05/11/06 鈴木亜美 Zepp Nagoya

AROUND THE WORLD 2005 LIVE HOUSE TOUR … 最終公演


 会場内に入ってまず目に付いたのが、後方スペースを全封鎖して敷かれていたカメラ用のレール。ライブハウスでのカメラ撮影でこんなやり方は初めて見た。下手上空にはクレーン(吊り下げ?)カメラも漂っていたし、二階左右にもカメラが設置されていて撮影体勢万全。ステージセットは変わらず、セットリストも同じ。

 はじまってみると、序盤からなかなかの盛り上がり。もともと張り出しのセンターステージなうえに後方スペースが封鎖されているので、一階フロアはどこでもステージからかなり近かったからなぁ。あとこの日の外の天気が大雨で湿度が高いので体感的にも一気にヒートアップ。亜美もはじめからテンション高いし。“名古屋をぶっこわすくらい盛り上がって行くぞ〜!”。…物騒だな〜。でも自分名古屋人じゃないし、まぁいいか。

 「About You...」の後のMC。最終日ということで今回のツアーを振り返って、壊れそうなくらいいいライブが出来ているとか、今まで以上に思い切り出来ているとか。わかるようでわからないので首を傾げていると、他の客もみな同様に怪訝そうなリアクションを見せていたのか、“みんな、はてな?って表情だね、ごめんね説明下手で”で、みんな苦笑い。二公演目の大阪公演についてもふれて、“ちょっとまじめにやりすぎたかな。もうちょっと冗談でも言えば良かったかな”。本人がどうのようにしてこういう感想に至ったのかはもちろん不明だけど、残念ながら客席一部の雰囲気が悪かったからステージ側としてそれを念頭においての発言だったのかもしれない。ともかく、ここまで客席があまりに静聴していたため、“ちょっとそんな静かにしないでよ。そっちから何かないの?"と逆に求められたり。今思えば猪木あたりリクエストすればやってくれたかも。とにかく「壊れる」という単語を今日はやたら耳にした気がする。

 MC中は静かだったけど歌の時は盛り上がる盛り上がる。ステージ上も明らかにテンション高くて、「Hopeful」「Delightful」あたりはステージ上も客席ももうめちゃめちゃな大盛り上がり。でもって湿度が高いので東京大阪と同じペースでもそれ以上にかなりキツかった…。曲後亜美の方も“酸欠だ…”と呻きつつまた水をおいしそうに飲んで一息ついて、そしてアンコール前ラストの「ねがいごと」に。曲途中で、これがツアーが終わりに近づいていることを意識したのかなぁ、間奏で段上に上がって翼が広がる瞬間に声を詰まらせかけたけど、そこは声を震わせただけで持ちこたえて、羽が舞い散る中しっかり歌いきっていた。視覚的にあまりにキレイすぎて、ただただ見とれていた。

 アンコール。「BE TOGETHER」内でのメンバー紹介の時バンドとダンサーの他に、女性スタッフかな?四人くらいが特別に登場してステージを横切ったけど、よく聴き取れなかったけどあれは何だったのだろう。それ以外は東京大阪と同じ進行で、良い感じのノリ、良い雰囲気でツアーは無事終了。


 程良く盛り上がって感動的だった東京、まじめに(?)行われた大阪、大盛り上がりだった名古屋と、三箇所それぞれで楽しいツアーだった。本人も言っていたとおり、三公演はたしかに物足りないけど、ある程度飢餓感を持っていた方がよいから、この程度の回数でちょうどよかった気もする。やはり鈴木亜美のステージは楽しい。これだけのステージパフォーマンス見せてくれる人はなかなかいないよなぁ。まだまだイメージと活動スタイルのギャップが埋まらないのが気にはなるけど、そのあたりがどうなるのかも含めて今後の活動を楽しみにしていよう。

セットリスト

M01 AROUND THE WORLD
M02 Beautiful
MC
M03 For yourself
M04 I'm alone
M05 Risk
M06 Sweet Voice
M07 About You...
MC
M08 強いキズナ
M09 Eventful
M10 with you
M11 鏡
M12 Times
M13 Hopeful
M14 Delightful
MC
M15 ねがいごと
アンコール
M16 BE TOGETHER
M17 all night long
MC
M18 FANTASTIC(表記不明)
end

05/10/28 倉木麻衣 日本武道館

Mai Kuraki Live Tour 2005 「LIKE A FUSE OF LOVE」 … 最終公演


 席に着くと、スクリーンに合図があったら点灯して下さいと書かれた紙と共にサイリウムが席に配られていた。さらに会場の一名様にステージに上がってもらって花束を贈呈してもらうとのアナウンスも。
 セットリストは昨日と同じ。昨日は二階スタンドは2/3くらいの入りだったけど、今日は満席。しかも「Stand Up」あたりで見回してみたら、最上段までほとんどスタンディングで、かつ合いの手までちゃんとやっていてちょっと驚いた。本編は変更もなくハプニングもなく終了。MCも昨日と同じ。「明日に架ける橋」でちょっと声が上擦った箇所があったくらいかな。

 アンコールの登場待ち時に花束贈呈の人の席番がスクリーンで発表。女性か子供が選ばれるだろうから特に何気なくスクリーンを見ていたら、おもいきりニアミスで一瞬かなり焦った・・・。もちろん当選者は女性の方。また、この時点で合図もないのにサイリウムを点灯させてしまう人多数。あの程度のお願い事すら守れない客がアホなのか、そもそも客にわかりずらくて小難しいタイミングでの点灯を要求する企画側がアホなのか。

 アンコール後。登場するやいなや、バンドがハッピーバースディの演奏をはじめて、下手からケーキが登場。涙を拭いて、あらためてロウソクの灯を吹き消そうとしたが若干手こずって苦笑い。SATIN DOLLから花束贈呈されて挨拶をはじめたところで客席代表の花束贈呈の方が現れ、近くに来るまで全然気が付かなくて、もの凄い驚き方をして二・三歩後ずさりする倉木さん(笑)。このあと、まず上手花道の方に行ってお礼の挨拶。そして下手花道の方に行って挨拶。このあたりの段取りは特に何も決まっていないだろうから自主的に左右に動いたんだろうけど、感謝の気持ちを会場全体へ伝えようとする心配りが感じられた。

 そして改めて「Honey, feeling for me」の前奏でサイリウム点灯の指示が。一斉点灯は大失敗だったけど、とりあえず会場全体での光のうねりはやはりキレイ。緑のサイリウムの中に赤のサイリウムが混じっていて、たぶんステージから見るとなにか文字になっているのだろうけど、自分には23歳の「3」らしきものと、MAI-Kの「K」らしきものがスクリーンで見えた程度でよくわからず。その「Honey, feeling for me」でのサイリウム、SATIN DOLLの手の動きに合わせて早いペースで振ることになってしまった。ここは1/2の速度で良かったんじゃないかな。まぁ大したことじゃないけど。

 新曲のあと、「chance for you」。会場大合唱のあとの曲ラスト、“君のためにchance for you…”独唱のところ、途中“…chance…”で感涙してしまって、会場の大声援をうけて、“… for … you …”を歌い上げた。あまりにキレイな光景だった。

 ダブルアンコール。また涙ぐんで大声援を受けて、来年もツアーをやって全国を回りたいとコメントして、アンプを通さずに長い長い一礼。そのあとに「Secret of my heart」を歌わずに退場。また普通に出てきたけど、これは段取りを間違えたのかな。ラスト曲を歌ったあと、バンドと一緒に一礼してバンドが退場した後に、本当の最後のコメントをして、手を振っりながらゆっくりと左右の花道に出向いて、退場しておしまい。最後に倉木が下手花道に来たとき、一生懸命Lの字を作って手を振っていて、倉木からLの字を返されて感激して涙ぐんでいた1階端の女の子、良かったね。

セットリスト

M01 ダンシング
M02 key to my heart
M03 Everything's All Right
MC
M04 P.S. MY SUNSHINE
M05 You look at me〜one
M06 Love,needing
M07 Don't leave me alone
バンド演奏(Come on! Come on!)
M08 駆け抜ける稲妻
MC
M09 I sing a song for you
M10 happy days
M11 明日へ架ける橋
MC
M12 Time after time 〜花舞う街で〜
M13 Stay by my side
M14 Delicious Way
M15 LOVE SICK
M16 Love, Day After Tomorrow
M17 Stand Up
M18 Feel fine !
アンコール
誕生日のお祝い
M19 Honey, feeling for me
MC
M20 Growing of my heart
MC
M21 chance for you
M22 always
ダブルアンコール
MC
M23 Secret of my heart
MC
end

05/10/27 倉木麻衣 日本武道館

Mai Kuraki Live Tour 2005 「LIKE A FUSE OF LOVE」


 今日はスタンド正面最上段でリラックスムードでまったりと鑑賞。セットは武道館ということで左右の花道が長く延びて同じく左右に大スクリーンが設置された以外は以前のホール公演と同じ。お客さんはスタンドは女性が多いなぁ。

 以降は東京国際フォーラムからの差分を中心に。

 倉木は白のタンクトップで登場。はじめのMCではバンド紹介をまた行わなくなっていた。あと、“日本武道館でのライブは三年ぶり”と挨拶。そうか、ソロのライブではあの「Lovin' you」ツアー以来になるのか。あれからまだ三年なのか、もう遙か昔のような気がする。…というか三年前の武道館公演って、どうしてもはずせない用事が入って、あのツアーの14公演中唯一アンコール前に後ろ髪引かれる思いで会場を後にした公演だったな、苦い想い出を思い出しちゃったよ(苦笑)。

 大会場という配慮なのかツアー途中で変わったのか判らないけど、スクリーンに歌ってる倉木が映されていることが多かった。「Don't leave me alone」も、街並みの映像がうっすらと歌っている映像に重ねるだけにとどめられていたり。おかげで双眼鏡をほとんど使わずにすんだのは良かった。その「Don't leave me alone」、の迫力のラスト!倉木やるなぁ。

 バンド演奏のあと、黒と赤のタンクトップの重ね着で登場して「駆け抜ける稲妻」。曲前の稲妻映像がカットされてバンドの煽りからそのまま曲に入るかたちに。稲妻映像はやはり安直すぎたか?結構好きだったんだけどな、あの入り方。そして、“ニュースを見ていて哀しい出来事がたくさん起こっていて自分に出来ることがないか考えてできた曲を聴いて下さい”ということで、客席を座らせて「I sing a song for you」。「明日へ架ける橋」では上方からの四つの連結した輪のライトが倉木の位置を一方が追うように動いていたけど、「架ける」にかけていたのかな。そして、“音楽は心を癒す不思議な力を持っているので私は皆さんの心に響く歌を歌ってゆきたい”、というMCをはさんで「Stay by my side」まで座ったまま。このあとの「Secret of my heart」がカットされて、クラップの練習もなくなってそのまま「Delicious Way」へ。その次に「LOVE SICK」が下がってきて、さらに次にアンコールで歌われていた「Love, Day After Tomorrow」を持ってきていた。「LOVE SICK」は「FUSE OF LOVE」の曲だけど後半寄りに持ってきたのはテンポを考えると正解かな。そして相変わらず流浪の曲状態の「Love, Day After Tomorrow」(苦笑)。

 アンコールはまず「Honey, feeling for me」が来て、そのあと11/9発売の新曲「Growing of my heart」を披露。はじめて聴いたけど、愛内里菜が歌いそうな勇ましい曲だなぁ。曲の善し悪しはともかく、アンコールで「Honey, feeling for me」と「chance for you」の間に歌う曲では少なくともないな。アンコール前終盤戦の定番曲の前あたりが良さげ。新曲のあとに、“今回のライブは心と心のつながりを感じられるライブにしたいと思っていましたので一緒に歌って下さい”ということで「chance for you」。途中のサビを客席に歌わせるときにバンド演奏を完全にストップさせて合唱。最後はやはり「always」。曲後あっさりと退場。

 ダブルアンコールでは“私からのサプライズです”ということで「Secret of my heart」なんだけど…、単に曲順変更しただけのような…。

 また引っ込んですぐ再登場。声援に感激して目頭熱くしちゃうところがかわいい。アンプなしで“来てくれてどうもありがとう!”。そして上手から下手へとゆっくり手を振って移動して退場。終了。


 歌声もとても安定していたし、セットリストもアンコール部分は多少クエスチョンだけど、全般的にかなりこなれてきてたし、おまけでアイドル的魅力も爆発。良いライブだった。明日のファイナルが楽しみ。

セットリスト

M01 ダンシング
M02 key to my heart
M03 Everything's All Right
MC 1
M04 P.S. MY SUNSHINE
M05 You look at me〜one
M06 Love,needing
M07 Don't leave me alone
バンド演奏(Come on! Come on!)
M08 駆け抜ける稲妻
MC 2
M09 I sing a song for you
M10 happy days
M11 明日へ架ける橋
MC 3
M12 Time after time 〜花舞う街で〜
M13 Stay by my side
M14 Delicious Way
M15 LOVE SICK
M16 Love, Day After Tomorrow
M17 Stand Up
M18 Feel fine !
アンコール
M19 Honey, feeling for me
MC 4
M20 Growing of my heart
M21 chance for you
M22 always
ダブルアンコール
M23 Secret of my heart
MC 5

05/10/23 鈴木亜美 なんばHatch

AROUND THE WORLD 2005 LIVE HOUSE TOUR


 なんばHatchは予想以上にこじんまりとした会場で、布のオブジェも東京の半分くらい。でも張り出しのステージは普通にあるのでかなりの人が近くで見ることが出来たと思う。東京でステージ上の動きはわかったので、それに合わせて狙ったポジションを無事確保して開演待ち。10分超遅れて開演。セットリストに変更はなし。はやり距離が近いと自然とテンションが上がる。
 「Beautiful」後の第一声のMC“大阪久しぶり〜!”。ほんと、西でのソロライブはいつ以来だろう。
 アンコール前のMCでは、これまで二回夢が叶ったけどその二回目は、音楽が好きでずっと触れていたいという意志があって頑張ってきたから叶えられたということと、多くの人に笑顔でいてほしいけど私が出来るのは歌を届けることだけということを。そしてラストの「ねがいごと」へ。ほんのりと汗をかいてキラキラ光っていた亜美の腕が印象的だった。
 完徹で会場に乗り込んだので開演前後は体調がかなりヤバい状況だったけど、中盤以降徐々に調子が良くなって、後半はもう絶好調で大はしゃぎ状態。アーティストの“会場のみんなからパワーをもらった”とかいうMCをこれまで軽く聞き流していたけど、今回は本当にステージ上の亜美からパワーをもらって復活したようで、ああいった言葉もあながちリップサービスでもないのかもしれないと思ったり。

セットリスト

M01 AROUND THE WORLD
M02 Beautiful
MC
M03 For yourself
M04 I'm alone
M05 Risk
M06 Sweet Voice
M07 About You...
MC
M08 強いキズナ
M09 Eventful
M10 with you
M11 鏡
M12 Times
M13 Hopeful
M14 Delightful
MC
M15 ねがいごと
アンコール
M16 BE TOGETHER
M17 all night long
MC
M18 FANTASTIC(表記不明)
end

05/10/21 鈴木亜美 Zepp Tokyo

AROUND THE WORLD 2005 LIVE HOUSE TOUR … 初回公演


 ステージは張り出しのセンターステージがあり、フロントステージには幅広の階段を挟んで上下段、傾いて倒れかけている鉄骨のオブジェ。奥にはステージ幅いっぱいのスクリーン。客席前方左右にも荒廃した雰囲気を出す布のオブジェ。

 公演は10分押しでスタート。スクリーンにやはり荒廃した世界が映し出され、その中に黒衣の修道士姿の鈴木亜美が映し出され、同様の黒修道士姿の6名がステージに登場して「AROUND THE WORLD」。前奏で会場が一気に高揚感に満たされる。前奏が終わったところでフードを取り亜美が表情を見せた。うむ〜、あいかわらずかわいい。曲途中でダンサーを壁にしてガウンを脱いで白のオーバーオールとその上に銀盤をつなぎ合わせたベストという格好に。そのままの勢いで次の「Beautiful」。曲中にキーボードのNAOMIの紹介有り。

 銀盤のベストを取って一言挨拶したあと、「For yourself」で会場全体がリラックスするような明るく柔らかな雰囲気に。「I'm alone」はステージ上段で。背後のスクリーンには、モノトーンから徐々に深紅に染まって行く一面のバラの花の映像が。「Risk」。曲ラストで衣装替えで亜美が退場してかわりにマーティ・フリードマンが張り出し最前に出てきてギターソロ。

 白のファーの温かそうなロングドレスで上段に登場して「Sweet Voice」、さらに前方に出てきて「About you...」を歌い上げる。MCでは、AVEXに移籍してからの10ヶ月間、そしてそれ以前のことを振り返って、はじめて自分自身で全曲書き上げた曲を聴いて下さいということで「強いキズナ」を下手から上手まで移動しながら歌うが、ここで涙。本人が何を思ったかはわからないけど、こちらも先が全く見えない根なし草状態の亜美を追っていた去年のことを思い出して目頭が熱くなって思わず手を振っていた。

 いったん退場して、上が赤のチューブトップ、下が赤のハーフパンツで「AMI SUZUKI」の文字が流れる電飾を三つつけて登場して「Eventful」。モノトーンばかりだったので赤がとても映えてみえる。登場時にイヤモニが外れてしまい、付け直そうとしたけど手が届かず再装着をあきらめて後ろに垂らしたままで歌い続けていた。曲後にマジックテープで付けられていた電飾を取って投げ捨てて、「with you」を張り出しまで出てきて歌う。「鏡」のあと衣装替え。

 終盤戦スタート。上は袖口がフリルになった白の上に黒のベストで、下が白のパンツルックのベルバラのような格好で「Times」。もうここらへんからはものすごい盛り上がりでそのまま「Hopeful」へ。振り付けもわかりやすいので、ステージと客席の振りがキレイに揃う。「Delightful」。亜美煽る!客席跳ねる!サビがひたすらリピートされる!亜美煽り続ける!客席跳び続ける!・・・めちゃめちゃ疲れた・・・・。曲後、肩で息をしながら亜美が“ありえない…(笑)”。何かと思ったらなぜかステージ前に置いてあった水が消えていて、“GIVE ME WATER …!”。スタッフから手渡されて旨そうに水分補給。“私がこのライブを一番楽しんでいるかもしれない。”とか言っていたけど、それはどうかな〜?自分もめちゃめちゃ楽しんでるし。最後は「ねがいごと」。上段の亜美から生えてくるかのようにスクリーン映像で白い翼が広がってゆき上方から白の羽が舞い下りる中、疲労した客席を癒すかのように歌い上げてアンコール前終了。

 アンコール。やはりこのツアーはAVEXの楽曲オンリーかと思っていた矢先に耳慣れた「BE TOGETHER」の前奏が流れてきて、黒地に白の羽のツアーTシャツにユーズドのジーンズ、黒ブーツで亜美登場。出てくるやいなや上手客席にタオルを投げる。いったん回復した体力を再度使い切る勢いで盛り上がる!曲途中でバンドとダンサー紹介あり。その盛り上がりのまま「all night long」。こちらももうひたすら盛り上がる!亜美もハイテンションで気持ちが先走っていたのか間奏のフェイクのタイミングを間違ったり(笑)。最後は、来年発売予定(?)の新曲「FANTASTIC」(表記不明)。“みんな、愛してるよっ!”でお仕舞い。


 あみ時代の1999/5/1のファーストライブ、2000/6/17のバヤリースライブ以来、再度ここZepp Tokyo鈴木亜美のライブに参加することが出来るとは。それにしても、あみファーストライブから6年半を経て、この地で再び歌われた曲が「all night long」辛うじてただ一曲あっただけだったのが波乱の歴史を物語っている。
 TKの楽曲が好きで、そのTKの楽曲を歌う鈴木あみが好きだった自分が、avexの楽曲を歌う鈴木亜美を支持できるのか。そんなことを考えながらのぞんだ今回のツアー初日、めちゃめちゃ楽しかった。それは多分曲の好き嫌いより何より、新鮮だったから。一連の騒動は結果として古きを捨てる契機になった。その古きというのが自分の好きなTKの楽曲だったのは哀しいことだけど、やはりどこかでリセットしないと先に進めない。客層がガラッと変わっていたのも良いこと。満足感8割と寂寥感2割が入り交じった帰り道。

セットリスト

M01 AROUND THE WORLD
M02 Beautiful
MC
M03 For yourself
M04 I'm alone
M05 Risk
M06 Sweet Voice
M07 About You...
MC
M08 強いキズナ
M09 Eventful
M10 with you
M11 鏡
M12 Times
M13 Hopeful
M14 Delightful
MC
M15 ねがいごと
アンコール
M16 BE TOGETHER
M17 all night long
MC
M18 FANTASTIC(表記不明)
end

05/10/02 Berryz工房 東京厚生年金会館 (夜)

Berryz工房 コンサートツアー2005秋「スイッチ ON !」 … 最終公演


 石村舞波の卒業公演。開演前はいつになく緊張。こんなにド緊張したのいつ以来だろう。 開演。Berryzの八人が登場して「なんちゅう恋をやってるぅ YOU KNOW ?」の前奏で客を煽りだしたとき、そのすさまじい気合いに思わずのけぞりそうになった。やはりこの公演はただの公演じゃないと実感。この八人の気合いでこちらの緊張感も吹き飛んだ気がした。
 セットリストは、市原から「日直〜芸能人の会話〜」が消えた以外は変わらず。嗣永は右下で一つ縛り、夏焼は対照的に左下で一つ縛り、そして今日の主役、石村も気合いの入ったアップ。石村は涼しげな笑顔を会場に向けている。
 MCのとなりのメンバー紹介は微妙にパワーアップ。徳永→熊井では、最後に“ガォ〜!”と熊の真似が付いた。菅谷→須藤も“吸い…こまれちゃう〜”とタメが入ったり。清水が石村の卒業を発表して、石村のコメント。“10月2日〜”を、“今日、10月2日〜”に言い直したりしていた。菅谷がすこし目を潤ませていたがここは持ちこたえた。
 それ以降は、「ピリリと行こう!」の階段シーンで清水がコケて夏焼に引っ張り上げられたりした以外は特にハプニングもなく、いつもどおりの楽しいコンサート。いつも以上に石村を見ていたけど、涼しげな笑顔を貫いていた。フォーメーション的に誰かと向き合って笑顔を交わしたりしているシーンをみるとこちらは感傷的にもなってしまったり。
 「恋の呪縛」の菅谷のルックスが完璧だった。衣装は上がロリータっぽいピンク、下が黒のスパッツにパレオっぽいスカートという格好でとても似合っていて可愛いし、髪がカチューシャとか髪留めを使わずにわしゃわしゃ状態で艶っぽいし、曲調から無表情気味に歌っているので、ノーブルな雰囲気漂わしているし。いつまでも見ていたいと思った。DVDにどれだけ残るかな?普通に自分のパートの部分だけだろうなぁ、あぁもったいない。
 そしてアンコール。MCから菅谷が真っ先に涙モード。自分のMCは落ち着いて言い切ったがあとはずっと涙。「BERRY FIELDS」で嗣永が涙で自分のパートで歌いきれず。そして「Bye Bye またね」では、須藤、清水、徳永、熊井も涙しながら熱唱。辛うじて石村と夏焼が笑顔で歌っている。歌い終わり挨拶が終わったところで清水が石村に花束を贈呈。そして須藤、嗣永、夏焼、菅谷と一人一人石村と抱擁してステージを退場してゆく。徳永と熊井は抱擁後に石村と三人で“ぶいぶい!”をやって退場。そして清水と石村が抱擁して二人並んで最後に客席に深々とお辞儀をして退場。最初から最後まで表情を変えず笑顔を貫き通した石村舞波、お疲れさま。

セットリスト

M01 なんちゅう恋をやってるぅ YOU KNOW ?
M02 21時までのシンデレラ
MC 石村舞波卒業発表
M03 ハピネス〜幸福歓迎!〜
M04 恋はひっぱりだこ
M05 ファイティングポーズはダテじゃない!
歌詞朗読「恋をしちゃいました !」 - 徳永、夏焼
M06 かっちょええ!- 清水、須藤、石村
M07 TODAY IS MY BIRTHDAY - 夏焼、菅谷
M08 小遣いUP大作戦 - 嗣永、徳永、熊井
M09 パッション E-CHA E-CHA
VTR 「蝉」
M10 ピリリと行こう!
M11 夢でドゥーアップ
M12 安心感
M13 あなたなしでは生きてゆけない
M14 恋の呪縛
M15 スッペシャル ジェネレ〜ション
M16 友情 純情 oh 青春
アンコール
MC
M17 BERRY FIELDS
M18 Bye Bye またね
end

05/09/11 Berryz工房 市原市市民会館 (昼)

Berryz工房 コンサートツアー2005秋「スイッチ ON !」… 初回公演


 遅刻してオープニング映像は見ることが出来ず、席につくと同時に「なんちゅう恋をやってるぅ YOU KNOW?」が。衣装はそれぞれ色の違うワンピースで嗣永…桃、夏焼…赤、熊井…緑、須藤…青、菅谷…橙、清水…黄、石村…紫、徳永…水。そして銀のカチューシャ。はじめから会場大盛り上がり。夏焼がラストの“彼方〜”を言い忘れて「あちゃ〜」みたいなナイス表情。続いて「21時までのシンデレラ」。今思えばこの曲がこのツアーで、初日の二曲目にして無邪気に盛り上がれた最後の曲だった。
 MCはそれぞれ次の人を紹介する形式で、風流なお名前とか、はにかんだ笑顔とか、バトミントンと駄洒落が大好きとか、見つめられるとクマっちゃう?!とか、実は料理好きとか、瞳にメロメロとか、頼れるキャプテンとか。あれ?菅谷→須藤が思い出せない。何か妙なポーズをして笑いが起こった気がするが。
 “ここでみなさんにお知らせがあります。2004年3月3日のデビュー時から一緒に活動してきた石村舞波ちゃんが10月2日でBeryz工房、そしてハロープロジェクトから卒業することになりました。”と気丈に一気に言い切って、それから目頭を熱くさせて激しく瞬きをするキャプテン。突然の発表と舞波のあっさりとしたあいさつに、ただ脊髄反射するのみの客席。間髪置かずに「ハピネス 〜幸福歓迎!〜」が始まり、しんみりする間もなくとりあえず盛り上がる会場。
 「愛のポエム」は徳永、夏焼がオーバーアクション付きで「恋をしちゃいました !」を。銀地に紺の縁のセパレートの衣装に着替えて清水、須藤、石村の「かっちょええ !」。このおもしろソングまでセットリストに組み込むとは。「TODAY IS MY BIRTHDAY」は夏焼と菅谷。そして嗣永、徳永、熊井でおもしろソング第二段の「小遣いUP大作戦」。招き猫みたいな振りだったけど小遣いのお金にかけているのだろうか。「パッション E-CHA E-CHA」のパカパカのあと衣装替えで、その間スクリーンにはVTRの「蝉」。風車を背景にアップで歌う姿とか「SEASONS」の未公開ショットとか、メンバーからメンバー宛の一行メールがタイプライターのように打ち出される映像などで構成されたPVで、あまりに作りがキレイすぎて感傷的になってしまう。中世騎士風の衣装で登場して「ピリリと行こう !」。階段を上ったり下りたりで、2コーラス目冒頭では歌う順に階段の上から並んでいたり。そしてW&Berryzライブではカットされた「あなたなしでは生きてゆけない」。この曲を聴きたかったんだよなぁ!もう踊りまくり。ラストスパート。カジュアルなそれぞれバラバラの衣装で登場して「恋の呪縛」の歌詞の世界を一言ずつ順につぶやいてそのまま曲に突入。「スッペシャル ジェネレ〜ション」「友情 純情 oh 青春」と続いてアンコール前終了。梨沙子が「スッペシャル ジェネレ〜ション」でまた離脱したけど「友情 純情 oh 青春」で復帰してホッ。
 アンコールは“ま・い・は!ま・い・は!”。上が白、下が水色で帽子をかぶったガイドさん(婦警さん?)のスタイルで登場して、一人ずつ挨拶して「BERRY FIELDS」。そして最後はやはり「Bye Bye またね」で締め。そっと涙を拭う梨沙子。楽しいのか空しいのかわからないままライブ終了。

セットリスト

M01 なんちゅう恋をやってるぅ YOU KNOW ?
M02 21時までのシンデレラ
MC 石村舞波卒業発表
M03 ハピネス〜幸福歓迎!〜
M04 恋はひっぱりだこ
M05 ファイティングポーズはダテじゃない!
歌詞朗読「恋をしちゃいました !」 - 徳永、夏焼
M06 かっちょええ!- 清水、須藤、石村
M07 TODAY IS MY BIRTHDAY - 夏焼、菅谷
M08 小遣いUP大作戦 - 嗣永、徳永、熊井
M09 パッション E-CHA E-CHA
VTR 「蝉」
M10 ピリリと行こう!
M11 日直〜芸能人の会話〜
M12 夢でドゥーアップ
M13 安心感
M14 あなたなしでは生きてゆけない
M15 恋の呪縛
M16 スッペシャル ジェネレ〜ション
M17 友情 純情 oh 青春
アンコール
MC
M18 BERRY FIELDS
M19 Bye Bye またね
end