラブに入る

⑧推しの魅力を発信する

 

【キャリア編】

①簡潔に、ストーリー性があって面白いリリースを短時間で書けるようになる

②メディアとのつながりを強化する

③納得のいく転職をする

④担当企業様から、私が担当についてくれてよかったと思ってもらえるようになる

⑤文章を書く仕事に手をつける

 

 

今年もマイペースに頑張ろう。

ブログのタイトル変えました。

これまで「星野マリエのスピーチ」としていたこのブログ、タイトルを変えました。

 

「元大学職員のスピーチ」として、大学職員の仕事、大学職員の働き方、大学教育など、前職の話題を思いついて書くときは、こちらにまとめるようにしたいと思います。

 

noteもやってます。

note.com

noteでは、広報PRの仕事に関連する話題、働き方全般について書こうと思っています。

 

もう一つやっている育児ブログは現行のままでやるつもりです。

photon284.hatenablog.com

 

少しずつ記事も移行したり、整理したりしていきますので、今後ともよろしくお願いいたします。

 

2019年の振り返り

今年もあとわずか。早いような、相応の時間が流れたような、振り返る時はいつも不思議な気持ちになる。

 

毎年やっているのだけど、今年も振り返りをしたいと思う。

 

2019年の目標
<キャリア編>

仕事と生活の良いリズムを見つける
復帰した部署で、ルーティンだけでなく、必要な改善や業務見直し(その仕事を止める等)、新規案件に1つ以上携わる
CDA の資格を取る
何かしら文章を書く仕事をする
月2本以上ブログを更新する

キャリア編は、そもそもキャリアの大きな舵取りをしたので、目標自体が無効になったものもある。

 

達成率は75%というところか。復帰した部署で〜という目標は、転職をしてしまって無効になった。大学職員を続けていたら、CDAを取ろうと思っていたけど、これはしばらく止めることにした。今はPRの仕事が面白いし、力をつければいずれフリーでも仕事ができることが見えてきたので、とにかく目の前のことを頑張ろうと思っている。

 

仕事と生活の良いリズムは、家事を適当にやると決めているので達成している。文章を書く仕事をするという目標は、今プレスリリースなどを日々かなり書いているので、達成できた。ブログも毎月2〜4本書いているので、達成できている。

 

 

<生活編>

本を月1冊以上読む→年間12冊以上読む
娘と動物園に行く
写真を沢山撮る
snapmartなどの写真アプリを使いこなす
娘との時間を大事に過ごす、沢山一緒に遊んで抱っこする
娘と何か花を育てる
娘と公園で遊ぶ
娘のこれまでの成長をまとめた写真アルバムを作る

生活編については、達成率71%。

写真を撮ること、写真アプリに関する目標が全然達成できなかった。娘との時間を大切にしながらカメラもいじろうと思っていたけど、娘と遊ぶことに集中してしまってカメラをいじることを忘れていた。

 

せっかく写真の撮り方を勉強したのに、半分くらい忘れていると思う。

 

読書の目標については、読書メーターによると、この一年で本を31冊読めたようだ。社会人になってからの方が気楽にいろんな本を読めている気がする。

f:id:photon28:20191223184939j:image

 

娘とは上野動物園千葉市動物公園に行ったし、ノースポールを育てたし、公園でブランコやら滑り台でたくさん遊んだし、これでもかというほど毎日抱っこして、ほっぺにチューして、ハグして、ほっぺをぷにぷにしてきた。

 

フルタイムで働いているけど、家事はもう全部適当にしかやっていないので、娘と向き合う時間は誰よりも作っていたと思う。

 

私は娘が大好きだから、来年からも娘とたくさん遊んで触れ合いたいし、成長を見守って、味方でいてあげたいなと思う。

 

今年は人生の転機だったような気がする。

まだ四半世紀とちょっとしか生きてない(いや、四半世紀も?)けど、働く環境を変えて良かったと思っている。

 

来年の目標は冬休みに考えようと思う。

終わりどころが分からなくなってきたので、この辺で終わりにしたいと思う。

広報PRの仕事に向いている人

広報畑の仕事を丸6年やってきて思う、広報PRの仕事に向いている人はこんな感じ。

 

広報PRの仕事に向いている人

  • 好奇心旺盛な人
  • 物事を突き詰めて考えられる人
  • 粘り強い人、諦めの悪い人
  • 何にでもすぐ愛着の湧いてしまう人
  • 何にでもすぐ影響されてしまう人
  • 新しいもの好き、トレンドに敏感
  • きちんと文脈を読み取ったコミュニケーションをとれる人
  • 迅速に仕事ができる人
  • 色んな立場の人の気持ちや視点を慮れて、バランス感覚のある人
  • 会社目線ではなくて、世の中目線、一般人目線が持てる人
  • 常識のある人

 

広報PRの仕事に向いていない人

  • マメな連絡が苦手な人
  • 迅速に仕事ができない人
  • こだわりの強い人、マイルールの強い人
  • 世の中目線に疎い人
  • テレビ、雑誌、新聞を見るのが嫌いな人
  • 諦めの早い人

 

広報PRの仕事をやる上で、トレンドや情報に敏感であることはすごく大事だと思う。あと、よく花形の仕事と思われているけど、広報PRの仕事ってすごく地道で粘り強くやらなければならないことが沢山ある。そういう仕事を嫌がらずに、面白がれる人が向いているんじゃないかなあと思う。

プレスリリースはキャッチーなタイトルが大事

プレスリリースを書くとき、5W1Hが大事ってよく言われるけど、それと同じくらいタイトルの「キャッチーさ」も大事だと思う。

 

私もよくやりがちなのだけど、タイトルにあれもこれも詰め込みすぎて情報過多になったり、事実をきちんと伝えようとしすぎてクソ真面目な文面になったりしがちだ。

 

でも、それだとメディアの人にそもそも見てもらえないかもしれない。

 

新聞や週刊誌のタイトルを見てみると、分かる。

特に新聞のタイトルは、使える文字量が決まっている中でいかに要点をキャッチーに伝えられるかが鍵なので、非常に参考になる。

 

リリースのタイトルはその要点を、キャッチーに。

これが鍵だ。

 

たとえば、こんな感じ。

なかなかプレスリリースが書きにくい、大学の研究系ネタを想定してみた。

"●●研究室が最新研究「酵素abcd」を発表しました"

"うんこが人類を救う?!新たな治療薬の開発に貢献

ミーアキャットのフンから酵素abcdを発見

免疫を高め、○○を促す "

 

事実を述べることも大事だけど、将来展望やその物事の特徴を少し面白おかしく書くことも大事。

 

新聞の見出しも、結構トンチとか駄洒落で書いているものも多い。

 

 

キャッチーなタイトルのリリースって意外と少ないので、これができるようになるだけでもかなり同業他社と差別化できると思う。

 

今日のところは以上です。