茶山ぴなつ’s blog

女子大生が戯言を垂れ流すだけのブログです。お手柔らかに!

仙台における居酒屋キャッチの禁じ手

 

 

先週、仙台に行っておりました。

 

大寒波が押し寄せるなか、なぜお前は北上してしまったのだ」

 

私が大阪に住んでいるという、大トロ級のレアな情報をお持ちだった方は、そう思われることでしょう。

 

私だってわかってます。夜の気温はマイナス2度なんて言っていましたし、できることなら凍死は避けたい。

 

 

でも…

 

 

 

でも…仕方がないのです…

 

 

 

というのも…

 

我らが牛タンーーーーンンン

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最強の親子丼「はらこ飯」

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シャレオツ担々麺…

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etc....

 

そうです。仙台が誇るデリシャス達です。こいつらが私を呼んでいたのです。

 

 

 

嗚呼、 ワンダフルシティ仙台。

 

 

 

特に夜は「寒いしできれば外に出たくねえな…」なんて思うのですが、ワンダフルシティが誇るグルメ達は、寒い寒い夜だって私を繁華街へといざないます。

 

 

さて。長くなりましたが本題です。タイトルからお察しの方もいらっしゃることでしょう。

 

そこで出会うのはいわゆる「居酒屋キャッチ」と呼ばれる方々。知らない人のために端的に説明いたしますと、「捕獲能力の高い陽キャ」です。

 

前を通るものなら、厳重なる私のパーソナルスペースまでもをいとも簡単に突破し、「お安くしますよ〜」「ちょっと聞いてください!」「もう今晩お決まりです?」。そうして、歩行者たちを彼らの巣へと放り込んでゆくのです。また、制服はほぼほぼ統一されており、夏は白VネックTシャツ、冬はカナダグース。

 

お仕事として頑張っておられるのに本当に申し訳ないのですが、目にするなり反射的に「逃ゲネバ、食ワレル」と本能が働いて避けてしまいます。相手もお仕事でやっていると頭ではわかっているのですが、体が勝手に逃げてしまって。だって超グイグイ来るんだもん。押されたら逃げるじゃん、女の子だもんっ。ごめんねっ。

 

…。

 

 

さて、以上が私の居酒屋キャッチについての認識です。要約すれば、居酒屋の客引きです。グイグイ来ます。

 

 

 

しかし、私の中のキャッチの概念が崩壊するような出来事が起こりました。

 

 

 

仙台駅近くの繁華街を歩いていた時のことです。右目の右端に金髪カナダグースが映り込みました。「…でた……!逃げねば…!」そうです、キャッチです。彼らには申し訳なく思いつつも、グイグイ来られたくない私は逃走を試みます。

 

 

 

そしてその時。

 

 

 

「…ぉ店…近いっすょ…。(震え声)」

 

 

 

おん???

 

 

「ぼく店長に電話して安くします……お願いします…」

 

 

フォ???

 

 

「もぅ…望みは……、ありませんか?(子犬のような目)」

 

 

 

 

 

 

 

 

私達「かわいそぉ…安いなら入るぅ…」

 

 

なんと、グイグイ来ない。こんなに下からくる上に、かわいそうなキャッチ隊に出会うのは人生で初めてでした。

 

 

仕方ない。キャッチに捕まってあげた私。

 

 

食べ終えた後も、通り過ぎる全てのキャッチ達に向かって、店に入ってあげることのできない謝罪と、過酷な耐久レースに挑む彼らに声援を投げ返す私。「おでん食べたからご飯はいらないのぉおおん!入ってあげられなくてごめんねえええェェp@lp@ki@nrmiao!」

 

 

居酒屋で働いているわけでもないのに、彼らの未来に希望を持たせてあげる私。「大阪来た時は任せてくだサーーいいいい!」 

 

 

だってめちゃめちゃ頑張ってるじゃないですか、彼ら。極寒の中、無視されたり、軽くかわされたり本当にかわいそう。スルーする人って感情持ってないんですかね????

 

 

 

そして、ふと気づいたんです。

 

 


 

 

 

 

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 (仙台名物 せり鍋) 

 「なんで、おでん食べたのに、今、鍋食べてんだ?」

 

 

 

 

奴らには気をつけてください。

 

 

 

 〜完〜

 

 

 

 

 

 

あっ、キツネも可愛かったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

母から受けた「地味なイタズラ」を3つでいいから聞いてほしい

こんにちは。

 

ブログを開始して、はや一週間が経過いたしました。茶山ぴなつです。

 

「自分の文章をほめてもらえることなんて、ないだろう。」

 

そのように思っていた人生だったのですが、ブログに関しての感想を多々いただき、心の底から恐縮しております…。でも、本当に本当に本当に嬉しい…!

 

 

 

さてさて。

 

今回はタイトルの通り、我が母であり、我が人生最大の強敵であるミドリ(仮名)の話をさせていただきたいと思います。

 

わざわざ実母のことを「強敵」 と説明したのには訳があります。

 

というのも、私の知っている限り「地味なイタズラをする」という能力に、彼女ほど長けている人間はそうそうおらず、生まれてから20年、彼女のイタズラに翻弄され続けてきたからです。

 

いったい私が、ミドリからどんなイタズラを受けてきたのか。

 

今日は「思い出に残る強烈エピソード」を3つだけ聞いていただきたい。あっ、そうです、御察しの通り愚痴なのですが、とにかく聞いてください…!

 

ミドリなりのエール〜大学受験編〜

 あれは、大学受験に向かって必死に勉強していた高3の夏のことでした。

 

毎日のように塾で自習してから帰宅し、学校で勉強するため朝も早くに家を出る私には、ほとんど母と会話する時間はありませんでした。

 

そんな中、母は「会話をしなくても娘を応援できる方法」を思いつき、実行します。娘思いの素晴らしい母親ですね。100点満点をあげたいです。

 

ですが、ミドリの考えた応援の方法は、常人の価値観からは大きく逸脱するものだったのです…

 

いつものように塾の自習室で、電子辞書を開いた時に事件は起こりました。

 

「ぎゃぁああjfジfa@nぬじjボイほーーーーー!!!」

 

黙々と勉強をする受験生で溢れかえった自習室で、奇声を発する女こと私。

 

周りからすると、「あぁ、受験のストレスでとうとう気が狂ったんだな」 と思われていたと思います。ですが、違います。私の電子辞書の画面に、信じられない写真が貼り付けられてあったのです。

 

江頭2:50さんのような鋭い目つき。寂しい雰囲気が漂う頭部。「歩くメラニン色素」との異名を持つ黒い肌。

 

 

……父です。

 

一瞬その肌の黒さから「チョコボールの証明写真かな?」と思ったのですが、よく見ると我が父の証明写真でした。

 

 不意打ちにもほどがありませんか?

 

静まり返った自習室で、真剣な目つきでこちらを見つめるチョコボール

 

チョコボールと目があったことはあります?私はあります。

 

果たして、このシチュエーションで笑いを堪えられる人はいるのでしょうか?

 

この一件がトラウマとなり、未だに電子辞書を開くときの警戒心は人並みレベルではありません。開けるのに20秒くらいかかります。罪な母親です。

 

 

伝説のランドセル事件

 そして、ミドリの被害に遭うのは私だけではありません。4歳下の弟も、被害を被るもののうちの一人です。

 

あれはまだ私も弟も、小学生だった頃。

 

その当時、母ミドリの口癖は「パジャマを脱いだら畳め」でした。

 

簡単なことなんですけど、めんどくさいんですよね。小学生だった弟も「めんどくさ〜い」と、どうしてもこの一連の作業ができず。パジャマは脱ぎ捨てた形のまま床に残し、ランドセルを背負って学校に行くことがしばしば。

 

こんな風に弟の愚行が続いたとき、ついにミドリの堪忍袋の緒が静かに「プチッと」切れました。

 

そして事件が起こります。 

 

私がその事件を知ったのは、ある日の夕方。学校から帰ってくるなり、弟の顔を見て驚きました。驚くほど顔を真っ赤に染めているのです。

 

 そして私の顔を見るなり

「おねえちゃん…聞いて…。今日な、朝な、学校でランドセル開けたらな、教科書もノートも一冊もなかってん…。」

 

それを聞いて驚いた私は、いじめを心配したのですが違いました。弟は続けます。

 

「代わりに、やばいもの入っててん…。俺、朝学校で恥ずかしすぎて死にそうやったわあああああん!!!!」

 

叫ぶ弟。 

 

いや、意味がわからん。意味がわからんので、弟のランドセルの中身を確認して見ると…

 

いや、これ私のパンツですやん。

 

ランドセルの中には、ぎっしりと女児パンツ(私のパンツ)が詰められていました。お気に入りのキティちゃんも、プリキュアも全部!ぜーんぶ!

 

そうです。ミドリの仕業です。母親が、夜な夜な息子の部屋に侵入し、勉強道具を全て抜き去り、私のパンツを詰めたのです。

 

朝、なにも知らず学校でランドセルを開けた弟。

 

開けた時に、一つ私のパンツが床に落ちたのだとか。

 

すぐに拾い上げたものの…

 

「ダイちゃん何もゆうてこんかったけど、絶対あいつ見てたわあああああ!」

 

かわいそうなことに、今にも泣きそうな弟。

 

小学生男児にこれほど、恥と激烈ダメージを与えられるイタズラって他にあります?

 

私の家から小学校までは徒歩20分の道のりなのですが、彼は勉強道具ではなく、女児パンツを背負って往復したというわけでございます…。

 

「当たり前のことができない奴に、勉強する資格はない」という母ミドリからのメッセージだったのでしょう。

 

いや、弟を教育するのはいいのですが私のパンツを使われると、弟の友達に対してなんだか気まずい感情が湧いてくるので、是非やめてもらいたいですね。罪な母親です。

 

(※言わずもがな、良い子は真似しないでね)

 

 

お母さんの手作り弁当

そして、最後にこの話を…。これだけ聞いてください…!

 

実はミドリは料理だけは得意で、高校を卒業するまでお弁当もほぼ毎日作ってくれました。

 

なぜ「ほぼ」と言ったかというと、彼女は怒るとお弁当を作らないのです。

 

「私を怒らせた奴に食わす飯はない」のです。

 

そして高校2年生のある日のこと。些細なことでミドリと大喧嘩をしてしまって「明日、お弁当はないだろうなあ…」なんて考えながら布団に入りました。

 

しかし、朝起きてみると、いつもの場所にお弁当が包まれて置かれていたのです…!話しかけても無視されるけれど、お弁当はあったのです…!

 

「……!母ミドリよ…!あなたもやっと大人になったのね…!ありがとう……!」

 

なんて思いながら迎えたランチタイム。

 

料理が上手だから、お弁当を開けるのは本当に楽しみなんですよね。

 

ちなみに私のお弁当箱は2段弁当で、ご飯とおかずの段に分かれているタイプ。f:id:pinatsu:20171231161649j:plain 

(※写真はイメージです) 

 

 

初めに上の段、つまりご飯の入っている段から、ふたを開けてみました。

 

すると、ご飯にふりかけがかかっておらず「白ご飯」そのものなのです。いつもは、ふりかけをふってくれているので、

 

「お?ふりかけ、忘れたのかな?」

 

なんて思いましたね。まあ、そんな日もあるでしょう。

 

そして開いたおかず段。

 

驚きましたねえ。

 

「おかず段」で繰り広げられていた光景に私は目を疑いました。

 

何があったと思います?

 

 

 

 

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(※写真はイメージです)

ミ・ニ・ト・マ・ト 

 

 

そこに広がるのは、見たこともないほどの存在感を醸し出すミニトマトの大群でした。

 

それ以上も、それ以下もありません。お弁当の下の段に敷き詰められているのは、ただただ赤々と輝く「ミニトマト」です。

 

ミドリは大人になどなっておりませんでした。奴に油断した私もまだまだ未熟だった…!くそう…!

 

ミニトマトは全然嫌いじゃないんですけど…、嫌いじゃないんですけど…、ミニトマトって、お弁当の脇役的存在ですよね…?あ、主役とっちゃいます?そうきます?

 

何が憎いかって、母ミドリは私のことをよくわかっているからこそ、この嫌がらせに出たのです。

 

というのも、私は「食べ物を残せない」タイプの人間。なんだかもったいないというか…かわいそうというか…。食べ物サイドに立つと、「ゴミ箱に捨てられるのも、お前の中に入るのも同じだよ」と言われそうですが、なんだかね。私平熱36度くらいあるし、最後の瞬間くらいは温かい方がいいかなって。(意味不明)

 

まあ、とりあえず、苦しい思いして食べましたね。

 

白ご飯と大量のミニトマト

 

悔し涙を流しながらの完食です。相変わらず罪な母親です。

 

 

 

 

 

いかがだったでしょうか?

 

ええ、そうですよね。私の母、頭おかしいですよね。

 

先日ツイートしたのですが、

恋に悩むかわいい愛娘に、こんな厳しい言葉まで浴びせてきます。

 

本当にいつになったら、大人になるのでしょう。

 

でも…ちょっとだけ、ちょっとだけなのですが、「こんな母親になりたい」と思っている自分がいるのも事実なので、自分で自分の将来が怖い今日この頃です。

 

 

こんなわけのわからない女の、わけのわからない母親の話を最後まで読んでいただいてありがとうございますぅ…。そして、2018年もよろしくお願いいたします…!

 

 

 

 

「算数がすこぶるできる男」への憧れが止まない

 

「他の教科は0点でもええ。算数だけは勉強しとけ。」

 

この言葉は、毎日遊んでばかりだった高校1年生の私に、父が突然投げたものでした。

 

私は今まで親から「勉強しろ」と言われたことがありません。だから父の言葉には驚いたし、なぜ算数なのか。当時の私にはさっぱり意味がわからず。

 

でも幸いなことに、当時の私が一番面白いと思える教科は「数学」。得意な教科もそのまま「数学」でした。

 

「数学が得意なら、大学では理系に進んだの?」と言われるとそうではなく、「数学が得意だからこそ」文系に進みました。大半が「数学が嫌」という理由で選択した人たちが多い(個人の偏見です)に、そこそこ数学ができる私が進めば、トップ層に食い込めることが自明だったからです。

 

実際、大学受験の時も、私の数学はアドバンテージになりました。

 

でもどうして。

 

どうして、父は私に「算数」を勉強しろと言ったのか。もちろんそれは、「大学受験のため」だけではありませんでした。

 

父が私に数学を勉強させた理由。それは、私に論理的思考力(ロジカルシンキング)を身につけて生きていって欲しかったから、ということがわかりました。

 

 

では、論理的思考を身につけると、どんなことができるようになるのか?

 

 

その答えは、父ではなく(笑)キングコング西野亮廣さんが教えてくれました。

 

 

人類として恥ずべきレベルの長ぁ〜いお昼寝をしたせいで、昨夜なかなか眠れなかった私は、彼の著書「革命のファンファーレ」を読み返していました。

 

面倒なので詳細は省略しますが「色々と」話題の大ヒット本です。

 

 

もう、本当に大好きなんです。彼の思考回路。

 

 彼は人並みはずれて「論理的思考力」が研ぎ澄まされているように思うのです。

 

どうやったら、そんな考え方ができるようになるの…。

 

 

この本には日常の中や、ビジネスの中の小さな小さなワンシーンで、彼や彼の仲間たちが「算数」にどれほどの力を注いでいるかということが書かれています。

 

具体的には、大炎上した絵本の無料公開の裏側から始まり、彼が成功を収めるためにどのように裏で動いているのかなど、この世界で成功するための「計算方法」が惜しむことなく披露されているのです。

 

 

そんでもって、正攻な論理的思考で理詰めにしてくるくせに、様々なビジョンを掲げ持つ彼のハートは人間味があってアツイ。めちゃめちゃアツイ。論理的思考力とアツさを兼ね備えた人間って、もう最高じゃないですか。

 

 

私も、もっともっと算数ができるアツイ人間になりたい。こんな論理的思考力をもって生きていきたぁーい!父上、やっと言わんとすることがわかりましたー!!!

 

 …。

 

 

ちょっと気持ち悪くなってしまいましたが、彼の考えに触れるたび、憧れの念が吹き出て止まらない、茶山ぴなつでございました。

 

 

読んだことのない方がいらっしゃったら是非読んでみてください。たぶん皆さんも、何かしら吹き出して止まらなくなると思います。

 

 

 気持ちの悪いエントリーでしたが、最後まで読んでくださってありがとうございます。読者登録の方も、ポチッとしていただければ嬉しく思います…!

 

 

 

 

 

 

 

 

留学先での大失恋

2017年3月から7月末までの約4ヶ月間、私はカナダ西岸にあるバンクーバーに留学していました。

 

「学生のうちに海外旅行じゃなくて海外に住んでみたい」「学生のうちに海外で働いてみたい」「学生のうちに今の自分がいる環境を客観的にみてみたい」等。

 

私が留学を決めた理由は「学生」というプレミアムな身分をできる限り駆使して、将来の様々な選択にかかるリスクを減らそうというもの。

 

例えば、この留学を通して「社会に出たら海外駐在はしない」という私の中のルールが一つ出来上りました。留学前は「海外で働くって楽しそうだしかっこいい」なんて思っていたけれど、「私には日本が向いている、日本で働いた方が私は幸せになれる」そう確信したのです。もし、私が留学せず海外駐在を希望し続けていたら、後悔するところだったかもしれません。

 

バンクーバーへの留学は、上記のルールを含め、たくさんの価値観や経験を私に与えました。

 

しかしその反面、この留学によって失ったものも数知れずあります。

 

例えば、留学していた分だけ家族や友達と過ごす時間を失い、同期と一緒に卒業するという権利を失い、必死に貯めたお金だってほとんど使い切りました。

 

そして、極め付けには、当時私が溺愛していた彼氏をも失ったのです。「互いの多忙によるすれ違い」。振られたという方が正しい終わり方でした。

 

彼のことが本当に大好きだったということに加え、周りと比べても比較的ハードだった留学生活の精神的支柱は2週間に一度、彼と電話すること。この失恋は、ハタチになったばかりの当時の私にとっては辛く儚い人生最大の試練でした。

 

「留学なんかしなければ…」とたられば娘になり、せっかくの海外で日本を恋しがる毎日。

 

私のことをよく知る友達に失恋話を聞いて欲しいけれど、生真面目な私にとって留学中に日本語を使いすぎるのは罪悪感となり、かえって逆効果。

 

どうしよう…。

 

そして窮地に追いやられた私。考えに考えた挙句、たどり着いたのは

 

「泣ける洋画を片っ端から見れば、ストレスを発散できる上に英語まで習得できるのでは…!」という考え。

 

今考えると、小っ恥ずかしい偏差値3ほどの策ですが、当時の私にとってこの策は名案かのように思われました。

 

しかも、私のこの作戦に加勢するかのように、「Netflix お試し1ヶ月無料」という広告バナー。

 

私がNetflixのお試し会員になるまでには、5秒もかかりませんでした。

 

泣けそうな映画を漁る→鑑賞→泣く

 

この一連の流れを何回こなしたことでしょう。Netflixを通して何人の死に様や挫折、失恋を見守ったことでしょう。しかし、なんだかシックリくる作品には出会えずじまい。

 

お涙頂戴映画や先の見える映画に飽き飽きしてきた頃、私は当時の自分を変えてくれる1本の映画に出会います。

 

「自分を変える一本」というのは、その人の性格、作品に出会うタイミングなどによって全く異なると思いますが、当時の私の心に響いたのは「THE FAULT IN OUR STARS」。邦題は「きっと星のせいじゃない」。

 

 

末期ガンながらも、薬の効果で深刻な状態を免れているヘイゼル(シャイリーン・ウッドリー)。だが、学校にも通えず、友人もできず、酸素ボンべなしでは生活できない。そんな中、ガン患者の集会で骨肉腫を克服したガス(アンセル・エルゴート)と知り合う。ヘイゼルに惹かれたガスだが、彼女に距離を置かれてしまう。ヘイゼルに振り向いてもらおうと、彼女が敬愛する作家にメールを送って返信をもらうことに成功するガス。それをきっかけに、二人は作家に会おうとオランダへ旅行に出るが……。シネマトゥデイ

 

ガン患者である若者2人を主人公とした作品ということで、この映画が「死」にまつわるストーリーであるという想像は容易につくと思います。

 

ですが、おもしただのお涙頂戴映画ではありません。この作品の特筆すべき点は、「死」という重いテーマを取り扱っているにもかかわらず、最後にはなぜか明るい気持ちで作品を見終えることができるということ。きっとそれは、「死」よりも「生きている2人」を中心として描かれた作品であるから。

 

がっつり恋愛系でもなく、がっつり闘病系でもなく…。そして最後には前を向かせてくれる。まさに当時の私が求めていた類の一本でした。

 

失恋の痛みを紛らわせるために観始めた映画だったのに、最終的には「単純に主人公であるヘイゼルとガスが大好き、私もこんな風に明るく生きよう」と決意する私。エンドロールが終わった後も20分は涙が止まりませんでした。

 

 

エド・シーランがこの作品のために書き下ろしたのは「All Of The Stars」。グッときます。


Ed Sheeran - All Of The Stars [Official Video]

  

 

という一連の2017年青春エモーショナルエピソードを、

というハッシュタグに掘り起こされた年末です。

…。

 

思いも寄らず、2回目の投稿がガッツリ身の上話になってしまいました(笑)

 

 このようにまだまだ未熟な私ではございますが、読者登録などしていただけると幸いです。よろしくお願いいたします。 

 

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クリスマス直前の夜、隠れ家的おしゃカフェで。

はじめまして。

 

今日ブログを開設しました。

 

私はとある大学に通う、女子大学生です。

 

3月まで「ハタチです⭐︎」という、一部の人間を悩殺できるパワーワードを使用できます。

 

ペンネームはひとまず、「茶山ぴなつ」とでもしておきましょう。

 

 

さて。記念すべき初回のエントリーでは、ブログを開設した経緯を説明させていただきます。

 

今までの私であれば、「ブログを開設しよう」と思い立つなど絶対になかったと思います。

 

ではなぜ、突然ブログを始めたか。

 

実は、私が「姉さま」と慕っている、とある女性ライターの方にブログを書くことを勧めていただいたのです。

 

それは先週の夜、つまりクリスマスを直前に控え街中がイルミネーションできらめいていた夜。街の一角にある隠れ家的おしゃカフェで、生まれ育った田舎では存在しない類のカタカナメニューのおしゃライスを、その姉さまと食べていた時のことでした。

 

先日勤めていたアルバイト先を辞めて「次は何をしようか」と考えるふりをしながら、うかうかニート生活(学生なので正確にはニートではない)を堪能していた私に、姉さまは言いました。

 

姉さま:「もし興味があれば、ブログ書いてみたら?」

 

私:「…へ?」

 

姉さま:「ブログ書いて、女子大生ライターとしてやっていくってこと!日常的に文章を書いてたら上達していくし、どんどん自分の書きたいことが分かってきて自分のしたいことが見えてくる!しかも、その文章がきっかけで仕事に繋がれば、面白い人たちにも会えるのよ……!ライター界は優しい人がたくさんいて、可愛がってくれると思うし。興味あるなら絶対今からブログを書くべき!私がお前なら今すぐ書く!まだ大学生でしょ?書かない選択肢とかある? お?ん?ああ?(以下略)」

 

私:「ひいぃぃぃ!かっ…書きますぅぅぅぅうう……!」

 

 

ごめんなさい、ちょっと盛りましたが、まぁこんな感じの内容を延々と語っていただいたのです。

 

でも、言い回しは違えど、こんな風に熱く「文章を書くことの素晴らしさ」「ブログを使って発信することの魅力」を教えてただいたのは事実です。

 

さすがはライター。彼女の放つ言葉に、私の心は大きく動かされました。しかも、彼女いわく、「ネットはブラックホールだ」とのこと。よくわからなかったのですが、ネットリテラシーの範囲では、何を書いてもいいのだそう………!(個人の意見です)

 

書かない選択肢はあるのか。

 

彼女に聞かれて初めて気がつきました。

 

………ねぇな。うん。書かない選択肢、ない。

 

私はたくさん面白い人に会ってみたいし、文章でうまく表現できる人ってやっぱりカッコイイよなぁ…なんて思って。

 

そしてついに、「私、書きます!」と宣言してしまっていたのです。

 

姉さま〜〜〜〜!今、私、書きはじめてますよぉ〜〜〜〜!読んで〜〜〜〜〜!優しく見守って〜〜〜〜ぇ!かわいがって〜〜〜〜!あとお寿司とかおごって〜〜〜〜!

 

というわけで、勢いでこのブログを立ち上げた次第なのでございます。

 

 

運悪くこのエントリーを見てしまったみなさま。

 

まだまだ未熟で乱文が目立つこともございますが、どうぞ、お手柔らかによろしくお願いいたします。ハタチの女子大生(現在)が戯言を垂れ流すブログではあるものの、いつか姉さまがお寿司をおごってくれる日を夢見て、更新していく所存でございます。

 

もし、よろしければ、「読者になる」ボタンをポチッと……ポチッとしていただけたら嬉しく存じます……!