保育士試験を受けた時の話【受験対策編】
双子を出産して育児休業中の2018年、
当時、年中の長男、2歳児の長女、0歳の双子をそだてながら、
通信教育なし、完全独学で、保育士試験一発合格しました。
申し込みがすんで、テキストを購入。
私は、参考書はこの2冊を、
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それから、過去問はユーキャンのこれを購入。
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参考書を科目ごとにさらーっとひととおり読んで、
章の最後にあるチェック問題をする。
↓
間違えたところをもう一回読む。
↓
予想問題をやる。
↓
間違えたところとわからないところを参考書で見つけて読む。
これを一時試験の2か月くらい前にくりかえしやりました。
そして試験一週間前から、時間緒を図りながら過去問を解いて〇つけ。
どれくらい点がとれるかチェック。
6割ギリギリな科目を中心に、もう一度参考書を見返します。
大体、いつも間違えるところは同じなので、重点的に見返して、いざ本番!
だいたいテキストを読むのは日中の双子が寝ている時間(上2人は保育園)。
問題を解くのは子どもたちが寝た後、10時半くらいからで、
〇つけ、見返し含めて1時間~2時間くらいだったかなぁ。
保育士試験に一発合格。なんだか簡単に書きましたが、
保育士試験の合格率(厚労省発表)は20%前後でなかなかの難易度です。
なぜなら9科目もあり、全科目を6割以上取っていないと不合格になるから。
9科目!多いですよね。筆記試験も全科目受けると二日がかりです(ぐったり)。
私は教育学部出身で、高校の教員免許を持っています。
そして、博物館で子ども向け、学校むけののプログラムを作って実践していました。
それから、4人の子どもを出産して、
すでに上の二人は赤ちゃんの頃から保育園のお世話になっていたので、
保育士が働く保育園がどういう施設なのか想像がついたし、
保育園や保育の社会的な役割についても少し理解しているつもり。
赤ちゃんの基本的なお世話(おむつ・ミルク・離乳食・予防接種の知識)はわかる。
9科目のうち、教育原理、保育実習理論、子どもの食と栄養、子どもの保健のあたりは
学生時代に習ったことがあったり、日々の中でわりかし知ってるな、
と思えることが多かったです。
そして、実技に関しては、
約20年、某有名音楽教室に通っていて音楽理論や弾き歌いは経験済み、
また、子どもに毎晩絵本を読んでいたので、実技は音楽と言語を選べば大丈夫!
と、正直、この辺についてはある程度、勝算がありました。
逆に、福祉分野は初めての勉強だったので、
苦戦しました〜!
ニコイチ科目のひとつ、「社会福祉」は
恥ずかしながらギリギリ60点でした!
でも、受かった事には変わりない!
育児の合間を縫っての合格は、
ひとつ、私の自信につながりました。
保育士試験を受けた時の話【経緯と方法編】
乳幼児期の学びについて勉強したくなった私。
どうせ勉強するなら「勉強したよ」と証明がもらえるものがいい。
そして、当時、非正規雇用だったので、
資格を取っておいたら、将来、もしかしたら役に立つかも。
思いつくのは幼稚園教諭の免許か保育士資格。
さっと調べると、
幼稚園教諭は学校に通って単位認定されないと取れないけれど、
保育士試験は試験を合格したら資格が取得できます。
ふむふむ。
保育士試験について調べてみると、
通信教育でオリジナルテキストとかがどさっと届く、
試験の対策講座のようなものがありましたが…高い~!
幼稚園教諭免許を取る短大ほどじゃないけど、ウン万円の出費。
というわけで、次に、独学で試験を受けて受かってる人がいるのかな~と調べると
ネットに体験談的なものがちらほら。
おすすめ市販テキストまで載っていて…テキスト代だけだと1万円かからない!
というわけで、
「乳幼児期の学び」について勉強したくて
その結果、「勉強した証明」をもらえて
これからこどもたちにもお金がかかるので「なるべくお金をかけずに」
の条件で、どうしたらいいか思案した結果、
「保育士試験」を、「テキストだけ買って自分で勉強する」方法で
チャレンジしてみることにしました。
保育士試験は前期と後期、年に2回あるのですが、
前期は筆記が4月、実技が7月で、申し込みは1月が締め切りでした。
(ちなみに後期は筆記が10月、実技が12月。)
受験しようと思い立って調べたのが双子を出産して1か月後の年末ごろ。
11月に育児休業から復帰する予定だったし、
一回で受かるかわからん。と夫に伝えると、早いほうがいいんちゃう?ということで
年明け早々、バタバタと申し込みをしました。
双子を出産して育児休業中の2018年、
当時、年中の長男、2歳児の長女、0歳の双子をそだてながら、
通信教育なし、完全独学で、保育士試験一発合格しました~!わーい!
今の職業についたのも想定外
想定外に4人の母となったイノシシ母、現在は認定こども園で保育教諭をしています。
ええ、これも想定外。
人生何が起こるかわからない。
わたくし実は、双子の育休中に保育士試験を受けて合格した
「あとから保育士組」なのです(そんなんあるんかい)。
さて、今回は、なんで保育士資格を取ろうと思ったか、のお話。
さかのぼること10数年前…
イノシシ母は大学を卒業し、とあるヨーロッパの国でインターンを行った後、
自然系博物館で教育系の仕事をしていました。
博物館って、古いものや、なんかよくわからない標本とかが飾ってあって
静かにしなくちゃいけなくて、ちょっと敷居の高い感じがする場所。
そんなイメージがある方もおられると思います。
展示してあるモノにフォーカスが当てられがちで、
もちろんそれがあっての博物館なんですが
そこに集まってくる人たちのまぁ面白いこと!
研究者の方の探究心や、
不思議や未知のことを、少しずつ地道にデータを集めて解き明かしていく粘り強さや、それに対峙するときのワクワク感あふれる顔。
実際は楽しいことばかりではないとは思いますが、
興味の対象と向き合うときの、そのモノに対する愛情があふれる顔や姿勢がたまらなくステキ。
それから、館の研究者ではないけれど、
アマチュアの研究者や、例えば昆虫少年のような
なにかに夢中になっている老若男女も博物館のヘビーユーザーとして活動しています。
休みを日を使って、必ずしも近所にあるとは限らない博物館に通って
自分の興味関心を深めている姿。
興味を共有する仲間と楽しく探究していく姿。
私は興味あるものがたくさんあって
一つのことに夢中になってずっと追い続けていくタイプでないので
そうやって一つのことに夢中になれる人たちをとても尊敬しています。
博物館で出会ったステキな人たちの持っている
学び続ける力、自分で行動し続ける力はどこから湧いてくるんだろう、
人生のどの時点で培われるものなんだろう、
それを考えていると、未就学の子ども時代がカギになっている気がして
「乳幼児期の学び」についてもっと知りたくなったのでした。
つづく
双子妊娠がわかった時の不思議なこと(その2)
前回からのつづきです。
先生:「双子ですね」
私:「えー!!!」
という謎の妄想をしながら2回目の妊婦健診に向かった私。
そんなことも忘れて、診察台に上がり、
モニターを見ながらちゃんと育ってるかな~と、先生からのコメント待ちをしていると
先生:「うん、ちゃんといるね~」
私:「よかった~!」
先生:「ん?あれ?これなんだ、出血の痕かな・・・(エコーごそごそ)」
私:「え、出血してます?!(ドキドキ)」
しばし沈黙
先生:「あれ?」
私:「え?」
先生:「あ、もうひとりいる」
私:「え?!」
先生:「うん、もうひとりいる、はい、双子ですね。」
私:「え?え?ええええー!!!!」
はい、「え」しか出てこんかったです。
診察台を降りていろいろ説明してもらい、気になっていた質問を。
私:「あ、あのー、上2人院内助産院で出産したんですが・・・」
先生:「あ、双子はむりですね。次回からハイリスク妊娠外来に来てください」
先生(塩顔)、たぶん多胎に慣れすぎてて、かなりあっさり。
かぶり気味に院内助産院を全撤回され、ハイリスク妊娠と告げられたのでした。
健診終了後、いつものコーヒー屋さんで休憩。
ラインで検診結果を夫と実家の家族に報告するときに、
いや、たしかに妊娠検査薬の線めっちゃ濃かったな、とか考えていると
急に朝の双子発覚妄想を思い出して、おお!?っとなりました。
お告げ?妊婦の勘?それともたまたまの偶然?
私、一応、自然科学を専攻していて、こう見えて理科の教員免許も持ってて
当時、自然科学系の博物館で働いており
あまり非科学的なことを信じるタイプじゃないので、
妊娠したことで伝達物質が出ていて脳に何か働きかけていたのか…?
なんて考えたりしたけど。
なんか不思議で印象的な出来事でした。
世の中の多胎妊婦さんたち、発覚した時どうだったのかな?
お告げみたいなのあったのかな~、ちょっときいてみたいです。
双子妊娠がわかった時の不思議なこと(その1)
まったくの想定外だった双子妊娠。
おなかに二人いることが分かったのは2回目の妊婦検診の時。
その時あった不思議なこと、のお話です。
その前に、
よく、「双子がいます」というと、
「そういう家系ですか?」
「家族や親せきに双子がいるんですか?」
ときかれます。
多胎児あるあるかも。
私の場合、
「あ、いとこが双子なんです~」
「でも、そっちは一卵性でまったくの偶然、うちのは二卵性だからタマゴが二個出ちゃった感じです~」
と、なんか、説明がちょっと長くなります。
そう、私の母方のいとこが双子で、まぁ、親せきに双子がいるっちゃいるんだけど、
うちとは双子の成り立ちが違うようなので、「そういう家系」ってことではなさそうです。
私も双子妊娠してから色々調べて知ったんだけど、多胎妊娠の分類は、
膜(袋に一人ずつ入ってるか)と胎盤(胎盤を共有しているかしていないか)の種類で
わけるらしい。詳しくはこちらを↓
ちなみにうちの双子は、二絨毛膜二羊膜(DD双胎)ってやつでした。
さて、本題に戻りますが、
双子妊娠時3回目の妊娠だった私はもう手慣れたもんで
生理が来ない→家で妊娠検査薬で陽性→病院で確認(1回目受診)→心拍確認(2回目)
と、手順を踏んで進んでいっていたのでした。
ちなみに私は一人目のときから産婦人科が有名で家からも20分くらいで行ける
総合病院にある「院内助産院」で出産しています。
(院内助産院での出産についてはまた別の機会に!)
助産院スタイルでの出産、でも、いざというときは医師が介入する、
という安心がある、ということでとても気に入っていて、今回もここで産むんだー♪
と意気揚々と心拍確認に出かけました。
2回目の受診。今日は心拍確認~♪と
いつものように電車を降りて、病院まで10分くらい歩く道すがら、
なぜか、ほんとになぜか!
先生:「双子ですね」
私:「え~!!!」
という想像をして、その場合のリアクションを妄想していたのです。
この時は、まさかおなかに二人いるとは知らずに・・・!
長くなったので次回へ続きます。
こどもが4人は想定外!
我が家には小3、小1、年中の双子がおります。
まぁ、大変ですが、この4人体制にも慣れ、4人いないのはもはや想像つきません。
はじめ、私も、夫も、二人兄弟(姉妹)なので、
子どもは2人いたらいいね~、と話していました。
でも、いざ2人目が生まれてみたら、もう一人いてもいいかも・・・と思い始め。
私たち夫婦の経済状況より、
両親たちのほうが時代のこともあって経済的に豊かだったし
子どもが3人になると、
経済的に自分の親と同じだけのことはしてあげられないなぁ
2人をある程度お金かけて育てるのと、
子ども3人で、家族旅行や習い事などは少々我慢しても
わいわい楽しくやっていくのと、どっちがいいかなぁ
なんて、結構悩んだんだけど。
もう一人ほしかったなぁ~、ともう妊娠出産が難しい年になって思うのは
いやだなぁ、ということで、最終的には勢いでよっしゃ、3人目!!
・・・と思ったら、なんと双子だったので、2人か3人で迷うどころか
いきなり倍の4人きょうだいの母になることになったのでした!!どひゃー
というわけで、想定外の子だくさんになりましたが、
実は双子発覚時、ふしぎなこともあったんだな。
双子だと分かった時のはなしはまたこんど。