QOL最大化計画

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結局「瞑想」ってどんな効果があるの?

はじめに                                                     

大手企業などの研修や経営者が行っていることから、最近日本でも流行ってきている「瞑想」。では瞑想とは実際にどのような効果があるのでしょうか?今回は、なんとなく瞑想を行っている人や、これからやってみようと思っている人に、代表的な瞑想の効果を説明していきたいと思います。

集中力が上がる

瞑想とはリラックスしながら、たった一つのことに集中し、集中がそれたらまた集中するの繰り返しです。この繰り返しにより心が鍛えられ、集中できる状態を長続きさせることが出来ます。瞑想で鍛えた集中する力は、仕事やスポーツなど、生活の全てに恩恵を広げることになります。集中力が上がれば、作業の効率が上がり、パフォーマンスが向上することは説明するまでもないでしょう。

ストレス軽減

意図的に何もしない時間を作ることで、自分の考えを客観的に観察していくことで、心と体を休め、ストレスや緊張から開放され、心が穏やかになっていきます。実際に欧米ではその効果についての実証実験報告が多くあり、ストレス対処法の一つとして、うつやトラウマなどの精神的な障害の治療にも役立っています。

EQが高まる

EQとは心の知能指数のことです。瞑想を習慣化していくことで、呼吸や身体を観察する力が付き、自分の中で何が起こっているのか客観的に捕らえることが出来るようになっていきます。それにより、自分の思考や感情を自覚できるようになり、感情に振り回されて行動することがなくなっていきます。より冷静な対応や判断が出来るようになるので、ものごとにも動じにくくなり、心が安定していきます。

洞察力が高まる

瞑想では意図的に考えない時間を作ることで、脳内が整理されスッキリすることにより、無意識の思考パターン、思い込みなどから開放されます。すると先入観やレッテルではなく、ありのままに物事を捉えることが出来るようになり洞察力が高まります。

直観力・創造性が高まる

直感や独創的な飛躍したアイデアは、理論的な思考とは別の次元から湧いてくることがほとんどです。瞑想を行うことにより、思考が鎮まり、感受性が高まることで、ひらめきを敏感にキャッチしやすくなります。

人間関係が良くなる

瞑想により自分の内側をありのままに受け入れられるようになっていくと、それに比例して、自分に対してはもちろん、他人に対しても思いやりの心が生まれ、より豊かな人間関係を作っていけるようになります。

内も外も若々しくなる

瞑想の姿勢がクセになってくると、体幹が締まり、背筋がまっすぐ伸びた状態が維持されます。すると立ち姿や座り姿が美しくなります。さらに、姿勢が変わることによって呼吸が変わり、肺や内臓の働きが活発になり、血流が改善され、基礎代謝も上がります。それによって体内デトックス機能が高まり、便秘も緩和され、脂肪も燃えやすい身体になります。

眠りの質が向上する

呼吸を整えることで、交換神経と副交感神経のバランスが整い、自然と深い眠りにつながっていきます。特に夜に瞑想を行うことで、一日にさまざまな出来事をリセットしてから寝ることで、翌朝スッキリと目覚めることができ、睡眠の質を向上させることができます。また、睡眠の質が向上することによって、睡眠時間が減るという研究者もいます。

幸福感が高まる

瞑想が深まってくると、身体は休息しながらも、意識は覚醒した状態が継続できるようになっていきます。このとき代謝は低く。思考は鎮まっていくので、周囲との一体感を感じるようになり心地いい状態になります。この心の平穏は瞑想が終わったあと、日常生活でも続くと言われています。

自信が育まれる

瞑想では、注意がそれたら呼吸を引き戻します。このプロセスによって「注意力」と「注意がそれたことに気づく力」が付きます。すると日常生活の中でも、目標から遠ざかっている自分に気づき、本来の目標のほうへ引き戻そうとする力になります。すると結果的には自己信頼感が高まっていき自分自身に自信が付いていきます。

リーダーシップ能力が高まる

瞑想が深まると、つながりや一体感を感じやすくなり、周囲の人に対しても貢献したいという思いが自然と湧いてきます。そうすることで、人間的魅力が増し、結果として影響力・リーダーシップ能力が向上します。

自分らしい人生を実現できる 

瞑想は、自分の思考や感情を「客観視」するトレーニングです。これによって無意識の思いや感情にふりまわされることなく、より自分の価値観に合った選択が出来るようになるので、自分らしい人生を実現できるようになります。

おわりに

いかがでしたでしょうか?簡単ではありましたが、瞑想によって得られる代表的なメリットについて紹介させていただきました。次回は実際にどのようにして瞑想を行うのかをお話させて頂きたいと思います。それでは次回をお楽しみに。

幸せになるためにはどうすればいいの?⑤まとめ

はじめに

これまでには合計4回の「幸せになるためにはどうすればいいの?」についてお話させていただきました。今回は総まとめとして、今までお話させて頂いた内容を簡単に説明させていただきます。

幸せの3原則

まず初めに「幸せの3原則」を紹介させて頂きました。幸せの3原則とは、幸せになるための心構えのようなもので、考え方一つで人間は不幸にも幸せにもなれると言う物です。

比べない

比べないとは、人と比べないと言うことです。人と比べても結局は、上には上がいて果てしないですし、下と比べても優越感を得るだけで成長はありません。比べるのは「過去の自分」にして成長を感じましょう

期待しない

期待しないは、他人からの承認を期待しないということです。他人に認めてもらいたいと思うあまり、自分を失い他人に良いと思われるために行動していては、他人の奴隷として一生を過ごすことになってしまいます。まずは自分の強みなどを発見し「自分で自分を承認する」ことから始めましょう。

目標を持たない

人間は心理学効果で「モラル・ライセンシング」というものがあり、いい事をした後は自分に甘くなってしまいます。ただ完璧な計画を立てるだけでは意味はありません。未来である目標は、今とるべきベストな行動を決めるためにあるもだということを理解し、今の行動にフォーカスしていきましょう。

幸福度を上げる7つの行動

次に紹介したのが「幸福度を上げる7つの行動」です。ここでは、具体的な行動によって幸福度を上げる方法を紹介しているので、自分に合っているものはぜひ活用してみてください。

信じる

人は信じることでパフォーマンスが向上することが分かっています。信じる対象はどれでもいいので強く信じることがポイントになります。何かを強く信じることで、変化や危険に強くなり、パフォーマンスが向上し、結果的に幸福度が上がるという仕組みなのです。

体を動かす

適度な運動が体にいいのは改めて言うことではないですが、何か始める時や習慣にしたいものに、なかなか手が出ないときにはとりあえず初めの一歩を踏み出しましょう。案外、最初の一歩を踏み出すと、その後が続いてついてきます。やる気は行動してから出るものだと考えて、初めの一歩のハードルを下げることを意識しましょう。

体験する

お金の使い方には大きく2通りあります。「ものを買う」「体験を買う」の2つです。モノは時間の経過と共に価値が下がっていきますが、体験はどんどん美化されて価値が高まっていきます。なので、お金の使い道は優先的に体験に使うことで幸福度への投資になります。

手放す

現代はモノが溢れていて、人は増えすぎた選択肢により「決定疲れ」を起こしています。実際に選択肢が多くなればなるほど、脳の意志力の消費が多くなり、自身のパフォーマンスも低下します。モノを減らし、選択肢を減らすことで大切なものを、より大切に出来るようにしましょう。

習慣化する

手放すでも話が出ました脳の意志力ですが、選択肢を減らす以外にも習慣化することで消費を抑えられます。習慣化するには普段繰り返し行っていることなどを、時間ややり方を固定して、考えずに体が勝手に行っているような環境にしましょう。

変化をつける

 

人間はどんな感情にも慣れていってしまうものです。なので同じ幸せでも、繰り返しになればその分幸福度が下がっていってしまいます。そこで自分に対するご褒美などでも、サイコロを使ったりしてランダム性を加えることで、慣れを克服していきましょう。

確かめる

自分に起こった幸せなことを確かめるのはとても協力です。特に夜に確認すると、寝ている間も脳が幸せだと感じやすいと言われています。そこでオススメする方法は、寝る前にその日起こった良かったことを3つ書き出すことです。これによって毎日自分の幸せを確かめ、さらに落ち込んだときなどに見返してポディティブな気分にもなれます。

幸せになる人間関係を作る5つの姿勢

最後に紹介したのが「幸せになる人間関係を作る5つの姿勢」です。幸福には人間関係が不可欠ですが、一つ間違えば逆に不幸のどん底にもなりかねません。ここでは、どのような姿勢で、人と関わっていくことが幸福に繋がるかを説明しています。

選ぶ

さまざまな人と付き合っていてもあまり意味がありません。人脈とは「誰を知っているか」ではなく「誰に知られているか」なのです。付き合う人間を選ぶためのポイントとして、まずは「人生のゴール」を考えることです。それが「この行動によって、ゴールに近づけるか」と考えるだけで自ずと付き合う相手を選べるようになります。

干渉しない

他人をコントロールすることは不可能です。不可能というより出来るか出来ないかは結局は相手次第になってしまうので割に合わない努力をしていることになります。なので、何か問題が起きたときは「自分事」と捉えて、自分の努力で改善できるか考えるのが合理的でしょう。

与える

やはり利他的行動こそが幸福感を高めることは心理学においても常識となっています。おただ与えると言っても金や物に限ったことではありません。「時間」や「手間」といった「自分のために手間暇かけてくれた」と相手が感じてくれるようなことをしていきましょう。

強みを活かす

周りにいる人と同じ土俵で戦うのをやめましょう。仕事などでも、得意なものが同じ人が複数いると競争が生じます。とっとと競争から降りて、競争相手のいない自分だけの得意分野を見つけるべきなのです。そこで自分にしかない強みを発見し、それを活かせるような仕事や環境に身をおくことで、競争のない成果で自由に生きられるのです。

感謝する

感謝をされれば誰でもうれしいものですから、これによって相手との関係が深くなることは言うまでもありません。加えて、感謝には自分の幸福度を直接的にアップさせる効果もあるのです。効果的なエクササイズとしてお世話になった人に感謝の手紙を書くことが挙げられます。しかもこれは手紙は相手に贈らなくても、書くだけでも十分効果が出るのです。

おわりに

今回は、合計4回の「幸せになるためにはどうすればいいの?」についてまとめをお話させていただきました。まだ過去の記事を読んでいない方は、今回の話で気になって部分だけでも呼んでみてください。きっとお役に立てる話があると思います。毎回繰り返し言っていましたが、今回説明したことを全て行う必要はありません。ちょっと気になったり、やってみようかなと思った部分があるところだけ、お試しで試してください。きっと今までと違った自分に気づけるでしょう。それでは最後に今回の参考文献を載せて終わらせていただきます。


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幸せになるためにはどうすればいいの?④幸せになる人間関係を作る5つの姿勢

はじめに

 

これまでには、幸せになるための基本原則の説明→具体的な行動の提案として、一人で出来ることを中心にお話しました。今回は幸福を左右する重要な要因「人間関係」においてどのような姿勢をとるべきかを5つのポイントに分けて説明していきます。

幸せになる人間関係を作る5つの姿勢

①選ぶ

「人付き合いは大切だ」「人脈を作らなければ」と考え、無理に交流会やパーティーに参加している人も多いでしょう。ですが人脈とは「誰を知っているか」ではなく「誰に知られているか」なのです。なので交流会で名刺をいくら配っても結局は人脈にはなりません。これに限らず、人間関係をなにも考えずに広げようとするのは、時間と労力の無駄になってしまうでしょう。そこで大切なのが、まずは「人生のゴール」を考えることです。自分の人生のゴールが分かっていれば、ある行動をするかしないかの判断を「この行動によって、ゴールに近づけるか」と考えるだけでいいからです。そうすることによって、無駄な人付き合いから開放させ、本当に大切にしたい人に時間を注げるようになり、結果的に本当の意味での人脈が出来てきます。

②干渉しない

幸福につながる人間関係を築きたければ「干渉しない」ことが正解です。なぜならば、他人をコントロールすることは不可能だからです。できたとしても、いつもうまくいくとは限らないのでギャンブルになってしまうので、要するに割に合わない努力をしていることになります。では相手と問題が起きた場合はどうすればいいのか?それば「自分が努力」することです。他人に期待し干渉する暇があるなら、問題を「自分事」と捉えて、自分の努力で改善できるか考えるのが合理的です。自分自身が行動するのだから、無駄な努力にはなりませんし、失敗したとしても経験という武器を獲得することができます。まずは他人に干渉せずに、自分事として問題解決に挑む癖をつけましょう。

③与える

幸福度を上げる7つの行動で「信じる」を取り上げましたが、やはり利他的行動こそが幸福感を高めることは心理学においても常識となっています。そこで改めて利他的行動をオススメします。それが「与える」です。ただ与えると言っても、お金や物に限ったことではありません。利他的行動で効果的と言われているのが「時間」や「手間」を与えることです。特に女性は「自分のために手間暇かけてくれた」ということに喜ぶ傾向があります。また「知識」を与えることができます。知識はお金と違って、与えても減りませんし、それどことか、使えば使うほどアウトプットになり、より理解が深まり広がっていくので、積極的に知識を与えるようにしていきましょう。

④強みを活かす

幸福の原則として他人と「比べない」と説明をし、自分にしか出来ないことを見つけたほうが幸福度は高まると説明しました。これは「周りにいる人と同じ土俵で戦うのをやめる」ということです。仕事などでも、得意なものが同じ人が複数いると競争が生じます。まして、友達同士で張り合うなど馬鹿げたことです。とっとと競争から降りて、競争相手のいない自分だけの得意分野を見つけるべきなのです。ビジネスの世界では、競争の激しい市場をレッドオーシャンと呼びます。文字通り血で血を洗う赤い海ということです。これに対して、競合のいない市場をブルーオーシャンと呼びます。自分だけのブルーオーシャンを見つければ、競争で血を流すことなく一番になれるわけです。ぜひ皆さんは自分のブルーオーシャンを見つけ、それを活かしていけるような振る舞いを心がけましょう。

⑤感謝する

これまで、幸福な人間関係において必要なことを4つ説明してきました。そしてその最後が「感謝する」ことです。感謝をされれば誰でもうれしいものですから、これによって相手との関係が深くなることは言うまでもありません。加えて、感謝には自分の幸福度を直接的にアップさせる効果もあるのです。なぜならば、感謝の気持ちを抱くだけで、なにかをしてもらった時のうれしい気持ちを追体験できるからです。そこで一つエクササイズを紹介します。それは、お世話になった人、お世話になっている人に、感謝の手紙を書くことです。この効果は絶大です。マーティン・セリグマン博士の実験では、感謝の手紙を直接相手に会って読みあげるだけで、幸福度を高め、抑うつを軽減すると推薦しているほどです。とはいえなかなか抵抗がある人も多いと思います。ですが大丈夫です。実は感謝の手紙は相手に贈らなくても、書くだけでも十分効果が出るのです。さらに感謝の手紙が癖になると、自然に人のポジティブな部分に目が向くようになるので一石二鳥にもなります。ぜひチャレンジしてみる価値があるでしょう。

おわりに

今回は、幸せになる人間関係を作る5つの姿勢を紹介させて頂きました。どれも効果は大きいので気に入ったものがあれば自分の生活に少しでも活かしてもらえればと思います。最後に今回の参考文献を載せます。もっと深く知りたい、自分で勉強したい方はぜひどうぞ。次回は「幸せになるにはどうすればいいの?」を簡単にまとめてものをご紹介させて頂きます。それでは次回をお楽しみに。


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幸せになるためにはどうすればいいの?③幸福度を上げる7つの行動(2/2)

 はじめに

 前回のブログでは、幸福度を上げる7つの行動の内3つを紹介しました。今回は後半部分にあたる残り4つを紹介していきます。前回も「はじめに」に書きましたが、ここで紹介する行動で、少し試してみようかなと思えるものがあれば、ぜひ試してみましょう。人間は効果を体験することでより理解が深まるものです。

幸福度を上げる7つの行動

④手放す

現代ではモノや情報が溢れていて、さまざまな事を自由に選べる機会が増えてきています。しかし、選択肢が増えると言う事が、必ずしも幸せに繋がっているとは限りません。なぜならば、選択肢が多いということは、その分、悩んでいる時間も多いと言う事だからです。最近の研究で、人間の「意志力」は有限であることがわかっています。しかも意志力は、「今日はどの服を着よう」などといった、ちょっとした選択においても消費されてしまいます。つまり「選択→決定」によって消費されるのです。しかもそれだけではなく、決定を先延ばしにすることでも、意志力は消費されてしまうのです。これを「決定疲れ」と呼びます。このように日々無駄に意志力を消費し続けてしまっていると、重要な選択を迫られたときや、集中したいときに十分に力が発揮できないのです。そこで重要なのが多すぎる選択肢を「手放す」ことなのです。服でも、ずっと使っていないにも関わらず、クローゼットに入っていることで、日々の服選びの際に邪魔をしています。服に限らず、生活の中にも、使わないけれども「なんとなく置いてあるもの」が皆さんの大切な意志力を食いつくし、やりたいことをやる力を蝕んでいます。一気にモノを捨てろとは言いませんが、自分のために、要らないものは手放し、本当に大切なものに時間を使っていけるようにしていきましょう。

⑤習慣化する

皆さんの生活の中で毎日行うことや、定期的に行っていることは多々あると思います。そこでオススメしたいのが「習慣化」です。続けたいことでも(例:読書)、できればやりたくないことでも(例:皿洗いなど)、習慣化することによってやるかやらないか「迷わずにすぐに行える」というメリットがあります。先ほどの「手放す」でも出てきた意志力ですが、習慣化され自動的に行う行動に対しては、消費する意志力を節約することができます。(習慣なので選択せずに行動出来るからです)。ですがいくら習慣化すればいいと言われても、なかなか新しいことを習慣化するのは難しいことも事実です。そこで習慣化のコツを一つお教えします。それは「今ある習慣を利用する」ことです。具体的には、すでに習慣化されていることの後に、習慣化したいことを行うというものです。すでに習慣化されているものはなかなか消えないので、それを新しい習慣のトリガーとして採用すれば、自ずと達成率が上がるとおうことです。ぜひ習慣化を癖にして、意志力と時間の節約をしていきましょう。

⑥変化をつける

日常で幸福感を味わうことがあっても、長続きしないのはなぜでしょう?それは、幸福に関わらず「人間はすべても感情に慣れていく」ものだからです。つまり初めは幸福だと感じていたものも、だんだん当たり前に感じてしまっていくと言うことです。そこで幸福を長続きされるためには「変化をつける」ことが大切になってきます。変化と言っても、転職や転校、引越しと言った大掛かりなものでなくても大丈夫です。たとえば自分へのご褒美にサイコロを使う方法があります。仕事をひと段落つけたり、勉強を1時間したりなど、した際のご褒美にサイコロを使い、出た目によってご褒美のレベルを変えてもいいですし、ご褒美の種類を変えてみるのもいいでしょう。それにより、1回1回の褒美にランダム性が加わり、慣れが生じにくくなると仕組みです。このように、自分でコントロールできる範囲の幸福でも、変化を付けて行くことによって、より幸福を長続きさせることが出来ます。

⑦確かめる

ポジィティブ心理学の父と呼ばれる、アメリカの倫理学者マーティン・セリグマン教授はこう言っています。「人はたいてい、自分のうまくいかないことについて考えすぎ、うまくいくことについてはあまり考えない」これまでいくつかの幸福感を得る行動を紹介してきましたが、それ以上に悪いことに目を向けていては幸福にはなれません。そこで大切なのが幸福な出来事や幸福感を「確かめる」ことです。せっかく幸せを感じたなら、それを再確認することで、幸福感をより高め、さらに自然に幸福に意識が向かうようになります。そこで先ほど登場したセリグマン教授が効果的なエクササイズを紹介しています。それは、寝る前に、その日に起こった「良かった」ことを3つ書き出すということです。「良かったこと」は些細なことでかまいません。「朝、電車に座れた」「お昼のランチがおいしかった」など、守ってもらいたいポイントは①3つ書く②夜書く③手書きで書く、です。①3つ書くは、3つ書くとなると自然に細かい幸福ポイントを自分で意識できるようになるからです。②夜書くは、寝る直前の記憶は脳に定着しやすいため、幸せの記憶を上手く脳に残すためです。③手書きで書くは、寝る前にスマホやパソコン画面を見ると、睡眠の質が下がるからです。この3つのポイントを守り、「良かったこと」を書くことで、簡単に幸福を確かめる習慣になります。

おわりに

幸福度を上げる7つの行動は如何でしたでしょうか?すべて良いと思った人もいれば、少ししか良いと思わなかった人もいると思います。ですがそれでもかまいません。皆さんが自分自身で良いと思って「ちょっと試してみようかな」くらいの、ちょっとした行動の違いから、人間の幸福度は変わっていくものです。なので、どれか一つでも、気になったものがあれば、自分の生活に無理のないレベルで、取り入れてみたら何かが変わるかもしれません。最後に今回の参考文献を載せます。もっと深く知りたい、自分で勉強したい方はぜひどうぞ。次回は「幸せな人間関係を作る5つの姿勢」についてご紹介させて頂きます。それでは次回をお楽しみに。

 

 
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幸せになるためにはどうすればいいの?②幸福度を上げる7つの行動(1/2)

はじめに

前回のブログでは、幸せの3原則を紹介しました。今回は幸福度を上げる具体的な行動7つ内の、前半として3つをご紹介致します。ここで紹介する行動で、少し試してみようかなと思えるものがあれば、ぜひ試してみましょう。人間は効果を体験することでより理解が深まるものです。

幸福度を上げる7つの行動 

①信じる

信じるものがあると心が安定して、結果的にパフォーマンスが向上します。これだけ聞くと、宗教やスピリュチャルな印象を持ってしまうと思いますが、実際には信じる対象は何でも大丈夫です。アメリカのプロバスケットリーグ、NBAで活躍する選手を対象とした実験で、普通の選手とスター選手を比較して、スター選手には共通する2つの特性がありました。それは「信仰心が強い」「エゴが強い」です。一見すると関係のない事だと思いますが、両者は神を信じるか、自分を信じるかのかが違っているだけで「強い信念を持っている」という点が重要だったのです。人は危険にさらされた時に用心深くなります。自分の安全が揺らぐときこそ信じるものが必要ということです。何かを強く信じることで、変化や危険に強くなり、パフォーマンスが向上し、結果的に幸福度が上がるという仕組みなのです。なので、怪しいものではない何か、または自分自身のどこかを強く信じることが大切なのです。

②体を動かす

適度な運動を生活に取り入れることが、効果的であるのは改めて言うまでもないと思います。科学的には、屋外の運動で日に当たると、精神を安定させ幸せな気分になる脳内物質のセロトニンが増え、さらにBDNF(脳由来神経栄養因子)物質により、脳が成長することもわかっています。ですが運動に限らず、なかなかやる気が出ないという人は多いと思います。そのために、やる気を出す方法をお教えします。それは「行動する」ことです。これだけでは、行動するやる気が出ないのに、行動するは矛盾していると思います。もう少し噛み砕いて説明すると、人間は少し手を付けると、そのまま続けて行動してしまう生き物です。これを利用して、一番初めの行動を最小化するのです。読書なら、初めから50ページ読む行動をするのではなく、1ページ、1行だけ読むだけなどにし、知らず知らずに数ページ読んでいた状態のようなことです。やる気がないから行動できないのではなく、やる気は行動したら出てくるものです。そのために初めの行動を最小化して、まず行動しやすい状態にしてみましょう。とりあえず体を動かすと、やる気が高まり集中力が上がっていきます。そしてやがて100%没頭している状態になることがあります。この没頭状態を心理学者ミハイ・チクセントミハイは「フロー状態」と名づけました。スポーツで言う所のゾーンに入った状態も同じものです。このフロー状態に入ることが多い人ほど人生の幸福度が高いことがわかっていて、そしてそのフロー状態に入るためには、まず手や体を動かす行動がなければ始まらないのです。このことからも、まず体を動かすことが重要だということがわかります。(フロー状態はQOL(生活の質)に大きく関係するので、別の機会に細かく取り上げます)

③体験する

お金の使い方には大きく2通りあります。「ものを買う」「体験を買う」の2つです。この2つでより幸せになれるのはどちらかと言うと、圧倒的に体験のほうになります。その理由は、「モノ」の価値は買ったときに一番高く、時間とともに価値が低下していくからです。会計上にも減価償却という仕組みが設けられているのがひとつの例になっています。しかし体験は、記憶の美化のメカニズムによって、時間とともに嫌なことは忘れ、良い事ばかりが思い出として美化されます。つまりモノは右肩下がり、体験は右肩上がりに価値が変わっていくということです。しかしそこで「そうとも限らない」と反論の意見もあると思います。たとえば、「大学の入学祝いに親から1万円の万年筆を買ってもらった、それを10年以上愛用しているが、価値が減るどことか、たとえ100万円もらっても手放したくない」と考える人は多いと思います。確かに「親からもらった万年筆」は時間とともに価値が高まったと言えるでしょう。しかしよく考えてください。これは、親との思い出、仕事や勉強をがんばってきた思い出が、その万年筆に強く結びついているからなのです。つまり体験と結びついているからなのです。この話からもわかるように、やはり時間とともに価値が高まっていくのは「モノ」ではなく「体験」になるので、同じお金を使うのならば、値下がりするとわかっているモノよりも、値上がりする確立が高い、体験に投資する方が良いと言えるでしょう。

おわりに

今回は幸福度を上げる7つの行動の内、前半の3つを紹介しました。「信じる」「体を動かす」「体験する」すべてを取り入れなくてもいいですし、すべてを完璧に取り入れなくても問題ありません。自分が興味をもっと行動で、自分のできる範囲で生活に取り入れてみてください。そうすればすぐに自分の変化に築くことができるでしょう。最後に今回の参考文献を載せます。もっと深く知りたい、自分で勉強したい方はぜひどうぞ。次回は7つの行動の残り、4つの行動についてご紹介させて頂きます。それでは次回をお楽しみに。

 


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幸せになるためにはどうすればいいの?①幸せの3原則

はじめに                                                     

これまでいくつもの「自己啓発本」を読んできても、結局幸せになれていない人は多くいると思います。ではなぜ「幸せになるための方法」を使っても幸せになれないのか?それは幸せになるための方法が間違っているわけではありません。幸せになる具体的な方法の前に、土台となる原則がわかっていないからだったのです。幸せになる方法は世の中には多く存在しますが、その方法を使う前に、これから紹介する幸せになる3つの原則、7つの行動、5つの姿勢を理解し、自分の合ったものを取り入れていくことで、幸せになる方法をより効果的に使っていきましょう。今回のブログでは、まず基本となる幸せになる3つの原則を紹介していきます。

幸せの3原則

①比べない

幸せになるための原則1は「比べない」ことです。人は誰もが人と比べてしまっていますが、それは本当に正しいのでしょうか?下と比べると「こいつと比べればまだましだ」と自分に甘くなり、上と比べると「この人と比べたら自分なんて」と惨めな気分になります。誰かと比べている限り、下には下がいますし、上には上がいます。人と比べるということは、他人を意識していること。自分より他人の生き方を気にしていては幸せになれません。たしかに幸福は、親密な人間関係によってもたらされることも多いので、コミュニケーションツールとしたSNSが広がっています。しかし、SNSは擬似的なコミュニティにすぎないので、そこに属するだけでは幸福にはなれません。逆にSNSに滞在する時間が長いほど、他人と比べてしまう弊害が増えると言えるでしょう。実際にミシガン大学の実験では、フェイスブックを利用すると、主観的幸福度が下がる結果が出ていますし、ヒューストン大学の実験では、フェイスブックの利用増加と鬱との関係を指摘した研究もあります。にんなにではどうしたらいいのか?簡単です。過去の自分と比べてください。過去の自分と比較し、努力を可視化して、自分だけの価値観を作ることが幸せの第一歩になります。

②期待しない

幸せになるための原則2は「期待しない」ことです。人間は他人からの承認欲求があるのは有名な話しです。「成功者だ」「お金持ちだ」など他人からの承認によって幸せになれると思いがちですが、残念なことにその望みはいつまでたっても満たされません。なぜならば、他人に認められたいと行動することは、自分ではなく「相手の望み通りの自分になる」ということだからです。ではどうしたら承認欲求を満たしていけばいいのでしょうか?それは自分で自分を承認することです。「これが自分の特徴だ」とわかっている人は、周りからの承認を必要としていません。そのためには自分の独自性、強みを理解する必要があります。自分にはそんなものない。という人もいると思いますが、それは他人と比べてしまっていませんか?誰かと比べてではなく、独自性は自分自身で作っていくものです。自分の好きなもの、夢中になるもの、何でもいいのです。ポイントは自分の中での強みであることです。そう考えるといくつか思い浮かんでくると思います。

③目標を持たない

幸せになるための原則3は「目標を持たない」ことです。巷に溢れているビジネス書には「目標を達成したイメージを持とう」「将来の目標を大きく持とう」などもっともらいし事が書かれていますが、いつまで経っても成功はおろか、行動さえもできていない人が多いとは思いませんか?それには秘密があります。目標の設定や計画作りを通じて、成功した強いイメージを作ってしまい、それだけで満足してしまいストップしましまっているからです。心理学効果で「モラル・ライセンシング」というものがあり、いいことをしたり考えた分だけ甘くなる、という現象です。例で挙げると、ジムで運動をした後に甘いものを食べてしまうのがまさにこれです。つまり、目標を持ちいいイメージを強く持てば持つほど、モラル・ライセンシングが働き、自分に甘くなり行動しなくなるということです。ですが目標がなければ成長がないのも事実です。ではどうすればいいのか?それは、目標(未来)ではなく行動(現在)に注目することです。現在の行動に注目することで、初めて目標の意味、使い方がわかってきます。未来の目標は、今とるべきベストな行動を決めるためにあるものなのです。常に今を基準にし、今なにをするべきか考えることで、モラル・ライセンシングを止めることが出来るのです。

おわりに

いかがでしたでしょうか?簡単ではありましたが、幸せになる3つの原則を紹介させて頂きました。①比べない②期待しない③目標を持たない、それぞれちょっとした意識の違いで、自分の幸福度は大きく変化させることができます。この基本となる3つの原則を理解していき、次回紹介する7つの行動、5つの姿勢を取り入れていきしょう。最後に今回の参考文献を載せます。もっと深く知りたい、自分で勉強したい方はぜひどうぞ。それでは次回をお楽しみに。

 

参考文献:メンタルサプリ 著者:メンタリストDaiGo


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このブログでやること

このブログでは

 

このブログでは、人口上位3%の読書家である私が、QOL(人生の質)の最大化を目的とした、さまざまな観点から知識の提供・実践した結果、などをメインに掲載していきます。

 

QOLを上げるには?

 

QOLの最大化と言ってもピンと来ない方もいると思いますが、QOLは生活の全て関係しています。簡単な例で挙げるならば「睡眠の質」「人間関係」「健康的な食事」「趣味の充実」「家事の楽にするアイテム」などなど、簡単挙げてもこれだけ出てきます。

これらを向上させる方法やアイテムは世の中に多く存在しますが、それを有効に使えている人はごくわずかです。ではなぜ有効に使えていないのでしょうか?

なぜQOL向上は難しい?

先ほど話したように、QOLを向上させる情報は世の中溢れています。ですがそれを実際の生活に活かせている人はごくわずかです。あなたも「これいい!」と思って、取り入れた事や物が、あまり役に立たなかった経験があると思います。ではなぜそのようなことが多々起こるのか。それは「情報量の肥大化」が原因です。現代では情報が多くなりすぎていて、どれが正しいのか?どう使ったらいいのか?など「正しい物を正しく使う」ことが出来なくなってしまっています。ですがこれはとても難しく、どの情報が正しいのか確かめるには、情報源の精査やそもそも「なぜそれがいいのか」を分析しなくてはなりません。普通の方だとそこまで気を回すことはなかな難しく「なんか評判がいいから」でやってしまっているので、結果的に自分に合わずに無駄になってしまうということが起きてしまうのです。

じゃぁどうすればいいのよ!

はじめにも書かせていただきましたが、このブログではQOLの最大化を目的とした、「知識の提供」「実践の結果」をメインで紹介します。ただのオススメ商品の紹介ではなく、なぜそれが良いのか?自分の生活にはなにが必要なのか?を皆さんが自ら必要なものだけをチョイスできようにしていきます。それでは次回からは、実際の記事を記載していきます。よろしくお願い致します。