品質保証部門 サラリーマンの日常と実態

大企業の品質保証部門で働く四大卒、サラリーマンの日常と実態

省令対応 2t以上の昇降設備、何を買えばよいですか?

ぶっちゃけ何でもいいが回答になります。

特に法律で定義は決まっていないんですよ。

 

持ち運び式の脚立でもOKです。

 

陸防災にてサイトのpdfでいろんな昇降設備を紹介していますが、これは陸防災として推奨しているということで、これでなくてはダメだ!という決まりはありません。

 

よくあるのがトラックの側面にある巻き込み防止のバンパーに足をかけるのはOKですか?という質問があります。

答えは法律的には特に決まりない。一般的には推奨できない、なぜならそもそも人が足を掛けるように設計されていないし、耐久性に難ありだからです。

 

ヤマト運輸さんなどが、箱車の後方に足掛けのステップがありますよね。あれも昇降設備の1つです。では後付けで設置しようとすると、費用はどれくらいかかるのでしょうか?それは20万円以上です。

 

なぜならば、リアのバンパーを少し前に移設した上で取り付ける必要があります。また車長が変われば、運輸支局へ構造変更届けを出す必要があり、かなりハードルが高い改善となります。

ですので、持ち運び式の脚立などでもよいのでOKということになります。

品質保証部に向いた性格、向かない性格

筆者は入社してたら、10年は品質保証部でした。

品質保証部には、性格の向き不向きがあります。総じて言えるのは、気が強く、俺が俺がみたいな性格を持ちつつ、コミュニケーション能力が高めな人が、うまく渡り歩いているような世界です。

また現場が好きな人が多い。

入社して最初は東京本社勤務となった品質保証部の総合職組であっても、工場への転勤が当たり前と思っている人が多く、転勤すらためらわない。

そして品質保証部は、入社したらずっと品質保証部を渡り歩くケースが多く、本社、工場を数年おきに行き来するので、みんな知っている人同士になり、仲間意識が非常に強い。

そんな環境下で、発言力もあるような人が出世していきます。

 

逆に品質保証部に向かないのは、真面目でおとなしい人ですよ。

このようなタイプは目立たず、柔軟性がなかったりして、組織内で浮いた存在になり、すみに追いやられたりします。

 

なぜなら品保とは、専門職ではなく、幅広い知識と、他部署を説得させ、動かして初めて自分たちの存在価値がでるので、発言力がある人が強いのです。

自分たちの部署では技術を持たず、開発部や生産技術、設備保全などに納得してもらい、動いてもらうしかない。

 

またトラブルは突然発生して、その場合、迅速に工程内をかけめぐり、ロットトレースなどを行い、すばやく火消しをしなければなりません。大きなトラブルおきれば、長時間の残業を余儀なくされます。

こんな状況でもフットワークの軽さと柔軟な対応ができる人が向いています。

 

そのとき、品証スタッフは、リーダーシップをとり、工場内の他部署を集めて、適切な指示を出したりして対応しなければなりません。工程の流れや設備のことも理解していないと、何も分からずに、現場を右往左往したり、現場から判断を求められても、その場を立ちつくすだけ。「確認します」で、判断もできない事態となります。

そしていまある出荷品をどうするか、つまり廃棄にするか、特採申請するか、だまで流すか、これを判断しなければなりません。

高度な経営判断です。

ちなみに特採とは、品質になんらかの不具合、例えば寸法や厚さが規格外あることは、分かっているけど、認めてくれとお客さんへ許しを得る行為です。

市場性つまり、規格外でも、お客さんが使う分には耐えることができる、そしてそのロットを納入しないと、再生産では間に合わず、ラインがショートするから、納品申請することです。

品質保証はこれだけでも、業務が幅広いことがわかったかと思います。

 

マスク着用率100%、都内通勤電車、屋外 2023年3月13日

今日からマスクは個人の判断で

少しくらいはマスク外している人が

いるかと思いますが

 

3月13日の今朝、都内で、目の前の

数百人くらいを確認してみました。

 

都心に向かう通勤電車内は

マスク着用率100%

 

屋外ですら、誰も外していません。

 

自分は、電車の中でも

一切今日からは

着けていません。快適そのものです。

ここで周りの眼を気にしていたら

一生マスクは外せないことになります。

 

なぜなら、マスクは個人の判断に

なったにも関わらず、

通勤ラッシュの電車内は推奨とかで

マスクをつけてしまうと

結局つけたり、外したりが面倒くさく

なってしまい、じゃあもう屋外

だろうが、ずっとつけておこうと

なってしまうわけです。

 

諸外国では、とっくにマスクは

していません。

こんなに真面目にマスクをして

いるのは、日本と中国くらいでは

ないでしょうか。

客観的にみたら、かなり奇妙な光景でしょう

 

 

デフォルトNG、これこそがフェールセーフだ

QAセンサを設計するときは、

デフォルトNGにしないといけません。

 

例えばセンサが故障して

回路が遮断されたとか

曇ったとか

 

なにかしら異常が発生したときは

NG判定がでるようにしなければなりません。これがフェールセーフという思想です。

 

センサが壊れて、知らないまに

OK判定だらけになり、物があと工程に流れたなんてことに、ならないようにしましょう。

 

 

量産管理試験とは何ですか?

工程能力がよい場合、検査を省略できます。

 

とあるサイズ、品番、モデル毎に

年間一回か半年に一回くらいの頻度で

抜き取りで寸法や性能を

図るのが量産管理試験です。

 

まずNGになることが

ほぼないので、この手法を採用できます。

 

検査にかける労力、コスト、頻度は工程能力と反比例します。

工程能力が1.00未満なら、全数検査

全数検査⇒ロット検査⇒月次検査⇒量産管理試験です。

 

量産管理試験ですが

NGがでたときは

大変です。

 

まず初見でNGでたら、

対象サイズをただちに出荷保留かけます。

 

別の製品でただちに追加試験を行うと同時に、4M変更履歴も調査して、どこに原因があるのか、また対象範囲はどれかをしぼり込みます。

 

では、仮に絞り込めたとして、

それらのロットの製品らはどうするか?

これには、かなり高度な経営判断が求められます。

 

全数廃棄という可能性もありますし

別の性能試験をして、これならば最低市場性を確保できるというのであれば、出荷する場合もありえます。

 

これは品質保証だけでなく、製品開発部、材料開発部、製造技術部などと協力して、最終的には品証のトップが判断するしかありません。

 

 

また条件変更品を作り、評価をして、それを出荷用に繋ぎで投入する必要があります。

そして重要なのは再発防止です。

 

作業標準や、製造プロセス、設備の点検や部品の交換基準などに落とし込み、周知します。

全ては3標準に落とし込みましょう。

 

作業標準

設備標準

プロセス標準

安全衛生の一年でした

明けましておめでとうございます。

 

筆者は品質保証と書いておりますが、それは数年前までの話であり、

今は安全衛生の部署に従事しています。

組織内の安全管理や、労働災害の原因調べたり、再発防止に取り組んだりです。

 

知識ゼロからでしたが、1年以上経ち、

成果も着実にあげることができた

1年でした。

 

年末年始は勉強をしています。

第一種衛生管理者試験です。

 

テキストは数日にて、一通りさらっとではありますが、読むことができました。

過去問集も買ったので、3回は回したいと思います。

 

大卒にて安全衛生の分野にて1年以上、安全衛生に従事すると受験資格得ることでき、何としてでも取得して、専門家の道を歩みたいです。

 

品質保証には10年以上従事してきましたが、

個人的には、品証よりも安全衛生の分野が、性にあっており、割りとストレスは少なめにて、業務に取りかかれております。

 

やはり、畑違いの分野に飛び込み、自分で知識を短期間に身に付け、そこでの道を切り開くのは楽しいですよ。

 

今年も大いに暴れていきたいと思います。