さ、今年初のJRA GⅠレース、フェブラリーステークスです。JRA・NRA一体となったダートレース界の変革元年である2024年、その夜明けで勝ち名乗りを上げつ馬は果たして(馬券も当たったら、嬉しいです!)。
東京11R フェブラリーS(GⅠ)
◎ 03.ミックファイア
○ 13.レッドルゼル
▲ 14.ウィルソンテソーロ
☆ 12.スピーディキック
△ 4,5,7,9,10,11
本命はミックファイア。父は左回りのダートコースで特に力を発揮するエーピーインディ系のシニスターミニスター。曾祖母オールアロングは凱旋門賞1着、ジャパンカップ2着を含む名牝。そこからミスワキ、ブライアンズタイムと日本適性のある父が重ねられて母マリアージュが誕生しましたが、その母も2勝クラス勝ちは東京ダートマイル。
また、大井競馬場(を筆頭に、いくつかの地方競馬場)は昨年砂の入れ替えを行い、中距離戦ではより欧州的な馬力が必要となっていますが、東京大賞典の敗因の一つは、まさにその砂の入れ替えがあったと見るのが妥当(東京ダービーやジャパンダートダービーは、まだ旧砂)。単純な比較をすれば、今なら適性は「東京ダート>大井ダート」でしょうから、この舞台替わりも歓迎。ドゥラエレーデ、オメガギネス、ドンフランキーの出方は気になりますが、矢野Jが変に日和らず、敢然と逃げ・番手競馬をしてくれれば、十分に中央勢を打ち負かせると見ています。
人気馬で信頼を寄せたいのはレッドルゼル、ウィルソンテソーロ。レッドルゼルは高齢でも衰え鈍いロードカナロナ産駒。舞台適性はいまさら言うまでもなく、北村友Jも苦難の時期に手を差し伸べてくれた安田隆厩舎最後のGⅠレースで燃えないはずがありません。仕掛けどころひとつ。ウィルソンテソーロは展開不問。ドンフランキーが前を主張するのは間違いないので、その行きっぷりをどう受け流せるかだけでしょう。
穴で注目はスピーディキック。昨年に引き続きの参戦ですが、その昨年は好スタートを切りながら道中スピードの違いでポジションがズルズル下がり、直線も前を捌けずという不完全燃焼な内容。それでもレモンポップから1.0秒なら善戦と言っていいでしょう。前走東京シンデレラマイルは僅差の勝利でしたが、これも砂の入れ替えが影響してのもの。昨年より道中スンナリついていければ。