【S15最終2081/155位】ブリアシレコントロール

S15で使用した構築について書いていきます。

 

結果

TN SEIA♥LOVER 最高最終2081

TN UZ♥QUEEN 最高2071 最終2038

 

構築経緯

S14で結果を残した頑丈ブリジュラスの影響で動きやすいと感じた持久力ブリジュラスから組み始め。

 

ブリジュラスの弱点である地面と格闘に強いタイプであり、使用率上位AT対面時の撃ち合い性能の高さを評価してチョッキアシレーヌを採用。

 

地面技を無効に出来てブリジュラスとサイクルを回せる積みエースとして竜舞飛行テラスカイリューを採用。

 

格闘技を無効に出来て電磁波による積みサポートやウーラオスやパオジアンに対してタイプ受けが出来るジャポハバタクカミを採用。

 

キョジオーンやポリゴン2等の受けに強い積みエースとして隠密瞑想ガチグマを採用。

 

2枠目の物理ATでイバンイダイトウ、ラティアスグライオン、サーフゴー等に強めな珠パオジアンを採用。

 

 

コンセプト

・ブリジュラス積みサイクル

・流行りの型とズラして展開有利を狙う

 

個体紹介

アシレーヌ/炎/突撃チョッキ

控えめ/激流

177(172)-84-96(12)-195(252+)-138(12)-88(60)

ムーンフォース/泡沫のアリア/サイコノイズ/アクアジェット

 

B:A197ランドロス地震で15/16激流

無振りディンルーの地震ほぼ2耐え

D:特化ハバタクカミの眼鏡ムーンフォース大体2耐え

S:早いチョッキガチグマ抜きたい

ループのハピナス抜きたい

 

ブリアシレのアシレの部分。パオカミラオスガチグマサフゴイーユイ等使用率上位の物理にはタイプ有利で特殊には弱点をつかれにくいため先発適正の高い環境メタといった立ち位置。出し負けしにくいポケモンではあるが炎オーガポンといった苦手な物理と対面した時にブリジュラスに交代する事で弱点を補完出来る。パオジアンの電気テラバも交代でケア出来るが襷聖剣も多いため相手の型を考えながら立ち回るのが大事。

 

サブウェポンにサイコノイズを採用してるがこれは相手の構築にドヒドイデモロバレルドオー等がいると選出したくなくなるからであり、実際毒タイプに打点を持てるアシレーヌは強かった。他にも毒テラスのディンルー、ガチグマなど生きる場面は多くて個人的にはかなり推してる技。受けループにもハピナスへの役割破壊で勝てる可能性がある。

 

パオジアン/悪/命の珠

意地っ張り/災いの剣

155-189(252+)-101(4)-x-85-187(252)

氷柱落とし/噛み砕く/氷の礫/不意打ち

 

破壊枠。低速パや壁以外の展開構築全般に強め。カイリューにテラスを使う事が多い関係で非テラスでも強く使える珠パオジアンは好みの性能で特に苦手意識のあったステロ+イダイトウ@1の並びに対して勝率を出せたのは良かった。悪テラス噛み砕くでステロの入ったHB炎オーガポンも飛ぶ、凄い。

 

中盤から最速身代わりステラカミが流行してブエナカミに不意打ちしか押せないのが弱いと思ったので2つ目の先制技氷の礫も採用している。当然2つの先制技は警戒されないため氷の礫を見たら不意打ちが通るし不意打ちを見たら氷の礫が通るようになる。ブエナカミには強い技構成ではあったと思う。

 

ただ聖なる剣がなくて困った場面もあったので持久力ブリジュラスやミラーを重く見るなら変更した方が良い。元々補完での採用でスタンに出す気はなかったけど想像以上に強くてそれ以外の構築にも結構選出した。つよくてかっこいい。

 

ガチグマ/毒/隠密マント

図太い/心眼

218(236)-x-170(116+)-160(36)-98(100)-75(20)

ブラッドムーン/大地の力/瞑想/月の光

 

B:特化水流連打の乱数が変わるまで(34.4%-42.6%)

特化カイリュー地震4耐え

C:ステロ+ブラッドムーンで無振りウーラオスを13/16で倒せる

 

地面枠。隠密マントはハバタクカミのCDダウン、パオジアンのクソ怯みの他に冷B氷塩漬け猫騙しサイコノイズアシッドボムフェイタルクロー等も無効に出来るので被弾回数の多い瞑想ガチグマと相性の良いアイテムではあった。キョジオーンやポリゴン2といった受けポケモンには強いが対面選出やアンコールカイリューに隙を見せるため脳死で選出して強い型じゃないし評価の難しいポケモンだった。

 

カイリュー/飛/食べ残し

意地っ張り/マルチスケイル

193(212)-176(44+)-119(28)-x-121(4)-128(220)

テラバースト/地震/竜の舞/羽休め

 

H:16n+1

A:11n

B:特化カイリューのテラス+1神速残飯回復込みほぼ2耐え

S:+1で準速135族+5

 

カイリュー枠。積みエースにテラスを強く使いたいため抜き性能の高い竜舞飛行テラバ型。通りの良い飛行技と補完の地面技で技範囲も優秀だがブリジュラスの弱点である地面技に対しての交代先としてサイクルパーツにもなれる。1舞で準速パオジアンと最速以外の眼鏡カミの上から行動したかったので素早さに努力値を多く回したが意地HSベースの使用感はかなり良い。

 

個人的にこの型の1番の魅力は最も対面する事の多かった地震神速アンコールのカイリューに対して強めな事だと思っている。スケショカイリューにはやや隙を見せるがこの型にはブリジュラスが強いためそこまで困らなかった。先に展開出来ないとオーガポンにもパオジアンにも破壊されかねないので注意。

 

ハバタクカミ/水/ジャポの実

臆病/古代活性

143(100)-x-107(252)-155-155-192(156+)

ムーンフォース/祟り目/電磁波/痛み分け

 

B:特化ウーラオスの水流連打大体耐え

S:準速135族+5

 

ハバカミ枠。先発で出しても強いブリジュラスの弱点である格闘技に対しての交代先&積みサポートとして後発で出しても強い。持ち物はブリジュラスを見て初手襷のウーラオスやパオジアンを置かれる事が多かったのでジャポ。

 

ブリジュラス/毒/オボンの実

穏やか/持久力

195(236)-x-158(60)-x(4)-122(204+)-106(4)

ボディプレス/ミラーコート/吠える/ステルスロック

 

B:特化ウーラオスインファイト13/16で耐え

B+0→B+1ボディプレスで無振りブリジュラスをほぼ倒せる

D:特化ガチグマの大地の力13/16で耐え

特化イーユイのオーバーヒート最高乱数切り耐え

特化ブリジュラスの流星流星ジャポオボン回復込み耐え

 

ブリアシレのブリの部分。必要に応じてアシレーヌ→ブリジュラス、ブリジュラス→ハバタクカミ、ブリジュラス→カイリューとサイクルを回す。初手のブリジュラスは頑丈読みをされる事が多く蜻蛉返り→眼鏡での処理を狙ってくる相手に対してステロ+HDミラコで逆にカモる事が出来る。初手にブリジュラスを置いた時に襷パオラオスが重い弱点はジャポカミと組ませる事である程度解決出来た。

 

ボディプレスミラーコート吠えるの構成で起点になりにくく挑発にも抗える。テラスは基本的には切らないがパオラオスの格闘技に耐性を付けたいのと少ないHPでもテラスミラーコートで眼鏡ハバタクカミを倒せる毒にしている。毒菱を回収して勝てた対戦も数回あった。選出率1位。

 

選出パターン

①基本選出A

大体初手アシレ。ブリアシレでサイクルを回して竜舞カイリューを通す。昔使ってた壁毒菱ダイナ+@1でサイクル回して竜舞ジガルデで全抜きを狙う構築に似ている。

 

②基本選出B

初手はブリorカミ。ブリでステロ撒いてカミで電磁波してカイリュー積む。格闘はカミ、地面はカイリュー、必要に応じてサイクルを回す。

 

③その他

 

所感

HDミラコブリジュラスが強いと前期から考察してて満足とまではいかないが形になって良かった。基本選出だと鉄壁残飯ブリジュラスにあまり勝てなかったので今後流行る場合は対策必須な気がする。体感アシレーヌランドロスと組まれてるブリジュラスは持久力が多い。

【S11最終2108/117位】お茶会カミカイリュー

S11で使用した構築について書いていきます。

 

結果

TN TEA★PARTY 最高最終2108

TN ちとせ 最高2081 最終2034

 

構築経緯

現環境対面最強だと思っている襷カウンターウーラオスから組み始め。

 

カイリューの起点回避として引き先となれるBEハバタクカミを採用。

 

ハバタクカミのサポートから展開する積みエースとしてカイリューを採用。

 

電磁波とゴーストに耐性を持てて物理受けとかに強いガチグマを採用。

 

ウーラオスを選出しにくいサイクル構築や襷マルスケを潰したい構築に出すステロ要員で1番戦えそうなサケブシッポを採用。

 

なんか多いハッサムや鋼カイリュー意識で強い炎タイプを置いておきたいので1番選出圧力をかけられそうなイーユイを採用。

 

 

コンセプト

・竜舞アンコカイリューで破壊

 

個体紹介

サケブシッポ/妖/電気玉

穏やか/古代活性

222(252)-76-141(172)-86(4)-154(36+)-137(44)

投げつける/アンコール/ミストバースト/ステルスロック

 

D:特化ハバタクカミの眼鏡シャドーボール耐え

特化イーユイの眼鏡オーバーヒートを12/16で耐え

S:準速サーフゴー抜き

 

可愛い。電気玉投げて石撒いて余裕あったらアンコ爆発するだけ、シンプルかつ強力。ディンルーと違ってアンコールにそこまで怯える必要もないしメタポケと遭遇しなければかなーり活躍する。どの構築にも入ってる地面タイプやサーフゴーに麻痺通らないのは致命的だから電磁波より電気玉の方が使いやすいし襷も潰せる。毒菱展開はキラフロル始動だけキツかった。

 

イーユイ/霊/ラムの実

控えめ/災いの珠

131(4)-x-102(12)-203(236+)-141(4)-152(252)

悪の波導/噴煙/身代わり/悪巧み

 

B:テラスタル後無振りキョジオーンの塩漬けを最高乱数切って身代わりが耐え

 

炎枠。カイリューだけじゃ勝てるか怪しい低速サイクルに対しての選出想定。対面構築のキョジオーンみたいな感じで物理受けやサイクル選出に圧力をかけられるため選出しなくても強い。毒菱多かったから持ち物はラム。

 

アカツキガチグマ/無/突撃チョッキ

控えめ/心眼

197(68)-x-141(4)-205(252+)-104(148)-77(36)

ブラッドムーン/大地の力/ハイパーボイス/真空波

 

D:特化ガチグマのブラムンハイボ大体耐え

S:ミラー意識で少し

 

地面枠。高火力高耐久だから弱点を付いてこない相手全般や物理受けには対面強いし単体スペックはとても高いけどトップメタに不利を取るポケモンが多くて非テラス前提だとスタンパには出しにくいというのが使った感想。電磁波カミに強いですよみたいな顔してるけどCダウンもあるし瞑想痛み分け型だと起点にされるのが惜しい。でも補完として替えのきかない枠だった。

 

カイリュー/飛/食べ残し

意地っ張り/マルチスケイル

193(212)-199(212+)-116(4)-x-121(4)-110(76)

テラバースト/地震/アンコール/竜の舞

 

H:16n+1

A:ステロと飛行テラバーストでBSハバタクカミを14/16で倒せる

S:+1で最速ウーラオス抜き

遅い眼鏡サーフゴー大体抜ける

 

カイリュー枠。このポケモンにしかテラスタルを使う予定がないので全抜き性能の高い竜舞飛行テラバ型。マルチスケイル+残飯+竜舞アンコールの構成が強くて対応範囲も広い。アンコールは受けポケで止まりにくくなるし補助技で縛った相手を飛行テラバで削るor積むの2パターンの選択肢を取れるのが良い。甘える→痛み分けをアンコールして勝った対戦が多かった。

 

ガチグマの真空波読みでカイリュー交代→残飯回復でマルスケ復活みたいな感じでサイクル加入も可能。アーマーガアやチオンジェンで受けてくるサイクル厨にも竜舞アンコ飛行テラバが通る。全ての対戦に選出した。カイリュー最強卍。

 

ハバタクカミ/炎/ブーストエナジー

臆病/古代活性

131(4)-x-107(252)-155-155-205(252+)

祟り目/マジカルフレイム/甘える/電磁波

 

ハバカミ枠。竜舞カイリューを止めるための甘える、竜舞カイリューを通す上でブエナカミミラーで優位に立つ必要があるので最速電磁波と削りを入れられる祟り目は確定。麻痺を入れれば1舞で最速BEも抜けるようになる。最後の技に特殊ATの火力を下げて行動回数を増やせたり起点を作れるマジカルフレイムを採用してみた。サケブシッポで麻痺らせたポケモンを祟り目で処理→2体目に電磁波撒く麻痺リレーも強い。

 

連撃ウーラオス/炎/気合いの襷

意地っ張り/不可視の拳

189(108)-200(252+)-123(20)-x-81(4)-133(124)

水流連打/アイススピナー/カウンター/アクアジェット

 

B:A198C120カイリューの流星神速耐え

特化ウーラオスの水流インファ大体耐え

S:準速カイリュー抜き

 

環境メタ襷枠。氷技とカウンターを同時に採用する事で対応範囲が増えてとても強かった。氷技は様々な型のカイリューに対応するために必要でカウンターがあるとオーガポンやマリルリや水ラオスミラーで雰囲気強くなる。現環境で襷ラオスを準速で使うメリットを感じなかったので耐久振り。テラスはハバタクカミと剣舞オーガポン対面処理意識の炎。

 

選出パターン

oror

大体これ

 

所感

カイリュー1マンチームなのでカイリューが通るか通らないかで勝負が決まる。積みストッパーが環境に甘えるカミくらいしかいないからそれをケアすれば勝率を出せると思って組んだけど終盤は電磁波カイリューで麻痺を入れて後発の眼鏡鉢巻で処理、オボンガチグマやディンルーカバルドンの地面ストッパーに止められるといった負けパターンが非常に多かったのが残念だった。75点くらいの構築。

【S2最終2100/267位】蝋燭の華

S2で使用した構築について書いていきます。

結果

TN ♥♥♥

最終レート2100/267位

 

構築経緯

S1で結果を残したゴツメ竜舞カイリューやスカーフサーフゴー、前者に対するメタである鋼+浮遊or風船の並びに対しても強く出れる炎テラスタルの眼鏡キラフロルが環境に通っていると思ったのでこのポケモンから組み始めました。キラフロルを軸に取り巻きのポケモンを考えていきます。

 

まずキラフロルが地面技持ちのアタッカーと対面した時に引き先になれたり甘えるで起点回避を行える風船ゴチルゼルと天然で竜舞カイリューなどの積み展開を流す事が出来たり受けに対して強く出れる身代わりラウドボーンを採用しました。

 

次にキラフロルが苦手な特殊高速低耐久襷や地面に強く出れる襷枠としてセグレイブと毒菱展開と相性の良いアタッカーで飛行枠も兼ねられるカイリューを採用しました。

 

最後にルミナコリジョンでサイクルを破壊してくるクエスパトラと天然持ちに対して強くドラゴンの一貫を切る事が出来る隠密マントサーフゴーを採用して構築が完成しました。

 

 

コンセプト

・環境メタ+奇襲or嵌め

・毒菱+積みサイクル

・無&炎テラスを強く使う

 

個体紹介

キラフロル/炎/拘り眼鏡

控えめ/毒化粧

159(4)-x-110-200(252+)-101-138(252)

パワージェム/大地の力/マジカルシャイン/テラバースト

 

B:A172ドラパルトの鉢巻ドラゴンアロー耐え

C:眼鏡大地の力でH振りサーフゴーを12/16で倒せる

 

相棒枠。今回も眼鏡型で採用しました。技は通りの良い一致打点のパワージェム、ドラパルトマスカーニャコノヨザル打点のマジカルシャイン、コンセプトである鋼打点の炎テラバーストは確定で最後の枠をロトムを破壊するエナジーボールで使用していましたが途中で大地の力の方が強い動きが出来る事に気づいたので変更しています。

 

炎テラスタルが今強い理由は初手の対サザンドラ&サーフゴーの性能が高いためです。どういう事かというと対サザンドラは構築記事等でキラフロルのマジカルシャインが認知されまくった結果相手の安定行動(鋼テラスタル)に対するテラスタル一点読み行動(炎テラバースト)がほぼ決まるようになりました。ちゃんと根拠があって対面8割以上の勝率が出せるなら変なテラスタルを切って良いと思います。

 

対サーフゴーは炎テラスタルのおかけでスカーフゴールドラッシュや風船型の場合でも勝てるようになりました。しかし襷以外のキラフロルはそもそも考慮されないためC下降のゴールドラッシュは使い損&ゴーストの一貫を切っていないため相手のスカーフサーフゴーが使う技はほぼ安定行動のシャドーボールであり眼鏡大地の力でテラスタルを使わずとも基本的に対面で勝てます。

 

ラウドボーン/無/食べ残し

図太い/天然

209(236)-x-167(252+)-130-98(20)-86

フレアソング/身代わり/鬼火/怠ける

 

H:16n+1

B:テラスタル後A182ガブリアスの鉢巻地震を残飯回復込みで2耐え

 

物理受け。天然+フレアソングで自らが積みエースになれるのに相手の積みストッパー&受け崩しの役割を持たせる事が出来るため一体で苦手な構築が対策出来る万能ポケモンです。個人的に身代わり+妨害技(欠伸/鬼火/吠える/アンコール/炎の渦)の受け崩しに特化した構成が好きで受けループはこのラウドボーンで大体なんとかなります。

 

テラスタイプはノーマルです。今期は高火力ドラゴン技がそこまで飛んでくる環境でもないためサーフゴーに弱いフェアリーより物理受けとして優秀なタイプでサーフゴーに弱くないノーマルor水の方が使いやすいと思いました。テラスタルでゴーストの一貫を切っていきます。

 

ラウドボーンはテラスタルで無効にされるかもしれないドラゴンやゴーストの技選択を迷わせる存在というだけで強いため脳死でテラスタルをしない事が重要だと考えます。シャドーボールで拘っていそうなサーフゴーに対して即決で死に出しをすればノーマルテラスタルを強く意識させる事が出来るし、悩んだふりをすれば交代されにくいみたいなブラフはよくかけていました。

 

サーフゴー/無/隠密マント

控えめ/黄金の体

193(244)-x-117(12)-190(156+)-112(4)-116(92)

シャドーボール/ゴールドラッシュ/悪巧み/自己再生

 

C:シャドーボールで無振りサーフゴーを12/16で倒せる

S:+1で最速ガブリアス抜き調整抜き抜き

 

積みエース。天然やクエスパトラ対策ですが単体性能が高く雑に選出しても活躍してくれました。変化技無効で害悪やギミック全般に強く壁ドラパパトラや縮小バトンイエッサンフワライドに簡単に勝てて信用可能ポケモンになりました。特性、タイプ、技、種族値全部が強い。

 

テラスタイプはノーマルです。ミラーで優位に立てたり、テラスタルでゴーストの一貫を切りサイクルを回しやすくします。カイリューとの相性補完に優れ選出に困った時は対応範囲が広いカイリュー+サーフゴーの積みサイクルで崩しにいく事が多かったです。

 

カイリュー/炎/ゴツゴツメット

意地っ張り/マルチスケイル

195(228)-170(4+)-135(156)-x-121(4)-115(116)

ドラゴンクロー/炎のパンチ/竜の舞/羽休め

 

A:ドラゴンクローで無振りドラパルトが最低乱数切って倒せる

+1テラスタル炎のパンチでH振りサーフゴーが14/16で倒せる

B:マルチスケイルで特化マリルリの戯れ付くを受けた時に14/16でHPが半分以上残る

S:+1で最速ガブリアス抜き調整抜き

 

積みエース。キラフロルと組ませる以上鋼サザンドラ、フェアリーロトム、風船サーフゴー等の毒菱無効アタッカーに強い技構成でありたいので攻撃技はドラゴンクローと炎のパンチを選びました。今期は地震+神速カイリューがメタの対象になっており竜+炎の範囲が刺さりやすかったのも追い風でした。

 

テラスタイプは炎です。炎のパンチの威力上昇だけでなく弱点である氷とフェアリーを半減しつつタイプ特性である火傷無効の恩恵を受けられるためカイリューと相性の良いテラスタイプだと言えます。ウルガモスよりカイリューの方が高性能で使いやすく600族は偉大だと思いました。

 

ゴチルゼル/水/風船

図太い/影踏み

177(252)-x-161(252+)-115-131(4)-85

テラバースト/甘える/瞑想/眠る

 

B:A182ガブリアス地震急所96-116ダメージ

 

ガブリアス兵器。前期までは最速キノガッサ抜きまでしか振っていない起点ガブリアスが多かったため上からフェアリーテラスタルキラフロルで奇襲する事が出来ましたが今期はアイアンヘッドの採用が多く使用率を考えると流石に引き先を用意する必要があるため風船ゴチルゼルで嵌める事に決めました。

 

テラスタイプは水です。アイアンヘッドに耐性を持たせて事故を減らすのが1番の目的ですが他にも1体目を倒した後のラウドボーンに強く出れたり、現環境だと水タイプの弱点を付いてくる物理がマスカーニャくらいしかいないと噛み合いは良い方です。

 

フェアリーテラスタルにする事でドラゴンテールに耐性を持たせる事も出来ますが個体数が少なくそもそもこの型はゴチルゼル入りに出したくないと考えるのが普通なので前期結果を残して数が多いと思われる鉢巻AS(地震/逆鱗/アイへ/@1)とオボンAS(地震/岩封/妖テラバ/ステロ)を中心にメタる事で勝率が出せると判断しました。稀に当たる初手剣舞はPPを枯らして勝てる事もありますがキツめです。

またキラフロルで数的有利を取った後にカイリューに投げて甘えるで起点回避する役割も持てます。前期結果を残して数が多いと思われるカイリューの型はノーマルテラスタル地震+神速と飛行テラスタルのテラバースト+アンコールの竜舞型であり前者はそのまま嵌め成立、後者は甘える連打で仕事が出来ます。

 

9世代のゴチルゼルはコスモパワー没収+眠るのPP減少で前作のような戦い方が出来なくなった代わりにテラバーストを習得しカスタマイズ次第で様々なポケモンに役割を持たせる事が出来ます。例を挙げるとフェアリーテラスタルで悪技で拘ったサザンドラを起点にしたり飛行テラスタルで持ち物を食べ残し、技構成をテラバ瞑想挑発@1にする事でカバルドンやディンルーを嵌めたり出来ます。構築の穴埋めとして今後もっと使われて良いポケモンだと思いました。

 

主な役割対象

 

セグレイブ/竜/気合いの襷

意地っ張り/熱交換

191(4)-216(252+)-112-x-106-139(252)

氷柱落とし/巨剣突撃/地震/氷の礫

 

A:巨剣突撃+テラスタル巨剣突撃でABベイラッシャ(オボン発動させずに)やHBラウドボーンを有利乱数で倒せる

 

先発アタッカー。襷セグレイブはゲンガークエスパトラWロトムカバルドンガブリアスキラフロルセグレイブなど眼鏡キラフロルが苦手な相手に対してほぼ有利が取れます。通りの良い高火力ドラゴン技や先制技が行動保証付きで使えるため意味が分からないくらい強いです。

 

テラスタイプはドラゴンです。襷セグレイブに消極的なテラスタルを使いたい場面がなかったので巨剣突撃のリーチを伸ばして物理受けに対して強く出られるようにしました。汎用性を保ちつつ襷を残して一体倒せそうな状況が作りやすくなったためゲームプランが組み立てやすかったです。

 

ドラパルトが見えたら襷とテラスタル鉢巻ドラゴンアロー以外に対面で勝てる眼鏡キラフロルの選出を優先していましたがセグレイブと対面してしまった場合でも"キラフロル入りに初手物理ドラパルト出てこないの法則"によりドラゴンアローで倒される事が少なく、更にセグレイブの襷も読まれにくくなるためこの2体のシナジーはとても高いと思いました。

 

アタッカーに不安定な技を採用したくないので氷技は氷柱針ではなく期待値の高い氷柱落としにしています。連続技の有無、命中率を加味しても追加効果でお釣りが来る技です。読み違えても怯ませればいいかって感じで交代やテラスタル読みがしやすい点も強みだと思います。

 

特にWロトム対面では使われる技がボルトチェンジorフェアリーテラバーストであり氷柱落としを選ぶ事が両方の行動に対応出来るローリスクハイリターンの安定行動になるのがエグいです。怯ませれば無償突破が見えてきます。

 

選出パターン

or+@2

【S1最終2159/580位】毒化粧ギミックサイクル

S1で使用した構築について書いていきます。

結果

TN ちとせ

最終レート2159/580位

 

構築経緯

9世代新規ポケモンであるキラフロルのビジュアルと性能に惚れたのでこのポケモンを使う事から考えました。現在キラフロルは気合いの襷を持たせて起点を作るというのが一般的な型として認識されていますが特性による選出誘導力の高さから毒菱展開に強いポケモンを選出されやすく強い動きが出来ずに退場してしまう事が多かったので今回は高い特攻と絶妙な技範囲で意表がつける眼鏡型での採用としました。キラフロルを軸に取り巻きのポケモンを考えていきます。

 

まず相性補完に優れるアタッカーとしてキラフロルが誘う水地超に強いマスカーニャと鋼に強いウルガモスを採用しました。毒菱展開に耐性があるサザンサーフロトムには両方強めです。

 

次に拘り持ちを採用するに当たって攻め1受け2や攻め2受け1の選出もしたいので柔軟に対応出来そうなクッションとしてキラフロルが誘う地面技を無効に出来る物理受けのアーマーガアと毒菱無効アタッカーに強めな特殊受けのドオーを採用しました。

 

最後に状態異常頼りの絡め手や積みに強く毒菱展開とも相性が良い身代わりラウドボーンを採用して構築が完成しました。

 

 

コンセプト

・受け攻めサイクル

・毒菱+積みサイクル

 

個体紹介

キラフロル/妖/拘り眼鏡

控えめ/毒化粧

159(4)-x-110-200(252+)-101-138(252)

パワージェム/大地の力/エナジーボール/マジカルシャイン

 

B:A172ドラパルトの鉢巻ドラゴンアロー耐え

C:眼鏡大地の力でH振りサーフゴーを12/16で倒せる

 

相棒枠。眼鏡型の主な役割は型誤認による奇襲です。同タイプのウツロイドが習得出来なかった特殊地面技を使える点が大きく岩+地の範囲により補助技が優秀かつタイプ受けのされにくい特殊アタッカーという立ち位置を確立しました。残りの技はカバルドン、ヘイラッシャ、ロトムといった水地打点のエナジーボールと環境に蔓延っているドラゴンへの打点としてマジカルシャインを採用しました。マジカルシャインを使う時にクルクルって回るのが凄く可愛いです。

 

テラスタイプは高威力の竜技を遮断しつつマジカルシャインの火力を上げられるフェアリーでずっと使用していました。毒化粧はおまけ程度で序盤に数的有利を取ることが理想の動きなので必要な対面では積極的に初手テラスタルで奇襲していきます。ステロ撒菱ガブリアスが流行していた時はおいしい思いをさせていただきました。やみつきになる火力と技範囲をもっているので1度は触って欲しいポケモンです。

 

ウルガモス/妖/厚底ブーツ

図太い/炎の体

192(252)-x-127(244+)-156(4)-126(4)-121(4)

炎の舞/蝶の舞/吹き飛ばし/朝の陽射し

 

H:2n(朝の陽射しの回復量が小数点以下切り捨てのため効率意識の偶数調整。でも定数ダメージは増える)

S:+1で最速ゲンガー抜き抜き

 

積みエース。炎タイプなので毒菱展開との相性も良いです。キラフロルが誘う特殊ポケモンを起点にしたり物理ポケモンに毒菱を踏ませて耐久したりします。9世代でまた即時回復技を習得し場持ちがよくなったのでネチネチとした戦い方が出来るようになりました。対面からの積み展開だけではなくマスカーニャに投げたり(通称"火炎瓶")クッションとしての役割も持てます。

 

テラスタイプはフェアリーです。炎マリルリが話題になっていた時は水で使ったりもしていましたがウルガモスはHBに振っても物理耐久が高いとは言えないため今は高威力の竜技を遮断出来るフェアリーが読まれても1番使いやすいのかなと思いました。

 

最後の技は一般的にテラバーストや鬼火で使われる事が多いですがテラスタルをキラフロルに使う事が多い関係上なくても仕事が出来る吹き飛ばしを採用しています。蝶舞ウルガモスミラーで圧倒的に有利になるほか毒菱を強引に踏ませたり起点回避をしながら有利な相手との対面で積めたり非常にトリッキーな立ち回りが出来る面白い技です。

 

アーマーガア/闘/ゴツゴツメット

腕白/ミラーアーマー

205(252)-107-168(220+)-x-105-92(36)

ボディプレス/蜻蛉返り/鉄壁/羽休め

 

S:20振りアーマーガア抜き調整のドドゲザン抜き(50-67族意識で少し)

 

物理受け。数的有利を取った後にドオーと受け回して詰ませたり、物理ポケモンに投げて蜻蛉返りでウルガモスに繋いだりします。カイリューの鉢巻炎のパンチ、炎ガブリアス、電気セグレイブなど安全に受けようと思ったらアーマーガアにテラスタルを温存する必要があるため受け駒ではなくクッションとして使う事が多かった気がします。

 

テラスタイプは格闘です。元々鉢巻カイリューに最も安定するフェアリーで使っていましたが終盤の3桁帯のカイリューは殆どがアンコール持ちに変わっていており剣舞ドドゲザンも流行していたためボディプレスの威力上昇と悪技に耐性を持てる格闘に変更しました。準速ドドゲザンが多かったらしいので今後使う場合は役割遂行させるためにもっと素早さに割く必要が出てくるかもしれません。

 

ドオー/毒/黒いヘドロ

慎重/天然

237(252)-95-80-x-167(252+)-41(4)

地震/毒突き/ステルスロック/自己再生

 

A:毒突きで無振りサザンドラの身代わりを大体破壊

S:ミラー意識

 

特殊受け。特性貯水も強力ですがサーフゴーやラウドボーンに安定する天然推しです。ドオーの技構成は地震1Wが一般的ですが浮遊or飛行テラスタル+挑発or身代わりで簡単に起点にされてしまうためそれを阻止するために毒突きを採用しています。渦潮レヒレ対策のヘドロ爆弾ドヒドイデみたいな感じ。シャドーボールを何度も受けるので隠密マント(クリアチャーム)に変更するかは迷いました。

 

テラスタイプは毒です。持ち物の関係上これしか選択肢がないんですがジバコイルウルガモスの水テラスタルに対してこちらもテラスタルで対応出来たりするので役立つ場面は何回かありました。毒タイプなので相手の毒菱からラウドボーンを守ってくれるのも良き。

 

ラウドボーン/妖/食べ残し

図太い/天然

211(252)-x-167(252+)-130-96(4)-86

フレアソング/身代わり/吠える/怠ける

 

物理受け。炎タイプなので毒菱展開との相性も良いです。キョジオーンやヘイラッシャを対面から起点にするために身代わりを採用しています。型が多く受けるのが難しいセグレイブですがラウドボーンにテラスタルを使えば比較的安定して受けられる事が分かったのでセグレイブ入りには積極的に選出をしました。

 

テラスタイプはフェアリーです。ノーマルや草も試しましたがフェアリーテラスタルの汎用性が高すぎて戻ってきました最強です。ただウルガモスと同様テラスタル1点読み行動はよくされるためテラスタルをするタイミングはしっかりと見定める必要があります。

 

また吠えるを採用しているためカバルドン対面身代わり→吠えるで有利な展開を作れたりドオーでステロを撒いて吠えてるだけで受けループを破壊(通称"吠えループ")出来たりします。この技構成にした事で低速サイクルやギミックに対しても役割を持つ事が出来て良かったと思います。

 

マスカーニャ/悪/拘り鉢巻

陽気/変化自在

161(76)-162(252)-91(4)-x-92(12)-180(164+)

叩き落とす/戯れ付く/トリックフラワー/イカサマ

 

A:悪テラスタル鉢巻イカサマが陽気ASセグレイブに100%から入る

S:最速ゲンガー抜き抜き

 

先発アタッカー。両方不利なのがキノガッサとデカヌチャンくらいだったのでキラフロルが初手で対面したくないポケモンが相手の構築にいた場合に選出していました。元々意地ASでの採用でしたがステロ撒菱ガブリアスの流行が落ちついてきたのとゲンガーの採用数が増えたのに伴い陽気に変更しました。

 

テラスタイプは悪です。最も使用する技である叩き落とすの火力を上げる事が目的で叩き落とす→悪テラスタル叩き落とすでリーチが伸びて倒せる事も多々ありました。イカサマはセグレイブの処理ルートを増やすために採用しました。環境にいるどのタイプに変えられても倒せる事が分かったので今期は悪テラスタル鉢巻イカサマで奇襲する事に決めました。今後襷やフェアリーテラスタルが流行る事があれば要検討です。

 

選出パターン

or+@2

【S31最終1937/138位】毒菱ジガルデダイナ

S31で使用した構築について書いていきます。

結果

TN ちとせ

最終レート1937/138位

構築経緯

毒菱+リフレクターを採用したムゲンダイナが自分好みの性能をしていたのでこのポケモンから組み始めました。毒菱と相性の良い伝説には黒バド、ジガルデ、ルギア等がいますが今期からバンギラスの眠るが大流行していて毒菱で見る動きが強くないと思ったのでバンギラスに強く1番使い慣れているジガルデを採用しました。以前毒菱ジガルデ軸を使った時(S25・26)にはHB残飯で眠るを採用する事でサイクルに加入させていましたがこのルールでは役割対象が少なすぎるので竜舞型にしてみました。

 

次に黒バドやイベルタルを受けられて一緒に組まれているザシアンにも威嚇や捨て台詞で負荷をかけていけるHDガオガエンカイオーガやゼルネアスを受けられて毒菱サイクルと相性の良い宿り木の種が使えるHDナットレイをクッションに採用しました。

 

ここまででヒヒダルマやドラパルトなどの氷・竜がキツすぎるのでムゲンダイナが選出出来ない時に起点を作れたり竜技に対する引き先になれて特性でジガルデの積みをサポート出来る後攻の尻尾カプレヒレを採用しました。最後にムゲンダイナが非常に起点になりやすい型なので積み対策でメタモンを採用しました。

 

 

コンセプト

・起点作り+積みエース+クッション

・毒菱+竜舞ジガルデで破壊

 

個体紹介

ジガルデ/柔らかい砂

陽気/スワームチェンジ

<50%F>184(4)-152(252)-141-x-115-161(252+)

<PF>292(4)-152(252)-141-x-115-150(252+)

サウザンアロー/ストーンエッジ/身代わり/竜の舞

 

H:4n(身代わり2回で変身)

A:砂+1サウザンアローでH振りザシアン確定1発

砂ダイアース(130)でH振りザシアン確定1発

砂+1ダイアース(130)で無振りカイオーガ確定1発

S:最速 PFで準速ウーラオス抜き

PF+1で最速フェローチェ抜き

 

本構築の伝説枠。毒菱と合わせる事で神になれるポケモン。サウザンアロー+岩技の対応範囲が広いので攻撃技は2つで足りています。更に毒菱の効かない飛・毒・鋼全てに弱点がつけそれ以外は毒菱を踏ませる事で撃ち合いで有利になります。ポリゴン2やヌオーに対しても毒菱があればジガルデで見られるようになるのが偉いです。ジガルデは麻痺運ゲ型が注目されやすいですがストッパー全般が接地していて非常に毒菱と相性の良いポケモンだと言えます。

 

選択技には毒菱と相性の良い身代わりを採用しました。面倒な補助技を回避しつつ竜舞を積めたり相手のDMを枯らしてこちらの後発DMで全抜きみたいな展開が多かったです。意図的に変身出来る点も強力で対面で竜舞を積めない相手や岩封連打してくる相手に対して身代わり→変身→対面のポケモンを倒す→HP増えてダイアースで裏のザシアン倒して勝ちみたいな展開もありました。今期は竜舞ジガルデが流行っていたため並びでアタッカーが読まれる事があっても身代わりは考慮されませんでした。

 

ムゲンダイナ/ゴツゴツメット

臆病/プレッシャー

229(108)-x-139(188)-166(4)-116(4)-193(204+)

マジカルフレイム/リフレクター/毒菱/自己再生

 

B:A192ザシアンの+3巨獣斬を壁下で2耐え

特化マンムー地震2回と礫を壁下で大体耐え

S:前期レート2000を超えた意地っ張りザシアンの素早さ最大値抜き(参考:ぽけっとふぁんくしょん様 ザシアン入り構築記事 35件)

 

本構築の伝説枠。対ザシアンを強く意識した型にしました。ここまで素早さに振る事で環境にいる最速以外のザシアンの上から行動出来るのが強みです。抜かれている場合は火力がないのでリフレクター→自己再生が基本間に合います。またゴツゴツメットを持たせた事によりザシアンに剣舞を積まれてしまった場合でもマジカルフレイム2回とゴツメダメージ2回で倒せるので1:1以上を取れるようになりました。剣舞ザシアンがあまりにも多かったのでヘドロからゴツメに変更して良かったです。

 

毒菱は主にジガルデのサポートとして使います。特にポリゴン2とヌオー入りの構築に対しては毒菱を展開出来るように立ち回る事を意識していました。初手置き性能が高くどのポケモンと対面しても(ゴチルゼル以外)仕事が出来る優秀過ぎる毒菱要因でした。

 

カプレヒレ/後攻の尻尾

穏やか/ミストメイカ

177(252)-x-158(180)-115-176(76+)-105

トリック/ムーンフォース/自然の怒り/挑発

 

B:A242ザシアンの+1ワイルドボルトを12/16で耐え

特化エースバーンのダストシュートを11/16で耐え

D:C202カイオーガの珠ダイサンダー(140)を10/16で耐え

 

氷・竜に強い起点作り、竜全般に対するクッション。調整は竜王戦ルールの時に使っていたものを持ってきました。禁伝の不一致弱点DM技くらいなら1回耐える耐久があるので選出はしやすいです。ムゲンダイナが選出出来ない時に初手置きするのもムゲンダイナの裏に置くのも両方強かったです。

 

ミストフィールドは毒菱と相性が悪いと思われがちですが特に気になりませんでした。ミストフィールドの竜技半減が偉くてムゲンダイナ対面で強引に竜舞を積む事も多かったです。強いジガルデ使いはこのポケモンを使いこなしているイメージがあります。

 

主な役割対象

 

ガオガエン/厚底ブーツ

穏やか/威嚇

202(252)-x-110-100-154(236+)-83(20)

バークアウト/鬼火/挑発/捨て台詞

 

S:12振りポリゴン2抜き

 

黒バド、イベルタルに対するクッション。特性威嚇や鬼火で物理ATも誤魔化せるのでトップメタのバドザシをはじめイベザシやイベネクなど幅広い構築に選出しました。威嚇や捨て台詞で対面操作をしてジガルデに繋いで竜舞の起点にする動きが面白いくらい決まったのでクッションとしては1番優秀なポケモンだと思っています。このポケモンを選出した時にステロを撒かれている事が多かったので持ち物は厚底ブーツで良かったです。

 

挑発は運だけで勝とうとしてくるラッキー使いが不快だったので採用してみました。他にもポリゴン2テッカグヤを妨害出来たり環境的にチョッキ型が流行ってるのもあって補助技主体のガオガエンの強さが光りました。0Wラッキーを挑発で止めて引き際に鬼火や捨て台詞を当てる動きは強かったですが豪運のラッキー使いには何回か負けてしまったので歌うアンチになりました。

 

主な役割対象

 

ナットレイ/食べ残し

生意気(S個体値0)/鉄の棘

181(252)-114-152(4)-x-184(252+)-22

ジャイロボール/宿り木の種/身代わり/守る

 

カイオーガ、ゼルネアスに対するクッション。ムゲンダイナとの相性補完に優れていて毒菱+宿り木による定数サイクルが強力でした。毒菱パと言えばネチネチみがまも。という事で従来のテッカグヤエルフーンのような役割を持たせられないかと思いナットレイに身代わりを採用してみたら上手くハマりました。

 

竜舞や瞑想を積んでくるネクロズマに安定したり、身代わりが残せていれば毒菱や宿り木の種で嵌められる展開があったり使い勝手の良い技だと思いました。草技不採用なので身代わりカイオーガに薄くなりましたがあってもキツいので割り切って身代わりで使い続けました。実際殆ど当たらなかったのでこれで良かったと思います。また挑発持ちには普通に負けるので身代わりにゴチルゼル対策としての採用意図はありません。

 

主な役割対象

 

 

メタモン/拘りスカーフ

生意気/カワリモノ

155(252)-x-x-x-x-x

変身!

 

積み対策。如何にも積んできそうな時や対面選出をしたい時に出しました。HS剣舞ザシアンがゴツメムゲンダイナで見られるようになってこのポケモンの負担が減ると思っていましたがザシアンを襷枠でしか返せないなどメタモン非考慮の選出をされる事が多かったので出せそうな時は積極的に選出に組み込みました。

 

ザシアンダイナ対面で剣舞を積まれた場合壁を盾に即メタモン引きが意外と強い動きなので選択肢として覚えておくと良いです。ゴチルゼル入りに選出したら活躍してくれる事が多かったのでそれが1番の功績かもしれないです。

 

選出パターン

①基本選出

+@1

ムゲンダイナ+@1でサイクルを回しながら場作りをして竜舞ジガルデで全抜きを狙います。相手が積んできそうな時はメタモンを選出します。

 

②カプレヒレコントロール

+@1

ゴチルゼル入りやムゲンダイナ+ネクロズマなどムゲンダイナが出せなそうな時はカプレヒレで起点を作ります。カプレヒレ+@1でサポートして竜舞ジガルデを通しにいくかメタモンと合わせて対面選出をします。

 

ガオガエンコントロール

 

苦手な相手

イベルタル+ザシアン

イベルタル+ムゲンダイナ

・竜メタ全般

【S26最終1974/138位】千年ギミックループ

S26で使用した構築について書いていきます。

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結果

TN ちとせ

最終レート1974/138位

構築経緯

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S25で使用したHB眠るジガルデサイクルが楽しかったのでまた軸として使う事にしました。ジガルデの苦手な氷・妖を受ける物理受け兼毒菱要因としてドヒドイデを採用しました。

 

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次に汎用特殊受けとしてハピナスハピナスで対応するのが難しいイベルタルや黒バドの受け先としてバンギラスを採用しました。

 

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ここまででキツい物理竜や一部の物理地面と受け崩し性能の高い伝説やザシアンに対して安定した引き先になれるHBポリゴン2ヌケニンを採用しました。前期の反省を生かして受け攻めサイクルではなく受け6にする事で対応範囲を広げました。

 

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purplebell.hatenablog.com

コンセプト

・サイクルを回して詰ませる

・状態異常をバラ撒いてジガルデの起点を作る

 

個体紹介

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ジガルデ/食べ残し

腕白/スワームチェンジ

<50%F>215(252)-120-190(252+)-x-115-116(4)

<PF>323(252)-120-190(252+)-x-115-106(4)

サウザンアロー/塒を巻く/身代わり/眠る

 

B:PFジガルデがA182鉢巻ウーラオスの暗黒強打を残飯回復込みで3耐え

 

本構築の伝説枠。HBに特化する事で抜群技を持たない大抵の物理ポケモンを後出しから積み技と回復技を絡めて受けきる事が出来ます。具体的には特化珠竜舞ネクロズマへの対応が後出しからギリギリ間に合うので急所に当たらなければ対面で勝つ事が出来ます。受けループの天敵である鉢巻ウーラオスの暗黒強打を3耐えする(残飯回復が入ってHPが変身圏外に戻ると次の乱数で落ちる事があるのでダメ系推奨)ので身代わりや眠るでPP削りが出来てさらに毒や麻痺にする事が出来れば楽に処理する事が出来ました。

 

数多のヌオー使いがジガルデにTODを仕掛けてきましたが時間配分を間違えて自滅した対戦を除いて最終ターンの眠るで逆TOD勝ちをする事が出来ました。変身出来ないと総量で勝てない相手もいましたが眠るはまず考慮されなかったのでかなり動きやすかったです。

 

主な役割対象

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ハピナス/万能傘

穏やか/自然回復

331(4)-x-62(252)-x-205(252+)-75

地球投げ/電磁波/瞑想/卵産み

 

特殊受け。主にムゲンダイナとカイオーガヌケニンが選出出来ない時はゼルネアスを受けてもらいました。この構築は見た目特殊の通りがすこぶる悪く一般枠特殊ATの被選出率がかなり低かったので物理伝説軸には余裕があるか役割対象が出てきそうな場合のみ選出しました。

 

瞑想は積み技で強引に崩してこようとする相手に強く出れます。攻撃技の地球投げは瞑想を見せたら物理に引いてくるのでC上昇の恩恵を感じなかったのと低HPの悪巧みロトム、挑発瞑想カプレヒレ、壁零度アローラキュウコン等への遂行速度を意識して採用しました。有利対面電磁波で相手のサイクルに負荷をかけたりジガルデの起点を作る動きが強力でした。

 

主な役割対象

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ドヒドイデ/黒いヘドロ

図太い(S個体値10)/再生力

157(252)-x-224(252+)-73-163(4)-45

ヘドロ爆弾/毒菱/黒い霧/自己再生

 

S:最遅カバルドン抜かれ

-1無振り鈍いカバルドン抜き

 

物理受け。ジガルデで対応出来ない氷・妖を受けてもらいました。前期上位構築の影響で渦潮レヒレが環境入りしており対策必須だったのでHBカプレヒレに削りを入れられるヘドロ爆弾を採用しました。実際この選択は正解で明確な受け先を用意する事でカプレヒレにジガルデを止められる事がなくなりました。毒の通らない鋼タイプに関してはジガルデが強く出れるので熱湯を切ってもさほど困りませんでした。ジガルデとクルクルしてるだけでループを抜けられるのが偉いです。

 

毒菱はカイオーガや黒バド軸に対して設置出来るとかなり余裕が出来ます。黒い霧の1番の役割対象である珠ミミッキュですがA特化しか環境にいなかったので砂やステロでドヒドイデが削られている状態で剣舞を積まれた場合は無理をせずダイアシッド→ダイウォール→裏のポケモンを一体切ってミミッキュのDMを切り返す立ち回りをよくしていました。TOD意識でヌオーの下から自己再生をしたいので可能なラインまでSを落としました。

 

主な役割対象

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ヌケニン/厚底ブーツ

寂しがり(B個体値4)/不思議な護り

ポルターガイスト/影打ち/鬼火/堪える

1-156(252+)-46-x-50-92(252)

 

B:B<D

 

ザシアンゼルネアス白バド受け。初手で毒菱を設置してからヌケニンに引く立ち回りを多様していてこれが決まった対戦は大体勝つ事が出来ました。地味に格闘無効が偉くてダイナックルのタイミングで交代してA上昇させずにジガルデで詰めるといった別の使い方が出来るのも良いです。

 

主な役割対象

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ポリゴン2/進化の輝石

図太い/アナライズ

191(244)-x-156(252+)-125-115-82(12)

イカサマ/冷凍ビーム/電磁波/自己再生

 

H:16n-1

S:麻痺の最速ウーラオス抜き

 

物理受け。ジガルデドヒドイデで対応出来ない地・竜を受けてもらいました。特にマンムーやドラパルトに対しては何度も後投げ出来て勝利に貢献してくれました。ただガラルヒヒダルマに関してはトーチカのないドヒドイデだけで見るのは無理があるためポリゴン2との同時選出で対応していました。受けループの天敵であるゼクロムやブラックキュレムにも半分くらい勝てたのは間違いなくこのポケモンのおかげです。他にも流行りの鈍いカバルドンの相手もしたりしました。

 

有利対面電磁波で相手のサイクルに負荷をかけたりジガルデの起点を作りにいく動きもまた強力で鉢巻ウーラオス対面では引かずに麻痺を入れにいく立ち回りもしていました。鉢巻暗黒強打は大体2耐えしますしドヒドイデの加護と受けループは安定行動しか取らないという共通認識で格闘技を打たれにくいのが偉いです。

 

主な役割対象

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バンギラス/カゴの実

慎重/砂起こし

207(252)-154-130-x-167(252+)-82(4)

ロックブラスト/噛み砕く/ステルスロック/眠る

 

特殊受け。主にイベルタルと黒バドを受けてもらいました。といってもこの構築は一般枠特殊ATの被選出率がかなり低く出てきそうなポットデスやラティオスも大体ザシアン軸に入っていてヌケニンと同時選出が出来なかったのでそれ以外に役割を持たせる事は出来ませんでした。現に300戦近く対戦してサンダーが選出された回数は5回未満です。

 

眠るを使った機会は少ないですが有利対面ステルスロックで相手のサイクルに負荷をかけていく動きが強力でした。バンギラスを破壊する物理イベルタルとも何度か当たりましたが物理受けは豊富かつジガルデの起点なので特に困りませんでした。黒バドとドヒドイデが初手で対面する事が多かったですが悪巧み+リーフストーム以外はなんとかなるので安易にバンギラスに交代せず毒菱の設置を最優先としていました。順位の高い黒バド使いほど初手から交換読みをしてくる事が多かったです。

 

主な役割対象

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苦手な相手

・特殊ネクロズマ

カバルドン+ザシアン

・ムゲンダイナ受けループ