ma☆mi〜kimono〜

大好きな着物のことをひたすら語ります。楽しい着物辞典を作ったいきます。

裾の静電気対策

 

着物で仕事をしていて気になること。

 

裾の静電気!!

 

歩いたり、お手洗いに行く時など

裾よけと着物がくっついてしまって

うっとおしくなってしまいます。(笑)

 

あと肌にも良くないみたいで

乾燥して痒くなってしまったり。

 

ということで

着物の時起きる静電気の対策方法を調べてみました!

 

 

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①体の保湿

まずは、すぐにできることから。

体の保湿は毎晩欠かしません。

乾燥は静電気をより引き起こしますからね。

お風呂上がりにすぐにクリームを塗っています。

 

これだけで足の痒みはなくなりました!

 

 

②静電気対策グッズを使う

静電気を防止するスプレーなど売っているので

それを使うのもありですね。

 

 

③柔軟剤

洗濯の時に柔軟剤を入れると静電気が起きにくいそうです!

柔軟剤に含まれる界面活性剤が繊維同士の摩擦を防いでくれるからだそう。

 

 

④衣類の組み合わせ

そもそも衣類の繊維にはプラスを帯びやすいものと

マイナスを帯びやすいものがあります。

 

プラスをに電気がたまりやすいものと

マイナスに電気がたまりやすいものを

組み合わせると静電気が発生しやすくなります。

 

→ウール・羊毛 (プラスに帯電しやすい)

→ナイロン        ↓

→絹

→皮

→綿

→麻

→ポリエステル

→アクリル        ↑

塩化ビニール (マイナスに帯電しやすい)

 

 

プラスとマイナスが離れた組み合わせほど

静電気が起こりやすくなります。

 

たとえば、ポリエステルの着物に

ウールのマフラーをつけると

離れているので静電気が起きやすいということです。

 

なのでプラスはプラス、マイナスはマイナスのように

同じ素材、もしくは近いところの素材を組み合わせて着ることで

静電気は防ぎやすいようです。

 

ですが私たち人間の体はプラス帯電しているのに対し、

ポリエステルはマイナスに帯電します。

 

なので、ポリエステルの裾よけとポリエステルの着物の組み合わせは

どっちにしろ静電気は起きやすい組み合わせではあります。

 

特に足元は摩擦がおきやすいので・・・。

 

 

⑤食生活の改善

近年増えてきているのが血液など体内の酸性化です。

 

本来、弱アルカリ性でなければならない体内が

加工食品や欧米的な食生活、ストレス社会、不規則な生活などから

酸性に寄ってきているのです。

 

こうしたことも静電気が起こりやすい、

たまりやすい体質の人が増えた原因でもあります。

 

 

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保湿クリームを塗ったり、

生活習慣から体内を整えていくことは

静電気云々の前に大事なことですね。

 

手っ取り早く静電気を対策するのであれば

専用のスプレーを購入したり

洗濯の時に柔軟剤を入れるのがいいでしょうね!

 

 

Ma✩miko

 

 

着物の歩き方

 

 

着物の歩き方と洋服での歩き方は変えた方がいいって知っていますか?

 

私は最近身をもって知りました。

 

着物を着てお仕事し始めて3ヶ月くらい経つのですが、歩き方なんて気にせず仕事していたんですね。

 

和食レストランで働いているといっても、懐石料理ではないので歩き回ります。
なので、洋服の時と同じようにスタスタ歩いていました。

 

そしたら、裾が足首にあたって摩擦で擦り傷ができたり

歩く時に裾がめくれて素足が少し見えたりと

かっこ悪いし、足も痛いなと最近感じ始めたんです。

 

なので、着物での歩き方を研究し実証してみた結果を紹介します。

 

 

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洋服での歩き方は

かかとからついて、手を振って

大股でも歩けます。

骨盤から足を動かすイメージですね。

 

 

着物での歩き方は

つま先からついて、歩幅も小さく歩くのがコツです。

そして膝の間が開かないようすり足気味に歩きます。

 

 右手はなるべく上前をおさえて裾が乱れるのをさりげなく防ぎます。

(*上前→右の太ももあたり)

 

そうすると、裾がパタパタしないので擦れることも素足が見えることも防げます。

 

大股で歩いていると、着物が擦れて

バサバサ音が出るのですが

膝をするように小股で歩くと音もそこまで出ませんでした。

 

 

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少し意識を変えるだけで、

だいぶ歩きやすくなりました。

 

急いでいる時は小股で歩くのが少々じれったいですが(笑)

 

このように、着物は動きが制限されてしまうと敬遠されがちですが、それにはそれの綺麗な魅せ方があります。

 

その美しさを歩き方だけで魅せられる人になりたいと改めて思いました。

 

 

ma☆miko

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

着物×水着

 

見たことないし

グーグル先生に聞いてみても

着物と水着の掛け合わせはほとんどない。

 

でも、そんなのがあったらおもしろいそうじゃないですか?

 

ビキニが和柄

同じく和柄の羽織りみたいなのを

セットにして合わせる。

 

海外で"WOW!!Beautiful!!"

みたいなリアクションされると思うんだけどな。

 

 

----記事抜粋----

 

2011年に京都で着物水着を作った人がいて、

記事にも取り上げられたもの抜粋。

 

着物地を使った水着を京都市上京区の着物スタイリスト冨田伸明さん(48)が開発し、

30日に京都市上京区の着物製造卸「京香織」で発表した。

 

丹後ちりめんに京友禅の技法で染めた生地を採用。富山県氷見市の水着縫製会社の協力で制作した。


冨田さんは「着物の水着は世界初の試み。世界を驚かせて地場産業の振興につなげたい」と話している。

完成した水着はビキニタイプでスカートも付けた。柄は貝合わせの伝統柄を中心に菊の花を配した。水にぬれても縮んだようにみえない工夫を施した。数十回の洗濯でも目立った劣化がなかったという。

 

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---記事抜粋----

 

 

目立ちそうだしとってもステキ✨✨

 

こんなの作りたいなぁ。。

 

 

ma☆miko

 

 

ネコ×着物

 

着物に猫柄って多いですし、人気です。

 

犬好きの方は「なぜ犬柄が少ないの?!」

って思うかもしれないですよね。

 

私も気になって調べたのですが、

歴史的な背景として何かあるというよりは

犬は種類が多くてシルエットにしても

わかりにくい、ということなのではと

自分の中では納得しました。

 

ミニチュアダックスコーギー

チワワ、ブルドッグなどなど

種類や見た目も犬って言っても

まったく違いますよね。

 

猫は柄の違いはあれど、それ以外はほとんど一緒です。だから柄として使いやすいのでは、と。

 

ということで

猫ちゃん柄のお着物をご紹介!

 

 

<着物>

 

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 袂や足下にいる猫がとってもかわいい!

帯もドットを合わせているのでキュートな雰囲気に。

だけどモノトーンだから着こなしやすいですね。

 

 

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着物全面に猫のシルエット。

猫好きにはたまりません!

 

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ワンポイントで猫の柄が入っているので、上品に着こなせます。

 

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袂を見せるとインパクト大!

アシンメトリーな着物の柄もおしゃれです。

 

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花柄かと思いきや、猫のシルエットがちらほらと紛れています!

 

<帯>

 

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着物はシンプル。

帯に猫柄とレースを合わせることでガーリーさが増します!

 

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猫帯!!これはかわいい!!

 

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 猫帯ではなく文字でアピール(笑)

海外の人に見てもらいたいです!

 

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三毛猫柄の帯。

猫のシルエットや模様だけでなく、

猫の模様を入れてもおもしろいですね。

 

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着物でお出かけする日も

お気に入りの猫アイテムがあるだけで

しあわせな気持ちになります♡

 

pintrestから画像はお借りしてますが

自分なりのコーディネートで

猫×着物をたのしみましょう♪

 

 

ma☆miko

 

 

京ことば


前回舞妓さん、芸妓さんの話をしましたが

今回はそれに付随する話です。

→前回の記事舞妓さんの魅力 - ma☆mi〜kimono〜

 

 

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舞妓さんは「京ことば」を使った話し方をしなければいけませんが、京ことばはどんなものなのかという話です。

 

私はこの舞妓さんが話す京ことばが大好きです♡

あの美しい風貌から出てくる言葉が

上品でおっとりしていて可愛らしいから

より惹かれてしまいます。。

 

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京ことばとは


平安時代から明治維新頃まで標準語というくらい話されていた話し方です。
約1200年かけて、少しずつ変化しながら伝わってきました。

現在使われている京ことばは幕末から明治維新にかけて普及したものです。

 

京ことばには2種類ありまして

*公家の間で使われていた「御所ことば」

庶民が使う「町方ことば」とあります。 

(*公家…天皇天皇に近い人に仕える人)

 

その2つが1200年かけて混じり合って

変化した話し方が現在の京ことばです。

 

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京ことばの特徴

 

①母音を伸ばす

スパッと言い切らずに少し余韻を残すような言い方をします。

なのでおっとりとした感じが出て

ゆったりとしたテンポになります。

 

例) 手→手ぇ   絵→絵ぇ   木→木ぃ

 

 

②尊敬語

京言葉

→こちらのサイトで詳しく解説されています。

尊敬語に関しては第1部の10番目をご覧ください。

「〜はる」「〜やす」など京ことば独特の言い回しになった理由など見られます。

 

こういった話し方は、相手が誰であっても敬いの気持ちをもって、

和やかに会話を長く続けようという心配りからくるものです。

 

尊敬語は人以外に、ものや動物に対しても使います。

例)猫がこたつで寝てはる

 

あとは「お」「さん」を名刺の前後につけます。

例)お豆さん、お月さん、お寺さん

 

 

③直接的な言い方をしない

京ことばは相手を気づかった優しい言葉ですが、

時には言葉とは裏腹な意味があったりします。

 

たとえ何か否定したい時であっても、自分の意見や感情を露骨に表現せず、相手に本意を伝えられる表現が多いのも特徴です。

 

例) 「おこしやす」→来訪を歓迎するとき

      「おいでやす」→あまり歓迎していない

ことを意味します。

 

例)「えらいお人どすな」

→言葉通り偉い人、尊敬される人

→ 皮肉の意味でのエライ人。態度がでかい、とかね。

→縁日など人が多いところで使うと、たくさんの人という意味になる。

 

大変という意味もあって、

「えらい目におうた」「えらい疲れた」

なんて風に使ったりもします。

 

京ことばを知らない人にはまったく伝わりませんが、知っていればその真意を汲み取ることができます。

乱暴な表現をすることなく自己主張ができます。←嫌味と捉える人もいますがね

 

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京ことばは、明治維新あたりまでは標準語だったとされていますが、今では花街の中だけとなってしまっています。

 

お座敷で客をもてなす舞妓さん、芸妓さんにとって

思いやりにあふれた京ことばは、その精神の表れともいえますね。

 

 

ma☆miko

 

 

舞妓さんの魅力


舞妓さんは

見た目の美しさでまず惹きつけられて
それだけでなく
話術や話し方
芸事もできて
高いレベルのおもてなしができて
内面もステキだなぁなんて思います。

上品さが内面から出てくるような。


私が大好きな舞妓さん芸妓さんってなんぞや
というところからお話します。

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舞妓さんとは

舞妓さんは歩く日本文化とも言えると思います。
おしろいを塗った白い肌に紅をさして
しなやかな立ち居振る舞いは人々を魅了させますよね。

そんな舞妓さんは芸妓を目指す15〜20歳の見習いの身分。
(関東では半玉、芸者と呼びます)
置屋」という舞妓養成所のようなところに住み込み、日本舞踊や三味線、唄など芸事を学びます。

置屋の生活では先輩をたて、後輩の面倒をみるなど上下関係はしっかりしています。

髪の毛は常に日本髪なので
週に1回しか洗えないし、高枕で寝ます。



そうして日々鍛錬する中で実力がついてくると
お座敷に呼ばれて、お客様に芸を披露したり
お酌してもてなしたりという機会が増えてきます。

舞妓さんはあくまで見習いの修業中の身なので賃金は発生しません。

20歳前後になると芸妓になるかどうかの決断を迫られ、芸の道で生きていくことを決めれば芸妓になれるという流れです。


私はこういった流れで舞妓さんになるという
ドキュメンタリー動画をyoutube
よく見ていて舞妓さん好きになりました。(笑)

舞妓が芸妓になる姿よりも
普通の学生だった女の子が舞妓を目指す
っていうところがおもしろいんです。

自由が制限された中で
生活の全てを芸に捧げる覚悟で
向き合う姿はかっこいいです。

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舞妓さんの実生活

ドキュメンタリーのyoutubeを見てもらえば
1番わかりやすいと思うんですが、
一例でザッと流れをご紹介します。

舞妓さんのほとんどは芸事の練習が1日の中で多い時間です。新人であればあるほど。

8:00頃 起床して身支度を整え(お着物)、朝食
9:30頃 お稽古(頭や踊りなど)
→舞妓さん用の学校もあります
12:00頃 昼食&休憩
13:00頃 お茶屋へ挨拶回り
15:00頃 お稽古
17:30 頃 お座敷の準備(おしろい塗ったり)
18:30頃 お座敷にて唄や踊りの披露、お酌など
1:00頃 お座敷がおわり帰宅
2:00頃 就寝

だいたいこんな感じです。
寝るのが遅い上に、おしろい塗ったり
お肌が荒れないのがすごいです。





舞妓さんの魅力をギュッと紹介しましたが
日本の伝統を引き継ぎ
海外にもその魅力を発信してくれる
そんな舞妓さんは貴重な存在ですよね。

最近ではなんちゃって舞妓さんができて
若い女性や海外の観光客に人気ですよね。

そんなみんなの憧れの舞妓さん。

美しさの裏に隠した努力があるからこそ
人々を魅了し続けるんでしょうね。


ma☆miko

実は素敵な意味が込められていた〜麻編〜

 

麻の葉模様は、六角形のひし形を結びつけた模様です。

 

 

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麻の葉の模様は平安時代から

あったとされています。

 

 

麻の葉の成長は4ヶ月で4メートル育つといい

あまり手間をかけなくてもすくすく成長することから、子供も健康にすくすく育つように着せられることも多いです。

 

 

それだけでなく、麻の葉は邪気を祓う力があるとされていたため魔除けの意味もこめて赤ちゃんに着せることもあります。

 

 

ー魔除けの意味がある理由ー

麻の葉は三角形の集合でできています。

三角形の模様(鱗文)には魔除けの意味が込められているためそう考えられていました。

 

*鱗文(うろこもん)

三角形の幾何学模様を、魚や蛇の鱗に似ているためたとえられたネーミングです。

大蛇の鱗。蛇の脱皮を連想することから「厄を落として更生する」という意味もあります。 

 

 

平安時代からある、麻の葉模様が普及したのは江戸時代になります。

 

歌舞伎役者の岩井半四郎が、

麻の葉模様の衣装を着たことから

庶民にも普及され始めました。 

 

岩井半四郎 (10代目) - Wikipedia

 

 

そんな歴史があり、

意味の込められた麻の葉模様。

 

意味を知るとより愛着も湧くものですね♡

 

 

 

ma☆miko