就活575

就活、キャリアに関して妹や後輩に聞かれたことに対して正直に答えてきたことを心の川柳として物します。

その理念 実は社員も わかってない










だから必殺技みたいなタイミングで出すのはやめてね(大マジ)











企業理念ってなーんだ

百科事典によるとこんな感じらしいです(何を隠そう私もよくわかってないです)。



kotobank.jp




要は、われわれは何のためにこの会社にいて、何をしていくのか、ということですね。



こんなこというといろんな人に怒られそうですが、同じことを言っているのに難しい言葉でこねくりまわされてる感があります。



結局は自分たちのビジネスで社会を豊かにしていくぜ、ってことです。日本の社会をぶっ壊すビジネスをします、なんて書くところはないですよね(既存概念の破壊とかはまああるかもしれませんが)。


企業にとっての大大大前提を確認しているわけです。



企業理念は大体が創業時のもの

また大企業であればあるほど、その歴史は深いはずです。
私たちが生まれる前どころか、100年以上続いている企業もあるでしょう。



その時代に生まれた"理念"を本当に理解できて、そのうえでの共感であれば素晴らしいと思いますが、大半はいうことねえんだなコイツと思われるだけです。
思われるだけですというか、私はそう評価しています。大体そこ突っ込むと何も言えなくなる学生さんばかりですからね。



また、この理由を鑑みると、共感しています、というのは失礼にもなると思いませんか?
企業の歴史とともに深さと厚みを伴いながら社員が背負ってきた"理念"を、社会人経験もない学生にご機嫌伺いのような形で軽々しく"分かりますぅー"なんて言ってほしくないわけです。たとえそれが面接であっても。


共感・・・?


ということは、企業理念に共感という言葉は就職活動戦線において使い古されている戦術であるとかなんとかいうよりも社会の中の組織として当たり前の話なわけです。わざわざ主張するべきことでもない。
共感できないあなたは耳障りのいい言葉が嫌いなひねくれ者でしょう。



あなたは異性に告白するとき、あらためて"あなたの顔と体型が好きだから"なんていいますか?
とりあえずフラれて来いあほたれ。
それは付き合ってからのピロートークにとっとけ*1


社員もわかってない可能性が高い


分かってないというか、そこまで感動はしていないはずです。
なぜなら、何年もその言葉を目にし耳にし口にしていれば、自然と"要はこういうことだろ"という言葉の抽象化が自然とできているはずだからです。


愛の言葉でいちいち感動していた学生時代を乗り越えた20代後半-30代前半くらいの女性だとでも喩えられるでしょうか。
彼女たちが欲するのは確実に自分をもらってくれる安全パイの誠実な同級生*2か、少し無理目でも周りに自慢できるハイスペックな年上男*3なのです。
甘い言葉をささやくだけのかっこいい男*4は昔の思い出にしまっていて、今は興味がないのです。


つまり、"企業理念"という言葉は、学生にとっては大きいビジョンで将来を見据えたとてもかっこいい言葉のように見えても、採用する社会人からすればそれは普通の言葉なのであまり響くことはありません。

とりあえず最終面接までは言わないほうがいい


また、どちらかというと社員向けではなく株主やマスコミなどの外部のステークホルダーに向けたメッセージであることが多い(と思われる)ため、特に若い社員は細かいところまで覚えていることが稀だと思います。


キラキラした目で企業理念への思いを熱く語ったとしても、面接の最初で出てくる若手社員は"あー、そ、そうなんだ(そういやそんなのあったな・・・)"となるだけです。



採用フローにおいてはどこで落ちても一緒ですが


cr575.hateblo.jp



最初で落ちたら話になりませんよね。


逸る気持ちは抑えて、ぐっとこらえましょう。


いうなら間違えるな


いうならいうで構いませんが、間違えるのだけはやめてください。いたたまれない。


この間違いには2種類あります。


1. 企業理念とコーポレートメッセージを間違えてる

あなたがある企業をイメージした時に出てくる言葉は大体"コーポレートメッセージ"です。


コーポレートメッセージ自体は、結局は理念から生み出されている場合が多いと思いますのでいいんですが、それを面接の際に引き合いにどうもお客さん気分が抜けてない学生さんが多いように見受けられます。勝手な印象かもしれませんが。


そんな印象があるものですから、"御社の企業理念に共感して・・・"なんていう学生さんに、具体的にどの部分に共感したのか聞くと結構な確率でコーポレートメッセージが返ってくると、面接官としてはそのあとの話が筋が通っていたとしても素直に評価しにくいと思います。私はそうです。



2. 別の企業のやつを言っちゃう

最悪です。

挽回はむずかしいでしょう。



いずれにせよ、緊張は言い訳にもなりません。
気を付けてください。


温度差があることを早めに感じ取ろう

あなたが喜々として話したいことは、多くの場合面接官にとって興味がない内容です。
あなたがする話はおそらく使い古されているし、陳腐だし、大した感動もありません。



これは社会人と学生では物事に対する考え方が変わってきて温度差が生まれてくるのが大きな要因だと考えています。



みんなそんなもんだから落ち込んでんなよ、ってことです。


とりあえず、企業理念を就職活動を攻略するうえでの戦術に組み込むのはお勧めしません。

*1:入社してからの飲み会まで黙っとけ、とも言えますね

*2:採用ではボリューム層の学部生

*3:採用では専門知識を持つ院生とかかな

*4:浅い言葉を並べ立てて志望理由にしちゃうような学生のこと

不合格 どこで落ちても 不合格









最終選考まで進んでも、何の自慢にもならんからな











不合格は不合格


どこで落ちても一緒です。
日本における就職活動の一般的なプロセスとしては、

書類

1-3次面接(もっと多いところも)

最終面接


となるところが多いかと思います。


もう一回言いますが、どこで落ちても一緒です。


その企業に内定するチャンスは今年はもうないです(ボスキャリ等利用すればその限りではありませんが、、、)。




たとえ最終面接まで残っていても他をおろそかにしない


志望していた企業の最終面接までこぎつけた。
このチャンスは逃せない。
明日の志望企業ために今日は滑り止め企業の面接をキャンセルしよう。




バカヤロー!!(((((;`Д´)≡⊃)`Д)、;'.・




浮かれてる場合か。
信じられないことなんですが、これを平然とやっている学生さんの多いこと多いこと。


最終面接だろうがなんだろうが、落ちたら終わりだぞ。
他をおろそかにせず、リスクを最小限にしろ。


最終面接といったって、倍率は4-5倍程度のところだってあります。
まだ全く油断はできないということです。
浮かれてんじゃねーぞ。



惜しかったわけじゃない


企業側もいろんなひとを採りたいと思っていますから、とりあえず"上げておこう"という判断が結構あります。
あくまで"とりあえず"ですからね。
及第点だったというより、判断を上にゆだねているだけです。


ステップをクリアして、"自分は社会に評価されうる人材なのかも"と思うのは自由ですが、それに胡坐をかくことだけはしないように。


間違っても"惜しかったわけ"ではないです。
受かるか受からないかの世界に、惜しかったはないのです。




もう少しで受かりそうだったからなんなんだ?
そこにしがみついている暇はないぞ。



一回ダメでも呼び出されることはある


しかしながら、一部の超人気企業を除き、内定者がいなくなった/数が足りなくなったため次点で評価の高かった候補者を落としておきながら呼び出す企業はわりとあります。



賛否両論あるかと思いますが、私は基本的にこの敗者復活には応じるべきではないと思っています。
理由は以下です。


・その企業にしかない仕事はない


あっても新卒時点での新入社員さんには関係ないです。
基本的に今の時代の労働力は"替えが利く"ことが前提です。よくオンリーワンになりたいという学生さんがいますが、管理する側からすると、その人がいなくなっただけで回らなくなるような仕事の仕方は正直言って評価しにくいのです。


ということは、大体の仕事は似たり寄ったりということです。少なくとも会社員であるうちは。


たとえば一般消費財メーカー志望の学生さんに多いんですが、その商品が好きだから、という理由で企業名に固執する方がいます。
その商品が"なくなったら"どうするんだろう、と面接官に思われることは必至ですのでうまくかわしてくださいね。



・往々にして人事が悪い


新卒一括採用するくらいに体力のある会社は、基本的に人事は抜けそうな学生をカウントしておいて、余分に内定を出すことが多いです。


一回落とした学生を呼び出すほど困窮するということは、人事がそれを予測しきれていなかったということです。


そんな会社に行きたいですか?




・プライドがあるなら断っとけ

恋愛でいえばあなたは"キープくん"だったわけです*1


キープくん - Wikipedia



そんな企業やめとけやめとけ。



その時間を無駄にするな


最終面接までに、結構な時間をその企業に費やしてきたと思います。
受からなくても、その試験や面接の間に、自分が就職活動を乗り越えていくうえで足りなかったものを自覚し、克服しましょう。


その時間が無駄になるかどうかはあなた次第。
うずくまって泣いてる暇があったら走れ!!




追伸 就職浪人の是非について


あんまりお勧めしません。
成功者も失敗者も知ってますが、成功者の割合は圧倒的に低いです。


また、成功者の人は"惜しかった"というより、全然だめだったから努力した人が多いです。
"俺は惜しかった"という人はそこに胡坐をかかないできちんと何らかの活動をする前提であればいいのではないでしょうか。
もしかしたらもっと自分に向いた業界が見つかるかも。



しかし決して推奨はしません。自己責任でお願いします。

*1:wikipediaにキープくんのページすらあって、懐の広さに感動した。

本気なら 受かってたという 思い込み






中二病*1はいい加減卒業しとけ、ばかやろう













まあ今のは・・・本気じゃなかったけどね・・・(地獄のミ○ワ感)


いますよね。
"あーお前あそこ通ったの? いや、俺はダメだったけどいいや別に。行きたくなかったし"
とか言ってるやつ。




馬鹿なの?


"本気なら"とか言ってる場合か。
今さら自分のチンケなプライド守ってる場合か。
その間にもライバルは攻めに行ってるんだぞ。


自分で思うのは勝手だが、周囲にそれを言うな。
自分が思っている以上に痛々しいぞ、今。
企業を異性に置き換えてみましょう。"振られちゃったけど、いいの別に。そんなに好きじゃなかったし"とか言ってる人いませんか?



痛すぎて見てらんない。




自分への今の評価をしっかり受け止めろ


自分と同じ環境にいた友人が面接に通り、自分は落ちてしまった・・・ショックなのは理解できます。
例に出した恋愛ならまあいいでしょう。

が、就職活動において今あなたがするべきはおどけてそれをネタにすることじゃないはずです。
あなたがそんなことにいそしんでいる間に、友人や周囲の人、もといライバルたちはあなたよりも多くの経験を積んでいるのです。


就職活動において、何よりも重宝すべきはフィードバックです。
こちらにも書いた通り、採点基準が人それぞれ異なります。満点が違う可能性だってあるのです。

cr575.hateblo.jp


学生の"人気者"は社会では"はみ出し者"になることもあります。

今までとは評価の軸が違う環境に身を置くのですから、今の自分がそのまま社会に出ていいのか、どこが悪く見えてどう評価されているのかをしっかりと把握しなくてはなりません。


できる人、どこからでも内定をもらえる人は、どこからでもフィードバックを読み取ります。
例えば話をしている最中の面接官の表情、話の切り上げ方、書類は見ているかどうか、点数をつけるためのペンが動いているのか等。
その場で話の内容を少し変更するなんてことは朝飯前です。


しかし、これはすべての人にできるわけではありません。
たいていの人は面接を潜り抜けるだけで精一杯でしょう。




だから努力しろっつってんだろ。
お前らの競争相手はそういうやつらだぞ。




基準を自分の中に持て


ではフィードバックを読み取れない人はどうしましょうか。
私は、就職活動にあたってはまずインターンに行ってこいと伝えています。
理由は1つです。これしかないです。




・自分が評価される機会を増やせるから。




面接に通らない、内定がもらえない、と言っている学生さんはたいてい準備が遅いです。
準備を始めてからずっとやれとは言わないので、とりあえず学部3年/修士1年/博士2年の夏はどっかしらインターンに行ってきてください。


そこでいろいろな"差"を感じるでしょう。


同じ面接に参加した学生との考え方のレベルの差、しゃべり方の差、やってきたことの差。
いざ本番に進んだら、さらに優秀なやつらが集まってくる。みんな"何か"を持っている。
人事に呼ばれる人も出てくる中、自分は呼ばれない。
内定が出たやつがいるらしい。自分は?





そうだ、自信を失くせ。
周囲との差に絶望しろ。
それが今のお前の"評価"だ。





・・・といったことを繰り返すうちに、自分がやったことの何がまずかったか、何がよかったのかが見えてくるわけです。
自分の中に基準を持つことで、"これが評価されないなら縁がなかった"と気持ちを切り替えられるようになりましょう。
落ちた企業に縋っても振り向いてくれません。どころか、縋れば縋るほどほかの企業が逃げていきます。
(イメージしにくい人は、先ほどと同様に企業を異性に置き換えましょう)




机上の自己分析より、インターンのほうが100倍マシです。




自己分析も重要なんですけどね。
インターンの方も、行け行けだけではしょうがないので、突破法をあとで書きます。



自分の気持ちを否定するな


最終的に、自分の中に基準ができたあとの思いは、おそらくあなたの本心に近いものでしょう。*2


それは、たぶん冗談でも否定したくなるものではないはずです。
腹の中で泣いて、顔は笑えと昔から言いますが、それは不健康だと私は思います。




泣きたかったら泣いておけ。
自分で自分を笑うことほど愚かしいことはない。




新卒で間に合わなくても、中途で入るという選択肢もあります。
その時には間に合うように、牙を磨いておくのです。






そのためにも、今、真剣にやらんでどうする。
おどけてる暇なんかないぞ。







ここまで読んでも中二病が抜けないあなたには、この575を送って今日は締めます。





本気でも いけない分際 思い知れ

*1:参考url:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E4%BA%8C%E7%97%85

*2:きちんと評価にさらされて自分の軸を固められた時ですよ。憧れやなんとなくは、ここではあてはまりません。悪しからず

色眼鏡 人事だって 人間です



お前さん、人事の人が機械かなんかだと思ってない?








学歴フィルターなんて生ぬるい

一番怖いのは学歴バイアスだよ、という話。


こんな話があります。


日本人は英文メールでスペルをミスしてはいけない。
その時点で、本当はどれだけ英語ができようが"あいつは英語ができない"というレッテルが貼られる。


まあこれは極端な話で、しかも相手がいわゆる白人でアジアの人を格下に思っている場合とか、いろんな条件が重なった時だとは思うんですが、割とよく聞く話です。


この根底にあるのは、"日本人は英語ができない"というバイアスです。
バイアスとは、もともと統計でいう"データの偏り"のことを言ったらしいんですが、転じて偏見や先入観という意味を持ちます。


いわゆる高学歴以外の学生さんの就職活動がきついのはフィルターではなく、このバイアスにあると思います。


些細なミスが致命的になるからです。


同じミスでも印象が違う


簡単な問題から見てみましょうか。




女性が、お皿を割ってしまいました。あなたは、それを見てどう思いますか?





・・・イメージできましたか?





このときに、判断の基準になるのはお皿を割ったという事実ではなく、"誰が"割ったかに集約されると思います。

女の子がたとえば

1. お手伝いを頑張ろうとした幼稚園生4歳

2. 親に反抗している金髪JK16歳

3. 旦那に浮気を隠されていたことに驚く人妻31歳

4. 少し注意力が低下してきたことを自覚するお母さん57歳

でそれぞれ印象がまったく異なるでしょう。

また、対処の仕方もまったく異なります。

同じことは就職活動でも言えます。





目の前の就活生が、まったく同じミスをしても、それがマイナス評価につながるとは限りません。
バイアスによっては、プラス評価につながることもあるんです。


 



バイアスは誰にでも適用される


印象で判断するときとは、どういうときでしょうか。


相手の情報が少ないときです。


就職活動においては、ほとんどの場合面接官とは初対面のはずです。
日本の企業における面接は長くても30分、だいたい15分程度で終わります。
その中で学生の本質を見極めることなどできるわけもなく、素早く判断するために"バイアス"に頼るわけです。

これがいいか悪いかは今議論することではないので傍においておきます。*1



したがって、このバイアスはすべての就活生に適用されます。



高学歴はミスしても"まあしょうがないか"となる可能性が高い。緊張しているのかな、とかで済まされます。
しかし、そうでない人のミスは"やっぱりダメなんだな"となってしまうわけです。やっぱりがつきます。


ここでも大きな差が出ます。


正直言って、高学歴でない人たちはこちらの方を心配するべきでしょう。

なぜなら、フィルターはデジタルですが、バイアスはアナログだからです。

"0か100か"のフィルターとは異なり、"0から100"のバイアスは、その裁量が面接官に依存します。

バイアスは要は"偏見"なので、どの程度引っかかるかも面接官の気分次第です。

それでも自分が正しいと思えるスタイルを貫ける人はまだいいですが、それに振り回されてどこからも内定が出ない、という学生さんはよく見かけます。



面接はテストじゃない。
みんな採点基準が一緒なわけないだろ。



逆手に取れ


人とのコミュニケーションにあたって、印象は必ずついてまわります。


会社員はその企業の名前も背負うわけですから、人事としてはなるべくいい印象の人を取りたいわけです。



じゃあ逆手にとりましょう。



たとえばですが、



高学歴でない人が、高学歴の人よりもテストの成績がよくて、面接の応対もよく、その他マナー等もしっかりしていたらどうでしょう。


評価は爆上げです。
誰もが欲しがります。
(実際はそこまで努力できる人がいないから学歴差別とか言われるわけですが)



恋愛でもよく言われますが、ギャップがある人は印象を強めることができます。



高学歴の人は、うまく立ち回ろうとせず、あえて隙を見せるのも策略になります。

が、そうでない人は完璧にしないと減点が他の人よりも大幅にされるため撃沈します。反対に、完璧にすれば満点ボーナスがもらえるわけです。

逆手に取れ、とは言いましたが、正直難しいと思います。綱渡りみたいなもんです。落ちたらそれまでですが、渡りきれば賞賛されます。



綱渡りしてでも、と思えない奴はやめとけ。
社会人になっても、その綱はずっと続いてるぞ。



別個のケースはまたいずれ、別の記事で解説します。

*1:これに問題意識を感じ、面接に進むにはインターン参加を義務付けるような企業も出てきました。

就活で 逆転できると 思うなよ

あなたは入社してからも、40年間努力し続けられますか?








よく"逆転するメソッド"なるものが就活を始めると見受けられるようになると思います。
"低学歴でも大企業に入れる"だの、"高学歴でも大したことない奴を蹴落とせ"なんて、センセーショナルなキャッチフレーズで就活生を煽っていますね。


私自身もよくそういった相談を受けますが、結論からいうと逆転はできますがあなたの想像する形ではたぶん不可能です。
無名大学から総合商社に行く、みたいなことはまあ無理でしょう。




どちらも事実


・低学歴でも大企業に入れる

・高学歴でも大したことない奴はいる



どちらも事実です。
しかし、これは日本の教育制度や雇用制度の問題でもあると思うのですが大学にせよ企業にせよ"入れさえすればなんとかなる"という思考の方は少なくないと思います。
ですので、上記のようなメソッドが流行るのだと思います。

では、大学と企業、同列で考えていいのでしょうか。
当然よくないです。



少なくとも、社会に出たらずっと競争です。
立ち止まることは許されません。




どうして入社した後のこと考えないの?


入社後のことをあまり調べないのか、見ないようにしているのか、判別できませんが"就職活動はあくまでスタート"です。
入れさえすればあとは勝手に昇給していく時代ではありません。


就職活動の前の努力と同じ、もしくはそれ以上の努力をし続けなければ、出世コースを早々に外れることでしょう。
そもそも、出世コースに乗る"幹部候補生"かどうかも怪しいですが。



就職活動がうまくいったかどうかは運の要素が大きいです。



その後、どうやって社内でやっていくかまでイメージできていない人は"企業名"や"年収"だけみたら逆転しているように見えても、実は負けたままかもしれません。


そうでなくても、自分より若い人が毎年入ってきて、その人たちとも競争しなくてはなりません。


少し古いですが、"ヒカルの碁"という漫画に、倉田厚という新進気鋭の棋士が出てきます。
彼は若いにも拘らず次世代のタイトルホルダーとして期待されており、 上を倒すことはそこまで難しいことじゃない、とした上で主人公のヒカルにこう言います。

自分にとって本当にコワイ奴は下から来る。
だからオレは塔矢行洋(名人でみんなの目標)より塔矢アキラ(名人の息子でヒカルのライバル)がコワイ。
下との戦いは死に物狂いになる。


持続的な成長を前提とする企業という組織のなかでは、同期や先輩と競うのはもちろん、後輩とも競ることになります。
下から突き上げられながら、上を倒すことを考え続けなければなりません。
自分と同期と戦えばよかった就職活動とは、厳しさが全く異なります。




でもまあ結局はあなた次第


・なんとか入り込んだ企業で必死にしがみつく


・自分としっかり向き合って見つけた"落とし所"で地に足をつけて前進する


このどちらを取るかはあなた次第ですが、将来後悔しない選択をするようにしましょう。
そのためには、自分がなにを重要視するのか、よく考えることが重要です。
これこそ自己分析の意義だと思うのですが、結局大企業の求める人材に思考を近づけるためのツールに成り下がっている印象を受けます。



周りのことなんか気にせずに、自分のことだけ考えたときに本当にその企業に入りたいのか?
もう一度よく考えろ。



そもそも逆転てなに?

ところで、よく逆転という表現が使われますが、皆さんはなにを以て逆転できたと考えていますか?

・・・と聞くと、"逆転したいんです"と言う学生さんは大抵言葉に詰まります。
結局は世間体だろ、とは理解してるんですよ私も。私自身もそうでしたからね。
しかしだからこそ言いたいことがあります。


つまり、あなたたちは現在"負けている"という感覚だけは確かにあるけれど、"誰に"、"なにが"、"どれくらい"負けているかは把握できていないわけです。



だから負けていることに気づけ。



弱みのない人間なんかいません。強みは弱みの裏返しとかそういう話ではなく、すべてが完璧な人間などいない。
世の中いわゆる勝ち組と言われているような人は、常に自分の"強み"と"弱み"を把握し、強みを最大限に、弱みを最小限にする環境作りに勤しんでいます。


ゲームで言えば、自分にバフ(強化)をかけ、周囲にデバフ(弱化)をかけ続けているわけです。*1
自分がなにに負けているのか、どういった部分で勝てれば満足なのか、それすらわからずに"勝ちたい"と言っていても、周囲から見てもなにをしたいのか理解してあげたくてもできる状態にありません。


バスケットボール選手がサッカーの試合で勝ちたいというと思いますか? 文字通り、フィールドが違うんです。


まずは逆転云々の前に、自分の欲望を知りましょう。

名声なのか、金なのか、それとも自由な時間なのか。

その欲望の種類によっては、都心の就職活動に乗るよりも、地元に戻ったり、自分で起業したほうがいい結果を得られるかもしれません。



より具体的に知ること


そのためにも、より具体的に自分の欲望を知っておくことをお勧めします。


どんな欲望でも構いませんが、具体的に知っておくことが重要です。
ただ単に金持ちになりたい、ではなく、なぜ金持ちになりたいのか、を考える必要があるということです。


たとえば都内に一軒家を持ちたいからなのか、自分の子供に投資する分は確保しつつ自分もそれなりに遊びたいからなのか。それぞれの生活レベルでどれくらいのお金が必要になるのかはいろんなところにデータが落ちています。
就職→結婚→出産→子供の成人等、ライフステージに分けて考えましょう。
もしかしたら、意外とお金は少なくて済むかもしれません。


自分でこれを詰めきれていないと、面接の場で思いがけない質問に出会って、自分の"ホンネ"がぽろっと出てしまいます。そうすると、どれだけそれまでに面接や試験の評価が高くても落第候補に上がります。


社会人は"ホンネ"と"タテマエ"を使い分けることが求められます。候補としての皆さんにもそれは同様に当てはまります。


自分の"卑しい"、"汚い"と思える部分にもきちんと向き合って知っておくことで、それを上から別の言葉で塗り替えることもできます。


組織における優秀さとはそういうことです。自分の気持ちを押し殺しながら遂行できる人のことを言います。
自分の気持ちに正直に生きたい人は就活で逆転することは諦めましょう。




結局自分が幸せなやつが勝ち組


就職活動は人のためにするものではなく、自分の幸せのためにするものです。



親に褒められたいとか、周囲に自慢したいとか、本当どうでもいいです。それは一瞬で終わります。それよりもこれから続く社会人生活のことを気にするべきです。
世間体を相手にして勝ち負けを気にしていると、将来の自分を不幸にします。


就職活動は、自分が"将来どうなっていれば幸せか"を時間の猶予を持ちながら考えられる最後のチャンスです。
この機会を逃せば後は老けるだけ。
就活で人生が決まる、というのもこの見方で言えば強ち間違ってはいないと思います。


焦れ馬鹿ども。
やる気でないとかいってる場合じゃねえぞ。
死に物狂いでやれ。

*1:ポケモンで言えばバフはつるぎのまいやまるくなる、デバフはあまえるやきんぞくおんです。

"当たり前" 誰がそれを 作ったの?



"当たり前"を"当たり前"と思うな。それは誰かの仕事だ。








学歴フィルターがやり玉に挙げられるのは、"学歴と仕事における能力が必ずしもイコールではない"とか、"仕事で真に必要なのは人柄だ"のような意見が少なからずあるからだと思います。


しかしそれがどれだけ都合のいい"逃げ"の考え方なのか、ということに思い当たる人は少ないようです。

失敗ばかりが目に付くが・・・

連日の報道を眺めていると、"政治家・大企業の不祥事"や"政策がうまくいかないで国民が困っている"ようなものばかりが目につきますね。
今は大躍進の任天堂の不調時には、"東大生ばっか雇うからだろ"とか。
"高学歴はやっぱり自分のことしか考えないから駄目だ"とか"頭の固いやつにいい仕事はできない"といった意見もよく見られます。
確かに、失敗する=その仕事に能力が追い付いていないということは言えそうです。


ただし、その裏でたくさんの成功があることを認識していますか?


あなたが"当たり前"と思って疑問に思わないことのすべては誰かが作りあげた仕事の成果です。
あなたが今手にしているスマートフォンやパソコン、それらをつなぐインターネット、目の前を走る自動車やそれを走らせるための道路、律するための法律、万が一のことがあったときの保険、保険金が入る口座を管理する銀行、その銀行口座にコンビニでもアクセスできるようにしたシステム、それに生活インフラ。
誰かが世の中をよくしなければと思いながら作りあげたものです。
中には何十年もかけて世代が代わりながらもその開発に情熱を注ぎ、ようやく完成したものもあるでしょう。*1


勉強を続けてきた人が頭をひねり続けても難しいことを、勉強をしてこなかった人ができると思いますか?
任天堂が東大生を雇ったのは、それだけビジネスが難しい状況にあったからです。あなたが解決できるなら、ぜひそのアイデアをプレゼンしに行って内定を勝ち取ってください(今はいらないでしょうけど)。


自分が挑戦しもしないくせに人のことをとやかくいうのはやめろ。臆病者め。
せめて土俵に立ってから言え。観客席から座布団を投げるだけのやつは引っ込んでろ。



そもそも大学は"勉強"しに行くところじゃない

たかが小学校から高校の勉強から逃げたような人はそもそもこの成功のきっかけすら作れるとは期待されてないんです。若い時分で一番自分の時間を持てる大学生活の中で勉強をしてないやつなんて論外です。
またここでいう大学での勉強とは、"学校で習うこと"ではありません。自分の目的や将来のために身に付けようとした知識、経験、教養のことをいいます。大学で一生懸命勉強しました!!と言っている人に限って授業の勉強しかしていません。評価されないのは当たり前です。
私が好きな小説家、曽野綾子さんの"太郎物語"の一節に、以下のようなものがあります。

大学なんぞ、何も教えちゃくれんぞ、と父はよく言った。父の同僚の岡田さんという酔っ払うと<<おい、太郎。大学つうものはだな、教師よりできなくて当り前と思うな。教師より、できる学生でなきゃ、本当は大学へ行く意味ないんだぞ>>と無茶苦茶なことを言った。ということは、大学は、物を教わりに行くところと言うより、最低四年間、学問に専念するという「執行猶予期間」を保証されるところ、と考えていいのだろう。とすれば、大学はどこでも同じなのだ。


大学は習いにいくところではなく、 物の見方や考え方、物事への取り組み方、世間への発表の仕方を周囲(教授や講師、優秀な先輩同期後輩)から強奪しにいくところです。太郎の言うように、本来は大学はどこでも同じはずなのです。いつの間にか、学歴による差別なる物ができてしまった。


極論と言われるのを覚悟で書きますが、ゼミにも所属せず、卒論も出さずに卒業した学生は大学生ではなく研究生もしくは単位認定生と名乗るべきだと思います。
授業だけで卒業して何の意味があるんでしょうか。4年間座学を受けてレポートと試験だけの生活で忙しいとわめきながら今度は大学卒業したのに就職がないと嘆くわけですか。


甘えんなよ。





勉強は社会に出てからのほうがキツい

"知"というものがある程度構造化された現代においては、様々な分野の境界で新しい分野が勃興し、またその深化のスピードが激しいため、常に勉強を続ける必要があります(一部のヒトにとっては今も昔もそうでしょう)。おそらくですが、その傾向は昔よりも強く、これからはさらに強くなっていくと考えられます。


商社や銀行、マーケティング部門や営業部門のようなかつては文系の花形ともいえた業界に理系の研究畑出身の学生が入るようになったのも、単純な"売る・買う"だけでは利益を生み出せなくなるほど、取引先の技術が複雑化し、基礎を社会人になってから勉強するのでは間に合わないという判断の元でしょう。
今まで勉強は避けてきたけど、ここに入れたらします!!なんて言葉はこの状況では受け入れがたいのです。


また、この点でいえば、学歴社会そのものをなくすというアイデアは、逆に日本の科学的発展および経済的発展を遅らせるということにもつながりかねません。
ので、この状況は変わらないでしょう。

高学歴=人柄がよくない?

よく、採用側からも学生からも"学歴で人間が決まる訳ではない。一番重要なのは、人間性だ"との声があがります。確かにそうだとは思います。
ではなぜ、採用されるのは高学歴の学生ばかりなんでしょう。
簡単です。


高学歴で人柄が良い学生がたくさんいるから。


確かに、高学歴の人の中には、自分の学歴の高さを鼻にかけて、学歴の低い人間に自慢する嫌なやつもいるでしょう。しかし、そんな人間はほんの一部です。あなたが出会った人は大学の中でも評判の悪い人なはずです。普通の人はそもそもそんな話をしません。自分の18歳の時点でのペーパーテストの出来があなたに認められないことよりも、あなたにやっかまれる方が数倍面倒なのですから。

一部の例を見て"きっと全員がそうなのだろう"と思ってしまうのは致し方のないことかもしれませんが、そのような思考は自分で自分に損をさせていることに気付きましょう。


逆に聞きますが、低学歴なら人柄が良いんですか?


それこそ疑問を呈される問題だと思います。
自分に都合のいい詭弁を振りかざすのは勝手ですが、その意見に閉じこもるのは危険です。
というか自分でも気づいてますよね。ただのやっかみだって。
黒星がすでについていることを認識しましょう。はっきりしているだけありがたいと思うべきです。


学歴に逃げるな。学歴に負けたらあなたは真の敗者になる。

*1:おそらくこういう話をするとエジソンは小学校も出てないとかいう輩が出てくるかと思いますが、あなたはエジソンじゃないだろ。 もしエジソンの生まれ変わりなら、遠隔送電装置を作ってください。以上。

身の程を 知るところから 始めよう


さあ、己の点数を数えろ。







書類は掛け算式に差がつく


私は殊就職活動においては、書類上のスペックは"掛け算"だと思っています。
それだけ一つ一つの項目に重みがあり、壁が存在すると思っておいたほうがいいでしょう。


では、どういうところから判断するか。
まず書類では、基本的に以下の項目を書き込むと思います。



1. 高校からの学歴

2. 成績(書かないところも多いが、成績書の提出をさせるところは増加傾向)

3. TOEICや英検など、英語のレベル

4. インターンなどの課外活動

5. 資格や技術


これに加えて企業側はあなたの人となりを知りたいという名目で、志望動機や、"学生時代もっとも力を注いだことを教えてください(400字以内)"とか、"挫折した経験を教えてください。また、それをどのように乗り越えて自分がどのように変化したかも詳しく記述してください(800字以内)"とかを書かせます。


企業や人ごとに区分はごっちゃになってしまっていますが、ここでは前者はいわゆる履歴書で、後者はエントリーシートと呼ぶことにします。


みなさんもよく知る学歴フィルターですが、履歴書からフィルタリングが始まります。
履歴書で振り分け、エントリーシートを読むかどうかを決めるのです。
一生懸命書いたものを読まれないかもしれないのです。



今回は掛け算で自分を点数化してみましょう。
上の5項目を、学歴を"高校"と"大学"に分けて考えてみます。
最近導入され始めている大学の推薦入試での入学者が一般入試での入学者よりも平均して成績が低いことが言われ始めたため、企業は高校も考慮に入れることで人材のフィルタリングをしています。

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では、実際にやってみましょう。足し算ではなく、掛け算です。



1. 高校

10: 男女御三家、灘、慶応女子、筑駒
9: 駒東、栄光聖光、渋幕、東大寺、学大附、筑附
8: 早稲田、豊島岡女子、ラサール、西大和、洛南、海城、浅野
7: ガチお嬢様校(聖心、白百合、雙葉、フェリス、山脇等)、各都道府県トップ校
6: 上記以外の早慶附属
1: それ以外


2. 大学(大学院の場合、卒業大学と2点以上離れる場合は足して2で割った平均値を適用)

10: 東大・京大・有名海外大
9: 一橋・東工・阪大
8: その他旧帝・早慶
7: 上智・東理大・上位国立(神戸・広島・千葉等)
5: GMARCH関関同立
3: 日東駒専産近甲龍
2: 大東亜帝国摂神追桃
1: それ以外



3. 成績(GPA換算)
10: 3.6以上
7: 3.3以上
4: 3以上
1: 3未満


4. 英語のレベル
10: ネイティブレベル(TOEIC930以上、英検1級、TOEFL iBT100以上、PBT600以上)
8: ビジネスレベル(TOEIC850以上、英検準1級、TOEFL iBT 80以上、PBT550以上)
6: 日常会話レベル(TOEIC730以上)
4: 最低限読み書きはできる(TOEIC650以上、英検2級)
1: それ以下


5. インターンバイトとは別なので悪しからず)
10: 国際機関(OECDIMF等)、海外実地
9: 外銀、外コン、外資メーカー
8: 中央省庁
5: 志望企業、関連企業
3: 何かしらには参加した
1: やってない、もしくは1day等インターンと銘打った長い説明会のみ


6. 資格や技術(関連や必要性によって、企業ごとに上下するかも)
10: 医師、弁護士、公認会計士
9: 弁理士(理)・国家総合職(文)
8: 税理士、獣医師
7: 行政書士、高度区分情報処理技術者
6: CFP、簿記1級、応用情報技術者
4: 簿記2級、証券アナリスト
2: 自動車免許、基本情報技術者
1: 該当なし


1,000,000点満点での計算になります。


また、これに加えて以下の要素も考慮に入れます。(随時追加予定)

ネイティブレベルの第二外国語(言語ごとに加算):100,000
ビジネスレベルの第二外国語(言語ごとに加算):50,000
日常会話レベルの第二外国語(言語ごとに加算):10,000

ミス、ミスターコンテスト出場経験(ミス、準ミス):500,000
(ただし、9点以上の大学)
※単純にかわいい/かっこいいかどうかを問うてるわけではないので、"あんなのより私の方がかわいいから40万点足しちゃおー"とかしないように。

世界大会への出場経験:200,000
全国大会への出場経験:100,000
体育会系(GMARCH以上):10,000
体育会系(それ以外):1,000

主要取引先の重要幹部の親族:100,000

自分の研究の特許もしくは論文がある:100,000

卓越した学業成績保持者として表彰された:50,000

すでに実務レベルのスキルを保有している(プログラミング等):50,000
※専攻分野の中で当然のものとされているものは除く。建築分野でのCADなど。



例:
日本準ミスで東大理三の秋山果穂さんの場合(勝手に使ってごめんなさい)

桜陰:10点
東大:10点
成績:10点(たぶん)
英語のレベル:8点(ミス出るくらいだし、たぶんこれくらい)
インターン:10点(準ミスになると、いろんなイベントにでます。人脈も積み上げられることでしょう)
資格:10点


日本準ミス:大学のミスコンよりもやばそうなので、1,500,000くらい


推定:230万点くらい

いきなりすごい点数が出ました。
フリーザ様よりすごいぜ。



そして実際に点数を計算してみたあなた。
どうでしたか?
秋山さんに「クンッ」ってされて死んじゃわないですか?



たぶん普通の学生さんは30-200前後でしょうか。
体育会所属であれば大幅に加点されますが、いわゆる高学歴の学生はこれを優に超えてきますので慢心は禁物です。あくまで、"周囲よりは有利"というだけです。
いわゆる有名企業・大企業の総合職には最低でも1000、採用数が比較的少ない日本経済を担うような企業の場合は最低でも10000といったところでしょうか。



幻想は抱いてもいいが、あなたが生きるのはどこか思い出せ

現実だろ。



これが20数年間の差です。直視しろ。


自覚して猛省しろ。ひとしきり落ち込んだら行動を起こせ。



あえて書きますが、企業は"あなたなりにがんばったこと"なんか知ったことじゃありません。
自分たちの将来が危ういんだから、あなた方一人ひとりの素質を見つかられるほどに構っている時間などないのです。高度経済成長期であればとりあえず採用して成長を待つ、ということができたかもしれませんが。



世間に認められるサービスや商品をつくっていかなければ食っていけないんですから、世間に認められる人、もしくはそれを達成するために継続して努力を続けてきた人を採用しないといけないのです。


学歴は"大大前提"です。
ではなぜ、仕事と関係ないように見える"学歴"にそんなに重きが置かれるのか。
次はそれを見ていきましょう。




追伸:
この結果を見て不貞腐れたままのあなたは一生を後悔することを保証します。

この結果を見て慢心したあなたは就活に失敗することを断言します。

これはあくまで、書類のフィルターの話ですよ?

数回の面接をくぐり抜ける時は学歴、およびここでの点数は"あまり"関係ないです。詳細は別の記事で。