【今さらレビュー】ももいろクローバー"行くぜっ、怪盗少女"～前山田健一がももクロをダメにした～
メジャーデビュー作であるこの作品。
ここからももクロの今のブレイクが始まったと言えば、そうなんですが。
ここからももクロはダメになりました。
ダメというかダサくなった。
古参斬りという土台をぶち壊す愚行をした。
ももいろクローバー「行くぜっ!怪盗少女」PV - YouTube
ももクロの昔のモチーフは「和」でした。
ももパン、未来へススメ！では「和」は堅持されてました。
ですが怪盗で一気に崩れました。
「ピュアな女の子たちが幸せを運ぶ」というのはどこに行ってしまったんでしょうか。
スパイスとしてのギャグがメインディッシュになってしまった瞬間でした。
2010年の世界で怪盗ってなんなのでしょうか。
昭和じゃあるまいし。
もともと、ももクロの運営はギャグが好きでした。
怪盗ツアーのタイトル名も「2010 春の最強タッグ決定戦～炎の約28番勝負～」。
プロレスのオマージュです。
歌詞。「レニ カナコ アカリ シオリ アヤカ モモカ」とまさかの自己紹介。
ダサい。
「その名も怪盗ももいろクローバー」
ダサい。
このダサい歌詞は書いたのは誰か。そう前山田健一です。
彼がももクロをダメにした。
未来では「誰かを愛する仁(こころ)」「誰かを愛する礼(こころ)」というフレーズ。
"礼とは他人の気持ちに対する思いやりを目に見える形で表現すること"
新渡戸稲造の武士道に通じます。
解釈を何通りも生む深い歌詞がそこにはありました。
小鼓や尺八を取り入れ和を表現していたサウンドを前山田は一気に薄っぺらい世界にしました。
その後の曲でも和は排除されました。
そして、衣装。
これまでもおしゃれとは言えませんでしたが、今作はもっとダサくなった。
アイドルからモデルに転身する流れの中でももクロが中心になるかもしれなかった。
スターダスト所属ですからね。
ブレイクするためにとにかく運営は古参斬りをしました。
それを楽曲の面からしたのが前山田なのです。
運営と前山田は共犯関係。
コンセプトを持ったアイドル達が企画倒れで終わってい行く中で、ももクロは当初のコンセプトでブレイクするかもしれなかった。
それを自ら壊してしまったのです。
【今さらレビュー】ももいろクローバー"ももいろパンチ"
ももいろクローバーZのZが付く前の平和な時代のアンセム、ももいろパンチ。
略して、ももパン。
ももいろクローバー「ももいろパンチ」MV - YouTube
もう、忘れられていることですが、ももクロは「和」がモチーフでした。
ももパンは、「和」をダサくない方法で表現しています。
そう、ダサくないという点が特筆すべき点。
メロディに小鼓を入れたり、盆踊りのリズムを取り入れたり。
衣装が浴衣っぽい感じでもあり。
この曲のMVを見てて感じることは、ももクロは「持ってる」ということ。
もっとロジックを立てて「このリフが！」とか「転調が！」説明したいですが、この持ってるという言葉に表されます。
他のインディーズアイドルにありがちな悲壮感、疲れている感じがまったく感じられません。
これからなにか、やってくれそうな気がする。
MVの最後に紙吹雪が落ちてきてメンバーが上を見上げているシーンがあります。
これは「これから上を目指す！」という意識の現れです。
ももクロはこのままこの路線で行けばよかったのですが、そうは行きませんでした。
コンセプトをきちんと守った時代の平和なアンセムでした。
では、なにがももクロを変えてしまったのか？
それを次回のブログで明かしましょう。
新ジャンル【今さらレビュー】をスタートさせます
【今さらレビュー】というジャンルをスタートさせます。
発売からもう2年も経っている、世間では埋もれている、だけど名曲。
そんなアイドルソングレビューをスタートさせます。
アイドル戦国時代がスタートする前はどんな曲があったのか？
そんなことにも迫ります。
E-girlsのモテオーラはハンパなかった
E-girlsの強め、というかモテオーラはハンパない。
なんか、いっぱいいる印象
映画自体は脚本のクドカンの小ネタ満載。
ここでは映画の話よりスパイスとなっているE-girlsの話です。
普通、映画のエンドロールというと出演者一覧がぞろぞろ流れてるだけですが、この映画は違う。
エンドロールでいきなりE-girlsが出てくる。
しかも3分くらい踊ってまるでMV。
阿部サダヲとVERBALがRapしてまたE-girlsのダンス。
私は今までE-gilrsを気にもしてませんでしたが、一気にファンになってしまったんです。
なにがいいのかなーと帰路で考えたんですが、その時はわからず。
その週末はラクーアのイベントに向かいました。
握手列に並んだ時に気づきました。
そうだ、強め、モテオーラだ！
うぉぅ。これだ、これだ。
アイドルにはない「男に媚びない」強さだ。
自分を高見せする強めオーラだ。
モテオーラだ・・・
新曲「ごめんなさいのkissng you」は彼氏への謝罪ソング。
浮気を疑った彼氏にkissして謝っちゃおうという内容。
うぉぅ、竹下玲奈みたいだ。
E-girlsはアイドルのレンジで捉えられることもありますが、それは違います。
こんなモテ曲、アイドルには歌えません。
ダンスも歌も一級品だからこその自信から来るモテオーラ。
これはアイドルにはできない。
特に藤井荻花のモテオーラはハンパない。
可愛くなきゃ意味が無い～グラドルを読み解く2つの視点～
グラドルは可愛くなきゃ意味が無い。
胸をブルブルさせてるだけじゃダメなんです。
大盛況のうちに幕を閉じた、星名美津紀「BeachAngels in オアフ島」イベントの興奮もさめやらぬ中、この記事を書いてます。
うわー可愛かったわー。付き合いたいわー。
そんな星名さんは新人ながら大ブレイク中。
なぜか。
それはグラドルに必要な2つのポイントをしっかり持っているからです。
グラドルに必要なものは2つ。
1「商業的にフックする可愛さ」
2「間をうめるスキル」
です。
1は内輪ウケでない"商業的に""売れる"可愛さ。
嫌味のない爽やかさ、です。
南明奈が代表例です。
「当り前じゃん」と思うでしょ？
そうでもないんですよ。ソフマップのイベントレポート見てください。
「えっ・・・」って思いますよw
2、これが難しい。
単にベッドで寝そべっているだけじゃだめ。
写真の間、空間を捉える。見る側をつかまえて離さない。
ここで説明するより星名美津紀DVD、川村ゆきえの写真集を見てください。
どっちが欠けてもだめです。
どっちか欠けかたら単なる一般人です。
1＞＝2の比率がいいです。
グラドルは可愛くなければ意味が無い 、可愛くなければ生きられない。
アイドルが恋愛していいわけ、ないじゃないですか
「今回、フライデーされましたが所属するアイドルグループでは"恋愛禁止"がルールなので厳しい対応が予測されます」
「残念ですね、これからの活躍が期待されてただけに」
残念じゃありません。当然です。
最近、多いですよね、アイドルのスキャンダルが出るたびに、こんな文句。
わざわざ言うまでもないことです。
当り前じゃないですか、アイドルが恋愛禁止なんて。
アイドルが恋愛していいわけないじゃないですか。
宮下アユミの10秒の決断は短すぎた
朝ドラ「あまちゃん」でGMT6の宮下アユミ(山下リオ)がフライデーされるシーンがあります。
そこで宮下アユミは「10秒考えさせてください」といいわずか4秒くらいで脱退を宣言するのでした。
私はこのシーンが印象に残っています。
なぜか。
わずか4秒で彼氏を選んでしまったからでした。
アイドルならもっとファンのことを考えて長時間悩むべきです。
もっと釈明して抵抗すべきです。
アイドルはなぜ恋愛してはいけないか
それは「みんなのもの」だからです。
アイドルは
1自らの理想を重ねるものだから
2ファンにとって、失われた青春を取り戻すものだから
です。
誰か1人の男のものになった時点でアイドルではありません。
ちょっと可愛い一般人です。
特に2は重要です。
ヲタクは一般化しました。リア充でも現場に通う時代です。
ですがヲタクの主流は
青春時代に教室の隅にいた人です。
居場所が無くて馴染めなかったひとです。
そういう人が目の前の理想のアイドルと1対1を実現するものなんです。
アイドルはアイドルになった以上、ファンの価値観に殉じるべきです。
100万人が失恋する
あまちゃん、天野アキのマネージャーの水口琢磨は名言を言っています。
「アイドル1人の男と恋愛すると100万人のファンが失恋するんだ」
まさに、これです。
身勝手によって100万人を泣かせるのです。
