ゆうりの日常

イラストレーターであり絵本作家でもあり、シンプリストでもある。ちびキャラ記事、シンプル生活の記事、商品レビュー、イベントレポートを中心に記事を執筆中

【絶賛発売中の絵本】ビターちゃんシリーズの既刊絵本を紹介します

ブログの独自ドメインを辞めたことで、今までスターをしてもらったりブックマークをしてもらっていたものがリセットされました。

 

これは予測していましたけど、それでも私自身が決めたことなので全く気にしていません。

 

せっかくはてなブログの無料ドメインに切り替わったので、改めて現在発売中の絵本についての紹介をしていこうと思います。

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才能と続ける力-プロ絵本作家の成長-

プロ絵本作家としてデビューしたのが2022年8月のこと。

 

そこから現在までで1年8か月が経ちました。

 

ここまで歩いてこれたのはひとえに応援してくれるファンの方たちがあってこそです。

 

本当にありがとうございます。

 

最初は右も左もわからず、絵本の描き方すらままならない私でしたが、少しずつ勉強し、技を覚えていき、表現方法に磨きをかけてくることができました。

 

私の才能は絵を描くことや絵本を描くこと以外に「継続していくこと」なんです。

 

昔から続けることは得意で、何があっても納得するまでやり続ける人でした。

 

それは今も変わっていません。

 

多分この能力はおじいちゃんからもらったものだと思います。

 

私のおじいちゃんは経営者でした。

 

建築関係の中でも内装のドアとかを作る「建具」系の職人でした。

 

母は一般職で、父も一般職。特に何か変わった職業というわけではありませんでした。

 

なので両親の影響は正直そこまで受けていないと思っています。

 

むしろ絵を描く才能はおじいちゃんからもらったと思っていますし、職人気質な性格もおじいちゃん譲り。

 

仕事に取り組む姿勢や働き方、仕事を自分で切り開いていくところも全ておじいちゃんの背中を見て無意識に学んでいたんだと思います。

 

そもそもおじいちゃん子だった私なので、色んなものを受け継いだのは必然だったのかもしれません笑

デビューしてから現在まで

私のデビュー作は「ビターちゃんのふしぎなカフェ」でした。

この作品は文芸社さんに佳作をいただいたことで励みと自信をくれた大事な作品です。

 

この作品でデビューできてよかったと思っています。ありがたいことにここまでたくさんの人に読んでいただき、色んな感想をもらうことができました。

 

この作品がなかったら私は今こうして作家として歩き続けられていなかったので、素直に感謝しています。

 

ビターちゃんが起こしてくれたキセキは、今も変わらずに続いています。

 

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ビターちゃんのふしぎなカフェでデビューしてから立て続けに2作目を出させていただきました。

 

今でこそ読んでくれる人はたくさんいますが、この時は正直メジャーにのし上がれていませんでした。

 

それでも読んでくれる人はいました。

 

変わり始めたのは3作目を出したくらいの頃でした。

ビターちゃんとミルクさんからの変化

ビターちゃんとミルクさんは、ふしぎなカフェシリーズの前日譚、つまりはエピソード0的な扱いです。

この作品を出したあたりから流れが少しずつ変わってきたのを感じていました。

 

ビターちゃんの物語を好きになってくれる方が一気に増えたんです。

 

ビターちゃんの物語に深みを持たせたこの絵本は、ビターちゃんの世界観を一気に広げるような絵本です。

 

絵本というと、どうしても1冊で完結するシリーズのほぼない本っていうイメージが多いと思います。

 

そんな中でビターちゃんシリーズは、漫画のような要素をもった絵本シリーズの展開をしていこうと思って制作に挑んだ絵本でした。

 

それでも絵本なので続き物にしてはいけないというのはある意味でのルールとしてあります。

 

1冊で完結するように制作はしつつ、前作を知っているとより楽しめる要素も少し入れました。

 

それが良かったのか結果はとてもいいものでした。

 

読んでくれる人も増え、この作品があるからこそ1作目から順番に読みたいと言ってくれる人もいました。

 

この作品を手にとらないまでもこの作品があるから前作を手にとろうという人が増えたことで、この作品を出す意味は確実にあったと思えました。

 

この作品が呼んでくれた新しい出会いには感謝しかありません。

 

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この作品の後、再びふしぎなカフェシリーズの新作を1冊出しました。

 

それが「ビターちゃんのふしぎなカフェ大事なそんざい」です。

 

この作品はビターちゃんとミルクさんを出した後に出した作品ですが、ビターちゃんとミルクさんの物語があるからこそ活きてくるテーマだと思いました。

 

そして絵本の内容は「親子愛」なので、絵本にはぴったりな題材だと思いました。

 

テーマは親子愛ですが、友だちや恋人に置き換えて読んでもいいようにしました。そして、あえて今までのふしぎなカフェシリーズとは少し終わり方を変えてみた作品でもあります。

 

オチの根本的はものは変わっていませんが、その出来上がったテンプレートの中でどう変えていくかを悩んだ結果で出てきた答えをこの絵本に入れてみました。

 

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ふしぎなカフェシリーズは、揃えてもいいものになっていますし、今の自分に合ったものを選んでもいいと思って作っているので、この作品単体がヒットするということはないのかもしれません。

 

でも色んなテーマの絵本があることで相乗効果で他の作品をチェックしてもらうこともできるので、新しい読者の方を読んできてくれたら嬉しいですね。

 

実際この作品だけを手にとってくれたかもいると思います。

 

それだけで嬉しいです。

絵本業界への挑戦としてのビターちゃん新シリーズ「4ページ絵本」

ビターちゃんシリーズを展開していくうえでとあるシリーズが動いていたのを覚えていますか?

 

そうです「4ぺージ絵本」シリーズです。

 

このシリーズは4ページで物語が終わるショートショート絵本で、サクッと読めて少し不思議な作品たちです。

 

過去30作品近く作り、定期的にこのブログにアップしていましたが、それを1冊にまとめて読みたいという要望があり、5作品をリメイク制作しました。

 

リメイクしたものは5話だけは私のthreadsで公開しました。

 

5話の内threadsでまとめて公開した3話分はこちら。現在はThreadsがメインSNSとなっています。

↓↓↓

www.threads.net

そして、1作を絵本限定で新しく作り1冊にまとめたものを今年発売しました。

 

それが「4ページ絵本ビターちゃんのにちじょう」です。

 

この絵本は全部で6話のお話が1冊にまとまった小説で言えば「短編集」です。

 

絵本ではなかなか見ることのないような作りになっていて、絵本なのにもくじがあります笑

 

そしてたった4枚で終わる物語が6話入っています。

 

4ページ絵本ビターちゃんのにちじょうはこちらをチェックしてね!

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絵本で短編集を作るっていうのは私が知る限り初めてです。そしてこれが絵本業界へのある意味での私の挑戦です!

 

「こんな絵本見たことない」が新しい波を起こしてくれたら嬉しいですね。

あえて物語を公開した理由

あえて物語の内容を公開したのには理由があります。

 

一つは、絵本はネタバレがあってからが勝負だと思ったからです。

 

はらぺこあおむしや100万回生きたねこなど、物語の結末を知っているような絵本はたくさんありますよね。

 

それでもずっと本屋さんに並んでいて、たくさんの人が手にとるのはなぜだろうと考えました。

 

そしたら一つの答えが出てきました。

 

それは「安心感」だと。

 

絵本の基本的な読者は子どもです。大人が読む絵本もありますが、基本的には子どもが読むものですよね。

 

ですが、それを買うのは大人です。

 

大人は子どもの教育上いいものか悪いものかを判断して買わないといけないので絵本を買うことに対して非常に慎重です。

 

そんな中で内容をよく知らない絵本と内容は知っていて安心できる絵本だったらどっちを買うだろうと思ったら、後者だと考えました。

 

だからロングセラーの絵本がずっと買われていくわけです。

 

ということは、絵本はネタバレされてからが勝負なんです。

 

だとしたらあえてネタを公開して買ってからのお楽しみなんてしないで公開してしまい、その上でこれは読みたいな、手にとってもいい絵本だなって思ってもらえら買ってもらえるようにしました。

 

すると、5話分を公開したおかげか手にとってくれる人が確かにいました。

 

「これは欲しい!」と思ってもらえたんです。

 

これってすごいことだなって思うんですよね。だって普通はネタがわかっていたらもう買わなくてもいいやって思われてしまうはずですよね。

 

でも違ったんです。

 

絵本ってすごいなって思いました。

 

作者からしたらすごくリスキーです。無料で読んでもらえたのはいいものの、それで売り上げを減らしてしまうんじゃないかと思ってしまうからです。

 

それが結果的に売り上げに繋がったんですからわからないものです。

闘いながら挑戦した1年8か月

色んな挑戦や絵本業界への戦いを挑んできたプロ作家への道ですが、まだまだ道半ばです。

 

もっと挑戦したい攻めた作品を出していきたいですし、それによってどういう変わり方をするのかがワクワクしています。

 

私自身がある意味ではまだまだメジャーではないので、それを武器にしてどんどん発表していきたいと思っています。

 

そして、ビターちゃんの世界観をより一層広げて愛されるキャラクターになってもらえるように精進していきたいと思います。

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

 

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当ブログについて

2017年からブログをスタートさせ、そこから早6年経ちました。

 

もうすぐ7周年になります。

 

ブログの方向性として「絵本作家」軸に切り替えてきましたが、それは今のところ継続します。

 

が、ブログの独自ドメインは一旦停止することにしました。

 

理由はいくつかあるのでそこを今回は書こうと思います。

【独自ドメインを停止した理由1】ブログ運営をほとんどしなくなった

このブログを運営してきてから1ヶ月記事を更新しないっていうことは今までにはありませんでした。

 

ですが今年6月、ついに1記事もアップしなくなりました。

 

書くことがないわけではないのですが、絵本製作に集中していたということもありブログ自体に時間を割くことが難しくなっているというのがあります。

 

やりことが明確で、一本の柱を安定させていかないといけない時期でもあるので絵本作家業界で成功をしたいんです。

 

今少しずつ上向きになってきて、印税収入も少なからず入ってきています。

 

認知が増えていったり、作品に対しての感想をもらうことも増えたので成功し始めています。

 

そんな中で、いい作品を作ろうと思ったら今取り組んでいる作品に集中していく必要があります。

 

YouTubeを始めるっていうのも手ではあるし、それが認知を上げるのには良いのかもしれないのはわかっていますが、YouTubeも人が増えすぎていてなかなかなレッドオーシャン。

 

そこに飛び込むのはそれはそれで至難の業です。

 

ブログに関しては長く継続してきたという実績があるのでそこを武器にやってきました。

 

でももう今は無理かもしれません。

 

そう考えたら独自ドメインで運営していくのは無理です。

 

そういう理由から独自ドメインは外しました。

 

私の最新絵本はこちら。

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【独自ドメインを停止した理由2】維持費用が大変

独自ドメインの維持費用が上がるというメールがここ最近届きました。

 

ドメインの維持は、どうしても独自ドメイン費用とサーバー代がかかります。

 

わりとバカにならないんですよね。

 

そこにさらにはてなブログのPro用の費用もあるので、維持するっていうのは個人だと大変です。

 

過去の私は会社員だったので費用を毎月ねん出することはできましたが、今はフリーランス。

 

さらに言えば広告収入は毎月ではなくなり数か月に1回に減りました。

 

その状況で運営を続けるのは大変です。

 

なので辞めた、というわけです。

【独自ドメインを停止した理由3】アクセスの激減

ここ最近、Googleアップデートの影響もあってかアクセスが以前に比べて激減しました。

 

独自ドメインを停止した関係で今はこのブログのアクセス数は0ですが(当たり前)、停止していなくても以前は1.2万PVとかあったわけですが、現在は月5000PVもいけばいいレベルです。

 

そこまで落ち込んでいる状態なのに上にも書いたように維持費用だけはずっと続いていくわけです。

 

それだと無理ですよね。

 

なので、ブログは継続したとしても独自ドメインを使用した運用はもう無理です。

今後はどうする?

今後に関してですが、ブログの更新頻度は完全に不定期になります。

 

それはやはり絵本作家という職業をメインにしていきたいからです。

 

そこに合わせて別サービスを利用しての「公式サイトの運営」を行っています。

 

公式サイトで作品の発表や更新を行っているので、こちらが活動のメインになると思います。

 

絵を見たいという方は、是非公式サイトの方に遊びに来てください。

 

こちらの活動の方が今のメインフィールドになります。

xfolio.jp

こちらの更新の方が今は多く、フォローもできるのでよければどうぞ。

 

当ブログに関しては、もしかしたら完全停止してしまう可能性もあります。

 

ブログへのモチベーションが今はなく、更新したいと思えるような状態ではないので、幕引きを考えているのが正直なところです。

 

私の優先順位がブログから絵本作家に切り替わりましたし、自分の絵本が映画になる自信しかないので、そこに向かっていきたいのが現状です。

 

よろしくお願いします。

 

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羊毛フェルトで作ったビターちゃんが絵本製作においての相棒になってくれた

去年の12月の末。

 

クリスマスの一週間前くらいにお店に行って羊毛フェルトの道具を一式買いました。

 

前々から興味があった羊毛フェルトですが、はじめても挫折するかもしれないと思って手を出さずにいました。

 

それに、私は立体物を作るのがとにかく苦手でした。

 

それでもやっぱり気になって道具を買って作りはじめたんです。

 

ずぶの素人なので最初は簡単な動物とかから作って慣れればいいものを、私はそれには目もくれず、自分の絵本のキャラクターであるビターちゃんを真っ先に作りはじめました。

 

2~2.5頭身くらいのキャラクターなのでそこまで難しくないと思って始めたんですけど、これが思った以上に苦戦し、なんどもYouTubeを観たりしながら作り方を勉強してました。

 

そしてなんとかクリスマス前には完成させることができました。

 

それからは私の家に大事に飾っていて、時には外に一緒にお出かけすることもありました。

 

今や絵本製作には必要不可欠な存在になっています。

 

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羊毛フェルトビターちゃんが絵の素材になる

それまでは、手元にあるフィギュアで描きたい角度の時にはどういう風に見えるのかをずっと考えながら写真を撮っていました。

 

でも羊毛フェルトのビターちゃんができてからは、これを素材にして角度を研究したりすることができるようになりました。

 

実際にそのシルエットのキャラクターがそこに立った時、どう見えるのかっていうのを視覚的に確認できるようになったので、イメージがしやすくなったんです。

 

実は羊毛フェルトのビターちゃんのサイズは人間と比較した時の身長の設定とほぼ同じにしたので、作者である私自身も「なるほどなぁ」って思っています笑

 

おかげで私の頭の中にだけいたビターちゃんという大事なキャラクターが、その世界にに出てきてくれました。

 

羊毛フェルトでビターちゃんを作ってよかったです。

実際に羊毛フェルトビターちゃんを使ってできた挿絵

実際に羊毛フェルトのビターちゃんを使って素材を撮影し、それを基に描いた次回作の挿絵があります。

 

まずは撮影した写真です。

この写真が。。。

f:id:redberry072169:20230517005120j:image

こうなります!!

f:id:redberry072169:20230517005153j:image

さすがにポーズを付けることまではできないわけですが、それは私が頭の中でイメージするものがあるのでそこは問題ありません。

 

要は、描きたい構図の時物体がどう見えているのかがわかればいいわけです。

 

羊毛フェルトのビターちゃんがいてくれることでビターちゃんがどう見えるのかもわかりやすいので重宝します。

 

こうやって頭で想像が補てんできない時には羊毛フェルトビターちゃんがお手伝いをしてくれるんです。

 

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ふしぎなカフェシリーズの最新作を絶賛制作中

次回作は、ふしぎなカフェシリーズの最新作です。

 

ビターちゃんシリーズに関してはふしぎなカフェシリーズのシリーズ展開がメインになるので次回作はこっちに戻ってきます。

 

今作は制作は去年していたのですが、ビターちゃんとミルクさんの制作をするためにある程度のところで仮完成とさせていました。

 

それがビターちゃんとミルクさんの制作が終わったので、ちゃんととりかかった、というわけです。

 

今年の発売を目指して修正と練り直しを繰り返しているので楽しみに待っててくださいね。

 

それまでは既刊作品を楽しんでくれると嬉しいです!

 

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絵本作家の描く絵は「イラスト」ではない、という話

日本は、絵のことを「イラスト」と呼ぶ文化?があります。

 

それ自体は何も問題がないし、その方が馴染みが良かったりラフに感じるので良い場合もあります。

 

敷居の低さもあるので、気軽に絵を楽しむことができますよね。

 

とはいえ、挿絵画家の描く絵すらもイラストと言ってしまうのは少々横暴と感じてしまいます。

絵本作家の絵はイラストではないと言いたい

イラストレーターの方の描く絵は明確に「イラスト」と言っても問題ないでしょう。

 

そもそもそれが正確な良い方だと思いますしね。

 

が、絵本作家の描く絵は「イラスト」とは違います。

 

挿絵画家という言葉があるように絵本作家の絵は絵画とイラストの中間的な位置づけという感覚です。

 

イラストレーターの絵の見せ方と、絵本作家の絵の見せ方には大きな違いがあります。

 

イラストレーターの絵の見せ方は、ソーシャルゲームやカードゲームに代表されるように美麗なものであったり、コンセプトにあったものが求められます。

 

そして技量も高いレベルで求められるので、よりリアルな描画が求められることが多数です。

 

その上でキャラクターのある程度のデフォルメが要求されるので、一枚のイラストとして完結しています。

 

対して絵本作家に求められるのは場面にあった最適化されたわかりやすい絵です。

 

イラストのような派手なものは求められず、どちらかというと「絵らしい絵」です。

 

リアルさよりも絵としての見やすさ。

 

絵を描くうえでの高い技量は求められませんが、その代わりデフォルメが要求されるので物体の本質的な部分が理解できていないと描けない絵が必要になります。

 

イラストと絵画の中間なのはそこだと思っています。

 

ある意味では画家なのです。

私の描く絵はイラストとは言ってない

私はイラストレーターはほぼ廃業しました。

 

それはイラストレーターが私には合っていないことが理解できてしまったからです。

 

絵本的な高いレベルでの絵は描けますが、イラストレーター的な高いレベルでの絵は私は苦手です。ですが、それを求められることが多いのがイラストレーター。

 

私には性に合わないと理解したので、身を引きました。とはいえ依頼があったら描きます。

 

それは画家も同じなので、私はイラスト的なものを求められたらやりませんが、画家として必要とされるなら引き受ける姿勢は今でも持っているからです。

 

私のやりたいことは絵本を描くことですが、本の挿絵を描くこと自体は私自身が目標にしていたジャンルではあるので、そこに近づくために必要だと思ったら引き受けるようにしているからです。

 

ですが、あくまで私の描く絵はイラストではないと思って仕事をしています。

 

なのでイラストと言われると「まだまだ技量が足りないんだな」って思うようにしています。

 

いつかイラストと言われず「一枚の絵」「アート」として認識してもらえるように努力を続けたいと思います。

 

そんな私の最新絵本はこちらをクリックしてみてください。

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キャンバスアートへの挑戦と兼用画家としての自分

最近、キャンバスアートを描くことも絵本製作と合わせてやっています。

 

絵自体はデジタルですが、それを麻布のキャンバスに印刷する手法で作品にしているんです。

 

私の絵はデジタル的なものよりもアナログ的な側面の方が強いので、布に印刷するのは相性が良いと思っています。

 

全てをアナログで行うのも考えるのですが、長い間デジタルで制作を行っていたのと、仕事をする上ではデジタルの方が都合がいいのでそのままの環境での制作にしました。

 

一点ものとしての価値をどう見出すのかはまだ模索段階ですが、現状は描いた絵をキャンバスに印刷して、原画に関してはTwitterIDを絵自体に不透明度を下げた状態で記入してSNSに公開しています。

 

IDは消されてしまう可能性が大いにありますが、SNSへの投稿は今の時代必須になってくるのでこの方法で対処しています。

 

キャンバス印刷の際にはIDは非表示にした状態で行っているので、印刷した絵自体は一点もの扱いになっています。

 

また人にプレゼントする絵に関してはそもそもSNS公開前にキャンバス印刷して、印刷された絵をSNSに公開するようにしています。

 

こうすることで原画を盗られることは避けられます。

 

今はこの方法が最善と思っています。

 

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