なぜ
なぜみんな生き続けるんだろう。生きてれば苦しいこともあるのに。何をしても結局死ぬのに。だったら止めれば楽なのに。
感想 FGO アニメ 絶対魔獣戦線バビロニア 0話
FGOゲーム本編のネタバレ有り
見た。見たら泣いた。スマホ見て泣いたのは、終章でマシュがいなくなった時以来だ。
最初に涙腺を崩しかけたのは、ロマンがマシュの病室に入ってくるところ。マシュが今まで好きだと言っていたものがあった。本を読んで、シャーロック・ホームズらしき映画を見ていて、紙飛行機を飛ばす。
完全に涙腺が崩壊したのは、最後のキャメロットまでのダイジェスト。今までの旅を思い出してしまったから。私は、自分=主人公という感覚がそんなにないので、見守ってきた来たマシュが、こんなにも成長したんだという思いになった。なんだか子供の小学校の卒業式でも見ているような感覚だった。
本当のエピソード0
アニメ版バビロニアの0話では、今までゲームでも語られなかった本編が始まる前の話があって、Fate/Grand Orderのエピソード0のようにも感じられた。例えば、ロマンになったソロモンがカルデアに来るまで何をしていたのか、先輩の定義だ。
「先輩」出会う前の無菌室にいたマシュがどんなのだったのかが分かって、成長したマシュとの対比ができたから余計に泣けたのだと思う。
無垢なマシュ
エピソード0では、かなりマシュが無垢であることが協調されていた。マシュは自分を他人と比較しないからどんな痛みを受けても、誰かを憎まない。そんなマシュに寄り添ったのが、比較のビーストであるフォウなのは感慨深い。
あと、マシュが博識なのはシバから知識を入れていたのは始めて知った。だから多分Aチームの中でもマシュは、筆記で一位をとれたのかな。
マシュの好きなもの/欲しいもの
マシュが始めて欲しいと言ったものが、空だった。これで、二つのことを思い出した。
一つは、始めてオルレアンに立ったとき空がきれいだと言ったこと。
もう一つは、終局特異点から帰って来て時に見たカルデアの晴天。
メインストーリーの第一部では、人理を取り戻す=空を取り戻すだったから、ロマンのいなくなったカルデアで見た青空がより思い出深くなった。
主人公にとっては何でもない当たり前のものを、きれいだと思うマシュが愛おしいと感じる。
前所長の謎
前所長ことマリスビリーのビジュアルが始めて登場したが、最初はロマンがイメチェンしたのかなと思った。
マリスビリーに銃を突きつけていたのは誰だったんだろう。ロマンかレフのようにも見えたけど。それかAチームの誰かか。
魔術ではなく銃を使ったのが気になった。そもそも時計塔のロードであるマリスビリーに銃は効くのか。何らかの防御のための魔術礼装を身につけているだろうし。まあでも、時臣みたいに不意打ちでやられることもあるし。ただの銃じゃなくて魔銃という可能性もあるけど。
マリスビリーがどうやって根源に至ろうとするのか、ますます謎が深まった気がする。
まとめ
今までの旅を思い出して、これまで知らなかったロマンとマシュを知ってバビロニアが楽しみになった。アニメでは、ゲームで出てこなかったところの補足があるとうれしい。天草VSジャガーマンとか、あと絶対巴御前は見たい。
余談
実はフィクションで泣いたのは、これが3度目だ。普段はフィクション見てもなかなか泣けないのだけど、FGOは泣ける。長くずっと旅をして、少しずつ成長をみたからこそ、他の何よりも深い感情移入ができるのだと思う。
1度目は、終局特異点でマシュが消えたとき。あのときは、本当にマシュが帰ってこないんじゃないかと思った。
2度目は、きのこのオススメ映画のビッグフィッシュを見たとき。なぜか分からないぐらいたくさん涙が出た。あまり有名じゃないけど本当におすすめ。監督は、「チャーリーとチョコレート工場」や「シザーハンズ」のティムバートン。だけど、おどろおどろしくなくほっこりできる映画。
FGO 旧き蜘蛛は懐古と共に糸を紡ぐ 小ネタ 元ネタ
メインストーリー
MI6
イギリスの情報機関の一つ。いわゆるスパイが所属している部署。フィクションでは、「007」シリーズのジェームズ・ポンドが所属している。またシャーロック・ホームズの兄マイクロフト・ホームズもメンバーの一人。
蛇の皮
ギルガメッシュが手に入れた不死の霊薬を飲んだ蛇のこと。ギルガメッシュが霊薬を手に入れた帰り、水汲みをしている間にうっかり蛇に飲まれた。それ以来、蛇は脱皮するようになった。fateシリーズでは、蛇に霊薬を飲まれた後、ギルガメッシュは不死の霊薬を取りに戻った。
『fate∕zero 』では、遠坂時臣がギルガメッシュの召喚のために持っていた。
結び目
ゴルディアスの結び目のこと
フリギアの国王ゴルディアスが「この結び目を解いた者がアジアを制するだろう」と予言して作ったとても固い結び目。イスカンダルはこの結び目を剣で、切ることでほどいた。
ドライマティーニ
大麦、ライ麦、じゃがいもなどを原料とした蒸留酒ジンをベースに、白ワインにスパイスなどを配合したベルモットを3対1で掛け合わせたカクテル。
シルバーブレット
ジンをベースにキュンメルとレモンジュースをシェークして作られるカクテル。
ブラッディマリー
トマトジュースにウォッカを混ぜたカクテル。
血塗られたメアリーという意味。イギリス国王メアリー一世が300人ものプロテスタントを処刑したことが由来といわれている。FGO的には、メアリー一世は、フランシスドレークを支援したエリザベス一世の母親。
ラストのマーリン
いずれも「日曜洋画劇場」での映画解説役の淀川長治のパロディ。映画解説の締めに特徴的な口調で、「それではまた次回をお楽しみに、サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ!」と言うのが通例だった。
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