つちこねぶろぐ

旅行とか健康とかお得なこととか

OCNのスマホセット割が安い

スマホを買うなら、OCNのスマホセットが安い。

Mi 11 Lite 5Gが17,100円で、MNPなら更に13,000円割引なので4,100円になる。

普通に端末だけ買うと4万弱なので、半額以下になる。

注意点としては、短期解約するとブラックリスト入りするため、解約前提ではなく通常使用する回線として契約したほうが良い。

【LINEで完結】スマホからデータを送ってコンビニのプリンタで印刷する

家にプリンタが無くても、時々は印刷する必要があると思います。

その際、USBメモリにデータを入れてコンビニなどの複合機を使うことが多いと思いますが、ネットプリントを使うことでUSBメモリ不要でクラウド上でデータを送って印刷することができます。

しかも、コンビニ大手3社のネットプリントであればLINE対応しているため、印刷したいデータをLINEのトークで送信するだけで送信可能のため、スマホからデータを送って印刷することができます。

 

  • ファミリーマート、ローソン、ポプラ

これらに対応しているのは「ネットワークプリント」サービスです。

networkprint.ne.jp

会員登録して印刷も可能ですが、LINEアカウントを友だち追加してトーク上で送信すれば、あとはコンビニ内のプリンタでの操作で印刷できます。

ネットワークプリント | LINE Official Account

 

  • セブンイレブン

こちらは「ネットプリント」サービスが対応しています。

www.printing.ne.jp

こちらもLINEアカウントを友だち追加して印刷可能です。

ネットプリント | LINE Official Account

 

 

クラウド上で完結するのでとても便利ですが、欠点としてはいずれのサービスもA4白黒印刷に1枚20円かかり、USBメモリ等から印刷するよりも割高です。

手間を取るか、お金を取るかですが、1枚などの少ない枚数であれば絶対におすすめです。

東京ー大阪間の移動にぷらっとこだまが一番オススメな理由

コロナ禍でもやむを得ず東京ー大阪間の移動をしなければならない時、お金を節約するならぷらっとこだまを使うのが一番オススメだと思う。

 

新幹線(のぞみ)

一番の王道。自由席は13,870円、指定席は14,720円。

チケットショップなら指定席券でも13,000円台前半で購入可能。

新宿などのチケットショップ激戦区なら12000円台でも帰る。 

時間が惜しい人はこの選択肢しかない。

発着駅も東京駅・品川駅、新大阪駅と都心発着なので便利。当日の予定がわかっていなくても駅でチケットを買えば乗れる。

移動時間は2時間半だが、座っているだけなのでPC作業も可能。

 

飛行機(ピーチ、ジェットスター)

ピーチかジェットスターを使えば、運賃5000円+成田・関空と都心との鉄道交通費計3000円の計8000円程度で移動可能。

ただし、東京・大阪都心と成田・関空の移動に1時間、空港には遅くとも離陸30分前に到着が必要となり、待ち時間などを含めると総移動時間は5時間程度かかる。

ANA、JAL、スカイマークはのぞみと値段がほとんど変わらないので、使うメリットはない。また、個人的にはピーチは時間帯がいまいち使いづらいのと、関空が第2ターミナルを使うため移動に更に時間がかかっておすすめしない。

セールを使うと少し安くなる一方、直前は値上げするので使えない。日時が固まっていて、飛行機が好きなら選択肢に上がるか。

都心ー空港の移動、飛行時間ともに1時間程度なので作業はしにくい。

 

新幹線(ぷらっとこだま)

www.jrtours.co.jp

のぞみと比較して移動時間が2時間半→4時間と1時間半長くなる点と、予約を前日17時までに行う必要がある点、大阪市内や東京都区部での移動きっぷが別料金になる点がデメリットだが、10700円でドリンク券が付くのでお買い得。

移動時間はPCを持ち込んで作業すれば大したデメリットにはならない。

繁忙期は少し値段が上がるが、チケットショップ価格よりは安い。

のぞみと比べると1時間半かかる分、3000円ほど安くなるので新幹線に座っているだけで時給2000円、と考えるとお得。

 

他にもEX予約もあるが2日前までなどの要件があるし、青春18きっぷや夜行バスは体力消耗や時間を浪費してしまうので選択肢には入れない。

BIGLOBEモバイルの引き止め割で1200円割引×10ヶ月ゲット!

昨年9月のRedmiNote9S祭りで契約したBIGLOBEモバイルだが、初期キャンペーンの割引が来月で終了するし、他キャリアでお得なプランが出てきており継続するメリットがないので、MNP予約番号発行しようと窓口に電話したところ引き止め割をゲットしました。

 

tsuchikone.com

 tsuchikone.com

 

BIGLOBEモバイルはMNP予約番号を発行するには電話しか方法が無いが、昨今の状況により何度かけても電話が話し中で全く繋がらない。

やっと繋がり、45分ほど保留音を聞かされてやっとオペレーターに繋がった。

「BIGLOBEモバイル」解約手続き(MNP:携帯電話番号ポータビリティ転出):BIGLOBE会員サポート

 

発行したい回線を確認し、端末割賦が残ることを確認したうえで、転出先と転出理由を聞かれたところで、内心「ネットで見た引き止め割の台本通りだな」とほくそ笑みつつ、楽天モバイルが1年無料だがBIGLOBEモバイルの割引が終わるから、と理由を伝える。

すると、オペレーターから引き止め割の提案があり、来月から10ヶ月間、1200円割引するから思い留まってくれとのこと。来月は従前の1200円割引と重複し、家族回線も解約希望だったので2回線分割引対応。

3GB新プランなら10ヶ月間ほぼタダで使える(au回線割や家族割を考えると実質マイナス)ため、提案通り思い留まることにした。10ヶ月終了後は転出するかオペレーターと相談する。

 

ツイッター見ても多くの人が同じ条件で引き止め割を受けているようなので、契約者は電話してみると良い。

パルスオキシメーターを500円で買った

新型コロナの重症化を避けるため、パルスオキシメーターに注目が集まっている。

高い日本製は数万するものもあるが、aliexpressで中国製を個人輸入すれば500円せずに購入可能。

YouTubeを見ても精度は大きく変わらないし、普段から定期的に計測するのであれば、重症化したときに変化が分かるため、特に問題は無い。

 

 

ja.aliexpress.com

 

買ったのはこれ。

aliexpressで買い物するときは注文数とレビューを確認しておく。注文数が少なすぎると、万が一不良品が届いた時の対応に不安が残る。注文数が多ければその分不良品が届いた人も多いハズなので、対応が悪ければレビューに反映されているはず。

あと届いた時にはユーチューバーのように開封動画を撮っておくこと。不良品だったときに証拠として提出すれば、返金される可能性が上がる。

 

商品を使った感想としては、こんなもんかという印象。息を止めていると数値が低くなっていくので、機能はしている。

定期的に使用して自分の数値を把握しておき、いざという時に数値の悪化状況を確認する。

 

このほか、非接触型の体温計と眼鏡の曇り止めクロスを購入した。

 

ja.aliexpress.com

ja.aliexpress.com

 

非接触型の体温計は一瞬で計測でき、とても便利。

数値は日本製の脇に挟むものに比べると0.2度ほど高く出ているが、こちらも日常的に計測して値の変化を確認するので、問題ない。

これが700円程度で送料無料であれば、お得すぎて日本製を買う気にはならない。

 

ちなみに体温計は4つ購入したうち1つが液晶不良で十の位の線が一本映らなかったが、紛争して一部返金してもらった。全額返金にならなかったのは残念だが、十の位であれば使用に大きな支障はない。

f:id:pugging:20210214154509j:plain

 

眼鏡の曇り止めクロスはまだ届いていないが、日本で購入するより半額以下でお得。

 

コロナ前は購入から到着まで2ヶ月程度かかる事もあったが、貨物便が空いているからか、どれも2週間程度で到着した。

Amazonゴールドカードを解約した

Amazonゴールドカードを解約した。

 

 

ゴールドカードを解約した理由

もともとプライム会員だったので、普段のAmazon利用頻度と損益分岐点からゴールドカードでも本が取れると思っていた。

しかし、他のポイントからアマゾンギフト券に交換したりして、Amazonでの買い物にAmazonゴールドカードを使う機会が減っていることや、プライムビデオが無くてもYouTubeやTver、Abemaなどの無料動画サイトでも面白い動画があってそれほど困らないこと、またお急ぎ便が無くてもヨドバシカメラである程度は事足りることから、一度解約して見ることにした。

また、Amazon以外ではゴールドカードの還元率は1%と、特に高くないので、無くても困らないと判断した。

 

ちなみに、家族にプライム会員がいれば家族会員に入れてもらうことで、お急ぎ便は無料で使える。

Amazon.co.jp ヘルプ: Amazonプライム特典を共有する

 

クラシックカードを作り直しても良いが、キャンペーン時は還元率の優遇があるものの普段の利用では1%還元と、他カードと還元率が変わらないので、あまりメリットは無い。

 

カードの解約方法

Amazonゴールドカードは三井住友カードが発行しているので、Vpassサイトからウェブ上で解約出来る。

カードの退会(解約)|クレジットカードの三井住友VISAカード

ログインから3分で解約完了。

年会費がかかるギリギリまで契約しておきたかったので、事前にカードデスクに電話して、いつまでに解約すれば年会費がかからないかは確認しておいた。

 

カード解約からプライム会員解約までかかる日数

カード解約からプライム会員解約までは約1日のタイムラグがある。

買いたいものがあれば、その間に買っておくと良い。

プライム会員が解約されると、メールで通知が来る。

50kg痩せた方法の記録

5年ほどかけて50キロ痩せた。

色々な人からどうやって痩せたのか聞かれるが、「〇〇ダイエット」のように特徴的な方法ではなく、日々の生活を見直したことが大きいので、ぱっと出てこないので、備忘録も兼ねてまとめておく。

方法は本やネットで見た情報を自分なりにカスタマイズして組み合わせている。

なお、習慣を見直しただけなので、リバウンドはしていない。

 

食事

人間の体は食事から出来ているので、食生活を見直すとすぐに効果が出る。

また、食事は我慢するのは難しいが、すぐに慣れる。

 

  • 食前にコップいっぱいの水(お茶)を飲む

食前に水分を摂ることで、満腹感が生まれる。特に朝は胃腸の活動が活発になる。また、水分を摂ると代謝が良くなる。

これはまじない程度なので、どれだけ効果があるかは不明。

 

  • 野菜から食べる

ベジファースト。炭水化物の吸収を抑えるため、食物繊維→タンパク質→炭水化物の順で食べる。定食なら付け合せのサラダから食べる。

 

  • 難消化性デキストリンを食前に摂る

食物繊維を手軽に摂るため、難消化性デキストリンを溶かした水かお茶を食前にコップ一杯飲む。人によって効果はまちまちのようだが、血糖値の上昇を抑え、満腹感を得られやすくなる。

難消化性デキストリンは特保飲料にも含まれており、粉を買って溶かすことで自前の水分で特保が作れる。

 

 毎日消費するので大容量がおすすめだが、最初は少量から試すと良い。 

  

  • 夜ご飯はできるだけ早く終える

寝ているとカロリー消費が少ないので、夜ご飯を食べてからも立ったり座ったりしている時間をできるだけ確保する。倖田來未が18時までに晩ごはんを食べ終わっているというエピソードが有名。

 

  • 炭水化物の摂取量を少なくする

炭水化物の摂取量を減らす。炭水化物ダイエットのように極端に減らすのは良くないが、摂り過ぎも良くない。

ダイエット中であれば体重/1000(80kgなら80g)が目安のようだが、そこまで3食のうち1食は主食を控えるだけでも良い。

私は朝に炭水化物を摂取するのはやめた。

 

  • 汁物を摂る

汁物は満腹感を得られる。インスタントの味噌汁やスープでも良いが、塩分のとりすぎには注意。

 

  • 白い炭水化物を控える

精製した穀物は吸収が早いため血糖値が急激に上昇するので、良くない。

玄米や全粒粉スパゲッティ、オートミールなどを主食にすると良い。

私は米はロウカット玄米にマンナンヒカリと雑穀米を混ぜている。

白米は無くても十分美味しい。

 

全粒粉スパゲッティは正直、 食感が良くないのでポポロスパのカロリーカットがおすすめ。

 

  • こんにゃくをご飯に混ぜる

マンナンヒカリは洗う必要なく混ぜるだけなので簡単だが、お金がかかるので時間に余裕があれば市販の糸こんにゃくをみじん切りにして、ご飯に混ぜて炊くと安い。

アク抜きのために下茹ですると匂いもなくなる。

 

  • 菓子パンを食べない

栄養分を考えると菓子パンはケーキと変わらない。

毎日菓子パンを食べるのは、毎日ケーキを食べているようなものなので、太るに決まっている。

 

運動

定期的にジムに行くとか、毎日走るとかは続かない。大事なことは一生続けることであり、持続可能な運動を生活に取り入れることが重要。突発的な運動よりも日常に取り込む運動の方がダイエット効果が高いという研究もある。

 

  • 歩く頻度を増やす

通勤で歩く時間を増やす。一駅歩くとか。

通勤時間は必ず発生するが、そこに運動を取り込むことで、運動に必要な時間を通勤時間とラップさせることができ、時間の節約にもなる。

私の場合は電車+徒歩で40分の通勤時間だが、週に数回は徒歩60分かけて帰宅している。普段よりも20分の時間で運動を取り入れることが出来る。

 

  • エレベーターやエスカレーターを使わずに階段を使う

これも上と同じで、どのみち時間をかけることにプラスアルファで少しの時間をかけるだけで、運動を生活に取り込む。

 

 

これといった画期的な方法はしていないが、50kg痩せてリバウンドもしていない。

大阪市でPCR検査を受けてきた

11月中旬、保健所を通してPCR検査を受けた。

時系列は次の通り。

 

・発熱日(1日目)

朝から胃腸の調子が悪く、夕方に体調が悪化し悪寒がし始める。

熱を測ると38.5℃まで上がっていた。

 

・翌日(2日目)

熱は下がっていたが、念のため病院に行こうと思い事前に電話すると、保健所に連絡して病院へ行って良いか確認してほしいと言われる。

保健所に連絡するも話し中が何度か続き、やっと繋がる。

熱が下がっており、おそらくコロナでは無いと思うが、希望するのであればPCR検査を受けることが出来るとのこと。

また、病院で診察を受けたければそれでも良いし、PCR検査を受けるのであれば結果判明まで自宅隔離となるので診察は受けられないとのこと。

検査受検の判断を個々人に任せるはどうなのか、また検査を受けるのであれば自宅隔離になるが受けないのであれば通常の生活が出来るのもオペレーションとしておかしいと思う。

考えた結果、検査を受けることに決めたが、検査日は1,2日後、さらに結果の連絡があるのは検査日から2,3日後なので計5日以上は自宅隔離となり、仕事を休む必要がある。これほど仕事を休めるの社会人がどの程度いるのか疑問であり、検査を受けない判断をする人も多いのではないか。また、検査体制のキャパを増やせばもっと短縮することができ、検査受検者も増えるのではないか。

 

・検査の連絡を受けた日(3日目)

事前に連絡した携帯番号まで、検査日時と場所の連絡があった。

検査はその翌日の午後、場所は非公開なので口外しないようにとのことだが、屋外だったので安心。非公開なのはおそらく、飛び込みの受験希望者を排除するためであったり、風評被害を防ぐためだろう。

検査は鼻の粘膜を綿棒で採取する方法であることを伝えられる。

検査場までの移動手段を聞かれ、自転車で行く旨を伝えたが、雰囲気的には公共交通機関でも良さそうだった。

ちなみに、この日には症状はほぼ治っていたが、夜になると37℃ほどの微熱があった。

 

・検査日(4日目)

時間通りに行くと、アルバイトらしきおばちゃんが誘導してくれた。この方はマスクだけの防護だったが、それ以外の方は防護服とフェイスガード、マスクという重装備だった。

氏名確認のため身分証明証を受付の方に提示し、鼻に綿棒を入れる方式で検査することを確認。

検査は基本的にはやり方を書いた張り紙を見ながら自分で粘膜を採取するようだが、私の時間帯には余裕があったからか、あるいはうまくできない人が多いからなのか不明だが、医療従事者と思われる方がマンツーマンで指導してくれた。

無事採取して蓋を締め、回収係の方に渡して終了。その後の流れなどは説明なし。質問があれば保健所まで電話するよう、事前に電話相談で説明を受けていたので、そのまま帰宅する。

 

・結果連絡日(6日目)

午前中に電話があり、陰性である旨を伝えられる。

 

・出勤日(7日目)

通常通り出勤する。

 

検査場には次々と検査を受ける人が来ていたが、検査体制にはまだ余裕があるように見えた。

屋外で安全は確保されているように思えたが、アクリルの仕切りで検査受験者と従事者との導線を完全に分ければ更に安全を確保できるし、粘膜採取も自分の手で行うので、やり方は張り紙を見れば出来る。

気になったのは保健所の電話が話し中でつながらないことが多いことと、検査が決まってから日時の連絡までのタイムラグが1日もあること。仕事を休まなければならない日を一日でも少なくしないと、検査を受けない判断をする人が多いと思うし、そもそも保健所へ電話が繋がらなければ相談すら辞める人も多いのではないか。また、電話はフリーダイヤルではないので、電話代を気にする人はこの時点でやめるかもしれない。

検査をする人のように専門的な業務の従事者はすぐには増やせないが、電話を受けるとか検査場で案内をする人は専門性は必要なく、人が足りなければ時給を高くしてアルバイトを雇えば良い。

行政としてすべき対処をやりきった上で、営業時間の短縮要請や不要不急の外出を控えるよう呼びかけるべきだ。市民の行動抑制を誘導する前にやるべきことをやらないと、市民感情が伴わない形だけの要請となってしまい、中途半端で意味のない対応に終わってしまう。

大阪都構想について、大阪市民が思うこと

さる11月1日に大阪都構想に是非を問う2回目の住民投票が行われ、結果は前回と同様に僅差で否決となりました。

まあ、そうなるだろうなという感じしかありませんでしたが、ネットを見ていて様々な意見があったので、私の考えを記録として残しておこうと思います。

 

なぜ、否決となったのか

一番の理由は前回の住民投票から市民の理解や制度案、メリットデメリットが殆ど変わっていないからだと思います。

公明党が賛成に回り、区割り案も4区案へと変更になりましたが、大阪市はキタとミナミの2大繁華街が経済の中心であり、それらに含まれない区は魅力に欠ける印象にあります。

また、イニシャルコスト削減のために新庁舎の建設をしないなどの変更はありましたが、ランニングコストの削減については謳われず、むしろ試算よりも増大するといった報道が投票直前になされるなど、市民の不安が払拭できなかったのも理由の一つだと思います。

 

大阪市は地方都市として死んでいく決断を下したのか

 

ちきりん氏のように、都構想が現状打破のための切り札のように捉える見方があるが、そうではない。

都構想は大阪市役所を解体し、その権限を大阪府と特別区に分配する機構改革がすべてであり、それ以上でも以下でもない。大阪市役所の大都市行政についての権限が大阪府に移管されるが、政令市を持たない他の県と比べて権限が大きくなる訳ではなく、何か画期的な政策が投じられるようにはならない。

つまり、都構想の最大のメリットは「大阪が未来志向の選択をし、何か良いように変わるかもしれない」という雰囲気を醸成することである。先行きの不透明さというデメリットと天秤に掛けたときに、反対多数になるのは納得がいく。

かくいう私も前回の住民投票では賛成に票を投じ、否決されたときにはちきりん氏のように大阪の暗い未来を憂いたが、今回は反対に投じた。都構想によってバラ色の大阪が生まれることは無いし、状況が良くなったとしてもそれは都構想によるものではない。

むしろ、否決されたことで大阪以外に住む人が同様に大阪の将来性が無いと判断し、ヒトモノカネの投入が少なくなるのではないか。選挙による風評被害が懸念される。

 

総合区への移行と符への権限移譲について

松井市長は住民投票の結果を尊重し、総合区制度の導入と行政区の合区、大阪市の権限を財源と一緒に大阪府へ移管しようとしている。

総合区は2回目の住民投票が決定するまでに自民党や公明党が対案として示していたものだが、最近はめっきり議論から消えていた。符への権限移譲は今回、初めて提言された。

そもそも総合区は政令市の権限を区へ移管し、きめ細かい行政サービスを展開するものであり、市の権限を符へ移管することと相反するものである。そもそも政令市は住民の利便性向上などのために都道府県の権限の一部が与えらており、それを返上するのであれば政令市制度そのものへの提言であり、大阪市だけでなく国全体を巻き込んでの議論であるべきだが、そこまで大きな問題を抱えているとは思えない。

 

3度目の住民投票

松井市長は政界引退、吉村知事は自身での3度目の住民投票を否定したが、維新議員や橋下氏は3度目の住民投票の可能性を言及している。

おそらく、先に述べた総合区導入と符への権限移譲が議会で否決された場合(あるいはわざと否決に持ち込んだ場合)、3度目の住民投票についての議論が勃発するだろう。

維新によって大阪の行政改革が進みきった結果、行政機構改革をするしか維新の存在意義が無いからだ。逆に言えば、行政機構をしない維新は自民と何も変わらず、であれば自民で良いのではとなってしまう。

市民は行政改革を期待して維新を支持しているが、都構想は議論が尽くされておらず否決されたため、抵抗感の少ない総合区導入と符への権限移譲で妥協点を探るか、3回目の住民投票を行うか、2者択一である。