なぜかわからないけど出逢ってしまった
人生は不思議なもので、節目節目に「置き土産」がある。
一生懸命仕事に励んでいたかと思えば、急な病気で自分の人生を振り返り、もう少し自分を大事にしてあげようと思ったり。
ぼんやり眺めていた広告が気になり、調べてみたらもっと気になり、気づいたらそれが仕事になってしまったり。
誰が置いて行ったのかはわからないけれど、ずっと前からそこにあったようで、また懐かしいようで…
誰一人として同じ人生は歩めない。
同じ身長、同じ体重、同じ出身校、同じ会社に勤めていても、決して同じ人間にはなれない。
私のための人生を、私のために生きていけばよいのだと知る。
出来ることを、好きなことを目一杯楽しめたらそれで上出来です。
合格点もないし、落第もない。
悩みは尽きることはないけれど、今日一日なんとか生きられた。
それだけでも十分。
もう少し、もう少しだけ、いい生活がしたい。
そう思ったらまた「置き土産」がみつかるはずです。
やっかいなのは「置き土産」は心の底から思っていないと現れないこと。
忙しい生活や、今の生活に満足していたら出てこない。
だから時々、少しだけ考える時間を作りましょう。
私のためだけの時間を。
そう、「置き土産」は私の中に元からあったのです。