私の飼っている犬について

かわいい。ものすごくかわいいんだ。

マルチーズとトイプードルのミックスで、今度4歳になる女の子。

さらふわな毛並みで、人懐っこく、甘えん坊。

たまにいたずらすることもあるけど、かわいいから許しちゃう。いや、しつけだからちゃんと叱るけれど。

りんごやトマト、小松菜にみかん、ブロッコリーだっていちごだって好きだ。

玉ねぎやネギには中毒があって怖いからうちでは食べないけど、万が一に備えて専用の包丁を用意している。

おもちゃや服も、喜ぶ姿を見たくて、かわいいものを見つけてはついつい飼ってしまう。

いつまでも一緒にいれたらいいなと思う。小型犬の平均寿命を超えて、健康に長生きしてほしい。

でも、長生きはできないだろうと覚悟してる。

この子は先天的に胆嚢が欠損している。

分かったのは1歳を過ぎて避妊手術をしようとした時。

血液検査で肝臓関係の数値がアホみたいに高くて、色々検査して、大学病院に紹介されて、ようやく判明。

幸い、数値が高いだけで健康に影響はないから、低脂肪の食事で様子を見ましょうということになった。

以降、必ず栄養バランス表を見て高タンパク低脂肪のものを選んでいる。

私の胆嚢をあげれたらいいのになぁ。

去年、混合ワクチンの接種で遅延性のアレルギーが出た。

ムーンフェイスが出て、顔中にむくみが出てパンパンに腫れ上がってしまう状態になった。

夜間も診察している動物病院にかけこみ、注射と投薬もしてもらった。

翌朝にはすっかり元気になったけど、気が気じゃなかった。

今年の分は、先ほど接種した。

獣医さんに事情を話し、アレルギー反応の出にくい薬を打ってもらった。

ひとまず2時間が経過し、即時性のアレルギー反応はなくてほっとしている。

あとは、遅延性が出るかどうか。

健康でいてくれれば、と思うけど、なかなか思い通りにはいかないな。

丑三つ時、洋ドラを見ながら徒然と

好きな人などいない。恋愛という意味において、であるが。
友愛は感じる。人として尊敬できるところがあれば性交も可能だ。と思っている。試みたことはないので漠然としたイメージではある。しかし、異性として意識してみると様々なことが気になってくる。特に最近気付いたことは、男性という造形がどうやら嫌いであるらしいことである。髭に始まる毛深いところからにおいに至るまで男性の外見に類するものが嫌いだ。
その点、ほとんどの女性は外見を気にする。化粧から服装、日焼けや脱毛まで気にする。その甲斐あって、社会で活躍する女性は一様に美しい。社会の要求水準に見事合格、いやそれ以上の成果をたたき出している。それも、毎日だ。同性だからわかる。世の女性たちは努力の上に存在している。
そこでふと思った。こういった努力の過程がなまじ見えるだけに女性の外見に対する努力が私の中で評価として蓄積されていき、時には「寝坊したからセットしないでそのまま来ちゃった」なんていう男性に対するマイナス評価が蓄積されていった結果なのではないだろうか。
男性は、「夏だから」なんていう理由で露出する部分を毎日剃って保湿クリームを塗って、などというしょうもない行為はしない。無論、女性でも気にならない人はそんなことしないだろう。だが、私はする。みっともない、恥ずかしいという価値観があるからだ。万が一剃り忘れたら翌日はどんなに暑くても上に羽織るカーディガンは袖を捲らない。高校生の頃、ポロシャツを着た友人が何かの拍子に腕をあげた。袖から見えた脇には処理をしていない毛がぼうぼうと覗いていた。私にはそのようなフェチはないので、きちんと処理をしないと知らないうちに他人から“処理をしない人”として見られてしまうと衝撃を受けた。多分、このあたりから始まったのだろう。

今、私には付き合っている人はいない。上のような考えを自分が持っていると気づいてしまった今、所謂「普通」のコースは歩めないという予感がする。親に孫の顔は見せて安心させたいし、祖母(生き残っているのは彼女だけ)も喜ばせてあげたい。LGBTについて知識はあるだろうが、なんだかんだいって、長女であり初孫である私が「普通」であることを微塵も疑ってないように感じる。期待に応えたいという感覚は持っているのだ。できるかどうかは別にして。

実家から離れたところで一人暮らしをしている。なんなら、犬も一匹抱えている。手のかかる子だが、そんな手間がむしろ愛しいほどに可愛い犬だ。余計、婚期など無風だ。矛盾している。子どもが欲しいと言っておきながら何の行動も起こしていない。白馬の王子様でも待っているのだろうか。うう、打っていて鳥肌が立った。そんな存在どこにもいないのは分かりきっている。来たとしても不審者だ。運命の人だって?気持ち悪い。幻想だ。他の人には有り得たとしても、私はそんなもの信じない。気持ち悪い。

閑話休題。幸い、仲のいい友人たちも「普通」とは少し外れた道をいっている。方向性は全く異なるものの安心感がある。今一番怖いのは、私だけが家庭に組み込まれることなく取り残されること。誰にも家族として選ばれないこと。

白状しよう。酒を飲んでいる。明日は休みだ。ひとまず、今回はここまで。また酔っぱらって気が向いたら書く。