【パンとフィルムを】楽ドラ20022おまけ【聴け】
noteから釣られてきてしまった方、こんにちは。
note以外から来ちゃったイカれた輩だんだのブログ愛読者も、こんにちは。
だんだです。
(noteを見てない方は↓も見てね)
この記事は曲紹介しかしません。おまけなので。
人によってはこちらが本編だのなんだの言ってる変な人もいるみたいですが。
そして脳を空にして5分で書いたので内容はスカスカです。曲さえ聞いてもらえれば文なんていらん。
ということで、野球の話題が見たくて来たという方はすぐにブラウザバックするか、本当に有益な時間を過ごせる記事を読みましょう。
忠告を受けながらもここまで来てしまった皆さん、こんにちは。
あなたをだんだのブログ愛読者に認定します。おめでとう。
でも残念、もうだんだのブログは更新されないので、
あなたは一生だんだのブログの幻影に囚われながら生きていくことになります。あーあ。
つまらんこと書いてないで曲紹介行きましょう。
今回はタイトルにもあるこの曲です。
パンとフィルムはいいぞおじさん「パンとフィルムはいいぞ」
だんだには珍しい(ほんとか?)失恋ソング。
まず歌詞が良い。そして歌詞が良い。更に歌詞まで良い。
何が好きかって、もう全部まであるんですが、特に時間経過の表現。是非フルで聴いてみてください。解釈は人の数だけある曲です。
勿論メロディも良いです。気づいたら頭の中で流れてます。スルメ。
↑を再生していただいた方は分かると思いますが、この曲、ファルセットから入ります。歌手泣かせ。鬼。
ですがそれを綺麗に歌い上げてしまうボーカルもお見事です。MIXだのなんだの知りません。良いものは良い。
私は無能なので、この曲で松田亜利沙(CV.村川梨衣)のポテンシャルに気付きました。
何度でも言いますが、フルで聴いてこそ、この曲の真の良さに気付くはずです。ということで
動画、「ReTale」からになってるじゃねえかと思ったそこの君。
ちゃんと聞いてて偉い。
2020ドラフトについて
皆さん、おはようございます。半年ぶりのDanndaです。
さっきTLを見たらみなさんの嫌いなものが一面に広がっていましたが、僕の嫌いなものは変なコメントです。
今回は、先日行われた2020ドラフトについて、選手紹介や考察などなどを書いてい…こうと思いましたが大ニュースが転がり込んできてしまいました。
人間国宝、戦力外
??「実は僕、青山戦力外、知ってました!」
ウッソだろお前。
楽天以外で投げている姿が想像できなかった投手の1人であった為、ショックが隠せないのが正直なところ。
登板するだけで悲鳴が上げられ、芸術かと思うほど綺麗にサヨナラ打を浴びる姿を、我々は今後忘れることはないでしょう。
サンキュー青山フォーエバー青山
投稿日にこの報道したサンスポは許さないからな!
さて気を取り直して、このブログを始めてから3回目となるドラフト記事。
やはりドラフトに関してはその辺の記事やブロガーさんには負けたくない(負けないとは言ってない)ところ。今回も面白可笑しく書いていくので、コーヒーでも飲みながら、最後まで楽しんでいってね!
今回は過去2年と比べ短くなっているので、気軽にどうぞ。分かりやすいかは別(致命的)。
ここまで読んで「嫌だ」「なんだこいつ」と感じた方、またこのノリが嫌いな方は速やかなブラウザバックを推奨します。
では目次。
指名選手まとめ
最初は指名選手の紹介から。
知っているという方は飛ばしていただいて構いませんが、もしかしたら知らない情報が転がっているかもしれないので見ていただけると幸いです。ではどうぞ。
1位 早川隆久
投手 早稲田大
・選手動画
・選手解説
2020ドラフトNo.1投手。
力感がなく、出所の見づらいフォームから常時140キロ後半を計測する速球を投げ込む。加えてスライダーやカッター、森下(現広島)から教わったカーブ、抜けの良いチェンジアップ、ツーシームといった変化球を高い次元で操る本格派左腕。
最速155キロ左腕というのが取り沙汰されているが、彼の真骨頂はその総合力の高さ。制球、再現性と素晴らしいものがあり、K/BB(奪三振/四球)やP/IP(1イニングあたりの投球数)は圧倒的な数値を叩き出す。昨年までは高めにいった球を痛打されることも目立ったが、今季覚醒し無双。まさに穴のないスーパーエースとなった。
練習量、態度ともにチームトップクラスで、体のケアも欠かさないストイックさも彼の良さの1つ。登板前のルーティンはなんと15個。
藤平と同郷、共にU-18代表ということで、いずれは左右の両エースとして期待したい。
選手タイプ:左の菅野(巨人)
・雑感
「よぉぉうぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお♡♡♡☆※〇×%△…」
はい、出た。楽天陣営3年連続3回目の絶叫。
キャスで聴いていた方々、その節は大変失礼いたしました。
…折角なので(???)、切り抜きを。あの興奮をもう一度味わいたい方はどうぞ。鼓膜が破れぬよう、お気をつけて。
※音量注意
こいつら、喧しすぎんか?
あのキャスを見逃した方、もう一度聴きたいという物好きな方はこちらから。
この喜びも仕方ないとさえ思える、4位に落ちたなんて小さな悩みは全て吹き飛ばしてしまうほどの嬉しさ。
だって、将来のエース候補の獲得を目指していたドラフトなのに、下手したら即エースとなれる投手が来てしまったのだもの。
(11/3追記:申し訳ありません、早川様。来年からエースとして楽天をお願い致します。)
正直、本当に獲得できたのか、今でも信じられない。
…大丈夫? 本当に交渉権確定してる?? 入団拒否しない?????
最早言うまでもないとは思うが、この早川の指名、「第一指名加盟楽天 早川隆久超妥当」というくらい王道中の王道。
選手紹介でも書いた通り、間違いなく2020ドラフトNo.1。近年の中で見ても、トップを争うくらいの実力を持った即戦力投手。チーム事情を考えれば、これ以上ない選手を獲得できたと言える。
そして、球界を代表する投手になる確率が非常に高いのも神。
あのGMは毎年スーパースター候補を求めているが、野手のスーパースター候補が辰己だとすれば、投手はこの早川。チームを変えてしまう可能性を持った候補という意味でも、唯一無二の選手であることは間違いない。
楽天ファンはもっとポジろう。
・期待する成績
規定投球回到達、新人王
2位 高田孝一
投手 法政大
・選手動画
・選手解説
剛腕という言葉が似合いそうな、2020ドラフト屈指のパワーピッチャー。長身で躍動感あるフォームから力強い直球を投げ込む。
最速156キロ、先発でも毎回のように150キロ超を記録する直球を中心に、140キロ弱を記録するカッター、130キロ中盤のフォークを織り交ぜ、芯を外す投球を見せる。昨年は最速150キロだったが、自粛期間を経てビルドアップ。それに伴い、6キロの球速アップを果たした。
これだけの直球を持っているタイプには珍しく、制球もそれなりに良いのも特長。パッと見リリーフタイプに見えるが、先発でもこれだけ球速を出せるエンジンを備えているという点で貴重な存在。
練習でも手を抜かず、淡々と同じメニューを熟せるひたむきさもまた、彼の持ち味。
選手タイプ:安樂(楽天)と澤村(ロッテ)を足して2で割った選手
・雑感
六大学コレクターの時間だああああああああああああああああああ
球団創設以来初めて、法政大の選手を指名。これで残るは東大のみ。記録(?)にリーチとなった。
(東大は抜きでも良いのではと思っているのは内緒)
楽天の東京六大学出身選手は成功率が高い(体感)だけに、早川とともに、彼にも期待がかかる。
また、髙田萌生と高田(法政)という、野球界2大高田ホウセイが揃ったというのは最高のポジである(?)
さて高田についてだが、やはりその馬力が目に付く。
先発で常時150キロ弱を出せる投手が今の楽天にどれくらいいるのか?
恐らく、則本くらいだろう。あれだけのエンジンを持っているのであれば、是非とも先発として育ってほしいというのが本音。
ただ、リリーフ(Bチーム)としては即戦力級の働きを想定できるだけに、そっちで起用される可能性も十分にあるのが多少気になる点ではある。
先発中継ぎ両睨み出来るような、所謂使い勝手の良い投手になりそうなだけに、逆にたらい回しはしないように配慮してもらいたいところ。
第二の近藤を生んではいけない(戒め)。
ここ3試合の近藤(楽天)
— だんだ (@pokoda514) 2018年8月11日
8/9…2回39球
8/10…1.1回31球
8/11…4回89球
計…7.1回159球
これでは近藤責められないやろ。7/31に上げてから1週間使わずに急にこれとかもう…起用法からアレだけども。ドラ1とか関係なくこんなことさせたらアカンよ
・期待する成績
先発で30イニング
3位 藤井聖
投手 ENEOS
・選手動画
・選手解説
2年前の「東洋大3羽烏」に隠れていた逸材。昨年は小深田とともに侍ジャパン社会人代表に選出された。
最速150キロを記録する空振りの取れる直球に、スライダーやブレーキの利いたチェンジアップ(本人曰くツーシーム)、カーブといった変化球を組み合わせる速球派左腕。コマンドというよりは球威で押すタイプ。
スカウトが「ダイナミック」と評するフォームも特徴的。高いリリースポイントで真上から投げ下ろしてくるため、打者としては身長(175cm)以上に角度を感じるはず。
ちなみに、中学時代に所属した瀬谷リトルシニアでは鈴木翔天と同期。当時は翔天がエースで、藤井は外野手。
選手タイプ:濵口(DeNA)
・雑感
「えっ、まだ投手続けるんですか??」その1。
いやだって、上位で2枚先発投手というのは想定内だったけど、まだ続けるとは思わないじゃん?
あのGMの考えは読めない。さすが、球場入りしてからうまい棒を10本食べる男(関係ない)。
さて藤井について。
150キロが出せて、直球で空振りが取れる左腕はそれだけで貴重な存在。彼もまた、先発中継ぎ両方での起用が可能な投手。
元々上位候補と呼ばれていたような左腕だったが、今年春の左肘の違和感がここで獲得出来た要因の一つか。
この藤井、1年目から「起用できる」投手であることは間違いないだろう。そういう意味では即戦力。ただ個人的には、1軍で活躍するための課題はまだまだある「素材」と見ている。変化球の精度をもう一つ上げてほしいし、左打者の内角に投げ切れるか、という点で疑問符が付く。
社会人出身ということもあり、即戦力としての期待が持たれると予想されるが、弓削や瀧中のように、2軍である程度チューニングしてからというプランが良いのでは、とは思う。
そして選手紹介にて、ファンの皆さんが気になった(?)であろう、瀬谷リトルシニアの繋がり。
その後含め、簡単に表にまとめるとこんな感じなのだが…
この2人がプロで同じチームになるの…エモくないか??
翔天の現在の背番号が「56」なのも何かを感じずにはいられないところ。
神奈川は勿論、多方面の新規ファン開拓のチャンスやぞ。グッズチーム、仕事の時間だ。
ちなみに瀬谷リトルシニア、部坂スカウトも所属していたのは内緒♡
・期待する成績
先発で30イニング
4位 内間平馬
投手 亜細亜細亜大学学
これすき。
【 #ドラフト 】昨年の大学日本代表、亜細亜細亜大学学・内間平馬投手は楽天4位指名…パの打者に「どれだけ通用するか、成長できるか楽しみ」 https://t.co/8OYGMl81DP #プロ野球 #野球 #baseball
— スポーツ報知 プロ野球取材班 (@hochi_baseball) 2020年10月26日
冗談はこれくらいにして…
4位 内間拓馬
投手 亜細亜大
・選手動画
・選手解説
3年次に大学日本代表に選ばれた本格派右腕。
最速150キロの直球を中心に、スライダーやカッター、亜大ツーシーム、宜野座カーブという濃い(?)変化球を組み合わせる。身体の使い方が横振りであるため、直球がシュート回転するのも特徴。
制球は良いとは言えないが、前述の変化球で打たせて取るピッチングも出来る。
大学代表でのある出来事から、一部での人気(?)が高い。
選手タイプ:今井(西武)
・雑感
「えっ、まだ投手続けるんですか??」その2。
こんな指名を予想できた人がいるだろうか。いや、いない。
あのGMの思考は誰にも読めないのである。
あのGMほんとさぁ…
Twitter上で意外と期待されている反応が多かったのがこの内間。
楽天でスラットやツーシーム、スプリット、更にはこやシンのような変化球の習得実績が出てきたことで、亜大ツーシームと宜野座カーブを持っている彼への期待値が高まったものと思われる。
かくいう私も、指名した選手の中で最も楽しみな選手の1人として見ている。
彼特有の変化球に楽天で覚えさせられるモノが加わり、シュート回転する直球をフロントドア、バックドアと意のままに操れるようになると…めちゃめちゃ面白いのでは??
制球など課題はあるものの、謎のワクワク感を感じさせる選手だ。
ちなみに、大学代表でのある出来事が知りたい方は、「内間 ネックレス」などで調べてみると、お目当てのものが見れる…かもしれない。
・期待する成績
先発で20イニング
5位 入江大樹
・選手動画
・選手解説
スケールの大きさが売りの右打大型ショート。
ボールになる変化球を振ってしまうなど、打撃は対応力などに粗さがあるものの、当たった時の飛距離は高校生でも上位のもの。今年から徐々に逆方向に飛ばせるように。
守備に関しては自粛期間での猛練習で成長。以前までは「やらされている感」があったが、監督も言うように内野手らしくなり、ハンドリングが良くなった。
時間はかかる素材ではあるが、高いポテンシャルを誇るロマン型。モノになったときのワクワク感は楽天の若手野手でもトップクラスだろう。
選手タイプ:紅林(オリックス)
・雑感
仙台育英との関係は大丈夫です(大声)
チームに由規と星2軍バッテリーコーチがいるからね、へーきへーき。
補強ポイントだった育成要員のショート、そして右打大砲候補。
2軍で育成するショートは村林より下がおらず、右打大砲候補も内田より下がいない。それぞれどこで獲るのか注目していたところだったが、まさか兼ねるとは思っていなかった。なんならセンターも守れる(小声)。
打撃守備ともにまだまだ課題があり、時間はかかるタイプかもしれないが、ロマンとポテンシャルに期待して気長に待ちたいところ。優しそうな性格は…頑張ろう!
早くも浅村への弟子入りを希望している点は好ポイント。学ぶべき選手を分かっている素晴らしい新人。
生え抜きェ…
・期待する成績
2軍で200打席
6位 内星龍
投手 履正社
・選手動画
・選手解説
今夏、公式戦初登板を果たした隠れた逸材。高いポテンシャルが評価されている。
長身から空振りの取れる直球にカッター、SFFを投げ込む。短いイニングしか経験していないものの、高校生ながら平均140キロ中盤を出せるのは見事。
山本由伸を彷彿とさせるフォームが特徴的だが、トレーニング方法も参考にしているとのこと。
合同練習会では打者5人に対し無安打1三振1四球の内容。
選手タイプ:梅津(中日)
・雑感
ここで高卒長身投手!?!?!?!?!?
いやぁ…素直に驚いた。
というのも、楽天はここ数年、毎年のように高卒長身投手を育成で指名しており、今年もその例に倣って育成指名してくると勝手に思っていたため。
ここに関しては後ほど少し掘り下げていくので、そちらでどうぞ。
内についてだが、履正社出身というのも注目してもらいたい。
履正社の練習は自主性を重んじており、自ら考えさせるという指導方針を取っている。プロに入ってからは練習の取捨選択が迫られてくることもあり、主体性がより重要になってくる。
その点での心配が少ないのは、個人的にだが地味に推せるポイントである。
…さっき、履正社という文字を見て山田〇人獲得を想像したファン、あなたは毒されている。もう少し冷静になろう。
・期待する成績
2軍で20イニング
育成1位 石田駿
投手 栃木GB
・選手動画
石田駿、ドラフトに向けて1回を投げてアウトは空振りに仕留める3奪三振。クルッと回って爽やかに決めます pic.twitter.com/pkMvDjVhww
— akasen (@aka5en) 2020年10月11日
・選手解説
イケメン。
サイドから最速153、常時140キロ後半の速球を投げ込む和製林昌勇。チームメイトの川崎宗則からは「日本版 M.シャーザー(ナショナルズ)」と評された。
制球はお世辞にも良いとは言えないが、荒れ球で適度に散る力強い直球と4種類の変化球で高い奪三振率を誇る。
栃木GBに入るまで、高校1年秋の新人戦を最後に、大学卒業まで公式戦出場なし。怪我などがあったとはいえ、異色の経歴を持った選手といえる。勿論、全くの無名だったが、独立リーグでの指導で開花。1年で8キロの球速アップを果たした突然変異型。
牧田と同じ静清出身かつ、福森と同じ九産大出身。なお、福森とは同期。
イケメン(大事なので2度)。
選手タイプ:進藤(DeNA)
・雑感
ヨソドラ、的中。
ヨソドラ指名選手の中で唯一指名があったのがこの石田。
楽天の育成では「コネ枠」があると踏んで指名したのだが、それが見事に当たった形に。昨年の福森の時も書いたが、九産大の監督と大久保スカウトは兄弟であり、今回もその繋がりが活かされたのではないだろうか。
九産大出身の速球派サイドスローということで、何故か頭痛がしてしまう人もいそうだが、大丈夫。あの方ほど制球は悪くない。ストライクはちゃんと入る。
独立で急激に成長した彼だが、シンカー習得時のエピソード、というかサンドバッグ巽コーチの言葉が強烈すぎてすき。
「その球をシンカーと呼び続ければ、シンカーを意識したフォームになる」
一目見た瞬間のなにいってだこいつ感、癖になりそう。
なんだかんだ、予想が当たったのは嬉しいので応援してるぞ(ここが当たると思わなかったのは内緒)。
・期待する成績(?)
支配下登録
総評
さて選手紹介といらぬ雑感を終えて、ようやく総評。
2020ドラフトのテーマとは?
他球団ファンでも『あ、投手が足りないんだ』と一目で分かるよう指名だった2020ドラフト。今年の指名から考えられるテーマは、「先発陣の世代交代」、そして「平均球速の向上」の2つ。
まず1つ目、先発陣の世代交代。
昨年からツイートなどで書いてきたが、楽天先発陣は高齢化が進んでおり、これ以上放置すれば近い将来の崩壊は免れないというほど限界ギリギリの状況。
この問題を更に先送りにするとどうなるのか?
まーた地獄の繰り返しである。
この記事を読んでいる多くの楽天ファンも、「取り敢えず先発がヤバい」くらいの認識は持っていたのではないかと思う。
では実際、どのくらいヤバいのか。
2020シーズンの先発投球回割合を見ていこう。
今回は「次世代のローテ組:~26歳」「主戦力期待組:27~32歳」「世代交代組:33歳~」の3カテゴリに分け、それぞれ割合を出した。
※閲覧注意
詳細はこちら。
ちなみに24歳以下に限定すると、今シーズン先発で消化したイニングは0.0なのだが、これは黙っておこう。楽天ファンの7割が〇んでしまう。
今シーズン、先発として登板したのは延べ11名。
目を背けたくなるような上記のグラフや表を見ると、人数自体はそれぞれ均等であるものの、投球回に関しては、26歳までの若手より33歳以上の方が多いことが分かる。
33歳以上の所謂ベテランの域に入っている選手は、いつ急激に衰え、まともにイニングが食えなくなってもおかしくない。実際に、岸は離脱も多くなってきており、以前のようなパフォーマンスを通年発揮するのは難しくなってきている。
そろそろ世代交代の波が訪れてほしいところだが、肝心の若手はというと、割合は1番低い23%。近年獲得した先発候補が軒並みリリーフに回ったり、フォーム探しの旅から帰ってこなくなったりしている影響で、ファームを見渡しても候補がそもそもいない。
という背景から、今年のドラフトでは、1年目からある程度の運用が期待できる先発を2名程度獲得し、徐々に若手の投球割合を増やしていくのではと睨んでいた。
が、あのGM、その上を遥かに超えてきた。
1~4位が全員、1年目から1軍で登板してもおかしくない先発候補。
個人的に衝撃だったのが、ここ2年、「野球は野手」というようなドラフトをしてきたあのGMが、このプランを選択したということ。野手の補強ポイント、しかも比較的重要度の高いものがあった中で、それよりも何よりも(準)即戦力となる先発投手を優先したのである。
そして例に漏れず、お得意の「同年代をぶつけて競争を煽る」戦略を取っている。
既存若手先発陣の尻叩きも兼ねて、先発高齢化問題をなんとか解決しようという狙いが色濃く出たものとなった。
そしてもう1つのテーマである平均球速の向上。
近年注目されるようになってきた平均球速。NPBも年々高速化が進んできており、ある程度は出ないと1軍で通用しない、と言われるくらい重要なものである。
では肝心の楽天投手陣はどのくらいなのかというと、143.7km/h(11/3現在)。どのように感じたかは人それぞれ異なるだろうが、ちなみにこれ、12球団最下位タイの数値である。
牧田がいるから仕方ない…と思ったそこのあなた。こちらのツイートを見てほしい。
ストレートの球速測定が100球以上あり、チームで平均球速が下から2名を抜いた場合のストレート平均
— aozora (@aozora__nico2) 2020年10月19日
ソ 147.9
ロ 145.0
楽 144.5
西 145.9
日 144.6
オ 144.7
巨 147.1
中 146.0
神 147.2
D 147.4
広 146.0
ヤ 144.9
平均から外しているのは画像の投手です。 pic.twitter.com/8rAu0JXh05
…まあこの通り、正真正銘の最下位である(白目)。
GMもここは重く見ているのか、今年は常時140キロ中盤から後半を計測出来る出力を持っている投手ばかりを指名。左腕2名や高校生である内も例外ではなく、最速や平均球速をある程度重視したのは間違いないと言えよう。
内の指名から見える、投手育成への手応え
楽天のドラフト戦略が変わるターニングポイントになり得るのが、6位の内。
近年、毎年のように育成で指名していた高卒長身右腕(千葉、清宮、小峯)の枠。今回注目すべきは、「高卒長身投手を支配下に持ってきた」ことにある。
「高卒投手は育てられない」と散々言われ続けてきた楽天。入団後にビルドアップできず、球速が伸びずに退団してしまうというのがいつものパターンだった。
では何故、この指名に踏み切ることが出来たのか。背景として挙げられるのが、18年育成ドラ1・清宮の存在。
今季のファームで、最も見違えたのが彼。最速は149キロまで伸び、2軍ではイニングを超える奪三振を記録するまでに成長。昨年の今頃、四国IL選抜との練習試合で130キロ中盤しか出なかった投手とは全くの別人と化した。
待望の高卒投手育成メソッド。チームとしても、清宮の成長で相当の手応えを感じたと見られる。より良い素材をこのメソッドで育成したらどうなるのか、今後是非注目してもらいたいポイントだ。
指名を受けてのデプス更新
ここで改めて、指名選手をおさらい。
2020ドラフトを受けてのデプスチャートは以下の通り。
来季から即ローテを回れる人材の他、2、3年後のローテ候補を含め先発を4名獲得。また、ブルペンにアクセントを付けられる投手も育成で確保出来た。
野手は1名のみだったものの、取り敢えず補強ポイントだった2軍育成用ショート、右打大砲候補を埋める形に。
おわりに
「宣戦布告」と言われた昨年とは打って変わって、高評価を受ける指名となった2020ドラフト。
今年はヨソドラで予想したりしたが、蓋を開けてみれば、最優先である「先発」という補強ポイントを全力で埋めに行く結果に。その中でも、競争を煽る指名や将来への投資も欠かさなかった。
予想の遥か上をいく指名ではあったものの、今年もしっかりとした意図の見えるドラフトだったと言えるだろう。
ドラフトから1週間以上経ったが、今の気持ちはこれだ。
今回指名された選手全員が入団し、優勝へのピースとなっている未来に思いを馳せ、今回の締めとしたい。
今回も最後まで見て頂き、ありがとうございました!!
過去2年と比べ短かったのは指名選手が少なかったからです。決して書くことがなかったとかではありません。もう一度言います。決して書くことがなかったとかではありません。
長文を書くのが久しぶりすぎて、おかしい点が多々あったのはご了承ください。リハビリ、しような。
曲紹介はまた今度の機会に。では、また。
春ドラ2020の振り返り
おはようございます。だんだです。
今回は先日行われた仮想ドラフト、「春ドラ2020」での楽天陣営の動き・指名について書いていきます。
と、その前に恒例のアレ。曲紹介です。今回はこちら。
軽自動車のCMソング
と評されるそのポップなメロディが特徴的な一曲。めっっっっちゃすき。
メロディが注目されがちですが、歌詞もとても良いんだこれが(語彙力)。
曲名にもなっている「たくさん」というフレーズが数多く用いられている中で、ラストサビ前の一箇所のみ、意味が違うのがすこすこのすこ。天才かな?
勿論(?)、ここはフルじゃないと聴けないので…
さて本題に。
先述した通り、「春ドラ2020」について、補強ポイントや指名選手の紹介などなど書いていきます。
例の如く長い記事となりますが、コーヒーでも飲みながら、ごゆっくりお楽しみください。
0.担当騒動~サポーター募集
代表
— チタン・パセポン (@__Ti22) 2020年3月7日
だんだやれよ
— チタン・パセポン (@__Ti22) 2020年3月8日
ひょんなこと(圧力)から楽天担当になってしまった🍡。
そんな担当も今回で6度目。
「もう、隠居生活(サポーター)していいよね」
そこで稀代の天災、🍡は閃きました。
楽天野球団の如く、新人を取り入れて学徒動員すれば良いのでは…?
ということで、「春ドラ2020」ではアットホームな楽天陣営として、サポーターを募集。
ゴールデンルーキー3名が加入し、過去最多となる7名のサポーターを迎え入れて臨みました。
- Headphone(@IsThatHeniki)さん
- チタン(@__Ti22)さん
- 野球好き40(@ygz_D40)さん
- ましと(@mashito_7)さん
- weed(@weed89591203)さん
- みけ(@mikesan315)さん
- Haruto(@haruty00)さん
「これだけいれば今後は安泰だろう!」と、一安心の🍡。
果たして担当候補は生まれたのか?
肝心の指名はどうなったのか?
以上2点に注目してお楽しみあれ。
※ここからの温度差にご注意ください。
1.補強ポイント
気を取り直して、ここからは真面目に。…ほんとだよ?
まず、楽天の補強ポイントを、投手野手それぞれ書いていくことにします。
投手
先発
則本や岸、涌井、辛島…と名のある投手が揃い、それぞれが万全に働けばリーグ屈指、チーム歴代最高ともいえる先発陣。
しかし、それも現状の話。昨年の記事にも書いた通り、先発陣の高齢化は大きな課題と言えます。
2020年、主に先発として投げるであろう8名を挙げ、3年後を想定してみます。
涌井、塩見らが30代後半を迎え、岸に至っては40代目前。流石にローテとしての稼働を期待するのも難しい歳に。また、辛島がFA権を行使する可能性も十分にあるでしょう。
となると、3年後、8名中4名がまともな戦力として期待できない可能性が出てきます。
では、彼らがいなくなった分のイニングを誰がどう埋めるのか。
藤平が期待したい投手の筆頭と言えますが、春の練習試合で見たところ、制球や変化球、ランナーケア等、まだまだ課題は山積みといった様子。
その他、獲得した先発候補は出てくる気配を見せず。近藤など、Bチームとして試される投手がほとんど。既存の若手に期待したいところですが、現実は非情です。
以上より、「3年後にローテーションを揃える」ことを目的として考えるのであれば、今のうちから手を打っておかなければ手遅れになってしまいます。
そういう意味では、今年は締め切りギリギリの最終年と言えるでしょう。
このままでは3年後のローテもままならない為、最低1名、出来れば2名はローテ候補を獲得したいところです。
- 2、3年後のローテ候補 … 優先度:高
中継ぎ
森原やブセニッツ、シャギワらAチームに、青山や牧田、高梨らを加えた中継ぎ陣は先発同様、リーグ屈指のものを誇っています。
松井が抜けた穴について議論されていた時期もあったような気がしますが…戦力的に特に大きな問題は見当たりません。
Aチームについては外国人が中心となっており、言い方はともかく、メンテナンス(選手の入れ替え)はいくらでも利くため、ドラフトで優先する必要も薄いでしょう。
一見、穴のない中継ぎ陣のように思えますが、大きな課題が1つ。まともに投げられる左腕が高梨のみという点。
現状、「対左といえば高梨」であり、昨年も狂ったように何度も何度も肩を作らされていました。
このままでは壊れてYoutuber専念になってしまいかねません。彼に代わるとまではいかずとも、負担を軽減するための左腕は獲得したいところです。
また、課題とまではいかないものの、青山ら「Aチームではないが、Bチームでもない」投手の後釜候補として、右腕も補充しておきたいところ。
近年獲得している通称「森原枠(社会人右腕枠)」は勿論、牧田や館山コーチの加入を考え、変則投手を狙うのも1つの手かもしれません。
- 即戦力中継ぎ左腕 … 優先度:高
- 森原枠 … 優先度:中
- 変則投手 … 優先度:中
捕手
嶋の穴だなんだだんだ言われたものの、正捕手はすんなり太田に決まりそう。第2、第3捕手は足立や山下、堀内らで争う布陣となっています。
昨年、高校生を2名獲得したこともあり、年齢層的にも人数的にも足りない点はありません。個人的な想定の話ではありますが、切(れ)る選手がいません。
基本的に、ドラフトは選手の入れ替え。加入した分だけ、出ていく選手がいるものです。人数が足りないなどの理由がなければ、単純に増やすという選択肢は取りにくいかと。
そんな捕手ですが、補強ポイントを挙げるとしたら2つ。
1つは実績のある捕手。嶋が抜け、1軍経験の豊富な捕手がうちにはいません。しかし、当然のことながら、ここはドラフトでの獲得は不可能です。ということで除外。
もう1つ。こちらが本命と言えば本命です。それは太田の対抗馬となる存在。本来であれば堀内らに期待したいこのポジション。
先述した通り、捕手陣は数、年齢層ともに問題ありません。実際にここを指名するのは、太田は思ったような活躍が出来ず、他の候補も心許ないという、ある種最悪な展開を迎えている場合と言っても過言ではありません。
出来れば最優先として考えたくはない補強ポイントです。
- 太田の対抗馬 … 優先度:低 or 高
鈴木大地や小深田の加入により、層の厚くなってきた内野陣。浅村や茂木、銀次など各ポジションにレギュラークラスがいることもあり、蓋ができ、育成する土壌も整ってきました。
ということでそろそろ育成に目を向けたいところですが、ここ数年選手層を厚くすることに注力してきた為、2軍で育成するようなプロスペクトは黒川くらい。今年は将来のレギュラー候補を獲得したいところです。
候補としては、出来れば右打ちのショートやサードが挙がります。黒川の将来の可能性(セカンド断念→サードへ)を考えるのであれば、ショートの獲得が優先されるのではないでしょうか。
また、デプスを見てもわかる通り、山﨑幹や渡邊佳など内野全体として左打ちが多い(右5:左8、支配下のみ)点も注目ポイント。
代打やバックアップ要員として、右打ち即戦力内野手の指名も視野に入ってくるかもしれません。
- 高校生ショート … 優先度:高
- 高校生サード … 優先度:低~中
- 右打ち即戦力内野手 … 優先度:低
外野手
センターこそ固まっていないものの(恐らく辰己)、両翼は島内、外国人と離脱さえなければ高いレベルにある外野陣。
層自体は内野ほど厚くないものの、オコエを筆頭に、2軍を卒業させたい若手も増えてきています。
肝心の補強ポイントはどうでしょうか。2つ挙げてみます。
1つは高校生のプロスペクト。オコエや小郷らが1軍に割り込むことを想定すると、2軍で「育成する」といえる年代にある外野手は武藤のみとなります。
怪我人が出たこともありますが、春先のファームでは、センター和田恋、育成選手のみの外野陣といった起用も見られ、プロスペクト不在が垣間見える結果に。
2つ目を挙げることなく、高校生と断言できるのではとも言えるこの状況。優先度はそれなりに高くなるでしょう。
もう1つがみんなの精神安定剤こと即戦力。目的は勿論、故障によるリスクの低減です。
しかし、23~26歳に選手が固まっており、編成上はあまりよろしくありません。いつも言われる「(年齢が)オコエより下」の大学生ならまだしも、社会人は少し避けたいところ。
どちらの選択も取れる年と言えそうですが、何事もなければ高校生になりそう。それでも即戦力にいくとしたら、既存の若手が伸びなかったか、或いは島内がFAを匂わせているか。即戦力に関しては捕手同様、出来れば見たくないところ。
- 高校生外野手 … 優先度:中~高
- 即戦力外野手 … 優先度:低
その他
本格的な3軍始動を視野に入れるのであれば、育成選手の大量指名は必須。
現在、育成選手は16名(投手、野手8名ずつ)いますが、3軍制を敷いているソフトバンクの育成選手は21名。20名程度は欲しいということで、投手野手ともに最低2名ずつは確保したいところです。
-
3軍要員となる育成選手
2.指名プラン
上記で挙げた補強ポイントを絞り、春ドラ2020では下記のポイントを指名する運びとなりました。
投手
- 2、3年後のローテ候補(左腕優先)
- 即戦力左腕リリーバー
- 変則投手 or 森原枠
- 高校生ショート(右打優先)
外野手
- 高校生外野手(左右問わず)
その他(3軍要員)
3.指名内容
ここからは、実際に指名した選手について紹介していきます。
#春ドラ2020 楽天指名
— だんだ (@pokoda514) 2020年4月26日
1位…井上朋也(花咲徳栄)
2位…村上頌樹(東洋大)
3位…入江大生(明治大)
4位…相羽寛太(静岡)
5位…加藤三範(筑波大)
6位…和田悠佑(日本通運)
育成
1位…佐伯成優(高岡第一)
2位…根岸涼(桜美林大)
3位…武岡大聖(八戸学院大)
4位…岩田将貴(九産大)
5位…園部佳太(福島RH)
1位 井上朋也 外野手 花咲徳栄高校
高校生外野手、右打ちのプロスペクト
「生え抜きのスーパースター」候補。確実性と長打力、身体能力を兼ね備えたトッププロスペクト。
広角に強い打球を打てるのが最大の売り。
持ち味の1つである爆肩を生かすため、今回は外野手として指名したが、現在挑戦している三塁をやらせてみるのも全然アリ。
ただ、黒川の将来を考えると三塁固定はしたくないところ。
FAやドラフトで1軍戦力に「蓋」が出来つつあり、じっくりと育成出来る環境も整った今こそ、将来の中軸候補としてプロスペクトを獲得したい。
楽天陣営小噺
「早川を外した際、誰に行きたいか?」とサポーターに聞いた際、その場にいた全員が井上と回答。サポーター全員の推しで決まった1位指名。
2位 村上頌樹 投手 東洋大学
2、3年後のローテ候補、即戦力投手
ご存知、2016選抜優勝投手。
圧倒的なスピン量を誇る直球に、キレのいいスライダーや回転数の少ないフォークなど、多彩な変化球を組み合わせる右腕。
コマンド能力や投球術に関しては抜きん出たものがあり、安定感で言えば2020ドラフトトップクラス。
球速がもう一つ欲しい点や消耗度合いは気になるところだが、ローテ候補を求めている我々からすれば、この時点で残っていた投手の中ではこれ以上ないのではという投手。
勿論、楽天の若手にこれだけ完成度の高い投手はいない。即戦力として、1年目からでもローテ入りしてもらいたい。
楽天陣営小噺
井上がいなかった or 外した場合の外れ1位候補。やっぱみんな間違いなくローテに入れそうな投手が欲しいんすねぇ…
ましとくんだけが、最後まで佐藤(慶大)を推し続けていたのは内緒♡
3位 入江大生 投手 明治大学
2、3年後のローテ候補
187㎝の恵まれた身体から、平均140前半~中盤の直球と135キロ弱の縦スラを主体に、横スラや縦に割れるカーブを交える大型右腕。
フォームもよく、今後の成長次第では、ドラ1も十分にあり得るポテンシャルを持っているのではないだろうか。
先述した通り、昨季は直球と縦スラ中心であり、先発としてはもう少し他の変化球の割合を増やしたいところ。変化球を磨いてもらうため、1年目は2軍に漬けておくのもアリ。
昨年12月には津留﨑と会食しており、繋がりがあるのもGood。筋トレやサプリについて聞くなど意識も高い。
将来のエース候補として、U-18で共に戦った藤平と切磋琢磨してほしい。
楽天陣営小噺
巨人に4位指名された大道(八戸学院大)と迷ったが、本番中にチタンくん、Headphoneくん両名がゴリ押し。この熱に負けたのは正直ある。
4位 相羽寛太 内野手 静岡高校
高校生ショート
ステップ、球際の強さ、あらゆる体勢からのスローイングの強さと正確性。どれを取ってもレベルが高く、高校トップクラスの守備力を誇るショート。
打撃に関しては数字こそ出ていないものの、スイングは悪くない(と思う)。数字が残せるようになれば、レギュラーは間違いない逸材。
茂木、小深田の後釜候補として、2軍でとにかく打席を与えたい。
先輩の堀内と一緒に、うちでやろう!
楽天陣営小噺
実はリストに入っていなかった選手。元々、打撃力の高さも重視していたことから、ツイートでも書いた通り、残っていた中では津田(横浜高)が第1優先だった。
が、Headphoneくんの「相羽でも指名する?」で🍡のスイッチがONに。
そこからは「僕は相羽を推すよ?」「僕は相羽が良いと思うよ?」の一転攻勢。見事指名を勝ち取った。
5位 加藤三範 投手 筑波大学
即戦力左腕リリーバー
みけ枠。
岩手県出身の技巧派左腕。名前が「みづき」でうちは楽天。獲るしかねぇ。
スリークォーターから常時140キロの直球に、スライダーやフォーク、チェンジアップを組み合わせる。
何としても獲得したい中継ぎ左腕をここで指名。
怪我さえなければもう少し上でもおかしくない投手。復活を期待したい。
楽天陣営小噺
陣営では「みづきちゃん」の愛称で親しまれた投手。
実は彼(女)の指名の裏には壮絶な殴り合いが。対抗したのは野球好き40さん。推し選手は似たアームアングルの左腕である松山(東海大)。両者一歩も引かない戦いの末、最後に立っていたのはみけ帝。
推しの強さは大事だなと思いました(こなみ)。
補足。
彼は震災の被害が大きかった岩手県山田町出身で、将来の展望はプロ野球で活躍して山田町を復興すること。みけ帝にはここも含めゴリッゴリに推されました。
是非、その想いを東北の地で実現してもらいたいところ。
熱い思いがみけ代表のブログに載っていますので、是非。
6位 和田悠佑 投手 日本通運
変則投手
最速140キロ、常時130キロ前半を担保できる出力が売りのサブマリン。
カーブやシンカーを散らすのは勿論、制球も良い。
日通の先輩である牧田がいるからこそ、指名したい選手。
投球術やフォームでの緩急を教わり、そのまま牧田の後釜として定着してもらいたい。
起用法は先発・リリーフどちらでもいけるが、最初は中継ぎから。
楽天陣営小噺
森原枠とのアンケートの末、変則投手を優先することに決定。
和田がいなかったら横浜6位、VD4Bでも仙台6位で指名された赤上(東北公益文科大)でした。
実はweed枠だったり。ただ、みんな推したので特に枠はつけてません。
育成1位 佐伯成優 投手 高岡第一高校
高校生長身投手
2016年から毎年のように指名を続ける高校生長身投手枠。
186㎝の長身に加え、真上から投げ下ろすフォームで非常に角度あるボールを投げ込む右腕。
制球は課題だが、最速146キロの直球と縦スラで三振の山を築く。
一冬越えて2キロの球速アップを果たしており、本来の状況下であればもう少し注目度も高くなっていたはず。
実は山田スカウトの視察情報もあったり。
楽天陣営小噺
高校生長身投手は彼の他にも大勢おり、誰に決めるか逡巡。
枠がなかったHeadphoneくんに聞いたら彼が来たので、指名。ということで一応、Headphone枠ではある。
育成2位 根岸涼 投手 桜美林大学
1年目から支配下も狙える投手
チタン枠。
全身を使った投球フォームから、常時150キロ前後を計測する直球を投げ込む剛腕。
ロマン。好き。早くスラッターを覚えさせたい。
まだまだ細く荒削りの素材ではあるが、プロで本格的にビルドアップをしたらどこまで伸びるのか非常に楽しみ。
大学のユニフォームがえんじ色を基調としたものということもあり、楽天のユニも似合いそう。いや、似合わないはずがない。
楽天陣営小噺
指名前日に推された選手。
根岸くんがいなかった場合、同じく楽天のユニに似ている大学の投手を指名する予定だった。同じくチタン枠だが、これは全くの偶然。ちなみに桜美林大ではない。
育成3位 武岡大聖 外野手 八戸学院大学
むちむち枠
まごうことなき、むちむちみけ枠。
武岡(ヤクルト)の実兄で、ノーステップからえげつない飛距離を生み出す左の長距離砲。
昨年の全日本大学野球選手権での2HRが記憶に新しい。
最初は3軍要員からのスタートになるが、今の楽天には左のスラッガーがいない為、その持ち味を存分に生かして支配下を勝ち取ってほしい。
楽天陣営小噺
「西武育成2位 中道佑哉 投手 八戸学院大学」
全てはここから始まった。このアナウンスがされた際、みけ帝の「(八戸学院大の表示に)びっくりした…やめてくれよ」という言葉は忘れない。
指名順が近づくたびに高まる楽天陣営の緊張感、そして荒くなる息遣い。当時のみけ帝はまさに野獣。指名が確定した際の「よっっっっしゃあ!!!!!!!」という雄たけび。いや咆哮。
これが美女と野獣ならぬ「むちと野獣」ですか。製作期間1ヶ月。大ヒット間違いなし(???????)。
想いが報われて我々もとてもいい気分になれました。サンキューみけ帝。フォーエバーみけ帝。
でも本番中にむちむちの太ももとケツを貼るのは良くないと思うよ。
このブログでは受け止めきれない愛の言葉も上記のリンクにありますので、是非どうぞ。
育成4位 岩田将貴 投手 九州産業大
変則投手
weed枠。
インステップしてくる左のトルネードサイドハンドという超変則投手。
そのフォーム故、身体への負担や故障のリスクも高いが、左打者にとっては間違いなく脅威。
いずれ「左キラー」として活躍してもらいたい。
楽天陣営小噺
推し選手をパワポのスライドで纏めてくるという革命を起こしたweedさん。あの時ばかりは我々も引退を覚悟しました。
その中の1人であり、最も推していたのがこの岩田。
実を言うと、1番最初に指名が決まったのは彼だったり。推し方が衝撃的すぎました。
こちらもweedさんより、溢れんばかりの愛をいただきましたので、みけ帝のコメントと共にお楽しみください。
右打ち内野手
2017ドラフトでは上位候補とも言われた強打の内野手。
大学では打撃不振や人間関係に苦しんだが、持ち味の長打力、広角に打つ技術を故郷の福島で見せつけ、東北の地でNPBでの一歩を踏み出してもらいたい。
同じく99年世代である松本との福島出身二遊間は結構、いやかなり見たい。
楽天陣営小噺
特に指名には関係ないが、3年前、園部くんのお母様にいいねを頂いたのが懐かしい。
もし上限である120名(独立抜き)に達していなかった場合は、Haruto枠として西村(高知商)を指名する予定でした。
指名選手を反映してのデプスチャートです。
4.総評
以前ツイートした通り、今回のテーマは「3年後」でした。
今回は特に先発を重要視。指名プランを練る際も、先発をどこで獲るかというところから始まりました。
先述した通り、現状はそれなりに期待出来る選手が揃っていますが、昨季から挙げられていた高齢化、後継不在という問題は解決していません。
いち早くこの問題に着手し、なるべく良い選手を、ということで早川(早大)へ入札しましたが、あえなく撃沈。
「そこまで先発欲しかったのに外れでいかんのかい」というツッコミが来そうですが、そこは井上のところで先述した通り。
早川を外し、出来れば2位で先発左腕が欲しかったところですが、先に指名されて島井しまい、村上に。
その場合3位で同じく左腕を狙う予定でしたが、「来年の市場にも左腕はいる」「左腕より質の良い右腕」ということで入江へ。急遽ではあったものの、質の良い投手を2枚獲得できたのは非常に良かったのではないかと思います。
何度も繰り返すようですが、先発陣は危機的状況であり、一歩間違えると数年後の崩壊に繋がりかねません。
割と真面目にこうなるんじゃないか。
その為、早い段階での運用が可能な投手や、2、3年後に出てくる確率が高い(=怪我などで躓く確率が低い)投手を優先。完成度やフォームを重要視しました。
その他の指名は、概ね想定通り。我々としても満足いくものとなりました。
全体指名人数120名の煽りを受け、育成で想定していたセンター候補(ましと枠)が獲得できなかったのは残念でしたが、次があれば狙っていきたいところです。
ここからは、あらかじめ指名しないと決めていた点について少し書いていきます。
今回は陣営として、「高校生投手は支配下で指名しない」という制約を設けました。
理由としては、単純に育成メソッドが確立していないこと。これまで、楽天は数多くの高卒投手を指名してきましたが、その中で出てきたといえるのは片手で足りる程度。
現在も高卒投手を数名抱えていますが、ビルドアップなどの文化がないせいもあってか、球速、球威が伸びていません。
引地に関しては、高卒1年目にもかかわらず、フォーム探しの旅に出ていました。厳しいことを言うようですが、昨季1年を通して、明確に伸びたポイントを問われると…
昨年の佐々木や奥川といった別格ならともかく、このまま高校生投手を獲り続けたところで、先輩の二の舞になることは明白。当たり前ですが、ハイリスクローリターンの指名は避けたいところです。
であれば、育成メソッドが確立(=モデルケースの出現)するまで、取り敢えず支配下での高校生投手指名は避け、育成指名の投手で様子見という形を取っても良いのではないかという結論に至りました。
また、1位で即戦力No.1捕手である古川(上武大)を獲得し、捕手の充実を図るという案も上がったものの、少々現実的でないということで、今回は最終的なプランに組み込まれず。
今回は選手層が厚くなってきたこと、そしてシーズンが始まっていなかったこともあり、即戦力野手を指名することはありませんでした。
今後、状況が変わった際、或いはその想定をした際の指名も見てみたいところです。
最後に、「春ドラ2020」の指名全体を見ての感想を少しと全体の指名表。
毎回、仮想ドラフトでは高校生投手は評価が低くなりがちな傾向にありますが、今回は支配下で6名のみ。選抜中止などの影響もあってか、その傾向が顕著に表れたと言えそうです。
また、今年は大卒投手豊作の様相があり、上位12人の少なくとも半分以上は投手が指名されるのではないかと踏んでいましたが、蓋を開けてみると12名中9名が野手。近年高まってきている野手優先のドラフトを多くの球団が行ったような結果に。
投手豊作であるからこその傾向は想定していなかった為、いい勉強になりました。ありがとうございます。
先発(左腕)、そしてプロスペクト野手という2つが今年の2大補強ポイントと考えられますが、少なくとも今回の指名順では、その両方を上位で獲得するのは厳しいと感じました。
当然、ペナントでもっと順位が上がれば、尚更難しくなります。
楽天陣営内から「早川を外したことが逆に功を奏した」という趣旨の発言がありましたが、もし引いていたら上位で野手指名は出来なかったでしょう。
更に井上を外していたら、1位、2位両方右腕なんて世界線もあったかもしれません。うーん…出来ればそれは避けたい。
1度のドラフトで何もかも、という風に欲張るものではありませんが、今年に関しては特に、何処を最優先で考えるか、何処を妥協点にするかという2つが鍵と言えそうです。
春ドラ2020での全指名です。
指名割合も参考までに。
5.おわりに
共に指名を考え、遅くまで協力してくれた楽天陣営、他球団の担当、サポーターの皆さん、そして何より、主催を務めて下さったブラウン(@ut1057)さんに感謝申し上げます。
野球界も話題が乏しい中で、春ドラを通し、野球について、楽天について語ることが出来たこと、プランを練り、実際に指名をする工程は兎に角楽しかったです。
次の機会があれば、その時はどうぞよろしくお願い致します。
今回はこんなところで締めたいと思います。
久しぶりの記事定期。今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
忘れていましたがもう1つ。
今回参戦してくれたゴールデンルーキー3名ですが、それぞれとても素晴らしい働き、そして我々が圧倒されるほどの推しを見せつけてくれました。
世代交代の波を実感している最中ですが、若さを生かして負けないように頑張っていきたいところ。なお。
そして、みんなが注目していた次期担当の器。果たして見つかったのでしょうか。
なんと、みけ帝が第2回VD4Bの仙台担当に就任。
【速報】
— みけ@仙台陣営代表 (@mikesan315) 2020年5月5日
第2回 #VD4B に仙台担当として参加させて頂くことになりました!
つきましてはサポーターの方を数名募集したいと思います。
興味がある方はDMを送ってください!!
今までの苦労が報われたような、それでいてあっさりすぎないかというような、素直に喜べないアレ(捻くれ)。
これが春ドラ、最大の誤算でした(ド失礼)。
しかし、募集して初めて仮想ドラフトに参加した方が、自ら担当を申し出てくれるというのも、中々に嬉しいものです。
みけ担当、頑張れ。
当日は実況キャスでもやるか。でもやったらいかんのかしら。まあいいや(適当)。
では今回はこの辺で。
練習試合の個人成績まとめと雑感
お久しぶりでございます。だんだです。
前回の記事から丸々4か月。時間が空き、オープン戦の季節となってしまいましたが、忙しかったからね、仕方ないね。この間2度ほど記事を没にした記憶があるようなないような。気のせいかもしれない。
ブログの書き方なんて忘れてしまったので、めっっっっっっっちゃ適当に書いていきます。
いや、そもそもちゃんと書こうとしていたのが間違っていたんだ。きっとそうだ。
島井と☕️、そして少しのコラレスでゴリ押しながらアクセス数を稼いでいた頃を思い出せ。
まあそんなことはどうでもよくて、楽天ファンに超有能が複数出て、ブロガーも急激に増えてきて僕も嬉しい限りです(謎の上から目線)。ブログは就職に役立つから、まだやってないみんなもやろうな!
加えてキャス配信する方も増えてきて、聴いてて楽しいし情報が入るのでたすかる。僕も絡みたいので機会があれば是非誘って♡
話題は変わって先日、ビッグニュースが。
なんと!!!
フォロワーが4桁に到達しました!!!!!!!
改めて、こんな垢ですが引き続きよろしくお願い致します♡♡♡
さて本題に…の前に曲紹介。しないと怒られるのなんなんです?
今回はこの曲。
聴く麻薬。あぁ^~耳が幸せになるんじゃ^~
かの有名な(大嘘)ナゴド大虐殺の一端を担った1曲。Radio Happy(こっちも聴いてね)とかいうバカ高いハードルを超えてくるあたりがこの曲の恐ろしいところ。
先ず曲調がすき。更にこの声でこの歌詞とかそれはもう堕ちるしかない。僕はもう手遅れです。これがまたテクノポップに歌声がマッチしてて最高なんだ(*^◯^*)
この曲もfullで聴いてこそ。
例の如く長い前書きを経て、漸く本題に。
今回は先日行われた練習試合5試合を終えての成績まとめ、そして少ししか見てないワイの個人的な雑感を書いていきます。
一応、サンプル数が多くない成績のため、盲目的に信じないようにお気をつけて。あくまで、参考程度に。でもポジるのはOKです。どんどんポジろう。
毎度のことながらこんな感じで進めていくので、嫌だ、なんだこいつ等、不快感を示した方はブラウザバックを推奨します。
では目次。
投手成績
先ずは投手から。とは言ってもそんなに書くことがないので、目立つところを主に。
目を引いてしまうのが上から3名の右投手。先発ローテーションの一角を争う藤平、石橋。そしてショートスターター、Bチームとしての期待がかかる釜田。
いずれも2度目の登板で複数失点を喫し、印象はかなり悪い。特に藤平、釜田はオープン戦前ながら、早くも開幕1軍に黄色信号が灯った形。
右投手の中で個人的に気になったのは寺岡、瀧中、西口の3名。
寺岡は直球がよく、コントロールも悪くないのは好印象。しかし現状、空振りを取れる所謂マネーピッチとなるボールがないのが惜しい。フォークなどのボールがそうなってくれば面白い。
瀧中は三振こそ奪えなかったものの、カットボールやツーシームを内角に投げ込み、持ち味の打たせて取る投球を披露。ショートスターター、Bチームの候補の一角として名乗りを上げるかもしれない。ただ、カーブは甘いのでどうにかしてほしい。
そして西口。この3名の中では、成績的にもっとも良かった。彼最大の武器であるブレーキの利いたチェンジアップは十分マネーピッチと呼べる代物で、回転がきれいな質の良い直球とのコンビネーションは抜群。先に挙げた2名と異なり、先発ローテーション争いをしてもらいたい投手だが、そこに割って入れるか注目したい。
頼むよ覚醒してくれないとまた逆神って言われるんだよ
続いて左投手。
個人的に気になったというわけではないが、なべゆ(渡邊佑)が投手陣最多となる3試合で投げるなど積極的に起用されている。2/20の阪神戦では炎上した釜田の火消し役として、スクランブル登板。見事無失点に抑えた。
ただ、投球内容はというとストライクを取るのに苦労したり、球が高めに浮いたりとまだまだ信頼できるようなものではない。オープン戦ではもっと良い投球を期待したいところ。
辛島はどうせ合わせてくるでしょ(適当)
野手成績
さて皆さんお待ちかねの(?)野手。ポジションごとまとめた後、全体の成績を見ていこう。
捕手
先ず始めに捕手。
太田が2本の長打を記録するなど好成績を残し、アピールを続けている。打席の内容は三振か出塁といった極端なもので、アダム・ダン率は脅威の87.5%を記録。守備面は捕手陣の中で1番良いこともあり、多少成績を落としたとしても正捕手の座は彼のものになるのではないだろうか。
下妻も城島打法で2本の長打を記録し、打撃で目立っている。
阪神戦にて解説の下柳に批判されたリード面が少し気になるが、それ以外は今のところ特に問題なし。光山バッテリーコーチ曰く「怪我の影響はない」とのことなので、このままアピール出来れば第2捕手の座も夢ではない。そして支配下おめでとう。頑張れ。
岡島さんは現状、アピールに失敗していると言わざるを得ない。目立たなければならない打撃成績が良くないだけでなく、守備でも壁性能の低さが露呈するなどボロボロ。このままでは18年に引き続き蔑称を作られる流れになってしまう。オープン戦での巻き返しを図りたいところだ。
内野手
続いて内野手。連日目立っているルーキーに目を向けずにはいられない。
小深田は正直な話、走攻守いずれにしても想像していたより遥かに良い。走塁は言わずもがな、打撃では振り切った長打を見せながら、ここまで三振0とコンタクト能力にも長けている。
守備も細かいステップでの打球への入り、安定したスローイングで見る側に安心感を与えてくれる。小技も楽天で1番ではないかという技術の高さを見せており、もしかしたら、三塁茂木、遊撃小深田といった布陣を何度も見ることになるかもしれない。
個人的に気になるのは、イレブンスポーツにて「やまさきたけし」と間違えられていたことが記憶に新しい山﨑剛…ではなく幹史。
打撃成績はそこまで良くないものの、最も多く打席を与えられていることからも(小深田と同数)首脳陣の期待の高さが伺える。
今季は外野にも挑戦し、内外野のユーティリティとしての期待もかかっていそうな山﨑幹。ちなみにポジション別起用回数がこちら。
(見づらい)
このように、練習試合では内外野半々。イニング数的に見ると実は外野の方が多い。起用法を見る限り、シーズンでも代走で出場してそのまま外野に…というのも想定出来る。
ただ、外野守備はまだまだ上手いとは言えない。特にセンターは「パワプロ初心者の守備」感が否めないので、現状はあくまで非常時で。犠打は今のところ1番多いが、初戦のような失敗(併殺)は無くしていきたい。
他に目を向けてみると、アピールしなければいけない内田が低調。打席では可能性がないようには見えないが、数字がついてこない。三塁守備も怪しいプレーを見せており、このままでは昨年と同じ道を辿りそうな気も。オープン戦での奮起に期待したい。
銀次が春先低調なのは珍しいことではなく、シーズンに入れば打ち出すので気にするような点ではない…と例年なら言うところだが、今年はそうも言っていられない。
2併殺を記録するなど三木監督の求める野球が苦手な点に加え、小深田が素晴らしい活躍を見せていることから、このまま調子が上がってこないようだと開幕スタメンを外れる可能性も十分ある。
黒川に関しては後ほど。 大地はなんとかなるでしょ(適当)
外野手
最後に外野手。順当に行けばレフト島内、ライトにブラッシュが入ることが予想されるが、センター争いはまだまだこれから。成績を見る限り、それぞれが色を出している感じがする。良し悪しはおいといて個人的には好き。
センターの座は主にオコエ、辰己、田中和の3名が争うことになる。
オコエは3安打全てが短打だが、いずれもセンター方向から右。凡退内容を見ても右飛が3つと、逆方向へ意識が向いていることが分かる。1番に足の速い選手を置くなら、2番に置いても面白いとは思うが、果たして。四球は今のところ0。
レギュラー候補筆頭といえる辰己。初戦となった2/15のヤクルト戦で4打数3安打1打点と結果を残し、他の追随を許さないままレギュラーへ…と思われたがそう簡単にはいかず。その後3試合は四球こそ選んでいるが無安打と、突き放すには至っていない。
ただ、それでも他の2名より現状は上。更に守備面で大きなプラスがあるため、打撃が余程振るわなかったり、他が猛烈なアピールを見せない限りは開幕は彼になりそう。
田中和も"らしい成績"を残しているが、打撃で強烈な印象を与えるには至っていない。空振りばかりでないのが救いではあるが、相変わらず三振率が高いのは問題。守備走塁は良いので、打撃は勿論、小技や進塁打をそつなくこなせるかが鍵になりそう。
その他2人はというと、いずれも厳しいというのが正直なところ。
和田恋はチャンスでの3球三振が2度あるなど、進塁打にならない凡退のイメージが強く、小郷は阪神戦でバントを成功させたものの、日ハム戦で失敗が1度あった。
また、いずれも記録に残らない守備のミスがあったこともあり、少ないチャンスを生かし、最小失点で切り抜ける野球を目指す三木監督からの印象は決して良いものではないと言える。
ランキングその他
これらを1つにまとめるとこんな感じ。大砲候補2人はもっと頑張れ。
これをこうして(打率順)
こうじゃ(5打席未満を除く)
ついでにOPS順も。
下妻頑張って♡ 山形の誇り♡
黒川史陽について
最後に、ここまで想定外の好成績を残し続けているトッププロスペクト、黒川史陽の今後についてのお気持ち表明をして締めたい。
打席数が少ないことを含めて見ても、高卒ルーキーとは思えない成績。藤浪からレフトフェンス際への打球を放つなど、凡退内容も悪くない。キャンプ時点で、担当である愛敬スカウトから「正直ここまでやれるとは思わなかった」とのコメントが出たが、まさか対外試合でこうなるとは。末恐ろしい選手である。
プロスペクトの思わぬ活躍により、ファンの期待値も跳ね上がっており、中には開幕1軍といった声もある。僕自身もポジポジが止まらない。黒川最高や。だが、個人的には逸る気持ちを抑えて2軍漬けにすべきと考える。
打撃が既に高校生離れしている点は間違いない。が、守備に関しては2エラーを記録するなど、まだまだ高校を卒業したばかりといった印象を受けてしまうのもまた事実。
黒川のセカンド守備は微笑ましくてすき
— だんだ (@pokoda514) 2020年2月19日
将来的にセカンドとして考えているのであれば、センターラインとして守備面は尚更重要になってくる。しかし、ステップや打球への入り方、捕球から送球までのスピードなど、素人目で見ても課題は多く、1軍でセカンドを任せられるだけのレベルには程遠い。
今季、2軍には中日の鉄壁の内野陣を作り上げた奈良原監督、三好や村林の守備を育て上げた酒井コーチと、内野守備のスペシャリストが控えており、内野守備上達への土壌は整っている。
1軍の空気に直に触れることで、目標をより明確にさせるというのも1つの手ではあるが、セカンドには絶対的な存在として浅村が座っているため、まとまった出番は与えられない。
何かを得るために1軍で十分な打席、出場機会が与えられるならともかく、それが計算出来ないのであれば、2軍に預けて基礎から叩き込ませるのがベストではないか、と感じる。
黒川の思わぬ活躍により1軍帯同が長引いている中で、彼の将来を考えたとき、GMや首脳陣がどのような決断を下すのか、注目したい。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!!
いつもの3分の1~半分くらいと比較的短い記事(当社比)でしたが、いかがだったでしょうか。僕は疲れました。足りないとか言わないで。ゆるして。
最近はスコアやらなんやら上げてましたが、オープン戦も始まるということでそれもなくなるのかしら。まあ成績はまとめて、思ったことがあればまた記事を書くかもしれません。
そういえば、前回の記事からチタンくんに催促され続けました。最後に取り敢えず刻んでおきます。
ではこの辺で。また。
2019ドラフトについて
どうも。見る側の精神をすり減らすことに定評のあるだんだです。
今回は先日行われた2019ドラフトについて書いていくわけですが、ドラフトと言えば去年の記事が懐かしく思えてきます。
…待てよ?
去年も書いたということは、つまりブログを始めてから1年ということ。
つまり。
「このクソブログが1年も続いた」
ということ。
え、マジ?
サボり更新頻度落としながらとはいえ1年も書いちゃったんですか?
いやほんとに、意味が分からない。何故続いてしまったのか。
でも続けた影響からか(関係ない)、この1年でnoteなどでブログを書く人が急増したように思えます。他の方の記事を見るたびに自分が書いた文の拙さに絶望する為、このままブログを続けることは
そしてついに、楽天にも有望なブロガー(notコーヒー)が。
ああっと、これは負けた。もうだめだ。完全に世代交代の時期。楽天ファンにもプロスペクトが続々と出てきて、下からの突き上げが半端ではない。素晴らしい。心置きなく引退できる。
更に、我等がGMまで復活。
次回、
「だんだ、ブログやめるってよ」
乞うご期待。
さてお待ちかねの本題に。
やはりドラフトに関しては楽天ファンのブロガーさんやそこら辺の雑誌には負けたくない定期。
少なくとも先日投稿していた某コー(ry
なお。もうGMに負けた模様。
ということで(?)、昨年と同じく選手ごとに解説や余談も交えながら、巫山戯つつ書いていきます。短いところに関しては決して、決してめんどくさいとかいうことではないので、情報が少ないんだなと察して頂けると助かります。
ただ、全体でいうとまあまあ長くなってしまうので…
嘘です。ごめんなさい。過去最高の文字数を更新しました。
いま時間がないなら絶対に読もうとしないでくださいブログが長すぎてほぼ100パーセントその場では読み終わりません。
正直、まとまりなんてない。読みやすさより物量というブロガーあるまじき行動をとってしまいました。ということでコーヒーでも飲みながら、楽な気持ちで見ていただければ。是非楽しんでいってね!
こんな感じで進んでいくので、「嫌だ」「なんだこいつ」と感じた非常に鋭敏な方、またこのノリが嫌いな方は速やかにそっとブラウザバックを推奨致します。
では目次。
指名選手まとめ
最初は指名選手の紹介から。知ってるよという方はすっ飛ばしていただいても結構です。では参りましょう。
1位 小深田大翔
・選手動画
小深田大翔 遊撃手
— おくら (@okura_NHSBC) September 25, 2019
(近畿大学→大阪ガス)
168cmと小柄ながら昨夏の都市対抗でHRを放った俊足巧打の内野手
一塁到達タイム3.7秒台を計測する脚力にフットワークを活かした堅守が光る pic.twitter.com/QOlKWWnvkh
・選手解説
2019ドラフト即戦力No.1ショート。社会人日本代表のレギュラー。昨年の都市対抗ではルーキーながら打率.300、1本、3盗塁を記録し優勝に貢献。新人賞にあたる若獅子賞にも輝いた。
基本的にはシュアな打撃を見せるが、小柄ながら振り切ることで、甘い球はスタンドまで持っていくパンチ力も併せ持つ。そして1塁到達3秒台を記録し盗塁も出来る俊足、決して派手ではないものの、初動が速く細かいステップで軽快に打球を捌く守備と、3拍子揃った選手。勿論、カットや小技も出来る。
ショートだけでなくセカンド、サードもそつなくこなせるユーティリティ性も持ち味の1つ。あらゆる場面での起用が想定可能な、使い勝手がよくどの球団でも1人は欲しいタイプで、内野の層は間違いなく厚くなる。
大学時代に「日本一のデモンストレーター」としてバトスタに出演していたのは有名な話で、覚えている方も少なくないのでは?
選手タイプ:福田周平(オリ)
・スカウトコメント
担当スカウト:愛敬尚史
走攻守揃った選手。ショート、セカンドの二遊間を守ってほしい。どこでも守れるユーティリティープレーヤーとして期待しています。
将来はチームの中心となる選手。足が持ち味の選手なので、グラウンドを駆け巡ってほしい。
・雑感
「あ!?!?1位小深田ァ!?!?!?!?!?!?」
2年連続2度目の大合唱。そう、今年も楽天陣営で集まり、Skypeで通話をしていたのである。
ワイも「指名されたら嬉しい10人」に入れてはいたものの、1位とは。流石の楽天陣営もこれはびっくり。いや、びっくりどころの話ではない。事実、しばらく平静を保てなかった。
仮想ドラフトでは高くても3位で、実際もあって2位だと思っていたことから出た叫び。参加していた身からすれば当然といえば当然の反応と言えよう。
小深田の指名に関しては総評で更に詳しく書くので、是非そちらを、、、
※ここから先は読者登録してくださったあなたへ!
・期待する成績
注目度はそこまで高くなかったとはいえ、彼は即戦力No.1ショート。
彼の1位指名には、茂木を退けてでもショートとして使うというメッセージも込められていると思うので、是非レギュラーに定着してもらいたい。
期待値:130試合 打率.260 3本 30盗塁
2位 黒川史陽
・選手動画
黒川史陽③ 内野手
— おくら (@okura_NHSBC) October 3, 2019
(泉州阪堺ボーイズ→智辯和歌山)
木製バットを使用して臨んだいきいき茨城ゆめ国体2019
全安打集含むバッティング
+ショートでのフィールディング集
奥川から2安打を放つなど2試合で打率.778(9打数7安打)をマーク pic.twitter.com/cqml8VRrxV
・選手解説
世代の左打者ではトップクラスの素材。1年夏から5季連続の甲子園に導いた。中谷監督に「智辯和歌山史上最高の主将」と称されるほどキャプテンシーに溢れた選手。イケメン。
バットコントロール、コンタクト力が最大の売り。それでいて長打も併せ持つ、柔らかく広角に飛ばすバッティングが特長で、打率3割常連も十分目指せる逸材。そして選球眼もよく、甲子園通算で10個の四球を積み重ねた。
「相手の投球を利用して打つ」という木製バットで打つコツを見出し、それをテーマに掲げ臨んだ国体では打率.778(9-7)を記録。既に木製に対応しており、1年目から2軍で結果を残すことだろう。
50m6.2秒で足はそこまで目立たないが、走塁が上手く、ベースランニングが非常に速いのはあまり知られていない。見ていない方は上記の動画(仙台育英戦の2塁打)を是非。
守備に関してはプロでセカンドを守れるかは分からないものの、自ら声をかけることでJK(準備・確認)を徹底しているのはとても良い。
また、意識が非常に高い選手で、誰よりも努力できる所謂「努力の天才」であり、夜遅くまで1人で練習している「練習の虫」でもある為、意識やキャプテンシーに関しては楽天史上最高とも言える。知れば知るほど、推せる。そんな選手。
・スカウトコメント
担当スカウト:愛敬尚史
浅村選手の後継者として期待できる選手です。
キャプテンシーがあり、技術でも、技術以外でも、全ての面でチームを引っ張れるタイプです。
・雑感
待望のプロスペクトの時間だあああああああああああ
あくまで現時点での話だが、楽天ファンに最もポジられている選手の1人ではないだろうか。2年ぶりの高校生野手、そしてオコエ以来となる上位での指名。内野手に絞ると内田以来、実に6年ぶり。ウッソだろ。
正直な話、2位は少し高いかなとも思った。ただ、世代トップクラスの打撃センスを持っていることは確かで、ポジポジポイントである。
彼はコンタクト力があるが長打がないわけでも、その逆でもない。高いコンタクト力を持ちながら広角に長打も打てるという、少なくとも高校生野手では今まで指名したことのないタイプ。
高校に入り打撃フォームを改良し続けてきたが、国体ではかなり良くなっており、それもあってか好成績を残せたのは好材料。既に木製バットにも対応していることから、プロの球に慣れてさえくればすぐにでも結果を残せるはず。
愛敬スカウト曰く「浅村の後釜」とのことで、セカンドとして評価しているからこその2位指名といったところ。将来的にはサードを守ってる気もするが、1軍でも守れるように奈良原さんに鍛えてもらおう。
技術的要素は勿論なのだが、個人的には、楽天野手で歴代最高クラスの意識の高さ、そして練習の虫であるという点が彼最大の武器だと思っている。
どのくらい練習していたかというと、実家がバッティングセンターであり、中学時代は1日1000球打ち、3000スイングをこなす程。智弁和歌山でもその姿勢は変わらず、中谷監督曰く「帰れというまで帰らず、帰ってもバットを振っている」。
先日のRakuten.fmで話していたが、愛敬スカウト曰く「練習しすぎて甲子園前に手首を傷めた」らしい。
この選手みたいになってしまう可能性もあるので、誰かストッパーを付けないといけないかもしれない。いや付けて。
・期待する成績
彼には将来中軸を担ってもらわなければいけないので、来季は1年通して2軍レギュラーとして固定起用してほしい。
期待値:2軍で400打席、打率.270、OPS.700
3位 津留﨑大成
投手 慶應義塾大
・選手動画
<プロ志望届提出>
— BIG6.TV (@big6_tv) October 12, 2019
慶應義塾大学・津留﨑 大成(④慶應)
春から無失点ピッチングを続けている筋肉リリーバー。150キロの直球とカットボールで打者に的を絞らせない。
トミージョン手術から復活し進化を遂げた不屈の右腕でもある。
選手のタイプ:一岡竜司(広島)#big6tv #六大学野球 pic.twitter.com/z0UaZNTxpQ
・選手紹介
会見で見せた涙に心惹かれた方も多いのではないだろうか。イケメン。
高校時代にトミージョン手術を経験済みで、筋トレとフォーム改造により復活、進化を遂げた。色紙に書いた「筋肉は裏切らない」の言葉通り、無類の筋トレ好きで、大の筋肉教。「筋肉」で覚えよう。
もう既に出回っているが、彼の肉体は惚れ惚れするほど。来年のファン感で脱ぐことが僕の中で決まっている。肉体で差をつけろ。
選手としては常時140後半、最速153km/hを誇る直球を独特なテイクバックから投げ込む即戦力右腕。パワーリリーバーとしての期待がかかる。
直球だけでなく、140キロ前後を記録するスラット、そして同じく140キロ前後の鋭く落ちるスプリットを持つ、所謂「スラットスプリット型」の投手。まだ大学生ながらトレンドを取り入れており、恐らく、というかほぼ間違いなく、1年目から活躍してくれるはず。
選手タイプ:美馬(東京ガスのすがた)
・スカウトコメント
担当スカウト:鷹野史寿
中継ぎ(タイプ)のピッチャーです。まっすぐは150km出る、通年で投球できるので、十分一軍で投げられるピッチャーです。
大学のリーグ戦でやっているそのままを出していただければ、プロでも通用する、すごく期待しています。
バッターに向かっていく気持ちがすごいピッチャーで、性格も素晴らしい選手です。
・雑感
筋肉教の時間だああああああああああああああ
筋肉は神。マジ。
楽天投手陣2人目(1人目は美馬)の筋肉教。楽天投手陣(なんなら野手も)はビルドアップするという文化があまり定着していないので、既存の投手陣にどんどん勧めてほしい。
肝心の実力については、割と真面目に文句なし。動画を見ていただければ分かると思うが、140キロ後半の速球と140キロ前後のスラットスプリットで打者をねじ伏せており、その投球は既にプロレベル。
上記の成績からも見てとれるが、少なくとも大学では手の付けられない投手になっている。正直、3位で指名できたのがラッキーなくらいの投手なのではないか。そのくらいの期待感がこみ上げてきている。
そしてドラフト前から知っていたことだが、やっぱり彼はかっこいいと思う(こなみ)。
・期待する成績
リーグ戦で見せている投球をそのまま出すことが出来れば、すぐにでもAチームで投げられるくらいの実力は持っている。ただトミージョン手術経験者である為、登板間隔は十分に配慮してもらいたいところ。
期待値:30試合、防御率3点台前半
4位 武藤敦貴
外野手 都城東高
・選手動画
都城東!初戦勝利おめでとう㊗️
— 都城東高校野球部ファン (@happy740621881) July 13, 2018
3年のスタメンは、全員ヒット打ったな。やはり、今日の試合の大きな場面は、これやな。武藤敦貴!ツーアウト満塁でバックスクリーンへ❗️ホームラン‼️球場で見たが、鳥肌が立った。 pic.twitter.com/URpm3h69T4
・選手解説
50m6.1秒、投手として最速142km/hを誇る肩があるアスリート系外野手。憧れの選手は柳田(SB)。
身体能力は勿論だが、彼の1番の持ち味はコンタクト力と通算20発を超える長打力を備えた打撃力。
2年までは投手としてプレーしていたが、昨年末に腰の椎間板ヘルニアと診断され、2ヶ月間投球ができなかったことから、打者として力を入れるように。
左投左打であるためポジションの潰しは利かないものの、打撃に関しては利き腕が押し手になるため、打球が伸びるのが彼の特徴のひとつ。
選手タイプ:肩の強い島内(楽天)
・スカウトコメント
担当スカウト:大久保勝也
将来イチロー選手タイプになれるような、三拍子揃った、特に打撃力に特徴のある外野手。
数年後には、先頭を切って楽天イーグルスの次のレギュラーになれる選手です。
・雑感
「4位武藤、ハァ?」とかいうのやめようね(2年連続2回目)
言うな言うな。
そして武藤○貴で頭抱えるのをやめなさい。
正直、指名されて下位~育成だと思っていたので、ここで名を呼ばれたのには驚いた。ドラフト当日のRakuten.fmで言っていたが、「絶対に獲りたかった」選手とのこと。大久保スカウト激推し枠。ちなみに彼の担当初の野手指名だったりする。
以前から言い続けてきたように、楽天はオコエより下の外野手がいなかったことから、高校生外野手は補強ポイントの1つだった。しかし、今年は不作。
あっても育成、或いはコンバート前提だと思っていたが、まさか本職を中位で獲ってくるとは。7球団から注目されていたということで、彼も確実に獲得する為の4位だったのかもしれない。
・期待する成績
理想としては2軍にてセンタースタメンで使い続けてほしいが、179cm71kgと身体が出来ていない為、先ずはそっちを優先しつつ3軍で使い、結果を残せたら上で使うという方針の方がいいかもしれない。
期待値:2軍で150打席
5位 福森耀真
投手 九州産業大
・選手動画
福森耀真④ 最速154㌔右腕
— おくら (@okura_NHSBC) September 14, 2019
(北九州高校→九州産業大)
春のリーグ戦では26回を投げて被安打は僅か9本、防御率は0.69の好成績を残した本格派右腕
スライダー、カットボール、カーブ、チェンジアップに加え今秋からはSFFを交える pic.twitter.com/rsWaMHslDK
・選手解説
最速154km/hを誇る右腕。先発で常時140前半を叩き出す。完投、連投できるタフさも持ち味。4年春は最優秀防御率、秋はMVP、ベストナインを受賞した。藤川(阪神)に憧れている。
154と聞くと殆どがストレートといった投手を想像するかもしれないが、彼はスライダーやカーブ、チェンジアップといった多彩な変化球を駆使して打ち取ることが出来る、想像するよりもまとまった投手。
ただ、それぞれが空振りを取れるレベルにあるかというと微妙な為、新しく習得したスプリットなどを磨く必要がある。制球に関してはノーコンというほどではないが、バラつきがある。調子にムラがあり、投球の安定感が課題。
プレー以外でも3つの点に注目。
1つ目は強靭な下半身。日頃のトレーニングで作り上げた100cm以上あるという尻は必見。
2つ目は映画が好きという点。お気に入りは「アナと雪の女王」。中でもオラフが好きとのこと。見た目からは想像できないかわいい一面も。
そして最後、プロ選手として1番大切と言ってもいい意識の高さ。自ら意味を考えて練習をし、動画を撮ってフォームを何度も見直す。中学時代から8年間続けているという、びっしり書かれた野球ノートからもマメな性格が滲み出ている。
選手タイプ:松本航(西武)
・スカウトコメント
担当スカウト:大久保勝也
球速150キロを常に投げられる、9イニングまで投げられる馬力がある、タフなピッチャーです。
楽天イーグルスでは試合の後半を安心して任せられる戦力として期待しています。
・雑感
九産大の時間だあああああああああああああああ
というのも、上記のスカウト紹介の記事でも紹介した通り、大久保スカウトの兄は九州産業大の監督。井手を獲得した際に活用されて以来、同大学から2年ぶりの獲得となった。
さて福森についてだが、大学では先発を務めているものの、スカウトコメントを見ると中継ぎで想定している様子。
選手紹介でも書いた通り、彼の変化球はプロでも空振りを取れるレベルにあるかというとまだ微妙。スプリットがどれだけの球なのか気になるところで、この球が完成しプロでも空振りを取れるようになれば、後は楽天お得意のスラットを覚えさせるだけ。
中継ぎ想定をしているのであれば尚更、空振りの取れる変化球は必要不可欠。森原、津留﨑と同じスラットスプリット型の投手になれるポテンシャルは秘めているので、是非変化球を磨いていってほしい。
・期待する成績
中継ぎとしてということであれば、恐らくBチームでの起用が想定される。パワーリリーバーとして楽しみな投手ではあるものの、課題の多くある投手でもある為、最初は2軍で力を付けてからでも遅くはない。
期待値:25イニング
6位 瀧中瞭太
投手 Honda鈴鹿
・選手動画
瀧中瞭太 最速149㌔右腕
— おくら (@okura_NHSBC) October 21, 2019
(龍谷大→Honda鈴鹿) 大卒3年目
持ち球:カットボール、カーブ、チェンジアップ 楽天6位指名 pic.twitter.com/0uP1ExhpSx
・選手解説
最速152km/hを誇る直球が目を惹くが、球威があるだけでなく、変化球も使えて制球も安定しているのが強みの本格派右腕。森原枠。
昨年までは主にリリーバーを務めていたが、まさかの指名漏れ。今年は先発を務め、見事Honda鈴鹿のエースに成長した。
先発時は常時140キロ前半を記録する直球に加え、1番の武器である135キロ前後の切れ味鋭いカット、そしてツーシームを駆使して果敢にインコースを攻め、打たせて取る投球をする。リリーフ時は140キロ後半も出て三振が取れるように。
先発でもリリーフでも計算できる即戦力投手であり便利屋として期待できるが、モップアッパーで様子見しつつといった起用法になるか。
選手タイプ:石橋(楽天)
・スカウトコメント
担当スカウト:山田潤
社会人の舞台で経験豊富。
打者のインコースを思い切ってつける強気なピッチングが持ち味。シュートとカットボールをうまく使って抑え込むピッチャーです。
即戦力としてチームの勝利に貢献する選手として期待しています。
・雑感
「おおおおおおおええやん!!」
ここまで意外や意外な指名が続いていた為、困惑が先行してしまっていた楽天陣営。ここにきて漸く、歓喜の声が上がった。
今年の中では1番「まとも」だったと言えるような指名。森原枠最高や。
彼は昨年のニコ生仮想ドラフトで5位指名しているという縁もあり、楽天陣営からすれば1年越しの獲得となった。
そして瀧中といえばドラフト後に話題となった、あの記事で覚えたという方も多いのではないだろうか。もし知らないという方がいたら是非、見てどうぞ。大物やで。
・期待する成績
恐らく来季1年はモップアッパーとして投げることになるのではないだろうか。6位ではあるがバリバリの即戦力であるため、是非開幕1軍に入ってほしい。
期待値:40イニング
7位 水上桂
捕手 明石商業高
・選手動画
水上桂③ 捕手
— おくら (@okura_NHSBC) October 14, 2019
(三田ヤング→明石商業)
明石商業では2番捕手としてチームを選抜ベスト4、夏の甲子園ベスト4に導いた小柄な捕手
キャッチングやインサイドワーク、再三走者をアウトにした精度の高いスローイングの良さが光りU-18日本代表正捕手の座を掴み取る pic.twitter.com/B7IilHeYIF
・選手解説
今年のU-18代表正捕手。チームをセンバツ、夏の甲子園ともにベスト4に導いた。爽やか系イケメン。
打撃は合わせるのが上手いタイプで高校通算3HRだが、そのうち1本は今夏の甲子園、1本はU-18にて木製でHRを放った。もしかしたら大舞台に強い選手なのかもしれない。
小柄だが、捕手としての総合力が非常に高い選手。インサイドワークは勿論、キャッチングに関しては既にフレーミングを心得ている。2塁送球は1.9秒台でずば抜けた肩の強さを持っているわけではないが、送球精度が抜群に良い。
本人曰く、「制球の良い左腕とバッテリーを組むのが好き」で、オリックス1位の宮城が1番好きな投手とのこと。頭がよく、データが大好きらしい。
・スカウトコメント
担当スカウト:愛敬尚史
体は小さいが、フットワークも良く、キャッチャーとしては今年の候補の中で一番いいキャッチャーです。
(U-18のような)大舞台も経験しているのでチームの中心となって頑張ってもらいたいです。
・雑感
「えっ 今年もこんなところで獲って良いのか!!」
昨年も書いたが、まさか本当におかわりがあるとは思っていなかった。え、マジで入団してくれるんですか?大丈夫?
今まで明石商業から直接プロの世界へ飛び込んだ選手はおらず、入団となれば彼が初の事例になる。
ドラフト界隈の間では完全に大学進学だと思われていたが、期限直前にまさかの志望届提出。名将・狭間監督には止められたそうだが、プロ入りの意志が強かったそう。どこが出し抜いたのかと話題になっていたが、うちだったのだろうか。
今年はイケメン揃いのドラフトになったが、その中でもきってのイケメン。女性ファンから人気が出るのは間違いない。男性ファンからも出そう。
愛敬スカウトが「モテそうだからタオル作らんでいい」と言ってたのは正直笑ってしまった。が、はよ作れ。どんどんグッズ売り上げを増やすんや!!
・期待する成績
来季は3軍中心となる気がするが、実力ある選手なのは間違いない為、幾分かは2軍でも使われるはず。是非左腕とのバッテリーが見たいところだ。
期待値:2軍で30試合
育成1位 江川侑斗
捕手 大分高
・選手動画
江川侑斗③ 捕手
— おくら (@okura_NHSBC) October 13, 2019
(大分中学シニア→大分高校)
S☆1においてドラフトの隠し玉として紹介され野村克也さんからは「捕ってから投げるのが速い 言う事なし」「肩だけでプロへ行ける」と賞された九州No.1キャッチャー pic.twitter.com/EMNUg3YplO
・選手解説
先日のS1で紹介された九州No.1捕手。憧れはノムさんで、誕生日も同じ。
彼の魅力はなんといっても、2塁送球最速1.79秒を誇る強肩。楽天は強肩捕手が少ないため、これだけで勝負出来る。肩だけではなくインサイドワークも評価されており、捕手としての素質が高い。
打撃はコンタクトが上手いタイプで、長打はあまり多くない。
お母さんが美人(関係ない)。
選手タイプ:古賀(ヤクルト)
・スカウトコメント
担当スカウト:大久保勝也
守備力に長けたキャッチャーで、捕ってからのスローは1.8秒台を計測する強肩の持ち主。勉強熱心な性格で、何年後かにレギュラーを狙える選手です。
・雑感
捕手2人獲るんだ…
はい。下位または育成で1人と予想していた為、まさか2人とは。しかも高卒。本格的に3軍作るんだ(■R■)という意思が感じられた指名だった。
楽天には「鉄砲肩」と呼ばれるような選手が石原のみである為、そこだけで勝負できるのが彼の魅力。また石原とは打撃タイプが違う為、差別化も出来るのはGood。
ちなみに、育成での捕手指名は彼が球団史上初。新たな歴史の1ページとなった。
何かネタないのかと探してみたけど、ない。真面目にない。野村ノートを読んで、野村二世と呼ばれるよう頑張ってね。
・期待する成績
完全な3軍要員となるため、2軍での出場があるかどうかすらわからない。あると信じて待とう。3軍の成績とか来季出してくれるかなぁ…
期待値:2軍戦出場
育成2位 小峯新陸
投手 鹿児島城西高
・選手動画
鹿児島大会@市営鴨池
— Nishio Norifumi (@ajihiraita) July 7, 2019
川薩清修館0-20鹿児島城西(5回コールド)
鹿児島城西の小峯新陸は4回から登板し被安打2、無四死球、3奪三振で無失点。今日の最速は138も189cmの長身でバランス良く、素材の良さは一級品。体ができればすぐ140後半は出そうな雰囲気がありました。 pic.twitter.com/E6fzTufurn
・選手解説
189cmから投げ込む最速145km/hの角度ある直球が持ち味の長身投手。
直球オンリーで5回を抑えた試合もあるくらいで、中々の威力を誇る。勿論直球だけではなく、カッターやツーシーム、カーブといった変化球も交える。奪三振率が高い。
今年2月から腰や右肩の故障に悩まされ、復帰したのは夏の大会2週間前。高校ではポテンシャルを存分に発揮することは出来なかったが、まだまだ伸びしろは十分ある。
名前の読み方は「しんり」。
選手タイプ:清宮(楽天)
・スカウトコメント
担当スカウト:大久保勝也
長身から角度のあるストレートを投げ込む。3年後くらいに先発ローテーションの一角に入り込めるのではと思うくらい、大化けする可能性のある投手です。
・雑感
大久保スカウト、躍動。
びっくりした。本当に。
というのも、大久保スカウトが就任して以来、彼が担当している九州・沖縄からは多くて1年に1人しか指名してこなかった。それが今年は4人。真面目に何があったんですかね…
さて小峯くんの話に戻そう。
サイズや素材は本当に素晴らしく、まさに育成というような投手。ここ最近、楽天は長身高卒投手を育成指名することが多くなっており、彼もその枠。
だが、全く結果が出る気配がない。
千葉や清宮を獲得してはいるものの、成長が見られないのが現状。理由としては全くビルドアップしていないからだと思われる。全くというのは言い過ぎかもしれないが、いうて変わりない。
身体が大きくなってないから球速は上がらないし、結果もついてきていない。楽天の高卒投手育成メソッドは…というか野手もだが、トレーニングを軽視しすぎているように思えてしまう。この辺はもう少し改善してほしい。
小峯くんには同じ轍を踏んでほしくないので、本人からトレーニングやビルドアップを重視できればいいのだが…頑張ってハンパない投手になって♡
・期待する成績
彼は体作りメインで、1年目は投げないくらいでも全然いい。が、少しは見たい気持ちもある。 やっぱ来年3軍の成績出してくれないかな。
期待値:2軍初登板
育成3位 山崎真彰
内野手 ハワイ大
・選手動画
With a clutch double play and 3-for-4 hitting, shortstop Maaki Yamazaki was a huge part of the series-opening #HawaiiBSB win at LSU. Looking for another big night against the Tigers, coming up at 2:30 p.m. HT on SECN+: https://t.co/iHJk33NpZD#GoBows pic.twitter.com/6li1n1Sa7D
— Hawaii Baseball (@HawaiiBaseball) March 11, 2018
・選手解説
一部のみで知られていたが、隠し玉(隠せているとは言ってない)として取り上げられ話題になった逆輸入ショート。昨年のハワイ州ドラフトプロスペクト第7位。ハワイ大では2年連続、ベストナインに相当するカンファレンスオールスターに選ばれた。
長打はそこまで多くないが、優れたコンタクト能力で安打を量産する巧打者。直近2年の三振率は6.4%(422打席で27個)と、三振がとても少ない。また選球眼も良く、出塁率を稼げるタイプのアベレージヒッター。
大学では二遊間を守っていたが、スピードや肩が平凡なことを考えるとセカンド向きか。
実は東京学館浦安高校出身であり、GMの後輩。名前は「まあき」と読む。
選手タイプ:渡邊佳明(楽天)
・スカウトコメント
担当スカウト:後関昌彦
特にショートがメインの内野手だが、サードもセカンドも守れ、脚も速い。
日本から飛び出してハワイ大学で4年間野球をやってきたというところではチャレンジ精神も持っている。大人しいけれども、芯の強さを感じる選手。
・雑感
楽天陣営でもやらなかったことを本番で見事にやってのける男、石井一久。
実はこの山崎真彰、今年のサマドラにて楽天陣営も指名候補に挙げていた。
楽天がハワイ大のMakki Yamazakiを指名検討したとの記事について実は楽天陣営がサマドラで指名検討していたという事実を思い出して笑ってる pic.twitter.com/7oDbS0WuWK
— ゆきちな@次は新外国人選手の紹介に移るわよ (@zombie0010) October 16, 2019
正確に言うと指名候補というよりは、昨年の田澤に続くサプライズ指名の検討みたいなもので、半分以上冗談の話。
…だったのだが、我々でもやらなかったことをやったよあのGM。なんだあの人。流石、球場入りしてから上手い棒を10本食べるだけはある(関係ない)。
リーグで金属バットを使用していることを懸念している方もいる様子。日本で使われているものとは違い「飛ばない金属バット」である点や彼のバットコントロールを考えると大丈夫だと思いたいが、対応できるかどうかは蓋を開けてみてになるだろう。
NCAA1部でプレー経験のある日本人選手の中でもトップの成績を残した彼を信じろ。
担当がスカウト部長に昇進したはずの後関スカウトなの見て笑ってるのは内緒。アメリカ見るスカウトなんていないし、押し付けられたのではと邪推しているのも内緒。
・期待する成績
大卒とはいえ来季25歳と若くない為、早々と結果を残すことが求められる。恐らく同じ育成の南や吉持(、西巻)らと争うことになるので、彼らとの競争で勝ち残れるかが鍵。
期待値:2軍で打率.270
育成4位 澤野聖悠
内野手 誉高
・選手動画
澤野聖悠③ 遊撃手
— おくら (@okura_NHSBC) September 22, 2019
(瀬戸シニア→誉高校)
フィジカルの強さが光る遊撃手
高校通算26HR 9/11プロ志望届提出 pic.twitter.com/TiwMAYPl5e
・選手解説
誉高校を初の甲子園に導いた左打ちの大型ショート。中学時代は外野の控えだったが、努力と身体能力でスタメンを勝ち取り、ドラフト候補に上り詰めた選手。
練習試合で7試合連続本塁打を放つなど、通算26発の長打力と柔らかい打撃が持ち味。特に引っ張った打球は強烈。また小技も上手く、意表をついたセーフティバントを見せることも。
守備では50m6.0秒のスピード、そして遠投110mの強肩を活かしたプレーを見せる。本人はショート希望のようだが、プロに入ってからもずっとショートというよりは、サードや外野をやりながら、という起用法になりそう。
名前は「きよはる」と読む。
選手タイプ:宗(オリ)
・スカウトコメント
担当スカウト:山田潤
184cmと大型ですが、ショートとして非常にスピード感がある。ツボにハマればスタンドインさせられる長打力があり、脚が速く、小技もうまく使えるオールラウンドなプレーヤーです。
・雑感
あ、澤野くんだ。
以上。
楽天、オリックスが指名検討しているという情報のあった彼をここで指名。3軍制を敷くにあたり、ライトコ○レスのような悲劇を防ぐ為にも、ショートを守れる選手(鍛えれば何処でも守れそうな選手)は1人でも多くほしかったところ。
甲子園では目立った成績を残せなかったものの、打撃と高い身体能力が売りの大型ショートで、育成としては全然アリな素材。
まだまだ身体が出来ていないがこれだけの身体能力を持っている選手な為、出来てきたらと思うとワクワクが止まらない。楽天が育成でサイズ感、スケールのある野手を獲るのは初。彼が育てば今後この枠が確立かもしれないので、その点も注目したい。
・期待する成績
江川と同じく、1年目はほぼほぼ3軍のはず。とにかく身体作りに専念してもらいたい。
期待値:2軍戦出場
総評
さて長々と選手紹介をしてきたわけだが、お待ち兼ねの(?)総評。ここからは2019ドラフトの狙いについて解説していく。
2019ドラフト2つのテーマとは?
疑問が多かったであろう2019ドラフト。全体の指名をみたとき、テーマとして挙げられるのは「デプス埋め」そして「走塁指標の改善」の2つ。
デプスに関しては最後に纏めるとして、ここでは最も大きな意図が見えた後者について解説していきたい。
背景として、今季の楽天は走塁指標であるUBR(Ultimate Base Running、平均的な走者と比較して盗塁を除く走塁によって、何得点相当チームに貢献したか)で-11.0を叩き出し、12球団最下位だったことが挙げられる。
平石監督解任時に石井GMも語っていた通り、シーズンを通して改善が見られず、このような結果になってしまったことを重要視。安定してAクラス入りし、優勝争いを繰り広げるチームを作る為に、「走塁やバントが苦手」というチーム体質の改善を図った指名となった。
そこで野手の指名に繋がるわけだが、下記の記事を見てほしい。
走塁においては今ドラフトトップクラスである1位の小深田は勿論、50mのタイムこそ突出してはいないものの、走塁技術に関しては上位の実力を持つ黒川もその対象。
その他、4位の武藤、育成3、4位の山崎と澤野もスピードを評価されての指名となっており、走塁指標の改善も考慮して動いていたのは明らかと言えるだろう。
即戦力投手指名から考えられる先発の想定
以前の記事でも書いた通り、楽天は先発「候補」こそ多いものの、質という面でもう1つで、若手も中々芽が出てこない現状がある。その為、今年のドラフトでは1年目から上で投げられるローテ候補を上位で獲得するのではないかと踏んでいた。
…が、支配下で指名した投手の内訳を見ると、1年目からAチームでの運用も期待できる津留﨑、チームでは先発を務めているものの、中継ぎでの運用が想定される福森、瀧中と、その指名はナシ。
ここから「既存の若手に勝る評価をした先発候補がいなかった」ことや「野手に力を入れたかった」こと等が考えられるが、即戦力リリーバーを3名獲得した指名によって更に有力となってくるのが松井裕樹の先発転向。
松井といえば制球が悪く、球数が嵩むことから先発として長いイニングは投げられないと考えている方も少なくないだろう。そんな彼だが、今季からスラッターを本格的に使用し、P/IP(イニングあたりの投球数)が劇的に改善。数値にして16.9(美馬、岸が16.0、則本が17.0)を叩き出し、先発でもいけるという投球を見せ付けた。
ただ、松井が先発に転向する=Aチームのリリーバーが1人減るということであり、穴を埋めるのは簡単なことではない。そこで、この案の鍵となるのが津留﨑の指名。完全にとは言わずとも、彼が松井の穴を埋めることが出来れば転向もスムーズに進むことになる。
また、もう1つ考えられるのが外国人先発の獲得。こちらの記事を見てほしい。
以前にもこのブログで取り上げたが、我等がゆきちなGMのnoteである。GM曰く今年の外国人市場はスターター豊作年だそう。ドラフトでの先発指名がなかったことを考えると、こちらの獲得も進められることだろう。
小深田指名の意図とは?
恐らく、多くの方が度肝を抜かれ、そして疑問に思ったであろう小深田の1位指名。
何故彼が1位だったのか。それは市場にある。
今年は即戦力ショートがかなり少なく、ドラフトで指名されたのは大卒、社会人合わせても小深田、福田(ロッテ5位)の2名のみ。需要こそあったものの供給がなく、彼を指名されてしまうと枯渇してしまう為、獲られるリスクを冒すことなく確実に指名した。
後日「阪神が2位で狙っていた」という記事が出たことからも、戦略的には間違っていなかったと言える。
ではそこまでして即戦力ショートを獲得する必要があったのか。
茂木がキャリア初めて1年を通し1軍に帯同。守備も改善し、UZRは0.1とギリギリではあるもののプラスだった。このことからショートに関してはある程度計算が立ち、次世代を育てるべきと考えているファンも少なからずいたことだろう。
しかし、彼以外の候補を見てみると少々心許ないというのが正直なところ。スタメンで使い続けることは難しい藤田、台頭しかけたが怪我で離脱、そしてショート守備はまだまだの山﨑、守備はいいものの打撃が話にならない村林と、ショートの層はペラッペラ。
依然として依存度は高いままであり、茂木が怪我してしまうと戦力がガタ落ちしてしまうのは勿論、怪我でなくても疲れでパフォーマンスが大きく低下してしまうのは今季終盤を見ても明らか。
また、こちらのデータを見てほしい。
茂木はショート出場時よりサード出場時の方が打撃成績が良く、コンバートによる守備負担軽減及び打撃成績の向上が期待できる。
今季の楽天はウィーラーが不振で2軍落ちするなど、サードは完全固定出来ず。他の候補もショート同様心許なく、ファンからはドラフトでの即戦力や外国人の獲得を熱望する声もあった。
そこで、即戦力No.1である小深田を獲得してショートに据えることにより、三木野球に適応できる選手としての獲得は勿論、茂木の離脱リスクや負担軽減を図りつつ、コンバートによってサードの穴を埋める路線を取ったと考えられる。
外国人起用への影響も?
外国人なんか関係なくない?と思う方も多いだろう。が、意外と関係してくるかもしれない。あくまでお遊び程度に、気楽に見てほしい。
先ず、小深田を1位指名したことで、彼をショートとして据え、茂木をサードとして起用するというプランが想定出来る。茂木がコンバートされるとなると、ウィーラーが溢れることとなり、この枠を他に回すことが出来る。
空いた枠を何処に回すかだが、こちらは外国人の獲得次第で自由度が高い。先発が足りないのであればそちらに回すのもよし。リリーバーも同様。ここは松井の起用法や、日本人先発、リリーバーの出来次第で変えることが出来る。勿論、打力が欲しいのであればウィーラーや他の外国人野手を使うことも可能だ。
石井GMがどのポジションを獲得してくるかにもよるが、外国人起用の自由度が高まったのはペナントレースを戦う上で大きい点ではないだろうか。
指名を受けてのデプス更新
ここで改めて、指名選手をおさらい。
意外な指名こそ多かったものの、全体的に見てポジション、所属ともにバランスのいい指名となった。
2019ドラフトを受けてのデプスチャートは以下の通り。
投手に関しては来季からブルペンを任せられる可能性のある即戦力を3名獲得。一方の野手は次世代を担う高校生野手を多めに獲得した他、1軍のショートを任せられる即戦力を獲得した補強ポイントに合った指名に。
おわりに
今回の指名は佐々木を外してからの1位小深田に始まり、その後も「高い」と言われるような指名が続いたことから、ほぼ全ての評論家や記事で高得点を得られないような、外から見て受けない指名だったのは間違いないでしょう。中には「迷走」と評価されたものも。
ですが、楽天の事情を踏まえて見ると、小深田は勿論、即戦力投手やプロスペクトの獲得等、デプス埋めや走塁指標の改善といった意図がはっきり見える指名と言えます。
現時点では評価の低い指名となっていますが、小深田やリリーバーの出来次第、そして高校生野手の育ち具合で来年、数年後の評価が大きく変わってきます。
指名された選手には是非入団していただき、数年後は満点を付けられるような、笑えるドラフトになっていることに思いを馳せ、締めとしたい。
えー、今回も最後まで読んでいただいた物好きな方(失礼)、ありがとうございました!
本当に長くて申し訳ない。自分でも小深田指名時くらいびっくりしています。
毎度恒例、好評の(?)曲紹介、今のところは書いていませんが、ひっそりと追加するかもしれません。もし要望があれば、是非どうぞ。1/100くらいの確率で当たるそうです。
あと長すぎて自分でも誤字が把握しきれていないので、質問箱とかでもコメントでもリプでもいいので募集してます。
ではこの辺で。また。
ニコ生仮想ドラフト2019の振り返り
おはようございます。頭痛、吐き気、寒気の3連コンボ、だんだです。
タイトル通り、先日行われたニコ生仮想ドラフトの振り返り。の前に、脅されたので曲紹介です。今回はこちら。
ぼく「もうこんなん…ゆずじゃん…」
それもそのはず、作詞作曲は北川悠仁。曲調も、歌詞は特にとてもゆずみ(?)の深い一曲となっております。個人的に、この曲は安部菜々さんが歌っている「愛を乗せたシャトゥッ」がクセになってます。すき。でも僕は相葉夕美がもっとすき。
ゆずが好きという方も、勿論そうでない方も、この曲からデレマス、デレステに興味を持ってくれたら嬉しいな。
さて、気を取り直して本題に。
先ずは全指名内容をどうぞ。
ヤクルト勤務の選手が指名されたり、知らないクラブチームの選手が指名されたり、ラグビー選手が指名されたりとなんかすごい(こなみ)仮想ドラフトとなった今回。ニコ生ならではとも言えます。
さてこのブログですが、ニコ生が終わった後に、「纏めろよ。当たり前だろ?」的なノリで言われた結果書いているわけなんですが、正直、
え、代表じゃないのに、今回も、ワイが、纏めるのか?
って思ったのは内緒。嘘。内緒じゃない。思いっきり言った。こうして書いてるということは覆らなかったということである。おのれパセリ。
まあそんなことはどうでもいいので、やっていきましょう。
今回はドラフトまでゆっくりしている時間もないのでごくごく簡単に、指名選手の紹介や解説を書いていきます。裏話なんかもあるので笑いながら見てね。誤字があったら体調が悪いのを言い訳にさせてね。
では目次。
指名選手の紹介&指名解説
入札 奥川恭伸 投手 星稜高
選手動画
奥川恭伸③ 最速154㌔右腕
— おくら (@okura_NHSBC) August 22, 2019
(宇ノ気中→星稜高校)
3年夏の甲子園
全奪三振ハイライト
投球成績 5試合 41回1/3
被安打21 与四死球7 奪三振51
防御率1.09 球数512
WHIP 0.68 K/BB 7.29
一イニングあたりの投球数
→12.4球 pic.twitter.com/NLjtSlTctg
紹介&解説
言わずもがな、誰もが知ってる甲子園のスター。U18日本代表エース。2019ドラフトBIG3の一角。
最速154km/hの直球に、2種類はあるキレッキレの膨らみが小さいスライダー。そしてカーブ、フォーク、チェンジアップといった質のいい変化球を投げ分ける。更にコントロールも抜群に良く、P/IP(1イニングあたりの投球数)も異次元の数値を叩き出す。何処をとっても一級品。現時点で見てもプロでローテを守れる、1年目から10勝できるかもしれない力を持った投手。
ただ実際に開幕ローテに入れるのではなく、最初は体作りから。前半戦に1、2度お試し昇格をして、体がある程度出来つつある段階に入ってから、後半戦に本格投入という形が現実的な気はする。
今回もBIG3の誰に入札するかで投票。しかし普通に割れ、僅差で奥川に。ちなみにワイは奥川に投票したわけだが、その理由は「過去2回で佐々木引いて森下も指名したし、じゃあ彼引いてコンプリートしたいでしょ」という不純な動機だったのは割と真面目な話。正直、BIG3なら誰でも…みたいなところ、あるよね?ね?
作った画像をお蔵入りにするのももったいないので、記念に貼っておきます。奥川くん、うちに入ってエースにならないか。
選手動画
森敬斗③ 遊撃手/外野手
— おくら (@okura_NHSBC) September 7, 2019
(島田ボーイズ→桐蔭学園)
侍ジャパン壮行試合
第29回 WBSC U-18
打撃ハイライト
+WBSCでの全安打集
打撃成績(WBSC) 8試合
.320(25-8) 2三塁打 3三振
9四球 2盗塁 OPS.980 pic.twitter.com/oIs0PL3i1p
紹介&解説
間違いなく世代No.1のフィジカルを誇る高校生ショート。スター性も十分であり、イケメン。
U18では1番センターとして全試合に出場し、打率.320を記録したように、既に木製バットに適応しており、すぐにでもプロで結果を出し始めるはず。打撃はアベレージを残しつつ、選球眼もいいため出塁率を稼げるタイプ。
フィジカルこそ素晴らしいものの、ショートとして見た時には繊細さが足りないという点から、U18のように外野の方が向いていると言われる選手だが、今回はショートとして指名。これだけの身体能力でショート守れるように育て上げられたら…と思うとワクワクが止まらない。もし入団したら奈良原2軍監督の下で徹底的に鍛えてもらおう。
また、彼の魅力はリーダーシップ、コミュニケーション力にもある。U18では他国の選手や審判と交流を深めたり、野次を受けて自らチームを鼓舞したり…こちらも怪物級。この点で言えば、野手版則本になれる素質はある。
桐蔭学園だから茂木と被るとか言ってたのになに指名しとんねんとか言われそうではある。彼を指名したのは2位で紅林が獲得できる保証もなかったのも1つの理由だが、何よりも次世代を担う内野のプロスペクトが欲しかったとのこと。
ワイが席外してたらほぼほぼ決まってた。楽天陣営は民主主義国家なので、多数決には勝てないのである。仕方ないね。実際に指名した暁には、桐蔭学園に茂木グッズ一式を、森くんには彼の憧れである堀内グッズ一式を手土産に土下座しよう。
選手動画
紹介&解説
16年ドラフト九州四天王(山本、梅野、濱地、太田)最後の1人が社会人での3年を経てNPBへ。今年のドラフト戦線は高卒社会人投手が多いが、その中でもポテンシャルはNo.1の素材と言える。昨年の都市対抗では若獅子賞に輝いた。
190cmの長身から繰り出される、真っスラ成分のある最速153km/hの直球は威力十分で、高い位置から落ちてくるフォークやチェンジアップも武器。今年は空振りが取れるだけでなくゴロを量産できるツーシームを覚え、投球の幅を広げた。
社会人とはいえ完成されているわけではなく、まだまだ発展途上の素材型。リリーフとして使うのであればシーズン頭から使うことも可能だが、先発として想定するのであれば前半2軍で鍛えながらスラットを覚えさせ、後半から1軍ローテを回るくらいの気持ちでいたほうが良いかもしれない。投手大豊作である97年組の一員として、藤平と共に切磋琢磨してほしい。
選手動画
紅林弘太郎③遊撃手 186cm
— おくら (@okura_NHSBC) September 1, 2019
(青島中→駿河総合)高校通算40HR
2019年静岡大会決勝
静岡高校戦でのバッティング
+フィールディング集 pic.twitter.com/4XqUmWjZFo
紹介&解説
他の候補とは一味も二味も違う魅力たっぷりな大型ショート。今年の、というか近年のショートの中で最大級のサイズを誇る。内野のプロスペクトが欲しかった中で、良い指名になった。
彼の持ち味は上に書いた通り、186cmながら動きの良いショート守備。このサイズであれだけ守れる選手は日本人では他にいないので、そういう意味ではかなり希少な選手と言える。その中でもスローイングは光るものをもっており、深い位置からでも強い送球がファーストに返ってくる。ただ動きが良いとは言ってもステップはまだ改善の余地アリなので、奈良原さんに鍛えてもらおう。
打撃は通算40本塁打と長打力は魅力の1つ。ただ、確実性は課題。ここはプロに入ってからの指導が大きく影響するところと言える。こちらはゴリラとゴメスに鍛えてもらおう。
プレー以外でも推せるポイントが2つほど。
1つはチームメイトをして「あいつほど練習するやつはいない」と言わしめるほどの練習熱心さ。どんなに遅くなっても、暗くなっても、全体練習後に1人で黙々と素振りを続けているそう。ノーモア西田。
もう1つが大の釣り好きという点。朝4時半に海釣りに向かう姿は、釣り部のある楽天に入っても活かされる(?)はずだ。
3位 橋本侑樹 投手 大阪商業大
選手動画
橋本侑樹④ 最速149㌔左腕
— おくら (@okura_NHSBC) September 21, 2019
(大垣日大高校→大阪商業大)
出所の見辛いテイクバックから140㌔台の直球、スライダー、フォークを投げ分ける左腕
2年秋のリーグ戦ではMVPを受賞
今秋はリーグ史上9人目の快挙となるノーヒットノーランを達成
9/15 プロ志望届提出 pic.twitter.com/VLTCEbW16f
紹介&解説
今回も出ましたゆきちなGM枠その1。割と真面目に石井GM枠にもなりうる選手。質問箱に送ってくれた方大正解。おめでとう。GMから何か貰ってください。
左腕が最後まで体に隠れる出所の見づらいフォームが1番の武器である左腕。長身から149km/hの直球に加え、キレの良いスライダー、フォークを投げ込む。四死球率が悪かったが、今年フォームを微調整。結果制球が安定し始めただけでなく球威も上がり、今秋はノーヒットノーランも達成。
先発でも中継ぎでもいけるタイプなので、使い勝手はいいのでは。起用法は監督次第で、入団してから考えても遅くはない。
4位 浅田将汰 投手 有明高
選手動画
浅田将汰③ 最速149㌔右腕
— おくら (@okura_NHSBC) July 17, 2019
(飯塚ボーイズ→有明高校)
7/17 対開新高校戦
全13奪三振ハイライト
コマンドの良さが冴え渡りコーナーに決まる直球、スライダー、カーブ、チェンジアップで三振を量産
終盤ピンチの場面になると闘志を全面に押し出しチームを鼓舞する姿も光った pic.twitter.com/Z0rHlCuTzu
紹介&解説
U18にも選出され好投した「肥後の大谷」。
最速149km/hの直球に加え、多彩な変化球を操る右腕。その中でも1番良い球はブレーキが利いているどころではないチェンジアップで、今すぐにでもプロで通用するくらいの球。
本来ならこの順位では指名できない投手なので、高卒投手があまり上位で指名されない仮想ドラフトならではともいえる。
野手としての才能も非凡なものがあり、長距離砲としても面白そうな素材ではある。が、本人は投手として勝負したい様子。恐らく今回の指名のように、本番でも投手として指名されることになるのは間違いないだろう。
5位 堀田晃 投手 西濃運輸
選手動画
紹介&解説
いつもの。森原枠。ミスター社会人になるかと思っていたが、今年アピールし再びドラフト候補に上がってきた。
去年までは先発として纏まりのある投手という印象だったが、今年補強選手として呼ばれた都市対抗で抑えを務めると150km/hを記録。パワーリリーバーとしての片鱗を見せた。元々纏まっていた投手ということもあり、制球も良い。 ただスライダーが緩いため、やはり彼もスラットを覚えさせていきたい。
1年目からBチームとしてバリバリ投げてもらって、いずれはAチームとして。
6位 吉田開 外野手 富士大
選手動画
吉田開の滞空時間の長いライトフライから、三塁ランナーの河内が快速飛ばしてホームイン pic.twitter.com/679o3OAS4I
— ファームゲームイーター=RT83 (@huber_mambaken) April 20, 2019
紹介&解説
実はGM枠その2。
昨年指名した外野手たは違うタイプかつ、センターを守れる選手をリストアップし、長打が売りである彼を指名。それでいて盗塁も出来るのが強みだろう。
昨年まではパッとした成績を残せていなかったが、オフにはこれまで力を入れていなかったウエートトレを敢行。結果打撃が開花した。ちなみに吉田の通算OPSは.840で、山川は.891。参考までに。
コメントで外野足りてるやんとか言われてたが、外野2人切ったんだよなあ。そして既存の外野手に十分な力があれば、ライト孫という采配はそう何度も見ることはなかったはず。即戦力外野手を指名することにより、孫を内野に専念させるというのも狙いの1つ。
7位 佐藤一磨 投手 横浜隼人高
選手動画
紹介&解説
はやちんさん激推し枠。彼もまた、今年のGM枠として指名されそうな候補の1人。
188cmから最速148km/hの直球を投げ込む長身左腕。スライダーやカーブ、チェンジアップといったこれぞ左腕というような変化球を操る。
動画を見てもらえればわかるが、上半身主導でリリースポイントの高い独特なフォームが特徴。このフォームで148を出してるのがある意味すごい。プロに入ったら絶対に指導が入るくらいなので、伸び代は間違いなくある。
本当は松岡(武蔵HB)を想定していたが、直前でやられた。今年の仮想ドラフトで横浜陣営に攫われたのは3回連続3回目(岸、小又、松岡)である。
育成1位 岸潤一郎 内野手 徳島IS
選手紹介
岸潤一郎、舞台をカナダへと移して北米遠征初ホームラン。また、スリーベースヒットが打てればサイクルヒットになった猛打賞をマークするなど活躍 pic.twitter.com/Hyso8zUCQU
— akasen (@aka5en) June 30, 2019
紹介&解説
チタンくん激推し枠。かつての甲子園のスター。イケメン。
島井が抜けた代走の切り札として。知名度、人気はあるため、出場時の歓声、雰囲気にも期待したいそう。今回は内野手として指名したが、実際は内外野どちらも任せるユーティリティとしての起用を想定。
三木新監督体制になる中で重視される走塁面。四国IL盗塁王に輝いた彼はキーマンになり得るのか、消えた天才として取り上げられた男が再び輝く日は来るのか。注目したい。
育成2位 藤岡陸 内野手 希望が丘高
選手動画
全国高校野球選手権福岡大会
— kamo (@kamocyo) July 14, 2019
九国大付4ー1希望が丘
7回裏攻撃中
希望が丘、4番・藤岡陸 選手
好投手、下村海翔 投手からホームラン!#北九州市民球場#福岡高校野球 pic.twitter.com/NjaXjLeaJe
紹介&解説
野球好き40さん枠。知名度自体はそこまで高くないものの、捉えた時はエグい打球を飛ばす三塁手。高校通算32発。指名時のニコ生の「誰…?」っていう反応が面白かった(こなみ)。
動画の打球に魅せられてしまったらしい。仕方ないね。今季2軍で最も成長した、ミートが上手いタイプである松本と、長距離砲である藤岡で競い合って支配下の座を争って欲しい。
育成3位 小林快 投手 仙台大
紹介&解説
GM枠その3。仙台大三羽烏の1人。実績的には3人の中で1番ないかもしれない。
最速149km/hの直球が持ち味の左腕。彼の特長は驚異的な奪三振率の高さ、そして四死球率の悪さ。今秋の奪三振率は13.81で、被打率は1.64。しかし四死球率は7.36というまさにストライクさえ投げられれば無双できるノーコン左腕という投球を披露している。球に力があるのは間違いないので、西宮になれれば儲けものなのでは?
育成4位 江川侑斗 捕手 大分高
選手動画
紹介&解説
先日のS1でも取り上げられた捕手。2塁送球1.79秒の強肩が1番の武器。
現在、チームには「鉄砲肩」と呼ばれるような強肩捕手は少なく、それだけでも勝負出来る素材。打撃は合わせるのが上手いタイプであり、現捕手陣の中で1番若い石原はパワーを売りとするタイプである為、そこでの差別化も図れる。
今回は嶋の退団に関係なく、1人は確実に捕手を確保しておきたいというプランだった。「捕手は獲らないのか」というコメントも多く見られたが、今回は3軍運営を視野に入れた為、育成枠での指名となった。
育成5位 塩崎栄多 外野手 浜松工高
選手動画
紹介&解説
へっどほんさん枠。浜松が生んだ柳田2世。
彼自身も柳田を憧れとしており、高い身体能力と体の強さ、フルスイングが持ち味のアスリート型外野手。逆方向に強い打球が飛ばせるのもいい。
今まで何回かツイートしてきた通り、楽天にはオコエより年下の外野手がおらず、今年は高校生の指名が予想される。また、センターを守れる選手も少ない為、3軍ですぐにでもセンターを任せられる素材をリストアップ。彼の指名に至った。
育成6位 金城洸汰 投手 北山高
選手動画
紹介&解説
デカい。以上。
流石に半分くらい冗談だが、188cmの長身が彼の最大の魅力。近年、楽天は千葉や清宮といった長身投手を育成で指名しており、彼もその候補に入っているのではないだろうか。現状、球速は140km/hにも満たないが、体が出来て球速が伸びてくれば…という可能性に満ち溢れた投手。
総評
今回の指名、チタン代表曰くテーマは「投資」らしい。ホンマか?
ここは文章書くのではなくツイートを貼ってしまおう。それがいい。そうしよう。決してめんどくさいとかではないぞ。
現状の楽天は二塁と中継ぎの層が厚い。ここが稼働する間に、次世代の候補を育成することが石井GMの言う「常勝軍団」への足掛かりとなる。
— チタン (@__Ti22) October 13, 2019
そこに加えて、三木監督に期待する機動力野球ができる選手も複数確保した。数年後と現在、両方をフォローできたのは好材料だ。#仮想ドラフト
今回の指名を現在のデプス(育成落ちは全員契約想定、退団組は抜き)に当てはめるとこんな感じに。
灰色で塗りつぶされているのが今回の指名選手(緑字が支配下、紫が育成)。
投手は素材よりにはなっているものの、1年目から使えそうな太田、堀田、橋本。そして豊作である高校生投手を3名獲得。
野手に関しては、1人は欲しいと言ってきた捕手は年齢の被らない高卒を、内野手は無事プロスペクトを指名し、外野手は高校生の他、まだまだ層が薄い為即戦力も獲得。デプス的に見ても悪くない指名になったのではないだろうか。
裏話・おわりに
最後となったが、少しばかり裏話をしようと思う。
今回、チタン代表が当初考案したのは「1位石川」プランだった。
理由としては、楽天にトッププロスペクトがおらず、将来コアプレイヤーとして期待できる2019ドラフトNo.1野手が欲しかったという点が1つ。今年はBIG3に集中することが確実であり、単独で石川を引くことが出来るという点が1つ。そして単独で指名した野手の成功例が多いこと(筒香、岡本、中村、吉田等)が1つ。
これら3つの理由を引っさげ楽天陣営に持ち込んだものの、ものの見事に玉砕した。正直な話、かわいそうだった(こなみ)。僕は支持してたよ(小声)
そしてもう1つ。
実は今回、代表の意向により過去2回の仮想ドラフト(GWD、サマドラ)で指名した選手は極力指名しないという縛りを設けていたのはここだけの話。恐らく気付いた方はいなかっただろう。いたら教えて欲しい。
ただでさえ志望届で狭まった選択肢を更に狭めていくあたり、チタンくんがドMなのは間違いないだろう。
今回を含め、計3回の仮想ドラフトで我々が納得いく指名が出来たのはとても良かった。その中で、今年のドラフトは全く読めず、意見が割れることもよく分かった。
恐らく、ドラフト後に様々な意見が出ることだろう。個人的にだが、今年はBIG3+石川のいずれかに入札する他、内野のプロスペクト獲得を及第点としたい。
運命のドラフト会議は明後日に迫っている。今年はどんな選手がどの球団に入るのか。そして我が楽天は誰に入札するのか。石川単独指名はあるのか。
様々な夢や希望に期待を膨らませながら、今回の締めとしたい。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました!
時間もなかったことから、そこそこ雑になってしまったのは申し訳ない。本当は「だんだ、クビ」とか流した奴にブチ切れたかったところですが、頭が痛すぎてそんな元気もありません。でも本当に、人様の放送に迷惑を掛けるのはやめようね。
今回の指名から何か思うところがあったり、さらにドラフトが楽しみになったという方がいたら本望です。
最後に、今回高熱を出しながら主催を務めて下さったじんぎさん、楽天陣営、そして他球団の代表並びにサポーターの皆さんに感謝申し上げます。
おかげで今回の仮想ドラフトも楽しむことが出来ました。また機会がありましたら、是非ともよろしくお願い致します。
ではこの辺で。
サマドラ2019の振り返り。
お疲れ様です。本当にお疲れ様です。そして疲れました。だんだです。
早速ですが、曲紹介から。 今回はこちら。
デレマス曲の中でも屈指の長さを誇り、デレステ未実装ながら人気の高い1曲。
歌詞を見ずに初めて聴いたぼく「なんやこれええやん…」
歌詞を見て2回目を聴いたぼく「アッ(絶命)」
なんですかこれは。すき。すきすぎる。この曲を一言で表すなら「エモい」なんだろうけど、ただエモいっていうレベルを超えてる。気がするじゃなくて本当に。イントロからずっと、どこか揺さ振られてしまいそうなメロディ。そしてそれを増長させる、ストーリー性のある歌詞。歌ってる3人も、安定の凛、更に軍曹の意外も意外なしっっとりヴォイス(ねっとり)。そして何より森久保ォ!!!!!!!
うーん…
Taku Inoue is GOD
…失礼。少々取り乱してしまいました。それでも、本当にfullを聴いてほしい。というかfullを聴いてこその1曲です。
さて本題に。
先日、 サマドラ2019が開催されました。
今回もGWDに引き続き楽天陣営として、ゆきちなさん(@zombie0010)、野球好き40さん(@ygz_D40)、チタンさん(@__Ti22)、Headphoneさん(@KoreHa_UserName)、ましとさん(@mashito_7)をサポーターに迎え、計6名で指名に臨みました。
今回は振り返りと称して、指名選手の紹介や総評を書いていきたいと思います。
スクロールバーを見てお察しの方もいたかと思いますが、今回の記事は冗談じゃなく本当に長~~~~~いです。しかも内容が真面目も真面目だから余計に長く感じるかも。ということで、是非お時間のある際にお読みください。
では目次。
指名選手の紹介
1位 森下暢仁
投手 明治大学
・選手動画
森下暢仁④ 最速155㌔右腕
— おくら (@okura_NHSBC) June 13, 2019
(大分商業→明治大)
6/13 対東洋大戦の投球ハイライト
球種のクオリティ、コマンド能力の高さで圧倒し、一度たりとも相手に流れを引き渡さない投球で無四球完封勝利をマーク pic.twitter.com/XqJz9CWVdt
・選手解説
2019ドラフト即戦力NO.1投手。大学日本代表のエース。イケメン。
最速155km/h、先発でも150km/hを出せる回転軸が水平で質のいい直球のほか、変化球は130台後半で鋭く変化するスラット、大きく縦に割れるカーブ、チェンジアップ全てが一級品で、コマンド能力も高い。更には顔だけでなく、フォームも綺麗でフィールディングも良いという、まさに岸2世という呼び名がふさわしい投手。1年目からほぼ間違いなくローテを守ることができ、2桁を記録できるだけの力は十分ある。
2位 勝俣翔貴
・選手動画
勝俣翔貴③ 三塁手
— おくら (@okura_NHSBC) June 23, 2018
2015年U18首位打者、打点王
(東海大菅生→国際武道大)
2018年
大学野球選手権での全安打集+α pic.twitter.com/YnFtLFnIry
・選手解説
ゴリゴリのゆきちなGM枠。愛に溢れたコメントは総括の方に書いたので、後ほど。
昨年の大学日本代表でクリーンアップにも座った打者。有鉤骨の骨折の影響で今春は成績を残せなかったが、「内野を守れる左の強打者」としては2019ドラフトNO.1ではないだろうか。楽天顔。
勿論打撃力を勝っての指名なわけだが、単にパワーツールがあるだけでなく、コンタクト能力も併せ持ち打率と長打の両立が出来るというのが彼の1番の特長。また、逆方向への打球がよく伸びるのも持ち味。
3位 小深田大翔
・選手動画
小深田 大翔(大阪ガス) pic.twitter.com/qJRbCf8Qt8
— ちなハム (@nhfdraftpro) January 6, 2019
・選手解説
2019社会人日本代表の正ショート。走攻守3拍子揃った即戦力。1年目から都市対抗に出場し、打率3割、1HR、3盗塁で若獅子賞を獲得。
コンタクト力があるだけでなく振り切ることができ、小柄ながらパンチ力も併せ持つ打撃、1塁到達3秒台を記録し盗塁も出来る俊足、初動が速く細かいステップで軽快に打球を捌く守備。楽天には足でプレッシャーを与えられるような選手が少ない為、特に彼の機動力には期待したいところ。守備もセカンド向きとは言われるものの、ショートもプロで全然いけるレベルにあると判断。
また、セカンド、サードも守れるユーティリティ性の高さも含め、使い勝手の良さを高く評価。間違いなく内野の戦力層を厚く出来るということで指名。
補足。
小深田大地(履正社)と兄弟とか未だに聞こえてくるけど、全然血縁関係ないからな!!!!!!!
4位 鈴木寛人
投手 霞ヶ浦
・選手動画
鈴木寛人③ 最速150㌔右腕
— おくら (@okura_NHSBC) August 7, 2019
(筑西田宮ボーイズ→霞ヶ浦)
8/7 履正社戦の投球ハイライト
初回は148㌔の直球をマークする等3つのアウト全てを三振で奪う立ち上がりを見せる pic.twitter.com/1cD9Mo6f8A
・選手解説
長身右腕育成に定評のある霞ヶ浦史上最高の逸材。
甲子園では履正社相手に2.1回自責点5と打ち込まれてしまったが、彼の持つポテンシャルは上位クラスのもの。正直ここまで残るとは思ってもみなかった。
186cmの長身から放たれる最速150km/hを誇る直球、そしてスライダーを筆頭とする変化球の質は一級品。彼もフォームがとても綺麗。先輩の遠藤(広島)の活躍を見ると、順調に体作りが出来れば2年目シーズン中にローテ入りしてもおかしくないのではないだろうか。
5位 宮田康喜
投手 日本製鐵広畑
・選手動画
第90回 #都市対抗野球大会#日本製鉄広畑(#姫路市)VS #JFE西日本(#福山市・倉敷市)
— 毎日新聞デジタル編集部・野球担当 (@mainichijp_bb) July 17, 2019
7回表 日本製鉄広畑・投手宮田、ランナー背負うも打ち取りピンチを切り抜ける
勝負の行方をお見逃しなく!
📣公式サイトで全試合 #ライブ中継 !🎥https://t.co/X50BuRwOSg#都市対抗#社会人野球 pic.twitter.com/mwrH3T0vzG
(5回表)#日本製鉄広畑 、3番手で登板した #宮田康喜 が三振でピンチを切り抜ける!#都市対抗 LIVE配信中!
— J SPORTS 野球好き (@jsports_yakyu) July 17, 2019
日本製鉄広畑 vs. JFE西日本
↓https://t.co/6rrHTkfu0L#jsports #熱いぜ都市対抗 #都市対抗野球大会 #社会人野球 pic.twitter.com/gW6HDc1m8J
・選手解説
ワイ枠。らしい。即戦力リリーバーがホシイ…ホシイ…の一心で指名。上記動画だけじゃ魅力が伝わりきらないのが残念。興味があったら是非探してみてね。
都市対抗で記録した、最速150km/hの直球と鋭く落ちるフォークが武器の「森原2世」。彼を推した理由はやはり森原に姿を重ねたから。具体的には楽天投手陣の平均球速を考えると球の速い投手が欲しかったこと、うちのリリーバーにフォークを武器にする投手が少ないことから。
ルーキー森原くらいの活躍をとまでは言わないが、Bチームとして即1軍に入ってほしい、というか入れる投手。入団したらスラットを教えて、いずれはAチームでの起用を。
ワイの質問箱に度々現れる宮田ガ○ジの存在も指名に影響した…かもしれない。してないかもしれない。
6位 堀田賢慎
投手 青森山田
・選手動画
・選手解説
東北だけどGM激推し枠。最速151km/hの直球が武器の、今年の東北を代表する豪腕。上記の動画の直球を見る限りでは、ここで指名できるような投手ではないように感じる。では愛のあるコメントをどうぞ。
GM枠その2。今年のドラフト市場では有望ながらも知名度の上がらなかった高校生投手が多く、堀田もその中の1人になります。2年冬の最速138キロ&体重64kgから3年夏には最速151キロ&80kgとパワーアップするなど成長著しい右腕で、甲子園に出場していればもっと評価が上がっていた選手だと思います。
貴重なセンターカメラからの動画がありましたが一発で惚れました。躍動感のあるフォームから威力のある速球に加えて、2種類以上の変化球が使えるなど実戦派の好素材です。東北地区大会、盛岡四高戦での空振り率は13.3%と素晴らしく、夏季予選では敗れはしましたが甲子園出場した八戸学院光星相手に4回1失点と粘投しました。結構早い段階から頭角を現す投手だと考えています。
中々実際の球筋を映した動画がなくて、どうも判断に困っていましたが上記の動画を見て納得致した。変化球の映像がないからわからないのが気になる?
まあ…うちに入団すればスラッターとか教えられるしええやろ(ガバ)
7位 石井大智
投手 高知FD
・選手動画
・選手解説
チタン&ましとくん激推し枠。文句なしの独立NO.1投手。僕もすき。
それではチタンくんの愛が込められたコメントをご覧ください。
最速152km/hと出力は問題なし。変化球も、現代では珍しい縦のシンカーを決め球としており、三振も取れる。それに加え独立レベルだが制球力も良く、K/BBがバグみたいな数値を叩き出していたりする。*1
年齢は高専卒からの独立2年目という事で、今年の大卒候補と同じ。このスタッツを大学でも出せていれば、この順位では獲れないであろう。
1年目は一先ず二軍でリリーフ調整をしながらプロの投球術に慣れていくような感じだろうか。シーズン後半にはBチームとして一軍で投げる姿も拝めるかもしれない。基本プロでは中継ぎ想定であるが、成長によっては現在務めている先発としても見てみたい。独立レベルではあるが、非常に完投が多く、制球能力も含め現状から既にゲームメイク能力の上手さは伺う事ができる。
楽天投手陣に流行っているスラッターを覚えてみたりすると、化学変化が起こったりも……?
愛が重い(確信)
先発でも150km/hを超え、鋭いシンカーを持っているということで、独立とはいえ、本当にこんな位置で獲れるんだというのが正直なところ。
シンカーが持ち味である彼だからこそ、スラットを覚えさせたら本当に化けるのでは。スラット集団と化した今の楽天で、ある意味1番見てみたい選手。楽天は中背投手の方が育成できる説もあるので、期待したい。
スラットばっか言ってんなこいつ←
育成1位 有馬昌宏
投手 BC富山
・選手動画
・選手解説
実はGM枠。愛のあるコメントを頂いているのでどうぞ。
GM枠その3。中日の変則左腕浜田と日ハム公文を足して割ったような選手。
最速146キロ、常時130キロ後半~140キロ前半の速球にスライダー・カーブを投げるタイプでインステップに一番の魅力を感じました。今季独立リーグでは29試合 防2.17 K/9→12.10 BB/9→6.83という成績を残し、セットポジション時の投球に不安定さを覗かせますが、右打者のインコースを突けるようになればかなりの脅威が発揮できると期待しての指名になりました。
チーム内では既に変則左腕の高梨が一軍で活躍しており、フォームの溜め方が両者似ているため色々と吸収出来ればと思います。
いやいや、と思わず言ってしまう程の変則フォームを持つ左腕。テイクバックは正直気持ち悪い(褒め言葉)。球速やコントロールは目を見張るほどではないものの、一芸枠としてはとても面白い投手なのでは。
育成2位 菅田大介
外野手 奈良学園大
・選手動画
・選手解説
ヘニキ枠。外野手を指名しようとしていて迷っていたところ、本番中にSkypeで「僕は買うよ?推すよ?好きですよ?」とゴリ押された。あの瞬間の彼は誰にも止められなかっただろう。強い(確信)
ということで本人のコメントをどうぞ。
「187cmという高身長、投手として140半ばを記録できる肩、俊足と走攻守揃った『糸井2世』。そのスケール感を見たら推さざるを得ないと思います。二刀流ですが、野手に専念して、レギュラーの座を脅かして欲しい
187cmというサイズながら50m5.8秒という俊足も併せ持っている。とんでもなくスケールの大きく、楽しみな選手。このスケール感に加えて、三木さんに走塁、盗塁技術を教わったらと考えると末恐ろしくもある。今春も打率.476、1本で首位打者に輝くなど、こんなところで獲るような選手ではないと思います。まあ…他球団に乗せられてはっちゃけた部分がないといったら嘘になるわね。でもやっぱ良い選手よ。
そして実は、あの音楽機器のコメントには続きが。それがこちら。
あと、本題ですが上田希由翔くん指名おめでとうございます。本番でも指名を楽しみにしています」
菅田に対する熱いコメント期待してたのに何を言ってるんだこの人は。
…まあ、希由翔くんの指名が余程嬉しかったそうで。そういえばGWDでも推しまくってたっけなぁ。
育成3位 石塚綜一郎
捕手 黒沢尻工
・選手動画
🔥地方大会ライブ配信中🔥https://t.co/F05pV5ebPh
— バーチャル高校野球 (@asahi_koshien) July 18, 2018
🌟速報🌟#岩手 大会 4回戦#岩手 2-2 #黒沢尻工
6回裏 黒沢尻工・3番石塚が豪快な同点ホームランを放つ!!#バーチャル高校野球 #高校野球 #100回大会 pic.twitter.com/ko7HhaOc4B
・選手紹介
当然(?)ましとくん枠。今回も愛に溢れたコメントを頂いております。ご覧ください。
高校通算39発を誇る強肩強打の捕手/三塁手
3年夏は正捕手を務めながらMAX142キロ投手としてマウンドに上がり何度もチームのピンチを救いました。
今回は右の大砲であり、捕手としての力はもちろん、元々守っていた三塁手としても大きく評価して指名しました。
同郷にして、岩見三内という小さな町で生まれた彼の活躍を期待しています。
3軍構想を練る中で、捕手が足りないし折角なら豊作である高校生が1人欲しいということで名前を挙げてもらっていたところ、ましとくんが会議中にこれ以上ないほど熱く語ってくれた選手。じゃあ獲るしかないな!ということで指名。
勿論打撃力のある野手として見ることも出来るが、先ずは本人の希望通り捕手をやらせてみてからになるだろう。
育成4位 川上智己
・選手動画
#加藤学園
— ゆうち (@kyoumusou2) September 22, 2018
川上くんスリーランホームラン
清水東0-5加藤学園 pic.twitter.com/4JMBHDTlQs
・選手紹介
野球好き40さん枠。上記の動画を見て惚れちゃったらしい。じゃあ仕方ないね。ということでコメントをどうぞ。
1年からショートの逸材、身長もあり右打ち強肩強打ショート兼サードとして期待。
監督からは勝負強い打撃と強肩を活かした守備を高く評価されている。
陣営内で高く評価されていた高校日本代表候補の紅林の代役として彼を推薦した。
紅林の代役はさすがに盛りすぎにも程があるのでは(小声)
ま、そこは置いといて。3軍構想を練る上で、育成で三遊間の選手が1人欲しかったところに推薦されたのが彼。坂本に憧れショートを守るようになり、フォームも参考に。
そこ、巨人案件じゃんとか言わない。ちゃんとサンドウィッチマンが好きっていう楽天要素もあるんだから(?)。坂本よりサンドを選ぶなんて当たり前だよなぁ?
育成5位 神里志温
外野手 KBC学園未来沖縄
・選手動画
・選手解説
GM枠…と思うじゃん?チタンくん枠なんだこれが。女を口説くことに特化した彼が射抜かれた選手。どんなにすごいんだ…ということでコメントをどうぞ。
走攻守にバランスの取れた右の中堅手として指名。
スイングが鋭く、僕の大好きな「振れる」選手。走力も光るものがあり、スケールの大きさを感じさせる。 19年夏の県大会で打ったホームランは一見の価値あり。
現状としては、設立予定の3軍中堅手として経験を積んでほしい。現在右の外野手はオコエが最年少と、デプス的にも穴が空いている。2軍3軍も、育成する右の外野候補が少ないのは困りものだ。その点を埋められる素材としても期待。
将来性は本当に未知数。どこまで伸びるか、本当に期待してしまう。
本人曰く、筆が乗ると文が長くなってしまうのは物書きの性分らしい。
まあそれは置いといて、彼も3軍想定での外野要員。チタンくんのコメントでもあるように外野手はオコエが最年少で、高校生外野手が欲しかったところ。そしてセンターを守れる選手が楽天には不足している為、高校でセンターを守っている選手をピックアップ。その中で推された彼を指名。
同校から昨年指名された宜保が成績を残していることも指名に踏み切った要因の1つ。
総評
前回のGWDがかなりドタバタだったのに対し、今回は本番中も大体想定通りにいってくれたお陰で比較的余裕を持って指名を行うことが出来ました。
今回のテーマについて
今回のテーマですが、「戦力層の底上げ」でした。特に、野手はその影響を強く受けた結果となり、やや挑戦的な指名にもなりました。
浅村やブラッシュら新加入選手の活躍、そして茂木や銀次らの好調により、昨年の最も大きな課題であった打撃力を改善し、現在3位につけAクラス争いを演じている楽天。
しかし、打線全体が不調になると途端に得点が入らなくなり、シーズン序盤なら勝てていた試合も落とすことも多々見られ、10連敗を喫することもありました。
この原因として、
・レギュラーと控えの力の隔たりがまだ大きく、レギュラー野手の不調若しくは不在時、代わりに安心してスタメンを任せられる選手が少ない
・攻撃のバリエーションが少なく、得点パターンが限られている
この2つが挙げられると考えます。
また、発展途上の若手を1軍に呼ばなくてはいけない状況に陥ったり、スタメンで使う事態が今まさに起こっています。昨季から、これらは絶対に避けたいと言い続けてきたことで、もっと問題にされるべき案件です。
では何故、今季もこんな状況になってしまったか。言ってしまえば楽天野手陣の層がまだまだ薄いからです。GMが就任時に提唱した「毎年優勝争いの出来る」チームを作る為には、更なる野手の上澄み、補強が不可欠であると考えました。
発展途上の若手を押さえつけ、1年目から使う想定が出来るくらいの能力を持つレベルの野手を獲得することを目標に。投手中心の指名になると言われていた中で、2、3位を野手に割いたのは彼らが絶対に欲しいと考えた為です。
次はその野手2人と森下の、上位3人について書いていきます。
小深田の指名について
先ずは3位の小深田から。個人的に、というか陣営的に、テーマを考えたとき最もな選手だと感じたのが彼でした。
彼の指名の背景として、現有戦力では心許ないショート層の薄さがあります。
今1軍にいる村林は2軍でのOPSが年々良化しており成長の跡は見られるものの、上では打率.050(8/30時点)と打撃が1軍レベルに達しておらず、まだまだ下に漬けておきたいというのが正直なところ。
山﨑が出てきて楽天ファンの希望になった時期もありましたが、起用もサード、セカンドが多くショート守備では茂木に及ばず。今年は茂木もシーズン通して1軍に帯同していますが、結局、ある程度安心してショートスタメンで使える選手が出てこない状況は変わっていません。来季以降も茂木がショートで出続けられるとは限らず、不在時の戦力ダウンは大きく、リスクは依然高いままです。
そこで1年目から1軍でそれなりに打てる打撃力、そして楽天に足りない機動力を兼ね備え、ショート守備も軽快な、総合的に見て既存の野手より能力の高い小深田を投入することによって内野の層を厚くしたいというのが狙いでした。何度も書いている通り、彼の機動力には期待を掛けたいところです。
彼は勿論バックアップ要員としても計算できますが、ショートで茂木と併用することにより、茂木への負担、そして依存度を徐々に下げていこうと。問題の先延ばしと言ってしまえばそうなのかもしれませんが、個人的には別にそれでも良いと思っています。
その過程で、もし村林の打撃や山﨑の守備が良くなってスタメンで使えるレベルになったら、そのままショートとしての出場を増やしていけばいいわけで。その点小深田なら使い勝手がとても良い為、チームとして大きい戦力になってくれると思っています。
今年のドラフト候補に、うちのショート問題を即時に解決できる選手がいるのかと言われると微妙なところ。高校生にいくのも選択肢として考えられるところですが、即戦力を獲得することでリスク管理に走ると同時に、本命のショートが出てくるまでに備えておくというのも十分アリな選択ではないかと思います。
勝俣の指名について
続いて勝俣。恐らく、楽天ファンから見て意外だったんじゃないかというこの指名。そして有鈎骨の骨折からの春の成績不振。もしかしたら「高い」と感じた方もいたのかな。わからないけど。
何故彼を2位指名したのか。まあゆきちなGMの熱が原因といえばそうかもしれない。勿論、今回のテーマも関わっています。という訳でご覧ください。長いので心して読むように。
陣営内で2位候補の選択に思案していた所に急遽頼んで入れて頂いたGM枠。
楽天イーグルスのサード事情ですが2年契約2年目のウィーラーが不振に陥り、プロスペクトと呼ばれた内田も来年で25歳でサードのデプスが薄いと判断。現状、渡邊佳明が埋める形となっていますが、中長期的な視野でチームを捉えても内野手・強打の野手の層を厚くするためにも彼の指名が絶対必須でした。
勝俣についてですが、高校時代には強打の打者としてU-18でも活躍した選手で、この年のドラフトに3位以内で指名されなかった事もあり、国際武道大学に進みました。ここまでの大学通算成績も打率.331、8HR、57打点、OPS.894と期待値通りの成績を残していますが、今期中盤に右手の有鈎骨を骨折するなど成績は低迷、評価を下げる形になりました。
しかしチームとしても「コアプレイヤーの獲得」が至上命題でその中でも率とパワーを同時に残せる勝俣はかなり魅力的な選手です。手術も無事終了し、今では練習試合にサードで先発出場していることから故障のダメージは時間が経過すれば問題ないと判断、指名に至りました。正直仮に社会人に進んだところで得られる上澄みはそう多くないので、指名するなら今年だと思います。おそらく秋の成績は17年春~18年春のキャリアハイを超える事は難しいでしょうが、率とパワーツールを維持出来れば間違いなく2位で消える選手です。
はい。ということです。
GMのコメントにもあるように、1軍2軍ともにサードのデプスが薄いという点、そして彼を指名した背景には日本人打者の打力不足にあります。
まず1つ目のサードのデプスについてですが、こちらをご覧ください。
簡単すぎる表で申し訳ありませんが、これは1、2軍それぞれのサードでの出場数TOP3(途中出場含む)です。
1軍はウィーラーが最多で、彼の降格以降は茂木、孫、銀次でサードの守備機会を分け合っています。また、2軍はジョブローテーション制を敷き、上記の3人が主として分け合うことに。
1軍ではウィーラーの去就が不透明で、2軍は固定して育てる対象がいません。その為、両方でサード候補が不足していると言えます。
勝俣は守備に関しては現状、三塁を「守れる」程度で、プロのサードとしてやっていくにはスローイングの矯正が鍵になってくるでしょう。
茂木のコンバートを考えるといずれは元々守れる一塁、外野も視野に入れてになってきますが、先ずはサードとして。守れるに越したことはないし、チームとしての起用の幅等を考えても、是非守って欲しいところです。
そして2つ目、というか彼を指名した1番の理由である日本人の打力不足。これは言わずもがな。
ドラフト面で見てもこれまで、楽天は長打が売りの右の和製大砲候補はそれなりに獲ってきましたが、率と長打の両立が出来る選手というのは中々獲得できずにいました(そもそも母数が少ないのもありますが)。同時に左の強打者も創設から獲得が少なく、陣営内でも獲れるなら欲しいと言い続けてきた枠でした。
この2つを同時に確保できる貴重な選手として、今回最高の評価をしたのが勝俣。今年のドラフトは投手中心とは言ったものの、チームにプロスペクトや、コアプレイヤーとなれる野手が足りているわけではありません。うちの順番で回ってくる投手で残ってそうな投手よりは、希少性を考えても野手を優先したいということで、獲得に至りました。
個人的に「野球は野手」という思いが強いのもありますが、日本人打者が台頭することで、外国人枠を1つ投手に割くことが出来るのもメリットの1つと言えます。だからこそ今年、課題となるリリーバーは外国人も含めて考えることで補い、上位でプロスペクトとなる野手を獲得するという考えもアリなのではないかと考えます。
森下の指名について
続いては皆さんも気になっているであろう森下の指名についてです。まさか森下明言とは驚いたでしょう?驚いたって言うんだ。言って。
では何故、森下だったのか。というのも、以前触れた通り先発陣に問題があったから。
則本は7年契約を結び、一足先に出てきた石橋に加え菅原、弓削とぼちぼち出てきてはいる為、ある程度余裕が出てきていると判断する方もいるかもしれませんが、やっぱりまだまだ足りない。それ以外が来ない。
藤平や安樂、熊原など"候補"だけならそれなりにいますが、現状計算は出来ないし、上でローテを回れるだけの力はありません。伸び悩んでいる若手が多いからこそ、大学、いや社会人含めてのNO.1の先発を加えることによって、彼らに刺激を与える為というのが1つ。
もう1つが先発の高齢化。やはり、一時期の先発ローテ平均30.8歳は見逃せません。
昨季、日米野球に出場し例年より遅くまで投げた影響で調整が遅れたこと、そして怪我による影響があったとはいえ岸の劣化も始まりつつあります。美馬も若いようですが来季34歳で、いつ劣化がきてもおかしくない状況。しかも彼に関してはもう1度怪我したら選手生命の終わり。全くもって楽観視出来る状態ではありません。いるうちから対策していかないと。いなくなってからでは遅いんです。
佐々木は1年目は当然ローテは無理で、まだ身長が伸び続けており、骨格が出来上がっていないため2年目も短いスパンで投げられるかどうか分からない。勿論奥川も候補に上がりましたが、やはり1年目から間違いなくローテを守れる投手の方が良いということを考えると、森下に入札するのがベストと判断しました。
もう1つ驚いたはずの、まさかの森下単独指名。Twitter上でも驚きの声が目立っていました。これは我々も可能性を考えてはいたものの本当になるとは。というのが本音。
では何故、単独での入札が実現したのか。それは今回の明言制度、そして奥川の活躍にあります。
今までの仮想ドラフトにも明言制度はあったものの、明言と実際の入札が異なる、所謂「ブラフ」での明言が可能となっていました。これはエンターテイメント性もあり面白い部分はありましたが、今回は明言=入札確定とブラフが不可能に。これが追い風となりました。
きっかけとなったのは最初の明言である「広島・西純矢」。GWDでも森下を指名していた通り、こちらの想定では間違いなく森下で来るだろうと踏んでいた為、意外な明言に。それまで3択で迷っていた入札候補が、森下でいこうと強く傾いたきっかけになりました。
そして県大会での奥川の活躍が続きます。甘いガンだったとはいえ158km/hを記録し、彼の評価は急上昇。これから甲子園に出場し、評価が更に上がって佐々木との2大人気になると予想。これにより、明言するならここしかないだろうと、即日森下を明言。「他球団への牽制」を仕掛けました。今思えばあそこが1番団結していたんじゃなかろうか。
その後は思惑通りになってくれて助かったというか、皆さんご存知の通り、奥川が甲子園で大活躍。評価は更に上がり、森下の影も薄れていきました。最大3球団競合も考えられる森下に行って外すなら、高校生のどちらかにという考えが強まっていったのではないかと想像しています。ここは、どう思ってたか他球団の方に凄く聞きたいところ。こちらとしては、即戦力投手が欲しいだろうと見積もっていたヤクルトが最後まで怖かったとだけ記しておきます。
こんなことが出来るのは間違いなく今回きりでしょう。そして、サマドラ2019の流れの中でも会心だったと言えるのではないかと、密かに思っています。
怒られるかもしれないけど、これだけは言わせてください。
めっっっっっっっちゃ気持ちよかったあああああああああああ!!!!!!!!!!
雑感
今回サマドラをして、改めて今年のドラフトは難しいと思いましたね。例年そう言ってる気はしないでもないけど、いやそれでも、本当に、本当に難しいです。
何が難しいって、いつまでも正解に辿りつかないこの感じ。勿論ドラフトに正解なんてないんですが、今年はどこか煮え切らない感じが否めない。陣営内でも意見が割れるのなんの。こんなに決まらなかったのは初めてです。実際のところ、今回は意見が二転三転。最初から通して変更がなかったのなんて、1位と7位、そして4~6位で即戦力リリーバー1人以上確保くらいかな。そのくらい決まらなかった。
その中でも野手、特にショートをどうするかというところが今年のドラフトにおける焦点になりそうな気はします。高校生と即戦力、どちらも来年の方が豊作。しかしチーム状況を考えるとどちらも獲らないという選択はまずない。戦力層の薄さを懸念し即戦力を確保するか、次世代を見据え、チームにいないショートのプロスペクトを確保するか。どちらを、或いはどちらも選ぶか。意見が分かれるポイントの1つであることは間違いありません。
そんな難しいドラフトではありますが、今回の指名では「戦力層の底上げ」というテーマを定め、最終的な狙い通り上位3枠で2名の野手を獲得できたのは非常に良かったと思っています。
投手に関しては、以下の通りです。
・即戦力先発…最も評価していた森下を獲得することができ、最高の結果に。
・即戦力リリーバー…出来ればもう1人欲しかったものの、人数としては最低限目標としていた2名を獲得。宮田、石井ともに下位指名ながら、質は十分。
・高校生投手…嬉しい誤算もあり、上位評価をしていた鈴木と東北1の豪腕である堀田を獲得。想定を遥かに超える指名に。
この他にも、育成では3軍を想定し、3軍を運営する上で数的に足りない野手を補充することが出来ました。一部育成でいいのかという候補はいますが、ほぼ狙い通り。全体を通して、想定以上の指名、十分に満足出来る指名でした。
個人的に、今回の指名には90点以上が付けられるのではないかと思います。指名前の動きから、テーマに沿った指名。そして指名選手までは100点。マイナスとしては、想定外の高校生投手に目移りして、プランが少し崩れた点。それでも十分形になったので全然OKです(OKではない)。
さて、今回の指名の点数についてアンケートを取ってみましたが、
— だんだ (@pokoda514) August 25, 2019
こんな感じに。
というわけで指名選手まとめです
— だんだ (@pokoda514) May 5, 2019
1位 佐々木朗希 投手 大船渡
2位 杉山晃基 投手 創価大
3位 近藤大樹 内野手 西日本短大附
4位 伊勢大夢 投手 明治大
5位 清水大成 投手 履正社
6位 山瀬慎之助 捕手 星稜
7位 小木田敦也 投手 TDK
育成1位 伊藤海斗 外野手 酒田南#GWD_2019
— だんだ (@pokoda514) May 6, 2019
一応これが前回の結果で、佐々木を引いたからか抜群に評価が良いんですけど(当たり前)、前回とは全く違う指名で、前回とは全く違う評価で。
確かに上位だけ見ると全然投手中心ではないし、目立ってた佐々木or奥川にいってないし…ということで見る側からすれば恐らく予想外の指名となったでしょう。実際、その影響がどう出るのかというのはかなり気になっていたところ。
肝心の結果については予想通りというか、全然想定内ではありました。が、自己評価との差で流石に笑っちゃうよね。
勿論、他球団ファンの方の票も結構入っているでしょうし一概には言えませんが、前回とは違い、挑戦的とはいえ今のチームに合わせた指名をした結果がこれとなると、中々に興味深いですね。めちゃめちゃ面白い。
ドラフトの目玉が地元にいる今年は、もしかしたら「チーム状況に合わせたドラフト」と「ファンが求めているドラフト」の違いを感じさせられる年になるかもしれません。個人的にはそういう意味でも、今年は注目したいところです。
アンケートの結果はこうなりましたが、挑戦的な指名になったからこそ、見ている方が今回の指名で何か思うところがあったり、考えるきっかけとなったとしたら担当としてそれに勝る喜びはありません。
今回の指名に対する感想や意見をどんどん募集していますので、楽天陣営の誰かに送っていただけると嬉しいです。
最後に、共に指名を考えてくれた楽天陣営、11球団の代表、サポーターの方々、そして何より主催を務めてくれたしゅーたさん(@hinata_kono_ka7)に心から感謝申し上げます。
大変ではありましたが、それでも指名までの流れから、本番、結果的に前回とは違う指名が出来たことなど、サマドラ全体でとてもワクワクし、毎回の事ながら兎に角楽しかったです。
本当に、ありがとうございました。そして今後とも、宜しくお願いします。
今回はこんなところで、締めたいと思います。
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
いや、やーばいですね。ひっさしぶりにこんなに…よう書いたわ。書きすぎて串から外れそう。ちなみに楽天陣営のみなさんに強引に書いてもらったコメントもあって、文字数は昨年のドラフト記事に次いで2番目くらいです。多いからいいってもんではないけどね。しかし疲れた。裏話とかは別に書かんでもいいよね?(小声)
まあそれは置いといて、こんなん書く必要あるのかというお知らせです。
昨年から数えて、計5回も務めさせていただいた仮想ドラフトの楽天担当(代表)ですが、今回を持ちまして一旦、身を引こうと思います。サポーターはしらん。
理由としては濃いメンツをまとめるのが疲れたこれから忙しくなり、今まで以上に時間が取れなくなることが確定的な為です。あと単純に、後進に任せてみたいし他の方がどう動くのかが気になるんですよね。サポーター視点や、完全に外からというのも久しぶりにめちゃめちゃ気楽だし楽しそうだなと、正直今からでもワクワクが止まりません。
今までこんな団子に振り回され続けながらもサポーターとして協力してくださった全ての方に、この場で感謝申し上げます。ありがとうございました。
はい。まあ忙しくなったりならなかったりするので、ブログも全力でサボりモードに入ると思います。曲紹介ならいくらでもいけそうだけどな。すまんな。それでも書けって一部の人間から言われそうだよな。まあその時は暴れればええか。
裏話なんかは、需要があればまた今度でも。ないと思うけど。
では今回はこの辺で。